JPH0415224A - ポリアミノ酸およびその製造方法 - Google Patents

ポリアミノ酸およびその製造方法

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JPH0415224A
JPH0415224A JP11819690A JP11819690A JPH0415224A JP H0415224 A JPH0415224 A JP H0415224A JP 11819690 A JP11819690 A JP 11819690A JP 11819690 A JP11819690 A JP 11819690A JP H0415224 A JPH0415224 A JP H0415224A
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Akira Takizawa
滝澤 章
Takatoshi Kinoshita
隆利 木下
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は規則性の良い一次構造を有するポリアミノ酸お
よびその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
生体膜の持っている、特定の物質に対する選択透過性、
情報伝達、細胞間の相互認識といった機能は、膜タンパ
ク譬とリン脂質二分子膜との相互作用に依存していると
考えられている。
チャネルを形成するような膜タンパク質の一次構造は、
親・疎水性アミノ酸の周期的配列から成り、これがα−
ヘリックスを形成して二分子膜内で会合することにより
、チャネル内部に親水性残基が、脂質側に疎水性残基が
配向した安定なチャネル構造が形成されると言われてい
る。
一方、側鎖にアミド基を有するポリマーを、ケン化する
ことにより、アミノ基を有するポリマーに変換すること
は一般に知られている。
また、アミド基とアミノ基とを一分子中に有するポリマ
ーは、これら側鎖を有する七ツマ−の重合により得られ
ることも一般に知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
膜タンパク賞様物質として、規則性の良い一次構造を有
するポリアミノ酸を製造するために、前者の方法を用い
ると、側鎖アミド基を有するポリアミノ酸を均−溶液系
で加水分解することにより、アミド基を一定量のアミノ
基に変換することは可能であるが、−次構造はランダム
になってしまう。
又、後者の方法では、アミド基とアミノ基の量比を一定
の割合に調整することは出来るが、この二つの基を規則
正しく配列させること、即ち、分子の一次構造を制御す
ることは出来ず、ランダムな一次構造をもつものしか製
造することはできなかった。
本発明は、アミド基側鎖を有するアミノ酸単位とアミノ
基側鎖を有するアミノ酸単位とが規則正しく配列した規
則性の良い一次構造を有するポリアミノ酸およびその製
造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は下記一般式(1)で示されるアミド
基側鎖を有する構成単位と下記一般式(If)で示され
るアミノ基側鎖を有する構成単位とからなる、α−へリ
ックス構造を有するポリアミノ酸であって、該α−へリ
ンクス構造による棒状分子の軸方向特定の部分側面が、
実質的に一般式(II)で示されるアミノ基側鎖の構成
単位であることを特徴とする平均重合度10以上のポリ
アミノ酸 +HN−CH−Co−← ・ ・ ・ ・ (I)(式
中、Xは2価の有機基を表わし、Rは水素、アルキル基
またはアラルキル基を表わし、R′は一価の有機基を表
わす。) −(−HN −CH−CO−+−・ ・ ・ ・ (I
l)(式中、XおよびRは前記式(I)に同じ)および
、α−へリンクス構造を有し側鎖にアミド基を含有する
ポリアミノ酸の単分子膜を水面上に形成した後、水相に
アルカリ溶液を添加して水中に存在するアミド基を選択
的に加水分解することを特徴とする上記ポリアミノ酸の
