JPH041452Y2 - - Google Patents
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- JPH041452Y2 JPH041452Y2 JP15525685U JP15525685U JPH041452Y2 JP H041452 Y2 JPH041452 Y2 JP H041452Y2 JP 15525685 U JP15525685 U JP 15525685U JP 15525685 U JP15525685 U JP 15525685U JP H041452 Y2 JPH041452 Y2 JP H041452Y2
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- draft
- container
- pipe
- water surface
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Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術〕
本考案は、鉱石、石炭等を運搬する撒積専用船
に用いられる喫水読取り装置に係り、特に波が荒
い場合でも喫水を正確かつ容易に読取ることがで
きる喫水読取り装置に関する。
に用いられる喫水読取り装置に係り、特に波が荒
い場合でも喫水を正確かつ容易に読取ることがで
きる喫水読取り装置に関する。
一般に、鉱石、石炭等を運搬する撒積専用船に
おいては、積地および揚地において積載貨物量を
算出する必要があるが、その方法として旧来か
ら、積荷開始前と積荷終了後との喫水の変化を測
定することが行なわれている。そしてそのために
船体には、船首側の両舷側、船尾側の両舷側、お
よび船体中央部の両舷側の計6箇所にドラフトマ
ークが設けられ、各ドラフトマークに対する海面
の位置から喫水を目視測定できるようになつてい
る。
おいては、積地および揚地において積載貨物量を
算出する必要があるが、その方法として旧来か
ら、積荷開始前と積荷終了後との喫水の変化を測
定することが行なわれている。そしてそのために
船体には、船首側の両舷側、船尾側の両舷側、お
よび船体中央部の両舷側の計6箇所にドラフトマ
ークが設けられ、各ドラフトマークに対する海面
の位置から喫水を目視測定できるようになつてい
る。
ところで、撒積専用船においては、各船舶毎に
予め満載喫水が定められており、それ以上の貨物
を積荷した場合には、航行に支障をきたすことか
ら超過貨物分を揚荷する必要がある。
予め満載喫水が定められており、それ以上の貨物
を積荷した場合には、航行に支障をきたすことか
ら超過貨物分を揚荷する必要がある。
ところが、これらの貨物の積地の多くは揚荷設
備がなく、また船舶にもそのような設備がないた
め、揚荷設備を他から手配してきて揚荷を行なわ
ざるを得ず、またこの種の揚荷設備は小能力であ
る場合が多いため、揚荷に多大な時間と労力とを
要し、積荷超過は厳に慎まなければならない。
備がなく、また船舶にもそのような設備がないた
め、揚荷設備を他から手配してきて揚荷を行なわ
ざるを得ず、またこの種の揚荷設備は小能力であ
る場合が多いため、揚荷に多大な時間と労力とを
要し、積荷超過は厳に慎まなければならない。
一方、これらの貨物の輸送を採算性の観点から
見れば、可及的多量の貨物を積荷して運搬効率を
向上させることが必要となる。
見れば、可及的多量の貨物を積荷して運搬効率を
向上させることが必要となる。
そこで従来、これらの貨物の積荷に際しては、
喫水を読取りながら積荷を行ない、満載喫水ぎり
ぎりまで積切りを行なうようにしている。
喫水を読取りながら積荷を行ない、満載喫水ぎり
ぎりまで積切りを行なうようにしている。
ところが、鉱石あるいは石炭等の貨物の資源発
生地は、全世界的に僻地にあつて充分な港湾設備
を有していない場合が多く、しかも益々大型化す
る傾向に鑑み深喫水船を受入れる必要があること
から、これらの貨物の積地は、防波堤を有しない
沖合いに設置されることが多い。このため、うね
りが侵入して波が高くなり易く、特にうねりに風
浪が加わつた場合には、波の高低差が2m以上に
