JPH04151215A - ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品およびその製造方法 - Google Patents

ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品およびその製造方法

Info

Publication number
JPH04151215A
JPH04151215A JP2258134A JP25813490A JPH04151215A JP H04151215 A JPH04151215 A JP H04151215A JP 2258134 A JP2258134 A JP 2258134A JP 25813490 A JP25813490 A JP 25813490A JP H04151215 A JPH04151215 A JP H04151215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass fiber
molded product
resin layer
thermoplastic resin
reinforced thermoplastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2258134A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yamada
孝一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIYOUDENSHIYA KK
Furukawa Electric Co Ltd
Ube Exsymo Co Ltd
Original Assignee
SHIYOUDENSHIYA KK
Furukawa Electric Co Ltd
Ube Nitto Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIYOUDENSHIYA KK, Furukawa Electric Co Ltd, Ube Nitto Kasei Co Ltd filed Critical SHIYOUDENSHIYA KK
Priority to JP2258134A priority Critical patent/JPH04151215A/ja
Publication of JPH04151215A publication Critical patent/JPH04151215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品および
その製造方法に係り、特に、ガラス繊維強化熱可塑性樹
脂シートをスタンピング成形してなるガラス繊維強化熱
可塑性樹脂製成形品およびその製造方法に関する。
[従来の技術] 繊維強化熱可塑性樹脂製成形品は、機械的強度に優れて
いることから、種々の分野で使用されている。特に、熱
可塑性樹脂を各種の繊維で強化したシート(一般にFR
TPスタンパブルシートと称される)を圧縮成形してな
る成形品は、同様の繊維強化樹脂の射出成形品と比べて
繊維による補強効果が顕著であるため、高強度、高耐衝
撃性が要求される分野で利用されている。
繊維強化熱可塑性樹脂製成形品の中でも、ポリプロピレ
ンをガラス繊維で強化したFRTPスタンパブルシート
の成形品は、機械的特性、熱的特性、耐薬品性、成形性
等の諸物性と生産コスートとのバランスがよいため、自
動車、通信機器、土木・建築等の分野で使用されている
このガラス繊維を強化材とするFRTPスタンパブルシ
ートを材料として成形品を製造するには、まず、FRT
Pスタンパブルシートを、目的とする成形品の重量およ
び成形に使用する成形型(金型)の形状に合わせて適当
な大きさに裁断して原板とし、この原板(ブランクと称
される)を遠赤外線ヒーター等により加熱してFRTP
スタンパブルシートを構成する熱可塑性樹脂(マトリ・
ンクス樹脂)が溶融したホットブランクとする。次に、
このホットブランクを必要枚数重ね合わせて金型内に配
した後、金型を閉じ、圧縮によりホットブランクを流動
させることにより所定形状に成形する。この後、金型を
閉じたまま冷却固化させることにより、FRTPスタン
パブルシートの成形品が得られる。このような成形方法
は、一般に、スタンピング成形と称される。
ガラス繊維を強化材とするFRTPスタンパブルシート
をスタンピング成形してなるガラス繊維強化熱可塑性樹
脂製成形品は、軽量で機械的強度、特に剛性や耐衝撃性
に優れ、かつ生産性にも優れるという利点を有している
反面、強化材であるガラス繊維の一部がマトリックス樹
脂に包まれずに成形品表面に露出する現象があるために
、成形品の取扱上において過敏な人が直接触れるとチク
チクやかゆみを感じることがあり、衛生上好ましくない
という難点や、成形品が屋外に曝露されていると比較的
短期間でガラス繊維の露出が顕著になってくるという難
点を有している。
これらの難点を解決する方法としては、成形品の表面に
