JPH0412558Y2 - - Google Patents

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JPH0412558Y2
JPH0412558Y2 JP10834388U JP10834388U JPH0412558Y2 JP H0412558 Y2 JPH0412558 Y2 JP H0412558Y2 JP 10834388 U JP10834388 U JP 10834388U JP 10834388 U JP10834388 U JP 10834388U JP H0412558 Y2 JPH0412558 Y2 JP H0412558Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、演奏者の吹奏演奏に応答して所望
の楽音の発生を行うブレスセンサ付の音高指定装
置およびこれを用いた空気流応答型電子楽器に関
する。
[従来技術と考案が解決しようとする課題] 従来のブレスセンサ付の電子管楽器において、
吹奏入力の強さに従つて、発生させる楽音の音
量、音質などの楽音パラメータを可変制御できる
ものがある。本件出願人も、この種の電子管楽器
を提案している(たとえば特開平1−77091号公
報に記載のもの)。
ところで、こうした従来の電子管楽器の場合、
発生させる楽音の音高を設定するためには、複数
の音高設定スイツチを持つ音高設定手段におい
て、選択した複数の音高設定スイツチの組合せを
同時にオンまたはオフさせる運指操作を行うこと
によつてその音高設定手段から音高情報を出力し
て楽音発生回路より所望の音高の楽音を発生させ
るように構成されている。
したがつて、演奏者は、演奏中に楽音の音高を
変更させる場合は、複数の音高設定スイツチを複
数の指の運指操作により正確に同時にオンまたは
オフ操作しなければならず、例えば、音高を半音
だけ変更させる場合は、元の指使いに新しくレバ
ーやキーの操作を追加するような通常とは逆の指
使い(クロスフインガリング)が必要となり、か
なりの経験者でも正しい運指操作ができていない
瞬間が生じ、その過渡的な瞬間に、不必要な正し
くない音高の楽音が放音されてしまうという問題
点がある。
最近、こうした従来の問題点を解消する一方策
として、特公昭59−42315号公報に記載の電子管
楽器が知られている。この電子管楽器によれば、
オクターブシフトの際に、不必要な音高の楽音が
放音されるのを防止するため、シフト中は楽音を
消音させる出力消音回路を設けているが、これで
は、演奏中に楽音の出力が一旦途切れてしまい、
自然でなめらかな演奏ができないという問題点が
ある。
また、オクターブ切換スイツチを切換操作し
て、音高設定スイツチによつて設定した音高に対
してオクターブ単位でその音高をアツプしたりダ
ウンしたりさせるよう変更設定する場合には、そ
の切換操作は親指で行うため特に操作が難しく、
音高設定スイツチの運指操作とタイミングを合わ
せて切換操作することは困難であり、やはり不必
要な音高の楽音が放音されてしまうという問題点
がある。
[考案の目的] この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、発生すべき楽音の音高を指
定するための複数の音高指定操作子に対する運指
操作や音高指定操作子に対する運指操作により指
定された音高をオクターブ単位で変更するための
オクターブ変更手段に対する変更操作が演奏者に
より同時に操作されず、時間的に、ばらつきのあ
る状態で操作された場合でも、演奏者の意に反し
た音高の指定が行われることなく、演奏者の意図
した正しい音高の指定を確実に行うことができる
音高指定装置を提供することを目的とする。
さらに、音高指定操作子に対する運指操作やオ
クターブ変更手段に対する変更操作の操作難易度
に応じた所定時間の経過後の時点において、前記
運指操作やオクターブ変更操作により指定されて
いる音高をもつ楽音の発生を、演奏者による吹奏
等の操作開始タイミングに従つて確実に行うこと
