JPH04122998U - 赤外線放射標的 - Google Patents

赤外線放射標的

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JPH04122998U JP3270891U JP3270891U JPH04122998U JP H04122998 U JPH04122998 U JP H04122998U JP 3270891 U JP3270891 U JP 3270891U JP 3270891 U JP3270891 U JP 3270891U JP H04122998 U JPH04122998 U JP H04122998U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線放射標的において、構造が比較的簡単
であると共に風や太陽光線の影響を少なくして赤外線放
射の温度を略均一とする。 【構成】 赤外線放射体の外表面に装着する個々の赤外
線発生パネル11を、短冊状に形成された複数枚の発熱
体14と反射板15とをその長手方向を横方向とし縦方
向に交互に配列して並べ、互いに隣接する発熱体14と
反射板15とを側面視で90度以内の角度で交わらせて連
続するジグザク状に接合し、さらにそれらの裏面側には
断熱材16を充てんし、かつ表面側には赤外線透過フィ
ルム17を張って形成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、赤外線追尾型の飛翔体などの爆撃訓練又は射撃訓練に使用する赤外 線放射標的に関し、特に構造が比較的簡単であると共に風や太陽光線の影響を少 なくして赤外線放射の温度を略均一とすることができ、かつ風速変動による温度 変化があっても消費電力の少ない赤外線放射標的に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の赤外線放射標的としては、例えば次の二つのものが提案されて いる。まず、第一の従来例は、実開昭63-23597号公報に記載されているように、 搭載用の双胴型の船体と、この船体上に搭載されると共に表面には発熱パネルが 多数装着された赤外線放射多面体ドームとを備えて成っていた。そして、上記内 部に格納された赤外線発生装置の動作により、上記発熱パネルが所定温度に加熱 され、該赤外線放射多面体ドームから上方及び前後左右のあらゆる方向に赤外線 が放射されるようになっていた。これにより、赤外線ホーミング装置を有する飛 翔体は、例えば水上を移動する赤外線放射標的を追尾することとなり、所要の爆 撃訓練又は射撃訓練が行われる。
【0003】 次に、第二の従来例は、実開平1-74496号公報に記載されているように、搭載 用の双胴型の船体と、この船体上に搭載されると共に内部に加熱手段としての熱 風供給装置を有し表面には外板との間に空気層を介在させて赤外線透過性膜が張 られたドーム状の赤外線放射体とを備えて成っていた。そして、上記内部に設け られた熱風供給装置の動作により、発生した熱風が赤外線放射体の外板内側付近 に形成された二重構造の流路を一周することで上記外板が所定温度に加熱され、 上記ドーム状の赤外線放射体から上方及び前後左右のあらゆる方向に赤外線が放 射されるようになっていた。これにより、第一の従来例と同様に、所要の爆撃訓 練又は射撃訓練が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記第一の従来例の赤外線放射標的においては、赤外線放射多面体ド ームの表面に多数装着された発熱パネルがむき出しになって外気に直接触れる状 態となっているので、周囲に吹いている風が強いと、上記ドームの風上側は風で 冷されて風下側よりも温度が低くなり、その付近の発熱パネルからの赤外線放射 量が少なくなってしまう。従って、上記赤外線放射多面体ドームの全体から放射 される赤外線が不均一となるものであった。このように上記風速変動による温度 変化に対して各発熱パネルを所定温度に維持するためには、大電力を必要とする ものであった。また、逆に、太陽光線が直接入射する面は、太陽光線が当たらな い面よりも温度が高くなり、その付近の発熱パネルからの赤外線放射量が多くな ってしまう。この場合も、上記ドーム全体から放射される赤外線が不均一となる おそれがあった。
【0005】 また、上記第二の従来例の赤外線放射標的においては、ドーム状の赤外線放射 体の表面に赤外線透過性膜が張られており、外板が外気に直接触れないようにな っているので、風による表面温度の変化は抑えられ、このとき放射される赤外線 は略均一とすることができる。しかし、太陽光線が直接入射する面と入射しない 面とでは、この場合も温度差が生じ、このとき放射される赤外線は不均一となる おそれがあった。さらに、ドーム状の赤外線放射体の内部には、加熱手段として の熱風供給装置が設けられると共に、外板の内側付近には二重構造の熱風の流路 が形成されており、全体として赤外線放射体の構造が複雑であった。従って、高 価であると共に、訓練使用後の修復作業が面倒であった。
