JPH0414447B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0414447B2 JPH0414447B2 JP59040449A JP4044984A JPH0414447B2 JP H0414447 B2 JPH0414447 B2 JP H0414447B2 JP 59040449 A JP59040449 A JP 59040449A JP 4044984 A JP4044984 A JP 4044984A JP H0414447 B2 JPH0414447 B2 JP H0414447B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- melting point
- conductor
- power cable
- extrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
技術分野
この発明は結晶性のポリオレフインにして、架
橋することなしに絶縁体を構成する電力ケーブル
の製造方法に関する。 背景技術 従来ポリオレフインを用いた電力ケーブルの代
表的なものは導体の外部に低密度ポリエチレン
(LDPE)中に架橋剤を配合して押出被覆した後
加熱架橋して製造するものであつた。 しかし、電圧階級の向上及び絶縁厚の低減の要
望などから、絶縁耐圧の優れた絶縁体が要求され
ている。 絶縁耐圧が優れかつ誘電特性の良好なこの種の
絶縁体として、低密度ポリエチレン(LDPE)を
架橋したXLPE以外に、高密度ポリエチレン
(HDPE)、ポリプロピレン(PP)及びポリ−4
−メチルペンテン−1(TPX)等の結晶性ポリオ
レフインを揚げることができる。 ところが従来汎用されているXLPEは結晶融点
の低いLDPEを用いているため、高温時の流動を
避けるために、架橋処理が必要であつたが、前記
したHDPE、PP、TPX等では結晶融点が高いた
め電力ケーブルの絶縁体として使用する場合必ず
しも架橋を必要としないものである。 このような架橋を要しない結晶性ポリオレフイ
ンを絶縁体として用いる電力ケーブルでは導体上
に絶縁体を溶融押出後、加熱架橋工程を経る必要
がなく、直ちに冷却工程に導くことができる点で
有利に考えられるが、単にこのような押出−冷却
という方法のみで製造した電力ケーブルでは、破
壊電圧の高い絶縁体を得ることが困難であること
が判明した。その原因を追求したところ、溶融押
出後、直ちに絶縁体を冷却すると、絶縁体中に押
出段階における押出機のシリンダー内及び押出ヘ
ツド内部の歪や、押出方向の歪がかなり残存して
おり、これが破壊電圧の低下をもたらす要因であ
ることが判つた。 発明の目的 本発明は前記のような難点を解決し、結晶融点
の高い結晶性ポリオレフインを用いて絶縁体に歪
の残らないようにした絶縁耐力の高い電力ケーブ
ルを製造することを目的とするものである。 発明の構成 前述の目的を達成するために、本発明は導体上
に結晶融点の高い絶縁体を溶融押出した後、一た
んその結晶融点以上の温度の加熱媒体中に加圧保
持し、しかる後に冷却することによつて、押出の
際に発生した絶縁体内部の残存歪を加圧加熱によ
り放し、優れた絶縁耐圧を有するケーブルを得る
電力ケーブルの製造方法である。 本発明の方法を実施する際に用いられる熱媒体
は気体液体のいずれでもよいが、気体の場合は
N2ガスの如き不活性ガスが望ましいことは当然
である。又、絶縁体自体が結晶融点以上の熱媒体
中に保持されるので、絶縁体の溶融粘度が低くな
り、流動するおそれのある場合は絶縁体と同程度
の密度の液体(例えばシリコン油、グリセリン
等)を加熱媒体として用いるのが望ましい。 なおこの結晶融点以上の加熱加圧媒体中に導く
工程は導体の外部に結晶融点の高い結晶性ポリオ
レフインを押出被覆した直後に連続して行つても
よいし、或は押出被覆後一たん冷却固化せしめて
後、改めて行なつてもよい。 発明の実施例 次に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 高密度ポリエチレン(HDPE)(結晶融点132
℃、MI=1.2)を用い、導体断面積200mm2の銅導
体の外部に絶縁体を中心に内外半導電層を同時押
出しするいわゆる三層同時押出によつて絶縁層厚
3mmに溶融押出被覆した。その直後に220℃以上
に加熱されたシリコン油(油圧5Kg/cm2)を加熱
媒体としてこの中に導き、5分間保持するような
線速で進行させ、しかる後、常温のシリコン油
(油圧5Kg/cm2)を冷却媒体としこの中に10分間
保持するような線速で進行するようにして電力ケ
ーブルを製造した。 実施例 2 ポリプロピレン(結晶融点165℃、MI=1.5)
を用いたほかは実施例1と同様にして電力ケーブ