ができる空気流応答型電子楽器を提供することを
他の目的とする。
[考案の要点] この考案は、このような目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、発生すべき楽音の音
高を指定するための複数の音高指定操作子に対す
る組み合わせに係る運指操作あるいは前記複数の
音高指定操作子のなかの少なくともひとつの音高
指定操作子に対する運指操作に変化があつた変化
時点から、予め設定されている第1の所定時間が
経過するまでの間になされた前記運指操作により
指定されている音高を指定するための音高指定信
号の出力は禁止し、その代り、当該第1の所定時
間が経過した時点において、前記運指操作により
指定されている音高を指定するための音高指定信
号は、前記第1の所定時間経過後の時点で出力す
るように制御する一方、オクターブ変更手段に対
する変更操作に変化があつた変化時点から、予め
設定されている前記第1の所定時間よりも長い第
2の所定時間が経過するまでの間になされた変更
操作によりオクターブ変更されている音高を指定
するための音高指定信号の出力は禁止し、その代
り、当該第2の所定時間が経過した時点におい
て、前記変更操作によりオクターブ変更されてい
る音高を指定するための音高指定信号は、前記第
2の所定時間経過後の時点で出力するように制御
したことを要点とする。
請求項3記載の考案は、空気流状態検出手段か
ら順次出力された検出信号に基づいて、請求項1
または2に記載の各制御手段により出力された音
高指定信号により指定された音高をもつ楽音を発
生するようにしたことを要点とする。
[実施例] 以下、図面を参照して、この考案による電子管
楽器の一実施例について述べる。
<構成> 第1A図、第1B図及び第1C図はこの考案の
一実施例の外観を示す正面図、左側面図及び背面
図であり、管楽器本体101には吹奏者の吹き口
部101aに対する息の強さ、または息の量を検
出するブレスセンサ1、音高設定スイツチ群2
(音高設定スイツチ2−1〜2−8)、音色・効果
切換スイツチ群3、スピーカ4、電源スイツチ5
などが配設されている。更に、管楽器本体101
には、音高設定スイツチ群2の運指操作により設
定された音高に対してオクターブ単位でその音高
を変更して設定するためのオクターブ切換スイツ
チ群12が配設されている。このオクターブ切換
スイツチ群12は、音高設定スイツチ群2により
設定された音高をそのまま設定するためのノーマ
ル設定スイツチ12−1、その音高を1オクター
ブ高い音高に変更して設定するための1オクター
ブアツプスイツチ12−2、その音高を2オクタ
ーブ高い音高に変更して設定するための2オクタ
ーブアツプスイツチ12−3及びその音高を1オ
クターブ低い音高に変更して設定するための1オ
クターブダウンスイツチ12−4から成る。
第2図は第1図の管楽器本体101内の電気回
路を示す全体回路構成図であり、第1図と同一の
参照符号を付したものは同一機能を有するものと
を示す。
マイクロプロセツサから成る中央処理装置であ
るCPU6は、この管楽器全体の電気回路を制御
すると共に、楽音発生回路7から発音させる楽音
の発生および消音等を制御するものであり、以下
このCPU6の機能について述べる。
CPU6の第1番目の機能は、音高設定手段を
構成する音高設定スイツチ群2から出力される音
高情報を受け取り、これを楽音発生回路7に送出
することである。第2番目の機能は、ブレスセン
サ手段であるプレスセンサ1からのブレス情報
を、まず電圧変換回路8にて電圧値に変換し、さ
らにA/D変換器9にてデジタルブレス情報に変
換し、このデジタルブレス情報を受け取り、これ
を楽音の発音開始指示情報、楽音の音量や音色等
の楽音制御情報として楽音発生回路7に出力する
ことである。CPU6の第3番目の機能は、音高
設定スイツチ群2からの音高情報と音色・効果切
換スイツチ群3の指定操作にて選択されている音
色・効果情報を受け取り、これらの各情報に従つ
て、特定の音色・効果により特定の音高の楽音を
