JPH04143294A - ステンレス鋼材の着色方法 - Google Patents
ステンレス鋼材の着色方法Info
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- JPH04143294A JPH04143294A JP26572590A JP26572590A JPH04143294A JP H04143294 A JPH04143294 A JP H04143294A JP 26572590 A JP26572590 A JP 26572590A JP 26572590 A JP26572590 A JP 26572590A JP H04143294 A JPH04143294 A JP H04143294A
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- steel material
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ステンレス鋼材の表面上に耐食性および耐
磨耗性の優れた着色被膜を形成するための方法に関する
ものである。
磨耗性の優れた着色被膜を形成するための方法に関する
ものである。
ステンレス鋼材の表面に対する着色は、ステンレス鋼材
の表面上に、着色被膜を形成すること(こより行われて
おり、このような着色被膜の形成方法として、次の方法
が知られている。
の表面上に、着色被膜を形成すること(こより行われて
おり、このような着色被膜の形成方法として、次の方法
が知られている。
(11特公昭52−32621号公報に開示された、下
記力Aらなる、クロム合金材の表面上に着色被膜を形成
するための方法、クロム酸またはクロム酸塩と硫酸とを
含有する電解液中において、前記クロム合金材に陽極電
解処理を施して、クロム合金材の表面上に着色被膜を形
成する(以下、先行技術lという)。
記力Aらなる、クロム合金材の表面上に着色被膜を形成
するための方法、クロム酸またはクロム酸塩と硫酸とを
含有する電解液中において、前記クロム合金材に陽極電
解処理を施して、クロム合金材の表面上に着色被膜を形
成する(以下、先行技術lという)。
(2)特公昭53−31817号公報に開示された、下
記からなるステンレス鋼材の処理方法、25〜850g
/j7のクロム酸、および、0,1〜lOg/lの硫酸
を含有する、20〜80℃の温度の電解液中において、
その表面上に多孔質の着色被膜を有するステンレス鋼材
に、0.6〜30A/dm’の電流密度により、陰極電
解処理を施して、前記ステンレス鋼材の着色被膜を硬化
する(以下、先行技術2という)。
記からなるステンレス鋼材の処理方法、25〜850g
/j7のクロム酸、および、0,1〜lOg/lの硫酸
を含有する、20〜80℃の温度の電解液中において、
その表面上に多孔質の着色被膜を有するステンレス鋼材
に、0.6〜30A/dm’の電流密度により、陰極電
解処理を施して、前記ステンレス鋼材の着色被膜を硬化
する(以下、先行技術2という)。
(3)特開昭61−139681号公報に開示された、
下記からなるステンレス鋼材の硬化着色被膜の形成方法
:2〜5m01/1の6価クロムおよび2.5〜7゜2
mol/fの硫酸を含有する、30〜90℃の温度の水
溶液中にステンレス鋼材を浸漬して、ステンレス鋼材の
表面上に着色被膜を形成し、次いで、前記水溶液と同一
成分の水溶液中において、前記着色被膜が形成されたス
テンレス鋼材に、0.5 A/dm”の電流密度により
陰極電解処理を施して、前記ステンレス鋼材の着色被膜
を硬化する(以下、先行技術3という)。
下記からなるステンレス鋼材の硬化着色被膜の形成方法
:2〜5m01/1の6価クロムおよび2.5〜7゜2
mol/fの硫酸を含有する、30〜90℃の温度の水
溶液中にステンレス鋼材を浸漬して、ステンレス鋼材の
表面上に着色被膜を形成し、次いで、前記水溶液と同一
成分の水溶液中において、前記着色被膜が形成されたス
テンレス鋼材に、0.5 A/dm”の電流密度により
陰極電解処理を施して、前記ステンレス鋼材の着色被膜
を硬化する(以下、先行技術3という)。
(4)特開昭63−8198号公報に開示された、下記
からなる着色ステンレス鋼材の製造方法=2モル以上の
6価クロムおよび2.5モル以上の硫酸を含有する電解
液中において、ステンレス鋼材に対し、0.01〜3.