ルを製造した。 実施例 3 ポリ−4−メチルペンテン−1(結晶融点240
℃、MI=26)を用い、加熱媒体のシリコン油の
温度を280℃としたほかは実施例1と同様にして
電力ケーブルを製造した。 次に本発明の効果を確認するため次のような比
較例により電力ケーブルを製造した。 比較例 1 実施例1と同じ高密度ポリエチレンを用い、同
じサイズの導体上に同じ条件で押出被覆し、加熱
媒体処理をすることなしに直ちに室温のシリコン
油(油圧5Kg/cm2)中に導き10分間保持するよう
な線速で進行させて冷却し、電力ケーブルを製造
した。 比較例 2 実施例2と同じポリプロピレンを用い、同じサ
イズの導体上に同じ条件で押出被覆し、加熱媒体
処理をすることなしに直ちに室温のシリコン油
(油圧5Kg/cm2)中に導き10分間保持するような
線速で進行させて冷却し、電力ケーブルを製造し
た。 比較例 3 実施例3と同じポリ−4−メチルペンテン−1
(TPX)を用い、同じサイズの導体上に同じ条件
で押出被覆し、加熱媒体処理をすることなしに直
ちに室温のシリコン油(油圧5Kg/cm2)中に導き
10分間保持するような線速で進行させて冷却し、
電力ケーブルを製造した。 比較試験と効果 上記実施例及び比較例の各ケーブルについて標
準負極性インパルス電圧によつて、破壊電圧を測
定した結果を示せば次表のとおりである。
橋することなしに絶縁体を構成する電力ケーブル
の製造方法に関する。 背景技術 従来ポリオレフインを用いた電力ケーブルの代
表的なものは導体の外部に低密度ポリエチレン
(LDPE)中に架橋剤を配合して押出被覆した後
加熱架橋して製造するものであつた。 しかし、電圧階級の向上及び絶縁厚の低減の要
望などから、絶縁耐圧の優れた絶縁体が要求され
ている。 絶縁耐圧が優れかつ誘電特性の良好なこの種の
絶縁体として、低密度ポリエチレン(LDPE)を
架橋したXLPE以外に、高密度ポリエチレン
(HDPE)、ポリプロピレン(PP)及びポリ−4
−メチルペンテン−1(TPX)等の結晶性ポリオ
レフインを揚げることができる。 ところが従来汎用されているXLPEは結晶融点
の低いLDPEを用いているため、高温時の流動を
避けるために、架橋処理が必要であつたが、前記
したHDPE、PP、TPX等では結晶融点が高いた
め電力ケーブルの絶縁体として使用する場合必ず
しも架橋を必要としないものである。 このような架橋を要しない結晶性ポリオレフイ
ンを絶縁体として用いる電力ケーブルでは導体上
に絶縁体を溶融押出後、加熱架橋工程を経る必要
がなく、直ちに冷却工程に導くことができる点で
有利に考えられるが、単にこのような押出−冷却
という方法のみで製造した電力ケーブルでは、破
壊電圧の高い絶縁体を得ることが困難であること
が判明した。その原因を追求したところ、溶融押
出後、直ちに絶縁体を冷却すると、絶縁体中に押
出段階における押出機のシリンダー内及び押出ヘ
ツド内部の歪や、押出方向の歪がかなり残存して
おり、これが破壊電圧の低下をもたらす要因であ
ることが判つた。 発明の目的 本発明は前記のような難点を解決し、結晶融点
の高い結晶性ポリオレフインを用いて絶縁体に歪
の残らないようにした絶縁耐力の高い電力ケーブ
ルを製造することを目的とするものである。 発明の構成 前述の目的を達成するために、本発明は導体上
に結晶融点の高い絶縁体を溶融押出した後、一た
んその結晶融点以上の温度の加熱媒体中に加圧保
持し、しかる後に冷却することによつて、押出の
際に発生した絶縁体内部の残存歪を加圧加熱によ
り放し、優れた絶縁耐圧を有するケーブルを得る
電力ケーブルの製造方法である。 本発明の方法を実施する際に用いられる熱媒体
は気体液体のいずれでもよいが、気体の場合は
N2ガスの如き不活性ガスが望ましいことは当然
である。又、絶縁体自体が結晶融点以上の熱媒体
中に保持されるので、絶縁体の溶融粘度が低くな
り、流動するおそれのある場合は絶縁体と同程度
の密度の液体(例えばシリコン油、グリセリン
等)を加熱媒体として用いるのが望ましい。 なおこの結晶融点以上の加熱加圧媒体中に導く
工程は導体の外部に結晶融点の高い結晶性ポリオ
レフインを押出被覆した直後に連続して行つても
よいし、或は押出被覆後一たん冷却固化せしめて
後、改めて行なつてもよい。 発明の実施例 次に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 高密度ポリエチレン(HDPE)(結晶融点132
℃、MI=1.2)を用い、導体断面積200mm2の銅導
体の外部に絶縁体を中心に内外半導電層を同時押
出しするいわゆる三層同時押出によつて絶縁層厚
3mmに溶融押出被覆した。その直後に220℃以上
に加熱されたシリコン油(油圧5Kg/cm2)を加熱
媒体としてこの中に導き、5分間保持するような
線速で進行させ、しかる後、常温のシリコン油