楽音出力装置10へ出力することであり、この楽
音出力装置10から楽音が音響出力として放音さ
れる。
また、CPU6の第4番目の機能は、この考案
の実施例の構成のポイントとなる、音高情報出力
制御手段を実現することにあり、そのために、こ
のCPU6内に設けたタイマ11−1,11−2
からの指示に基づき、楽音発生回路7を制御する
ことである。すなわち、演奏中に、楽音の音高を
変更するために、音高設定スイツチ群2のオン・
オフ状態が運指操作により変更した場合、直ちに
音高情報を楽音発生回路7に出力するのではな
く、音高設定スイツチ群2の少なくとも一つのス
イツチの指定操作に変化があつた場合、その変化
があつた時点から、所定の第1の遅延時間の経過
後に、上記タイマ11−1からの指示に基づい
て、変更された運指操作に対応した新しい音高情
報を楽音発生回路7に対し出力するように構成さ
れている。更に、音高設定スイツチ群2の運指操
作によつて設定された音高を、オクターブ単位で
変更して設定するために、オクターブ切換スイツ
チ群12のオン・オフ状態が切換操作により変化
した場合、直ちにオクターブ変更のための音高情
報を楽音発生回路7に出力するのではなく、その
変化があつた時点から、前記第1の遅延時間より
長く設定された第2の遅延時間経過後に、上記タ
イマ11−2からの指示に基づいて、変更された
切換操作に対応した新しい音高情報を楽音発生回
路7に対し出力するように構成されている。
次にこの実施例の電子管楽器における音高設定
スイツチ群2の運指操作及びオクターブ切換スイ
ツチ群12の切換操作の操作状態について第3図
に基づいて述べる。
第3図は、この音高設定スイツチ群2の運指操
作及びオクターブ切換スイツチ群12の切換操作
差の状態の例を示す図である。第3図1の楽譜の
五線譜上に示す各音符G4〜B3の音高に対応する
音高設定スイツチ群2の運指操作図は第3図2に
示されており、黒丸印はスイツチオン状態を示
し、白丸印はスイツチオフ状態を示すものであ
る。第3図3は、同様に第3図1の楽譜に示す各
音符G4〜B3の音高に対応するオクターブ切換ス
イツチ群12の切換操作図であり、黒角印は切換
オン状態を示し、白角印は切換オフ状態を示すも
のである。ここで例えば第3図1に示す最初の音
符G4を音高設定して演奏中に、次のA4#の音高
の楽音の演奏に音高を変更するためには、G4
音高に対応した音高設定スイツチ2−5〜2−7
をオン操作すると共に左手でオクターブ切換スイ
ツチ12−1を切換操作してノーマル状態にして
おく。次にA4#の音高に対応して左手で音高設
定スイツチ2−5をオフ操作し、音高設定スイツ
チ2−6,2−7はそのまま操作を続けると共に
左手でシヤープスイツチ2−9をオン操作し、オ
クターブ切換スイツチ12−1に対してはそのま
ま切換操作を維持する。更に、3番目のE5の音
高の楽音の演奏に音高を変更するためには、新た
に左手で音高設定スイツチ2−5をオン操作し、
シヤープスイツチ2−9をオフ操作すると共に右
手で音高設定スイツチ2−4,2−3をオン操作
し、かつ左手でオクターブ切換スイツチ12−2
を切換操作して1オクターブ音高を高く変更設定
する。D5の音高の楽音からD4の音高の楽音へ音
高を変更する場合、G4の音高の楽音からB3の音
高の楽音へ音高を変更する場合も同様にそれぞれ
オクターブ切換スイツチ12−1または12−4
の切換操作が必要である。この際、従来の電子楽
器では、これらの両手の指の操作が全て同じタイ
ミングでなされる必要があり、そのタイミングに
ばらつきがあると、正しくない操作状態の瞬間に
誤つた音高情報が楽音発生回路7に出力されて、
不必要な音高の楽音が放音されてしまう。特に、
音高設定スイツチ群2の運指操作に比べて親指で
操作するオクターブ切換スイツチ群12の切換操
作は難しく、これらの操作のタイミングを合わせ
るためにはかなりのテクニツクを必要とする。
この考案では、このような不都合な楽音の放音
を防ぐために、音高設定スイツチ群2の運指操作
状態が変更された場合、その変更時点からタイマ