もなり、喫水位置の読取りが容易でない。また前
述のように積地で積荷超過が発生した場合には、
その揚荷に多大な費用と時間とを要することか
ら、どうしても安全サイドに喫水を読取る傾向に
あり、満載喫水ぎりぎりまで積荷することができ
ないという問題がある。
生地は、全世界的に僻地にあつて充分な港湾設備
を有していない場合が多く、しかも益々大型化す
る傾向に鑑み深喫水船を受入れる必要があること
から、これらの貨物の積地は、防波堤を有しない
沖合いに設置されることが多い。このため、うね
りが侵入して波が高くなり易く、特にうねりに風
浪が加わつた場合には、波の高低差が2m以上に
もなり、喫水位置の読取りが容易でない。また前
述のように積地で積荷超過が発生した場合には、
その揚荷に多大な費用と時間とを要することか
ら、どうしても安全サイドに喫水を読取る傾向に
あり、満載喫水ぎりぎりまで積荷することができ
ないという問題がある。
また、撒積専用船に予め定められた重量の貨物
を積載する際にも、波の高低差が大きい場合には
正確な喫水位置を読取るのが容易でなく、指定重
量ぎりぎりまで積荷することができないという問
題がある。
を積載する際にも、波の高低差が大きい場合には
正確な喫水位置を読取るのが容易でなく、指定重
量ぎりぎりまで積荷することができないという問
題がある。
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、波
が高い場合にも喫水位置を正確かつ容易に読取る
ことができ、これにより、容易かつ正確に予定積
載量の貨物を積荷することができ、満載喫水ぎり
ぎりまで貨物を積切ることもできる喫水読取り装
置を提供することを目的とする。
が高い場合にも喫水位置を正確かつ容易に読取る
ことができ、これにより、容易かつ正確に予定積
載量の貨物を積荷することができ、満載喫水ぎり
ぎりまで貨物を積切ることもできる喫水読取り装
置を提供することを目的とする。
本考案は、上端が天板により閉止されて上端閉
塞の筒状をなし、船体のドラフトマーク近傍の海
中にセツトされる容器と;小開口面積のスリツト
を有して前記容器内に軸方向に所要間隔で複数枚
取付けられ、容器内を軸方向に複数の室に区分け
するとともに、前記スリツトにより各室間の水移
動を制限するスリツト板と;前記容器の天板に取
付けられて容器内の上端の室に連通され外部から
内部の水面位置を目視可能なパイプと;を備えた
喫水読取り装置を用い、前記各スリツト板の水移
動制限効果によりパイプ内の水面変動を抑制し、
もつて波が高い場合にも、パイプ内の水面位置と
ドラフトマークとから喫水を容易かつ正確に読取
ることができるようにしたことを特徴とする。
塞の筒状をなし、船体のドラフトマーク近傍の海
中にセツトされる容器と;小開口面積のスリツト
を有して前記容器内に軸方向に所要間隔で複数枚
取付けられ、容器内を軸方向に複数の室に区分け
するとともに、前記スリツトにより各室間の水移
動を制限するスリツト板と;前記容器の天板に取
付けられて容器内の上端の室に連通され外部から
内部の水面位置を目視可能なパイプと;を備えた
喫水読取り装置を用い、前記各スリツト板の水移
動制限効果によりパイプ内の水面変動を抑制し、
もつて波が高い場合にも、パイプ内の水面位置と
ドラフトマークとから喫水を容易かつ正確に読取
ることができるようにしたことを特徴とする。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本考案に係る喫水読取り装置の一例を
示す縦断面図、第2図は同様の平面図であり、こ
の喫水読取り装置1は、上端閉塞の円筒状をなす
容器2と、この容器2を海水中にセツトする吊り
ロープ3と、容器2内に取付けられた3枚のスリ
ツト板4a,4b,4cと、容器2の天面中央部
に取付けられたパイプ5とを備えている。
示す縦断面図、第2図は同様の平面図であり、こ
の喫水読取り装置1は、上端閉塞の円筒状をなす
容器2と、この容器2を海水中にセツトする吊り
ロープ3と、容器2内に取付けられた3枚のスリ
ツト板4a,4b,4cと、容器2の天面中央部
に取付けられたパイプ5とを備えている。
前記容器2は、第1図に示すように上端が天板