塗装を施し、塗装層により露出しているガラス繊維を被
覆する方法、成形品の表面に別工程により得た樹脂シー
トを接着剤により固着させ、この樹脂シートにより露出
しているガラス繊維を被覆する方法等が試みられており
、いずれの方法によっても、難点であった取扱上の衛生
性および耐候性の向上したガラス繊維強化熱可塑性樹脂
製成形品が得られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品の
表面に塗装を施すことにより取扱上の衛生性や耐候性の
向上を図る方法では、ガラス繊維の濡れ性とガラス繊維
強化熱可塑性樹脂のマトリックス樹脂の濡れ性とが異な
るために、露出しているガラス繊維を塗装層により被覆
するためには相当回数の塗布、乾燥を繰返さなければな
らず、目的とする成形品を得るまでの工程が煩雑になっ
て、スタンピング成形によるガラス繊維強化熱可塑性樹
脂製成形品が有する生産性が高いという利点を損なうと
いう難点がある。
また、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品の表面に、
別工程により得た樹脂シートを接着剤により固着させる
ことにより取扱上の衛生性や耐候性の向上を図る方法に
おいても、接着剤の塗布、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂
製成形品と樹脂シートの圧着・保持、乾燥といった工程
が新たに必要となるために、目的とする成形品を得るま
での工程が煩雑になって、スタンピング成形によるガラ
ス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品か有する生産性が高い
という利点を損なうという難点がある。
したがって本発明の目的は、取扱上の衛生性および耐候
性が向上したガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品であ
って高い生産性の下に製造することが可能なガラス繊維
強化熱可塑性樹脂製成形品、ならびに取扱上の衛生性お
よび耐候性が向上したガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成
形品を高い生産性の下に製造することか可能なガラス繊
維強化熱可塑性樹脂製成形品の製造方法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するためになされたものであり
、本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品は、ガ
ラス繊維強化熱可塑性樹脂層と、このガラス繊維強化熱
可塑性樹脂層と熱接着した樹脂層とを有し、前記ガラス
繊維強化熱可塑性樹脂層の表面の少なくとも一部が前記
樹脂層により被覆されていることを特徴とするものであ
る。
また本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品の製
造方法は、ガラス繊維を強化材とする複数枚のホットブ
ランクを積層してなる積層体を、一対の成形型によりス
タンピング成形してガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形
品を製造するにあたり、前記ホットブランクのマトリッ
クス樹脂に対して熱接着性を示す樹脂層用成形物を、前
記一対の成形型の少なくとも一方の型内に配して、前記
樹脂層用成形物と前記積層体を構成するホ・ントブラン
クの少なくとも一部とを熱接着させつつ前記一対の成形
型によりスタンピング成形することを特徴とするもので
ある。
以下、本発明の詳細な説明する。
まず、本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品に
ついて説明すると、このガラス繊維強化熱可塑性樹脂製
成形品は、前述したように、ガラス繊維強化熱可塑性樹
脂層と、このガラス繊維強化熱可塑性樹脂層と熱接着し
た樹脂層とを有している。
本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品を構成す
るガラス繊維強化熱可塑性樹脂層は、ガラス繊維を強化
材とする複数枚のFRTPスタンパブルシートがスタン
ピング成形されてなるもの、すなわちガラス繊維を強化
材とする複数枚のホットブランクがスタンピング成形さ
れてなるものである。このときのFRTPスタンパブル
シートの種類は特に限定されるものではなく、従来より
ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品の材料として使用
されている、ラミネート法、乾式法、湿式法等の方法に
より製造された、ガラス繊維を強化材とするFRTPス
タンパブルシートを用いることができる。
また、本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品を
構成する樹脂層は、上述したガラス繊維強化熱可塑性樹
脂層中に含まれるガラス繊維が成形品表面に露出するの
を防止するためのものであり、その厚さは、ガラス繊維