11−1を動作させ、そのタイマ11−1からの
指示に基づいて、所定の第1の遅延時間(少なく
とも運指操作が正しい状態に安定するまでの時
間)だけ、音高設定スイツチ群2からの音高情報
のCPU6を経て楽音発生回路7に対する出力を
遅延させる構成となつている。更にまた、オクタ
ーブ切換スイツチ群12の切換操作状態が変更さ
れた場合も同様に、その変更時点からタイマ11
−2を動作させ、そのタイマ11−2からの指示
に基づいて、第1の遅延時間より長い時間に設定
された第2の遅延時間(少なくとも切換操作が正
しい状態に安定するまでの時間)だけ、オクター
ブ切換スイツチ群12からの音高情報が、CPU
6を経て楽音発生回路7に対して遅延して出力さ
せる構成となつている。
すなわち、いま最初の音符のG4#の演奏から
次のA4#の演奏に変更されるときは、オクター
ブ切換スイツチ群12の切換操作には変更がない
ので、音高設定スイツチ群2の変化時に対応して
予め設定されている第1の遅延時間(例えば
20msec)だけ遅れてA4#の音高の楽音が発音さ
れる。次にA4#からE5への音高の変更に対して
は、音高設定スイツチ群2とオクターブ切換スイ
ツチ群12が共に変化するので、この場合はオク
ターブ切換スイツチ群12の変化時に対応して、
予め第1の遅延時間より長く設定されている第2
の遅延時間(例えば35msec)だけ遅れてE5の楽
音が発音される。同様に次のE5からD5への変化
はオクターブ切換スイツチ群12の変化はないの
で、第1の遅延時間(20msec)だけ発音が遅延
するのである。続いてD5からD4への変化は、音
高設定スイツチ群2は変化しないがオクターブ切
換スイツチ群12の変化があるので第2の遅延時
間(35msec)だけ遅延し、以下順にD4からG4
の変化では第1の遅延時間だけ、G4からB3への
変化は第2の遅延時間だけ遅延することになる。
つまり、この第3実施例では、オクターブ切換ス
イツチ群12の切換操作に変化があつたときはよ
り長い時間に設定さりた第2の遅延時間だけ発音
開始が遅延するよう構成されている。
<動作> 次に第4図及び第5図を参照しながらこの実施
例において音高情報出力制御手段として機能する
CPU6の処理動作について述べる。第4図は、
音高設定スイツチ・オクターブ切換スイツチスキ
ヤンフローチヤート図であり、CPU6のメイン
ルーチン(図示しない)の動作に対して、所定の
タイミングで繰り返して動作するサブルーチンと
してのフローである。
まず、ステツプ4−1では、音高設定スイツチ
群2のオン、オフ操作状態をスキヤニングして読
み取り、この今回のスキヤニングによつて読み取
つた音高情報を今回音高情報バツフアNEWBに
ストアし、次のステツプ4−2において、その今
回音高情報が前回読み取つた音高情報をストアし
た前回音高情報バツフアOLDBの内容と同一か否
かを判断する。YESと判断されると、音高を変
更させるための音高設定スイツチ群2に何等変化
がなかつたのであるから、そのまま次のステツプ
4−3に進み、NOと判断されると、逆に変化が
あつたのであるからステツプ4−4に進み、前記
音高タイマバツフアKEYTIMに予め設定されて
いる第1の遅延時間、この場合、音高設定スイツ
チ群2に対する運指操作は、比較的簡単なので、
比較的短い遅延時間である20msecのデータを
CPU6に内蔵されたタイムバツフアTIMBFにセ
ツトして遅延時間のカウントに備えた後ステツプ
4−3に進む。
ステツプ4−3においてオクターブ切換スイツ
チ12の切換操作状態をスキヤニングして読み取
り、今回のスキヤニングによつて読み取つたオク
ターブ変更の情報を今回オクターブ変更情報バツ
フアNEWOにストアする。次のステツプ4−5
にて、今回オクターブ変更情報が前回読み取つた
オクターブ変更情報と等しいか否かをチエツク
し、YESと判断されると、ステツプ4−6にて
先のステツプ4−1にてストアした今回のスキヤ
ニングによる音高設定データと先のステツプ4−
3にてストアした今回のスキヤニングによるオク
ターブ変更データとを加算演算した結果を、今回
