JPH0413620Y2 - - Google Patents
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- JPH0413620Y2 JPH0413620Y2 JP1985099094U JP9909485U JPH0413620Y2 JP H0413620 Y2 JPH0413620 Y2 JP H0413620Y2 JP 1985099094 U JP1985099094 U JP 1985099094U JP 9909485 U JP9909485 U JP 9909485U JP H0413620 Y2 JPH0413620 Y2 JP H0413620Y2
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- JP
- Japan
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- liquid
- pressure
- displacement
- measurement
- ceiling
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Description
【考案の詳細な説明】
(a) 技術分野
本考案は、変位測定装置に関し、より詳細に
は、建造物の天井が空気圧によつて支持される膜
材、薄板等で構成されたエアドーム型建造物にお
ける天井膜変位測定装置に関するものである。
は、建造物の天井が空気圧によつて支持される膜
材、薄板等で構成されたエアドーム型建造物にお
ける天井膜変位測定装置に関するものである。
(b) 従来技術
近年、全天候型スタジアム、大規模貯蔵庫、淡
水化プラント等の建造物として、天井膜に化学合
成繊維やガラス繊維さらにはステンレス鋼薄板等
を使用したエアドーム型建造物の需要が増大しつ
つある。このエアドーム型建造物は、例えば天井
膜を軽量な材料で構成し、建造物内に空気を送入
し、建造物内(膜内部)の気圧を建造物外の外気
圧(一般には大気圧)よりも僅かに高くすること
により、この天井膜を上方に膨出するように展張
させた状態で支持するようにしたものである。そ
して、この天井膜には、風等に対する安定性を高
めるため、一般に補強のためのワイヤケーブルが
天井膜に沿つて縦横に張り渡されている。
水化プラント等の建造物として、天井膜に化学合
成繊維やガラス繊維さらにはステンレス鋼薄板等
を使用したエアドーム型建造物の需要が増大しつ
つある。このエアドーム型建造物は、例えば天井
膜を軽量な材料で構成し、建造物内に空気を送入
し、建造物内(膜内部)の気圧を建造物外の外気
圧(一般には大気圧)よりも僅かに高くすること
により、この天井膜を上方に膨出するように展張
させた状態で支持するようにしたものである。そ
して、この天井膜には、風等に対する安定性を高
めるため、一般に補強のためのワイヤケーブルが
天井膜に沿つて縦横に張り渡されている。
ところで、天井膜は、軽量な合成繊維やガラス
繊維(ときには金属薄板)等より構成されている
訳であるが、建造物内の空気圧により展張された
天井膜の形状が所定の形状となつていない場合に
は、天井膜の一部分に天井膜の自重や空気圧等に
よつて許容限度以上の負荷がかかり、天井膜が裂
けてしまつたり、ワイヤケーブルが切断される等
の重大な事故を引き起こす虞れがある。従つて、
このようなエアドーム型建造物においては、安全
管理上、建造物の施工中および施工後において天
井膜の状態を常時監視することが必要である。
繊維(ときには金属薄板)等より構成されている
訳であるが、建造物内の空気圧により展張された
天井膜の形状が所定の形状となつていない場合に
は、天井膜の一部分に天井膜の自重や空気圧等に
よつて許容限度以上の負荷がかかり、天井膜が裂
けてしまつたり、ワイヤケーブルが切断される等
の重大な事故を引き起こす虞れがある。従つて、
このようなエアドーム型建造物においては、安全
管理上、建造物の施工中および施工後において天
井膜の状態を常時監視することが必要である。
一方、このような天井膜の状態を監視する手段
としては、基準位置から天井の各所定の測定位置
までの高さをそれぞれ測定し、これらの高さのデ
ータから天井膜の形状を求め、あるいはこれらの
高さのデータの変位から天井膜の変状を求めると
いつたことが考えられる。
としては、基準位置から天井の各所定の測定位置
までの高さをそれぞれ測定し、これらの高さのデ
ータから天井膜の形状を求め、あるいはこれらの
高さのデータの変位から天井膜の変状を求めると
いつたことが考えられる。
第5図は、建造物等に配設されその沈下量を測
定する従来の変位測定装置の原理を示す模式図で
ある。
定する従来の変位測定装置の原理を示す模式図で
ある。
同図において、1は、上端が開口され変位測定
箇所とともに変位する液槽であり、2は、変位測
定の基準とする基準箇所Sに鉛直状態で固定され
た変位測定管であり、液槽1と変位測定管2と
は、管路3によつて底部同士が連通されている。
そして、これら液槽1、変位測定管2、管路3内
には、バルブVを介してポンプPによつて水等の
流動性のある液体Wが供給されている。4は、一
端が変位測定管2の上端に接続され他端が液槽1
の近傍の大気中に開口した背圧補正管であり、変
位測定管2内の液面が受ける気圧を液槽1内の液
面が受ける気圧と等しくするためのものである。
5は、液槽1の所定高さ位置に取付けられ、液槽
1内の液面高さを一定に保持するための排液管で
ある。
箇所とともに変位する液槽であり、2は、変位測
定の基準とする基準箇所Sに鉛直状態で固定され
た変位測定管であり、液槽1と変位測定管2と
は、管路3によつて底部同士が連通されている。
そして、これら液槽1、変位測定管2、管路3内
には、バルブVを介してポンプPによつて水等の
流動性のある液体Wが供給されている。4は、一
端が変位測定管2の上端に接続され他端が液槽1
の近傍の大気中に開口した背圧補正管であり、変
位測定管2内の液面が受ける気圧を液槽1内の液
面が受ける気圧と等しくするためのものである。
5は、液槽1の所定高さ位置に取付けられ、液槽
