JPH0412722B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0412722B2 JPH0412722B2 JP59012030A JP1203084A JPH0412722B2 JP H0412722 B2 JPH0412722 B2 JP H0412722B2 JP 59012030 A JP59012030 A JP 59012030A JP 1203084 A JP1203084 A JP 1203084A JP H0412722 B2 JPH0412722 B2 JP H0412722B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- reflux condenser
- oil
- reactor
- polyvinyl alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、還流凝縮器を使用する塩化ビニル樹
脂の製造方法に関するものであり、製品品質を低
下させず還流凝縮器内面及び反応器との連結部の
重合体付着を防止する製造方法である。 塩化ビニル樹脂の製造に於て、還流凝縮器を反
応器に付設し、除熱能力を増強する方法が用いら
れているが、還流凝縮器内部及び反応器との連結
部に重合体が付着するため、還流凝縮器の除熱能
力が下がるだけでなく付着重合体の製品への混入
によりフイツシユアイ特性の低下を免れない。 又極端な場合には、反応器との連結部が閉塞す
ることもある。 重合体の付着を防止するために、種々の方法が
提案されているが、還流凝縮器の内面や反応器と
の連結部に脱塩水や亜硝酸塩水溶液を接触させ重
合体付着を防止する方法(特開昭50−73989、50
−73990、51−84887)は製品重合体の粒度特性を
悪化させる欠点があり、反応中塩化ビニル単量体
を還流凝縮器上部より装入する方法(特開昭54−
38391)は、操作が煩雑であり実用的でない。 本発明は従来の方法の欠点を考慮したうえで、
フイツシユアイ特性や粒度特性等の製品重合体の
品質を低下させることなしに、かつ装置・操作を
複雑化することなしに還流凝縮器内面及び反応器
との連結部で重合体付着を実用上問題のない程度
まで防止する方法である。 本発明は、懸濁安定剤として比較的ケン化度の
低いポリビニルアルコールと油溶性界面活性剤又
は油溶性セルロースエーテルを併用することによ
り、懸濁安定剤による泡立ちを防止するものであ
る。 さらに、本発明は、還流凝縮器と反応器の連結
部及び還流凝縮器上部・下部をジヤケツト冷却す
ることにより該部分の塩化ビニル単量体凝縮量を
増し懸濁安定剤による泡及び泡に同伴した重合開
始剤を洗浄する効果を増大させ、又該部分の温度
を下げ重合体生成を抑止するものである。 懸濁安定剤にはケン化度80%以下、好ましくは
70%以下の比較的低ケン化度のポリビニルアルコ
ールと油溶性のセルロースエーテル又はポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリルエーテル等の非イオン性油溶性
界面活性剤を併用する。併用は、部分ケン化ポリ
ビニルアルコール0.01〜0.06重量部、油溶性界面
活性剤0.01〜0.04重量部の範囲で、油溶性界面活
性剤/部分ケン化ポリビニルアルコールが1〜1/
3の割合で用いる。尚、ジヤケツトの構造は本発
明の目的を達成しうるものであれば特に特定され
るものではない。 本発明の方法は一般に当業界で行われている水
性懸濁重合に使用できる。 すなわち塩化ビニルと水との割合は塩化ビニル
100重量部に対し水100〜200重量部であり、又重
合温度は35〜70℃である。 塩化ビニルの他に、塩化ビニルと共重合可能な
他の単量体、例えばエチレン、プロピレン、酢酸
ビニル、アクリル酸やそのエステル類等を共重合
させる場合にも適用できる。 重合開始剤については、ラウソルパーオキサイ
ド等のパーオキサイド及びアゾビスイソブチロニ
トリル等のアゾニトリルなどのラジカル発生開始
剤を用いる。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 反応器気相部に5M2の多管式還流凝縮器を付設
し、水150部、部分ケン化ポリビニルアルコール
(ケン化度70%)0.04部とポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル0.02部を仕込み脱気後、塩化ビニ
ル単量体100部を仕込んだ。撹拌しながら昇温し
反応を開始し、58℃で6時間反応させた。 還流凝縮器は反応開始とともに作動させ、又還
流凝縮器上部・下部及び反応器連結管もジヤケツ
ト冷却を実施した。還流凝縮器の総括伝熱係数が
300Kcal/m2H℃以上を保つ範囲で重合を繰り返
した結果約290回の重合が可能であつた。 実施例 2 実施例1との相違は、部分ケン化ポリビニルア
ルコールにケン化度80%のものを用いた点であ
り、重合可能回数は約250まで減少した。 比較例 1 実施例1との相違は、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルの代わりに水溶性セルロースエーテ
ルを用いた点であり、重合可能回数は約190まで
減少した。 比較例 2 実施例1との相違は、部分ケン化ポリビニルア
ルコールにケン化度90%のものを用いた点であ
り、重合可能回数は約100まで減少した。 比較例 3 実施例1との相違は、部分ケン化ポリビニルア
ルコールにケン化度90%のものを、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテルの代わりに水溶性セルロ
