JPH04134503U - レールと枕木の緊締装置 - Google Patents
レールと枕木の緊締装置Info
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- JPH04134503U JPH04134503U JP5136591U JP5136591U JPH04134503U JP H04134503 U JPH04134503 U JP H04134503U JP 5136591 U JP5136591 U JP 5136591U JP 5136591 U JP5136591 U JP 5136591U JP H04134503 U JPH04134503 U JP H04134503U
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Landscapes
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 レールと枕木とを1人で確実、かつ円滑に緊
締すると共に、緊締作業効率の向上を図る。 【構成】 レール上に移動可能に搭載される装置本体1
と、該装置本体に移動可能に支持され前記レールの両側
に逆方向に配置される緊締具に係合するフック部材3
と、該フック部材を前記緊締具に近接又は離隔する方向
に同時に移動する単一の駆動源と、前記装置本体に回動
可能に支持され前記レールに着脱可能に係合して該レー
ルを挟持するガイド部材7と、前記フック部材およびガ
イド部材を駆動制御するシーケンス弁を有する制御機構
部14とからなる。 【効果】 緊締具の確実、かつ円滑な嵌入が出来る。装
置構造がコンパクトにまとめられ、迅速な緊締作業が可
能となり既設のレールに適用可能となる。
締すると共に、緊締作業効率の向上を図る。 【構成】 レール上に移動可能に搭載される装置本体1
と、該装置本体に移動可能に支持され前記レールの両側
に逆方向に配置される緊締具に係合するフック部材3
と、該フック部材を前記緊締具に近接又は離隔する方向
に同時に移動する単一の駆動源と、前記装置本体に回動
可能に支持され前記レールに着脱可能に係合して該レー
ルを挟持するガイド部材7と、前記フック部材およびガ
イド部材を駆動制御するシーケンス弁を有する制御機構
部14とからなる。 【効果】 緊締具の確実、かつ円滑な嵌入が出来る。装
置構造がコンパクトにまとめられ、迅速な緊締作業が可
能となり既設のレールに適用可能となる。
Description
【0001】
本考案は、鉄道のレールと枕木とを連結する緊締具を確実に、かつ円滑,迅速
に取り付けるに好適なレールと枕木の緊締装置に関する。
【0002】
近年、鉄道のレールと枕木を緊締する緊締具として図9乃至図11に示すクリ
ップ部材2が採用されている。クリップ部材2は鋼製の弾性棒を屈曲形成したも
のからなり、後に説明するレールのベースプレートの嵌合孔に嵌入される適宜の
軸長を有するセンタレッグ21と、レールのベース部に圧接係合するトウ22と
、センタレッグ21とトウ22を連結するアーチ23を一体構造に形成したもの
からなる。センタレッグ21とトウ22は互いに逆方向を向いて配設され、アー
チ23は弧状に屈曲したものから形成される。クリップ部材2は、高い安全性と
信頼性を有し、ねじ部が無いため腐食,摩耗が少なく寿命も長い。また、弾力性
があり、振動するレールをしつかり押えることが出来、強固な締結力を得ること
が出来る等の多くの利点を有するものである。
【0003】
クリップ部材2をレールと枕木間に取り付ける構造の一例を図12に示す。枕
木16上にはベースプレート17がねじ部材20等により固定される。レール1
5はベースプレート17上に載置される。ベースプレート17のレール15を挾
む両側には嵌合孔19が形成される。図9乃至図11に示したクリップ部材2は
センタレッグ21をベースプレート17の嵌合孔19内に嵌入すると共に、トウ
22をレール15のベース部15aに圧接係合した状態でレール15とベースプ
レート17間に架設される。センタレッグ21と嵌合孔19との嵌合による固持
と、この固持部を基点とするレール15とトウ22の圧接によるアーム23に生
ずる弾性変形による回動力によりレール15は枕木16側に緊締される。
【0004】
しかしながら、剛性のあるクリップ部材2を図12に示した状態に緊締するに
