JPH04135801U - 多片リム - Google Patents
多片リムInfo
- Publication number
- JPH04135801U JPH04135801U JP5225191U JP5225191U JPH04135801U JP H04135801 U JPH04135801 U JP H04135801U JP 5225191 U JP5225191 U JP 5225191U JP 5225191 U JP5225191 U JP 5225191U JP H04135801 U JPH04135801 U JP H04135801U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock ring
- slope
- band
- ring groove
- rim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多片リムのロックリング回動によるフレッテ
ィング疲労の防止。 【構成】 ガターバンド8のロックリング溝18に第1
の斜面18aを形成し、ビードシートバンド12に第1
の斜面18aより傾斜の小さい第2の斜面12aを形成
し、第1、第2の斜面のなす角度θを5°以上、40°
以下に設定し、ロックリング10のロックリング溝内へ
の突入部の高さhをロックリング溝深さHより小とした
多片リム。上記構成により、タイヤから多片リムに荷重
がかかると、ロックリング10は半径方向斜め内方に押
され、ロックリング10のガターバンドより外周側の部
分の内周面10cがガターバンド外周面8aに密着し、
ロックリング10の動きが止められ、フレッティング疲
労がなくなる。
ィング疲労の防止。 【構成】 ガターバンド8のロックリング溝18に第1
の斜面18aを形成し、ビードシートバンド12に第1
の斜面18aより傾斜の小さい第2の斜面12aを形成
し、第1、第2の斜面のなす角度θを5°以上、40°
以下に設定し、ロックリング10のロックリング溝内へ
の突入部の高さhをロックリング溝深さHより小とした
多片リム。上記構成により、タイヤから多片リムに荷重
がかかると、ロックリング10は半径方向斜め内方に押
され、ロックリング10のガターバンドより外周側の部
分の内周面10cがガターバンド外周面8aに密着し、
ロックリング10の動きが止められ、フレッティング疲
労がなくなる。
Description
【0001】
本考案はホイールリムに関し、とくに複数のピースからなる多片リムに関する
。
【0002】
大型車両のホイールリムに多片リムが用いられることがある。従来の多片リム
の代表例を図3、図4に示す。
図3の多片リムでは、ガターバンド102のロックリング溝104のコーナの
Rが小さく、ロックリング溝104のロックリング106との接触面はリム軸芯
にほぼ直交している。
図4の多片リムでは、ガターバンド112のロックリング溝114のコーナの
Rが大きく、ロックリング溝114のロックリング116との接触面はリム軸芯
とほぼ45°傾斜した傾斜面となっている。
【0003】
しかし、従来多片リムには、次の問題があった。
まず、図3のタイプの多片リムでは、ロックリング溝104のコーナのRが小
さいため、コーナに応力が集中し、疲労亀裂が生じやすい。
また、図4のタイプの多片リムでは、ロックリング溝114のコーナのRが大
きくなってコーナの応力集中は軽減したが、ロックリング116とガターバンド
112との間に隙間d(図4参照)があるため、使用中にロックリング116が
図4の矢印の方向に動き易い。そのため、ロックリング116とガターバンド1
12との間にフレッティング疲労が生じ、亀裂発生につながる場合がある。
【0004】
本考案の目的は、ロックリング溝のコーナRの応力集中を軽減でき、ロックリ
ングの動きによるフレッティング疲労も抑制できる多片リムを提供することにあ
る。
【0005】
上記目的は、本考案によれば、多片リムが次の手段を備えることによって達成
される。
リム軸芯に対して傾斜した第1の斜面をもつロックリング溝が形成されている
ガターバンド、
前記ガターバンドの外側に配置されリム軸芯に対して前記第1の斜面よりも小
さな角度をもって傾斜する第2の斜面を有し前記第1の斜面と第2の斜面とのな
す角度が5°−40°に設定されているビードシートバンド、
前記ガターバンドと前記ビードシートバンドとの間に配置され前記第1の斜面
と前記第2の斜面との間に挟圧され前記ロックリング溝内に突入する部分を有し
該ロックリング溝内に突入する部分の高さが前記ロックリング溝の深さより小に
設定されているロックリング、および、
前記ビードシートバンドの外側に配置されたサイドリング。
【0006】
ロックリングは、5°−40°の角度をなす2つの斜面、すなわち第1の斜面
と第2の斜面によって挟圧されることにより、斜め内側に向かう力を受ける。ロ
ックリングの溝突入部の高さはロックリング溝の深さより小のため、ロックリン
グが斜め内側に向かう力を受けたとき、ロックリングの溝外側部の内周面はガタ
ーバンド外周面に密着し、ロックリングの動きを止めることができる。したがっ
てフレッティング疲労は抑制される。
また、ロックリング溝は第1の斜面からコーナ部に接続しているので、コーナ
のRは大きく、応力集中が緩和されている。
【0007】
図2に多片リムを備えたホイールの全体を示す。ホイール2はリム4とその内
周に溶接されたディスク6から成り、ディスク6で車軸に固定される。
【0008】
リム4は、複数のピースから構成され、いわゆる多片リムとなっている。多片
リム4は、リムベースの一端部のガターバンド8、ロックリング10、ビードシ
ートバンド12、サイドリング14から成り、ビードシートバンド12とガター
バンド8間にOリングのシール材16が介装されている。
【0009】
ガターバンド8は外周部に周方向に全周にわたって形成されたロックリング溝
18を有する。また、ガターバンド8の外周部には、ロックリング溝18より軸
方向内側にOリング溝20が形成されている。
【0010】
ロックリング溝18は、ロックリング10と接触する、斜め外方に向って延び
る第1の斜面18a、該第1の斜面18aと溝底面18cとを連絡するR部18
bを有する。R部18bの曲率半径は従来の図3のタイプのリムのロックリング