ースエーテルを用い、還流凝縮器上部・下部及び
反応器との連結部のジヤケツト冷却を実施しなか
つた点であり、重合可能回数は35まで減少した
(第1表参照) 以上の結果により還流凝縮器上部・下部及び反
応器との連結部をジヤケツト冷却し、懸濁安定剤
に比較的ケン化度の低いポリビニルアルコールを
用いることにより還流凝縮器内面への重合体付着
を実用上問題ない程度まで防止できる。 油溶性セルロースエーテル又は油溶性界面活性
剤を併用することによりさらに効果を大きくする
ことができる。品質に関しては、比較例2、3に
於いては、重合回数約20回に1度の割合でフイツ
シユアイが悪化するが、実施例1、2及び比較例
1では問題ない。 還流凝縮器の総括伝熱係数は、第1図の2:還
流凝縮器内盪、5:還流凝縮器冷却水入口・流
量・温度、7:還流凝縮器冷却水出口温度より算
出する。 【表】
脂の製造方法に関するものであり、製品品質を低
下させず還流凝縮器内面及び反応器との連結部の
重合体付着を防止する製造方法である。 塩化ビニル樹脂の製造に於て、還流凝縮器を反
応器に付設し、除熱能力を増強する方法が用いら
れているが、還流凝縮器内部及び反応器との連結
部に重合体が付着するため、還流凝縮器の除熱能
力が下がるだけでなく付着重合体の製品への混入
によりフイツシユアイ特性の低下を免れない。 又極端な場合には、反応器との連結部が閉塞す
ることもある。 重合体の付着を防止するために、種々の方法が
提案されているが、還流凝縮器の内面や反応器と
の連結部に脱塩水や亜硝酸塩水溶液を接触させ重
合体付着を防止する方法(特開昭50−73989、50
−73990、51−84887)は製品重合体の粒度特性を
悪化させる欠点があり、反応中塩化ビニル単量体
を還流凝縮器上部より装入する方法(特開昭54−
38391)は、操作が煩雑であり実用的でない。 本発明は従来の方法の欠点を考慮したうえで、
フイツシユアイ特性や粒度特性等の製品重合体の
品質を低下させることなしに、かつ装置・操作を
複雑化することなしに還流凝縮器内面及び反応器
との連結部で重合体付着を実用上問題のない程度
まで防止する方法である。 本発明は、懸濁安定剤として比較的ケン化度の
低いポリビニルアルコールと油溶性界面活性剤又
は油溶性セルロースエーテルを併用することによ
り、懸濁安定剤による泡立ちを防止するものであ
る。 さらに、本発明は、還流凝縮器と反応器の連結
部及び還流凝縮器上部・下部をジヤケツト冷却す
ることにより該部分の塩化ビニル単量体凝縮量を
増し懸濁安定剤による泡及び泡に同伴した重合開
始剤を洗浄する効果を増大させ、又該部分の温度
を下げ重合体生成を抑止するものである。 懸濁安定剤にはケン化度80%以下、好ましくは
70%以下の比較的低ケン化度のポリビニルアルコ
ールと油溶性のセルロースエーテル又はポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリルエーテル等の非イオン性油溶性
界面活性剤を併用する。併用は、部分ケン化ポリ
ビニルアルコール0.01〜0.06重量部、油溶性界面
活性剤0.01〜0.04重量部の範囲で、油溶性界面活
性剤/部分ケン化ポリビニルアルコールが1〜1/
3の割合で用いる。尚、ジヤケツトの構造は本発
明の目的を達成しうるものであれば特に特定され
るものではない。 本発明の方法は一般に当業界で行われている水
性懸濁重合に使用できる。 すなわち塩化ビニルと水との割合は塩化ビニル
100重量部に対し水100〜200重量部であり、又重
合温度は35〜70℃である。 塩化ビニルの他に、塩化ビニルと共重合可能な
他の単量体、例えばエチレン、プロピレン、酢酸
ビニル、アクリル酸やそのエステル類等を共重合
させる場合にも適用できる。 重合開始剤については、ラウソルパーオキサイ
ド等のパーオキサイド及びアゾビスイソブチロニ
トリル等のアゾニトリルなどのラジカル発生開始
剤を用いる。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 反応器気相部に5M2の多管式還流凝縮器を付設
し、水150部、部分ケン化ポリビニルアルコール
(ケン化度70%)0.04部とポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル0.02部を仕込み脱気後、塩化ビニ
ル単量体100部を仕込んだ。撹拌しながら昇温し
反応を開始し、58℃で6時間反応させた。 還流凝縮器は反応開始とともに作動させ、又還
流凝縮器上部・下部及び反応器連結管もジヤケツ
ト冷却を実施した。還流凝縮器の総括伝熱係数が
300Kcal/m2H℃以上を保つ範囲で重合を繰り返
した結果約290回の重合が可能であつた。 実施例 2 実施例1との相違は、部分ケン化ポリビニルア
ルコールにケン化度80%のものを用いた点であ
り、重合可能回数は約250まで減少した。 比較例 1 実施例1との相違は、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルの代わりに水溶性セルロースエーテ
ルを用いた点であり、重合可能回数は約190まで
減少した。 比較例 2 実施例1との相違は、部分ケン化ポリビニルア
ルコールにケン化度90%のものを用いた点であ
り、重合可能回数は約100まで減少した。 比較例 3 実施例1との相違は、部分ケン化ポリビニルア
ルコールにケン化度90%のものを、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテルの代わりに水溶性セルロ
ースエーテルを用い、還流凝縮器上部・下部及び
反応器との連結部のジヤケツト冷却を実施しなか
つた点であり、重合可能回数は35まで減少した
