JPH0414873B2 - - Google Patents
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- JPH0414873B2 JPH0414873B2 JP4137286A JP4137286A JPH0414873B2 JP H0414873 B2 JPH0414873 B2 JP H0414873B2 JP 4137286 A JP4137286 A JP 4137286A JP 4137286 A JP4137286 A JP 4137286A JP H0414873 B2 JPH0414873 B2 JP H0414873B2
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Description
産業上の利用分野
本発明は、レトルト可能な剥離開封性容器に関
する。 従来の技術 従来、レトルト殺菌される食品包装体として
は、袋状のものと立体容器状のものに大別され、
開口部はヒートシールにより密封されている。こ
のヒートシール強度は、厚生省告示に記載されて
いるように2.3Kg/15mm幅以上の保持が必要とさ
れている。従つて、その容器の材料としては耐熱
性、耐圧性を有する各種プラスチツクフイルムや
金属箔等が用いられている。例えば、高密度ポリ
エチレンやポリプロピレンのフイルムを用いた容
器本体や蓋材と同質のヒートシール層をヒートシ
ールすることによつて極めて強力な密封性(23
Kg/15mm幅以上)を有する容器がつくられてい
た。 しかしながら、このような従来のレトルト容器
は、強力な密封性を有するが、そのシール面を手
で開封することは難かしく、一般にはハサミやナ
イフ等を用いざるをえなかつた。このため食品の
取出が不便であり、また容器の開口部は「ギザギ
ザ」になり易く危険である等の問題があつた。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記のような問題点を解消し、レト
ルト可能な密封強度を有し、しかも手で滑めらか
に開封することができ、その剥離界面にシーラン
トの糸引きを生じることなく平滑に剥離できる容
器を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、(イ)結晶性プロピレンランダム共重合
体、(ロ)ポリエチレン及び(ハ)オレフイン系共重合体
ゴムとからなる組成物を中間層Aとし、片面にホ
モポリプロピレン層B並びに他の片面に結晶性プ
ロピレンランダム共重合体層Cを積層してなるフ
イルムの該B層側にアルミニウム箔を積層してな
る蓋材を、結晶性ポリプロピレン層Dを内層と
するアルミニウム容器本体に、ヒートシールに
より該C層とD層とが接するように被蓋した構造
で、かつヒートシール後の該A,B,C及びD層
の合計厚さが、ヒートシール前の合計厚さの50%
以下となるようにしたレトルト可能な開封性容器
を要旨とする。 本発明における蓋材に用いる中間層Aに用いる
結晶性プロピレンランダム共重合体としては、プ
ロピレンとエチレンもしくは他のα−オレフイ
ン、例えば1−ブテン、1−ベンテン、1−ヘキ
セン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン
等との共重合体があげられる。これらのうちでは
結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体が
好ましい。これら共重合体は、コモノマーが5モ
ル%以下でメルトフローレイト(JISK 7210、荷
重2.16Kg、230℃、以下MFRという)が好ましく
は0.3〜60g/10分、より好ましくは5〜15g/
10分のものである。 又、ポリエチレンとしては、エチレンの単独重
合体又はエチレンとα−オレフインとの共重合体
があげられる。これらポリエチレンは、密度が好
ましくは0.91〜0.97g/cm3、より好ましくは0.9〜
0.94g/cm3、メルトインデツクス(JISK7210、
荷重2.16、190℃、以下MIという)が、好ましく
は0.1〜50g/10分、より好ましくは3〜10g/
10分のものである。例えば、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、中・高密度ポリエ
チレン等があげられるが、透明性の上からは低密
度ポリエチレンが好ましい。 又、オレフイン系共重合体ゴムとしては、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン等のモノオレフインの