音高データをストアする今回音高データバツフア
KEWNEWにストアして次のステツプ4−7に
進む。ステツプ4−5にて進み、NOと判断され
ると、ステツプ4−8にて先にオクターブ切換タ
イマバツフアOCTTIMにストアされた第2の遅
延時間、この場合オクターブ切換スイツチ群12
に対する切換操作は、音高設定スイツチ群2に対
する運指操作と比較して難かしいので、比較的長
い遅延時間である35msecのデータを前記タイム
バツフアTIMBFに移してステツプ4−6に進
む。ステツプ4−7にてその今回音高データバツ
フアKEYNEWのデータ内容が前回のスキヤニン
グによる音高データをストアした前回音高データ
バツフアKEYOLDのデータ内容と等しいか否か
をチエツクして、YESと判断されると、音高の
変化がなく新しい音高情報を出力する必要はない
のでそのままメインルーチンにリターンするが、
NOと判断されると、新しい音高情報を出力する
必要があるので次のステツプ4−9に進む。ステ
ツプ4−9にてタイマ11−1,11−2におけ
る音高変化フラグ1が立つているか否かをチエツ
クして、YESと判断されると、タイマ11−1,
11−2はカウント中であり、ステツプ4−10
にて今回音高データバツフアKEYNEWにストア
した音高データを前回音高データバツフアに移し
て次回のスキヤニングに備えた後メインルーチン
にリターンする。NOと判断されると、タイマ1
1−1,11−2は未だカウントを開始していな
い場合であり、今回新しく発音を遅延させる場合
なので、次のステツプ4−11にてそれぞれの音
高変化フラグに1を立て、続いてステツプ4−1
2において、その音高変更に際して音高情報の出
力を所定時間だけ遅延させるために、前記タイム
バツフアTIMBFに予め設定されている第1及び
第2の遅延時間に対応したデータをCPU6の内
蔵タイマ11−1,11−2にそれぞれセツトし
てそのタイマ11−1,11−2のカウントをス
タートさせた後メインルーチンにリターンする。
このように、このスキヤンフローでは、演奏中
に音高設定スイツチ群2、あるいはオクターブ切
換スイツチ群12のオン・オフ操作状態に変化が
有つたかどうかをスキヤニングするものであり、
変化が検出されると、タイマ11−1,11−2
のカウントをスタートさせて、音高設定スイツチ
群2あるいきオクターブ切換スイツチ群12から
CPU6を経て楽音発生回路7へ出力する音高情
報をそれぞれ設定した時間だけ遅延させるための
遅延時間の経過をカウントさせるようにしている
ものである。すなわち、音高設定スイツチ群2あ
るいはオクターブ切換スイツチ群12の状態変化
があつても直ちには変更された音高情報を楽音発
生回路7へ出力させていないことがこの実施例の
動作のポイントである。
次に第5図はCPU6における音高変更処理の
フローチヤート図であり、このフローはメインル
ーチンに対してタイマインタラプトさせるもので
ある。
まずステツプ5−1で、吹奏によりブレスセン
サ1を経て検出されたブレス情報に基づくデジタ
ルブレス情報の値が、楽音の発音開始を指示すべ
き所定のキーオン設定値のレベルを越えたか否か
を判断し、YESと判断されると、キーオン中、
つまり楽音の発音中であり、ステツプ5−2にて
今回音高情報バツフアNEWBまたは前回音高情
報バツフアOLDBのデータを音高情報として楽音
発生回路7へ送出して、その音高情報つまり、今
回または前回の運指操作に基づく音高設定スイツ
チ群2のオン・オフ状態に対応した音高の楽音を
発音させることになる。
続いてステツプ5−3にてタイマ11−1,1
1−2の変化フラグを0にリセツトし、ステツプ
5−4でそのタイマ11−1,11−2のカウン
トをストツプさせて、次回の音高設定スイツチ群
2及びオクターブ切換スイツチ群12の状態変更
に備えた後、メインルーチンにリターンして動作
を終了する。
またステツプ5−1にて、進み、NOと判断さ
れると、デジタルブレス情報の値がキーオン設定
値に達していない場合であり、まだ楽音の発音開
始を指示すべき場合ではなく、キーオフ中なの