は、人力では不可能である。そのため緊締装置が従来より使用されている。図1
3は従来一般に使用されている手動式緊締具103の一例を示すものである。手
動式緊締具103は細長の操作桿104と、その先端側にピン結合される爪部材
105から構成される。操作桿104の先端部を嵌合孔19まわりのベースプレ
ート17の側面に当接係合させると共に、嵌合孔19内にセンタレッグ21を臨
ましたクリップ部材2のアーチ23の弧状コーナ部23aに爪部材105の先端
部を係止し、操作桿104の頂端部を矢印方向に回動しながらクリップ部材2を
嵌合孔19内に嵌入すると共に、トウ22をレール15に圧接するものである。
一方、図示していないが、緊締装置の1つとして動力を用いた大型の緊締装置が
ある。油圧シリンダ等の駆動源を用いてクリップ部材2に当接係合するフック部
材を嵌入方向に動作しクリップ部材を取り付けるものである。レール15の両側
にクリップ部材2を配置し、両側のクリップ部材2を同時に逆方向からベースプ
レート17の嵌合孔19に圧入する構造のものである。
【0005】
手動式緊締具103によりクリップ部材2を緊締する場合において、レール1
5の片側にのみクリップ部材2を嵌入するとレール15と枕木16間に相対ずれ
が生ずる。そのため逆方向から少なくとも2個のクリップ部材2を挿入し、レー
ル15と枕木16を連結することが必要となる。そのため、2台の手動式緊締具
103が必要となり、それを同時に操作するために最低2名のオペレータが必要
となる。また、ベースプレート17の嵌合孔19にクリップ部材2を臨ませるた
めに1名乃至2名の補助員が必要になる。すなわち、3名乃至4名が一群となっ
て作業を連続的に進めることが必要である。一方、手動式緊締装置103の操作
桿104を操作するには大きな力が必要であり、長時間作業が困難となり疲労に
より作業効率が低下するという問題点がある。更に、逆方向からクリップ部材2
を嵌入する場合、手動作業のため同期しにくく、枕木16とレール15間に相対
ずれが生じ、クリップ部材2の嵌入が円滑に、かつ迅速には行われないという問
題点が生ずる。一方、自動で大型の緊締装置の場合には、前記の問題点は一応解
決されるが、次のような問題点がある。すなわち、レール15を新規に敷設する
場合には比較的作業時間に余裕があるが、既設のレールの場合には、列車,電車
等が運行しない夜間や、列車,電車の通過の合間をまって作業をしなければなら
ない。しかしながら、大型の緊締装置をレール上に搭載するのは容易でなく、多
くの時間がかかる。そのため既設のレールには適用し得ない。また、大型の緊締
装置は設備コストが嵩むと共に、メンテナンス等に多くの時間と費用がかかると
いう問題もある。
【0006】
本考案は、以上の問題点を解決するもので、クリップ部材の緊締が迅速、かつ
円滑に行われ、作業効率を向上し得ると共に、装置構造がコンパクトにまとめら
れ、取り扱いが容易なため既設のレールにも適用され、設備コストを低減し得る
レールと枕木の緊締装置を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、以上の目的を達成するために、枕木側に固定されるベースプレート
の嵌合孔に嵌入すると共にレールのベース部に圧接係合する緊締具を緊締するた
めの緊締装置であって、前記レール上に移動可能に搭載される装置本体と、該装
置本体に移動可能に支持され前記レールの両側に逆方向に配置された前記緊締具
に係合するフック部材と、該フック部材を前記緊締具に近接又は離隔する方向に
同時に駆動する単一の駆動源と、前記装置本体に移動可能に支持され前記レール
を挟持すべく該レールに着離可能に係合するガイド部材と、前記フック部材およ
びガイド部材を駆動制御する制御機構部から構成され、前記制御機構部には、少
なくとも前記フック部材と前記ガイド部材間の動作時間ずれをするためのシーケ
ンス弁が配設されるようにしたレールと枕木の緊締装置をその手段としたもので
ある。
【0008】
装置本体にフック部材,その単一の駆動源,ガイド部材およびそれ等を駆動制
御する制御機構部を一体的構造に装着した緊締装置を必要に応じてレール上に搭
載する。緊締装置は比較的コンパクトにまとめられるため、数名の人間で簡単に
レール上に搭載することが出来る。そのため列車,電車との通過の合間に十分に