内の2種又は3種以上のモノオレフイン共重合体
ゴム(代表的にはエチレンプロピレン共重合体ゴ
ム)、並びに上記モノオレフインの2種(エチレ
ンとプロピレンが望ましい)とジシクロペンタジ
エン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエ
ン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボル
ネン等の非共役ジオレフイン又はブタジエン、イ
ソプレン等の共役ジオレフインとの共重合体ゴム
が含まれる。これら共重合体ゴムのうちではエチ
レンプロピレンゴム、エチレンブテンゴム、プロ
ピレンブテンゴム等が好ましい。上記の共重合体
ゴムのムーニー粘度は、ML1+8(127℃)、5〜
300、エチレン又はプロピレン含有量35〜85重量
%のものが好ましい。 中間層Aを構成する組成物の配合割合は、結晶
性プロピレンランダム共重合体が好ましくは10〜
65重量%、より好ましくは43〜63重量%、ポリエ
チレンが好ましくは34〜89重量%、より好ましく
は35〜55重量%及びオレフイン系共重合体ゴムが
好ましくは1〜10重量%、より好ましくは2〜5
重量%である。結晶性プロピレンランダム共重合
体が65重量%を越えるような多量になると包装材
としての密封性は大となるが、開封性が低下する
ために好ましくない。又、ポリエチレンが89重量
%を越えるような多量になると包装材としての開
封性はよいが、密封性及び耐熱性が低下するため
に好ましくない。さらにオレフイン系共重合体ゴ
ムを配合しない場合は蓋材の透明性が低下し、一
方、10重量%を越えるような多量の配合は包装材
としての耐熱性が低下するために好ましくない。
このような組成物を中間層に用いた蓋材を、包装
材として用いた場合に層間剥離が容易で、かつ剥
離面が平滑であり、又配合比率の調整により層間
剥離強度を調節することができる。 上記中間層Aの片面に積層するホモポリプロピ
レン層Bは、アイソタクテイツクのプロピレン単
独重合体で、MFRが0.3〜60g/10分のものが好
ましい。ホモポリプロピレン層Bは、剛性が高く
蓋材の外層とした場合に中間層A及び結晶性プロ
ピレンランダム共重合体層Cの薄肉成形を可能と
し、かつ蓋材に適度な腰をもたせることができ
る。 又、中間層Aの他の片面に積層する結晶性プロ
ピレンランダム共重合体層Cは、前記中間層Aの
組成物における(イ)結晶性プロピレンランダム共重
合体を用いることができるが、このうちでは結晶
性プロピレン−エチレンランダム共重合体が好ま
しい。この結晶性プロピレンランダム共重合体層
Cは、蓋材のシーラントとした場合に、包装材の
シール層として強力なヒートシール層を形成する
ことができ、かつ手で開封することができる密封
強度(4Kg/15mm幅)以下となる開封可能なレト
ルト包装材を得ることができる。 又、上記の蓋材用3層フイルムには、バリヤー
性及び紫外線遮断効果を付与するために該B層側
にアルミニウム箔を積層する。 本発明の蓋材の製造方法は、前記の中間層Aを
構成する組成物、ホモポリプロピレン及び結晶性
プロピレンランダム共重合体とを3層構造のダイ
を用いて共押出しする方法があげられる。なお、
予め成形した中間層Aに外層のB及びCを押出ラ
ミネートすることもできるが、層間剥離性及び多
層フイルムの薄肉化のうえから共押出し成形法が
好ましい。共押出し成形法では、フラツトダイを
用いるT−ダイ法又は環状ダイを用いるインフレ
ーシヨン法が適用できる。T−ダイ法ではブラツ
クボツクスタイプの共押出し又はマルチマニフオ
ールド形式のいずれを用いてもよい。インフレー
シヨン法を用いるダイについてもいずれも公知の
ダイが使用できる。さらに上記の3層フイルムの
B層側に、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフ
イン等の耐熱性樹脂フイルム又は耐食性ラツカー
の保護層を施したアルミニウム箔を積層する。積
層は通常ドライラミネートで行う。 本発明の蓋材の厚みは、特に限定されないが、
組成物からなる中間層Aは、通常1〜10μで、好
ましくは3〜5μである。又、ホモポリプロピレ
ン層Bは、通常10〜50μで、好ましくは15〜40μ
である。さらに、結晶性プロピレンランダム共重
合体層Cは、通常1〜10μで、好ましくは3〜5μ
である。多層フイルムの各厚み比率を調整するこ
とにより剥離強度、透明性、腰の強さ等を調節す
ることができる。又、アルミニウム箔の厚みは30
