JPH04120100A - 精製されたリボ核蛋白質複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗スミス抗体の測定法 - Google Patents

精製されたリボ核蛋白質複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗スミス抗体の測定法

Info

Publication number
JPH04120100A
JPH04120100A JP24053690A JP24053690A JPH04120100A JP H04120100 A JPH04120100 A JP H04120100A JP 24053690 A JP24053690 A JP 24053690A JP 24053690 A JP24053690 A JP 24053690A JP H04120100 A JPH04120100 A JP H04120100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypeptide chain
complex
ribonucleoprotein complex
polypeptide
ribonucleoprotein
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24053690A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0826075B2 (ja
Inventor
Takashi Hayashi
隆志 林
Hiroo Watanabe
渡辺 博夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP24053690A priority Critical patent/JPH0826075B2/ja
Publication of JPH04120100A publication Critical patent/JPH04120100A/ja
Publication of JPH0826075B2 publication Critical patent/JPH0826075B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自己免疫病、自己免疫現象の予知、診断、経
過観察等に有効に利用される精製されたリボ核蛋白質複
合体を構成するポリペプチド鎖の製造法およびこのポリ
ペプチド鎖を用いた抗スミス抗体の測定法に関する。
〔従来の技術〕
リボ核蛋白質複合体は、数本のポリペプチド鎖がウリジ
ン高含有低分子核内RNAに非共有的に結合した構造を
しており、動物の核内に普遍的に存在する。したがって
、健常生体の免疫系は該複合体を認識する機会がなく、
また仮に、その機会があったとしても該複合体に対する
抗体を産すべき細胞は、禁止クローンとなり抗体を産す
ることはない。ところが、自己免疫病、特に全身性紅斑
性狼蒼(SLE)、混合性結合組織病(MCTD)では
、何らかの機構により該複合体に対する抗体が産生され
、それが原因となって例えば炎症、潰瘍、皮疹など様々
な自己免疫現象に伴う病変が発現される。
したがって、これら自己免疫病の罹患者血清中に出現す
る該抗体群を検出することの臨床上の本質的意義は、自
己免疫病および自己免疫現象の予知9診断または経過観
察にある。
従来から、該抗体群を検出するために使用される抗原と
しては、ヒトの培養細胞や哺乳動物細胞の抽出液または
細胞そのものが用いられてきた。
これは、該複合体の抗原性が種を越えて共通であるので
自己免疫疾患罹患者血清中に見出される自己成分に対す
る抗体すなわち自己抗体を検出するだめの抗原としてい
かなる哺乳動物由来のものも使用できるからである。
また、従来からリボ核蛋白質複合体に対する抗体群とし
ては抗リボ核蛋白質抗体群と抗スミス抗体群が広く知ら
れている。ところが、これら両抗体群はいずれも対応す
るリボ核蛋白質複合体上の異なった抗原決定基に対する
抗体の集合体であり、構成抗体の組み合せおよび量は患
者によって多様である。しかしながら実際に、リボ核蛋
白質複合体に対する抗体は、抗リボ核蛋白質抗体群およ
び抗スミス抗体群の2群に区別して検出されているにす