の成形品表面への露出を防止することができれば、特に
限定されるものではない。また樹脂層の組成は、ガラス
繊維強化熱可塑性樹脂層の材料であるホットブランク(
FRTPスタンパブルシート)のマトリックス樹脂と熱
接着可能な組成を有するものであれば特に限定されるも
のではなく、材料として用いるホットブランクのマトリ
ックス樹脂の種類に応じて適宜決定される。
例えばホットブランクのマトリックス樹脂がポリプロピ
レンである場合には、樹脂層の原料として、プロピレン
ホモポリマー、プロピレンを主成分とするα−オレフィ
ンとの共重合体ポリプロピレン、前記共重合体ポリプロ
ピレンと前記プロピレンホモポリマーとのブレンド物、
ポリプロピレンを不飽和カルボン酸もしくはその誘導体
で変性させた変性ポリプロピレン等の樹脂の単独物や、
前記樹脂に各種顔料、紫外線吸収剤、耐光剤、酸化防止
剤、導電性のフィラー等を添加してなる組成物等を用い
ることができる。
したがって、本明細書における樹脂層とは、樹脂のみか
らなる層以外に、樹脂のほかに顔料、紫外線吸収剤、耐
光剤、酸化防止剤、導電性のフィラー等を含有する混合
物からなる層をも含むものとする。
顔料が添加された樹脂を用いることにより、取扱上の衛
生性および耐候性と合わせて色彩的な外観も向上したガ
ラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品を得ることが可能と
なる。また、紫外線吸収剤、耐光剤、酸化防止剤等が添
加された樹脂を用いることにより、取扱上の衛生性と合
わせて耐候性が特に向上したガラス繊維強化熱可塑性樹
脂製成形品を得ることが可能となる。さらに、導電性の
フィラーが添加された樹脂を用いることにより、取扱上
の衛生性および耐候性の向上と合わせてEMI (電磁
波障害)シールド性や電波反射性が付与されたガラス繊
維強化熱可塑性樹脂製成形品を得ることが可能となる。
本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品は、前述
したガラス繊維強化熱可塑性樹脂層と、このガラス繊維
強化熱可塑性樹脂層と熱接着した樹脂層とを有し、ガラ
ス繊維強化熱可塑性樹脂層の表面の少なくとも一部は樹
脂層により被覆されている。したがって、樹脂層により
ガラス繊維強化熱可塑性樹脂層が被覆されている部分の
成形品表面においては、ホットブランク(FRTPスタ
ンパブルシート)の強化材として用いたガラス繊維は露
出していない。
このようにしてなる本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹
脂製成形品は、例えば下記■や■の方法により製造する
ことができる。
■ ガラス繊維を強化材とするホットブランク(FRT
Pスタンパブルシート)を所望形状にスタンピング成形
した成形物と、この成形物の一面と相似する一面を有す
る形状に成形した樹脂製成形物とを、相似する面同士を
当接させて、振動融着法により両者を熱接着させて製造
する。
■ 後述する、本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製
成形品の製造方法に基づいて製造する。
次に、本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品の
製造方法(以下、単に本発明の製造方法という)につい
て説明すると、この製造方法においては、前述したよう
に、ガラス繊維を強化材とする複数枚のホットブランク
を積層してなる積層体と、このホットブランクのマトリ
ックス樹脂に対して熱接着性を示す樹脂層用成形物とを
、熱接着させつつ一対の成形型によりスタンピング成形
する。
本発明の製造方法において用いる、ホットブランクのマ
トリックス樹脂に対して熱接着性を示す樹脂層用成形物
の組成は、ホットブランクのマトリックス樹脂と熱接着
可能なもの、すなわち、材料として用いるFRTPスタ
ンパブルシートのマトリックス樹脂と熱接着可能なもの
であれば特に限定されるものではなく、前述した本発明
のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品における樹脂層
の組成と同様に、材料として用いるFRTPスタンパブ
ルシートのマトリックス樹脂の種類に応じて適宜決定さ
れる。
そして、この樹脂層用成形物は、目的とするガラス繊維
強化熱可塑性樹脂製成形品において外観を向上させよう
とする部分を覆い得る面積を有するシート状またはフィ
ルム状の成形物、あるいは成形に用いる一対の成形型を
構成する一方の型の内面形状と相似する一面を有する形
状の成形物等であることが好ましく、高い生産性を維持
する上からは、シート状またはフィルム状の成形物であ
ることが特に好ましい。シート状の樹脂層用成形物やフ
ィルム状の樹脂層用成形物は、例えば押出し成形法によ
り得ることができる。また、一対の成形型を構成する一
方の型の内面形状と相似する一面を有する形状の樹脂層
用成形物は、例えば押出し成形により得たシート状の樹
脂層用成形物を真空成形や圧空成形等の方法で所望形状