で、ステツプ5−3に進み、以下はキーオン中の
場合と同様の動作を行つてメインルーチンにリタ
ーンする。
このように、このフローにおいては、音高設定
スイツチ群2に対する運指操作またはオクターブ
切換スイツチ群12に対する切換操作により設定
変更された音高情報に基づいて現在発音中の楽音
から、変更後の新しい音高の楽音に変更して発生
させるための処理と、タイマバツフアTIMBFに
セツトされた所定の遅延時間の経過をカウントし
てこのフローのタイマインタラプト開始時刻を制
御するためのタイマ処理を行つているものであ
る。
なお、上記実施例では、各遅延時間のカウント
のためCPU内蔵のタイマ11−1及び11−2
を特別に設けているが、このタイマ11−1,1
1−2を設ける代わりに、メインルーチンの動作
回転数をカウントすることにより、上記遅延時間
をカウントように構成してもよい。
<実施例の効果> 上述したように、この実施例におけ電子管楽器
では、演奏中に音高設定スイツチ群2(2−1〜
2−8)の運指操作が変化した場合にも、直ちに
その変化状態に対応する音高情報が楽音発生回路
7に対し出力されず、タイマ11−1による指示
に基づいて、所定の第1の遅延時間(少なくとも
正しい安定した運指操作が完了するのに要する時
間)の経過後に始めて、楽音発生回路7から、変
更された運指操作に対応する音高の楽音が発音さ
れるようにすると共に、オクターブ切換スイツチ
群12の切換操作が変化した場合にも、直ちにそ
の変化に対応するオクターブ変更の音高情報が楽
音発生回路7に対し出力されず、タイマ11−2
による指示に基づいて、所定のオクターブ切換ス
イツチ群12の切換操作に対する第2の遅延時間
(第1の遅延時間より長い時間であり、少なくと
も正しく安定したオクターブ切換操作が完了する
のに要する時間)の経過後に始めて、楽音発生回
路7にオクターブ変更のための音高情報を出力す
るようにした。このため、運指操作が所定の操作
状態に安定しない過渡的状態、つまり、複数の指
による複数の音高設定スイツチ2−1〜2−8の
操作のタイミングが互いに一致せず、時間差を持
つて各音高指定スイツチ2−1〜2−8が運指操
作された場合にも、不必要な音高の楽音が一時的
に発音されることを未然に防止することができる
ばかりでなく、音高設定スイツチ2−1〜2−8
の操作タイミングとオクターブ切換スイツチ群1
2の各スイツチ12−1〜12−4の切換操作タ
イミングとが互いに一致せず、時間差を持つて操
作された場合にも、不必要な音高の楽音が発音さ
れることを未然に防止することができる。更に、
従来例のように、消音回路を設けていないので、
楽音の放音を途切れさせることなく連続的に放音
させたままでなめらかな発音継続の状態のなかで
音高の変更ができて、演奏しやすいという効果が
ある。
そしてまた、オクターブ切換スイツチ群12の
切換操作に対する前記第2の遅延時間を、音高設
定スイツチ群2の運指操作に対する前記第1の遅
延時間に比べてより長い時間に予め設定してある
ので、音高設定スイツチ群2の運指操作と比較し
てより操作テクニツクの難しいオクターブ切換ス
イツチ群12の切換操作が完全に終了するのに充
分必要な発音の遅延を確保することができるた
め、オクターブ切換スイツチ群12の切換操作時
間において、不必要な音高の楽音が一時的に放音
されてしまうようなことを未然に防止することが
できる。したがつて、音高設定スイツチ群2の運
指操作に対する第1の遅延時間を、オクターブ切
換スイツチ群12に対する第2の遅延時間とは別
に、充分短い時間に設定することができるので、
早いトリル演奏等を行つた場合でも、運指変化後
の楽音が不必要に遅れて放音がなされるという事
態を防止することが可能な電子管楽器が得られる
という効果がある。
なお音高設定スイツチ群2とオクターブ切換ス
イツチ群12とが共に変化したときは更に遅延時
間を長くして、例えば45msecとし、オクターブ
切換スイツチ群12のみが変化したときは遅延時
間を35msecとするように構成してもよい。
