JPH0414205Y2 - - Google Patents

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JPH0414205Y2
JPH0414205Y2 JP5247085U JP5247085U JPH0414205Y2 JP H0414205 Y2 JPH0414205 Y2 JP H0414205Y2 JP 5247085 U JP5247085 U JP 5247085U JP 5247085 U JP5247085 U JP 5247085U JP H0414205 Y2 JPH0414205 Y2 JP H0414205Y2
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sheet
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vinyl acetate
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【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄系無機質粉体を主体とする高比重
無機質粉体とエチレン−酢酸ビニル系共重合体樹
脂とからなるシートの少なくとも片面に不織布を
一体化したシート状物と木質系板を積層した制振
性、遮音性及び断熱性に優れた複合木質板状材料
に関する。
現在、マンシヨン、アパート等の集合住宅や百
貨店のビルデイングにおいて発生する振動や騒音
を軽減もしくは防止するのに安価で加工性がよ
く、制振性、遮音性に優れた材料が求められてい
る。
本考案の目的は、かかるニーズに応え、前記ビ
ンデイングの振動や騒音を抑制する材料を提供す
ることにある。
本考案者等は多くの検討を重ねた結果、鉄系無
機質粉体40〜94重量%とエチレン−酢酸ビニル系
共重合体樹脂6〜30重量%とからなるシート状物
の少なくとも片面に不織布を一体化したシート状
物と木質系板とを複合した構造材料が制振性、遮
音性および防火性に優れていることを見出した。
本考案を構成しているシート状物においては、
エチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂、等にその
エマルジヨン バインダーが好適に使用される。
エチレンもしくは酢酸ビニルホモポリマーではバ
ランスのとれた凝結剤とはなり得ず、エチレン−
酢酸ビニルコポリマーにて初めて、敵度の柔軟
性、抗張力、伸度、弾性率、耐水性及び粒子との
良好な接着力を示すので、優れた凝結剤となる。
エチレンは酢酸ビニルホモポリマーの分子内可塑
剤としての作用を有する。
かかる性質を示す共重合体の組成範囲は、酢酸
ビニルの含有量が55重量%から92重量%の範囲で
ある。エチレンの含有量が多すぎる場合には、コ
ポリマーの極性が小さくなり粒子との接着力が発
現しない。エチレンの含有量が少なすぎる場合に
は、コポリマーのガラス転移点の低下が望めず、
低温時の靭性、可撓性が得られない。更に耐候
性、耐水性、耐アルカリ性を付与するために、ア
クリル酸、アクリル酸エステル、マレイン酸エス
テル、バーサチツク酸ビニル類を1種以上共重合
した変性エチレン−酢酸ビニル樹脂も好適に使用
され、本考案に包含されるものである。
本考案において用いる鉄系高比重無機質粉体と
しては、酸化鉄(FeO)、三酸化二鉄(Fe2O3)、
四三酸化鉄(Fe3O4)、水酸化鉄(Fe(OH)n・
nH2O)、オキシ水酸化鉄(HFeO2・nH2O)が
主成分であり、一部にシリカ、アルミナ等の不純
物を含む、かつ均質は真比重が2.5〜5.5くらいの
適度な粒度分布を持つ高比重無機質粉体があげら
れる。かかる粉体として、各種非鉄金属精練の際
に副生する鉄系粉体、鉄鉱石粉体、副生フエライ
ト等がある。精錬副生鉄系粉体としては、例えば
銅精練時の副生鉄系粉体、錫精練時の副生鉄系粉
体、アルミニウム精練時の副生三酸化二鉄粉体を
例示することができる。鉄鉱石粉体としては、例
えば、磁鉄鉱粉体(FeO,Fe2O3)、赤鉄鉱粉体
(Fe2O3)、褐鉄鉱粉体(Fe(OH)n・nH2O,
HFeO2・nH2O)を例示することができる。鉄
分の含有量は40重量%以上が望ましい。鉄系高比
重無機質粉体は本考案のシート状物の構成主体で
あり、40重量%から94重量%の割合を占めてい
る。
更に遮音性、生振性を増大させるために35重量
%以下のマイカ(鱗片状粉粒体)を添加すること
も可能である。本考案のシートは少量の樹脂で多
量の高比重無機質粉体を凝結したものであり、防
火性に優れているが、更に建材関係で要求される
高度の難燃性を具備させるために、水酸化アルミ
ニウム粉体、二水石こう粉体等を35重量%以下添
加することも可能である。
本考案において、シート状物の制振性および遮
音性を一層向上せしめるため、合成繊維不織布の
表面補強材をシートの少なくとも片面に複合す
る。合成繊維不織布では極めて面密度(g/m2
の小さいものが得られ易く、シート状物の防火性
の低下が少ないので好ましい。不織布の種類とし
ては、ポリエステル100%ののが強度物性も優れ、
シート状物との接着性、寸法安定性、耐薬品性、
耐久性も良好なので最も好ましい。防火性能を低
下せしめないように30g/m2以下の面密度の不織
布を使用するものが好ましい。
次に本考案シートの組成について述べる。凝結
剤としてのエチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂
の割合はシート中の6〜30重量%が望ましい。そ
の含有量が少なぎると、粉体粒子間の凝結効果が
不十分であり、シートの強度物性が低下する。更
にシート製造時に含水混合物スラリーの流動性や
成形性も不良となり、シート製造が困難となる。
その含有量が多すぎると、有機分の割合が増加
し、防火性も低下する。加えてシートの高比重化
が果たせず、制振性、遮音性に効果が薄れる。充
填材としての鉄系高比重無機質粉体は固形分で40