適用可能である。レールの両側にクリップ部材を互いに逆向きに配置し、レール
上に搭載されている装置本体を前記クリップ部材の近傍に移動する。制御機構部
を動作し、ガイド部材でレールを挟持する。次に、一定時間だけ動作時間ずれし
た状態でクリップ部材が互いに逆方向から単一の駆動源により同時に移動され、
クリップ部材のセンタレッグをベースプレートの嵌入孔内に嵌入すると共に、ト
ウがフレームのベース部に圧接する。クリップ部材は互いに逆方向に配置される
ため、該クリップ部材を嵌入するためのフック部材の作動力は互いにバランスさ
れ、レールと枕木間は相対ずれがなく、クリップ部材は嵌合孔内に円滑に嵌入さ
れる。クリップ部材の嵌入完了後、制御機構部を逆方向に操作することによりフ
ック部およびガイド部が解除方向に作動される。以下、順次同様な作業を繰返し
行うことによりレールと枕木との緊締が行われる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図1は本実施例の全体構造を示す正面図であり、図2は図1の平面図であり、
図3は図1の矢印Dの側面図である。本実施例の緊締装置の主要構造としては、
装置本体1と、緊締具2(2点鎖線で示す)に係合する1対のフック部材3,4
と、フック部材3,4を同時に駆動する単一の駆動源の第1のシリンダ5と、4
個のガイドローラ6を備えたガイド部材7と、ガイド部材7を駆動する単一の駆
動源の第2のシリンダ8と、エンジン9,油圧ユニット10,シーケンス弁11
,12,方向制御弁13等を設けた制御機構部14等から構成される。以下、各
構成要素を順次詳しく説明する。
【0010】
図1および図2に示すように装置本体1は、レール15の長手方向(以下、X
方向という)に適宜間隙を隔てて配設される縦枠部材24,25と、縦枠部材2
4の上側面に固着する横部材26,27と、横部材26,27間に架設されるパ
イプ部材28,クロスメンバ29,パイプ管30と、縦枠部材25に固定される
ハンドル31と、縦枠部材25上に固定される座板32と、座板32,パイプ管
30に固定される吊り上げ用フック33,34等とから構成される。なお、パイ
プ管30の両端には回動ハンドル35,35が回動可能にピン結合される。回動
ハンドル35は不使用時には図1に示すように下方に垂下された状態でパイプ管
30に支持され、使用時には90°回動した水平状態に拘止されるように形成さ
れる。また、横部材26,27には回動可能な止めねじ36,36と係止具37
,37がそれぞれ取付けられている。なお、縦枠部材24と縦枠部材25内には
後に説明するガイド部材7の2本のガイドパイプ38,39が摺動可能に架設さ
れる。一方、縦枠部材24,25には鍔付きローラ40,41を枢支するブラケ
ット42,43が固定される。鍔付きローラ40,41はレール15の頂部15
c(図12)に搭載され装置本体1をレール15に移動可能に支持する。
【0011】
次に、フック部材3,4を説明する。図2,図4,図12に示すように、枕木
16上にねじ部材20で固定されるベースプレート17のレール15を挾む両側
には嵌合孔19を設けた嵌合部18が形成される。クリップ部材2,2は互いに
逆方向から嵌合孔19内に嵌入し得る位置に配置される。一対のフック部材3,
4は装置本体1の鍔付きローラ40,41がレールに搭載された状態でそれぞれ
のクリップ部材2,2に係合し得る位置に配置される。すなわち、フック部材3
(フック部材4も同様のため説明を省略しその符号をカッコで示す)は図1乃至
図3に示すようにガイド部材7のガイドパイプ38(39)に摺動可能に支持さ
れる摺動部44(45)と、摺動部44(45)にボルト46(47)で固定さ
れる第1のフック部48(49)と、第1のフック部48(49)にボルト50
(51)で固定される第2のフック部52(53)から形成される。第1のフッ
ク部48(49)の先端部には係止部54(55)が形成され、第2のフック部
52(53)には係止部56(57)と拘止部58(59)がそれぞれ形成され
る。なお、摺動部44(45)は図略の固定手段により縦枠部材24(25)に
固定される。
【0012】
次に、フック部材3,4を駆動するための第1のシリンダ5まわりの構造を説
明する。図1および図2に示すように第1のシリンダ5のシリンダ本体60は縦
枠部材24に固定され、そのピストンロッド61はX方向に伸延し縦枠部材25