1内の液面高さを一定に保持するための排液管で
ある。
このような変位測定装置において、液槽1の変
動前における基準箇所Sに対する高さHaは、変
位測定管2内の液面の高さとして測定される。そ
して、変動後の液槽1aの高さHbは、余分な液
体Wが排液管5より排出されることで液槽1a内
の液面高さと変位測定管2内に液面高さとが等し
くなり、同じく変位測定管2により測定すること
ができる。従つて、この液槽1の変位量(沈下
量)ΔHは、変位測定管2内の液面変位量(Ha
−Hb)として求めることができる。
動前における基準箇所Sに対する高さHaは、変
位測定管2内の液面の高さとして測定される。そ
して、変動後の液槽1aの高さHbは、余分な液
体Wが排液管5より排出されることで液槽1a内
の液面高さと変位測定管2内に液面高さとが等し
くなり、同じく変位測定管2により測定すること
ができる。従つて、この液槽1の変位量(沈下
量)ΔHは、変位測定管2内の液面変位量(Ha
−Hb)として求めることができる。
ところで、このような変位測定装置を天井膜の
状態を監視する手段として用いた場合、いくつか
の問題が生じる。即ち、天井膜の形状または状態
を知るためには、多数の箇所、即ち広範囲の高さ
を測定しなければならないが、このような変位測
定装置を天井膜の各測定箇所に取付けた場合、各
測定箇所と基準箇所Sとの間には多数(測点数)
の管路3および背圧補正管4が配設されることと
なる。また、排液管5も各液槽1毎に設ける必要
がある。従つて、天井膜には、このような多数の
配管が複雑に配設されることとなり、また、これ
らの配管等の重量分を支持するため送入空気圧を
大幅に高めなければならない。また、エアドーム
型建造物では、天井膜が地上近くに弛んでいる状
態にあるとき(即ち施工前の状態)から完全に展
張され高さ数10mに至るまでの広範囲の変位を測
定する必要がある。しかしながら、このような広
範囲の変位を測定するためには、変位測定管2の
高さも数10mにしなければならず、天井膜の状態
を監視する手段としては到底実用性がない。一
方、変位測定管2の液面にフロートを浮べ、その
フロートの位置を差動トランスを用いて電気的に
計測するように構成しこの計測を容易化すること
も考えられるが、差動トランスは、機構上フロー
トの変動量が最大100mm程度に制限されるため、
天井膜のような大変位の測定に適さない。
状態を監視する手段として用いた場合、いくつか
の問題が生じる。即ち、天井膜の形状または状態
を知るためには、多数の箇所、即ち広範囲の高さ
を測定しなければならないが、このような変位測
定装置を天井膜の各測定箇所に取付けた場合、各
測定箇所と基準箇所Sとの間には多数(測点数)
の管路3および背圧補正管4が配設されることと
なる。また、排液管5も各液槽1毎に設ける必要
がある。従つて、天井膜には、このような多数の
配管が複雑に配設されることとなり、また、これ
らの配管等の重量分を支持するため送入空気圧を
大幅に高めなければならない。また、エアドーム
型建造物では、天井膜が地上近くに弛んでいる状
態にあるとき(即ち施工前の状態)から完全に展
張され高さ数10mに至るまでの広範囲の変位を測
定する必要がある。しかしながら、このような広
範囲の変位を測定するためには、変位測定管2の
高さも数10mにしなければならず、天井膜の状態
を監視する手段としては到底実用性がない。一
方、変位測定管2の液面にフロートを浮べ、その
フロートの位置を差動トランスを用いて電気的に
計測するように構成しこの計測を容易化すること
も考えられるが、差動トランスは、機構上フロー
トの変動量が最大100mm程度に制限されるため、
天井膜のような大変位の測定に適さない。
一方、第5図における変位測定管2を圧力計に
変えて電気的に変位量を測定する方法もあり、そ
れを第6図に示す。
変えて電気的に変位量を測定する方法もあり、そ
れを第6図に示す。
第6図において、6は差圧型圧力計、Aはその
差圧型圧力計6の微弱な圧力検出信号を増幅する
アンプ、Mは、その圧力検出信号に応じた圧力値
を指示または表示する指示計である。この差圧型
圧力計6では、液槽1がHaの高さにあるときの
圧力Pa=γ・Haと、液槽1が変位してHbの高
さになつたときの圧力Pb=γ・Hbの圧力を検出
する。この両圧力Pa,Pbが検出できれば、変位
量ΔHは、次式より求めることができる。
差圧型圧力計6の微弱な圧力検出信号を増幅する
アンプ、Mは、その圧力検出信号に応じた圧力値
を指示または表示する指示計である。この差圧型
圧力計6では、液槽1がHaの高さにあるときの
圧力Pa=γ・Haと、液槽1が変位してHbの高
さになつたときの圧力Pb=γ・Hbの圧力を検出
する。この両圧力Pa,Pbが検出できれば、変位
量ΔHは、次式より求めることができる。
ΔH=Ha−Hb=(Pa−Pb)/γ
ここにγは、液体の比重であり温度は一定とす
る。
る。
この方法においても、第5図示の例と同様多く
の欠点を有する。
の欠点を有する。
また、これら第5図、第6図に示す方法では、
変位測定に用いる液体Wは、正確な測定を行うた
めには不揮発性であることが望ましい。しかしな
がら、そのような液体Wは、高価であり、しかも
液体Wは、液槽Wの変位によつて排液管5より排
出されるため非常に不経済である。そのため、こ
の排出された液体Wを回収するように構成する
と、そのための管路が余分に必要となり、装置が
さらに複雑化してしまう。
変位測定に用いる液体Wは、正確な測定を行うた
めには不揮発性であることが望ましい。しかしな
がら、そのような液体Wは、高価であり、しかも
液体Wは、液槽Wの変位によつて排液管5より排
出されるため非常に不経済である。そのため、こ
の排出された液体Wを回収するように構成する
と、そのための管路が余分に必要となり、装置が
さらに複雑化してしまう。
また、第5図および第6図で、各測定箇所毎に
配設される管路3および背圧補正管4を共通に構
成することも可能であるが、そうした場合、各測
定箇所の変位を測定する毎に各管路間をバルブ等
によつて開閉することが必要となりその開閉操作
が厄介であり、遠隔制御装置を構成するにしても
非常に複雑で設備費用が大幅にアツプするという