<変形実施例> なお、楽音発生回路7、楽音出力装置10は管
楽器本体101の外部に別途設けて、これら楽音
発生回路7および楽音出力装置10を、管楽器本
体101と電気的に接続するようにしてもよい。
更に電子管楽器本体の外観形状は、サキソフオ
ンタイプに限らず、クラリネツト等の他の形状に
することも可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、請求項1に記載の考案に
よれば、発生すべき楽音の音高を指定するための
複数の音高指定操作子(本実施例では、音高設定
スイツチ群2)に対する組み合わせに係る運指操
作あるいは前記複数の音高指定操作子のなかの少
なくともひとつの音高指定操作子に対する運指操
作に変化があつた変化時点から、予め設定されて
いる第1の所定時間(本実施例では、20msの時
間)が経過するまでの間になされた前記運指操作
により指定されている音高を指定するための音高
指定信号の出力は禁止し、その代り、当該第1の
所定時間が経過した時点において、前記運指操作
により指定されている音高を指定するための音高
指定信号は、前記第1の所定時間経過後の時点で
出力するように制御する一方、オクターブ変更手
段(本実施例では、オクターブ切換スイツチ群1
2)に対する変更操作に変化があつた変化時点か
ら、予め設定されている前記第1の所定時間より
も長い第2の所定時間(本実施例では、35msの
時間)が経過するまでの間になされた変更操作に
よりオクターブ変更されている音高を指定するた
めの音高指定信号の出力は禁止し、その代り、当
該第2の所定時間が経過した時点において、前記
変更操作によりオクターブ変更されている音高を
指定するための音高指定信号は、前記第2の所定
時間経過後の時点で出力するように制御した構成
としている。このため、音高指定操作子に対する
運指操作よりもオクターブ変更手段に対する変更
操作の方が演奏操作上、高度な演奏技術を要する
ことから、演奏操作の難易度がオクターブ変更操
作よりも低い音高指定操作に係る音高指定信号の
出力タイミングを、予め設定されている第1の所
定時間(音高指定操作が完全に終了するまでに充
分な比較的に短い時間)が経過した時点で出力す
る一方で、演奏操作の難易度の高いオクターブ変
更操作により指定されている音高用の音高指定信
号の出力タイミングを、前記第1の所定時間より
も長い第2の所定時間(オクターブ変更操作が完
全に終了するまでに充分な比較的に長い時間)が
経過した時点で出力することができる。
この結果、演奏操作上、演奏技術の難易度に応
じて、指定されている正しい音高を確実に指定す
ることができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、空気流
状態検出手段から順次出力された検出信号に基づ
いて、運指操作の変化やオクターブ変更操作から
所定時間経過後に、各制御手段により出力された
音高指定信号により指定された音高をもつ楽音を
発生するように構成しているので、演奏者の吹奏
等の操作開始タイミングに従つて、演奏者の意図
した正しい音高をもつ楽音を、演奏者の意図した
タイミングで確実に開始させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の電子管楽器の
実施例を説明するためのものであり、第1A図は
外観を示す正面図、第1B図は外観を示す左側面
図、第1C図は外観を示す背面図、第2図は電気
回路の全体構成図、第3図は音高設定スイツチ・
オクターブ切換スイツチ操作図、第4図は音高設
定スイツチオクターブ切換スイツチスキヤンフロ
ーチヤート図、第5図は音高変更処理フローチヤ
ート図である。 1……ブレスセンサ、2……音高設定スイツチ
群、6……CPU、9……A/D変換器、11,
11−1,11−2……タイマ、12……オクタ
ーブ切換スイツチ群。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 発生すべき楽音の音高を指定するための複数
