JPH04124151A - 2,6―ジアルキルナフタレンの製造方法 - Google Patents

2,6―ジアルキルナフタレンの製造方法

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JPH04124151A
JPH04124151A JP2242039A JP24203990A JPH04124151A JP H04124151 A JPH04124151 A JP H04124151A JP 2242039 A JP2242039 A JP 2242039A JP 24203990 A JP24203990 A JP 24203990A JP H04124151 A JPH04124151 A JP H04124151A
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dialkylnaphthalene
dimethylnaphthalene
concentration
indenes
reaction
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JP2242039A
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Masayuki Otake
大竹 正之
Tetsuo Masuyama
増山 鉄男
Akio Nakanishi
中西 章夫
Yoshio Asahi
佳男 朝日
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法に
関するものである。詳しくは、ジアルキルナフタレン異
性体混合物を含有する原料油から2,6−ジアルキルナ
フタレンを製造する方法に関するものである。
[従来の技術] 2.6−ジアルキルナフタレン、例えば2,6−ジメチ
ルナフタレンは耐熱性およびガスバリアー性の高いポリ
エチレンナフタレート(PEN)等の原料として使用さ
れ、ジアルキルナフタレン異性体混合物を主要成分とし
て含有する原料油から分離されている。
従来、ジアルキルナフタレン異性体混合物を主要成分と
して含有する原料油から2,6−ジアルキルナフタレン
を分離する方法としては、ゼオライト系吸着剤を使用す
る方法が数多く知られている。
例えば、米国特許3133126、同3114782、
同3772399、同3840610、同389508
0、同4014949、特公昭49−27578、特公
昭51−24505、特公昭52−945、およびオラ
ンダ特許7307794等が挙げられる。
[発明が解決しようとする課題J しかしながら、かかる方法には、純度99%以上のよう
な高純度の2,6−ジアルキルナフタレンを高収率で得
る具体的な方法は開示されていない。更に、ジアルキル
ナフタレン異性体混合物をを含む芳香族炭化水素留分中
の不純物や、かかる留分から2,6−ジアルキルナフタ
レンを分離後のジアルキルナフタレン混合物を含むラフ
イイ・−1・を異性化反応等をした場合に生成する副生
物の挙動については全く解明されておらず、高純度の2
,6−ジアルキルナフタレンを収率よく製造するために
は多くの解決すべき問題があった。
本出願人は、先に、特定の吸着剤と脱離剤を用いるカラ
ムクロマトグラフィー分離と晶析分離を組み合せること
により2,6−ジアルキルナフタレンの分離方法を提案
した(特開平1−168628号)。この方法では、カ
ラムクロマトグラフィー分離を擬似移動床方式により連
続的に行うことが可能であり工業的実施上極めて有利で
あるが、留分中のジアルキルナフタレン以外の不純物の
挙動が不明であった。
また、ジアルキルナフタレン異性体混合物を含む芳香族
炭化水素留分の原料油から2,6−ジアルキルナフタレ
ンを分離して得られる2、6体の濃度が低下したアルキ
ルナフタレン異性体混合物は、経済的観点から、これを
異性化等の変換反応に付して2,6−ジアルキルナフタ
レン濃度を熱力学的平衡濃度に近い組成まで高めて分離
工程に循環することが好ましい。
しかし、反応に際しては、ジアルキルナフタレン自体あ
るいは不純物として混在する他の炭化水素類の少なくと
も一部が、脱アルキル化、不均化、水素化、二量化、分
解、閉環、開環等の複雑な副反応を併発して、軽沸成分