OA/dm2の電流密度による陽極電解と、0.03〜
5.OA/dm2の電流密度とによる陰極電解とからな
る、繰り返し数100Hz以下の交番電流電解処理を施
して、ステンレス鋼材の表面上に着色被膜を形成する(
以下、先行技術4という)。
からなる着色ステンレス鋼材の製造方法=2モル以上の
6価クロムおよび2.5モル以上の硫酸を含有する電解
液中において、ステンレス鋼材に対し、0.01〜3.
OA/dm2の電流密度による陽極電解と、0.03〜
5.OA/dm2の電流密度とによる陰極電解とからな
る、繰り返し数100Hz以下の交番電流電解処理を施
して、ステンレス鋼材の表面上に着色被膜を形成する(
以下、先行技術4という)。
先行技術1および2の出願人は同一であって、この両者
は、通常、組み合わされて実施され、両者を合わせて一
般にlNC0法と呼ばれている。
は、通常、組み合わされて実施され、両者を合わせて一
般にlNC0法と呼ばれている。
即ち、lNC0法の場合には、先行技術lによってステ
ンレス鋼材に着色被膜を形成したのち、先行技術2によ
って着色被膜の硬化処理を施さなければならない。従っ
て、先行技#Ilによる着色被膜の形成工程と、先行技
術2による着色被膜の硬化工程の2工程が必要となるの
で、工程の複雑化および製品コストの上昇は避けられな
い問題がある。
ンレス鋼材に着色被膜を形成したのち、先行技術2によ
って着色被膜の硬化処理を施さなければならない。従っ
て、先行技#Ilによる着色被膜の形成工程と、先行技
術2による着色被膜の硬化工程の2工程が必要となるの
で、工程の複雑化および製品コストの上昇は避けられな
い問題がある。
先行技術3および4は、先行技術lと2とからなるlN
C0法の上述した間層点を解決するためになされたもの
である。しかしながら、先行技術3の場合には、6価ク
ロムおよび硫酸を含有する水溶液中における、ステンレ
ス鋼材に対する着色被膜の形成処理と、上記水溶液中に
おける、着色被膜の硬化処理とが必要なために、上記処
理に長時間を必要とする。
C0法の上述した間層点を解決するためになされたもの
である。しかしながら、先行技術3の場合には、6価ク
ロムおよび硫酸を含有する水溶液中における、ステンレ
ス鋼材に対する着色被膜の形成処理と、上記水溶液中に
おける、着色被膜の硬化処理とが必要なために、上記処
理に長時間を必要とする。
近年、ステンレス鋼材の表面に着色を施すに当たり、コ
ストの低減のために、着色の高遠度化が望まれているが
、引用例3によっては、このような、着色の高速度化を
図ることはできない。
ストの低減のために、着色の高遠度化が望まれているが
、引用例3によっては、このような、着色の高速度化を
図ることはできない。
先行技術4の場合にも、その実施例から明らかなように
、着色被膜の形成に約20分を要している。従って、先
行技術3と同様に着色の高速度化を図ることができない
問題がある。更に、先行技術4においては、形成された
着色被膜の膜厚が薄(、その色が、青色、金色、黒色等
の場合には、被膜の耐磨耗性は十分であるが、形成され
た着色被膜の膜厚が厚く、その色が、赤紫(赤)色、緑
色等の場合には、着色被膜の耐磨耗性が不十分になる問
題がある。
、着色被膜の形成に約20分を要している。従って、先
行技術3と同様に着色の高速度化を図ることができない
問題がある。更に、先行技術4においては、形成された
着色被膜の膜厚が薄(、その色が、青色、金色、黒色等
の場合には、被膜の耐磨耗性は十分であるが、形成され
た着色被膜の膜厚が厚く、その色が、赤紫(赤)色、緑
色等の場合には、着色被膜の耐磨耗性が不十分になる問
題がある。
従って、この発明の目的は、ステンレス鋼材の表面上に
、1工程で短時間に、優れた耐磨耗性および耐食性を有
する着色被膜を形成することができる方法を提供するこ
とにある。
、1工程で短時間に、優れた耐磨耗性および耐食性を有