に成形することにより、あるいは樹脂層用成形物の原料
である樹脂をブロー成形等の方法で所望形状に成形する
こと等により得ることができる。
このような樹脂層用成形物と熱接着されつつ成形される
、ガラス繊維を強化材とするホットブランクを積層して
なる積層体(以下、ホットブランク積層体という)は、
目的とする成形品の重量や成形に使用する成形型の形状
等に応じて、複数枚のホットブランクを積層してなる。
ホットブランク積層体を構成するホットブランクのマト
リックス樹脂の種類や補強材であるガラス繊維の種類お
よび形状、すなわちガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形
品の材料として使用するガラス繊維を強化材とするFR
TPスタンパブルシートの種類は特に限定されるもので
はなく、前述した本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂
製成形品におけるガラス繊維強化熱可塑性樹脂層と同様
に、ラミネート法、乾式法、湿式法等の方法により製造
された、ガラス繊維を強化材とするFRTPスタンパブ
ルシートを用いることができる。
また、ホットブランク積層体の構成は、前述のように、
目的とする成形品の重量や成形に使用する成形型の形状
等に合わせて適宜選択される。ホットブランク積層体の
構成を、熱接着および成形の際に樹脂層用成形物とホッ
トブランク積層体との界面に気泡が残留するのを抑止で
きる構成とすることにより、取扱上の衛生性および耐候
性と合わせて外観にも優れたガラス繊維強化熱可塑性樹
脂製成形品を得ることができる。
樹脂層用成形物とホットブランク積層体との界面に気泡
が残留するのを抑止できるホットブランク積層体の構成
は、成形条件、目的とするガラス繊維強化熱可塑性樹脂
製成形品の形状等により異なるため特定することはでき
ないが、例えば、樹脂層用成形物として300X300
mm、厚み0.51のシート状成形物を用い、成形型と
して300X300mmの平板金型を用いて、加圧力9
0〜270トン(100〜300kg/c−に相当)、
加圧速度4〜40mm/秒の成形条件で平板に成形する
場合においては、成形時に上記シート状成形物と直接当
接するホットブランク(ホットブランク積層体において
、最もシート状成形物側に位置するホットブランク)の
当接面の面積が、シート状成形物の当接面全体の面積の
約90%以下となるようにホットブランク積層体を構成
することが好ましい。
また、樹脂層用成形物として600X600mm、厚み
0. 5mmのシート状成形物を用い、成形型として6
00X600+nmの平板金型を用いて、加圧力360
〜1080トン(100〜300kg/c++tに相当
)、加圧速度4〜40關/分の成形条件で平板に成形す
る場合においては、成形時に上記シート状成形物と直接
当接するホットブランク(ホットブランク積層体におい
て、最もシート状成形物側に位置するホットブランク)
の当接面の面積が、シート状成形物の当接面全体の面積
の約25%以下となるようにホットブランク積層体を構
成することが好ましい。
本発明の製造方法においては、前述した樹脂層用成形物
と上述したホットブランク積層体を構成するホットブラ
ンクの少なくとも一部とを、前述したように、熱接着さ
せつつ一対の成形型によりスタンピング成形する。
このときの成形条件は、樹脂層用成形物とホットブラン
ク積層体とを熱接着させつつ成形できさえすれば特に限
定されるものではなく、両者が熱接着すように熱的条件
に配慮する以外は、常法にしたがって条件設定すること
ができる。この熱的条件は、成形時の加圧力、成形時間
、樹脂層用成形物中の樹脂の融点や該成形物の厚さ(重
量)、ホットブランク積層体の重量等に応じて、樹脂層
用成形物とホットブランク積層体とが熱接着するよう、
ホットブランク積層体の温度や熱量、成形型の温度等を
適宜変更すること等により調節することができる。
このようにして得られるガラス繊維強化熱可塑性樹脂製
成形品の表面の少なくとも一部は、ホットブランク積層
体と熱接着した樹脂層用成形物からなる樹脂層により被
覆されており、この部分には、FRTPスタンパブルン
ートノー化材として用いたガラス繊維か露出していない
[作 用コ 本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品は、ガラ
ス繊維強化熱可塑性樹脂層と、このガラス繊維強化熱可
塑性樹脂層と熱接着した樹脂層とを有し、ガラス繊維強
化熱可塑性樹脂層の表面の少なくとも一部は樹脂層によ
り被覆されている。
したがって、樹脂層によりガラス繊維強化熱可塑性樹脂
層が被覆されている部分の成形品表面においては、ガラ
ス繊維強化熱可塑性樹脂層の材料であるホットブランク
(FRTPスタンパブルシート)の強化材として用いた
ガラス繊維が露出しておらず、これにより、取扱上の衛
生性および耐候性が向上している。
また、本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品は