や高沸成分が副生ずるのが通例である。これらの不純物
の影響や挙動に関する知見も不明であり、また、目的の
2,6−ジアルキルナフタレンを含む留分には特にイン
ダン類およびインデン類が不純物として通常、数%混在
しているが、これらはその沸点がジアルキルナフタレン
成分と近い範囲にあり、蒸留等の工業的プロセスの採用
上なお解決すべき多くの問題がある。
本発明は、従来法による上述の問題点を解決し、不純物
として特にインダン類および/またはインデン類が混在
したジアルキルナフタレン、中でもジメチルナフタレン
異性体混合物を主要成分として含有する原料油から、工
業的に有利に2,6−シメチルナフタレンを取得する方
法を確立することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段J 本発明者等は、上記の目的を達成するために検討した結
果、ジアルキルナフタレン異性体混合物を主要成分とし
て含有する原料油中の不純物として、特にインデン類、
インダン類等の多くは通常の蒸留操作では分離が完全で
なく、一方、かかるインジス類およびインデン類は化学
的安定性が他の芳香族炭化水素と比較して低く、得られ
る製品)着色、ガム状異物の形成、ジアルキルナフタレ
ンの異性化等の反応触媒の失活、触媒上でのコーク蓄積
等の種々のトラブルの原因となることを見いだした。
従って、異性化反応等と分離処理とを組み合わせて、ジ
アルキルナフタレン異性体混合物を含有する原料油から
2,6ジアルキルナフタレンを取得する場合、原料油中
のインダン類およびlまたはインデン類の含有割合は少
ないにも拘わらず、次第に系内に蓄積して効率よ<2,
6ジアルキルナフタレンを製造することの障害となるこ
とが判明した。
そこで、本発明者らは、上記の知見に基づいて更に検討
を重ねた結果、原料油である芳香族炭化水素留分中に含
有されるインダン類、インデン類等の不純物を特定のプ
ロセスにより反応系から除去することによりかかる問題
が解消することを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、次の通りである。
ジアルキルナフタレン異性体混合物を含有する原料油か
ら、2,6ジアルキルナフタレンを製造する方法におい
て、次の[1]〜[4]の工程を含み、かつ、原料油の
少なくとも一部を第2工程に供給することを特徴とする
2、6ジアルキルナフタレンの製造方法。
■2,6−ジアルキルナフタレンの濃度の低下したジア
ルキルナフタレン異性体混合物を、変換反応に付して、
2,6−ジアルキルナフタレンの濃度を高めた反応生成
物を得る第1工程。
■第1工程で得られた反応生成物から、蒸留により、ジ
アルキルナフタレン留分を得る第2工程。
■第2工程で得られたジアルキルナフタレン留分から2
,6−ジアルキルナフタレンを分離取得する第3工程。
■第3工程で2,6−ジアルキルナフタレンを分離した
後に得られた2、6−ジアルキルナフタレンの濃度の低
下したジアルキルナフタレン異性体混合物を、第1工程
に循環する第4工程。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明におけるジアルキルナフタレンとは、ジメチルナ
フタレン、ジエチルナフタレン、ジイソプロピルナフタ
レン、メチルエチルナフタレン、メチルイソプロピルナ
フタレン等の炭素数1〜3個程度の直鎖または分岐アル
キル基を置換基として有するナフタレン誘導体であり、
好ましくはジメチルナフタレン、ジエチルナフタレン、
ジイソプロピルナフタレン、特に好ましくはジメチルナ
フタレンである。またジアルキルナフタレン異性体混合
物とは、これらのジアルキルナフタレンの位置異性体混
合物であり、具体的には1、ジメチルナフタレンを例に
とれば、2,6体、2,7体、2,3体、1,3体、1
,8体、1,7体、1,6体1、■。
5体、および1,4体、1,2体の10種の位置異性体
を主成分とする混合物を意味する。
本発明の処理の対象である、ジアルキルナフタレン異性
体混合物を含有する原料油としては、(1)ガスオイル
、石炭タールまたは石油系重質油からの留分もしくは抽
出物、(2)前記(1)もしくは灯軽油の分解生成物や
改質物、(3)ナフタレンまたはアルキルナフタレンの
アルキル化やトランスアルキル化生成物等の沸点260