ぎない。これは因習的に管理された抗リボ核蛋白質抗体
あるいは抗スミス抗体を含有する基準血清と粗抗原液と
の反応様式に対比させて例えば2元免疫拡散法による出
現沈降線の融合現象により検出されているからであり、
抗原が精製されたものである必要はなかったからである
リボ核蛋白質複合体の精製および単離については多くの
方法が科学文献に記載されている[J、Bi。
1、chem、第258巻第2604〜2613頁(1
983)等参照〕。大抵の方法においては、イオン交換
クロマトグラフィ、分子篩クロマトグラフィあるいはこ
れら両クロマトグラフィを組み合わせることにより、ま
た方法によってはさらに免疫吸着クロマトグラフィを組
み合わせることにより精製が行われる。しかし、いずれ
の場合もリボ核蛋白質複合体として精製および単離する
方法に関するものであった。
さらに、免疫吸着クロマトグラフィによる該複合体の精
製は、固定化するリガンドとして患者血清由来のものを
使用するため、相当量の該血清の入手が困難であるばか
りか血清中に含有する抗体組成が一様でないなど工業的
目的で精製する手段としては不適切であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のごとく、リボ核蛋白質複合体は、−本のRNA鎖
に強固に非共有結合した数本のポリペプチド鎖より構成
されるが、この結合は生理的条件下では解離しない。ま
た、構成ポリペプチド鎖のうちあるものは抗リボ核蛋白
質抗体と、またあるものは抗スミス抗体と反応する。さ
らにいずれの抗体とも反応するポリペプチド鎖もある。
したがって従来の技術では抗スミス抗体とのみ反応する
抗原標品を得ることは困難であるばかりか、このような
抗原標品を使った自己免疫疾患罹患者の抗体を検出する
方法を開発することも困難であった。
そこで、本発明者らは抗スミス抗体に反応するリボ核蛋
白質を構成するポリペプチド鎖を、その抗原性を消失さ
せることなく単離する方法につき鋭意研究した結果、本
発明を完成させた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、動物の組織抽出物からリボ核蛋白質複合体を
抽出し、次いで、非イオン系界面活性剤を存在させてリ
ボ核蛋白質複合体の一部のポリペプチド鎖を解離させた
状態でイオン交換クロマトグラフィを行ない、解離して
いないポリペプチド鎖を含むリボ核蛋白質複合体派生物
を含有する画分を分取し、次いで生理的溶液環境下で分
子篩クロマトグラフィを行って、解離していないポリペ
プチド鎖を含むリボ核蛋白質複合体派生物を含有する画
分を分取し、さらに、そこへ陰イオン系界面活性剤およ
び蛋白質の高次構造変性剤を存在させて単離対象である
ポリペプチド鎖を解離させ、その後に分子篩クロマトグ
ラフィを行なって単離対象であるポリペプチド鎖を分別
することを特徴とする精製されたリボ核蛋白質複合体を
構成するポリペプチド鎖の製造法(以下、第1の発明と
いう)並びに、前記の製造法により分離分別した該複合
体の精製された構成ポリペプチド鎖を抗原として使用し
、被検対象物中に存在する抗スミス抗体を検出又は定量
する抗スミス抗体の測定法(以下、第2の発明という)
に関する。
まず第1の発明について詳細に説明する。
動物の組織抽出物として細胞抽出液または細胞核抽出液
を使用し、これからリボ核蛋白質複合体を抽出する過程
において、該複合体は希薄塩濃度または生理的塩濃度で
可溶化されるが、同時に可溶化される考えられうるすべ
ての蛋白分解酵素による侵襲から保護するために蛋白分
解酵素に対する阻害剤を添加した抽出用緩衝液で抽出さ
れるのが好ましい。さらにこの抽出操作に関し、なる入
く多くのリボ核蛋白質複合体を得るために被抽出対象物
からの抽出は2回行い、2回の抽出物を合体するのが好
ましい。また、抽出液中のリボ核蛋白質複合体の検出は
、操作が簡易であることから2元免疫拡散法により行う
のが好ましい。
その後に、該抽出液に粉末の硫酸アンモニウム等の塩析
剤を除々に添加することで蛋白質およびその複合体の塩
析沈澱を行う。例えば硫酸アンモニウムの飽和度3o%
ないし60%で沈澱する画分を遠心により集める。次に
、得られた沈澱蛋白をなるべく少量のイオン交換クロマ
トグラフィ用開始緩衝液に溶解し、かつイオン交換クロ