問題を生ずる。
配設される管路3および背圧補正管4を共通に構
成することも可能であるが、そうした場合、各測
定箇所の変位を測定する毎に各管路間をバルブ等
によつて開閉することが必要となりその開閉操作
が厄介であり、遠隔制御装置を構成するにしても
非常に複雑で設備費用が大幅にアツプするという
問題を生ずる。
次に、第7図は、上述した2つの従来例とは異
なる原理を用いた変位測定装置の模式図であり、
本出願人が特願昭第58−185078号として先に提案
したものである。
なる原理を用いた変位測定装置の模式図であり、
本出願人が特願昭第58−185078号として先に提案
したものである。
第7図においては、ワイヤロープ10が重錘1
1に接続されて変位X1を変位計12に伝える方
法であるが、広範囲に測定する為にはワイヤロー
プ10、重錘11を多数異常接触なく張りめぐら
したりする繁雑な取付手間を必要とし実用上の困
難性を生ずる。尚、第7図において、7は動滑
車、8,9は固定滑車、Sは基準位置、Xは測点
である。
1に接続されて変位X1を変位計12に伝える方
法であるが、広範囲に測定する為にはワイヤロー
プ10、重錘11を多数異常接触なく張りめぐら
したりする繁雑な取付手間を必要とし実用上の困
難性を生ずる。尚、第7図において、7は動滑
車、8,9は固定滑車、Sは基準位置、Xは測点
である。
また、変位測定管を地盤内または地表面に沿つ
て配置し、その変位測定管の各測定位置に複数の
圧力検出手段を配設して複数の箇所の鉛直変位を
検出し得るようにした技術が、特開昭49−130259
号(以下、「第1の公報」という」および特開昭
55−116215号公報(以下、「第2の公報」という)
に、それぞれ開示されている。
て配置し、その変位測定管の各測定位置に複数の
圧力検出手段を配設して複数の箇所の鉛直変位を
検出し得るようにした技術が、特開昭49−130259
号(以下、「第1の公報」という」および特開昭
55−116215号公報(以下、「第2の公報」という)
に、それぞれ開示されている。
即ち、上記第1の公報には、液体を封入し少く
とも両端にプレツシヤゲージを備えた可撓性の変
位測定管を、測定しようとする高低差ある地形表
面に沿わせて延設し、その場所に応じて示す両プ
レツシヤゲージの指度に基づき PB=PA+H×ρ×0.1 (H:高低差[m]、PA:上部液圧[Kg/cm2]、
PB:下部液圧[g/cm2]、ρ:封入液の密度
[g/cm3]) の原理より地形の高低差を検出するようにした
地形高低差測定方法が開示されている。
とも両端にプレツシヤゲージを備えた可撓性の変
位測定管を、測定しようとする高低差ある地形表
面に沿わせて延設し、その場所に応じて示す両プ
レツシヤゲージの指度に基づき PB=PA+H×ρ×0.1 (H:高低差[m]、PA:上部液圧[Kg/cm2]、
PB:下部液圧[g/cm2]、ρ:封入液の密度
[g/cm3]) の原理より地形の高低差を検出するようにした
地形高低差測定方法が開示されている。
また、上記第2の公報には、基準地点に設置さ
れる基準容器と被測定地点に設置される測定容器
とを可撓性のある変位測定管で連結して連通状態
にする一方、液体を収容したこれら容器のうちの
少なくとも測定容器を密閉すると共に液体の圧力
を測定する圧力計を前記各容器にそれぞれ取付
け、各容器の液体の圧力を測定し、その圧力値の
偏差から基準地点に対する被測定地点の鉛直方向
変位量を求めるようにした多点鉛直位置計測装置
が開示されている。
れる基準容器と被測定地点に設置される測定容器
とを可撓性のある変位測定管で連結して連通状態
にする一方、液体を収容したこれら容器のうちの
少なくとも測定容器を密閉すると共に液体の圧力
を測定する圧力計を前記各容器にそれぞれ取付
け、各容器の液体の圧力を測定し、その圧力値の
偏差から基準地点に対する被測定地点の鉛直方向
変位量を求めるようにした多点鉛直位置計測装置
が開示されている。
しかしながら、上記第1および第2の公報に記
載された技術は、地形あるいは地盤の沈下、降起
等を計測することを目的としているので、各測定
位置における変位量(沈下、または隆起)は、さ
ほど大きいものではなく、基準位置(貯液槽)も
地形上の任意の位置に設定できる。
載された技術は、地形あるいは地盤の沈下、降起
等を計測することを目的としているので、各測定
位置における変位量(沈下、または隆起)は、さ
ほど大きいものではなく、基準位置(貯液槽)も
地形上の任意の位置に設定できる。
これに対し、本考案に係る変位の測定は、エア
ドーム型建造物における天井膜の変位を測定する
ことを目的としているため、重量物である貯液槽
などは、天井膜に設置できないことから地上また
は地上近くに配置せざるを得ず、また、エアドー
ムは、地上から数10mの高さに張られるが、施工
過程では地上からこの数10mの高さに張られるま
での天井膜の非常に大きい変位を継続的に計測す
る必要があるため、上記第1、第2の公報の技術
をもつてしては、対応不可能である。
ドーム型建造物における天井膜の変位を測定する
ことを目的としているため、重量物である貯液槽
などは、天井膜に設置できないことから地上また
は地上近くに配置せざるを得ず、また、エアドー
ムは、地上から数10mの高さに張られるが、施工
過程では地上からこの数10mの高さに張られるま
での天井膜の非常に大きい変位を継続的に計測す
る必要があるため、上記第1、第2の公報の技術
をもつてしては、対応不可能である。
なんとなれば、第1の公報の場合、変位測定管
内に単に液体を注入(充填)しただけのものであ
るため、変位の最大検出範囲は、10m前後にとど
まり、また、変位測定管内に空気(気泡)が混入
または発生した場合、その対応策がなく、変位測
定に大きな誤差が現われてしまうという難点があ
る。
内に単に液体を注入(充填)しただけのものであ
るため、変位の最大検出範囲は、10m前後にとど
まり、また、変位測定管内に空気(気泡)が混入
または発生した場合、その対応策がなく、変位測
定に大きな誤差が現われてしまうという難点があ
る。
また、第2の公報の場合、基準容器が密封され
ていない方式であるため、検出すべき変位に相当