に連結される。シリンダ本体60にはインレットポート62とアウトレットポー
ト63が形成され、クロスメンバ29上に設けられたカプラ64,65にそれぞ
れ図略の配管により連結される。
【0013】
次に、ガイド部材7,7について説明する。ガイドパイプ38,39は縦枠部
材24,25間に摺動可能に架設され、その両端にブロック体66,67,68
,69が固定される。なお、縦枠部材25側のブロック体68,69にはレバ7
0,71の一端側が所定角度だけ傾斜して固定される。ブロック体66,67,
68,69にはガイドローラ6,6,6,6が図略の軸受等を介して枢支される
。レバ70とレバ71の他端側には第1のリンク部材72と第2のリンク部材7
3の一端側がピン結合され、第1のリンク部材72と第2のリンク部材73の他
端側はピン74により連結される。一方、縦枠部材25上の座板32に固定され
る第2のシリンダ8のピストンロッド75の先端部の連結具76はピン74に連
結される。なお、第2のシリンダ8のシリンダ本体77にはインレットポート7
8およびアウトレットポート79がそれぞれ設けられている。
【0014】
次に、制御機構部14について説明する。図1に示すように、油圧ユニット1
0は台板98上に固定され、エンジン9により動作される。台板98は、横部材
26,27の係止具37に一側面を係止すると共に、他端面を止めねじ36に螺
合する蝶ねじ100により固定されて横部材26,27上に載置される。なお、
油圧ユニット10にはカプラ99が設けられる。シーケンス弁11,12は図1
乃至図2に示す用にハンドル31の側面に固定される。また、操作レバ87を有
する方向制御弁13もハンドル31に固定される。次に、制御機構部14の油圧
回路構造を図8により説明する。エンジン9(図1)により駆動される油圧ユニ
ット10は配管88、逆止弁81および配管90を介して方向制御弁13に連結
する。配管88から分岐した配管89にはリーリス弁80が連結され、油圧ユニ
ットの圧力調整を行う。方向制御弁13には配管91,92が連結し、配管91
,92は、配管90,タンク86への戻し用の配管97に操作レバ87の動作に
より選択的に連通する。配管91は第2のシリンダ8のインレットポート78に
連結し、配管92はアウトレットポート79に連結する。配管91から分岐した
配管93はシーケンス弁11の逆止弁82および圧力制御部83に連結する。シ
ーケンス弁11に連結するカブラ64は配管92により第1のシリンダ5のイン
レットポート62に連結する。一方、配管92から分岐した配管96はシーケン
ス弁12の逆止弁84および圧力制御部85に連結する。シーケンス弁12に連
結するカプラ65は配管95を介し第1のシリンダ5のアウトレットポート63
に連結する。以上の構造により、方向制御弁13を操作レバ87により図8の左
側の状態にすると、油圧ユニット10からの適圧の作動油が第2のシリンダ8の
インレットポート78から導入され、ピストンロッド75を図の下方に移動させ
る。また、作動油は配管93を介してシーケンス弁11に入り、圧力制御部83
により昇圧されて時間おくれした状態で第1のシリンダ5のインレットポート6
2から導入され、ピストンロッド61を図8の左方向に移動させる。後に詳しく
説明するが、第2のシリンダ8のピストンロッド75が図8の下方に移動すると
、ガイド部材7の第1のリンク部材72,第2のリンク部材73を介してガイド
ローラ6がレール15側に回動してレール15を挟持する。また、第1のシリン
ダ5のピストンロッド61が図8の左方向に移動すると、フック部材3,4のク
リップ部材2の嵌入動作が行われる。第2のシリンダ8および第1のシリンダ5
の前記動作により、第2のシリンダ8内の油は、アウトレットポート79から配
管92,97を介しタンク86側に戻入され、第1のシリンダ5内の油もアウト
レットポート63から配管95を通り、シーケンス弁12の逆止弁84を開放し
、配管96,97を介してタンク86側に戻入される。操作レバ87を逆方向に
動かし、方向制御弁13を図8の右側の状態にすると、油圧ユニット10からの
作動油は配管92を通りアウトレットポート79から第2のシリンダ内に導入さ
れ、ピストンロッド75を図8の上方側に移動させる。同時に作動油は配管96
からシーケンス弁12内に入り、適圧に昇圧され時間おくれした状態で配管95