マトグラフィ用開始緩衝液に対し2昼夜透析する。本発
明においてはこのイオン交換クロマトグラフィ用開始緩
衝液に非イオン系界面活性剤を含有させる。
このような緩衝液を用いた場合、単離対象であるポリペ
プチド鎖の大部分は解離していないが、あるポリペプチ
ド鎖は、その溶液環境下で該複合体から解離すると思わ
れる。したがって、本操作およびこれに引き続くイオン
交換クロマトグラフィの目的は、目的とするポリペプチ
ド鎖が結合しているリボ核蛋白質複合体の派生物と他の
一部の解離したポリペプチド鎖の分別にある。非イオン
系界面活性剤は、一部のポリペプチド鎖を解離させうる
に必要な濃度で存在させる。
非イオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンメチルヘキシルエ
ーテル、ポリオキシエチレンメチルドデシルエーテル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビトールエステルなどが使用できる。またその濃
度は、0.03〜0.3%(重量/容積)が好ましい。
つづいてこの透析物を、イオン交換クロマトグラフィ用
担体を充填したカラムに通し、解離していないポリペプ
チド鎖を含むリボ核蛋白質複合体の派生物を担体の官能
基とイオン結合させる。
イオン交換クロマトグラフィ用担体としては、ジエチル
アミノエチル基、ジエチル−(α−ハイドロキシ−プロ
ピル)アミノエチル基、ポリエチレンイミン基、アミン
混合体等の官能基を保有する球状または微顆粒状の架橋
アガロース、架橋デキストラン、架橋セルロース、ポリ
メタクリレート系樹脂、スチレン/ジビニルベンゼンコ
ポリマ、親木性シリカ等が使用できる。
このようなイオン交換クロマトグラフィー用担体として
、DEAE−セファデックス(Sephadex) +
DEAE−セファロース(Sapharose) 、 
D E A E=セルロース(Cellulose) 
、 D E A E−バイオゲル(Bio Ge1)、
セルロース(Cellulose) −D E A E
 。
QAE−セファデックス(Sephadex) 、セル
ロース(Cellulose) −T E A E等が
市販されている。
イオン交換クロマトグラフィーに供する試料の蛋白量は
、カラムに充填したイオン交換担体の全イオン交換容量
の範囲内の量で、流速150mQ/時間以下(Fast
 flowの場合は0.7Q/時間以下)、特に50〜
100rr+Q/時間の条件で行なうのが好ましい。
その後、該カラムを過剰量のイオン交換クロマトグラフ
ィ用開始緩衝液で官能基とイオン結合していない他の核
酸および蛋白成分またはポリペプチド鎖を洗浄除去する
。カラム洗浄後、緩衝液中のイオン強度を塩類を添加す
ることにより増加させ、官能基に捕捉された解離してい
ないポリペプチド鎖を含むリボ核蛋白質複合体の派生物
との間でイオン交換反応を行いこれらを溶離する。溶離
液は、画分として集め、2元免疫拡散法により、リボ核
蛋白質複合体の派生物を含む画分を検出し、合体して排
除限界分子量が10,000である例えばポリサルフオ
ンを材質とする限外濾過膜で窒素ガス加圧下、その後に
つづいて行う生理的溶液環境下での分子篩クロマトグラ
フィのカラム体積の約1150まで濃縮される。
なお、限外濾過膜としては、ポリサルフオン系の他、ポ
リ−n−フェニレンイソフタルアミド系(芳香族ポリア
ミド系)、ポリスチレンスルホン酸ソーダとポリビニル
ベンジルトリメチルアンモニウムクロライドの複合体、
セルロース系のものなどを使用することもできる。
その後、生理的溶液環境下で分子篩クロマトグラフィを
行うが、具体的にはキレート剤を含有するw4酸緩衝生
理食塩液で平衡化したI X 10’ないし1.3X1
0’の蛋白分画範囲を有する球状架橋アガロースを充填
したカラムを通すことにより分子篩クロマトグラフィを
行うことができる。こうして単離対象であるポリペプチ
ド鎖をリボ核蛋白質複合体派生物として分離する。
担体としては、前記球状アガロースの他、前記蛋白質分
画範囲を有する球状または微顆粒状の架橋デキストラン
、架橋セルロース、N、N’−メチレンビスアクリルア
ミドとアリルデキストランの架橋物、多孔性ポリアクリ
ルアミドなどを用いることもできる。
このような担体としては、セファデックス(Sepha
