JPH04123300U - 片面オフセツト印刷用積層耐水シート - Google Patents
片面オフセツト印刷用積層耐水シートInfo
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- JPH04123300U JPH04123300U JP2421191U JP2421191U JPH04123300U JP H04123300 U JPH04123300 U JP H04123300U JP 2421191 U JP2421191 U JP 2421191U JP 2421191 U JP2421191 U JP 2421191U JP H04123300 U JPH04123300 U JP H04123300U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は印刷適性などを損なうことなく、片
面オフセット印刷用の積層シートの帯電性を低下せしめ
る。 【構成】 基材の両面に熱可塑性合成樹脂を積層して成
る片面オフセット印刷用シートにおいて、非印刷面であ
る裏面の表面固有抵抗値を印刷面である表面の表面固有
抵抗値よりも小さくしたことを特徴とする低帯電性の片
面オフセット印刷用積層耐水シート。
面オフセット印刷用の積層シートの帯電性を低下せしめ
る。 【構成】 基材の両面に熱可塑性合成樹脂を積層して成
る片面オフセット印刷用シートにおいて、非印刷面であ
る裏面の表面固有抵抗値を印刷面である表面の表面固有
抵抗値よりも小さくしたことを特徴とする低帯電性の片
面オフセット印刷用積層耐水シート。
Description
【0001】
本考案は耐水性、印刷適性、低帯電性、耐候性及び寸法安定性にすぐれた片面
オフセット印刷用の積層耐水シートに関する。
【0002】
従来、基材に熱可塑性合成樹脂を積層した印刷用紙は、合成樹脂層に炭酸カル
シウムなどの無機顔料を含有させてその帯電性を小さくしている。
【0003】
前記したような従来の積層シートにおいては、合成樹脂層に配合された無機顔
料の効果によって、帯電が或る程度抑制されている。しかし、乾燥期の印刷機上
の静電気トラブル防止のためには、合成樹脂層に帯電防止剤を含有させてさらに
低帯電性にすることが望ましい。ところが、樹脂層に帯電防止剤を含有させると
、樹脂層表面に帯電防止剤の親水性基が存在することとなるために、この樹脂層
表面をオフセット印刷の印刷面とした場合、親油性インキが印刷面になじまず、
印刷仕上がりが損われることが多い。
従って、本考案は、印刷適性などを損なうことなく、片面オフセット印刷用の
積層シートの帯電性を低下せしめた片面オフセット印刷用積層耐水シートを提供
することを目的とする。
【0004】
本考案に従えば、前記目的は、基材の両面に熱可塑性合成樹脂を積層した構成
の片面オフセット印刷用の積層シートにおいて、非印刷面に帯電防止処理を行な
って、その表面固有抵抗値を下げると共に、印刷面には帯電防止処理を行なわず
、若しくは軽い処理をすることによって、非印刷面の表面固有抵抗値が印刷面の
それよりも小さくなるようにすることによって達成される。
【0005】
本考案に従った片面オフセット印刷用積層耐水シートに使用される帯電防止剤
としては、例えばアニオン系、カチオン系又はノニオン系の界面活性剤、金属酸
化物に代表される無機導電性材料、導電性樹脂などがあげられる。これらの帯電
防止剤を用いた帯電防止処理は、基材として使用される紙やプラスチックに積層
された最外層の合成樹脂層中に練り混みまたはその表面に塗工することによって
行なうことができる。帯電防止剤の配合量は、その種類、添加方法によって帯電
防止効果が異なるので一概には論じられないが、帯電防止剤によって調整される
表面固有抵抗値からみた場合、非印刷面については1×106 〜1×1013Ω、好ま
しくは1×108 〜1×1012Ωとすることが望ましく、また印刷面については、帯
電防止処理する場合でも、1×109 〜1×1017Ω、好ましくは1×1012〜1×10 14
Ωとすることが望ましい。
【0006】
本考案に係る積層シートにおいては、熱可塑性合成樹脂層中に無機顔料を含有
させてもよい。この場合、使用される無機顔料の平均粒径は、無機顔料の樹脂層
中への分散性並びに無機顔料が樹脂層に付与する筆記性及び印刷適性の見地から
すれば、通常0.01〜10μm、好ましくは 0.1〜5μmであるのが好ましい。使用
することのできる無機顔料としては、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン、タル
ク、クレー、カオリン、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、酸化マグネシウム、
酸化ケイ素、ケイソウ土、磁性酸化鉄等およびこれらの混合物があげられる。
【0007】
本考案に従って、合成樹脂層中に無機顔料を配合させるに際しては、カーボン
ブラック、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等の有機フィラーを少量混
合してもよく、さらにフィラーの分散性を向上させる補助剤として脂肪酸塩、粘
着付与剤、親水化ポリオレフィンワックス等を適宜加えることができ、またそれ
らでフィラーの表面処理を行なうこともできる。無機顔料の配合量には特に限定
はないが、好ましくは20〜80重量%、更に好ましくは25〜50重量%である。
【0008】
本考案の積層シートを構成する基材としては例えば上質紙、中質紙、コート紙
及び各種合成樹脂フィルムが使用できる。一方、樹脂層を形成するポリオレフィ
ン系熱可塑性樹脂としては、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂及びポリエステ
ル系樹脂が好ましい。
【0009】
ここで、オレフィン系樹脂とはエチレン、プロピレンなどの1−オレフィンの
単独重合体に限らず、1−オレフィンと共重合可能な他の単量体、例えば酢酸ビ
ニル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチルなどを少量含有する共重合体をも
含み、更に異種の重合体または共重合体の組成物も包含するものとする。
【0010】
本考案の積層シートの製造法としては、基材層の少なくとも1面に無機顔料を
含まないポリオレフィン樹脂層をTダイ成膜機から押出成形し、更にその上面に
、別途無機顔料含有ポリオレフィン樹脂層をTダイ成膜機から押出成形しながら
積層接合する方法が好ましい。ここで、樹脂層の厚さは無機顔料含有層において
通常3μm以上、好ましくは5〜15μmとする。
【0011】
なお、最外層と基材に接する樹脂層とは同種の材料、例えば低密度エチレン樹
脂同士、高密度エチレン系樹脂同士、プロピレン系重合体同士及び1−ブテン系
重合体同士の組み合わせ系であることが好ましい。これら重合体が2種以上の重
合体の組成物から成る場合にも、各層の構成重合体の内訳及び両者の配合比率が
両層間で同一であるものが包含されている。
【0012】
以下、添付図面に基いて本考案の実施例を説明する。
【0013】
図1は、本考案の一実施例に係る積層耐水シートの断面図であり、例えば上質
紙を基材(1) として、そのオフセット印刷面となる表面側に熱可塑性合成樹脂層
(2) が積層されており、他方、非印刷面となる裏面側にも、熱可塑性合成樹脂(3