、ガラス繊維を強化材とするホットブランク(FRTP
スタンパブルシート)を所望形状にスタンピング成形し
た成形物と、この成形物の一面と相似する一面を有する
形状に成形した樹脂製成形物とを、相似する面同士を当
接させて、振動融着法により両者を熱接着させる方法や
、本発明の製造方法等により製造することができ、塗装
層により露出しているガラス繊維を被覆する方法や成形
品の表面に別工程により得た樹脂シートを接着剤により
固着さる方法等の従来法に比べて、目的とする成形品を
製造するための工程が少なくて済む。
したがって本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形
品は、取扱上の衛生性および耐候性を高めた従来の成形
品に比べて、高い生産性の下に製造することができる。
本発明の製造方法によれば、樹脂層用成形物とホットブ
ランク積層体との熱接着および成形を一工程のスタンピ
ング成形により行うことができるため、特に高い生産性
を得ることができる。
さらに本発明の製造方法において、樹脂層用成形物とし
て所望の色を発色する顔料を含有する樹脂からなる成形
物を用いることにより、取扱上の衛生性および耐候性の
向上と合わせて色彩的に優れた外観を呈するガラス繊維
強化熱可塑性樹脂製成形品を得ることができる。また樹
脂層用成形物として紫外線吸収剤、耐光剤、酸化防止剤
、導電性のフィラー等を含有する樹脂からなる成形物を
用いることにより、取扱上の衛生性の向上と合わせて耐
候性が特に向上したガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形
品や、取扱上の衛生性および耐候性の向上と合わせて他
の機能が付与されたガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形
品を得ることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1 ガラス繊維強化熱可塑性樹脂層の材料であるガラス繊維
を強化材とするFRTPスタンパブルシートとして、ポ
リプロピレンをマトリックス樹脂としてラミネー)・法
により得たシート(商品名:アズデルP11378K、
宇部日東化成■製)を用い、樹脂層用成形物の材料とし
て、エチレンプロピレンランダムコポリマー(商品名:
UBEポリプロFL453、宇部興産■製)100重量
部と東京インキ■製の赤色マスターバッチであるTPM
50209 (商品名、赤色顔料が添加されたポリプロ
ピレン)1重量部とからなる顔料含有樹脂を押出し成形
した厚さ0. 5mmのシート状成形物を用いて、本発
明の製造方法に基づいて以下の要領で本発明のガラス繊
維強化熱可塑性樹脂製成形品を製造した。
まず、上記シート状成形物を300X300mmの大き
さに裁断して樹脂層用成形物とし、この樹脂層用成形物
を、熱媒循環装置により表面温度を90℃に制御した雌
雄一対の成形型からなる300mm角の平板金型の下型
に配置した。また前記FRTPスタンパブルシートを2
00X200mmの大きさに裁断してなる4枚のブラン
クを、このブランクの表面温度か200±10℃となる
ように遠赤外線ヒーターで加熱して、4枚のホットブラ
ンクを得た。
次に、これら4枚のホットブランク(重量ニア04g)
を、下型に配置しておいたシート状成形物上に順次積層
して、ホットブランク積ri体とした。
この後、加圧力135トン、加圧速度12mm/秒の条
件で成形型を閉じ、この状態で120秒間加圧冷却して
、4枚のホットブランクが成形されてなるガラス繊維強
化ポリプロピレン層と顔料含有樹脂からなる樹脂層とを
有し、ガラス繊維強化ポリプロピレン層の一表面が、こ
のガラス繊維強化ポリプロピレン層と熱接着した樹脂層
により被覆された、300X300X7.Ommの大き
さのガラス繊維強化ポリプロピIノン製成形品を得た。
このようにして得られたカラス繊維強化ポリプロピレン
製成形品の表面において、樹脂層によりガラス繊維強化
ポリプロピレン層か被覆されている部分には、FRTP
スタンパブルンートノー化材として用いたカラス繊維か
露出していなかった。
また樹脂層により被覆されている部分は、樹脂層用成形
物(シート状成形物)中に含まれていた赤色顔料により
赤色を呈しており、かっ、ガラス繊維強化ポリプロピレ
ン層と樹脂層との界面に気泡は認められず、優れた外観
を呈していた。
さらに、樹脂層に十字状の切れ目を入れ、この樹脂層と
ガラス繊維強化ポリプロピレン層との剥離を試みたが、
容易には剥離しなかった。
なお、材料として用いた、ガラス繊維を強化材とするF
RTPスタンパブルシートの種類、樹脂層用成形物中に
含まれる樹脂の種類、ホットブランク積層体の構成と重
量、成形型の表面温度、および冷却加圧時間を一覧にし
て、表−1に示す。
実施例2〜6 ガラス繊維を強化材とするFRTPスタンパブルシート
の種類、樹脂層用成形物中に含まれる樹脂の種類、ホッ
トブランク積層体の構成と重量、成形型の表面温度、お
よび冷却加圧時間を、表−1に示すように種々変えた以
外は実施例1と同様にして、300X300X5.4〜
