JPH04135976U - 紡機用給油リング - Google Patents

紡機用給油リング

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Publication number
JPH04135976U
JPH04135976U JP3996291U JP3996291U JPH04135976U JP H04135976 U JPH04135976 U JP H04135976U JP 3996291 U JP3996291 U JP 3996291U JP 3996291 U JP3996291 U JP 3996291U JP H04135976 U JPH04135976 U JP H04135976U
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JP
Japan
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ring
oil supply
traveler
oil
spinning machine
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Pending
Application number
JP3996291U
Other languages
English (en)
Inventor
明 丸田
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
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Priority to JP3996291U priority Critical patent/JPH04135976U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速回転においても給油性、および耐摩耗性
の優れた紡機用リングを提供する。 【構成】 溶製鋼により作られ、複数個の給油糸口を設
けたリングにおいて、内周面にトラベラ走行方向とほぼ
直角方向に幅10〜100μm 、深さ1〜3μmの溝を
設け、溝の占める全表面積が10〜35%であることを
特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は紡績の精紡、撚糸に使用される紡機用給油リングに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、紡機用給油リングは素材として鉄系の焼結材料を用いて旋削形成し、表 面硬化処理として浸炭焼入処理を施したものと、低炭素鋼を用いて旋削形成し、 表面硬化処理として浸炭焼入処理を施し、リング内周面に給油糸口を設けたもの がある。
【0003】 しかし、従来の上記焼結リングでは、リングとトラベラ間の給油作用は良くて 高速での回転は可能であるが、焼結材を用いているため耐摩耗性が低く、寿命が 短いという問題があり、また低炭素鋼を旋削形成したリングでは、耐摩耗性は高 いが、内周面の油切れを起こし易く、トラベラが焼け高速回転が出来ないという 問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、上記問題点を解決するために、本考案は、従来技術の問題点に鑑みて なしたもので、その目的とするところは、高速回転域においても油切れを起こさ ず安定操業ができると共に、耐摩耗性に優れ、リングの寿命が長く、しかもトラ ベラの摩耗も少ない紡機用給油リングを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の紡機用給油リングは、溶製鋼により作ら れ、複数個の給油糸口を設けたリングにおいて、少なくともトラベラと接触する リング内周面に幅10〜100μm 、深さ1〜3μm の溝を設け、溝の占める全 表面積が10〜35%であることを特徴とする紡機用給油リングである。
【0006】 溝の幅は10〜100μm がよく、10μm 未満では油が止まりにくくなり、 100μm を超えるとリング表面の凸凹が大となり、トラベラの走行がみだれる 。 溝の深さは1〜3μm が良く、1μm 未満では油が止まりにくくなり、3μm を超えると溝の加工コストがかかる。
【0007】 溝の表面積に対する割合は10〜35%が良く、10%未満では油が止まる量 が少なく、油膜切れを起こしやすくなり、35%を超えるとリング表面の凸凹が 大となりトラベラの走行がみだれる。
【0008】
【作用】
本考案の紡機用給油リングは上記構成よりなるので、複数個の給油糸口より滲 み出た油は、トラベラにより引き延ばされ、摺動面に油膜を形成する。
【0009】 また、トラベラの速度が高速になっても上記溝を設けているので、溝の中に油 が止まり油膜が薄くならず、油膜切れをおこしにくくなるものである。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の紡機用給油リングの1実施例について説明する。 S15CK材を用いて所定のリング形状に切削し、内周面に3箇所の給油糸口 1を設けたあと浸炭焼入を行なった。次に、バレル研磨を行ない旋盤目を取った あと、#600のSiC研磨布にてリング内周面に直角方向に研磨痕を付けた。 上記方法により得られたリングの表面を表面機械加工することにより、凸部を 研磨により除去し、図1、図2に示すような溝2を設けて本考案の紡機用給油リ ング3を形成した。
【0011】 なお、上記溝は研磨、研削等の機械加工や、レーザ、プラズマ等の電気エネル ギを利用して加工することもできる。
【0012】 また比較例として、通常の方法で製作した焼結リング(比較品B)、および上 記溝を設けていない給油リング(比較品C)も製作した。
【0013】 上記の方法で得た本考案の紡機用リングAを用いて下記の条件にて紡出テスト を行ない、スピンドル回転数とトラベラ摩耗量およびリングの摩耗量を測定比較 した。
【0014】 テスト条件 糸 :アクリル Nm32/2 リ ン グ :11.1mm高さ φ85.0mm リングトラベラ :SBA No. 18 スピンドル回転数:7000r.p.m 〜12000r.p.m リ ン グ 油 :KS160
【0015】 図3に上記紡出条件で運転した時のトラベラ摩耗量を示す。 本考案品Aのトラベラ摩耗量は高速運転時においても少なく良好な潤滑性を有 しているが、比較品Cは高速運転時になると油切れを起こし、トラベラ摩耗量は 急激に増加する。
【0016】 次に、図4に上記スピンドル回転数8000r.p.m.の紡出条件で10000時 間運転した時のリングの摩耗量を示す。高速運転時でもトラベラ摩耗量が比較的 少なかった比較品Bにおいても、リングの摩耗が多くなった。 また、比較品Cは油切れを起こしたため、リングの摩耗が著しく多くなった。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成したので、リングの潤滑性が向上し、しかも耐摩耗 性も高いため、トラベラの焼けが発生せず、リング寿命も大巾に延長できる等の 実用的効果を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の紡機用給油リングの1実施例を示す要
部破断斜視図である。
【図2】本考案の紡機用給油リングのリング内周面の要
部拡大図である。
【図3】スピンドル回転数とトラベラ摩耗量の比較を示
す曲線図である。
【図4】リングの種類とリング摩耗量との関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 給油糸口 2 溝 3 紡機用給油リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶製鋼により作られ、複数個の給油糸口
    を設けたリングにおいて、内周面にトラベラ走行方向と
    ほぼ直角方向に幅10〜100μm 、深さ1〜3μm の
    溝を設けたことを特徴とする紡機用給油リング。
  2. 【請求項2】 溝の占める全表面積が10〜35%であ
    る請求項1記載の紡機用給油リング。
JP3996291U 1991-05-30 1991-05-30 紡機用給油リング Pending JPH04135976U (ja)

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JP3996291U JPH04135976U (ja) 1991-05-30 1991-05-30 紡機用給油リング

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JP3996291U JPH04135976U (ja) 1991-05-30 1991-05-30 紡機用給油リング

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JPH04135976U true JPH04135976U (ja) 1992-12-17

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ID=31921108

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JP3996291U Pending JPH04135976U (ja) 1991-05-30 1991-05-30 紡機用給油リング

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JP (1) JPH04135976U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014029045A (ja) * 2012-07-04 2014-02-13 Toyota Industries Corp リング式紡機のリング/トラベラ系

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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