製造方法を要旨とするものである。
本発明に用いるα−へリソクス構造を有し、側鎖にアミ
ド基を含有するポリアミノ酸としては、前記一般式(1
)で示される繰返し単位からなるポリアミノ酸を挙げる
ことができる。
一般式(1)において、Xは2価の有機基、Rは水素、
アルキル基またはアラルキル基を表わすが、Rのアルキ
ル基としては、メチル、エチル、プロピル、ヘキシル、
オクチル等及び炭素数18程度までの長鎖アルキル基が
好ましく挙げられ、またアラルキル基としてはベンジル
基、フェネチル基等が好ましく挙げられる。これらのう
ち、特に好ましいのは水素である。またXとしてはアル
キレン基、又はポリアルキレンアミド基が好ましく挙げ
られる。
一般式(1)を与えるモノアミノ酸としては、L−リジ
ン、グルタミン酸、アスパラギン酸が挙げられ、一般式
(1)の単位からなるポリアミノ酸としては、ポリ(N
 −トリフルオロアセチルし一リジン)、ポリ[N−1
−リフルオロアセチル−し−グルタミン]、ポリ 〔N
 −(β−トリクロロアセチルアミノエチル)−L−グ
ルタミン〕、ポリ (N−)リフルオロアセチル−しア
スパラギン〕、ポリ〔N −(β−トリフルオロアミノ
エチル)−L−アスパラギン]等が挙げられる。
これらポリアミノ酸は、α−アミノ酸−N−無水物(い
わゆるNCA)の重合により得られる。
例えば、ポリ(N −トリフルオロアセチル−し−リジ
ン)は、N −トリフルオロアセチル−しリジン無水物
を、有機アミン、アルコラード、水、アルカリ等の触媒
を用いて公知の方法で重合することにより得られる。
単分子膜の製造は、常法(例えば、新実験化学講座18
巻「界面とコロイド」 (丸善、昭和52年10月)p
、439〜497)によることができる。例えば、前記
ポリアミノ酸を、非水系でかつポリアミノ酸と非会合で
ある溶媒(好ましくは、テトラヒドロフラン、クロロホ
ルム、トリクロロエチレン、エチレンジクロライド、ヘ
ンセン等)に、溶解して0.01〜1重量%溶液を調製
し、これを水面上に展開し、膜が固体状態になる(即ち
、膜を構成するポリマーの棒状分子が回転等を起こさな
い固定化された状態となる)表面圧で調整し、α−へリ
ノクス構造を有するポリアミノ酸の単分子膜が、形成さ
れる。
次に、図面に従って、本発明の詳細な説明すると、第1
図は本発明の製造方法の各工程を示す図である。水槽1
に水を入れ、仕切り板2を移動させて清浄な水面3とす
る。次にポリアミノ酸の上記溶液をマイクロシリンジ4
を用いて一定量を水面3にゆっくり滴下し、ポリアミノ
酸単分子(α−へリソクス構造を有する棒状分子)5の
膜を展開し仕切り板2を移動させて単分子膜6を作成す
る(1−a図)。
この単分子膜を形成するポリアミノ酸単分子5は、α−
ヘリックス構造を有するので、側鎖アミド基はα−ヘリ
ックス構造を有する棒状分子の表面に、該棒状分子の断
面から見て100°の間隔をおいて存在する。即ち、ア
ミド基の配列は、その棒状分子の断面に対する投影図(
第2図)の如く、アミド基18個で5回転(3,6個/
回転)が単位周期である。ただし第2図中の番号は分子
鎖末端アミノ酸の側鎖アミド基を1として示した。
中分子膜形成時においてアミド基が水側に存在するか非
水(空気)側に在るかは棒状分子の断面に対する水のぬ
れ角度に依存するが、これを120゜に採ると、該棒状
分子表面のアミド基は概略÷水側のアミド基−空気側の
アミド基−空気側のアミド基→−のくり返しで形成され
る。
次いでアミド基の5モル以上の量のアルカリを含む水溶
液を、1−b図の如くマイクロシリンジ4等で添加し、
単分子膜6の水相側を加水分解させる。本発明において
は、ポリアミノ酸の棒状分子の回転運動が生しないほど
棒状分子間の相互作用が大きくなる状態、即ち、2層目
の膜形成がはじまる直前の2次元固体状態において、加
水分解を行なうのが好ましい。
加水分解時間は、アルカリ溶液が均−分散後5〜10分
間で十分である。加水分解反応後、アルカリと等モル量
の酸を添加し、反応を停止させる(1−0図)。酸とし