〜150μが望ましい。 上記の蓋材を構成するいずれかの層又は全層に
は、必要に応じて公知の添加剤、例えば酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、防曇
剤、アンチブロツキング剤、滑剤、核剤、顔料、
染料等を添加できる。 また、本発明において結晶性ポリプロピレン層
Dを内層とする容器本体に使用する結晶性ポリプ
ロピレンは、前記のアイソタクチツクのプロピレ
ン単独重合体又は結晶性プロピレンランダム共重
合体、望ましくはプロピレン−エチレンランダム
共重合体が使用できる。又、容器本体は、上記の
結晶性ポリプロピレンを、慣用の方法でフイルム
又はシートとし、これを内層とした外側に、ポリ
エステル、ナイロン、ポリオレフイン等の耐熱性
樹脂フイルム又は耐食性ラツカーの保護層を施し
たアルミニウム箔を積層した複合材を用いて、例
えば真空成形法、圧空成形法等により所望の形状
容器に成形する。この場合の結晶性ポリプロピレ
ン層Dの厚みは25〜70μが望ましく、又アルミニ
ウム箔は30〜150μが望ましい。又、アルミニウ
ム箔の積層は通常ドライラミネイトで行う。 次に、本発明の容器に蓋材を設けるには、前記
の3層フイルムからなる蓋材の結晶性プロピレン
ランダム層C側を、前記の予め成形した結晶性ポ
リプロピレン層Dを内層とする容器本体にC層と
D層が接するように被蓋してヒートシールする。
このヒートシールは、ヒートシール後の該蓋材の
フイルム及び該内層Dの合計厚さ、すなわち、
A,B及びC層からなる3層フイルムの厚さと結
晶性ポリプロピレンの内層Dの厚さの合計が、ヒ
ートシール前の各層の合計に比べてヒートシール
後の各層の厚さが10〜50%、望ましくは10〜40%
となることが必要である。各層の合計厚さが50%
を越える場合は、レトルト可能な密封強度が得ら
れない。また、各層の合計厚さが10%未満の場合
は、蓋材の機能が損なわれ易くなるために好まし
くない。このようなヒートシール部の各層の厚さ
を調節する手段としては、ヒートシール部の総厚
さに対するシール時の温度、圧力、時間により調
節する。かくすることにより、手で開封可能でか
つレトルト殺菌可能な密封強度(2.3〜4Kg/15
mm幅)を得ることができる。 添付の図1は、本発明のレトルト可能な開封性
容器の一具体化例を示すもので蓋材は、アルミ
ニウム箔1、ホモポリプロピレン層B、中間層A
および結晶性プロピレンランダム共重合体層Cか
ら構成され、蓋材と結合される容器本体は、
結晶性ポリプロピレン層Dおよびアルミニウム箔
2から構成され、C層とD層とはヒートシール部
3を介して接合している。 実施例 以下に本発明の実施例及び比較例をあげて詳細
に説明する。なお、実施例における%及び部は重
量基準である。また、評価は次の試験方法により
行つた。 (1) 密封強度:ヒートシールにより接着させた積
層物から幅15mmの試験片を切り取り、引張速度
300mm/分でヒートシールを角度90゜で剥離させ
た際の強度で示した。 (2) 耐熱性:密封後の容器を120℃×60分間の熱
水処理を行い、層間剥離及び白化現像の有無を
観察した。 (3) 剥離界面外観:密封容器を手で開封した際の
界面を観察し、平滑なものを良、平滑でないも
のを不良とした。 実施例1〜9、比較例1、2 蓋材の中間層Aとして、結晶性プロピレン−エ
チレンランダム共重合体(エチレン含有量3.6%、
MFR=9.0g/10分、以下PPランダムという)、
低密度ポリエチレン(密度=0.923g/cm3、MI=
6.0g/10分、以下LDPEという)及びエチレン
−プロピレンゴム(ムーニー粘度ML1+8(127℃)
25、エチレン含有量=40%、以下EPRという)
とを表−1に示す割合で混合した組成物、外層B
としてホモポリプロピレン(MFR=9.0g/10
分、以下ホモPPという)並びに外層Cとして結
晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体(エ
チレン含有量3.6%、MFR=9.0g/10分、以下
PPランダムという)とを、T−ダイ法のブラツ
クボツクスタイプの共押し装置に供給し、温度
240℃で共押出して3層フイルムを得た。このフ
イルムのホモPP側に、Al箔をドライラミネイト
で積層して表−1に示すような蓋材を得た。 一方、PPランダムで成形したキヤストフイル
ム(CPP)に、Al箔を積層した複合材
(CPP50μ/Al130μ)を使用して、CPPを内側と
する容器本体(69mmφ×27mm、シール幅3mm)を