6で閉止され下方に開口する上端容器2aと、上
端が上端容器2aの下端に着脱可能に螺装される
上下端開放の中間容器2bと、上端が中間容器2
bの下端に着脱可能に螺装される上下端開放の下
端容器2cとから構成されており、前記スリツト
板4aは、上端容器2aと中間容器2bとの間に
着脱可能に挾持固定され、またスリツト板4b
は、中間容器2bと下端容器2cとの間に着脱可
能に挾持固定され、さらにスリツト板4cは、下
端容器2cの下端に着脱可能に螺着されるように
なつている。そしてこれら各スリツト板4a,4
b,4cにより、前記各容器2a,2b,2c内
には、スリツト板4a,4b,4cを介して上下
に連通する室7a,7b,7cが形成されるよう
になつている。
6で閉止され下方に開口する上端容器2aと、上
端が上端容器2aの下端に着脱可能に螺装される
上下端開放の中間容器2bと、上端が中間容器2
bの下端に着脱可能に螺装される上下端開放の下
端容器2cとから構成されており、前記スリツト
板4aは、上端容器2aと中間容器2bとの間に
着脱可能に挾持固定され、またスリツト板4b
は、中間容器2bと下端容器2cとの間に着脱可
能に挾持固定され、さらにスリツト板4cは、下
端容器2cの下端に着脱可能に螺着されるように
なつている。そしてこれら各スリツト板4a,4
b,4cにより、前記各容器2a,2b,2c内
には、スリツト板4a,4b,4cを介して上下
に連通する室7a,7b,7cが形成されるよう
になつている。
前記各スリツト板4a,4b,4cには、第1
図に示すように1個ずつの丸形のスリツト8a,
8b,8cが径方向の対向端部に交互にそれぞれ
設けられており、各スリツト8a,8b,8c
は、下端のスリツト板4cから上端のスリツト板
4aに向かつて次第に小径となるように設定され
ている。すなわち、例えばスリツト8cが5φmm,
スリツト8bが2φmm,スリツト8aが1.5φmmに
設定されている。
図に示すように1個ずつの丸形のスリツト8a,
8b,8cが径方向の対向端部に交互にそれぞれ
設けられており、各スリツト8a,8b,8c
は、下端のスリツト板4cから上端のスリツト板
4aに向かつて次第に小径となるように設定され
ている。すなわち、例えばスリツト8cが5φmm,
スリツト8bが2φmm,スリツト8aが1.5φmmに
設定されている。
一方前記上端容器2aの天板6には、第1図お
よび第2図に示すようにその中央部に取付けナツ
ト9が溶着され、またこの取付けナツト9を介し
てその両側位置には、前記吊りロープ3の下端が
連結されるアイ10がそれぞれ溶着されている。
そして前記取付けナツト9には、パイプ5の下端
が着脱可能に螺装されて室7aと連通するように
なつている。
よび第2図に示すようにその中央部に取付けナツ
ト9が溶着され、またこの取付けナツト9を介し
てその両側位置には、前記吊りロープ3の下端が
連結されるアイ10がそれぞれ溶着されている。
そして前記取付けナツト9には、パイプ5の下端
が着脱可能に螺装されて室7aと連通するように
なつている。
このパイプ5は、第1図に示すように透明また
は半透明のアクリル樹脂製等のプラスチツクパイ
プで形成され、内部の水面位置を外部から目視で
きるようになつている。このパイプ5内には、第
1図に示すように水面上に浮んで水面変動に伴な
つてパイプ5内を昇降する水面表示マーカ11が
配されている。この水面表示マーカ11は、パイ
プ5外からの目視を容易にするために例えば黄色
に着色されたピンポン球状の中空球体で形成され
ており、この水面表示マーカ11は、第1図に示
すようにパイプ5の上下端部に内装固定されたド
ーナツ円板状の抜け止め板12によりパイプ5か
らの抜け止めがなされている。
は半透明のアクリル樹脂製等のプラスチツクパイ
プで形成され、内部の水面位置を外部から目視で
きるようになつている。このパイプ5内には、第
1図に示すように水面上に浮んで水面変動に伴な
つてパイプ5内を昇降する水面表示マーカ11が
配されている。この水面表示マーカ11は、パイ
プ5外からの目視を容易にするために例えば黄色
に着色されたピンポン球状の中空球体で形成され
ており、この水面表示マーカ11は、第1図に示
