JPH04117724U - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH04117724U
JPH04117724U JP2104391U JP2104391U JPH04117724U JP H04117724 U JPH04117724 U JP H04117724U JP 2104391 U JP2104391 U JP 2104391U JP 2104391 U JP2104391 U JP 2104391U JP H04117724 U JPH04117724 U JP H04117724U
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寛 久保田
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株式会社コパル
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】分解掃除等において、傷付き易い突き出しピン
を損傷させることなく分解でき、かつ余計な作業が不要
となる射出成形金型を提供する。 【構成】コアプレート3に対して端部12sが取付られ
るとともに、胴部12bが上側突き出し板6に設けられ
た第3貫通穴部6dにおいて挿通自在に案内され、かつ
胴部12bから頭部12aにかけて形成される段部12
cが第3貫通穴部6dの縁部において当接するようにし
た固定部材12を設けて、付勢手段8の付勢力に抗する
ように構成する。以上の構成により、金型の型開き後
に、可動側取付板11を取り外し、突き出しピン5とリ
ターンピン7とを上側突き出し板6と下側突き出し板9
によって一体的に取付けた一体物から下側突き出し板9
を取り外すと、固定部材が付勢手段の付勢力に抗するよ
うに作用するので、突き出しピン5を損傷させることな
く取り外せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は射出成形金型に係り、特に保守点検のために金型を分解するようにし た射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の射出成形金型の一般例について、図面参照の上で説明すると、図4は従 来の射出成形金型の要部を断面した正面図であり、突き出しピン5とリターンピ ン7と固定ボルト9aの中心に沿う破断面で破断して、かつ分解後の様子を示し たものである。
【0003】 図4において、固定側取付板1にはキヤビテイプレート2がボルト締されて固 定されており、このキヤビテイプレート2に対して当接離間するように駆動され るコアプレート3の接合面においてキヤビテイ4を形成している。 このキヤビテイ4内で成形された完成製品を外部に突き出すために、突き出し ピン5はキヤビテイ4内にその先端部位が突出可能にされるとともに、キヤビテ イ4の一部成形面もなすことから、コアプレート3の第1貫通穴部3dにおいて 摺動自在かつ隙間なく設けられている。
【0004】 一方、リターンピン7は、その先端部をコアプレート3に設けた第2貫通穴部 3aにおいて摺動自在にされて設けられ、かつ圧縮コイルスプリング8をその外 周面に設けている。このリターンピン7と突き出しピン5の他端部位には図示の ような頭部が夫々一体形成されており、これらの頭部を上側突き出し板6と下側 突き出し板9によつて挟んだ後に、固定ボルト9aによつて一体的に取付けてい る。
【0005】 また、上述の圧縮コイルスプリング8は上側突き出し板6と下側突き出し板9 の一体物をコアプレート3から離れるように付勢するように設けられており、突 き出しピン5を成形時の位置に戻す機能を果たしている。 以上のようにして組み立てられたものを、圧縮コイルスプリング8の反発力に 抗して、コアプレート3に設けた第2貫通穴部3aに対してリターンピン7を挿 入し、かつ突き出しピン5を第1貫通穴部3dに対して慎重に挿入した後に、可 動側取付板11を固定ボルト11aを用いてスペーサ10に固定して、金型を完 成するものである。
【0006】 以上の構成の従来の射出成形金型において、保守点検のために金型を分解する ためには、図4に示したように固定ボルト11aを外すことになるが、この際に 可動側取付板11に対して当接状態になつている上側突き出し板6と下側突き出 し板9の一体物に対して、圧縮状態の圧縮コイルスプリング8の反発力が一気に 作用する。この結果、図中の矢印方向に急速に移動してしまい、コアプレート3 の第2貫通穴部3aに対して挿通されていたリターンピン7と、第1貫通穴部3 dに対して挿入されていた突き出しピン5も同様に急速移動する。
【0007】 この急速移動の際に、突き出しピン5の角部と第1貫通穴部3dの内周面他と の間で激しい衝突が発生してしまい、突き出しピン5が破損する事態が発生する ことがある。 そこで、実公平2−42369号の「射出成形用金型」のように、リターンピ ン7に対してスペーサをボルト締して、金型の分解の際に突き出しピンを損傷防 止する提案がなされている。