成形した。 この容器本体にコーンポタージユスープを充填
し前記の蓋材をPPランダム側をシール面として
容器のCPP側と接するように被蓋した後、表−
1に示すヒートシール条件で容器を密封した。得
られた各容器について、耐熱性の評価を行つたが
いずれも異常がなく良好な外観が得られた。ま
た、冷却後の容器は手で開封することができ、そ
の剥離界面も平滑できれいであつた。密封強度、
耐熱性及び剥離界面の結果を表−1に示した。 比較のために、本発明の蓋材を用いない場合
(比較例1)及び本発明のヒートシール条件で密
封しなかつた場合の容器(比較例2)についても
同様の評価を行いその結果を表−1に併記した。
表−1の結果から明らかなように、比較例1は開
封性及び剥離界面、比較例2は密封性にそれぞれ
問題があつた。
する。 従来の技術 従来、レトルト殺菌される食品包装体として
は、袋状のものと立体容器状のものに大別され、
開口部はヒートシールにより密封されている。こ
のヒートシール強度は、厚生省告示に記載されて
いるように2.3Kg/15mm幅以上の保持が必要とさ
れている。従つて、その容器の材料としては耐熱
性、耐圧性を有する各種プラスチツクフイルムや
金属箔等が用いられている。例えば、高密度ポリ
エチレンやポリプロピレンのフイルムを用いた容
器本体や蓋材と同質のヒートシール層をヒートシ
ールすることによつて極めて強力な密封性(23
Kg/15mm幅以上)を有する容器がつくられてい
た。 しかしながら、このような従来のレトルト容器
は、強力な密封性を有するが、そのシール面を手
で開封することは難かしく、一般にはハサミやナ
イフ等を用いざるをえなかつた。このため食品の
取出が不便であり、また容器の開口部は「ギザギ
ザ」になり易く危険である等の問題があつた。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記のような問題点を解消し、レト
ルト可能な密封強度を有し、しかも手で滑めらか
に開封することができ、その剥離界面にシーラン
トの糸引きを生じることなく平滑に剥離できる容
器を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、(イ)結晶性プロピレンランダム共重合
体、(ロ)ポリエチレン及び(ハ)オレフイン系共重合体
ゴムとからなる組成物を中間層Aとし、片面にホ
モポリプロピレン層B並びに他の片面に結晶性プ
ロピレンランダム共重合体層Cを積層してなるフ
イルムの該B層側にアルミニウム箔を積層してな
る蓋材を、結晶性ポリプロピレン層Dを内層と
するアルミニウム容器本体に、ヒートシールに
より該C層とD層とが接するように被蓋した構造
で、かつヒートシール後の該A,B,C及びD層
の合計厚さが、ヒートシール前の合計厚さの50%
以下となるようにしたレトルト可能な開封性容器
を要旨とする。 本発明における蓋材に用いる中間層Aに用いる
結晶性プロピレンランダム共重合体としては、プ
ロピレンとエチレンもしくは他のα−オレフイ
ン、例えば1−ブテン、1−ベンテン、1−ヘキ
セン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン
等との共重合体があげられる。これらのうちでは
結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体が
好ましい。これら共重合体は、コモノマーが5モ
ル%以下でメルトフローレイト(JISK 7210、荷
重2.16Kg、230℃、以下MFRという)が好ましく
は0.3〜60g/10分、より好ましくは5〜15g/
10分のものである。 又、ポリエチレンとしては、エチレンの単独重
合体又はエチレンとα−オレフインとの共重合体
があげられる。これらポリエチレンは、密度が好
ましくは0.91〜0.97g/cm3、より好ましくは0.9〜
0.94g/cm3、メルトインデツクス(JISK7210、
荷重2.16、190℃、以下MIという)が、好ましく
は0.1〜50g/10分、より好ましくは3〜10g/
10分のものである。例えば、低密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、中・高密度ポリエ
チレン等があげられるが、透明性の上からは低密
度ポリエチレンが好ましい。 又、オレフイン系共重合体ゴムとしては、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン等のモノオレフインの
内の2種又は3種以上のモノオレフイン共重合体