〜3206C程度の芳香族炭水素の混合物、(4)アル
キル置換ベンセン類の脱水素環化生成物等の沸点260
〜3200程度の芳香族炭水素の混合物等がある。これ
らは、主として上記のジアルキルナフタレンを通常、5
0%以上、好ましくは90%以上含有し、その他モノア
ルキルナフタレン、インダン類およびインデン類等を含
むものである。更に微量の含窒素、含酸素、含硫黄化合
物等の不純物を含有するが、これらについては予め可及
的に除去してから使用することが望ましい。
また、2,6−ジアルキルナフタレンの濃度の低下した
ジアルキルナフタレン異性体混合物とは、上記原料油か
ら後述する本発明のプロセスの第3工程で説明するカラ
ムクロマトグラフィー等により2,6−ジアルキルナフ
タレンの大部分を分離し、カラムの脱離剤を蒸留等によ
って除去したものである。
具体的には、全ジアルキルナフタレン中、2,6体の濃
度が0.1〜10%好ましくは0.2〜5%程度もので
ある。また、該混合物中には、ジアルキルナフタレン成
分以外に、原料油由来のその他の成分(モノアルキレン
、インダン類及びインデン類等)が含まれてもよいが、
通常、全体の50%以下、好ましくは10%以下である
本発明の方法は以下に示す■がら■の4工程含むことか
らなる。
■第1工程: 本工程では、2,6−ジアルキルナフタレンの濃度の低
下したジアルキルナフタレン異性体混合物を、変換反応
に付して、2,6−ジアルキルナフタレンの濃度を高め
た反応生成物を得る。
かかる変換反応は異性化反応、アルキル化反応あるいは
トランスアルキル化反応等により行われ、固体酸触媒ま
たはルイス酸触媒の存在下に気相または液相で実施され
る。反応は、通常20〜500°Cの温度および大気圧
〜50気圧程度の圧力下において、好ましくは水素気流
中で上記のジアルキルナフタレン混合物を気相で導入し
て実施するのがよい。
特に好適な変換反応触媒としては、例えば、特開平1−
199917、特開平1−175946、米国特許47
83569、特開昭63−112527、西独特許37
03291、特開昭61−36232、特開昭63−8
344、特開昭63−8345、特開昭63 + 14
737、特開昭62−29536、特開昭62−226
931等に記載された、水素型にイオン交換したペンタ
シル型ゼオライト、特にH−ZSM−5型ゼオライト、
水素もしくは各種の金属カチオン交換されたY型ゼオラ
イト、モデルナイト型ゼオライト等のアルミノシリケー
トをベースとする触媒があげられる。これらのゼオライ
ト系触媒は、要スレハニッケノ呟 レニウム、パラジウ
ム、白金等の水素化能を有する金属成分を担持するか、
または、これらの金属でイオン交換してもよい。工業的
実施上はこれらの触媒のシリカ、アルミナ、ベーマイト
、アルミナゾル、粘土鉱物類(カオリナイト、セビオラ
イト、ハロイサイト、モンモリサイト等の天然粘土鉱物
やピラード架橋粘土のような合成粘土)と共に成型して
使用するのが一般的である。
他の好適な触媒としては、特開昭64+61435、ヨ
ーロッパ特許202752、特開平1 + 19744
8、特開平1−197449等に記載されている沸化水
素酸、塩化アルミニウム等のルイス酸触媒が挙げられ、
これらは液相で反応させるのが一般的である。
このようにして、上述の条件下で変換反応を実施するこ
とにより、2,6−ジアルキルナフタレンを含むジアル
キルナフタレンを熱力学的平衝濃度付近、具体的にはジ
アルキルナフタレン異性体中の2.6体の濃度が10〜
20%程度の組成まで高めれた反応生成物を得る。
■第2王程: 本工程では、第1工程で得られた反応生成物から、蒸留
により、ジアルキルナフタレ留分を得る。
即ち、本工程では、第1工程で得られた反応生成物のう
ち、反応により副生じた低沸点の成分(低沸物)及び高
沸点の成分(高沸物)を可及的に除去する。
また、上記蒸留を行う場合、原料油の少なくとも一部を
本工程に供給し、原料油中の不純物、特にインデン類、
インダン類等の不純物を可能な限り、上記の反応副生物
とともに蒸留除去することを特徴とする。
[原料油の少なくとも一部]とは、原料油中の不純物濃
度を考慮して、原料油を第2工程以外に、例えば、第3
工程にも供給できることを意味する。
しかしながら、原料油中の不純物をできるだけ蒸留で除
去するためには、通常、原料油の10%以上、好ましく