する着色被膜を形成することができる方法を提供するこ
とにある。
本発明者等は、上述した問題を解決すべく、鋭意研究を
重ねた。その結果、次の知見を得た。即ち、ステンレス
鋼材を、所定濃度の硫酸およびクロム酸を含有する所定
温度の電解液中に浸漬すれば、過不動態溶解反応によっ
て、ステンレス鋼材の表面上に、多孔性の酸化被膜即ち
着色被膜が形成される。このときに、所定の電流密度で
、ステンレス鋼材に陰極電解処理を施せば、Cr”→C
r、0゜の反応により、ステンレス鋼材の表面上にクロ
ム酸化物が析出する。このようにして析出されたクロム
酸化物は、上述した多孔質の着色被膜の孔を埋める。従
って、着色被膜の形成と同時に着色被膜の硬化が図られ
、耐食性および耐磨耗性の優れた着色被膜を形成するこ
とができる。
重ねた。その結果、次の知見を得た。即ち、ステンレス
鋼材を、所定濃度の硫酸およびクロム酸を含有する所定
温度の電解液中に浸漬すれば、過不動態溶解反応によっ
て、ステンレス鋼材の表面上に、多孔性の酸化被膜即ち
着色被膜が形成される。このときに、所定の電流密度で
、ステンレス鋼材に陰極電解処理を施せば、Cr”→C
r、0゜の反応により、ステンレス鋼材の表面上にクロ
ム酸化物が析出する。このようにして析出されたクロム
酸化物は、上述した多孔質の着色被膜の孔を埋める。従
って、着色被膜の形成と同時に着色被膜の硬化が図られ
、耐食性および耐磨耗性の優れた着色被膜を形成するこ
とができる。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであって
、3〜7 mol/fの硫酸および1〜5mol/lの
クロム酸を含有する、85〜120℃の温度の電解液中
において、0.5〜50A/dm’の範囲内の電流密度
で、ステンレス鋼材に陰極電解処理を施して、前記ステ
ンレス鋼材の表面上に、耐食性および耐磨耗性の優れた
着色被膜を形成することに特徴を有するものである。
、3〜7 mol/fの硫酸および1〜5mol/lの
クロム酸を含有する、85〜120℃の温度の電解液中
において、0.5〜50A/dm’の範囲内の電流密度
で、ステンレス鋼材に陰極電解処理を施して、前記ステ
ンレス鋼材の表面上に、耐食性および耐磨耗性の優れた
着色被膜を形成することに特徴を有するものである。
次に、この発明の原理について説明する。クロム酸およ
び硫酸を含有する電解液中にステンレス鋼材を浸漬する
と、ステンレス鋼材に部分アノード反応と部分カソード
反応とが生ずる。部分アノード反応は、ステンレス鋼材
の過不動態溶解反応であり、この過不動態溶解反応によ
って、ステンレス鋼材の表面上に酸化被膜即ち着色被膜
が形成される。一方、部分カソード反応は、クロム酸化
物の析出反応(Cr’+→Cr*Os )であり、この
析出反応によって上記着色被膜の硬化が行われる。
び硫酸を含有する電解液中にステンレス鋼材を浸漬する
と、ステンレス鋼材に部分アノード反応と部分カソード
反応とが生ずる。部分アノード反応は、ステンレス鋼材
の過不動態溶解反応であり、この過不動態溶解反応によ
って、ステンレス鋼材の表面上に酸化被膜即ち着色被膜
が形成される。一方、部分カソード反応は、クロム酸化
物の析出反応(Cr’+→Cr*Os )であり、この
析出反応によって上記着色被膜の硬化が行われる。
図面は、上述した2つの反応を示すグラフである。図面
において、横軸は、クロム酸および硫酸を含有する電解
液中にステンレス鋼材を浸漬したときに生ずる電位を示
し、縦軸は、そのときの電流値を示す。線Aは、部分ア
ノード反応速度即ち部分アノード電流値を示し、線Bは
、部分カソード反応速度即ち部分カソード電流値を示す
。
において、横軸は、クロム酸および硫酸を含有する電解
液中にステンレス鋼材を浸漬したときに生ずる電位を示
し、縦軸は、そのときの電流値を示す。線Aは、部分ア
ノード反応速度即ち部分アノード電流値を示し、線Bは
、部分カソード反応速度即ち部分カソード電流値を示す