) が積層されている。そして、本考案では、非印刷面側の熱可塑性合成樹脂(2)
の表面固有抵抗値が印刷面側の熱可塑性合成樹脂層(3) よりも小さくなるように
構成されている。また、図2は、本考案の他の実施例に係る積層耐水シートの断
面図であり、表面側の熱可塑性樹脂層が中間層(4) と最外層(5) との2層からな
り、また裏面側の熱可塑性樹脂層も同様に中間層(6) と最外層(7) との2層から
なっている。
【0014】実施例1〜7及び比較例1〜4
表1〜表3に示した構成の積層シートを製造した。使用した原材料は以下の通
りである。
上質紙…十條製紙(株)製「金王」(坪量64g/m2)
P.P.…ポリプロピレン(三井石油工業(株)製 LA221)
フィラー…炭酸カルシウム
非イオン系界面活性剤…花王(株)製 EL320
【0015】
合成樹脂の積層は、Tダイからの押出し又は共押出しとし、基材層と接する側
の溶融状の樹脂にオゾンを吹き付けながら、表1〜表3に示した各種の構造の積
層耐水シートを製造し、下記の物性を測定し、その結果を表1〜表3にまとめて
示した。測定物性及び測定方法は以下の通りである。
【0016】
〔測定物性〕 〔測定方法〕
1)厚さ :JIS P−8118
2)表面固有抵抗値 :川口電機(株)製 Model P-601 VE-30を使用し、
23℃×60%RHの雰囲気中で製造後1週間目に測定した。
3)動摩擦係数測定 :JIS P−8147
4)印刷適性 :ローランド・オフセット平版印刷機 (202B) 印刷
用シートの寸法は 297×420mm (A3)であり、給紙速度は8000枚/時で印刷室の雰
囲気は20℃×40%RHであった。尚、インキは東洋インキ(株)製 TK-CCM-KSを使
用した。
5)印刷機上の表面電位測定:印刷機上給紙部において、カスガ電機(株)製 K
SD6110表面電位測定機により測定を行なった。
6)印刷作業性(給排紙) :◎ 2000枚につきトラブル0回
○ 2000枚につきトラブル1回
△ 2000枚につきトラブル2回
× 2000枚につきトラブル3回以上
7)印面仕上り :○ 良好
× 印面ムラあり
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
本考案によれば、表1〜表3にも示したように、帯電防止剤が印刷面に与える
悪影響を生じさせることなく静電気によるトラブルを防止することができる。加
えて、両面を樹脂で被覆しているので耐水性、耐候性及び寸法安定性に優れた片
面オフセット印刷用の積層シートが得られる。
【図1】図1は本考案の積層耐水シートの一実施例の断
面図である。
面図である。
【図2】図2は本考案の積層耐水シートの他の実施例の
断面図である。
断面図である。
1…基材
2…合成樹脂層
3…合成樹脂層
4…中間層
5…最外層
6…中間層
7…最外層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
D21H 19/80
(72)考案者 高野 道雄
千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油化
学工業株式会社内
(72)考案者 原田 武
千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油化
学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 基材の両面に熱可塑性合成樹脂を積層し
て成る片面オフセット印刷用シートにおいて、非印刷面
である裏面の表面固有抵抗値を印刷面である表面の表面
固有抵抗値よりも小さくしたことを特徴とする低帯電性
の片面オフセット印刷用積層耐水シート。 - 【請求項2】 シートの表裏面が共に帯電防止処理され
ている請求項1に記載の積層耐水シート。 - 【請求項3】 熱可塑性合成樹脂がポリオレフィン系樹
脂である請求項1に記載の積層耐水シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991024211U JP2597916Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991024211U JP2597916Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04123300U true JPH04123300U (ja) | 1992-11-06 |
| JP2597916Y2 JP2597916Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=31909215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991024211U Expired - Lifetime JP2597916Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597916Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000009343A1 (en) * | 1998-08-17 | 2000-02-24 | Sagawa Printing Co., Ltd. | Gravure printing method |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62259848A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-11-12 | 王子油化合成紙株式会社 | 複層構造の合成紙 |
| JPH0361039A (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-15 | Jujo Paper Co Ltd | 積層シート及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP1991024211U patent/JP2597916Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62259848A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-11-12 | 王子油化合成紙株式会社 | 複層構造の合成紙 |
| JPH0361039A (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-15 | Jujo Paper Co Ltd | 積層シート及びその製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000009343A1 (en) * | 1998-08-17 | 2000-02-24 | Sagawa Printing Co., Ltd. | Gravure printing method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2597916Y2 (ja) | 1999-07-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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