【0006】 そこで、本考案は、このような問題点に対処し、構造が比較的簡単であると共 に風や太陽光線の影響を少なくして赤外線放射の温度を略均一とすることができ 、かつ風速変動による温度変化があっても消費電力の少ない赤外線放射標的を提 供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案による赤外線放射標的は、搭載用の基台と 、この基台上に搭載されると共に外表面の全部又は一部には個々に赤外線を放出 する赤外線発生パネルが多数装着された立体形状物から成る赤外線放射体と、こ の赤外線放射体の赤外線発生パネルを作動させるための電力を供給する電源装置 と、上記赤外線放射体の温度を制御する温度制御手段とを有する赤外線放射標的 において、上記個々の赤外線発生パネルは、短冊状に形成された複数枚の発熱体 と反射板とをその長手方向を横方向とし縦方向に交互に配列して並べ、互いに隣 接する発熱体と反射板とを側面視で90度以内の角度で交わらせて連続するジグザ グ状に接合し、さらにそれらの裏面側には断熱材を介在させ、かつ表面側には赤 外線透過フィルムを張って形成したものである。
【0008】 また、上記赤外線放射体の外側面にて垂直状に装着される赤外線発生パネルは 、互いに隣接する発熱体と反射板とにおいて発熱体を上方で斜め下向きに、反射 板を下方で斜め上向きに配置すると効果的である。
【0009】
【作用】
このように構成された赤外線放射標的は、赤外線放射体の外表面に多数装着さ れ、互いに隣接する発熱体と反射板とを側面視で90度以内の角度で交わらせて連 続するジグザク状に接合し、さらにそれらの裏面側には断熱材を介在させ、かつ 表面側には赤外線透過フィルムを張って形成した赤外線発生パネルを作動させる ことにより、周囲に赤外線を放出する。これにより、上記赤外線放射体の構造を 比較的簡単とすると共に、風や太陽光線の影響を少なくして赤外線放射の温度を 略均一とすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案による赤外線放射標的の実施例を示す側面図であり、図2はその 平面図であり、図3はその正面図である。この赤外線放射標的は、赤外線追尾型 の飛翔体などの爆撃訓練又は射撃訓練に使用するもので、例えば水上を自走式に 移動する標的であり、図1〜図3に示すように、双胴型の船体1と、赤外線放射 体2と、電源装置3と、温度制御装置4とを有して成る。
【0011】 上記双胴型の船体1は、赤外線放射体2を搭載する基台となるもので、図2に 示すように、全長約20mの二つの胴体1a,1bを有し、これらの胴体1a,1 bを平行に並べ所定の間隔をあけて甲板5で連結し、全幅約10mに形成されてい る。そして、上記胴体1a,1bの内部は、図1に示すように、複数個の隔壁6 ,6,…で水密的に仕切られており、それらの区画内にはそれぞれ電源装置3、 温度制御装置4、指令受信機7、電気制御盤8、エンジン9、メインタンク10 などを備えている。
【0012】 上記船体1の甲板5の上面には、赤外線放射体2が設けられている。この赤外 線放射体2は、赤外線追尾型の飛翔体などの爆撃訓練又は射撃訓練に使用する標 的において周囲に赤外線を放射するもので、その全体形状は例えば直径約9m、 高さ約6mの円筒状体に形成され、その外周側面には個々に赤外線を放出する電 気パネルヒータなどの赤外線発生パネル11,11,…が多数装着されている。 上記赤外線放射体2の具体的な構造は、図4に示すように、H形鋼12及びT形 鋼13を用いてやぐらを組み、全体として円筒状の骨組を構成し、その外周側の 隣接するT形鋼13,13の間に、図3に示すように、1枚ずつ赤外線発生パネ ル11,11,…を嵌め込んで取付金具等により固定してある。このとき、図5 に示すように、上記円筒状の骨組の周囲を例えば24分割し、この24分割の位置に 赤外線発生パネル11を1枚ずつ当てはめて行けばよい。そして、図3に示すよ うに、上記赤外線放射体2の高さ方向において例えば5段に積み重ねることによ り、全体では24枚×5=120枚の赤外線発生パネル11が装着されている。
【0013】 上記船体1の胴体1a,1bの内部に設けられた電源装置3は、上記赤外線放 射体2の外周側面に装着された赤外線発生パネル11,11,…を作動させるた めの電力を供給するもので、例えば発動発電機から成る。また、同じく上記胴体 1a,1bの内部に設けられた温度制御装置4は、上記赤外線放射体2の温度を 制御するもので、後述の赤外線発生パネル11に設けられた温度センサ20から の検出信号を入力して所定温度に制御するようになっている。