。
図面から明らかなように、部分アノード反応速度即ち部
分アノード電流値Aと、部分カソード反応速度即ち部分
カソード電流値Bとは、外部電流が0のとき即ち電位E
、のとき、線Aと線Bとが交差する点aにおいて釣り合
っている。
分アノード電流値Aと、部分カソード反応速度即ち部分
カソード電流値Bとは、外部電流が0のとき即ち電位E
、のとき、線Aと線Bとが交差する点aにおいて釣り合
っている。
この状態において、ステンレス鋼材にカソード電流を印
加すると、電位はElに移る。電位Elにおいては、部
分カソード反応即ち被膜の硬化反応は著しく促進され、
部分カソード反応速度はb点に移動する。一方、部分ア
ノード反応即ち着色被膜の形成反応は低下し、部分アノ
ード反応速度は0点に下がる。
加すると、電位はElに移る。電位Elにおいては、部
分カソード反応即ち被膜の硬化反応は著しく促進され、
部分カソード反応速度はb点に移動する。一方、部分ア
ノード反応即ち着色被膜の形成反応は低下し、部分アノ
ード反応速度は0点に下がる。
そこで、水溶液中の硫酸の含有量および水溶液の温度を
高めて、部分アノード反応を促進せしめる。この結果、
部分アノード反応速度即ち部分アノード電流値Aは、点
線で示すA゛に移動し、部分アノード反応速度は0点か
らC°点に高まる。
高めて、部分アノード反応を促進せしめる。この結果、
部分アノード反応速度即ち部分アノード電流値Aは、点
線で示すA゛に移動し、部分アノード反応速度は0点か
らC°点に高まる。
従って、十分なアノード反応速度が得られ、着色被膜の
形成反応および着色被膜の硬化反応が、共に促進される
。なお、水溶液中の硫酸の含有量および水溶液の温度を
高めるほど、部分アノード反応即ち着色被膜の形成反応
は促進される。
形成反応および着色被膜の硬化反応が、共に促進される
。なお、水溶液中の硫酸の含有量および水溶液の温度を
高めるほど、部分アノード反応即ち着色被膜の形成反応
は促進される。
上述したことから、この発明においては、ステンレス鋼
材の表面上に着色被膜を形成する部分アノード電流値即
ち着色被膜の形成速度を適正にするための条件を、次の
ように定めた。
材の表面上に着色被膜を形成する部分アノード電流値即
ち着色被膜の形成速度を適正にするための条件を、次の
ように定めた。
(1)電解液中の硫酸の含有量:
3mol/i’以上、好ましくは4mol/j’以上(
2)電解液の温度: 85℃以上、好ましくは90℃以上 (3)陰極電解電流密度: 50A/dm”以下、好ましくは12A/dm2以下ま
た、着色被膜を硬化する部分カソード電流値即ち着色被
膜の硬化速度を適正にするための条件を、次のように定
めた。
2)電解液の温度: 85℃以上、好ましくは90℃以上 (3)陰極電解電流密度: 50A/dm”以下、好ましくは12A/dm2以下ま
た、着色被膜を硬化する部分カソード電流値即ち着色被
膜の硬化速度を適正にするための条件を、次のように定
めた。
(1) 電解液中のクロム酸の含有量:1+ol/1
以上、好ましくは2mol#以上(2)電解液の温度: 85℃以上、好ましくは90℃以上 (3)陰極電解電流密度: 0.5 A/dm”以上、好ましくは2 A/dm”以
上更に、着色被膜に色むらが生じないようにするための
条件を、次のように定めた。
以上、好ましくは2mol#以上(2)電解液の温度: 85℃以上、好ましくは90℃以上 (3)陰極電解電流密度: 0.5 A/dm”以上、好ましくは2 A/dm”以
上更に、着色被膜に色むらが生じないようにするための
条件を、次のように定めた。
(1)電解液中の硫酸の含有量ニ
アmol/f以下、好ましくは6mol/i’以下(2
)電解液中のクロム酸の含有量: 5mol、l以下、好ましくは4mol/ l以下(3
)電解液の温度: 120℃以下、好ましくは110”C以下上記条件に基
づき、この発明においては、ステンレス鋼材に施す陰極