からアウトレットポート63を介して第1のシリンダ5内に導入されピストンロ
ッド61を図8の右方向に移動させる。以上の動作により、ガイド部材7のガイ
ドローラ6がレール15から離れると共に、時間おくれの状態でフック部材3,
4がクリップ部材2から開放される。第2のシリンダ8内の油および第1のシリ
ンダ5内の油は配管91,配管94,93等を介し配管97からタンク86側に
戻入される。
【0015】
次に、フック部材3,4の作用,動作を図4乃至図6により説明する。図4に
示すように、ベースプレート17の嵌合孔19内にクリップ部材2,2を逆方向
から挿入する。フック部材4をクリップ部材2に当接した状態で第1のシリンダ
5のピストンロッド61を図4の右方向(図8における左方向と同じ)に移動さ
せる。フック部材3の押圧力Pによりクリップ部材2は嵌合孔19内に嵌入され
るが、その反力が縦枠部材25および第1のシリンダ5を介して縦枠部材24側
に伝えられ、フック部材3を押圧力Pで図4の左方向に移動させ、フック部材3
によりクリップ2を嵌合孔19内に嵌入する。すなわち、フック部材3,4の押
圧力が互いに逆方向から作用し、バランスしながら一対のクリップ部材2,2を
嵌合孔19,19内に嵌入する。図1および図6に示すように、フック部材3,
4はガイドパイプ38,39に摺動可能に支持されているため、図6において、
フック部材4側を仮りに停止状態に表示した場合にはフック部材3がイの位置か
らロの位置に移動し、両フック部材3,4により一対のクリップ部材2,2が同
時にベースプレート17の嵌合孔19,19内に嵌入される。
【0016】
前記したようにフック部材3(フック部材4も同じ)は第1のフック部48に
係止部54が形成され、第2のフック部52に係止部56と拘止部58がそれぞ
れ形成される。図5に示すように、係止部54はクリップ部材2のアーチ23の
弧状コーナ部23aに係止し(A点で示す)、係止部56はセンタレッグ21の
軸線に沿う折り曲げ端部に当接する(C点に示す)。また、拘止部58はセンタ
レッグ21の嵌入される嵌合部18の外周に当接係合する(B点で示す)。なお
、係止部54が弧状コーナ部23aに係止すると同時に係止部56がセンタレッ
グ21に当接する。そのため、クリップ部材2は係止部54,56に押圧されな
がら嵌合孔19内に嵌入され、拘止部56が嵌合部18に接触しながらセンタレ
ッグ21の軸線方向に沿って移動する。以上により、クリップ部材2は姿勢を保
持された状態で円滑にベースプレート17側に嵌入される。なお、図に示してい
ないが、クリップ部材2が嵌合孔19内に嵌入された状態でそのトウ22がレー
ル15のベース部15aに圧接係合する。
【0017】
次に、ガイド部7の作用を主に図6,図7により説明する。図8に示す第2の
シリンダ8のインレットポート78から作動油の導入されない状態(ピストンロ
ッド75が図8のように下方に移動しない状態)では図7の2点鎖線で示すよう
にピストンロッド75の連結具76により第1のリンク部材72と第2のリンク
部材73は上方側に引き上げられる。そのため、第1のリンク部材72および第
2のリンク部材73にピン結合するレバ70,レバ71およびレバ70,レバ7
1に固定するブロック体68,69が図示の2点鎖線で示すようにレール15か
ら離隔した開放状態に保持される。一方、図8において、第2のシリンダ8のイ
ンレットポート78から作動油が導入され、ピストンロッド75が下方に移動す
ると図7の実線に示すように、第1のリンク部材72および第2のリンク部材7
3がほぼ同一直線上の水平状態に保持され、それに伴ってブロック体68,69
がガイドパイプ38,39を中心に回動し、ガイドローラ6,6がレール15側
に近接し、レール15の首部15b,15bに接触し、レール15を挟持する。
一方、図6に示すように、ブロック体68,69はガイドパイプ38,39の一
端側に固定され、ガイドパイプ38,39は縦枠部材25,24に回動可能に支
持されると共に他端側にブロック体66,67が固定される。そのため、図7に
示したように、ブロック体68,69側のガイドローラ6,6が回動するとそれ
に同期してブロック体66,67側のガイドローラ6,6も回動し、レール15
を挟持する。
【0018】
次に、本実施例の緊締装置の全体の作用,動作について説明する。初期状態と
して、制御機構部14は図8に示した状態に保持されている。すなわち、第1の