ゴム(代表的にはエチレンプロピレン共重合体ゴ
ム)、並びに上記モノオレフインの2種(エチレ
ンとプロピレンが望ましい)とジシクロペンタジ
エン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエ
ン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボル
ネン等の非共役ジオレフイン又はブタジエン、イ
ソプレン等の共役ジオレフインとの共重合体ゴム
が含まれる。これら共重合体ゴムのうちではエチ
レンプロピレンゴム、エチレンブテンゴム、プロ
ピレンブテンゴム等が好ましい。上記の共重合体
ゴムのムーニー粘度は、ML1+8(127℃)、5〜
300、エチレン又はプロピレン含有量35〜85重量
%のものが好ましい。 中間層Aを構成する組成物の配合割合は、結晶
性プロピレンランダム共重合体が好ましくは10〜
65重量%、より好ましくは43〜63重量%、ポリエ
チレンが好ましくは34〜89重量%、より好ましく
は35〜55重量%及びオレフイン系共重合体ゴムが
好ましくは1〜10重量%、より好ましくは2〜5
重量%である。結晶性プロピレンランダム共重合
体が65重量%を越えるような多量になると包装材
としての密封性は大となるが、開封性が低下する
ために好ましくない。又、ポリエチレンが89重量
%を越えるような多量になると包装材としての開
封性はよいが、密封性及び耐熱性が低下するため
に好ましくない。さらにオレフイン系共重合体ゴ
ムを配合しない場合は蓋材の透明性が低下し、一
方、10重量%を越えるような多量の配合は包装材
としての耐熱性が低下するために好ましくない。
このような組成物を中間層に用いた蓋材を、包装
材として用いた場合に層間剥離が容易で、かつ剥
離面が平滑であり、又配合比率の調整により層間
剥離強度を調節することができる。 上記中間層Aの片面に積層するホモポリプロピ
レン層Bは、アイソタクテイツクのプロピレン単
独重合体で、MFRが0.3〜60g/10分のものが好
ましい。ホモポリプロピレン層Bは、剛性が高く
蓋材の外層とした場合に中間層A及び結晶性プロ
ピレンランダム共重合体層Cの薄肉成形を可能と
し、かつ蓋材に適度な腰をもたせることができ
る。 又、中間層Aの他の片面に積層する結晶性プロ
ピレンランダム共重合体層Cは、前記中間層Aの
組成物における(イ)結晶性プロピレンランダム共重
合体を用いることができるが、このうちでは結晶
性プロピレン−エチレンランダム共重合体が好ま
しい。この結晶性プロピレンランダム共重合体層
Cは、蓋材のシーラントとした場合に、包装材の
シール層として強力なヒートシール層を形成する
ことができ、かつ手で開封することができる密封
強度(4Kg/15mm幅)以下となる開封可能なレト
ルト包装材を得ることができる。 又、上記の蓋材用3層フイルムには、バリヤー
性及び紫外線遮断効果を付与するために該B層側
にアルミニウム箔を積層する。 本発明の蓋材の製造方法は、前記の中間層Aを
構成する組成物、ホモポリプロピレン及び結晶性
プロピレンランダム共重合体とを3層構造のダイ
を用いて共押出しする方法があげられる。なお、
予め成形した中間層Aに外層のB及びCを押出ラ
ミネートすることもできるが、層間剥離性及び多
層フイルムの薄肉化のうえから共押出し成形法が
好ましい。共押出し成形法では、フラツトダイを
用いるT−ダイ法又は環状ダイを用いるインフレ
ーシヨン法が適用できる。T−ダイ法ではブラツ
クボツクスタイプの共押出し又はマルチマニフオ
ールド形式のいずれを用いてもよい。インフレー
シヨン法を用いるダイについてもいずれも公知の
ダイが使用できる。さらに上記の3層フイルムの
B層側に、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフ
イン等の耐熱性樹脂フイルム又は耐食性ラツカー
の保護層を施したアルミニウム箔を積層する。積
層は通常ドライラミネートで行う。 本発明の蓋材の厚みは、特に限定されないが、
組成物からなる中間層Aは、通常1〜10μで、好
ましくは3〜5μである。又、ホモポリプロピレ
ン層Bは、通常10〜50μで、好ましくは15〜40μ
である。さらに、結晶性プロピレンランダム共重
合体層Cは、通常1〜10μで、好ましくは3〜5μ
である。多層フイルムの各厚み比率を調整するこ
とにより剥離強度、透明性、腰の強さ等を調節す
ることができる。又、アルミニウム箔の厚みは30
〜150μが望ましい。 上記の蓋材を構成するいずれかの層又は全層に