する高さをもつ基準容器が必要となり、エアドー
ム型建造物における天井膜変位測定装置として
は、第5図および第6図に示した従来例と同様非
現実的なものとなる。
ていない方式であるため、検出すべき変位に相当
する高さをもつ基準容器が必要となり、エアドー
ム型建造物における天井膜変位測定装置として
は、第5図および第6図に示した従来例と同様非
現実的なものとなる。
以上のように、エアドーム型建造物における天
井膜の如き大変位を広範囲に簡単に精度よく測定
し得る装置として実用し供し得るものが従来存在
しなかつた。
井膜の如き大変位を広範囲に簡単に精度よく測定
し得る装置として実用し供し得るものが従来存在
しなかつた。
(c) 目的
本考案は、上述した問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、極めて簡単な構
成で、広範囲の変位を精度よく測定することがで
きるエアドーム型建造物における天井膜変位測定
装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、極めて簡単な構
成で、広範囲の変位を精度よく測定することがで
きるエアドーム型建造物における天井膜変位測定
装置を提供することにある。
(d) 構成
本考案は、上記の目的を確実に達成するため
に、建造物の天井が大気圧より高められた内部空
気圧によつて支持される膜材、薄板等で構成され
たエアドーム型建造物における天井膜変位測定装
置であつて、基準位置に設置され液体を密閉状態
で貯留する貯留槽と、前記エアドーム型建造物の
天井膜に沿つて配設され、内部に前記液体が完全
に充填された状態で、遠隔操作により開閉可能な
電磁弁により閉塞されて先端が密閉され、基端が
前記貯液槽内の前記液体中に開口され、前記天井
膜とともに変動するフレキシブルな変位測定管
と、この変位測定管の基準位置および所定の測定
位置毎にそれぞれ配設され当該基準位置および測
定位置における前記変位測定管内の前記液体の圧
力を検出する複数の圧力検出手段と、前記貯液槽
内の前記液体を前記変位測定管における最高位の
測定位置以上の高さに揚げるに必要な圧力に加圧
し且つ一定に保持する加圧手段と、前記電磁弁の
近傍に配設され、前記電磁弁を開放して前記変位
測定管内に前記液体を充填するときおよび前記変
位測定管内の空気抜きをするときに排出される前
記液体を回収する回収手段と、を具備し、前記基
準位置に配設された圧力検出手段の検出出力と前
記測定位置毎にそれぞれ配設された他の圧力検出
手段の検出出力との差に基づいて、前記各測定位
置の前記基準位置に対する鉛直距離をそれぞれ測
定し得るように構成したことを特徴としたもので
ある。
に、建造物の天井が大気圧より高められた内部空
気圧によつて支持される膜材、薄板等で構成され
たエアドーム型建造物における天井膜変位測定装
置であつて、基準位置に設置され液体を密閉状態
で貯留する貯留槽と、前記エアドーム型建造物の
天井膜に沿つて配設され、内部に前記液体が完全
に充填された状態で、遠隔操作により開閉可能な
電磁弁により閉塞されて先端が密閉され、基端が
前記貯液槽内の前記液体中に開口され、前記天井
膜とともに変動するフレキシブルな変位測定管
と、この変位測定管の基準位置および所定の測定
位置毎にそれぞれ配設され当該基準位置および測
定位置における前記変位測定管内の前記液体の圧
力を検出する複数の圧力検出手段と、前記貯液槽
内の前記液体を前記変位測定管における最高位の
測定位置以上の高さに揚げるに必要な圧力に加圧
し且つ一定に保持する加圧手段と、前記電磁弁の
近傍に配設され、前記電磁弁を開放して前記変位
測定管内に前記液体を充填するときおよび前記変
位測定管内の空気抜きをするときに排出される前
記液体を回収する回収手段と、を具備し、前記基
準位置に配設された圧力検出手段の検出出力と前
記測定位置毎にそれぞれ配設された他の圧力検出
手段の検出出力との差に基づいて、前記各測定位
置の前記基準位置に対する鉛直距離をそれぞれ測
定し得るように構成したことを特徴としたもので
ある。
以下、図面に基づき本考案の一実施例を詳細に
説明する。
説明する。
第2図は、本考案の天井膜変位測定装置の原理
を説明するための模式図である。
を説明するための模式図である。
同図において、13は軽量でフレキシブルな変
位測定管であり、測定対象物の各変位測定箇所に
沿つて配設される。この変位測定管13内には気
泡等が混入されない状態で液体Wが充填されその
先端側は密閉されている。14は、変位の基準と
する基準位置Sに固定された貯液槽であり、変位
測定管13の基端がこの貯液槽14に貯留された
液体W内で開口している。また、この貯液槽14
は、気密状態となつており、貯液槽14内の液体
Wの液面には、貯液槽14と接続された加圧手段
であるガス容器15に充填された窒素ガス等の圧
縮ガスにより一定の圧力が負荷されている。
位測定管であり、測定対象物の各変位測定箇所に
沿つて配設される。この変位測定管13内には気
泡等が混入されない状態で液体Wが充填されその
先端側は密閉されている。14は、変位の基準と
する基準位置Sに固定された貯液槽であり、変位
測定管13の基端がこの貯液槽14に貯留された
液体W内で開口している。また、この貯液槽14
は、気密状態となつており、貯液槽14内の液体
Wの液面には、貯液槽14と接続された加圧手段
であるガス容器15に充填された窒素ガス等の圧
縮ガスにより一定の圧力が負荷されている。
ここで、ガス容器15より与えられる窒素ガス
の圧力をPg、液体Wの密度をγとすると、貯液
槽14内の液面からの高さがH0、H1、……Hoで
ある変位測定管13内の各測定位置(以下「測
点」という)S0、S1、……Soにおける液体Wの各
液圧P0、P1、……Poは、圧力のつり合いから、 P0=Pg−H0・γ (1) P1=Pg−H1・γ (2) …… Po=Pg−Ho・γ (3) となる。これら(1)、(2)、……(3)式をそれぞれ連立
すると、 (P0−P1)/γ=H1−H0=h1 (4) (P0−P2)/γ=H2−H0=h2 (5) …… (P0−Po)/γ=Ho−H0=ho (6) の関係が得られる。従つて、例えば(6)式の一般式