電解のための電解液中の、硫酸およびクロム酸の含有量
、電解液の温度および陰極電解のための電流密度を、以
下に述べるように限定した。
)電解液中のクロム酸の含有量: 5mol、l以下、好ましくは4mol/ l以下(3
)電解液の温度: 120℃以下、好ましくは110”C以下上記条件に基
づき、この発明においては、ステンレス鋼材に施す陰極
電解のための電解液中の、硫酸およびクロム酸の含有量
、電解液の温度および陰極電解のための電流密度を、以
下に述べるように限定した。
即ち、陰極電解のための電解液中の硫酸の含有量は、3
〜7mol/lの範囲内に限定すべきである。硫酸の含
有量が3mol/f未満では、所望の着色被膜を形成す
ることができない。一方、硫酸の含有量が7mol/i
’を超えると、着色被膜に色むらが発生する。好ましい
硫酸の含有量は、4〜6mol/lの範囲内である。
〜7mol/lの範囲内に限定すべきである。硫酸の含
有量が3mol/f未満では、所望の着色被膜を形成す
ることができない。一方、硫酸の含有量が7mol/i
’を超えると、着色被膜に色むらが発生する。好ましい
硫酸の含有量は、4〜6mol/lの範囲内である。
陰極電解のための電解液中のクロム酸の含有量は、1〜
5mol/I!の範囲内に限定すべきである。
5mol/I!の範囲内に限定すべきである。
クロム酸の含有量が1mol/1未満では、着色被膜の
硬化が不十分になる。一方、クロム酸の含有量が5mo
l/lを超えると、着色被膜に色むらが発生する。好ま
しいクロム酸の含有量は、2〜4mol/lの範囲内で
ある。
硬化が不十分になる。一方、クロム酸の含有量が5mo
l/lを超えると、着色被膜に色むらが発生する。好ま
しいクロム酸の含有量は、2〜4mol/lの範囲内で
ある。
陰極電解のための電解液の温度は、85〜120℃の範
囲内に限定すべきである。電解液の温度が85℃未満で
は、着色被膜の硬化が不十分になる。
囲内に限定すべきである。電解液の温度が85℃未満で
は、着色被膜の硬化が不十分になる。
方、電解液の温度が120℃を超えると、電解液の蒸発
が生じ、着色被膜に色むらが発生する。好ましい温度は
、90〜110℃の範囲内である。
が生じ、着色被膜に色むらが発生する。好ましい温度は
、90〜110℃の範囲内である。
陰極電解の電流密度は、0.5〜50A/dm”の範囲
内に限定すべきである。電流密度が0.5 A/dm”
未満では、着色皮膜の硬化が不十分になる。一方、電流
密度が5OA/dm”を超えると、所望の着色被膜を形
成することができなくなる。好ましい電流密度は、2〜
12A/dm’の範囲内である。
内に限定すべきである。電流密度が0.5 A/dm”
未満では、着色皮膜の硬化が不十分になる。一方、電流
密度が5OA/dm”を超えると、所望の着色被膜を形
成することができなくなる。好ましい電流密度は、2〜
12A/dm’の範囲内である。
次に、この発明の方法を、実施例により、比較例と対比
しながら説明する。
しながら説明する。
厚さ1mmのステンレス鋼板(SUS 304)を、1
0%NaOH液中に30分浸漬することによって脱脂し
、次いで、水洗した。このように脱脂され次いで水洗さ
れたステンレス鋼板に対し、第1表に示す、この発明の
範囲内の条件で、直流定電流による陰極電解処理を施し
て、ステンレス鋼板の表面上に着色被膜を形成した。な
お、陽極としては白金を使用した。このようにして、そ
の表面上に着色皮膜が形成されたこの発明の供試体(以
下、「本発明供試体」という)Nlll−11を調製し
た。
0%NaOH液中に30分浸漬することによって脱脂し
、次いで、水洗した。このように脱脂され次いで水洗さ
れたステンレス鋼板に対し、第1表に示す、この発明の
範囲内の条件で、直流定電流による陰極電解処理を施し
て、ステンレス鋼板の表面上に着色被膜を形成した。な
お、陽極としては白金を使用した。このようにして、そ