溝のコーナのRに比べてはるかに大きく(たとえば、R≧溝深さ)、荷重を受け
ても応力集中は小さい。
【0011】
ロックリング10は周方向に1ヶ所切れ目を有するリングから成り、一部をロ
ックリング溝18内に突入させた状態でガターバンド外周に装着される。ロック
リング10はロックリング溝18の第1の斜面18aと接する斜面10aとビー
ドシートバンド12の第2の斜面12aと接する斜面10bを有する。また、ロ
ックリング10は、ガターバンド8の外周面と平行な内周面10cを有する。
【0012】
ロックリング10のロックリング溝内突入部の高さh(図1参照)は、ロック
リング溝18の深さHよりも小である。すなわち、h<Hである。このため、ロ
ックリング10が半径方向内方の力を受ければ、ロックリング10のガターバン
ド外周面より外側にある部分の内周面10cはガターバンド8の外周面8aに接
触することになる。
【0013】
ビードシートバンド12はタイヤビードの座面を構成する部材で、ガターバン
ド8の外周側に配置されている。ビードシートバンド12とガターバンド8の間
はOリング16によってシールされ、タイヤの空気圧を逃さない。あるいは、チ
ューブを使用し、Oリングを省略してもよい。ビードシートバンド12は、内周
面の軸方向外端部に、斜め外側に向って延びる第2の斜面12aを有する。この
第2の斜面12aはガターバンド8のロックリング溝18の第1の斜面18aに
対向しており、ロックリング10は第1の斜面18aと第2の斜面12aとの間
に保持される。
【0014】
ロックリング溝18の第1の斜面18aのリム軸芯に対する傾斜角θ1 は、ロ
ックリング溝R部18bより大きく、しかし直線状の斜面12aの長さも必要量
とれるように、50°−85°の範囲に設定されることが望ましい。
【0015】
ビードシートバンド12の第2の斜面12aのリム軸芯に対する傾斜角θ2 は
、第1の斜面18aの傾斜角θ1 より小さく、θ2 <θ1 である。そして、第1
の斜面18aと第2の斜面12aとのなす角度θ=θ1 −θ2 は、5°以上でか
つ40°以下に設定されている。
5°≦θ=θ1 −θ2 ≦40°
【0016】
第2の斜面12aと第1の斜面18aを平行とせずθ>0としたことにより、
丁度くさびの両側面に面圧がかかってくさびを後方に押す力が生じるように、ロ
ックリング10にホイール半径方向内方で軸方向内側に向かう力(図1の矢印の
方向)が作用する。
【0017】
θを5°以上とする理由は、5°以下だと、摩擦係数を約0.1とすると、第
1の斜面18a、第2の斜面12aとロックリング10間の摩擦力の方がくさび
の押力より大となって、ロックリング10が円滑に半径方向内側に縮径しなくな
るからである。また、θを40°以下とする理由は、40°以上にするとロック
リング10のくびれ部に対する応力集中が大きくなり、ロックリング10の強度
低下を引きおこすからである。
【0018】
ビードシートバンド12は端部に半径方向外側に向って延びるフランジ部12
bを有し、その軸方向内側側面でサイドリング14を受ける。ビードシートバン
ド12のタイヤビードが着座する部分には、ナーリング加工(ギザギザをつける
加工)が施してあり、タイヤとビードシートバンド12との間に周方向滑りが生
じないようにしてある場合もある。
【0019】
リム4には、軸方向一端に上記のサイドリング14が設けられ、他端にもう一
つのサイドリング22が設けられる。タイヤの空気圧でタイヤビードを軸方向に
押し拡げようとする力は、サイドリング14、22を押し、一方のサイドリング
14にかかる軸方向力はビードシートバンド12のフランジ部12b、ロックリ
ング10、ロックリング溝18を介してガターバンド8で受けられ、他方のサイ
ドリング22にかかる軸方向力は、リムベースのガターバンドと反対側の端部に
形成されたリムベースのフランジ部24で受けられる。
【0020】
接地圧等、タイヤにかかる半径方向荷重は、リム軸方向一端で、タイヤビード
からビードシートバンド12、ロックリング10を介してガターバンド8に伝わ
ってガターバンド8で受けられ、リム軸方向他端でタイヤビードからリムのビー
ドシート部に伝わり該ビードシート部で受けられる。そして、リム4の荷重は、
最終的にはディスク6を介して車軸で受けられる。
【0021】
つぎに、作用を説明する。
タイヤから多片リムに荷重がかかると、ロックリング10は、ガターバンド8
のロックリング溝18の第1の斜面18aと、ビードシートバンド12の第2の
斜面12aとによって挟圧され、ロックリング10は半径方向斜め内側に押され
る。
【0022】
ロックリング10はガターバンド8を乗り越えてロックリング溝18に嵌着で
きるように周方向に1ヶ所切れ目を有しているので、半径方向内側に押されると
縮径する。これによって、ロックリング10のガターバンド8より外周側の部分
の内周面10cが、ガターバンド8の外周面8aに密着する。したがって、ロッ
クリング10の内周面10cとガターバンド外周面8aとの間の隙間はなくなり
、ロックリング10がガタガタしなくなる。したがって、フレッティング疲労が
なくなる。
【0023】
しかも、ロックリング溝18は、第1の斜面18aを有し、この第1の斜面1
8aが大きな半径のR部18bへとつらなっているので、コーナのR部18bの
応力集中は従来の多片リム(たとえば図3の多片リム)に比べて大幅に軽減され
る。このため、繰返し応力がかかっても、亀裂発生、亀裂進展、疲労破壊が生じ
るおそれが大幅に軽減される。
【0024】
本考案によれば、ロックリング溝の第1の斜面とビードシートバンドの第2の
斜面とのなす角度θを5°以上、40°以下に設定するとともに、ロックリング
のロックリング溝突入部の高さをロックリング溝深さより小に設定したので、タ
イヤからの荷重がかかったときに、ロックリングは半径方向斜め内側に押され、
ロックリングのガターバンドより外周側の部分の内面がガターバンド外周面に密
着でき、ロックリングが回動しなくなって、フレッティング疲労を防止できる。
【0025】
また、ロックリング溝に第1の斜面を設けたので、第1の斜面から溝底面への
移行部のR部の半径を大にでき、応力集中を小にでき、疲労破壊を防止できる。
【図1】本考案の一実施例に係る多片リムの要部拡大断
