JPH04119512U - 土木・建築用構造部材 - Google Patents
土木・建築用構造部材Info
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Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】発泡樹脂ブロック2の少なくとも1面の少なく
とも1部に、セメント硬化物層3が積層された土木・建
築用構造部材。 【効果】セメント硬化物層3が予め発泡樹脂ブロック2
と一体化されているため、発泡樹脂積み上げ工法による
プラットホームの床部および壁部を非常に簡単に施工す
ることができる。さらに、セメント硬化物層3に受治具
を埋設した構造部材を用いれば、プラットホームの壁部
に簡単に矢板等の壁部材を設けることができる。
とも1部に、セメント硬化物層3が積層された土木・建
築用構造部材。 【効果】セメント硬化物層3が予め発泡樹脂ブロック2
と一体化されているため、発泡樹脂積み上げ工法による
プラットホームの床部および壁部を非常に簡単に施工す
ることができる。さらに、セメント硬化物層3に受治具
を埋設した構造部材を用いれば、プラットホームの壁部
に簡単に矢板等の壁部材を設けることができる。
Description
【0001】
本考案は、土木・建築用構造部材に関するものであり、さらに詳しくは、構築
物の表層部を非常に簡単に施工することができ、あるいは施工する必要のない、
例えば鉄道駅用プラットホームに好適に用いることができる土木・建築用構造部
材に関するものである。
【0002】
従来、道路や鉄道駅用プラットホーム等の構築物の建設または改修工事におい
ては、人や車の交通の激しい中で、限られた範囲の狭い場所を確保して、既存の
施設を破壊し、その後に盛土を行ったり、鉄筋を組み上げたりしながらコンクリ
ートを主体とする新たな構造の施設を建設していた。
従って、このような状況下での工事では、大型の輸送用機械等を使用すること
ができず、そのため、改修部分の土砂やコンクリートの破砕物の運搬、あるいは
コンクリート硬化用型枠等の資材の運搬作業は人力に頼らざるを得ない。また、
従来のコンクリートで硬化させる工法は、必要な強度のコンクリートを得るため
には数日間を必要とすることなどから、工事期間も長くなり、その期間内の人や
車の交通の整理や安全にも十分な配慮を行わなくてはならなかった。
そこで、工事期間の短縮を図るべく、本考案者らの一部は、盛土やコンクリー
ト打ちを行う代わりに、発泡樹脂ブロックを積み上げ施工する方法(実願平2-
74607号)を提案した。
【0003】
しかしながら、発泡樹脂ブロックを積み上げて施工する場合でも、構築物の表
層部となる積み上げ構造体の上面部および側面部は、発泡樹脂ブロックが露出し
ているため、さらに表層材を施工する必要があり、例えば鉄道駅用プラットホー
ムの場合においては、上面部には、重量物の輸送や人の頻繁な移動のため、セメ
ント硬化物からなる床盤層とさらにその上にアスファルト等の表層材層を形成し
たり、また、側面部には、電車の熱、砂利等の異物に対する強度を上げるため、
コンクリート板や矢板等の壁部材を設置したりしなけらばならず、手間のかかる
ものであった。
本考案は、前述の発泡樹脂ブロック積み上げ工法における上記のような従来の
課題を解決し、発泡樹脂ブロック積み上げ構造体の上面部や側面部に表層材を非
常に簡単に施工するだけで、あるいは改めて施工せずとも構築物の床部や壁部等
の表層部を形成できる、土木・建築用構造部材を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
本考案者らは、鋭意検討の結果、以下の構成を採ることにより、上記目的を達
成することができた。
すなわち本考案の第1は、発泡樹脂ブロックの少なくとも1面の少なくとも1
部に、セメント硬化物層が積層されていることを特徴とする、土木・建築用構造
部材であり、本考案の第2は、セメント硬化物層に、壁部材固定用の受治具が埋
設されている、上記に記載の構造部材である。
【0005】
以下に、図面を用いて本考案をさらに詳細に説明する。
本考案の土木・建築用構造部材1は、図1に示すように、発泡樹脂ブロック2
の少なくとも1面にセメント硬化物層3が設けられたものである。なお、ここで
ブロックとは、これを多数配列または積み重ねることにより、あるいはさらにそ
の上または中間に同形または異形の他の発泡体を組み合わせることにより、実質
的に隙間なく積み上げられるものであればいかなる形状であってもよい。ブロッ
クの最も簡単な形状としては、立方体、直方体等である。また、相対する二面が
平行に傾斜していてもよく、また相じゃくり構造になっていてもよい。
【0006】
本考案の土木・建築用構造部材1を構成する発泡樹脂ブロック2は、様々な発
泡樹脂によって形成することができるが、その例としては、ポリスチレン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等の樹脂を発泡させ
たものを挙げることができる。
この発泡樹脂ブロック2は、通常、密度0.01〜0.05g/cm3の密度を有す
るものがよい。この大きさとしては、とくに限定するものではないが、例えば縦
100〜200cm、横50〜100cm、厚さ50〜100cmがよい。
このような発泡樹脂ブロック2の発泡体は、耐水性の面、強度面から独立した
気泡を有するものであることが好ましい。
【0007】
本考案の土木・建築用構造部材1を構成するセメント硬化物層3は、コンクリ