において、測点S0の高さH0を一定とすれば、測
点S0の圧力P0と測点Snの圧力Poを測定すること
により測点Soの測点S0からの高さhoを検出するこ
とができる。
の圧力をPg、液体Wの密度をγとすると、貯液
槽14内の液面からの高さがH0、H1、……Hoで
ある変位測定管13内の各測定位置(以下「測
点」という)S0、S1、……Soにおける液体Wの各
液圧P0、P1、……Poは、圧力のつり合いから、 P0=Pg−H0・γ (1) P1=Pg−H1・γ (2) …… Po=Pg−Ho・γ (3) となる。これら(1)、(2)、……(3)式をそれぞれ連立
すると、 (P0−P1)/γ=H1−H0=h1 (4) (P0−P2)/γ=H2−H0=h2 (5) …… (P0−Po)/γ=Ho−H0=ho (6) の関係が得られる。従つて、例えば(6)式の一般式
において、測点S0の高さH0を一定とすれば、測
点S0の圧力P0と測点Snの圧力Poを測定すること
により測点Soの測点S0からの高さhoを検出するこ
とができる。
第1図は、以上のような原理よりなる変位測定
装置をエアドーム型建造物に適用した本考案の一
実施例の全体構成を示す概略断面図である。
装置をエアドーム型建造物に適用した本考案の一
実施例の全体構成を示す概略断面図である。
同図において、16は、エアドーム型建造物の
側周壁であり、17は、この側周壁16に周縁部
が取付けられた、例えばフツ素樹脂コーテイング
ガラス繊維等の軽量な材質よりなる天井膜であ
る。この天井膜17は、エアドーム型建造物内ま
たは外部に設置された送風機Bより送出される空
気により上方に膨出するように展張される。一
方、この天井膜17は、第3図のエアドーム型建
造物の平面図に示すように、各端部が側周壁16
に取付けられ天井膜17に沿つて縦横に張り渡さ
れた複数本のワイヤケーブル18によつて風等に
対する補強がなされている。そして、フレキシブ
ルな複数の変位測定管13が、それぞれ側周壁1
6側から天井膜17の内面(外面でもよい)に沿
つて天井膜17の中央近傍に集合している(第1
図には、2本の変位測定管13のみを描いてあ
る)。天井膜17の中央に集合した各変位測定管
13の各先端部には、それぞれ遠隔操作によつて
電気的に変位測定管13の先端部を開閉すること
のできる電磁弁Veが設けられており、これら電
磁弁Veの下方には、変位測定管13の先端部よ
り電磁弁Veが開放されているときに流出される
液体Wを受けるドレインタンク19が設けられて
いる。一方、基準位置S側に導かれた変位測定管
13の基端部は、貯液槽14内の液体W中に導か
れ開口している。この貯液槽14の液面上空間内
には、ガス容器15より圧縮ガスが(高圧ガス)
が送入されている。20は、ドレインタンク19
により回収された液体Wをドレインパイプ21か
ら貯液槽14に還流せしめるためのポンプであ
る。T0、T1、……T8は、変位測定管13の各測
点S0、S1、……S8に配設され、液体Wの液圧を測
定する圧力検出手段としての電気式圧力変換器で
ある。
側周壁であり、17は、この側周壁16に周縁部
が取付けられた、例えばフツ素樹脂コーテイング
ガラス繊維等の軽量な材質よりなる天井膜であ
る。この天井膜17は、エアドーム型建造物内ま
たは外部に設置された送風機Bより送出される空
気により上方に膨出するように展張される。一
方、この天井膜17は、第3図のエアドーム型建
造物の平面図に示すように、各端部が側周壁16
に取付けられ天井膜17に沿つて縦横に張り渡さ
れた複数本のワイヤケーブル18によつて風等に
対する補強がなされている。そして、フレキシブ
ルな複数の変位測定管13が、それぞれ側周壁1
6側から天井膜17の内面(外面でもよい)に沿
つて天井膜17の中央近傍に集合している(第1
図には、2本の変位測定管13のみを描いてあ
る)。天井膜17の中央に集合した各変位測定管
13の各先端部には、それぞれ遠隔操作によつて
電気的に変位測定管13の先端部を開閉すること
のできる電磁弁Veが設けられており、これら電
磁弁Veの下方には、変位測定管13の先端部よ
り電磁弁Veが開放されているときに流出される
液体Wを受けるドレインタンク19が設けられて
いる。一方、基準位置S側に導かれた変位測定管
13の基端部は、貯液槽14内の液体W中に導か
れ開口している。この貯液槽14の液面上空間内
には、ガス容器15より圧縮ガスが(高圧ガス)
が送入されている。20は、ドレインタンク19
により回収された液体Wをドレインパイプ21か
ら貯液槽14に還流せしめるためのポンプであ
る。T0、T1、……T8は、変位測定管13の各測
点S0、S1、……S8に配設され、液体Wの液圧を測
定する圧力検出手段としての電気式圧力変換器で
ある。
第4図は、圧力変換器Tの概略構成例およびそ
の取付態様を示す断面図である。同図において、
変位測定管13に接続された接続管22の圧力導
入路22aを通り液圧が圧力変換器Tのダイアフ
ラム23に伝達される。このダイアフライ23の
変形を電気的センサ24で電気量に変換し信号ケ
ーブル25を通り測定器で計測される。ダイアフ
ラム23の背面26はケース27により密閉され
ており背圧Paの変化は感知しないものでなけれ
ばならない。従つてダイアフラム23による液圧
の測定は、測定管13内の液圧の絶対圧変化のみ
を測定し式(4)〜(6)で解る如くT0、T1……の圧力
差としてのみ検知する為第5図、第6図に示した
従来例の如き背圧補正管4が不必要に構成され
る。この方法により検出された圧力検出信号を(4)
〜(6)式に従つて順次データ処理を行い変位表示が
可能となる。データの処理は、市販の多点測定
器、パソコン等の組合せで手軽に行えるのでここ
では図示しない。
の取付態様を示す断面図である。同図において、
変位測定管13に接続された接続管22の圧力導
入路22aを通り液圧が圧力変換器Tのダイアフ
ラム23に伝達される。このダイアフライ23の
変形を電気的センサ24で電気量に変換し信号ケ
ーブル25を通り測定器で計測される。ダイアフ
ラム23の背面26はケース27により密閉され
ており背圧Paの変化は感知しないものでなけれ