7.4關の大きさのガラス繊維強化ポリプロピレン製成
形品を得た。
得られた各ガラス繊維強化ポリプロピレン製成形品の一
表面は、実施例1と同様に、ガラス繊維強化ポリプロピ
レン層と熱接着した樹脂層により被覆されており、この
部分には、FRTPスタンパブルシートの強化材として
用いたガラス繊維が露出していなかった。
また、この部分は、樹脂層用成形物中に含まれていた赤
色顔料により赤色を呈しており、かつ、ガラス繊維強化
ポリプロピレン層と樹脂層との界面に気泡は認められず
、優れた外観を呈していた。
実施例7〜9 雌雄一対の成形型からなる600mm角の平板金型を用
い、樹脂層用成形物として実施例1で用いたシート状成
形物を600X600w+mの大きさに裁断したものを
用い、ホットブランク積層体の構成および重量を表−1
に示すように種々変えた以外は実施例1と同様にして、
600X600X5、 6mmの大きさのガラス繊維強
化ポリプロピレン製成形品を得た。
得られた各ガラス繊維強化ポリプロピレン製成形品の一
表面は、実施例1と同様に、ガラス繊維強化ポリプロピ
レン層と熱接着した樹脂層により被覆されており、この
部分には、FRTPスタンパブルシートの強化材として
用いたガラス繊維か露出していなかった。
また、この部分は、樹脂層用成形物中に含まれていた赤
色顔料により赤色を呈しており、実施例7て得られたガ
ラス繊維強化ポリプロピレン製成形品においては、ガラ
ス繊維強化ポリプロピレン層と樹脂層との界面に気泡は
認められず、優れた外観を呈していた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のガラス繊維強化熱可塑性
樹脂製成形品の表面の少なくとも一部には、材料である
FRTPスタンパブルシートの強化材として用いたガラ
ス繊維が露出していない。
また、このガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品は、本
発明の製造方法等により、取扱上の衛生性および耐候性
を向上させ得る従来法に比べて少ない工程数で製造する
ことができる。
したがって本発明のガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形
品およびその製造方法によれば、取扱上の衛生性および
耐候性か向上したガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品
を高い生産性の下に提供することが可能となる。
出願人  宇部日東化成株式会社 代理人  弁理士 中 村 静 男

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維強化熱可塑性樹脂層と、このガラス繊
    維強化熱可塑性樹脂層と熱接着した樹脂層とを有し、前
    記ガラス繊維強化熱可塑性樹脂層の表面の少なくとも一
    部が前記樹脂層により被覆されていることを特徴とする
    ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品。
  2. (2)ガラス繊維を強化材とする複数枚のホットブラン
    クを積層してなる積層体を、一対の成形型によりスタン
    ピング成形してガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品を
    製造するにあたり、 前記ホットブランクのマトリックス樹脂に対して熱接着
    性を示す樹脂層用成形物を、前記一対の成形型の少なく
    とも一方の型内に配して、前記樹脂層用成形物と前記積
    層体を構成するホットブランクの少なくとも一部とを熱
    接着させつつ前記一対の成形型によりスタンピング成形
    することを特徴とする、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製
    成形品の製造方法。
JP2258134A 1990-09-27 1990-09-27 ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品およびその製造方法 Pending JPH04151215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2258134A JPH04151215A (ja) 1990-09-27 1990-09-27 ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2258134A JPH04151215A (ja) 1990-09-27 1990-09-27 ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04151215A true JPH04151215A (ja) 1992-05-25

Family