dex)、セファクリル(S e p h a cry
l)、セファロース(Sepharose)、セファロ
ースCL、セルロファイン(Cellulofine)
、パイオーゲル(Bio  Ge1)P、バイオ−ゲル
Aなどが市販されている。
この分子篩クロマトグラフィの条件としては、カラム体
積の1725体積以下、特に1/100体積の試料、ま
たはカラム体積の水重量の1/200以下、特に1/1
000以下の試料を用いるのが好ましく、流速は、担体
毎に定められた許容物理強度以下の流水圧を得る流速、
−船釣にはカラム長10■にっき1時間以下の流速で行
うのが好ましい。
溶出液は画分として集め、2元免疫拡散法により抗スミ
ス抗体と反応する画分を集め合体して排除限界分子量が
10,000である例えばポリサルフォンを材質とする
限外濾過膜で窒素ガス加圧下、その後につづいて行う分
子節クロマトグラフィカラム体積の約115oまで濃縮
する。
なお、限外濾過膜としては、ポリサルフォン系の他、ポ
リ−n−フェニレンイソフタル酸アミド系(芳香族ポリ
アミド系)、ポリスチレンスルフオン酸ソーダとポリビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライドの複合
体、セルロース系のものなどを使用することもできる。
さらに引き続き、この濃縮液に陰イオン系界面活性剤な
らびに蛋白質の高次構造変性剤を添加し、単離対象であ
るポリペプチド鎖をリボ核蛋白質複合体の派生物から解
離させる。 陰イオン系界面活性剤としては、N−ラウ
ロイルザルコシンナトリウムを用いるのが好ましい。ま
た、その濃度は0.1〜1.0%(重量/容積)とする
のが好ましい。
また、蛋白質の高次構造変性剤としては、尿素を用いる
のが好ましい。尿素の濃度としては3M(モル濃度)以
上が好ましく、特に低温(4℃〜10℃程度)で析出し
ない最大溶解濃度であることが好ましい。そしてその後
、このような陰イオン系界面活性剤及び蛋白質の高次構
造変性剤、さらにキレート剤を含有する燐酸緩衛生理食
塩液で平衡化したI X 10’ないし1.3X105
の蛋白分画範囲を有する球状架橋アガロースを充填した
カラムを通すことにより分子篩クロマトグラフィを行い
単離対象であるポリペプチド鎖を分離できる。
担体としては前記球状架橋アガロースの他、前記蛋白分
画範囲を有する球状又は微顆粒状の架橋デキストラン、
架橋セルロース N 、 N ’ −メチレンビスアク
リルアミドとアリルデキストランの架橋物、多孔性ポリ
アクリルアミドなどを用いることもできる。
このような担体としては、セファデックス(Sepha
dex) +セファクリル(Sephacryl) 、
セファロース(Sepharose) +セファロース
CL、セル口ファイン(Cellulofins) +
バイオーゲル(Bio −Gel) P 、バイオ−ゲ
ルAなどが市販されている。
この分子篩クロマトグラフィーの条件としては、カラム
体積の1725体積以下、特に約1/100体積の試料
、又はカラム体積の水重量の17200以下、特に1/
1000以下の試料を用いるのが好ましく、流速は、担
体毎に定められた許容物理強度以下の流水圧を得る流速
、−船釣にはカラム長10―につき1時間以下の流速で
行なうのが好ましい。また、クロマトグラフィを行う温
度は10℃以下で、添加しである蛋白質の高次構造変性
剤が析呂しない温度であることが好ましい。
溶出液は画分として集め、SDSポリアクリルアミドゲ
ル(15%ゲル濃度、架橋度0.8)電気泳動後、蛋白
質バンドをニトロセルロース膜に転写し免疫プロッティ
ング解析を行う。該解析により抗スミス抗体と反応する
ポリペプチド鎖を含有する画分を検出し、これらの画分
を合体してスミス抗原を担う精製ポリペプチド鎖標品と
した。
このようにして得られるリボ核蛋白質複合体に由来する
ポリペプチド鎖は、分子置駒15,000ないし18,
000のポリペプチド鎖(SDS−PAGE法、比較対
照である分子量マーカーの泳動距離と、標品試料の泳動
距離との比較から算出した値)である。
これはリボ核蛋白質複合体を構成するDサブユニットで
あると考えられる。分子量に前記のように幅があるのは
、動物種により該ポリペプチド鎖の分子量が異なるため
である。