ばならない。従つてダイアフラム23による液圧
の測定は、測定管13内の液圧の絶対圧変化のみ
を測定し式(4)〜(6)で解る如くT0、T1……の圧力
差としてのみ検知する為第5図、第6図に示した
従来例の如き背圧補正管4が不必要に構成され
る。この方法により検出された圧力検出信号を(4)
〜(6)式に従つて順次データ処理を行い変位表示が
可能となる。データの処理は、市販の多点測定
器、パソコン等の組合せで手軽に行えるのでここ
では図示しない。
以上のように構成された第1図示の天井膜変位
測定装置は、次のようにして天井膜の変位を測定
することとなる。
測定装置は、次のようにして天井膜の変位を測定
することとなる。
先ずはじめに、変位測定管13の先端に設けら
れた電磁弁Veを開いた状態でガス容器15をホ
ースを介して貯液槽14に接続するか、ガス容器
15との間に介在するバルブ(図示せず)を開放
して、圧力の高いガス圧によつて液体Wを変位測
定管13内に送入する。このとき、高圧ガスがポ
ンプ20側に逃げないように、貯液槽14とポン
プ20との間は、図示しない電磁弁等によつて流
路を遮断しておくものとする。このようにして、
送入された液体Wは、各圧力変換器T0、T1……
T8の圧力導入路22aに入り込み、さらに変位
測定管13の基端から先端に至るまで充填され、
さらに空気抜きのために先端より溢れ出される。
この溢れた分の液体Wは、ドレインタンク19で
受け、ドレインパイプ21を介して回収される。
そして、この状態を所定時間接続させると、変位
測定管13内および圧力導入路22a内のいずれ
も気泡は存在しない状態となる。その後、各電磁
弁Veを閉じる。次に、各圧力変換器T0、T1、…
…T8の出力である圧力を検出する。基準測点S0
に配設された圧力変換器T0の基準面(貯液槽1
4内の液面)からの高さをH0、圧力変換器T0に
より検出される圧力をP0とすれば、圧力変換器
Toが取付けられた測点Soにおける天井膜17の
基準測点S0からの高さhoは、圧力変換器Toによ
り検出される圧力をPoとして(6)式より求められ
ることとなる。従つて、天井膜17の形状は、こ
のような測定を各測点毎に行うことにより把握す
ることができる。
れた電磁弁Veを開いた状態でガス容器15をホ
ースを介して貯液槽14に接続するか、ガス容器
15との間に介在するバルブ(図示せず)を開放
して、圧力の高いガス圧によつて液体Wを変位測
定管13内に送入する。このとき、高圧ガスがポ
ンプ20側に逃げないように、貯液槽14とポン
プ20との間は、図示しない電磁弁等によつて流
路を遮断しておくものとする。このようにして、
送入された液体Wは、各圧力変換器T0、T1……
T8の圧力導入路22aに入り込み、さらに変位
測定管13の基端から先端に至るまで充填され、
さらに空気抜きのために先端より溢れ出される。
この溢れた分の液体Wは、ドレインタンク19で
受け、ドレインパイプ21を介して回収される。
そして、この状態を所定時間接続させると、変位
測定管13内および圧力導入路22a内のいずれ
も気泡は存在しない状態となる。その後、各電磁
弁Veを閉じる。次に、各圧力変換器T0、T1、…
…T8の出力である圧力を検出する。基準測点S0
に配設された圧力変換器T0の基準面(貯液槽1
4内の液面)からの高さをH0、圧力変換器T0に
より検出される圧力をP0とすれば、圧力変換器
Toが取付けられた測点Soにおける天井膜17の
基準測点S0からの高さhoは、圧力変換器Toによ
り検出される圧力をPoとして(6)式より求められ
ることとなる。従つて、天井膜17の形状は、こ
のような測定を各測点毎に行うことにより把握す
ることができる。
以上のようにしてエアドーム型建造物の天井膜
17の変位を測定できる本装置は、従来の変位測
定装置に比べ、次に述べるような種々の利点を有
している。
17の変位を測定できる本装置は、従来の変位測
定装置に比べ、次に述べるような種々の利点を有
している。
第1に、この装置により測定できる変位は、微
小な変位からガス容器15の圧縮ガスの圧力によ
り液体Wを持ち上げることのできる高さに至るま
で、極めて広範囲におよぶ変位(大変位)の測定
が可能である。従つて、エアドーム型建造物の天
井膜17の変位を測定する場合、建造物の建造後
の安全管理を行うだけでなく、天井膜17が送風
機Bによつて浮上される以前の段階から天井膜1
7が上方に膨出した状態に展張される段階に至る
までの工事中の経時変化を随時測定すること、つ
まり工事中の安全管理にも用いることができる。
小な変位からガス容器15の圧縮ガスの圧力によ
り液体Wを持ち上げることのできる高さに至るま
で、極めて広範囲におよぶ変位(大変位)の測定
が可能である。従つて、エアドーム型建造物の天
井膜17の変位を測定する場合、建造物の建造後
の安全管理を行うだけでなく、天井膜17が送風
機Bによつて浮上される以前の段階から天井膜1
7が上方に膨出した状態に展張される段階に至る
までの工事中の経時変化を随時測定すること、つ
まり工事中の安全管理にも用いることができる。
第2に、1本の変位測定管13を複数の測点に
共通に使用することができ、ドレインタンク1
9、ドレインパイプ21も共通化できるので、天
井膜17に沿つた配管を少なく、しかも軽量なも
のとすることができる。
共通に使用することができ、ドレインタンク1
9、ドレインパイプ21も共通化できるので、天
井膜17に沿つた配管を少なく、しかも軽量なも
のとすることができる。
第3に、各測点の変位は、電気量に変換される
ので、リード線を介し遠隔地まで伝送し易く且つ
一箇所で集中管理することができ作業能率を大幅
に向上させることができる。
ので、リード線を介し遠隔地まで伝送し易く且つ
一箇所で集中管理することができ作業能率を大幅
に向上させることができる。
第4に、使用する液体Wは、流動性があり、変
位測定管13等を変質させる虞れのないものであ
ればよく、また、液体Wの蒸発や洩れがない構成
となつているので使用液体Wの選択の自由度が極
めて大きい。例えば、液体Wとして高価な高品質
不凍液を用いることができ、その場合には、寒冷
地での変位測定も可能となる。