すようにパイプ5の上下端部に内装固定されたド
ーナツ円板状の抜け止め板12によりパイプ5か
らの抜け止めがなされている。
このように構成された喫水読取り装置1は、前
記吊りロープ3を介して船上から吊り降ろされ、
容器2が海中に没しパイプ5の上部が海面上に出
る状態でドラフトマーク近傍にセツトされるよう
になつている。
記吊りロープ3を介して船上から吊り降ろされ、
容器2が海中に没しパイプ5の上部が海面上に出
る状態でドラフトマーク近傍にセツトされるよう
になつている。
すなわち、第3図に示すように例えば1番から
9番までの9個の船倉W1〜W9を有する撒積専用
船13においては、その船首側の両舷側、船尾側
の両舷側、および船体中央部の両舷側の計6箇所
にドラフトマーク14がそれぞれ表示されている
が、前記喫水読取り装置1は、船体中央部の2箇
所その他のドラフトマーク14近傍の海中にそれ
ぞれセツトされるようになつている。そしてパイ
プ5内の水面表示マーカ11とドラフトマーク1
4とから撒積専用船13の喫水の位置を正確かつ
容易に読取ることができるようになつている。
9番までの9個の船倉W1〜W9を有する撒積専用
船13においては、その船首側の両舷側、船尾側
の両舷側、および船体中央部の両舷側の計6箇所
にドラフトマーク14がそれぞれ表示されている
が、前記喫水読取り装置1は、船体中央部の2箇
所その他のドラフトマーク14近傍の海中にそれ
ぞれセツトされるようになつている。そしてパイ
プ5内の水面表示マーカ11とドラフトマーク1
4とから撒積専用船13の喫水の位置を正確かつ
容易に読取ることができるようになつている。
次に、積地における鉱石積荷時の喫水読取り装
置1の使用方法について説明する。
置1の使用方法について説明する。
例えば鉄鉱石は、第3図に示すように撒積専用
船13の9個の船倉W1〜W9のうちの奇数番の船
倉、すなわち1番、3番、5番、7番、および9
番の各船倉W1,W3,W5,W7,W9に積荷され
る。
船13の9個の船倉W1〜W9のうちの奇数番の船
倉、すなわち1番、3番、5番、7番、および9
番の各船倉W1,W3,W5,W7,W9に積荷され
る。
前記奇数番の各船倉W1,W3,W5,W7,W9へ
の積荷順序については、積効率等を考慮して種々
の方法が提案されているが、本実施例では、まず
予定積載量よりも2000〜3000t少ない量の鉄鉱石
を各船倉W1,W3,W5,W7,W9に均等に積荷し
てほぼイーブン・キール(EVEN KEEL)の状
態、すなわち船体がほぼ水平となる状態とする。
の積荷順序については、積効率等を考慮して種々
の方法が提案されているが、本実施例では、まず
予定積載量よりも2000〜3000t少ない量の鉄鉱石
を各船倉W1,W3,W5,W7,W9に均等に積荷し
てほぼイーブン・キール(EVEN KEEL)の状
態、すなわち船体がほぼ水平となる状態とする。
ところでこの時点においては、前記6箇所のド
ラフトマーク14で喫水を読取つてイーブン・キ
ール状態としたわけではないので、ほとんどの場
合イーブン・キールから多少ずれた状態となつて
いる。
ラフトマーク14で喫水を読取つてイーブン・キ
ール状態としたわけではないので、ほとんどの場
合イーブン・キールから多少ずれた状態となつて
いる。
そこで、まず喫水読取り装置1を用い各ドラフ
トマーク14で喫水を読取り、船体のイーブン・
キールからのずれを測定する。そして、残りの鉄
鉱石をどの船倉にどのように積荷すればイーブ
ン・キール状態となるかを検討する。
トマーク14で喫水を読取り、船体のイーブン・
キールからのずれを測定する。そして、残りの鉄
鉱石をどの船倉にどのように積荷すればイーブ
ン・キール状態となるかを検討する。
次いで、この検討結果に基づき、鉄鉱石を喫水
を読取りながら積荷してイーブン・キールとす
る。そして喫水が予定積載量(満載の場合には満
載喫水)と一致した時点で積荷作業を停止する。
を読取りながら積荷してイーブン・キールとす
る。そして喫水が予定積載量(満載の場合には満
載喫水)と一致した時点で積荷作業を停止する。
喫水読取りは、具体的には以下のようにして行
なわれる。
なわれる。
すなわち、まず船体の所要位置のドラフトマー