いずれの動物種にせよ、本発明の方法によれば約15,
000〜18,000(7)分子量を有するポリペプチ
ド鎖が分離されるものである。
そして上述したポリペプチド鎖は免疫化学的に因習的に
使用される抗スミス抗体と特異的に反応するため、自己
細胞成分に対する抗体すなわち自己抗体検出用診断剤に
使用する抗原として用いることができる。
次に、第2の発明について詳述する。第2の発明におい
ては、前記第1の発明により分離分別したリボ核蛋白質
複合体由来のポリペプチド鎖を抗原として使用する。本
発明の測定法は、前記抗原を使用しさえすれば、どのよ
うな測定方法であってもよい。例えば、酵素免疫測定法
、放射免疫測定法、免疫比濁法、免疫比ろう法、ラテッ
クス凝集法、血球凝集法、螢光免疫測定法、免疫化学発
光法2色素免疫測定法などを行なうことができる。
好ましい一例として、標識免疫測定法について説明する
固体表面、例えばポリスチレン孔を前記ポリペプチド鎖
で覆う。通常、この被覆操作はアルカリ域に緩衝作用を
有する、例えば炭酸ナトリウム緩衝液にポリペプチド鎖
を溶解し0.01  ないし100μg / m Q溶
液として用い、低温下にて1夜中行う。その後に、固体
表面に物理吸着されなかったポリペプチド鎖を緩衝液と
共に吸引除去し、つづいて該ポリペプチド鎖と免疫化学
的交叉性のない親水性球状蛋白質、例えばミルクカゼイ
ンなどの0.01  ないし1%(重量/容積)溶液で
、室温玉量1時間ブロッキングを行う。これは、ポリペ
プチド鎖で被覆されながった固体表面あるいは固体表面
に物理吸着したポリペプチド鎖の分子表面上の易吸着性
部位を覆うことにより、その後に添加する被検対象溶液
または標識2吹拭体溶液中の蛋白成分が非特異的に吸着
するのを防ぐためである。
その後に、被覆あるいはブロッキングに使用されなかっ
たポリペプチド鎖または蛋白成分を固体表面から除去す
るため、非イオン系界面活性剤を含有する中性の洗浄液
で十分に洗浄する。以上のようにして抗原となるポリペ
プチド鎖を担体に固定し、次いで抗体の検出又は定量を
行なう。
非イオン系界面活性剤と該ポリペプチド鎖と免疫化学的
交叉性のない親水性球状蛋白質とを含有する生理的緩衝
液で適宜に希釈した被検対象物、例えば患者血清を該ポ
リペプチド鎖で被覆した固体表面と抗原抗体結合反応が
完結するのに十分な時間接触させる。
その後頁に、非イオン系界面活性剤を含有する中性の洗
浄液で固体表面を十分に洗浄し、過剰量の標識2次抗体
を含有する生理的溶液に該固体表面を抗原抗体結合反応
が完結するのに十分な時間接触させる。ここで標識物質
は、酵素、放射性同位元素、螢光物質等、特に制限され
ないが、酵素標識が特に好ましい。
そしてひきつづき、非イオン系界面活性剤を含有する中
性の洗浄液で固体表面を十分に洗浄し、該標wt2吹拭
体の存在または量を検出する。酵素ismの場合、酵素
に対する特異的基質溶液に該固体表面を酵素反応の生成
物が検出されるに十分な時間接触させる。この場合、酵
素反応により生成される産物の量は被検対象中に含有さ
れる該ポリペプチド鎖上の抗原決定基に対する抗体量に
比例依存的であり、したがって間接的に被検対象中の該
抗体を定量することができる。
(実施例) 以下に、リボ核蛋白質複合体を構成する分子置駒16,
000のポリペプチド鎖の単離精製について、実施例に
より本発明を詳述する。
ポリペプチド鎖の単離精製 叢よ 緩衝液ACIQ中に、塩化ナトリウム8g、塩化カリウ
ム0.2g、燐酸2ナトリウム ・12水塩2.7g 、燐酸1カリウム0.2 g  
を含有する燐酸系緩衝液。
緩衝液B:緩衝液Aに蛋白分解酵素阻害剤として、tチ
ジングリコール4酢酸(EGTA)101M、フッ化フ
ェニルメチルスル フォニル(PMSF)10−3M、ロイペプチン0.0
5%(重量/容積)、アンチパイン0.05%(重量/
容積)、キモスタチン0.05%(重量/容積)ペプス
タチンA0.05%(重量/容 積)をさらに含有する緩衝液。
緩衝液C:塩化ナトリウム0.14M 、ノニデットP
−400,05%(重量/容積)、エチレングリコール
4酢酸(EGTA)5X10−’M、フッ化フェニルメ
チルスルフォニル(PMSF)2XI O−’M。
ジチオスレイトール(DTT)2x 10−’Mを含有するトリス系緩衝液 0.02MXHCQ  pH7,4゜ 緩衝液D:塩化ナトナトリウム18M、ノニデットP−