シリンダ5のピストンロッド61は右方に移動した状態に保持されブロック部材
3,4は互いに離れた状態に保持される。一方、第2のシリンダ8のピストンロ
ッド75は上方に移動した状態に保持され、ガイドローラ6,6,6,6はそれ
ぞれ開いた状態に保持される。また、制御機構部14の方向制御弁13は図8の
右側の状態に保持される。回動ハンドル35,35を水平状態にし、回動ハンド
ル35,35およびハンドル31を把持し、緊締装置全体を持ち上げレール15
上に鍔付きローラ40,41を乗せレール15上に緊締装置を搭載する。その状
態では緊締装置は不安定な状態のため、ロッド101の先端に回転可能に固持さ
れる絶縁体102を図3に示すように反対側のレール15に乗せる。なお、絶縁
体102を使用するのはレール15,15間の電流のショートを防止するためで
ある。レール15に沿って緊締装置全体を移動し、ベースプレート17に予めセ
ンタレッグ21の先端部を挿入して待機している所望のクリップ部材2,2の位
置に移送する。その状態で方向制御弁13の操作レバ87を操作し、図8の左側
の状態に切り換える。それにより、前記したように油圧ユニット10からの作動
油が第2のシリンダ8に送られ、ガイド部材7が図7に示したように動作し、ガ
イドローラ6,6,6,6によりレール15が挟持され、緊締装置はレール15
上に固定される。一方、作動油は時間おくれの状態でシーケンス弁11を介して
第1のシリンダ5内に導入され、ピストンロッド61が左方に移動する。前記し
たように第1のシリンダ5の作動により、フック部材3,4が逆方向から同時に
作動し、バランス状態を保ちながらクリップ部材2,2をベースプレート17の
嵌合孔19,19内に嵌入する。この際、図5に示すように、フック部材3,4
はクリップ部材2にA,B,C点で係合するため、クリップ部材2は確実、かつ
円滑に嵌合孔19内に嵌入される。所望の一対のクリップ部材2,2の嵌入が完
了したら、方向制御弁13の操作レバ87を図8の右側の状態に戻す。それによ
り、前記したように第1のシリンダ5および第2のシリンダ8のピストンロッド
61,75が逆方向に移動する。その結果、フック部材3,4がクリップ部材2
,2から離れると共に、動作時間おくれの状態でガイドローラ6,6,6,6が
レール15から離隔する方向に回動する。次に、ハンドル31を把持し緊締装置
全体をレール15に沿って移動し、次のクリップ部材2,2の位置に移動する。
以下、同様の動作を繰返し行う。
【0019】
本実施例において、ガイド部材7のガイドローラ6,6,6,6は一体的に連
結され、単一の第2のシリンダ8により同様に駆動されると共に、ガイド部材7
のガイドパイプ38,39にフック部材3,4の摺動部材44,45を摺動可能
に支持する構造としたのは装置全体のコンパクト化を図るもので望ましい装置構
造であるが、それに限定するものでない。また、フック部3,4とクリップ部材
2,2は図5に示すようにA,B,C点で同時に係合する望ましい構造を採用し
ているが、それに限定するものでない。また、本実施例ではフック部材3,4を
水平方向に沿って互いに逆方向から移動する構造を採用しているが、互いに逆方
向から同時に作動し得る他の構造を採用しても構わない。また、油圧ユニット1
0,シーケンス弁11,12、方向制御弁13等の配置も図示のものに限定され
ない。
【0020】
本実施例では1本のレール15の両側にクリップ部材2,2を配置し、それを
同時に嵌入する構造としたが、2本のレール15,15上に本実施例とほぼ同様
の構造の緊締装置を同時に搭載する複合的緊締装置を形成することにより、4個
のクリップ部材2,2,2,2を2本のレール15,15の両側に同時に嵌入す
ることも可能である。前記複合的緊締装置は本実施例の緊締装置を基にして一体
的構造のものに形成してもよく、また、分離構造にして必要に応じて連結するも
のでもよい。勿論、レール15,15間のスパンが相異しても対応し得るように
調整可能に連結する構造が望ましい。
【0021】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1)単一の駆動源によりフック部材が逆方向から同時に作動され、同一の押圧
力により緊締具を枕木のベースプレートに嵌入し、枕木とレールとを緊締する構