ク14近傍位置に、船上より吊りロープ3を介し
て喫水読取り装置1をそれぞれ吊り降ろし、容器
2が海中に没しパイプ5の上方部分が海面上に出
る状態で固定する。
ク14近傍位置に、船上より吊りロープ3を介し
て喫水読取り装置1をそれぞれ吊り降ろし、容器
2が海中に没しパイプ5の上方部分が海面上に出
る状態で固定する。
なおこの際、喫水読取り装置1は剛固定手段で
ドラフトマーク14近傍位置に固定されるわけで
はないが、喫水読取り装置1の自重により吊りロ
ープ3は緊張状態となつており、したがつて少な
くとも上下方向に対しては船体と喫水読取り装置
1とが固定された状態となる。
ドラフトマーク14近傍位置に固定されるわけで
はないが、喫水読取り装置1の自重により吊りロ
ープ3は緊張状態となつており、したがつて少な
くとも上下方向に対しては船体と喫水読取り装置
1とが固定された状態となる。
このように、喫水読取り装置1をドラフトマー
ク14近傍の海中にセツトすると、海水はまずス
リツト板4cを介して下端容器2c内の室7cに
流入し、次いでスリツト板4bを介して中間容器
2b内の室7bに流入し、次いでスリツト板4a
を介して上端容器2a内の室7aに流入し、さら
にこの室7aと連通するパイプ5内を上昇して海
面と平衡した位置で停止する。この水面上には水
面表示マーカ11が浮かんでおり、船上から容易
にその位置を確認することができる。そこで、こ
の水面表示マーカ11の位置とこれに対応するド
ラフトマーク14の位置とから喫水を読取りなが
らイーブン・キルとなる最適な船倉W1,W3,
W5,W7,あるいはW9に積荷を行ない、積荷量
が予定積載量となつたことを喫水位置で確認した
ならば積荷作業を停止する。
ク14近傍の海中にセツトすると、海水はまずス
リツト板4cを介して下端容器2c内の室7cに
流入し、次いでスリツト板4bを介して中間容器
2b内の室7bに流入し、次いでスリツト板4a
を介して上端容器2a内の室7aに流入し、さら
にこの室7aと連通するパイプ5内を上昇して海
面と平衡した位置で停止する。この水面上には水
面表示マーカ11が浮かんでおり、船上から容易
にその位置を確認することができる。そこで、こ
の水面表示マーカ11の位置とこれに対応するド
ラフトマーク14の位置とから喫水を読取りなが
らイーブン・キルとなる最適な船倉W1,W3,
W5,W7,あるいはW9に積荷を行ない、積荷量
が予定積載量となつたことを喫水位置で確認した
ならば積荷作業を停止する。
ところで、第1図に二点鎖線で示すように風等
の影響で海面に波15が発生している場合には、
その影響が喫水読取り装置1内の海水にも波及す
ることになる。
の影響で海面に波15が発生している場合には、
その影響が喫水読取り装置1内の海水にも波及す
ることになる。
ところが、喫水読取り装置1内への海水の取入
れ口としてのスリツト板4cは、海面より所要寸
法下方の海中に位置しており、しかも容器2内に
は複数枚のスリツト板4a,4b,4cが配され
ているので、パイプ5内の水面は波15の影響を
ほとんど受けず、仮え受けたとしても極めて少な
く、したがつて水面変動の幅を極めて狭い範囲に
抑えることができる。
れ口としてのスリツト板4cは、海面より所要寸
法下方の海中に位置しており、しかも容器2内に
は複数枚のスリツト板4a,4b,4cが配され
ているので、パイプ5内の水面は波15の影響を
ほとんど受けず、仮え受けたとしても極めて少な
く、したがつて水面変動の幅を極めて狭い範囲に
抑えることができる。
すなわち、波15が風により生じたものである
場合には、台風等の強風の場合を除き、その影響
は海面付近の表層部分に限定され、深層部分はそ
の影響をほとんど受けない。
場合には、台風等の強風の場合を除き、その影響
は海面付近の表層部分に限定され、深層部分はそ
の影響をほとんど受けない。
したがつて、本実施例の喫水読取り装置1のよ
うに海水取入れ口としてのスリツト板4cを海面
下の深層部分に位置させている場合には、風によ
り生じた波15の影響を少なくすることが可能と
なる。
うに海水取入れ口としてのスリツト板4cを海面
下の深層部分に位置させている場合には、風によ
り生じた波15の影響を少なくすることが可能と