400,05%(重量/容積)、エチレングリコール4
酢#(EGTA)5XIO−’M、フッ化フェニルメチ
ルスルフォニル(PMSF)2X10−’M、ジチオス
レイトール(DTT)2X 10−’Mを含有するトリス系緩衝液 0.02MXHCΩ pH7,4゜ 緩衝液E:塩化ナトナトリウム3M 、ノニデッドP−
400,05%(重量/容積)、 エチレングリコール4酢酸(EGTA)5XIO−’M
 、フッ化フェニルメチルスル’:)オニ−)Li (
PMS F) 2 X 10−’M、ジチオスレイトー
ル(DTT)2 XIO−’M を含有するトリス系緩衝液、0.02M
 xHCn  pH7,4゜緩衝液上緩衝液Aにエチレ
ングリコール4酢酸(EGTA)2.5Xl○−4M 
をさらに含有する緩衝液。
緩衝液G:緩衝液Aに尿素4.0M、N−ラウロイルザ
ルコシン0.5%(重量/容積)、エチレングリコール
4酢mcEGTA)2.5 X 10−’M をさらに
含有する緩衝液6 以下に示す操作は、陰イオン系界面活性剤および尿素存
在下での分子篩クロマトグラフィを10℃で行った以外
すべて4℃で行った。
(1)使用されるリボ核蛋白質複合体含有組織抽出液の
取得 緩衝液B450mQを仔牛胸腺アセトン粉末(ペルーフ
リーズ(Pel −Freeze)社製)30gに添加
し、該混合物を一夜昼溶解させた。その後、該懸濁液を
10.000  xgで30分間遠心分離し、上澄液を
抽出液Aとした。この沈澱物から2回目の抽出を行うた
め、沈澱物に緩衝液BLOOmQを添加し4時間攪拌し
た。その後、該懸濁液を10.OOOXgで30分間遠
心分離し、上澄液を抽出液Bとし、抽出液Aと合わせる
ことにより抽出液Cとした。得られる核可溶性画分の総
蛋白量は、Lowry法による蛋白定量の結果、7.0
4gであった。
抽出液Cに、飽和度30%になるように硫酸アンモニウ
ムを添加し、蛋白の塩析に充分な時間(4時間以上)攪
拌後、10.OOOXgで20分間遠心分離した。その
後、さらに硫酸アンモニウムを60%飽和させうる量を
上澄液に添加し、塩析に充分な時間攪拌後、10.00
QXgで20分間遠心分離し、リボ核蛋白質複合体含有
組織抽出液とした。
(2)イオン交換クロマトグラフィによる分画リボ核蛋
白質複合体画分として得られた沈澱物を、なるへく少量
の緩衝液Cに溶解しかつ緩衝液Cに対して2夜昼透析し
た。透析物を緩衝液Cで平衡化したφ3.2X11cm
のジエチルアミノエチル(DEAE)セファロース(フ
ァルマシア社製)カラムに流速100mfl/時間で掛
けた。その後、該カラムを緩衝液りで、未結合または緩
衝液Cの溶液環境下で該イオン交換担体に結合した蛋白
質、核酸およびポリペプチド鎖が除去されるまで(1晩
)洗浄した。カラム洗浄後、被単離対象であるポリペプ
チド鎖を1構成酸分とするリボ核蛋白質複合体の派生物
を含有する画分を緩衝液Eで溶出した。また、分取体積
は1分画あたり8.0mQとし、各画分の蛋白質はLo
wry法により定量した。この分離溶離の状態を第1図
に示す。
(3)生理的溶液環境下での分子篩クロマトグラフィに
よる分画 得られたリボ核蛋白質複合体の派生物を含有する215
〜230番目の画分を排除限界分子量10,000 の
限外濾過膜(アトバンチツクUK−10)で窒素ガス加
圧下2.4mQまで濃縮した。濃縮後の総蛋白量は10
0.8mgであった。
次いで、緩衝液Fで平衡化したφ1.6 ×68aOの
ウルトロゲルAcA44 (LKB社製)カラムに掛け
た。その後、該カラム中の試料を緩衝液Fにより11m
1/時間の流速で展開溶出し、1.8mlずつ集液し、
280nmにおける吸光度を測定した。集液した分取画
分のうち2元免疫拡散法にてリボ核蛋白質複合体に由来
するスミス抗原を担うポリペプチド鎖の付加しているリ
ボ核蛋白質複合体を含有する画分第34番目から第42
番目を合わせ、排除限界分子量10.000の限外濾過
膜(アトパンチツクUK−10)で窒素ガス加圧下2m
lまで濃縮した。
分別の状態を第2図に示す。
(4)陰イオン系界面活性剤および蛋白質の高次構造変
性剤を含有する溶液環境下での分子篩クロマトグラフィ
による分画 濃縮したリボ核蛋白質複合体を含有する画分に、陰イオ
ン系界面活性剤としてN−ラウロイルザルコシンを0.