の表面上に着色皮膜が形成されたこの発明の供試体(以
下、「本発明供試体」という)Nlll−11を調製し
た。
比較のために、第2表に示す、この発明の範囲外の条件
で、上述したステンレス鋼板の表面上に着色被膜を形成
し、比較用の供試体(以下、[比較用供試体」という)
Ncl〜11を調製した。
で、上述したステンレス鋼板の表面上に着色被膜を形成
し、比較用の供試体(以下、[比較用供試体」という)
Ncl〜11を調製した。
第1表および第2表に、着色被膜の形成に要した時間、
着色被膜の色調、着色被膜の耐食性および耐磨耗性を併
せて示す。なお、着色被膜の形成に要した時間が10分
未満のものには○印を付し、そして、10以上のものに
はX印を付した。
着色被膜の色調、着色被膜の耐食性および耐磨耗性を併
せて示す。なお、着色被膜の形成に要した時間が10分
未満のものには○印を付し、そして、10以上のものに
はX印を付した。
着色被膜の耐食性および耐磨耗性は、以下に述べる性能
試験によって調査した。
試験によって調査した。
(1) 耐食性試験
上述した本発明供試体および比較用供試体の各々から縦
20m111.横30mmのサンプルを切り出し、この
サンプルを、40℃の温度の10%PeC1*溶液中に
8時間浸漬した。そして、サンプルに生じた変色および
穴明きの有無を目視によって調べ、下記により評価した
。
20m111.横30mmのサンプルを切り出し、この
サンプルを、40℃の温度の10%PeC1*溶液中に
8時間浸漬した。そして、サンプルに生じた変色および
穴明きの有無を目視によって調べ、下記により評価した
。
O:変色および穴明きなし、
△:変色あり、しかし、穴明きなし、
×:変色および穴明きあり。
(2)耐磨耗性試験
上述した本発明供試体および比較用供試体の各々の表面
を、3Hの鉛筆の芯により50回擦って着色被膜に生じ
た変色の有無を目視によって調べ、そして、下記により
評価した。
を、3Hの鉛筆の芯により50回擦って着色被膜に生じ
た変色の有無を目視によって調べ、そして、下記により
評価した。
○:変色なし、
△:やや変色あり、
×:極めて変色あり。
電解液の温度がこの発明の範囲を外れて低い比較用供試
体隘1は、着色被膜の形成に25分を要し、そして、電
解液中の硫酸の含有量がこの発明の範囲を外れて少ない
比較用供試体魚2は、着色被膜の形成に30分を要しな
。
体隘1は、着色被膜の形成に25分を要し、そして、電
解液中の硫酸の含有量がこの発明の範囲を外れて少ない
比較用供試体魚2は、着色被膜の形成に30分を要しな
。
陰極電解処理のための電流密度がこの発明の範囲を超え
て多い比較用供試体鬼3は、着色皮膜を形成することが
できなかった。
て多い比較用供試体鬼3は、着色皮膜を形成することが
できなかった。
陰極電解処理のための電流密度がこの発明の範囲を外れ
て少ない比較用供試体魚4、および、電解液中のクロム
酸の含有量がこの発明の範囲を外れて少ない比較用供試
体嵐5は、いずれも耐磨耗性に劣り、且つ、耐食性もや
や劣っていた。
て少ない比較用供試体魚4、および、電解液中のクロム
酸の含有量がこの発明の範囲を外れて少ない比較用供試
体嵐5は、いずれも耐磨耗性に劣り、且つ、耐食性もや
や劣っていた。
電解液中の硫酸の含有量がこの発明の範囲を外れて多い
比較用供試体隅6、電解液中のクロム酸の含有量がこの
発明の範囲を外れて多い比較用供試体魚7、および、電
解液の温度がこの発明の範囲を外れて高い比較用供試体
隘8は、いずれも着色被膜に色むらが発生した。
比較用供試体隅6、電解液中のクロム酸の含有量がこの
発明の範囲を外れて多い比較用供試体魚7、および、電
解液の温度がこの発明の範囲を外れて高い比較用供試体
隘8は、いずれも着色被膜に色むらが発生した。
先行技術lおよび2からなるlNC0法に準じて、着色
被膜の形成と、着色被膜の硬化とからなる2工程により
着色被膜を形成した比較用供試体鬼9、先行技術3に準