    の音高指定操作子と、 前記音高指定操作子に対する運指操作により
    指定された音高をオクターブ単位で変更するた
    めのオクターブ変更手段と、 前記複数の音高指定操作子に対する組み合わ
    せに係る運指操作あるいは前記複数の音高指定
    操作子のなかの少なくともひとつの音高指定操
    作子に対する運指操作に変化があつたか否かを
    検出する音高指定用変化検出手段と、 この音高指定用変化検出手段により前記運指
    操作に変化があつたことが検出された変化時点
    から、予め設定されている第1の所定時間が経
    過するまでの間になされた前記運指操作により
    指定されている音高を指定するための音高指定
    信号の出力は禁止する一方、その代り、当該第
    1の所定時間が経過した時点において、前記運
    指操作により指定されている音高を指定するた
    めの音高指定信号は、前記第1の所定時間経過
    後の時点で出力するように制御する音高指定用
    制御手段と、 前記オクターブ変更手段に対するの変更操作
    に変化があつたか否かを検出するオクターブ変
    更用変化検出手段と、 このオクターブ変更用変化検出手段により前
    記変更操作に変化があつたことが検出された変
    化時点から、予め設定されている前記第1の所
    定時間よりも長い第2の所定時間が経過するま
    での間になされた前記変更操作によりオクター
    ブ変更されている音高を指定するための音高指
    定信号の出力は禁止する一方、その代り、当該
    第2の所定時間が経過した時点において、前記
    変更操作によりオクターブ変更されている音高
    を指定するための音高指定信号は、前記第2の
    所定時間経過後の時点で出力するように制御す
    るオクターブ変更用制御手段と、 を具備したことを特徴とする音高指定装置。 (2) 前記複数の音高指定操作子は、複数の音高設
    定スイツチである請求項1記載の音高指定装
    置。 (3) 前記請求項1または2のいずれかに記載の音
    高指定装置と、 空気流体の状態を順次検出し、それに対応す
    る検出信号を順次出力する空気流状態検出手段
    と、 この空気流状態検出手段から順次出力された
    検出信号に基づいて、前記音高指定用制御手段
    および前記オクターブ変更用制御手段により出
    力された音高指定信号により指定された音高を
    もつ楽音を発生する楽音発生手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1または2
    のいずれかに記載の空気流応答型電子楽器。
JP10834388U 1987-12-28 1988-08-19 Expired JPH0412558Y2 (ja)

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JP10834388U JPH0412558Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19
US07/287,405 US4919032A (en) 1987-12-28 1988-12-20 Electronic instrument with a pitch data delay function
DE88121689T DE3879443T2 (de) 1987-12-28 1988-12-27 Elektronisches Blasinstrument mit einer Tonhöhenverzögerungsfunktion.
EP88121689A EP0322846B1 (en) 1987-12-28 1988-12-27 Electronic wind instrument with a pitch data delay function

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