5%(重量/容積)、蛋白質の高次構造変性剤として尿
素を4.0M濃度になるように添加した緩衝液Gで予め
平衡化したφ1.6  X  68cmのウルトロゲル
A c A 44 (LKB社製)カラムに掛けた。そ
の後、該カラム中の試料を緩衝液Gにより10m1/時
間の流速で展開溶出し、1.65m1ずつ集液し、28
0nmにおける吸光度を測定した。集液した分取画分の
うち免疫ブロッティング解析法にてリボ核蛋白質複合体
に由来するスミス抗原を担うポリペプチド鎖の含有が認
められた第44番目から第47番目の画分を合わせて精
製ポリペプチド鎖標品とした。
分別の状態を第3図に示す。
なお、分子量は5DS−PAGE法により測定した。具
体的には、Laen++++liらの方法に準じ、12
.5%アクリルアミドゲル(架橋度0゜8)中で標品試
料を展開した。泳動条件は、泳動開始時40mA、濃縮
泳動時15mA、分離泳動時20mAとした。また、泳
動試料は予め還元剤を含まない試料用緩衝液(312,
5mMトリス−塩酸、PH6,’8.0.1%BPB、
1o%SDS、2o%グリセリン)を0.25体積加え
30分間室温処理した。泳動後、0.05%CBBでゲ
ルを1晩染色し、翌日、0.7%酢酸で脱色した。その
結果、精製したポリペプチド鎖は、分子量マーカーの泳
動位置から計算して約16゜000の位置に泳動された
疫プロッティング法による抗体の測定 性l 得られたポリペプチド鎖の免疫化学的交叉性を免疫プロ
ッティング法により分析した。
Towbin らの方法に従って、SDSポリアクリル
アミドゲルゲル泳動後の蛋白バンドをニトロセルロース
膜上に転写した。なお、この転写操作は、転写蛋白の抗
原性保持のため0℃水浴中で行った。
転写完了後、ニトロセルロース膜を2%牛血清アルブミ
ンを含むトリス緩衝食塩液(15mM  トリス−塩酸
、pH7,4,0,2M塩化ナトリウム)で未転写部位
を1晩被覆した。翌日、このニトロセルロース膜を0.
2%牛血清アルブミンを含む上記トリス緩衝食塩液で5
00分の1に希釈した1次抗体(抗スミス抗体)液およ
び同様に希釈した2次抗体(パーオキシダーゼ標識抗ヒ
トエgG+I gA+I gM抗体)液に順次浸漬し、
それぞれ室温で30分間反応させた。また、それぞれの
抗原抗体反応後に残存する未反応の1次抗体および2次
抗体は、過剰量の洗浄液(15mMトリス−塩酸、PH
7,4,0,15%トリトンX−100,0,2M  
NaCQ)で、5分間3回洗浄除去した。これらの抗原
抗体反応終了後、ニトロセルロース膜を基質溶液(50
mM  トリス−塩酸、pH8,C)、0.9%塩化ナ
トリウム、0.05%過酸化水素水、0.05%DAB
)に浸漬、発色させた。
なお、5法に用いた抗スミス抗体は、アメリカCDC標
準血清と同種抗体を含む患者血清を使用した。
その結果、精製された分子置駒16,000のポリペプ
チド鎖は抗入ミス抗体を含有する血清と強く反応した。
〔発明の効果〕
従来、リボ核蛋白質複合体に対する抗体測定時に使用す
る抗原としては細胞の抽出物がそのまま用いられてきた
しかし近年該複合体を構成する要素の分子生物学的機能
特性が明らかにされつつあり、これらの機能と自己免疫
疾患患者血清中に出現する、これらに対する抗体の役割
および病因との関連についても諸説が議論され、該複合
体の構成成分単位での生理的機能の認識が重要となって
きている。
したがって、本発明のごとく、該複合体を構成するポリ
ペプチド鎖単位で、それに対応する被検対象物中の抗体
を測定する方法の確立は重要な医学的情報を提供してく
れるものであり、本発明は自己免疫病等の診断や経過w
A祭、または自己免疫現象の予知に、非常に有効なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるリボ核蛋白質複合体に
由来するポリペプチド鎖を含有する画分のイオン交換ク
ロマトグラフィによる分別溶離を示す図、第2図は本発
明の実施例におけるリボ核蛋白質複合体に由来するポリ
ペプチド鎖の生理的溶液環境下での分子篩クロマトグラ
フィによる分別を示す図、第3図は本発明の実施例にお
けるリボ核蛋白質複合体に由来するペリペプチド鎖の陰
イオン系界面活性剤および蛋白質の高次構造変性剤存在
下での分子篩クロマトグラフィによる分別を示す図であ
る。 H 口 魁 恢 円 [ 恢

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、動物の組織抽出物からリボ核蛋白質複合体を抽出し
    、次いで、非イオン系界面活性剤を存在させてリボ核蛋
    白質複合体の一部のポリペプチド鎖を解離させた状態で
    イオン交換クロマトグラフィを行ない、解離していない
    ポリペプチド鎖を含むリボ核蛋白質複合体派生物を含有
    する画分を分取し、次いで生理的溶液環境下で分子篩ク
    ロマトグラフィを行って、解離していないポリペプチド
    鎖を含むリボ核蛋白質複合体派生物を含有する画分を分
    取し、さらに、そこへ陰イオン系界面活性剤および蛋白
    質の高次構造変性剤を存在させて単離対象であるポリペ
    プチド鎖を解離させ、その後に分子篩クロマトグラフィ
    を行なって単離対象であるポリペプチド鎖を分別するこ
    とを特徴とする精製されたリボ核蛋白質複合体を構成す
    るポリペプチド鎖の製造法。 2、単離するポリペプチド鎖の分子量が、約15000
    ないし18000である請求項1記載のポリペプチド鎖
    の製造法。 3、請求項1又は2記載の製造法により分離分別した該
    ポリペプチド鎖を抗原として使用し、被検対象物中に存
    在するポリペプチド鎖に対する抗体を検出又は定量する
    抗スミス抗体の測定法。