〜94重量%の範囲が好ましい。
シート強度向上のため、ビニロン、ナイロン、
ガラス繊維などの短繊維を一部添加することもあ
る。更にスラリーの粘度調節材、樹脂の架橋剤と
して、カルボキシメチルセルローズ、エポキシ化
ポリアミドポリアミン樹脂等の水溶性高分子体を
添加することがある。繊維質の含有量は0.3〜10
重量%、水溶液高分子体の含有量は0.5〜5重量
%の範囲が好ましい。
さらに優れた制振性を具備せしめるためには、
シート状物の製造時にシートを発泡成形乾燥させ
ることによりシート状物を多孔質化し、面密度を
変化させずに厚さを厚くする方法が効果的であ
る。この方法により2倍以上の制振効果が得られ
る。多孔質化するには、含水混合物スラリーに空
気を注入しながら高速攪拌発泡し、任意の比重に
調節して成形乾燥し、目的の空隙率のシート状物
を得ることができる。高発泡化しすぎると、強度
物性の低下、高周波域での遮音性の低下、耐圧縮
性の低下が見られるので好ましくない。シート状
物の空隙率は80%以下で好ましい。
本考案においてシート状物のシート厚さの範囲
は0.5〜20mmでありシート見掛け比重の範囲は0.6
〜3.5(g/m3)である。かくして得られたシート
状物は、柔軟性があり、可撓性に富み、断熱性を
有し、加工性、取り扱い性もよく、安価であり、
木質系板を複合され優れた制振性、遮音性を示
す。
本考案において、制振性および遮音性効果を高
め、強度および断熱性を高めるために木質系板が
積層されるが、シート状物と木質系板とを複合す
るには、1)接着剤による複合、および2)粘着
剤による複合がある。接着剤としては、硅酸ソー
ダ系の無機系接着剤、ポリクロロプレン、SBR、
プチルゴム等の合成ゴム系、酢酸ビニル系の水性
樹脂エマルジヨンに代表される熱可塑性樹脂接着
剤、フエノール、ユリヤ、エポキシに代表される
熱硬化樹脂接着剤等汎用の接着剤が使用される。
粘着剤としては紙、不織布等の基材に粘着付与剤
のブチラール樹脂、ポリイソブチレン、ポリアク
リロニトリル、石油樹脂等を塗布した両面粘着シ
ートがあり、該シート状物と木質系板とを両面粘
着シートにより接着複合することが可能である。
次に木質系板としては、厚さ3〜20mmの天然木
椽甲板、天然木フローリングボード、プレパーク
等の木質単板集合材、木質系複合床材等の木質系
床材、合板、プリント合板、オーバーレイ合板、
天然木化粧合板等の合板類、ハードボード、パー
テイクルボード等の木質系板状物すべてを含むも
のである。
かくして建築一般用の木質系板と複合された複
合板状材料は、マンシヨン、アパート等のビルデ
イングの床材として又一般住居用の間仕切り材、
内外壁材、天井材として広範な用途がある。
本考案のシート複合木質板状材料は例えば次の
ようにして作ることができる。即ち、エチレン24
重量%、酢酸ビニル70重量%、アクリル酸類6重
量%の共重合比のエチレン−酢酸ビニル系共重合
体エマルジヨン20部(純分10部)、起泡剤として
ポリビニルアルコール10%溶液(重合度2000、ケ
ン化度80モル%)5部、架橋剤としてエポキシ化
ポリアミドポリアミン1.0部(純分0.3部)、水9.4
部を適当な大きさの容器に入れ混合攪拌する。続
いて銅精練時の副生鉄系高比重粉体(100メツシ
ユパスの粒径、鉄分含有率56%、真比重3.75、含
水率10%)を91.1部、スゾライトマイカ粉体8
部、PH調節剤として炭酸ソーダ0.15部を徐々に添
加混合攪拌する。該含水混合物スラリーに空気を
注入しながら高速攪拌発泡し、スラリー比重を
1.3に調節して成形用スラリーを得る。次に該成
形用スラリーを離型性のよい基体シート上クリア
ランス7.5mmにてドクターブレードで塗工流延す
る。続いてその表面にポリエステル不織布(目付
16g/m2)を積層一体化した後、80℃で180分間
熱風循環乾燥器中で乾燥して、厚さ7mm、見掛け
比重1.0、空隙率70%のシート状物を得る。得ら
れたシート状物を、例えば木質系床材である8mm
厚のプレパーク床材とエポキシ樹脂接着剤により
接着複合して、本考案の制振性、遮音性、防火
性、断熱性に優れたシート複合木質板状材料を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本考案の複合板状材料の構
造を示す拡大断面図である。図中記号は下記のも
のを示す。 1……シート状物、2……木質系板、3……接
着層、4……不織布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. イ)共重合比が55重量%から92重量%の酢酸ビ
    ニルを含むエチレン−酢酸ビニル系共重合体を6
    〜30重量%、ロ)成分分析値で鉄分含有率40重量
    %以上の鉄分を含む鉄系無機質粉体を40〜94重量
    %含むシートの少なくとも片面に不織布が一体化
    されてなるシート状物1と木質系板2が積層され
    ている複合木質板状材料。
JP5247085U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH0414205Y2 (ja)

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JP5247085U JPH0414205Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

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JP5247085U JPH0414205Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

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JPS61168925U JPS61168925U (ja) 1986-10-20
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