ては、塩酸、リン酸、酢酸等を挙げることができる。
単分子膜製造から中和に至る工程においての水温として
は、5〜30°Cを挙げれることができる。
かくして、水中に存在するアミド基のみ、即ち、単分子
膜の片側のみが加水分解され、概略アミノ基1ケにアミ
ド基2ケのくり返しからなる、規則性のよい一次構造を
有するポリアミノ酸が得られる。
1−d図は、本発明のポリアミノ酸の構造を示す模式図
であり、5はα−へリソクス構造による棒状体として表
わされるポリアミノ酸分子を示し、6はケン化されてい
ないアミド基側鎖部であり、斜線部7はケン化されたア
ミン基側鎖部であり、アミノ基側鎖部がα−へリンクス
構造による棒状分子の軸方向部分側面に存在することを
示す。
アミド基の加水分解可能な範囲がへリソクス断面に対し
120°の範囲であると仮定すると、次の18個のアミ
ノ酸配列をくり返し単位とする規則性のよい一次構造を
有するポリアミノ酸が得られる。
−+−E A E E A A E E A E E 
E A E E A、 A E −+−1−(ここでE
およびAは、各々前記一般式(1)のアミド基、一般式
(II)のアミノ基を有するアミノ酸単位を示す。)こ
の場合、重合度57のポリアミノ酸に対するアミノ基の
含率は36.7モル%となる。同様に加水分解可能な範
囲をioo’140°  160°に仮定した時のアミ
ノ基含率ハ、各々30モル%、40モル%、46.7モ
ル%となる。
本発明のポリアミノ酸は、平均重合度が10以上、好ま
しくは15〜1000のものであり、また、数平均分子
量が1400〜500,000、好ましくは2000−
1.50,000のものである。
本発明で得られるポリアミノ酸は、両親媒性であり、二
分子膜形成物質に膜チャネルを形成することが出来る。
従って、徐放薬剤等への応用が考えられる。
(実施例] 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
尚、本実施例におけるポリマーの重合度の測定方法は以
下の通りである。
1)皮遥Z法・・・分光蛍光測定により行った。
末端アミノ基をNBDでラヘルして、蛍光スペクトルを
測定し、ポリアミノ酸の仕込み量からアミン当量を出し
てこれを分子量とし、N  −)リフルオロアセチル−
し−リジン等の重合度を算出した。
励起波長:475r+m 発光波長+540nm *NBD  7−クロロ−4−ニトロベンゾ−2−オキ
サ−1,3−ジアゾル 実施例1 〈ポリアミノ酸溶液の調製〉 N  −トリフルオロアセチル−し−リジン無水物をテ
トラヒドロフランに7容解してl O% ?客演とし、
これにトリエチルアミンを加え室温で重合したところ、
重合度57(分子量(Mn)、12800)のポリ(N
 −トリフルオロアセチル−し−リジン)を得た。これ
を、テトラヒドロフラン(THF)で希釈し、0.1%
濃度に調製した。
く単分子膜の製造〉 前記ポリ(N−)リフルオロアセチル−し−リジン) 
 (Plys(Tfa) と略称することがある。)の
0.2%THF溶液を、室温下水面上に展開し、膜が固
体状態となる表面圧状態となる表面圧(即ち、膜を構成
するポリマー分子が固定化された状態となる表面圧)(
第3図)で調整し、α−へリンクス構造を有するポリア
ミノ酸の単分子膜を製造した。(第3図中、矢印のとこ
ろで後述する水酸化カリウム添加を行なった。) 尚、第3図における単分子膜を構成するポリマーの構成
単位の占有面積と表面圧は、前記新実験化学講座第18
巻「界面とコロイド」に記載の方法に準じて求めた。
〈単分子膜の片側面の加水分解方法〉 室温下で、水相の水酸化カリウム濃度が04モル(N−
1−リフルオロアセチル−し−リシン総残基の10S倍
モル)となるように、水酸化カリウム溶液を添加し、1
0分間加水分解反応を行なった。その後等量の塩酸で反
応を停止し、目的の片側加水分解の膜を得た。
第4図にはアルカリ加水分解反応に伴う表面圧の経時変
化を示す。(図中、矢印はKOHを添加した時点を示す
。)KOHの添加により表面圧は若干低下し約7分で定
常値に達した。このことがら固体状態のPLys (T