JP24053690A 1990-09-11 1990-09-11 精製されたリボ核蛋白質複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗スミス抗体の測定法 Expired - Lifetime JPH0826075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24053690A JPH0826075B2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 精製されたリボ核蛋白質複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗スミス抗体の測定法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24053690A JPH0826075B2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 精製されたリボ核蛋白質複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗スミス抗体の測定法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04120100A true JPH04120100A (ja) 1992-04-21
JPH0826075B2 JPH0826075B2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=17060995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24053690A Expired - Lifetime JPH0826075B2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 精製されたリボ核蛋白質複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗スミス抗体の測定法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0826075B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0826075B2 (ja) 1996-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU689777B2 (en) Assay for cardiac troponin I
US4948874A (en) Purified protein G from streptococcal bacteria
US4217339A (en) Glycoprotein and process for isolating it
US4507229A (en) Tissue protein PP4, a process for isolating it and its use
US4269825A (en) New glycoprotein and process for isolating it
US4191533A (en) Pregnancy-specific β1 -glycoprotein and process for isolating it
US4302385A (en) Placenta-specific tissue protein PP10
US4746731A (en) Isolated tissue protein PP18
US4368148A (en) Protein PP9, process for its enrichment and its isolation and its use
US4065445A (en) Pregnancy-specific β1 -glycoprotein and process for isolating it
US4325866A (en) Protein, PP11, a process for its preparation and its use
US4264449A (en) Antibody-specific solid phase immunoadsorbent, preparation thereof, and antibody purification therewith
US4232004A (en) Antibody-specific solid phase immunoadsorbent, preparation thereof, and antibody purification therewith
CA1108535A (en) Protein and process for isolating it
US4599318A (en) Tissue protein PP19, a process for obtaining it, and its use
CA2488127C (en) Antibodies directed against prothrombin fragment f1+2, the preparation and use thereof
JPS63243098A (ja) ヒトおよび動物組織からの基底膜タンパクの単離方法
JPH04120100A (ja) 精製されたリボ核蛋白質複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗スミス抗体の測定法
Bradley et al. A biochemical and immunological approach to the identification of HY antigentic proteins secreted from Daudi cells
Scherberich et al. Isolation of kidney brush border gamma-glutamyl transpeptidase from urine by specific antibody gel chromatography
JPS58404B2 (ja) ステロイド結合性グロブリンの製造方法
JPH03251600A (ja) 精製されたUsnRNP複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗UsnRNP抗体の測定法
JPH0436298A (ja) 精製されたUsnRNP複合体を構成するポリペプチド鎖、その製造法および抗UsnRNP抗体の測定法
CA1151542A (en) Process for preparing the third component of the complement from human blood plasma
Ishaq et al. Purification and identification of antigenic polypeptides of Sm and RNP antigens of goat liver