じて、着色被膜の形成後、その硬化を行うことにより着
色被膜を形成した比較用供試体魚10、および、先行技
術4に準じて、交番電流電解により着色被膜を形成した
比較用供試体&11は、いずれも、着色被膜の形成に1
0分以上を要した。更に、先行技術9の耐食性はやや劣
っていた。
被膜の形成と、着色被膜の硬化とからなる2工程により
着色被膜を形成した比較用供試体鬼9、先行技術3に準
じて、着色被膜の形成後、その硬化を行うことにより着
色被膜を形成した比較用供試体魚10、および、先行技
術4に準じて、交番電流電解により着色被膜を形成した
比較用供試体&11は、いずれも、着色被膜の形成に1
0分以上を要した。更に、先行技術9の耐食性はやや劣
っていた。
これに対して、本発明供試体魚1〜11は、いずれも着
色被膜の形成時間が最大4分であって極めて短く、着色
被膜に色むらは生ぜず、耐食性および耐磨耗性に優れて
いた。
色被膜の形成時間が最大4分であって極めて短く、着色
被膜に色むらは生ぜず、耐食性および耐磨耗性に優れて
いた。
以上述べたように、この発明によれば、ステンレス鋼材
の表面上に、l工程で短時間に高い耐磨耗性および耐食
性を有する着色被膜を形成することができる、工業上有
用な効果がもたらされる。
の表面上に、l工程で短時間に高い耐磨耗性および耐食
性を有する着色被膜を形成することができる、工業上有
用な効果がもたらされる。
図面は、
この発明の原理を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、3〜7mol/lの硫酸および1〜5mol/lの
クロム酸を含有する、85〜120℃の温度の電解液中
において、0.5〜50A/dm^2の範囲内の電流密
度で、ステンレス鋼材に陰極電解処理を施して、前記ス
テンレス鋼材の表面上に、耐食性および耐磨耗性の優れ
た着色被膜を形成することを特徴とするステンレス鋼材
の着色方法。 2、前記電解液中の前記硫酸の含有量が4〜6mol/
lであり、前記クロム酸の含有量が2〜4mol/lで
あり、前記電解液の前記温度が90〜110℃であり、
そして、前記陰極電解の電流密度が2〜12A/dm^
2である、請求項1記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26572590A JPH04143294A (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | ステンレス鋼材の着色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26572590A JPH04143294A (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | ステンレス鋼材の着色方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04143294A true JPH04143294A (ja) | 1992-05-18 |
Family
ID=17421138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26572590A Pending JPH04143294A (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | ステンレス鋼材の着色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04143294A (ja) |
-
1990
- 1990-10-03 JP JP26572590A patent/JPH04143294A/ja active Pending
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