は50%以上、特に好ましくは全量を第2工程に供給す
る。
従来の方法では、原料油より2,6−ジアルキルナフタ
レンをクロマグラフィー等で分離した後の残りのラフィ
ネートを用いて変換反応を行っていたが、該工程ではイ
ンダン類、インデン類がほとんど除去できない。従って
、これらの不純物が反応系に供給蓄積されていくことに
なり、触媒活性の低下の原因となる。
また、上記のクロマト分離、あるいは変換反応前に蒸留
工程を加えて不純物を除去する方法も可能であるが、プ
ロセスが増加し経済的な方法ではない。
ところが、本発明の方法を採用した場合は、余分な工程
を付加することなく、反応の副生物及び原料油中のイン
デン類、インダン類等の不純物を同時に蒸留により除去
することができる。
また、1回の蒸留プロセスのみではインデン類、インダ
ン類等をすべて除去することは困難であるが、本発明の
循環プロセスに供せられることにより、これらの不純物
の系内における蓄積が押えられ、長期に渡り、優れた反
応成績を維持することができる。
蒸留の具体的方法としては、例えば、第1工程で得られ
た混合物を蒸留塔に供給して低沸点とともにインダン類
、インデン類との不純物塔頂から系外に留去し、塔底液
を同一の蒸留塔において蒸留するかまたは第二の蒸留塔
に導入して蒸留し、塔頂からジアルキルナフタレンを留
去させて次工程へ供給するとともに塔底から高沸物を系
外に留去する方法が採用される。この場合、1〜200
 mmHg程度の減圧下で操作される充填蒸留塔、多段
蒸留塔を用いて連続的または回分式で精密蒸留すること
が適当である。好ましくは、釜温度が150〜280°
C程度の範囲のなるように塔内圧力を設定して、高沸物
を塔底から抜き出し、低沸物とインダン類、インデン類
等を塔頂より抜き出すように連続操作される。
■第3工程及び第4工程 第3工程では、第2工程で得られたジアルキルナフタレ
ン留分から2,6−ジアルキルナフタレンを分離取得す
る。
第4工程では、分離後の2,6−ジアルキルナフタレン
異性体の濃度の低下したジアルキルナフタレン異性体混
合物を第1工程に循環する。
前述の第2工程で得られたジアルキルナフタレンの含有
濃度を高めた反応生成物から2,6−ジアルキルナフタ
レンを分離する第3工程の方法としては、公知の種々の
方法が採用される。例えば、吸着剤を用いる回分法、カ
ラムクロマトグラフィーによる連続分離法、晶析法、加
圧晶析法あるいはホストゲスト型付加体形成法等が挙げ
られる。これらのうちでも、カラムクロマトグラフィー
による連続分離法が特に好ましく、例えば、特開平1−
168628に記載されている擬似移動床方式による連
続分離法あるいはこれと晶析法とを組み合わせた方法が
推奨される。
吸着剤として使用されるゼオライトは、特に限定される
ものではないが、好ましくはアルカリ金属あるいはアル
カリ土類金属でイオン交換されたホージャサイト型七オ
ライドを用いるのがよい。
アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウムあるいはセシウム等が挙げられ、好まし
くはリチウムあるいはカリウムを用いるのがよく、アル
カリ土類金属としては、ベリリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウムあるいはバリウム等が挙げら
れ、好ましくはバリウムを用いるのがよい。
具体的には、ジメチルナフタレン異性体混合物を原料と
する場合はリチウムでイオン交換したY型ゼオライトが
最も有効であり、ジイソプロピルナフタレン異性体混合
物を原料とする場合はバリウムでイオン交換したY型ゼ
オライトがよい。
本工程では、吸着剤に一旦吸着させた後、脱離剤により
吸着された特定の異性体を脱離させて選択的に分離する
が、使用する脱離剤としては、通常炭素数1〜3個程度
の直鎖または分岐アルキル基を置換基として有するベン
ゼン環系芳香族誘導体、例えばキシレン、トルエン、エ
チルベンゼンあるいはジエチルベンゼン等が挙げられる
。これらの脱離剤は分離対象により適宜選択決定される
。特に2,6−シメチルナフタレンを取得する場合には
、パラキシレンおよび/またはオルトキシレンを使用し
て、カラムクロマトグラフィーによる連続分離法により
連続的に分離するのがよい。
分離条件としては、通常60〜200°Cの温度および