【0008】 図5は実公平2−42369号の射出成形用金型の要部破断正面図であつて、 金型の分解途中の様子を示したものである。本図において、図4において既に説 明済みのものには図4と同一番号を付して説明を割愛すると、リターンピン7の コアプレート3に対する挿通側にはネジ部7aが加工形成されている。 この金型の保守清掃のためには、図示のように型開きを行ないリターンピン7 のネジ部7aに対してスペーサ33をセツトした後に、ボルト34を螺合させる ことで、可動側取付板11を取り外しても圧縮コイルスプリング8の反発力が上 側突き出し板6と下側突き出し板9の一体物に対して、一気に作用することを防 止している。
【0009】 このようにした後に、下側突き出し板9を図示のように外してから、傷付き易 い突き出しピン5を上側突き出し板6とコアプレート3から慎重に抜き出して分 解掃除を行ない、元の挿通位置に戻してから、下側突き出し板9を固定する。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の分解掃除後には、ボルト34とスペーサ33はリターン ピン7に対して螺合されている状態なので、ボルト34とスペーサ33を取り外 す余計な作業が必要となる問題点がある。 したがつて、本考案の射出成形金型は上述の問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは射出成形金型の分解掃除等において、傷付き易い突 き出しピンを損傷させることなく分解でき、かつ余計な作業が不要となる射出成 形金型を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を達成し、目的を達成するために本考案の射出成形金型は以下の構 成を備える。即ち、固定側のキヤビテイプレートと、該キヤビテイプレートに対 して当接離間自在にされた移動側コアプレートとの間の分離面においてキヤビテ イを設け、該キヤビテイ内で成形される製品を突き出すための突き出しピンを前 記コアプレートの第1貫通穴部において摺動自在に嵌合して設け、前記突き出し ピンとリターンピンとを上側突き出し板と下側突き出し板によつて一体的に取付 けるとともに、該リターンピンの先端部を前記コアプレートに設けた第2貫通穴 部において摺動自在に設け、かつ前記上側突き出し板と下側突き出し板を前記コ アプレートから離れるように付勢する付勢手段とを具備した射出成形金型であつ て、前記コアプレートに対して端部が取付られるとともに、胴部が前記上側突き 出し板に設けられた第3貫通穴部において挿通自在に案内され、かつ前記胴部か ら頭部にかけて形成される段部が前記第3貫通穴部の縁部において当接するよう にした固定部材を設けて、前記付勢手段の付勢力に抗するように構成している。
【0012】 また、好ましくは、前記付勢手段は前記リターンピンの外周回りに設けられる 圧縮コイルバネであり、また前記固定部材は前記端部にネジ部を形成したボルト にしている。
【0013】
【作用】
以上の構成により、金型の型開き後に、可動側取付板を取り外し、突き出しピ ンとリターンピンとを上側突き出し板と下側突き出し板によつて一体的に取付け た一体物から下側突き出し板を取り外すと、固定部材が付勢手段の付勢力に抗す るように作用するので、突き出しピンを損傷させることなく取り外せる。
【0014】
【実施例】
以下に、本考案の好適な一実施例について図面を参照して説明する。図1は実 施例の射出成形金型の要部を断面した正面図であり、突き出しピン5とリターン ピン7と固定ボルト9aと通しボルト12の各中心に沿う破断面で破断するとと もに、型閉め後の様子を示している。
【0015】 本図において、固定側取付板1にはキヤビテイプレート2がボルト締されて固 定されており、このキヤビテイプレート2に対して当接離間するように駆動され るコアプレート3の接合面においてキヤビテイ4を形成しており、図中の右側か ら溶解状態の樹脂が注入される。 このキヤビテイ4内での成形硬化後の完成製品を外部に突き出すために、突き 出しピン5はキヤビテイ4内にその先端部位が突出可能にされるとともに、キヤ ビテイ4の一部成形面もピンの先端部で形成することから、コアプレート3の第 1貫通穴部3dにおいて摺動自在かつ隙間なく、かつ同一面になるように設けら れている。
【0016】 一方、リターンピン7は、その先端部をコアプレート3に設けた第2貫通穴部 3aにおいて摺動自在にされて設けられており、かつ圧縮コイルスプリング8を その外周面に設けている。このリターンピン7と突き出しピン5の他端部位には 図示のような頭部が夫々一体形成されており、これらの頭部を上側突き出し板6 と下側突き出し板9とによつて挟んだ後に、固定ボルト9aによつて一体的に取 付けている。
【0017】 また、この圧縮コイルスプリング8は上側突き出し板6と下側突き出し板9の 一体物をコアプレート3から離れるように付勢するように設けられており、一体 物が可動側取付板11に図示のように当接して突き出しピン5を成形時の図示の 位置に戻す機能を果たしている。 一方、この上側突き出し板6には第3貫通穴部3dが加工形成されており、ま た下側突き出し板9にはこの第3貫通穴部3dと同心の挿通穴部9hが加工形成 されている。さらに第3貫通穴部3dと中心軸を同一にするネジ部3gがさらに コアプレート3に加工形成されており、通しボルト12のネジ部12sを図示の ように螺合して固定できるようにしている。