は、必要に応じて公知の添加剤、例えば酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、防曇
剤、アンチブロツキング剤、滑剤、核剤、顔料、
染料等を添加できる。 また、本発明において結晶性ポリプロピレン層
Dを内層とする容器本体に使用する結晶性ポリプ
ロピレンは、前記のアイソタクチツクのプロピレ
ン単独重合体又は結晶性プロピレンランダム共重
合体、望ましくはプロピレン−エチレンランダム
共重合体が使用できる。又、容器本体は、上記の
結晶性ポリプロピレンを、慣用の方法でフイルム
又はシートとし、これを内層とした外側に、ポリ
エステル、ナイロン、ポリオレフイン等の耐熱性
樹脂フイルム又は耐食性ラツカーの保護層を施し
たアルミニウム箔を積層した複合材を用いて、例
えば真空成形法、圧空成形法等により所望の形状
容器に成形する。この場合の結晶性ポリプロピレ
ン層Dの厚みは25〜70μが望ましく、又アルミニ
ウム箔は30〜150μが望ましい。又、アルミニウ
ム箔の積層は通常ドライラミネイトで行う。 次に、本発明の容器に蓋材を設けるには、前記
の3層フイルムからなる蓋材の結晶性プロピレン
ランダム層C側を、前記の予め成形した結晶性ポ
リプロピレン層Dを内層とする容器本体にC層と
D層が接するように被蓋してヒートシールする。
このヒートシールは、ヒートシール後の該蓋材の
フイルム及び該内層Dの合計厚さ、すなわち、
A,B及びC層からなる3層フイルムの厚さと結
晶性ポリプロピレンの内層Dの厚さの合計が、ヒ
ートシール前の各層の合計に比べてヒートシール
後の各層の厚さが10〜50%、望ましくは10〜40%
となることが必要である。各層の合計厚さが50%
を越える場合は、レトルト可能な密封強度が得ら
れない。また、各層の合計厚さが10%未満の場合
は、蓋材の機能が損なわれ易くなるために好まし
くない。このようなヒートシール部の各層の厚さ
を調節する手段としては、ヒートシール部の総厚
さに対するシール時の温度、圧力、時間により調
節する。かくすることにより、手で開封可能でか
つレトルト殺菌可能な密封強度(2.3〜4Kg/15
mm幅)を得ることができる。 添付の図1は、本発明のレトルト可能な開封性
容器の一具体化例を示すもので蓋材は、アルミ
ニウム箔1、ホモポリプロピレン層B、中間層A
および結晶性プロピレンランダム共重合体層Cか
ら構成され、蓋材と結合される容器本体は、
結晶性ポリプロピレン層Dおよびアルミニウム箔
2から構成され、C層とD層とはヒートシール部
3を介して接合している。 実施例 以下に本発明の実施例及び比較例をあげて詳細
に説明する。なお、実施例における%及び部は重
量基準である。また、評価は次の試験方法により
行つた。 (1) 密封強度:ヒートシールにより接着させた積
層物から幅15mmの試験片を切り取り、引張速度
300mm/分でヒートシールを角度90゜で剥離させ
た際の強度で示した。 (2) 耐熱性:密封後の容器を120℃×60分間の熱
水処理を行い、層間剥離及び白化現像の有無を
観察した。 (3) 剥離界面外観:密封容器を手で開封した際の
界面を観察し、平滑なものを良、平滑でないも
のを不良とした。 実施例1〜9、比較例1、2 蓋材の中間層Aとして、結晶性プロピレン−エ
チレンランダム共重合体(エチレン含有量3.6%、
MFR=9.0g/10分、以下PPランダムという)、
低密度ポリエチレン(密度=0.923g/cm3、MI=
6.0g/10分、以下LDPEという)及びエチレン
−プロピレンゴム(ムーニー粘度ML1+8(127℃)
25、エチレン含有量=40%、以下EPRという)
とを表−1に示す割合で混合した組成物、外層B
としてホモポリプロピレン(MFR=9.0g/10
分、以下ホモPPという)並びに外層Cとして結
晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体(エ
チレン含有量3.6%、MFR=9.0g/10分、以下
PPランダムという)とを、T−ダイ法のブラツ
クボツクスタイプの共押し装置に供給し、温度
240℃で共押出して3層フイルムを得た。このフ
イルムのホモPP側に、Al箔をドライラミネイト
で積層して表−1に示すような蓋材を得た。 一方、PPランダムで成形したキヤストフイル
ム(CPP)に、Al箔を積層した複合材
(CPP50μ/Al130μ)を使用して、CPPを内側と
する容器本体(69mmφ×27mm、シール幅3mm)を
成形した。 この容器本体にコーンポタージユスープを充填
し前記の蓋材をPPランダム側をシール面として
