JPH04121610U - フツ素樹脂発泡絶縁ケーブル - Google Patents
フツ素樹脂発泡絶縁ケーブルInfo
- Publication number
- JPH04121610U JPH04121610U JP3430791U JP3430791U JPH04121610U JP H04121610 U JPH04121610 U JP H04121610U JP 3430791 U JP3430791 U JP 3430791U JP 3430791 U JP3430791 U JP 3430791U JP H04121610 U JPH04121610 U JP H04121610U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulated cable
- fluororesin
- foam
- film
- foam insulated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】気泡径が小さく、気泡率が高いフッ素樹脂発泡
体フィルムからなる絶縁層を有し、製造後の変形がな
く、しかも信号伝送速度の速いフッ素樹脂発泡絶縁ケー
ブルを提供する。 【構成】予め平均気泡径20μm以上の気泡を含有し、
気泡率が50%以上であるフッ素樹脂発泡体フィルムを
成形し、このフィルムを導体上に巻回すかまたはラミネ
ートしたフッ素樹脂発泡絶縁ケーブル。
体フィルムからなる絶縁層を有し、製造後の変形がな
く、しかも信号伝送速度の速いフッ素樹脂発泡絶縁ケー
ブルを提供する。 【構成】予め平均気泡径20μm以上の気泡を含有し、
気泡率が50%以上であるフッ素樹脂発泡体フィルムを
成形し、このフィルムを導体上に巻回すかまたはラミネ
ートしたフッ素樹脂発泡絶縁ケーブル。
Description
【0001】
本考案はコンピュータなどの高速通信用ケーブルなどに用いられるフッ素樹脂
発泡絶縁ケーブルに関する。
【0002】
近年、コンピュータに代表される電子機器の発展に伴い、これらの機器に使用
されるケーブルなどに関して、信号伝送速度の高速化またはケーブルの高密度化
が要求されている。信号伝送速度の高速化を達成するためには、ケーブルの絶縁
層として誘電率の小さいフッ素系の樹脂を用い、かつできるだけ誘電率を下げる
ために気泡率を高くしなければならず、その薄膜化も重要である。
【0003】
これらの要求を達成するために、例えば特開昭63−250027号公報に
は、臨界せん断速度を50sec-1に規定した発泡剤含浸フッ素樹脂を発泡させ
ながら、それを導体に被覆する方法が開示されている。この方法では、絶縁層の
厚さが0.3mmで、気泡率が65〜74%という良好な発泡絶縁ケーブルが得
られている。
【0004】
しかし、この方法は、発泡剤を含浸させたフッ素樹脂を押し出し機から大気中
(常圧)に押し出す方法を用いているため、最小の気泡径でも100μm程度に
なってしまう。絶縁層の厚さが0.3mm程度の場合、厚み方向に気泡が2〜3
個しか存在せず、かつ気泡分散が不均一になるため、非常に変形しやすい。ま
た、この方法では、樹脂が発泡する際に発泡が3次元的に進行するため、導体と
樹脂との間に隙間が生じたり、発泡によってケーブル全体の寸法が大きく変形す
るため、寸法の制御が困難であるという問題が生じる。したがって、この方法に
より気泡径が20μm以下の微細な気泡を含有する発泡絶縁ケーブルを製造する
ことは困難である。
【0005】
一方、特許第1216843号には、延伸によるフッ素樹脂発泡テープの製造
方法が開示されている。
【0006】
しかし、この方法でも、樹脂中に含有される気泡の大きさおよび形状が不均一
なため、テープを導体上に巻回するかまたはラミネートしてケーブルを製造した
後に変形などの問題が生じる。
【0007】
本考案はこれらの問題点を解決するためになされたものであり、気泡径が小さ
く、気泡率が高いフッ素樹脂発泡体フィルムからなる絶縁層を有し、製造後の変
形がなく、しかも信号伝送速度の速いフッ素樹脂発泡絶縁ケーブルを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
本考案のフッ素樹脂発泡絶縁ケーブルは、予め成形したフッ素樹脂発泡体フィ
ルムを、導体上に巻回すかまたはラミネートしたフッ素樹脂発泡絶縁ケーブルに
おいて、前記フッ素樹脂発泡体フィルムが平均気泡径20μm以下の気泡を含有
し、その気泡率が50%以上であることを特徴とするものである。
【0009】
本考案において、平均気泡径を20μm以下と規定したのは、平均気泡径が
20μm、特に50μmを超えると、機械的強度が低下してケーブルの変形が生
じやすくなるためである。平均気泡径が10〜20μmの発泡体では、未発泡体
と比較しても、機械的強度はあまり低下しない。
【0010】
本考案において、平均気泡径が20μm以下で気泡率が50%以上のフッ素樹
脂発泡フィルムを製造するには、例えば米国特許第4473665号に開示され
た方法を用いる。この方法は、シート状またはフィルム状のプラスチックに加圧
ガスを含浸させた後、大気圧に戻して気泡の核を多数生成させ、この状態を保っ
たままシートまたはフィルムを軟化点まで加熱し発泡させるものである。この方
法は、バッチ法で行ってもよいし、連続成形法で行ってもよい。この方法では、
平均気泡径が20μm以下、気泡率が80%で、非常に均一な気泡を含有する発
泡フィルムを得ることができる。
【0011】
本考案のフッ素樹脂発泡絶縁ケーブルは、このようにして製造されたフッ素樹
脂発泡体フィルムを、導体とフィルムとの間に隙間ができないように導体上に巻
回すか、導体を挟んで2枚またはそれ以上の枚数のフィルムを隙間なく密着させ
たものである。
【0012】
本考案のフッ素樹脂発泡絶縁ケーブルは、樹脂の発泡工程と発泡絶縁層の被覆
工程とを分離させた方法を用いて製造されているため、気泡が不均一に分散した
り、発泡樹脂が変形するなどの問題がなく、気泡径が小さく、気泡率が高いフッ
素樹脂発泡体フィルムからなる絶縁層を有し、製造後の変形がなく、しかも信号
伝送速度が速い。
【0013】
以下、本考案の実施例を説明する。
【0014】