ID=17315989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2258134A Pending JPH04151215A (ja) 1990-09-27 1990-09-27 ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04151215A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959838B2 (en) 2002-11-28 2011-06-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Epoxy resin for prepreg, prepreg, fiber-reinforced composite material and methods for production thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959838B2 (en) 2002-11-28 2011-06-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Epoxy resin for prepreg, prepreg, fiber-reinforced composite material and methods for production thereof
US8470435B2 (en) 2002-11-28 2013-06-25 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Epdxy resin for prepreg, prepreg, fiber-reinforced composite material, and methods for production thereof
US8486518B2 (en) 2002-11-28 2013-07-16 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Epoxy resin for prepreg, prepreg, and fiber-reinforced composite material and methods for production thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0361823A3 (en) A process for forming a composite structure of thermoplastic polymer and sheet molding compound
CN1946533B (zh) 用于同时装饰和注塑的片材和经装饰的树脂模塑体
US6416866B1 (en) Molded article and surface covering sheet therefor
EP0868995A3 (en) Method of molding automobile outer trim part, laminated film or sheet for use therein and automobile outer trim part
JP2016203436A (ja) 合成樹脂表皮材、その製造方法及び合成樹脂表皮材を用いた成形体
JP2923281B1 (ja) アクリルフィルムインサート成形品とその製造方法
JP2003170546A (ja) 射出成形同時加飾用シート及び加飾成形品
JPH04151215A (ja) ガラス繊維強化熱可塑性樹脂製成形品およびその製造方法
JP3572823B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法
JP3132909B2 (ja) 射出成形品の製造方法
JP2000043094A (ja) 射出成形同時絵付用転写シート、及び射出成形同時絵付方法
JP2020093508A (ja) 加飾シート及び成形品の製造方法
JP2004098343A (ja) 加飾シートおよび加飾frp成形品の製造方法
JP4659967B2 (ja) 射出成形同時絵付用シートの製造方法及び樹脂成形品
JP2000289178A (ja) 加飾成形品
JP4374937B2 (ja) 凹凸模様を形成する発泡インモールドラベル付成形体
JP2726226B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂シートのスタンプ成形方法
JP2003266615A (ja) 加飾成形用シート及び加飾成形品
JP2888596B2 (ja) 積層成形体およびその製造方法
JP2000043087A (ja) 射出成形同時絵付用シート、射出成形同時絵付方法、及び成形品
JP4926313B2 (ja) 成形同時加飾品の製造方法
JPH11277695A (ja) 成形品
JP2000355081A (ja) 予備成形用加飾シート
JPH06106556A (ja) 着色ウレタンエラストマー成形品の製造方法
JP2000043084A (ja) 射出成形同時絵付用シート、射出成形同時絵付方法、及び成形品