ートやモルタル等の様々なセメントの水硬化物で形成することができるが、その
水硬性セメントとしては、例えば普通ポルトランドセメント、中庸熱ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント、低硫酸塩ポルトランドセメント、白色
ポルトランドセメント等のポルトランドセメントや、水硬性石灰、ローマン・セ
メント、天然セメント、アルミナセメント、高炉セメント、シリカセメント、膨
張セメント、着色セメント等がある。これらの中では、ポルトランドセメントや
水硬性石灰、天然セメント、高炉セメント、膨張セメント、着色セメントを用い
ることが好ましい。またこのセメントには、種々の骨材、補強材、軽量化材、水
ガラス等を加えることもできる。骨材としては、硅砂、シリカフォーム等の通常
の骨材や、膨張粘土、パーライト、膨張スラグ等の人工軽量骨材等がある。また
、補強材としては、有機、無機の各種繊維、例えばスラグ繊維、炭素繊維、ナイ
ロン、ポリエステル繊維等がある。また軽量化材としては、ポリスチレン樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の樹脂の、密度0.008〜0.1g
/cm3、粒径2〜15mmの発泡粒子等がある。とくに、セメント硬化物層3に発
泡樹脂粒子を混入させると、軽量で且つ断熱性にも優れ、また、鉄道用プラット
ホームや道路を構築する際に、表層材としてのアスファルトを施工する場合に、
セメント硬化物層の表面に存在する発泡樹脂粒子が加熱されたアスファルトによ
って溶融され、その結果、溶融した後の粒子の穴にアスファルトが入り込み、ア
スファルトとセメント硬化物層との密着性が優れたものになる。
この発泡樹脂粒子の混合割合は、セメント100重量部に対して、通常0.2
〜30重量部である。
セメント硬化物層3の厚さは、通常、2〜15cmである。
【0008】
このセメント硬化物層3は、また、図2に示したように、本考案の構造部材を
構造体の角に設けるときには上記発泡樹脂ブロックの上面部と一側面部の2面に
設けてもよい。さらに、構造体の上部の隅の角用として、セメント硬化物層3を
発泡樹脂ブロックの上面部および連続した二側面部の3面に設けることもできる
。
【0009】
本考案の土木・建築用構造部材1を作製するには、発泡成形した発泡樹脂ブロ
ック2を型枠に入れ、その上から未硬化のセメントモルタルを流し込み、養生し
、硬化させてセメント硬化物層3を形成すればよい。また逆に、型枠中に所定量
入れられたセメントモルタル上から発泡樹脂ブロック2を抑えて養生、硬化させ
てセメント硬化物層3を形成してもよい。
【0010】
また、発泡樹脂ブロック2とセメント硬化物層3を別々に作製し、接着剤を用
いて2つを一体化することもできる。
このセメント硬化物層3が発泡樹脂ブロック2に対して、例えば図1、図2に
示したように、逆テーパー形の接合手段で一体化していれば、この硬化物層3が
剥離してしまうことがなく好適である。このような構造は、予め発泡樹脂ブロッ
ク2を成形する際に逆テーパーの凹部を設けておき、これにセメントモルタルを
一体化して硬化すれば容易に得ることができる。
【0011】
また、構造体の側面部に位置したセメント硬化物層3のさらに外側に矢板やコ
ンクリート板等の壁部材を設ける場合には、図3にその1例を示したように、セ
メント硬化物層3に、壁部材固定用の受治具4を埋設した土木・建築用構造部材
とすればよい。
受治具4の寸法および形状は、外側に設けられる壁部材の固定治具によって、
自由に選択することができる。また、その個数は、セメント硬化物層3にいくつ
設けてもかまわないが、通常1〜2個、さらにそれ以上でもよい。
この受治具4を利用して、セメント硬化物層3の外側に設けられた壁部材は、
内側の発泡樹脂ブロック2を保護することができるので、この場合のセメント硬
化物層3は、発泡樹脂ブロック2の1面全体に積層されている必要はない。すな
わち、外側の壁部材を固定できる受治具4を埋設できる面積を有すればよい。し
かし、セメント硬化物層3が小さすぎても逆に強度が弱くなるため、適度の大き
さの選択が必要となる。
【0012】
図4、図5に示すように、本考案の構造部材1を用いて、土木・建築用構造体
として、例えば鉄道駅用プラットホーム10を構築するときは、土砂を削ったり
、土盛りした後、砂や砂利を敷いて、その上から突き固め作業を施して固めた基
礎6上に、セメント硬化物層をもたない従来の発泡樹脂ブロック7と、その上面
部および側面部に本考案の構造部材1を、表面にセメント硬化物層3が位置する
ように敷き並べて積み重ね構造体となし、その構造体の上面部には、アスファル
ト、コンクリート、タイル等によって床部材8を形成する。さらに、必要に応じ
て、その側面部には、セメント硬化物層3に受治具4が埋設された構造部材1を
利用する等して、コンクリート板、矢板等の壁部材9を設置、固定する。なお、
5はレールである。この場合、壁部材9を固定することができればよいので、敷
き並べた構造部材1すべてを受治具4が埋設されたものとする必要はない。また
、この場合、受治具4が埋設された構造部材1を一定間隔で他の構造部材1より
突出させて構造体の側面部を形成する等して、固定した壁部材9と構造体側面部
との間に断熱空間11を形成することもできる。
【0013】
本考案の土木・建築用構造部材は、ブロック状であるため、軽量で持ち運びに
便利である。また、セメント硬化物層が予め発泡樹脂ブロックと一体化されてい
るため、発泡樹脂積み上げ工法によって構築物、例えば鉄道駅用プラットホーム