(第1表参照) 以上の結果により還流凝縮器上部・下部及び反
応器との連結部をジヤケツト冷却し、懸濁安定剤
に比較的ケン化度の低いポリビニルアルコールを
用いることにより還流凝縮器内面への重合体付着
を実用上問題ない程度まで防止できる。 油溶性セルロースエーテル又は油溶性界面活性
剤を併用することによりさらに効果を大きくする
ことができる。品質に関しては、比較例2、3に
於いては、重合回数約20回に1度の割合でフイツ
シユアイが悪化するが、実施例1、2及び比較例
1では問題ない。 還流凝縮器の総括伝熱係数は、第1図の2:還
流凝縮器内盪、5:還流凝縮器冷却水入口・流
量・温度、7:還流凝縮器冷却水出口温度より算
出する。 【表】
第1図は、本発明の実施例の実験に用いた装置
を示しており、符号1の反応器に符号2の還流凝
縮器が付設されており符号5,7が本体ジヤケツ
トの冷却水入口・出口配管である。還流凝縮器上
部・下部及び反応器との連結部にはジヤケツトが
付設され符号4,6が冷却水入口・出口配管であ
る。
を示しており、符号1の反応器に符号2の還流凝
縮器が付設されており符号5,7が本体ジヤケツ
トの冷却水入口・出口配管である。還流凝縮器上
部・下部及び反応器との連結部にはジヤケツトが
付設され符号4,6が冷却水入口・出口配管であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 還流凝縮器を付設した反応器にて塩化ビニル
又は塩化ビニル及びこれと共重合し得る単量体の
混合物を水性懸濁重合するに際し、懸濁安定剤に
ケン化度の低いポリビニルアルコールと油溶性界
面活性剤又は油溶性セルロースエーテルを併用
し、且つ、上部・下部及び反応器との連結部にも
ジヤケツトを設置した、塩化ビニルとの接触部分
の全面をジヤケツト冷却できる構造を有する還流
凝縮器を用いることを特徴とする塩化ビニルの懸
濁重合法。 2 懸濁安定剤として、ケン化度80%以下のポリ
ビニルアルコールと油溶性のセルロースエーテル
ル又はポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリルエーテルから選
ばれる非イオン性油溶性界面活性剤を併用する特
許請求の範囲第1項に記載の塩化ビニルの懸濁重
合法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1203084A JPS60158206A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 塩化ビニルの懸濁重合法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1203084A JPS60158206A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 塩化ビニルの懸濁重合法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60158206A JPS60158206A (ja) | 1985-08-19 |
| JPH0412722B2 true JPH0412722B2 (ja) | 1992-03-05 |
Family
ID=11794202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1203084A Granted JPS60158206A (ja) | 1984-01-27 | 1984-01-27 | 塩化ビニルの懸濁重合法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60158206A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0710891B2 (ja) * | 1985-03-08 | 1995-02-08 | 鐘淵化学工業株式会社 | 塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
| JPH02180908A (ja) * | 1989-01-05 | 1990-07-13 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
| US10095233B2 (en) | 2015-06-29 | 2018-10-09 | The Boeing Company | Mobile robotic system for guiding an automated vehicle along a reconfigurable continuous path defined by a floor assembly and method thereof |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5030105A (ja) * | 1973-07-18 | 1975-03-26 | ||
| JPS55157607A (en) * | 1979-05-25 | 1980-12-08 | Ryonichi Kk | Suspension polymerization of vinyl chloride |
-
1984
- 1984-01-27 JP JP1203084A patent/JPS60158206A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60158206A (ja) | 1985-08-19 |
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