fa)単分子膜中では、PLys(Tfa)分子の回転
は起こらず、水相側に配向したトリフルオロアセチル側
鎖のみが選択的に加水分解されたことを確認した。
〈加水分解膜の評価〉 第5図にこの片側加水分解膜のNMRを測定した結果を
示す。
得られた片側加水分解膜のトリフルオロ酢酸系での高分
解能NMRスペクトル(第5図)の主鎖アミド基水素(
7,7ppm付近■)と側鎖水素(8、Oppm付近■
)のピークの面積の比より、し−リジンコンテントは大
過剰のKOH添加にもかかわらず34モル%であった。
またこの値はへリックス断面に対するケン化可能な範囲
を120°として得たし一リジンコンテントの計算値3
6.7モル%と良好に一致した。
[発明の効果〕 本発明方法によれば、アミド基側鎖を有するアミノ酸単
位とアミノ基側鎖を有するアミノ酸単位とが規則正しく
配列した規則性の良い一次構造を有するポリアミノ酸を
得ることができる。
本発明のポリアミノ酸は、物質の選択透過等に有用であ
り、例えば、徐放薬剤等に応用可能である。又ヘシクル
に埋め込むと、チャネルを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のポリアミノ酸の製造工程を示す図、第
2図は側鎖エステル基の配列を示す模式図、第3図はポ
リ(N −トリフルオロアセチル−L−リジン)の単分
子膜が固体状態となる表面圧を示す図、第4図は表面圧
の経時変化を示す図、第5図は本発明のポリアミノ酸の
NMRスペクトルを示す図である。 尚、第1図中1は水槽、2は仕切り板、3は清浄な水面
、4はマイクロシリンジ、5は棒状分子、6は単分子膜
をそれぞれ示す。 纂 )図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で示されるアミド基側鎖を有
    する構成単位と下記一般式(II)で示されるアミノ基側
    鎖を有する構成単位とからなる、α−ヘリックス構造を
    有するポリアミノ酸であって、該α−ヘリックス構造に
    よる棒状分子の軸方向特定の部分側面が、実質的に一般
    式(II)で示されるアミノ基側鎖を有する構成単位であ
    ることを特徴とする平均重合度10以上のポリアミノ酸
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・( I ) (式中、Xは2価の有機基を表わし、Rは水素、アルキ
    ル基またはアラルキル基を表わし、R′は一価の有機基
    を表わす。) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(II) (式中、XおよびRは前記( I )式と同じ。)
  2. (2)α−ヘリックス構造を有し側鎖にアミド基を含有
    するポリアミノ酸の単分子膜を水面上に形成した後、水
    相にアルカリ溶液を添加して水中に存在するアミド基を
    選択的に加水分解することを特徴とする、下記一般式(
    I )で示されるアミド基側鎖を有する構成単位と下記
    一般式(II)で示されるアミノ基側鎖を有する構成単位
    とからなる、α−ヘリックス構造を有するポリアミノ酸
    であって、該α−ヘリックス構造による棒状分子の軸方
    向特定の部分側面が、実質的に一般式(II)で示される
    アミノ基側鎖の構成単位である平均重合度10以上のポ
    リアミノ酸の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・( I ) (式中、Xは2価の有機基を表わし、Rは水素、アルキ
    ル基またはアラルキル基を表わし、R′は一価の有機基
    を表わす。) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(II) (式中、XおよびRは前記( I )式と同じ。)
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