なる。
一方、波15がうねり等により生じたものであ
る場合には、その影響は海面付近の表層部分に限
定されず、かなりの深層部分にまでその影響が及
ぶことになる。したがつて、海水取入れ口の位置
調節のみでその影響を少なくするためには、海水
取入れ口を海中のかなり深い位置まで下げなけれ
ばならず、現実的には不可能である。
る場合には、その影響は海面付近の表層部分に限
定されず、かなりの深層部分にまでその影響が及
ぶことになる。したがつて、海水取入れ口の位置
調節のみでその影響を少なくするためには、海水
取入れ口を海中のかなり深い位置まで下げなけれ
ばならず、現実的には不可能である。
ところが本実施例の喫水読取り装置1では、容
器2内に複数枚のスリツト板4a,4b,4cが
配されているので、各室7a,7b,7c内への
海水の流出入が順次制限され、海水取入れ口とし
てのスリツト板4cの位置をそれほど海中深く下
げなくても、上端の室7aでは波15による海水
の流出入がほぼ完全に抑制される。このため、パ
イプ5内の水面の上下動が極めて少なくなり、喫
水の読取り作業が極めて容易となる。
器2内に複数枚のスリツト板4a,4b,4cが
配されているので、各室7a,7b,7c内への
海水の流出入が順次制限され、海水取入れ口とし
てのスリツト板4cの位置をそれほど海中深く下
げなくても、上端の室7aでは波15による海水
の流出入がほぼ完全に抑制される。このため、パ
イプ5内の水面の上下動が極めて少なくなり、喫
水の読取り作業が極めて容易となる。
また、各スリツト板4a,4b,4cのスリツ
ト8a,8b,8cは、下端のスリツト板4cか
ら上端のスリツト板4aに向かつて順次小径とな
るように設定されているので、容器2内への海水
の流出入量が最適値に設定され、しかも上端の室
7aでは海水の流出入をほぼ完全に抑制できる。
このため、容器2内への海水の流出入を極端に制
限した場合と異なり、パイプ5内の水面が正規位
置から上下にずれた位置で安定してしまうという
不具合がなく、パイプ5内の水面を正規の喫水位
置で安定させることができる。また容器2内への
海水の流出入の制限を極端に緩めた場合と異な
り、パイプ5内の水面変動が大きくなるという不
具合がなく、パイプ5内の水面の変動を極めて少
なくすることができる。
ト8a,8b,8cは、下端のスリツト板4cか
ら上端のスリツト板4aに向かつて順次小径とな
るように設定されているので、容器2内への海水
の流出入量が最適値に設定され、しかも上端の室
7aでは海水の流出入をほぼ完全に抑制できる。
このため、容器2内への海水の流出入を極端に制
限した場合と異なり、パイプ5内の水面が正規位
置から上下にずれた位置で安定してしまうという
不具合がなく、パイプ5内の水面を正規の喫水位
置で安定させることができる。また容器2内への
海水の流出入の制限を極端に緩めた場合と異な
り、パイプ5内の水面変動が大きくなるという不
具合がなく、パイプ5内の水面の変動を極めて少
なくすることができる。
しかして、波15の振幅が大きい場合でも、パ
イプ5内の水面変動は極めて少なくなり、喫水の
読取りを容易かつ正確に行なうことができる。特
にパイプ5内には水面表示マーカ11が配されて
いるので、海面位置が水面表示マーカ11の位置
より上方にある場合、すなわち水面表示マーカ1
1が海中に没入している場合でも、パイプ5内の
水面位置を容易に確認することができる。このた
め、満載喫水ぎりぎりまで容易に積荷することが
でき、採算性を大幅に向上させることができる。
イプ5内の水面変動は極めて少なくなり、喫水の
読取りを容易かつ正確に行なうことができる。特
にパイプ5内には水面表示マーカ11が配されて
いるので、海面位置が水面表示マーカ11の位置
より上方にある場合、すなわち水面表示マーカ1
1が海中に没入している場合でも、パイプ5内の
水面位置を容易に確認することができる。このた
め、満載喫水ぎりぎりまで容易に積荷することが
でき、採算性を大幅に向上させることができる。
また各容器2a,2b,2c、スリツト板4
a,4b,4c、およびパイプ5は、必要に応じ
て分解することができるので、メンテナンスが容
易で常に最適状態で使用することができる。
a,4b,4c、およびパイプ5は、必要に応じ
て分解することができるので、メンテナンスが容
易で常に最適状態で使用することができる。
なお前記実施例では、喫水読取り装置1を吊り
ロープ3を介し船上から吊り降ろすものについて
説明したが、例えばマグネツト等を用いて喫水読
取り装置1をドラフトマーク14の近傍位置に完
全に固定できるようにしてもよい。この場合に
は、磁着を容易にするため容器2の外面に平坦な
面を形成し、この平坦面にマグネツトを配するよ
うにすることが好ましい。
ロープ3を介し船上から吊り降ろすものについて
説明したが、例えばマグネツト等を用いて喫水読
取り装置1をドラフトマーク14の近傍位置に完
全に固定できるようにしてもよい。この場合に
は、磁着を容易にするため容器2の外面に平坦な
面を形成し、この平坦面にマグネツトを配するよ
うにすることが好ましい。
また前記実施例では、パイプ5内に水面表示マ
ーカ11を配して水面位置をパイプ5外から容易
に目視できるようにしたものについて説明した
が、パイプ5が透明あるいは半透明であれば、パ
イプ5内の水面位置を比較的容易に外部から目視
確認できるので、必要に応じて水面表示マーカ1
1は省略してもよい。
ーカ11を配して水面位置をパイプ5外から容易
に目視できるようにしたものについて説明した
が、パイプ5が透明あるいは半透明であれば、パ
イプ5内の水面位置を比較的容易に外部から目視
確認できるので、必要に応じて水面表示マーカ1
1は省略してもよい。
また前記実施例では、パイプ5が1本のプラス
チツクパイプで構成されているものについて説明
したが、複数本のパイプを着脱可能に接続してパ
イプ5を構成するようにしてもよい。このように
すれば、波15の振幅に合わせてパイプ5の長さ
を調節できる。なおこの場合、抜け止め板12
は、上端のパイプの上端部と下端のパイプの下端
部のみに設けるようにすることは云うまでもな
い。
チツクパイプで構成されているものについて説明
したが、複数本のパイプを着脱可能に接続してパ
イプ5を構成するようにしてもよい。このように
すれば、波15の振幅に合わせてパイプ5の長さ
を調節できる。なおこの場合、抜け止め板12
は、上端のパイプの上端部と下端のパイプの下端
部のみに設けるようにすることは云うまでもな
い。
また前記実施例では、鉄鉱石の積荷の場合を例
に採つて説明したが、石炭等他の貨物についても
適用でき、また揚荷の場合にも用いることができ
る。
に採つて説明したが、石炭等他の貨物についても
適用でき、また揚荷の場合にも用いることができ
る。
以上説明したように本考案は、上端が天板によ
り閉止されて上端閉塞の筒状をなし、船体のドラ
フトマーク近傍の海中にセツトされる容器と;小
開口面積のスリツトを有して前記容器内に軸方向
に所要間隔で複数枚取付けられ、容器内を軸方向
に複数の室に区分けするとともに、前記スリツト
により各室間の水移動を制限するスリツト板と;
前記容器の天板に取付けられて容器内の上端の室
に連通され外部から内部の水面位置を目視可能な
パイプと;を備え、前記パイプ内の水面位置とド
ラフトマークとから喫水を読取るようにしている
ので、波が高い場合でも喫水の位置を容易かつ精
度よく読取ることができる。このため、例えば積
荷の場合に用いれば、簡単かつ正確に予定積載量
まで積荷することができる。
り閉止されて上端閉塞の筒状をなし、船体のドラ
フトマーク近傍の海中にセツトされる容器と;小
開口面積のスリツトを有して前記容器内に軸方向
に所要間隔で複数枚取付けられ、容器内を軸方向
に複数の室に区分けするとともに、前記スリツト
により各室間の水移動を制限するスリツト板と;
前記容器の天板に取付けられて容器内の上端の室
に連通され外部から内部の水面位置を目視可能な
パイプと;を備え、前記パイプ内の水面位置とド
ラフトマークとから喫水を読取るようにしている
ので、波が高い場合でも喫水の位置を容易かつ精
度よく読取ることができる。このため、例えば積
荷の場合に用いれば、簡単かつ正確に予定積載量
まで積荷することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す喫水読取り装
置の縦断面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は喫水読取り装置の使用方法の一例を示す説明図
である。 1……喫水読取り装置、2……容器、3……吊
りロープ、4a,4b,4c……スリツト板、5
……パイプ、6……天板、7a,7b,7c……
室、8a,8b,8c……スリツト、11……水
面表示マーカ、14……ドラフトマーク。
置の縦断面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は喫水読取り装置の使用方法の一例を示す説明図
である。 1……喫水読取り装置、2……容器、3……吊
りロープ、4a,4b,4c……スリツト板、5
……パイプ、6……天板、7a,7b,7c……
室、8a,8b,8c……スリツト、11……水
面表示マーカ、14……ドラフトマーク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 上端が天板により閉止されて上端閉塞の筒状
をなし、船体のドラフトマーク近傍の海中にセ
ツトされる容器と;小開口面積のスリツトを有
して前記容器内に軸方向に所要間隔で複数枚取
付けられ、容器内を軸方向に複数の室に区分け
するとともに、前記スリツトにより各室間の水
移動を制限するスリツト板と;前記容器の天板
に取付けられて容器内の上端の室に連通され外
部から内部の水面位置を目視可能なパイプと;
を備え、前記パイプ内の水面位置とドラフトマ
ークとから喫水を読取ることを特徴とする喫水
読取り装置。 2 容器を、船上からロープで吊降ろしてドラフ
トマーク近傍の海中にセツトすることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項記載の喫水
読取り装置。 3 パイプ内には、水面上に浮かび水面変動に伴
ないパイプ内を昇降する水面表示マーカが配さ
れていることを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項または第2項記載の喫水読取り装
置。 4 容器内に取付けられる複数枚のスリツト板
は、下端のものから上端のものに向かつて開口
面積が次第に小さくなることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項、第2項または第3
項記載の喫水読取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15525685U JPH041452Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15525685U JPH041452Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6262911U JPS6262911U (ja) | 1987-04-18 |
| JPH041452Y2 true JPH041452Y2 (ja) | 1992-01-20 |
Family
ID=31075797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15525685U Expired JPH041452Y2 (ja) | 1985-10-12 | 1985-10-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH041452Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3739745B2 (ja) * | 2002-12-24 | 2006-01-25 | 財団法人新日本検定協会 | 喫水検定装置 |
-
1985
- 1985-10-12 JP JP15525685U patent/JPH041452Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6262911U (ja) | 1987-04-18 |
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