容器のCPP側と接するように被蓋した後、表−
1に示すヒートシール条件で容器を密封した。得
られた各容器について、耐熱性の評価を行つたが
いずれも異常がなく良好な外観が得られた。ま
た、冷却後の容器は手で開封することができ、そ
の剥離界面も平滑できれいであつた。密封強度、
耐熱性及び剥離界面の結果を表−1に示した。 比較のために、本発明の蓋材を用いない場合
(比較例1)及び本発明のヒートシール条件で密
封しなかつた場合の容器(比較例2)についても
同様の評価を行いその結果を表−1に併記した。
表−1の結果から明らかなように、比較例1は開
封性及び剥離界面、比較例2は密封性にそれぞれ
問題があつた。
【表】
【表】
発明の効果
本発明の容器は、特定の3層フイルムの蓋材及
びそのヒートシール条件により、レトルト可能な
密封強度を有し、しかも手で滑めらかに開封する
ことができる。又、剥離界面にはシーラントの糸
引きもなく平滑である。
びそのヒートシール条件により、レトルト可能な
密封強度を有し、しかも手で滑めらかに開封する
ことができる。又、剥離界面にはシーラントの糸
引きもなく平滑である。
図1は、本発明のレトルト可能な開封性容器の
一具体化例を示す断面図である。 〔符号の説明〕、……蓋材、1……蓋材のア
ルミニウム箔、A……蓋材の中間層、B……蓋材
のホモポリプロピレン層、C……蓋材の結晶性プ
ロピレンランダム共重合体層、……容器本体、
2……容器本体のアルミニウム箔、D……容器本
体の結晶性ポリプロピレン層、3……蓋材と容器
本体とのヒートシール部。
一具体化例を示す断面図である。 〔符号の説明〕、……蓋材、1……蓋材のア
ルミニウム箔、A……蓋材の中間層、B……蓋材
のホモポリプロピレン層、C……蓋材の結晶性プ
ロピレンランダム共重合体層、……容器本体、
2……容器本体のアルミニウム箔、D……容器本
体の結晶性ポリプロピレン層、3……蓋材と容器
本体とのヒートシール部。
Claims (1)
- 1 (イ)結晶性プロピレンランダム共重合体、(ロ)ポ
リエチレン及び(ハ)オレフイン系共重合体ゴムとか
らなる組成物を中間層Aとし、片面にホモポリプ
ロピレン層B並びに他の片面に結晶性プロピレン
ランダム共重合体層Cを積層してなるフイルムの
該B層側にアルミニウム箔を積層してなる蓋材
を、結晶性ポリプロピレン層Dを内層とするアル
ミニウム容器本体に、ヒートシールにより該C
層とD層とが接するように被蓋した構造で、かつ
ヒートシール後の該A,B,C及びD層の合計厚
さが、ヒートシール前の合計厚さの50%以下とな
るようにしたレトルト可能な剥離開封性容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137286A JPS62199436A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | レトルト可能な開封性容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137286A JPS62199436A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | レトルト可能な開封性容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62199436A JPS62199436A (ja) | 1987-09-03 |
| JPH0414873B2 true JPH0414873B2 (ja) | 1992-03-16 |
Family
ID=12606592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4137286A Granted JPS62199436A (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | レトルト可能な開封性容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62199436A (ja) |
-
1986
- 1986-02-28 JP JP4137286A patent/JPS62199436A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62199436A (ja) | 1987-09-03 |
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