大気圧〜20気圧の圧力から選択するのが好ましい。こ
のようにして分離された2、6−ジアルキルナフタレン
の製品流を、更に晶析分離すれば一層高純度の2,6−
ジアルキルナフタレンを得ることができる。そして、か
かる方法により2,6−ジアルキルナフタレンを分離後
、分離後の2,6−ジアルキルナフタレン濃度の低下し
た、具体的には、全アルキルナフタレン異性体中の2,
6体の濃度が、通常0.1〜10%、好ましくは0.2
〜5%であるジアルキルナフタレン異性体混合物を第1
工程に循環して、再度繰り返し使用する。
[実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明がその要旨を越えない限り下記の実施例に限定される
ものではない。
また、各成分の分析はガスクロマトグラフィー(GC)
及びガスクロマトグラフィー質量分析計(GC−MS)
で行った。
実施例 (1)原料油のクロマト分離 原料油として、ジメチルナフタレン成分力(90%(こ
のうち2,6体が全異性体の13.4%)、更にインダ
ン類(インダン、メチルインダン、ジメチルインダン等
)及びインデン類(インデン、メチルインデン、ジメチ
ルインデン等)が合計で2.1%、その他、少量のエチ
ルナフタレン、ビフェニル等を含有する芳香族炭化水素
留分を用いた。
ノチウムでイオン交換したY型ゼオライト(粒度分布2
50〜420 pm )を充填した内径28mm、充填
高8416 mmのステンレン製カラム8本を用1./
1iet似移動床を用いた吸着分離方法により、100
°Cで原料油から2,6−ジメチルナフタレンを分離し
た。
すなわち、原料供給口より原料油を111m1/h1−
で送入し、脱離剤供給口よりバラキシレンを366m1
/計で送入し、非吸着物質流(製品流)を84 ml 
/ hr、ラフィネート流を393 ml / hrに
制御して運転を行つ運転開始後、19時間で系内の濃度
分布が定常状態になったので製品流を分析したところ、
バラキシレンが78.6%、2,6−ジメチルナフタレ
ンが14.8%、2,7−ジメチルナフタレンが0.2
%、2,3−ジメチルナフタレンが0.1%であった。
一方、ラフィネート流中のバラキシレンは82.6%、
2,6−ジメチルナフタレンは0.26%、また、全ジ
メチルナフタレンの濃度は15.9%であった。更に脱
離剤のバラキシレンを除くインダン類及びインデン類の
合計濃度は、製品流中で2.6%、ラフィネート流中で
2.0%であった。
(2)変換反応(第1工程) 2.6−ジメチルナフタレンを分離後のラフィネート成
分を、全理論段数50段の蒸留塔を使用して還流比3、
塔頂圧力120 mmHgで回分蒸留して脱離剤(バラ
キレン)を留去した。釜残液の粗ジメチルナフタレン異
性体混合物中の2,6−ジメチルナフタレンの濃度は1
.0%まで低下していた。
触媒としてZHM−5型ゼオライト(SiO2/ Al
2O3=32.5 )を焼成し、次いでNHA+型へイ
オン交換し、更に焼成してH中型に変換して得られたH
−ZSM−5型ゼオライトを打錠成型したものを使用し
た。
内径25mmのステンレス製反応器に、上記の触媒(粒
径10〜20メツシユ)20mlを充填し、触媒層の上
にはセラミックボールを充填し、これにジメチルナフタ
レン異性体混合物(DMN)を供給し、水素ガス中に気
化同伴させ、温度380°C1圧力10kg/Cmg、
H2/DMNモル=25、LH8V=0.6で流通して
異性化反応を行った。反応生成物を分析したところ、全
ジメチルナフタレン中の2,6−ジメチルナフタレン濃
度は13.5%であった。
なお、反応生成物中には、ジメチルナフタレンの他に、
微量のベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、メ
チルナフタレン、エチルナフタレン等のジメチルナフタ
レンよりも低沸点の化合物、トリメチルナフタレン類、
テトラメチクルナフタレン類、ペンタメチルナフタレン
類、種々の数のメチル基を有するビナフチル体等のジメ
チルナフタレンよりも高沸点の化合物、並びにインダン
類、インデン類、ビフェニル類等が検出された。
(3)蒸留分離(第2工程) 全理論数50段の蒸留塔を用いて、上記の変換反応生成
物8.5 kgに、原料油1.5kgを混合し、全理論
数50段の蒸留塔を使用して、塔頂圧力20 mmHg