位測定管13等を変質させる虞れのないものであ
ればよく、また、液体Wの蒸発や洩れがない構成
となつているので使用液体Wの選択の自由度が極
めて大きい。例えば、液体Wとして高価な高品質
不凍液を用いることができ、その場合には、寒冷
地での変位測定も可能となる。
第5に、変位測定管13および貯液槽14は密
閉されており、(6)式より理解されるように任意の
測点Soの圧力Poと基準測点S0の圧力P0とから基
準測点S0に対する高さhoを測定するので背圧補正
管も不要であり、ドームの内外の気圧の変動およ
びガス容器15内のガス圧の変動の影響を受ける
ことなく変位の測定を行うことができる。
閉されており、(6)式より理解されるように任意の
測点Soの圧力Poと基準測点S0の圧力P0とから基
準測点S0に対する高さhoを測定するので背圧補正
管も不要であり、ドームの内外の気圧の変動およ
びガス容器15内のガス圧の変動の影響を受ける
ことなく変位の測定を行うことができる。
第6に第1図の電磁弁Veや貯液槽14の密閉
容器を外気から遮断する密閉構造に、微小なる経
年的なリークがあつても電気的測定時間内でのリ
ーク量は殆んど無視量となるから、圧力変換器
T0、T1、〜Toが液体内に没してさえいれば正確
な測定が行える。
容器を外気から遮断する密閉構造に、微小なる経
年的なリークがあつても電気的測定時間内でのリ
ーク量は殆んど無視量となるから、圧力変換器
T0、T1、〜Toが液体内に没してさえいれば正確
な測定が行える。
尚、本考案は、上述した実施例のみに限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形実施が可能であることは勿論で
ある。
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形実施が可能であることは勿論で
ある。
例えば、変位測定管13は、必ずしも天井膜1
7の中央で集中させる必要はなく、例えば、一本
の変位測定管13を縦横に連続して配設すること
もできる。
7の中央で集中させる必要はなく、例えば、一本
の変位測定管13を縦横に連続して配設すること
もできる。
また、加圧手段は、ガス容器15に充填された
ガス体でなくてもよく、例えば、コンプレツサに
より圧縮された空気を用いてもよい。さらに液体
ポンプによる液圧封入であつても良い。
ガス体でなくてもよく、例えば、コンプレツサに
より圧縮された空気を用いてもよい。さらに液体
ポンプによる液圧封入であつても良い。
また、ワイヤケーブル18は、通例、天井膜1
7の内面側に沿つて配設されるが、外面側に沿つ
て配設してもよい。同様に、変位測定管13や圧
力変換器T1、T2、……も天井膜17の内面、外
面いずれの側に配設してもよい。
7の内面側に沿つて配設されるが、外面側に沿つ
て配設してもよい。同様に、変位測定管13や圧
力変換器T1、T2、……も天井膜17の内面、外
面いずれの側に配設してもよい。
さらにまた、圧力変換器Tとして実施例では、
ひずみゲージが添着されたダイヤフラム型のもの
で説明したが、これに限らず、圧力に対応した電
気的出力を取り出せる変換器であれば適用可能で
ある。
ひずみゲージが添着されたダイヤフラム型のもの
で説明したが、これに限らず、圧力に対応した電
気的出力を取り出せる変換器であれば適用可能で
ある。
(e) 効果
以上詳述したように本考案によれば、貯液槽内
の液体を、加圧手段によつて変位測定管における
最高位の測定位置以上の高さに揚げるに必要な圧
力に加圧し且つ一定に保持するように構成したか
ら、重量物である貯液槽や加圧手段およびそれら
に付帯する機器を、空気圧によつて支持されてい
る天井膜に設置することなく、上述した従来技術
では達成不能であつた、地上またはその近傍位置
から数10mのエアドーム型建造物の天井までの広
範囲(大変位)の変位測定が可能な天井膜変位測
定装置を提供することができる。
の液体を、加圧手段によつて変位測定管における
最高位の測定位置以上の高さに揚げるに必要な圧
力に加圧し且つ一定に保持するように構成したか
ら、重量物である貯液槽や加圧手段およびそれら
に付帯する機器を、空気圧によつて支持されてい
る天井膜に設置することなく、上述した従来技術
では達成不能であつた、地上またはその近傍位置
から数10mのエアドーム型建造物の天井までの広
範囲(大変位)の変位測定が可能な天井膜変位測
定装置を提供することができる。
従つて、エアドーム型建造物の天井膜の変位を
測定する場合、建造物の安全管理用としてだけで
なく、天井膜が送風機によつて浮上される以前の
段階から天井膜が上方に膨出した状態に展張され
る段階に至るまでの工事中の経時変化を随時測定
すること、つまり工事施工中の安全管理用として
も使用することができる。
測定する場合、建造物の安全管理用としてだけで
なく、天井膜が送風機によつて浮上される以前の
段階から天井膜が上方に膨出した状態に展張され
る段階に至るまでの工事中の経時変化を随時測定
すること、つまり工事施工中の安全管理用として
も使用することができる。
また、本考案によれば、変位測定管の先端は、
電磁弁により閉塞され、基端は貯液槽内の液体中
に開口され、且つその貯液槽は、加圧手段により
加圧された状態で密閉されているから、第1に、
エアドーム内外の気圧の変動の影響を受けない絶
対圧力を測定でき、従つて背圧補正管が不要化さ
れ、第2に、使用液体の蒸発や洩れがないため、
液体の減量がなく、従つて、高品質で高価な液体
を用いることができ、その分、圧力測定精度を向
上することができ、第3に、変位測定管の取付施
工のための工事が容易化され、第4に、施工時の
大変位の測定が可能となる。
電磁弁により閉塞され、基端は貯液槽内の液体中
に開口され、且つその貯液槽は、加圧手段により
加圧された状態で密閉されているから、第1に、
エアドーム内外の気圧の変動の影響を受けない絶
対圧力を測定でき、従つて背圧補正管が不要化さ
れ、第2に、使用液体の蒸発や洩れがないため、
液体の減量がなく、従つて、高品質で高価な液体
を用いることができ、その分、圧力測定精度を向
上することができ、第3に、変位測定管の取付施
工のための工事が容易化され、第4に、施工時の