を構築するにおいて、積み上げ構造体の上面部および側面部に、従来の工法にお
いては、改めて施工が必要であった床盤層が既に形成されていることになるので
、簡単な施工だけでプラットホームの床部および壁部を形成することができる。
さらに、セメント硬化物層に受治具を埋設した構造部材を用いれば、プラットホ
ーム構造体の側面部に簡単に矢板等の壁部材を設けることができることは勿論の
こと、壁部材とプラットホーム構造体の側面部との間に発泡樹脂ブロックの熱劣
化を防止できる断熱空間を容易に形成することができる。
【図1】本考案の実施例を示す土木・建築用構造部材の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す土木・建築用構造部
材の斜視図である。
材の斜視図である。
【図3】本考案の土木・建築用構造部材に、受治具を埋
設した断面図である。
設した断面図である。
【図4】本考案の土木・建築用構造部材を用いて構築し
たプラットホームの実施例を示す断面図である。
たプラットホームの実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の土木・建築用構造部材を用いて構築し
たプラットホームの他の実施例を示す、床部材形成前の
状態の平面図である。
たプラットホームの他の実施例を示す、床部材形成前の
状態の平面図である。
1 土木・建築用構造部材
2 発泡樹脂ブロック
3 セメント硬化物層
4 受治具
5 レール
6 基礎
7 従来の発泡樹脂ブロック
8 床部材
9 壁部材
10 プラットホーム
11 断熱空間
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡樹脂ブロックの少なくとも1面の少
なくとも1部に、セメント硬化物層が積層されているこ
とを特徴とする、土木・建築用構造部材。 - 【請求項2】 セメント硬化物層に、壁部材固定用の受
治具が埋設されている、請求項1に記載の構造部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991025100U JP2607192Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 土木・建築用構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991025100U JP2607192Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 土木・建築用構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04119512U true JPH04119512U (ja) | 1992-10-26 |
| JP2607192Y2 JP2607192Y2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=31909898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991025100U Expired - Fee Related JP2607192Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 土木・建築用構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607192Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012017572A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Cpc Co Ltd | 応力分散ブロック |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5689823U (ja) * | 1979-12-15 | 1981-07-17 | ||
| JPS5935529U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | フクビ化学工業株式会社 | 天井、壁下地調整装置 |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP1991025100U patent/JP2607192Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5689823U (ja) * | 1979-12-15 | 1981-07-17 | ||
| JPS5935529U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | フクビ化学工業株式会社 | 天井、壁下地調整装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012017572A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | Cpc Co Ltd | 応力分散ブロック |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2607192Y2 (ja) | 2001-04-16 |
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