造に形成されるため、従来の手動式緊締具に較べて緊締具の嵌入作業が迅速に、
かつ円滑に行われる。
(2)装置構造が1人で操作可能のものから形成されるため、大巾な省力化が可
能となる。
(3)装置本体上にすべての構成要素がまとめられ、ガイド部材が単一の駆動源
で動作されると共に、ガイド部材を利用してフック部材を装置本体側に移動可能
に支持する構造から形成されるため、装置全体がコンパクトにまとめられ、軽量
、かつ安価に形成することが出来る。
(4)制御機構部にシーケンス弁を配置し、ガイド部材によるレールの挟持とフ
ック部材の動作に時間おくれを生ずるようにしたため、装置全体をレール上に確
実に保持してから緊締具の嵌入が行われ、緊締具の嵌入作業が確実に行われる。
(5)フック部材と緊締具とは、緊締具を安定保持しながら嵌入し得るように押
圧方向に対する緊締具の回動を防止する構造としたため、緊締具の嵌入作業が極
めて円滑に行われる。それにより作業効率を大巾に向上することが出来る。
(6)手動式緊締具に較べて労力が極めて少なく、疲労が低減し、長時間の作業
が可能となる。
(7)緊締装置のレールへの着脱が極めて短時間で行われるため、作業時間間隔
のとれない既設のレールに対しても安価に適用される。
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のD矢視の側面図である。
【図4】同実施例のフック部材の動作を説明するための
説明用部分平面図である。
説明用部分平面図である。
【図5】同実施例のフック部材とクリップ部材との係合
状態を説明するための部分正面図である。
状態を説明するための部分正面図である。
【図6】同実施例のフック部材およびガイド部材の動作
を説明するための部分正面図である。
を説明するための部分正面図である。
【図7】同実施例のガイド部材の構造とその動作を説明
するための部分側面図である。
するための部分側面図である。
【図8】同実施例の制御機構部の回路構成図である。
【図9】同実施例のクリップ部材(緊締具)の平面図で
ある。
ある。
【図10】図9のE矢視の正面図である。
【図11】図9のF矢視の側面図である。
【図12】レールと枕木間を緊締する緊締具の係合状態
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図13】従来の手動式緊締具の概要構造を示す部分正
面図である。
面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 クリップ部材
3 フック部材
4 フック部材
5 第1のシリンダ
6 ガイドローラ
7 ガイド部材
8 第2のシリンダ
9 エンジン
10 油圧ユニット
11 シーケンス弁
12 シーケンス弁
13 方向制御弁
14 制御機構部
15 レール
15a ベース部
15b 首部
15c 頂部
16 枕木
17 ベースプレート
18 嵌合部
19 嵌合孔
20 ボルト
21 センタレッグ
22 トウ
23 アーチ
24 縦枠部材
25 縦枠部材
26 横部材
27 横部材
28 パイプ部材
29 クロスメンバ
30 パイプ管
31 ハンドル
32 座板
33 吊上げ用フック
34 吊上げ用フック
35 回動ハンドル
36 止めねじ
37 係止具
38 ガイドパイプ
39 ガイドパイプ
40 鍔付きローラ
41 鍔付きローラ
42 ブラケット
43 ブラケット
44 摺動部材
45 摺動部材
46 ボルト
47 ボルト
48 第1のフック部
49 第1のフック部
50 ボルト
51 ボルト
52 第2のフック部
53 第2のフック部
54 係止部
55 係止部
56 係止部
57 係止部
58 拘止部
59 拘止部
60 シリンダ本体
61 ピストンロッド
62 インレットポート
63 アウトレットポート
64 カプラ
65 カプラ
66 ブロック体
67 ブロック体
68 ブロック体
69 ブロック体
70 レバ
71 レバ
72 第1のリンク部材
73 第2のリンク部材
74 ピン
75 ピストンロッド
76 連結具
77 シリンダ本体
78 インレットポート
79 アウトレットポート
80 リリーフ弁
81 逆止弁
82 逆止弁
83 圧力制御部
84 逆止弁
85 圧力制御部
86 タンク
87 操作レバ
88 配管
89 配管
90 配管
91 配管
92 配管
93 配管
94 配管
95 配管