大変位の測定が可能となる。
また、本考案によれば、変位測定管の先端に電
磁弁を設けると共にその近傍に回収手段を配置す
る構成としたから、変位測定管内に液体を充填す
るときおよび充填後日時が経過した時点で変位測
定管内に発生または混入した空気(気泡)を追い
出すときに、空気と共に排出される液体を回収す
ることができ、従つて、排出液により天井膜を汚
損したり、天井膜の下に存在する設備や人体を汚
損することが防止でき、さらには、回収した液体
を再利用することもできるので、経済的であり、
さらに基本的には、上述のような空気抜きによつ
て圧力検出精度を高精度に維持することができ
る。
磁弁を設けると共にその近傍に回収手段を配置す
る構成としたから、変位測定管内に液体を充填す
るときおよび充填後日時が経過した時点で変位測
定管内に発生または混入した空気(気泡)を追い
出すときに、空気と共に排出される液体を回収す
ることができ、従つて、排出液により天井膜を汚
損したり、天井膜の下に存在する設備や人体を汚
損することが防止でき、さらには、回収した液体
を再利用することもできるので、経済的であり、
さらに基本的には、上述のような空気抜きによつ
て圧力検出精度を高精度に維持することができ
る。
第1図は、本考案の一実施例の全体構成を示す
概略断面図、第2図は、本考案の原理を説明する
ための模式図、第3図は、本考案を適用するエア
ドーム型建造物の平面図、第4図は、第1図に示
した実施例における圧力変換器と変位測定管との
接続部分の具体的構成例を示す断面図、第5図、
第6図および第7図は、それぞれ異なる従来の変
位測定装置の原理的な構成を示す模式図である。 S……基準箇所、W……液体、T,T0〜T8…
…圧力変換器、Ve……電磁弁、B……送風機、
13……変位測定管、14……貯液槽、15……
ガス容器、16……側周壁、17……天井膜、1
8……ワイヤケーブル、19……ドレインタン
ク、20……ポンプ、21……ドレインパイプ、
22……接続管。
概略断面図、第2図は、本考案の原理を説明する
ための模式図、第3図は、本考案を適用するエア
ドーム型建造物の平面図、第4図は、第1図に示
した実施例における圧力変換器と変位測定管との
接続部分の具体的構成例を示す断面図、第5図、
第6図および第7図は、それぞれ異なる従来の変
位測定装置の原理的な構成を示す模式図である。 S……基準箇所、W……液体、T,T0〜T8…
…圧力変換器、Ve……電磁弁、B……送風機、
13……変位測定管、14……貯液槽、15……
ガス容器、16……側周壁、17……天井膜、1
8……ワイヤケーブル、19……ドレインタン
ク、20……ポンプ、21……ドレインパイプ、
22……接続管。
Claims (1)
- 建造物の天井が大気圧より高められた内部空気
圧によつて支持される膜材、薄板等で構成された
エアドーム型建造物における天井膜変位測定装置
であつて、基準位置に設置され液体を密閉状態で
貯留する貯液槽と、前記エアドーム型建造物の天
井膜に沿つて配設され、内部に前記液体が完全に
充填された状態で、遠隔操作により開閉可能な電
磁弁により閉塞されて先端が密閉され、基端が前
記貯液槽内の前記液体中に開口され、前記天井膜
とともに変動するフレキシブルな変位測定管と、
この変位測定管の基準位置および所定の測定位置
毎にそれぞれ配設され当該基準位置および測定位
置における前記変位測定管内の前記液体の圧力を
検出する複数の圧力検出手段と、前記貯液槽内の
前記液体を前記変位測定管における最高位の測定
位置以上の高さに揚げるに必要な圧力に加圧し且
つ一定に保持する加圧手段と、前記電磁弁の近傍
に配設され、前記電磁弁を開放して前記変位測定
管内に前記液体を充填するときおよび前記変位測
定管内の空気抜きをするときに排出される前記液
体を回収する回収手段と、を具備し、前記基準位
置に配設された圧力検出手段の検出出力と前記測
定位置毎にそれぞれ配設された他の圧力検出手段
の検出出力との差に基づいて、前記各測定位置の
前記基準位置に対する鉛直距離をそれぞれ測定し
得るように構成したことを特徴とするエアドーム
型建造物における天井膜変位測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985099094U JPH0413620Y2 (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985099094U JPH0413620Y2 (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS629109U JPS629109U (ja) | 1987-01-20 |
| JPH0413620Y2 true JPH0413620Y2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=30967660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985099094U Expired JPH0413620Y2 (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0413620Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49130259A (ja) * | 1973-04-16 | 1974-12-13 | ||
| JPS55116215A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Detector for multi-point perpendicular position |
-
1985
- 1985-07-01 JP JP1985099094U patent/JPH0413620Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS629109U (ja) | 1987-01-20 |
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