【0014】 ここで、本考案においては、上記赤外線放射体2の個々の赤外線発生パネル1 1は、図6及び図7に示すように形成されている。すなわち、図6に示すように 、それぞれ同一の所定幅で短冊状に形成され赤外線を放出する電気パネルヒータ などの複数枚の発熱体14と、この発熱体14と同一幅で短冊状に形成され上記 発熱体14から放出される赤外線を反射するアルミ板などの複数枚の反射板15 とを有し、これらの板材の長手方向を赤外線発生パネル11の横方向に合わせる と共に、縦方向に交互に配列して並べてある。そして、図7(a)に示すように 、互いに隣接する発熱体14と反射板15とを側面視で90度以内の角度で交わら せて連続するジグザク状に接合してある。さらに、上記各発熱体14及び反射板 15の裏面側には、該発熱体14から後方へ熱伝導したり又は対流によって熱を 損失するのを防止するため発泡スチロールなどの断熱材16が充てん等により介 在されており、かつ各発熱体14及び反射板15の表面側には、該発熱体14が 直接外気に触れるのを防ぎ、相対風によって上記発熱体14の温度が変動したり 又は対流によって熱損失が増加するのを抑えるためポリエチレンなどの赤外線透 過フィルム17が張られている。なお、図6及び図7において、符号18は上記 発熱体14及び反射板15並びに断熱材16を保持するための後面板を示し、符 号19は上記赤外線透過フィルム17の四辺をとめる側端板を示しており、符号 20は発熱体14の温度を測定する温度センサを示している。
【0015】 このような赤外線発生パネル11の構造により、該赤外線発生パネル11から 放出される赤外線は、図7(a)において矢印Bで示すように発熱体14から直 接伝播するものと、矢印Cで示すように上記発熱体14で発生したものが反射板 15に当って前方に反射してくるものとが合成された形となり、パネル前方へ放 出される赤外線21の指向性が高くなる。また、上記発熱体14と反射板15と をジグザグ状に接合することにより、発熱体14の面積を小さくすることができ るので、経済的であると共に、熱損失を抑えることができる。
【0016】 また、上記赤外線発生パネル11の構造において、特に前記円筒状の赤外線放 射体2の外周側面にて垂直状に装着されるものにおいては、図7(a)に示すよ うに、発熱体14を上方で斜め下向きに位置させると共に、反射板15をその下 方で斜め上向きに位置させて、交互にジグザク状に接合してある。このような構 造とすることにより、例えば矢印Eのように斜め上方から入射してくる太陽光線 があるとすると、この太陽光線は、上方に位置する発熱体14の板面には入射せ ず、下方に位置する反射板15のみに入射して、反射の法則に従った角度で例え ば矢印F方向に反射する。従って、上記太陽光線は一切発熱体14に入射吸収さ れることなく、該発熱体14の温度上昇が防止され、赤外線放射体2の温度変動 を防止することができる。
【0017】 なお、図1〜図3において、符号22はこの赤外線放射標的を外部から無線通 信によりコントロールするための指令送受信用アンテナを示し、符号23は爆撃 又は射撃訓練の航空機がこの赤外線放射標的をレーダで発見するためのレーダ反 射装置を示している。
【0018】 図8は以上のように構成された赤外線放射標的の赤外線放射体2の温度制御を 行う制御系を示すブロック図である。この制御系は、図に示すように、指令送受 信用アンテナ22と、指令受信機7と、電気制御盤8と、電源装置3と、温度制 御装置4と、赤外線放射体2と、温度センサ20とから成り、上記の各機器は、 図1に示す船体1内で隔壁6,6,…により仕切られた各区画内にそれぞれ設け られている。そして、指令送受信用アンテナ22で例えば訓練参加の航空機から の指令電波を受信し、これを指令受信機7に入力し指令信号を取り出すと共に増 幅して電気制御盤8へ送り、例えばCPU(中央処理装置)から成る電気制御盤 8は指令を解読して電源装置3及び温度制御装置4に制御信号を送出する。
【0019】 すると、電源装置3が動作して赤外線放射体2の赤外線発生パネル11へ電力 を供給すると共に、温度制御装置4が動作する。上記の電力の供給により、赤外 線発生パネル11の発熱体14が加熱されると共に赤外線を放出し、このときの 上記発熱体14の温度が温度センサ20で検出され、その検出信号が上記温度制 御装置4へ送られる。この温度制御装置4には、目標温度が設定してあり、上記 検出温度と比較して誤差を取り出し、この誤差が無くなるようにフィードバック 制御する。これにより、上記赤外線放射体2の温度は略一定に制御される。この 結果、図1に示す赤外線放射体2からは略均一の赤外線が放射され、飛翔体側の 赤外線感知装置によってより正確に感知され、赤外線放射標的により飛翔体の所 望する爆撃訓練又は射撃訓練が行われる。