、還流比5または20とし、塔頂温度により、いくつか
の留分に分けて試料を採取し、各組成を調べたところ、
第1表の通りであった。
また、第1表の留分番号1〜3のその他の成分を分析し
たところ、80%以上が反応で副生じたナフタレン及び
メチルナフタレンであった。インダン類及びインデン類
は、これらのその他の成分とともに軽沸点留分として除
去できることが分かる。
(4)クロマト分離工程(第3工程) 上記の蒸留留出物の留分4及び5の混合液をクロマト分
離工程に供給した。クロマト分離の方法及び条件は前述
(1)の原料油のクロマト分離の場合と同一である。
このときの供給液中のインデン類及びインダン類の合計
濃度は0.8%であった。系内の濃度分布が定常状態と
なったのち、脱離剤のパラキシレンを除くインダン類及
びインデン類の濃度は、製品流で1.0%、ラフィネー
ト流で0.7%であり、蒸留分離工程での除去効果が確
認できた。
なお、製品流からバラキシレンを除いた2、6−シメチ
ルナフタレンの純度は76%であった。
(5)循環ラフィネート流の変換反応(第4工程及び第
1工程) 上記のクロマト分離後のラフィネート流を前述(2)と
同様に脱離剤を蒸留除去し、粗ジメチルナフタレン異性
体混合物(2,6−シメチルナフタレンの濃度は1.5
%、インダン類及びインデン類の合計濃度は0.4%)
を得た。
内径20mmの小型ガラス製流通反応器に前述(2)と
同様の触媒6.0gを入れた。これに上記粗ジメチルナ
フタレン異性体混合物を水素ガス中に気化同伴させ、温
度400°C1常圧下、H2/DMNモル比=4、LH
8V=1.4で流通し、強制劣化条件下で反応を10時
間行った。その結果、全ジメチルナフタレン異性体中の
26−シメチルナフタレンの濃度は、初期値で14.1
%、10時間後で13,2%であった。
比較例 実施例の(1)でクロマト分離したラフィネート流より
脱離剤を除去して得た粗ジメチルナフタレン異性体混合
物(2,6−シメチルナフタレン濃度は1.5%、イン
ダン類及びインデン類の合計濃度は2.0%について、
実施例の(5)と同様に反応を行ったところ、全ジメチ
ルナフタレン異性体中の2,6−シメチルナフタレンの
濃度は、初期値で13.9%、10時間後で12.3%
であった。実施例の(5)と比較して、触媒活性の低下
が著しい。
[発明の効果] 本発明の方法は、上述の第1がら第4の各工程を繰り返
して実施することにより、系内にインダン類およびlま
たはインデン類等の不純物の蓄積を生じることなく、極
めて高純度の2,6−ジアルキルナフタレンを効率よく
得ることができ、本物質の工業的生産に寄与するところ
が大きい。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジアルキルナフタレン異性体混合物を含有する原
    料油から、2,6−ジアルキルナフタレンを製造する方
    法において、次の[1]〜[4]の工程を含み、かつ、
    原料油の少なくとも一部を第2工程に供給することを特
    徴とする2,6−ジアルキルナフタレンの製造方法。 [1]2,6−ジアルキルナフタレンの濃度の低下した
    ジアルキルナフタレン異性体混合物を、変換反応に付し
    て、2,6−ジアルキルナフタレンの濃度を高めた反応
    生成物を得る第1工程。 [2]第1工程で得られた反応生成物から、蒸留により
    、ジアルキルナフタレン留分を得る第2工程。 [3]第2工程で得られたジアルキルナフタレン留分か
    ら2,6−ジアルキルナフタレンを分離取得する第3工
    程。 [4]第3工程で2,6−ジアルキルナフタレンを分離
    した後に得られた2,6−ジアルキルナフタレンの濃度
    の低下したジアルキルナフタレン異性体混合物を、第1
    工程に循環する第4工程。
  2. (2)原料油が不純物としてインダン類および/または
    インデン類を含有する請求項1記載の製造方法。
  3. (3)ジアルキルナフタレンがジメチルナフタレンであ
    る請求項1または請求項2記載の製造方法。
  4. (4)原料油の全量を第2工程に供給することを特徴と
    する請求項1記載の製造方法。
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