(油圧5Kg/cm2)を冷却媒体としこの中に10分間
保持するような線速で進行するようにして電力ケ
ーブルを製造した。 実施例 2 ポリプロピレン(結晶融点165℃、MI=1.5)
を用いたほかは実施例1と同様にして電力ケーブ
ルを製造した。 実施例 3 ポリ−4−メチルペンテン−1(結晶融点240
℃、MI=26)を用い、加熱媒体のシリコン油の
温度を280℃としたほかは実施例1と同様にして
電力ケーブルを製造した。 次に本発明の効果を確認するため次のような比
較例により電力ケーブルを製造した。 比較例 1 実施例1と同じ高密度ポリエチレンを用い、同
じサイズの導体上に同じ条件で押出被覆し、加熱
媒体処理をすることなしに直ちに室温のシリコン
油(油圧5Kg/cm2)中に導き10分間保持するよう
な線速で進行させて冷却し、電力ケーブルを製造
した。 比較例 2 実施例2と同じポリプロピレンを用い、同じサ
イズの導体上に同じ条件で押出被覆し、加熱媒体
処理をすることなしに直ちに室温のシリコン油
(油圧5Kg/cm2)中に導き10分間保持するような
線速で進行させて冷却し、電力ケーブルを製造し
た。 比較例 3 実施例3と同じポリ−4−メチルペンテン−1
(TPX)を用い、同じサイズの導体上に同じ条件
で押出被覆し、加熱媒体処理をすることなしに直
ちに室温のシリコン油(油圧5Kg/cm2)中に導き
10分間保持するような線速で進行させて冷却し、
電力ケーブルを製造した。 比較試験と効果 上記実施例及び比較例の各ケーブルについて標
準負極性インパルス電圧によつて、破壊電圧を測
定した結果を示せば次表のとおりである。
【表】
上記表から判るように本発明による各実施例の
電力ケーブルは押出時の歪が加熱媒体処理により
除去される外、媒体の加圧によりミクロボイドの
発生も防止し、絶縁耐圧の優れた電力ケーブルを
得るのに対し、比較例の各電力ケーブルは加熱媒
体処理がないために絶縁耐圧も極めて悪いことを
示している。
電力ケーブルは押出時の歪が加熱媒体処理により
除去される外、媒体の加圧によりミクロボイドの
発生も防止し、絶縁耐圧の優れた電力ケーブルを
得るのに対し、比較例の各電力ケーブルは加熱媒
体処理がないために絶縁耐圧も極めて悪いことを
示している。
Claims (1)
- 1 結晶融点の高い非架橋で用い得る結晶性ポリ
オレフインを導体の外部に絶縁体として押出被覆
後、これを結晶性ポリオレフインの結晶融点以上
の温度の加熱媒体中に保持することを特徴とする
電力ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4044984A JPS60185308A (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 電力ケ−ブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4044984A JPS60185308A (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 電力ケ−ブルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60185308A JPS60185308A (ja) | 1985-09-20 |
| JPH0414447B2 true JPH0414447B2 (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=12580946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4044984A Granted JPS60185308A (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 電力ケ−ブルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60185308A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5678005A (en) * | 1979-11-29 | 1981-06-26 | Hitachi Cable | Electric insulator composition and insulated wire |
-
1984
- 1984-03-05 JP JP4044984A patent/JPS60185308A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60185308A (ja) | 1985-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |