JPH0414714Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0414714Y2 JPH0414714Y2 JP1985038371U JP3837185U JPH0414714Y2 JP H0414714 Y2 JPH0414714 Y2 JP H0414714Y2 JP 1985038371 U JP1985038371 U JP 1985038371U JP 3837185 U JP3837185 U JP 3837185U JP H0414714 Y2 JPH0414714 Y2 JP H0414714Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- skirt
- pressure gas
- gas
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[技術分野]
本考案は液化石油ガスなどを充填する高圧ガス
容器、殊に家庭用高圧ガス容器に関するものであ
る。
容器、殊に家庭用高圧ガス容器に関するものであ
る。
[背景技術]
液化石油ガスを充填する高圧ガス容器1として
は、第6図に示すように、円筒状の胴部4と、こ
の胴部の両端開口を閉じる一対の鏡部2,3との
3部材で構成されたものと、第7図に示すよう
に、深絞り加工された一対の鏡部2,3の開口縁
同士を溶接して形成する2部材からなるものとが
あるが、いずれのものにおいてもその下端には、
空気抜き孔50と水抜き孔51とを備えた円筒状
のスカート5が取り付けられている。この取り付
けにはスカート5の上端縁の全周を鏡部3に溶接
したり、第8図及び第9図に示すように、空気抜
き孔50となる切欠が形成されている円筒状のス
カート5の上端縁を鏡部3に溶接することによつ
て行なわれている。
は、第6図に示すように、円筒状の胴部4と、こ
の胴部の両端開口を閉じる一対の鏡部2,3との
3部材で構成されたものと、第7図に示すよう
に、深絞り加工された一対の鏡部2,3の開口縁
同士を溶接して形成する2部材からなるものとが
あるが、いずれのものにおいてもその下端には、
空気抜き孔50と水抜き孔51とを備えた円筒状
のスカート5が取り付けられている。この取り付
けにはスカート5の上端縁の全周を鏡部3に溶接
したり、第8図及び第9図に示すように、空気抜
き孔50となる切欠が形成されている円筒状のス
カート5の上端縁を鏡部3に溶接することによつ
て行なわれている。
ところで、経年変化にともなう老朽化、殊に腐
食で液化石油ガスの容器1の底部に穿孔部分を生
じ、そしてこの穿孔部分からのガス漏洩に起因す
る火災事故の発生が、近年問題となつている。こ
の種の容器1は高圧ガス取締法に規定された通り
の定期再検査に合格しなければ、使用することが
できないことになつているにもかかわらず、この
ような事故が起こる原因をさぐると、次のような
点が明らかになつた。
食で液化石油ガスの容器1の底部に穿孔部分を生
じ、そしてこの穿孔部分からのガス漏洩に起因す
る火災事故の発生が、近年問題となつている。こ
の種の容器1は高圧ガス取締法に規定された通り
の定期再検査に合格しなければ、使用することが
できないことになつているにもかかわらず、この
ような事故が起こる原因をさぐると、次のような
点が明らかになつた。
すなわち、液化石油ガスを充填した家庭用の高
圧ガス容器1は、その容器1内において液化石油
ガスを気化させることから、この気化時における
気化潜熱で容器1自体が冷却されることになる。
ここにおいて、液化石油ガスの約100キロカロリ
ー/キログラムという気化潜熱に見合う熱量が容
器1外から容器1へと供給されているならば、問
題はあまり起こらないものの、近年は液化石油ガ
スの単位時間当たりの使用量が増加する傾向にあ
り、従つて気化潜熱も大きくなつて、上記熱の需
給バランスがとれず、このために液化石油ガスの
沸点である−42℃付近まで液化石油ガスの液温が
下がり、ガスの使用になんとか間に合つていると
いう現状にあり、そしてこの液温の降下に伴なつ
て容器1自体の温度も低くなつて、容器1表面に
結露が生じてしまう状態となつているわけであ
る。
圧ガス容器1は、その容器1内において液化石油
ガスを気化させることから、この気化時における
気化潜熱で容器1自体が冷却されることになる。
ここにおいて、液化石油ガスの約100キロカロリ
ー/キログラムという気化潜熱に見合う熱量が容
器1外から容器1へと供給されているならば、問
題はあまり起こらないものの、近年は液化石油ガ
スの単位時間当たりの使用量が増加する傾向にあ
り、従つて気化潜熱も大きくなつて、上記熱の需
給バランスがとれず、このために液化石油ガスの
沸点である−42℃付近まで液化石油ガスの液温が
下がり、ガスの使用になんとか間に合つていると
いう現状にあり、そしてこの液温の降下に伴なつ
て容器1自体の温度も低くなつて、容器1表面に
結露が生じてしまう状態となつているわけであ
る。
このように容器1に結露が生じた場合、ガスの
使用の停止により、容器1表面に付着した水滴は
逐次消えていくのであるが、従来例として示した
高圧ガス容器1においては、そのスカート5で囲
まれた空間に面する部分は乾燥しにくい状態にあ
り、しかも残留応力あるいは溶接の2番部分に水
滴ができると、金属イオン濃淡電池による腐食が
生じると考えられている。つまりは第10図に示
すように、鏡部3におけるスカート5の溶接部は
腐食Aが生じやすい条件がそろつているわけであ
り、一旦腐食が生じれば、水が溜まりやすくなる
ために腐食の進行が速くなる。加えるに、スカー
ト5の内面側であることから、定期的に行なわれ
る再検査でこの腐食Aを発見することはきわめて
困難である。
使用の停止により、容器1表面に付着した水滴は
逐次消えていくのであるが、従来例として示した
高圧ガス容器1においては、そのスカート5で囲
まれた空間に面する部分は乾燥しにくい状態にあ
り、しかも残留応力あるいは溶接の2番部分に水
滴ができると、金属イオン濃淡電池による腐食が
生じると考えられている。つまりは第10図に示
すように、鏡部3におけるスカート5の溶接部は
腐食Aが生じやすい条件がそろつているわけであ
り、一旦腐食が生じれば、水が溜まりやすくなる
ために腐食の進行が速くなる。加えるに、スカー
ト5の内面側であることから、定期的に行なわれ
る再検査でこの腐食Aを発見することはきわめて
困難である。
[考案の目的]
本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところはガス漏洩の原因とな
る穿孔を招く腐食が生じてしまうおそれのない高
圧ガス容器を提供するにある。
り、その目的とするところはガス漏洩の原因とな
る穿孔を招く腐食が生じてしまうおそれのない高
圧ガス容器を提供するにある。
[考案の開示]
しかして本考案は、容器の下端部に設けられる
スカートを、上端周縁の全周が容器に固着される
有底筒状として、容器の下端面とスカートとで囲
む空間を密閉された気密空間としたことに特徴を
有するものであつて、腐食の生じやすいスカート
内部の空間を密閉してしまうことで、結露を生じ
ることとなる水分の侵入を防いだものである。こ
のスカート内部空間を気密空間とするにあたつて
は、乾燥空気雰囲気中で行なうことが好ましく、
更には不活性ガスを充填するとよい。
スカートを、上端周縁の全周が容器に固着される
有底筒状として、容器の下端面とスカートとで囲
む空間を密閉された気密空間としたことに特徴を
有するものであつて、腐食の生じやすいスカート
内部の空間を密閉してしまうことで、結露を生じ
ることとなる水分の侵入を防いだものである。こ
のスカート内部空間を気密空間とするにあたつて
は、乾燥空気雰囲気中で行なうことが好ましく、
更には不活性ガスを充填するとよい。
以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述する
と、第1図に示す実施例は、上下一対の鏡部2,
3と、円筒状の胴部4とを溶接することで形成し
た容器1の下端部に、有底円筒状であつて上方に
開口するスカート5の上端縁の全周を、鏡部3の
下面に溶接にて固定することで鏡部3とスカート
5とで囲まれる空間を気密空間としたものであ
り、第2図に示す実施例は、深絞りで形成されて
いる上下一対の鏡部2,3の開口縁同士を溶接す
ることで形成した容器1の下端に、上記実施例と
同一のスカート5を固着して、スカート5内部を
密閉された気密空間としたものである。いずれの
スカート5も、その底面は凹面形として接地時に
安定するようにされている。
と、第1図に示す実施例は、上下一対の鏡部2,
3と、円筒状の胴部4とを溶接することで形成し
た容器1の下端部に、有底円筒状であつて上方に
開口するスカート5の上端縁の全周を、鏡部3の
下面に溶接にて固定することで鏡部3とスカート
5とで囲まれる空間を気密空間としたものであ
り、第2図に示す実施例は、深絞りで形成されて
いる上下一対の鏡部2,3の開口縁同士を溶接す
ることで形成した容器1の下端に、上記実施例と
同一のスカート5を固着して、スカート5内部を
密閉された気密空間としたものである。いずれの
スカート5も、その底面は凹面形として接地時に
安定するようにされている。
第4図に示す実施例は、容器1の荷おろしの際
に、スカート5部分が受ける荷重に対する補強の
ために、スカート5の外周面に、全周にわたつて
複数個の凹凸52を形成したものである。
に、スカート5部分が受ける荷重に対する補強の
ために、スカート5の外周面に、全周にわたつて
複数個の凹凸52を形成したものである。
さて、気密空間内であるが、通常の大気のまま
としておいてもよいものの、乾燥空気雰囲気中で
スカート5の溶接を行なうことによつて、水分の
少ない乾燥空気が封入されるようにすることが好
ましく、更には不活性ガスを充填しておくのが好
ましい。不活性ガスの充填は次のようにして行な
える。すなわち、スカート5の一部に小孔をあけ
て、この小孔から大気圧よりやや高い圧力でスカ
ート5内に不活性ガスを入れながら、スカート5
の溶接を行ない、そしてこの溶接の完了後に小孔
を溶接詰めにて閉じたり、あるいはスカート5の
容器1への溶接完了後に、スカート5に設けた小
孔から内部空気をいつたん抜いて真空とした後、
不活性ガスを大気圧程度の圧力となるまで充填
し、そして小孔を閉じるのである。
としておいてもよいものの、乾燥空気雰囲気中で
スカート5の溶接を行なうことによつて、水分の
少ない乾燥空気が封入されるようにすることが好
ましく、更には不活性ガスを充填しておくのが好
ましい。不活性ガスの充填は次のようにして行な
える。すなわち、スカート5の一部に小孔をあけ
て、この小孔から大気圧よりやや高い圧力でスカ
ート5内に不活性ガスを入れながら、スカート5
の溶接を行ない、そしてこの溶接の完了後に小孔
を溶接詰めにて閉じたり、あるいはスカート5の
容器1への溶接完了後に、スカート5に設けた小
孔から内部空気をいつたん抜いて真空とした後、
不活性ガスを大気圧程度の圧力となるまで充填
し、そして小孔を閉じるのである。
[考案の効果]
以上のように本考案においては、容器外面とス
カートとで囲まれる空間を密閉された気密空間と
しているものであるから、容器が気化潜熱で冷却
されて温度が低下しても、定期的になされる再検
査でも腐食を発見することが困難であるところの
気密空間に面する容器底面での結露は殆どなく、
従つて結露によつて容器に付着した水滴に起因す
る腐食も殆ど起こらないものであり、腐食穿孔よ
りのガス漏洩事故とこれに因る火災事故がないも
のである。
カートとで囲まれる空間を密閉された気密空間と
しているものであるから、容器が気化潜熱で冷却
されて温度が低下しても、定期的になされる再検
査でも腐食を発見することが困難であるところの
気密空間に面する容器底面での結露は殆どなく、
従つて結露によつて容器に付着した水滴に起因す
る腐食も殆ど起こらないものであり、腐食穿孔よ
りのガス漏洩事故とこれに因る火災事故がないも
のである。
第1図は本考案一実施例の断面図、第2図は他
の実施例の断面図、第3図は同上の拡大断面図、
第4図は更に他の実施例の部分正面図、第5図は
同上のスカートのA−A線水平断面図、第6図は
従来例の破断正面図、第7図は他の従来例の破断
正面図、第8図は更に他の従来例の断面図、第9
図は同上のB−B線断面図、第10図は腐食が生
じる部分を示す拡大断面図であつて、1は容器、
5はスカートを示す。
の実施例の断面図、第3図は同上の拡大断面図、
第4図は更に他の実施例の部分正面図、第5図は
同上のスカートのA−A線水平断面図、第6図は
従来例の破断正面図、第7図は他の従来例の破断
正面図、第8図は更に他の従来例の断面図、第9
図は同上のB−B線断面図、第10図は腐食が生
じる部分を示す拡大断面図であつて、1は容器、
5はスカートを示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 容器の下端部に設けられるスカートを、上端
周縁の全周が容器に固着される有底筒状とし
て、容器の下端面とスカートとで囲む空間を密
閉された気密空間として成ることを特徴とする
高圧ガス容器。 (2) 容器の下端面とスカートとで囲まれた気密空
間は不活性ガスが充填されたものであることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
の高圧ガス容器。 (3) スカートはその底面が凹面形をなすものであ
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載の高圧ガス容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985038371U JPH0414714Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985038371U JPH0414714Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61154398U JPS61154398U (ja) | 1986-09-25 |
| JPH0414714Y2 true JPH0414714Y2 (ja) | 1992-04-02 |
Family
ID=30545317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985038371U Expired JPH0414714Y2 (ja) | 1985-03-18 | 1985-03-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0414714Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5876899U (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-24 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 自立用受け具付容器 |
-
1985
- 1985-03-18 JP JP1985038371U patent/JPH0414714Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61154398U (ja) | 1986-09-25 |
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