面図である。
面図である。
【図2】本考案の一実施例に係る多片リムを備えたホイ
ールの部分断面図である。
ールの部分断面図である。
【図3】従来の多片リムの一例の部分断面図である。
【図4】従来の多片リムのもう一つの例の部分断面図で
ある。
ある。
4 リム
8 ガターバンド
10 ロックリング
12 ビードシートバンド
14 サイドリング
16 シール材
18 ロックリング溝
20 Oリング溝
18a 第1の斜面
12a 第2の斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 リム軸芯に対して傾斜した第1の斜面を
もつロックリング溝が形成されているガターバンドと、
前記ガターバンドの外側に配置されリム軸芯に対して前
記第1の斜面よりも小さな角度をもって傾斜する第2の
斜面を有し前記第1の斜面と第2の斜面とのなす角度が
5°−40°に設定されているビードシートバンドと、
前記ガターバンドと前記ビードシートバンドとの間に配
置され前記第1の斜面と前記第2の斜面との間に挟圧さ
れ前記ロックリング溝内に突入する部分を有し該ロック
リング溝内に突入する部分の高さが前記ロックリング溝
の深さより小に設定されているロックリングと、前記ビ
ードシートバンドの外側に配置されたサイドリングと、
から成る多片リム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052251U JP2557836Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 多片リム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052251U JP2557836Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 多片リム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04135801U true JPH04135801U (ja) | 1992-12-17 |
| JP2557836Y2 JP2557836Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=31928691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991052251U Expired - Lifetime JP2557836Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 多片リム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557836Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003502212A (ja) * | 1999-06-21 | 2003-01-21 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | タイヤ、リムおよびアダプタからなる組立体 |
| WO2014021327A1 (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | トピー工業株式会社 | ロックリング用シール材、及びそれを用いた多片リム |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57158101A (en) * | 1981-03-25 | 1982-09-29 | Topy Ind Ltd | Wheel rim |
| JPS59137201A (ja) * | 1983-01-17 | 1984-08-07 | ダットサン ホエール コーポレーション インコーポレイテツド | リムアセンブリ |
| JPS62247902A (ja) * | 1986-04-21 | 1987-10-29 | Topy Ind Ltd | 複合車輪用リム |
| JPH0217361A (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-22 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP1991052251U patent/JP2557836Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57158101A (en) * | 1981-03-25 | 1982-09-29 | Topy Ind Ltd | Wheel rim |
| JPS59137201A (ja) * | 1983-01-17 | 1984-08-07 | ダットサン ホエール コーポレーション インコーポレイテツド | リムアセンブリ |
| JPS62247902A (ja) * | 1986-04-21 | 1987-10-29 | Topy Ind Ltd | 複合車輪用リム |
| JPH0217361A (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-22 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003502212A (ja) * | 1999-06-21 | 2003-01-21 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | タイヤ、リムおよびアダプタからなる組立体 |
| WO2014021327A1 (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-06 | トピー工業株式会社 | ロックリング用シール材、及びそれを用いた多片リム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2557836Y2 (ja) | 1997-12-17 |
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