96 配管
97 配管
98 台板
99 カプラ
100 蝶ねじ
101 ロッド
102 手動式絶縁体
103 手動式緊締具
104 操作桿
105 爪部材
Claims (3)
- 【請求項1】 枕木側に固定されるベースプレートの嵌
合孔に嵌入すると共にレールのベース部に圧接係合する
緊締具を緊締するための緊締装置であって、前記レール
上に移動可能に搭載される装置本体と、該装置本体に移
動可能に支持され前記レールの両側に逆方向に配置され
た前記緊締具に係合するフック部材と、該フック部材を
前記緊締具に近接又は離隔する方向に同時に駆動する単
一の駆動源と、前記装置本体に移動可能に支持され前記
レールを挟持すべく該レールに着離可能に係合するガイ
ド部材と、前記フック部材およびガイド部材を駆動制御
する制御機構部から構成され、前記制御機構部には、少
なくとも前記フック部材と前記ガイド部材間の動作時間
ずれをするためのシーケンス弁が配設されることを特徴
とするレールと枕木の緊締装置 - 【請求項2】 前記緊締具が、前記ベースプレートの嵌
合孔に嵌入されるセンタレッグと、前記レールのベース
部に圧接係合するトウと、該トウおよびセンタレッグを
連結するアーチを一体構造で形成してなる弾性部材から
なり、前記フック部材が、前記センタレッグとアーチに
同時に係合すると共に前記嵌合孔の軸線方向に沿って前
記ベースプレートに当接係合する形状のものからなる請
求項1に記載のレールと枕木の緊締装置。 - 【請求項3】 前記ガイド部材が、少なくとも前記レー
ルの両側にその長手方向に沿って複数個配設されると共
に、単一の駆動源により同時に駆動されるものからなる
請求項1に記載のレールと枕木の緊締装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136591U JPH072643Y2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | レールと枕木の緊締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136591U JPH072643Y2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | レールと枕木の緊締装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04134503U true JPH04134503U (ja) | 1992-12-15 |
| JPH072643Y2 JPH072643Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31928268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5136591U Expired - Lifetime JPH072643Y2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | レールと枕木の緊締装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072643Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06173206A (ja) * | 1992-10-05 | 1994-06-21 | East Japan Railway Co | クリップ型レール締結具の着脱装置 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP5136591U patent/JPH072643Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06173206A (ja) * | 1992-10-05 | 1994-06-21 | East Japan Railway Co | クリップ型レール締結具の着脱装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH072643Y2 (ja) | 1995-01-25 |
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