【0018】 この通しボルト12は図示の頭部12aが挿通穴部9h内に納まるとともに、 胴部12bが上側突き出し板6の第3貫通穴部6d内を十分なクリアランスを有 して挿通して設けられており、段部12cが上側突き出し板6の第3貫通穴部6 dの縁部に当接した状態で設けられている。 図2は、図1の射出成形金型の要部を異なる面で断面した正面図であつて、型 開きして破線図示の製品100を突き出しピン5によつて、キヤビテイ4から突 き出した様子を示している。このように型開きされると、圧縮コイルスプリング 8が圧縮状態にされる一方、リターンピン7は図示のように突出される。この型 開きの状態では、通しボルト12は頭部12aのみが下側突き出し板9の挿通穴 部9hから外に突出する。
【0019】 図3は図1の射出成形金型を分解した様子を示した要部断面図であつて、以上 のようにして組み立てられた射出成形金型の可動側取付板11を固定ボルト11 a他を外した後に、下側突き出し板9を固定ボルト9aを外して上側突き出し板 6から取り外した様子を示している。 この分解状態においては、通しボルト2の段部12cが第3貫通穴部6dの縁 部に掛止していることから、圧縮コイルスプリング8の反発力によつて、上側突 き出し板6が飛び出すことが防止される。この状態において、コアプレート3に 設けた第1貫通穴部3dに対して先端が嵌合している突き出しピン5を慎重に抜 き出すことができる。
【0020】 このようにして、抜き出した突き出しピン5の点検清掃並びに第1貫通穴部3 d内の清掃を行なう。この後、突き出しピン5を第1貫通穴部3dに対して慎重 に挿入した後に、下側突き出し板9を固定ボルト9a(図1)を用いて固定し、 可動側取付板11を固定ボルト11aを用いてスペーサ10に固定して、金型を 完成するものである。
【0021】 以上の構成の射出成形金型において、保守点検のために金型を分解する際に、 圧縮状態の圧縮コイルスプリング8の反発力が一気に作用しないので、損傷を受 易い突き出しピン5の角部と第1貫通穴部3dの内周面他との間で激しい衝突が 無くなる結果、突き出しピン5を破損することがなくなる。 尚、上述の実施例は通しボルト12を固定部材として用いたが、これに限定さ れず、要は下側突き出し板9を外した時に上側突き出し板6の飛び出し防止をで きるようにするための掛止部位を固定部材に設ければ良い。
【0022】 さらに、説明の簡略化のために突き出しピン5、リターンピン7、圧縮コイル スプリング8が1個のみ設けられ、かつキヤビテイ4を単純な形状としたがこれ に限定されないことは勿論であつて、キヤビテイ4の形状次第で突き出しピン5 を何本設けても良く、またリターンピン7、圧縮コイルスプリング8は少なくと も4組が通常は設けられる。
【0023】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案によれば射出成形金型の分解掃除等において、傷 付き易い突き出しピンを損傷させることなく分解でき、かつ余計な作業が不要と なる射出成形金型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の射出成形金型の要部を断面して示した
正面図である。
【図2】図1の射出成形金型の要部を異なる面で断面し
た正面図である。
【図3】図1の射出成形金型を分解した様子を示した要
部断面図である。
【図4】従来の射出成形金型の要部を断面した正面図で
ある。
【図5】実公平2−42369号の射出成形用金型の要
部破断正面図である。
【符号の説明】
1 固定側取付板 2 キヤビテイプレート 3 コアプレート 3a 第2貫通穴部 3d 第1貫通穴部 4 キヤビテイ 5 突き出しピン 6 上側突き出し板 6d 第3貫通穴部 7 リターンピン 8 圧縮コイルスプリング 9 下側突き出し板 10 スペーサ 11 可動側取付板 12 通しボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側のキヤビテイプレートと、該キヤ
    ビテイプレートに対して当接離間自在にされた移動側コ
    アプレートとの間の分離面においてキヤビテイを設け、
    該キヤビテイ内で成形される製品を突き出すための突き
    出しピンを前記コアプレートの第1貫通穴部において摺
    動自在に嵌合して設け、前記突き出しピンとリターンピ
    ンとを上側突き出し板と下側突き出し板によつて一体的
    に取付けるとともに、該リターンピンの先端部を前記コ
    アプレートに設けた第2貫通穴部において摺動自在に設
    け、かつ前記上側突き出し板と下側突き出し板を前記コ
    アプレートから離れるように付勢する付勢手段とを具備
    した射出成形金型であつて、前記コアプレートに対して
    端部が取付られるとともに、胴部が前記上側突き出し板
    に設けられた第3貫通穴部において挿通自在に案内さ
    れ、かつ前記胴部から頭部にかけて形成される段部が前
    記第3貫通穴部の縁部において当接するようにした固定
    部材を設けて、前記付勢手段の付勢力に抗するように構
    成したことを特徴とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段は前記リターンピンの外周
    回りに設けられる圧縮コイルバネであり、また前記固定
    部材は前記端部にネジ部を形成したボルトであることを
    特徴とする請求項1の射出成形金型。
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