【0020】 なお、図1〜図3においては、赤外線放射体2は、円筒状に形成すると共に赤 外線発生パネル11,11,…を外周側面だけに装着したものとして示したが、 本考案はこれに限らず、上記円筒状の赤外線放射体2の屋根上面に赤外線発生パ ネル11を平面状に並べて装着してもよい。また、上記赤外線放射体2の形状は 、円筒状のものに限らず、上部が半球形に形成されたドーム状としてもよいし、 全体を球状に形成してもよい。さらに、上記赤外線放射体2を搭載する基台は、 水上に浮かべる船体1に限らず、陸上に置く台車であってもよい。また、その基 台は、自走式のものでもよいし、定置式のものでもよい。
【0021】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されたので、赤外線放射体2の外表面に多数装着さ れ、互いに隣接する発熱体14と反射板15とを側面視で90度以内の角度で交わ らせて連続するジグザグ状に接合し、さらにそれらの裏面側には断熱材16を介 在させ、かつ表面側には赤外線透過フィルム17を張って形成した赤外線発生パ ネル11を作動させることにより、周囲に赤外線を放出することができる。これ により、第一及び第二の従来例に比し上記赤外線放射体2の構造を簡単とすると 共に、風や太陽光線の影響を少なくして赤外線放射の温度を略均一とすることが でき、かつ風速変動による温度変化があっても消費電力を少なくできる。そして 、上記赤外線放射体2から放射される赤外線を略均一とすることができ、該赤外 線放射体2により飛翔体の所望する爆撃訓練又は射撃訓練が行われる。また、上 記のように構造が比較的簡単であるから、コスト低下を図ることができると共に 、訓練使用後の修復作業を簡単とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による赤外線放射標的の実施例を示す
側面図、
【図2】 上記赤外線放射標的を示す平面図、
【図3】 上記赤外線放射標的を示す正面図、
【図4】 赤外線放射体の骨組を示す中央断面図、
【図5】 赤外線放射体の構造を示す平面図、
【図6】 赤外線発生パネルの構造を示す拡大正面図、
【図7】 上記赤外線発生パネルの構造を示す図6のA
−A線断面図及び右側面図、
【図8】 赤外線放射体の温度制御を行う制御系を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1…船体、 1a,1b…胴体、 2…赤外線放射体、
3…電源装置、4…温度制御装置、 5…甲板、 1
1…赤外線発生パネル、 14…発熱体、15…反射
板、 16…断熱材、 17…赤外線透過フィルム、
20…温度センサ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載用の基台と、この基台上に搭載され
    ると共に外表面の全部又は一部には個々に赤外線を放出
    する赤外線発生パネルが多数装着された立体形状物から
    成る赤外線放射体と、この赤外線放射体の赤外線発生パ
    ネルを作動させるための電力を供給する電源装置と、上
    記赤外線放射体の温度を制御する温度制御手段とを有す
    る赤外線放射標的において、上記個々の赤外線発生パネ
    ルは、短冊状に形成された複数枚の発熱体と反射板とを
    その長手方向を横方向とし縦方向に交互に配列して並
    べ、互いに隣接する発熱体と反射板とを側面視で90度以
    内の角度で交わらせて連続するジグザグ状に接合し、さ
    らにそれらの裏面側には断熱材を介在させ、かつ表面側
    には赤外線透過フィルムを張って形成したことを特徴と
    する赤外線放射標的。
  2. 【請求項2】 上記赤外線放射体の外側面にて垂直状に
    装着される赤外線発生パネルは、互いに隣接する発熱体
    と反射板とにおいて発熱体を上方で斜め下向きに、反射
    板を下方で斜め上向きに配置したことを特徴とする請求
    項1記載の赤外線放射標的。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107719592A (zh) * 2017-10-19 2018-02-23 南京长峰航天电子科技有限公司 一种铝合金可拼装式双体高速靶船

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CN107719592A (zh) * 2017-10-19 2018-02-23 南京长峰航天电子科技有限公司 一种铝合金可拼装式双体高速靶船

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