フッ素樹脂として厚さ0.2mm、幅10mmのポリテトラフルオロエチレン
(商品名TFE、ダイキン工業製)のフィルムを用い、加圧ガスを含浸させた
後、大気圧に戻して、フィルムを軟化点まで加熱し発泡させた。このフィルムの
気泡率は85%であり、平均気泡径は15μmであった。
【0015】
図1に示すように、この発泡体フィルム1を、外径が0.05〜0.1mmの
銅またはアルミニウムなどからなる金属導体線2の周りに、1/3ラップで隙間
なく螺旋状に巻回して発泡絶縁ケーブルを製造した。
【0016】
また、図2に示すように、金属導体線2を2mm間隔で平行に複数本並べ、こ
れらの上下両面から発泡体フィルム1を隙間なく密着させてフラットケーブル状
の発泡絶縁ケーブルを製造した。
【0017】
得られた発泡絶縁ケーブルの伝搬遅延時間は3.8ns/mと良好であった。
【0018】
なお、フッ素樹脂としてポリクロロトリフルオロエチレン(商品名CTFE、
ダイキン工業製)を用いた場合にも、同様な効果が得られた。
【0019】
以上説明したように本考案のフッ素樹脂発泡絶縁ケーブルは、製造後の変形が
なく、しかも信号伝送速度が速い。
【図1】本考案に係る発泡絶縁ケーブルの斜視図。
【図2】本考案に係る他の発泡絶縁ケーブルの斜視図。
1…発泡体フィルム、2…金属導体線。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 小野 聡
東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古
河電気工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 予め成形したフッ素樹脂発泡体フィルム
を、導体上に巻回すかまたはラミネートしたフッ素樹脂
発泡絶縁ケーブルにおいて、前記フッ素樹脂発泡体フィ
ルムが平均気泡径20μm以下の気泡を含有し、その気
泡率が50%以上であることを特徴とするフッ素樹脂発
泡絶縁ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3430791U JPH04121610U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | フツ素樹脂発泡絶縁ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3430791U JPH04121610U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | フツ素樹脂発泡絶縁ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04121610U true JPH04121610U (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=31916760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3430791U Pending JPH04121610U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | フツ素樹脂発泡絶縁ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04121610U (ja) |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3430791U patent/JPH04121610U/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN103208336B (zh) | 平行型发泡同轴电缆 | |
| EP0040067B1 (en) | Strip line cable | |
| US6963032B2 (en) | High accuracy foamed coaxial cable and method for manufacturing the same | |
| US20050230145A1 (en) | Thin-diameter coaxial cable and method of producing the same | |
| KR20060021860A (ko) | 발포 동축 케이블 및 그 제조 방법 | |
| CN107924738B (zh) | 电缆芯以及传输电缆 | |
| JP2557948Y2 (ja) | 発泡絶縁電線 | |
| JPH04121610U (ja) | フツ素樹脂発泡絶縁ケーブル | |
| JPH0553044U (ja) | 飽和ポリエステル樹脂発泡絶縁ケーブル | |
| JP4262555B2 (ja) | 細径同軸ケーブルおよびその製造方法 | |
| JP4111764B2 (ja) | 細径同軸ケーブルおよびその製造方法 | |
| EP0271990A2 (en) | An insulated wire comprising a polytetrafluoroethylene coating | |
| CN118692750A (zh) | 结合聚四氟乙烯覆盖和过氟烷基化物押出成型的线缆及制造方法 | |
| JP7641453B2 (ja) | 同軸ケーブル | |
| JP2528592Y2 (ja) | 細心同軸ケーブル | |
| JPH06111633A (ja) | 発泡フッソ樹脂電線及びその製造方法 | |
| JP3635558B2 (ja) | 細心同軸ケーブル | |
| JPH0218883Y2 (ja) | ||
| JP3006409B2 (ja) | フラットケーブルの製造方法 | |
| JP2944711B2 (ja) | 発泡プラスチック絶縁電線及びその製造方法 | |
| JPH01294308A (ja) | 同軸ケーブル | |
| JPH08329738A (ja) | 発泡プラスチック電線 | |
| JPH05258615A (ja) | 絶縁電線及びその製造方法 | |
| JPH04337209A (ja) | 発泡絶縁電線 | |
| JPH0319133Y2 (ja) |