JPH0415696B2 - - Google Patents
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- JPH0415696B2 JPH0415696B2 JP62087224A JP8722487A JPH0415696B2 JP H0415696 B2 JPH0415696 B2 JP H0415696B2 JP 62087224 A JP62087224 A JP 62087224A JP 8722487 A JP8722487 A JP 8722487A JP H0415696 B2 JPH0415696 B2 JP H0415696B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/02—Inorganic compounds ; Elemental compounds
- C11D3/04—Water-soluble compounds
- C11D3/046—Salts
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N59/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/48—Medical, disinfecting agents, disinfecting, antibacterial, germicidal or antimicrobial compositions
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- Environmental Sciences (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
発明の分野
本発明は、殺菌剤を用いて細菌に汚染された織
布を消毒する方法に関する。 発明の背景 織布に細菌が付着していると病気になる危険性
が大きいので、衛生の分野、特に家庭衛生や病院
等での公衆衛生の分野では、織布の消毒が当然な
がら重要である。 緑膿菌等の細菌は通常の消毒薬例えば次亜塩素
酸塩に非常に敏感である。しかし、細菌の中に
は、細菌を殺すとこの細菌で汚染されていた織布
までもだめにしてしまうような毒性をもつ細菌が
いる。 しかし、もつとも一般的な場合として、細菌、
特に非胞子生殖の細菌である大便レンサ菌、黄色
ブドウ球菌、大腸菌等の細菌により織布が汚染さ
れている場合には、最初に汚染された織布をだめ
にしない処理法が研究されている。 従来技術 このような処理法がたとえ経済的に安価なもの
であつても、殺菌効果は十分でなくてはならな
い。織布の洗浄処理を約70℃未満の温度で行つた
のでは、殺菌効果が十分とはいえない。 このことに関しては、例えばジヨアンヌ シ
ー.ウイクセル(Joanne C.WIKSELL)、メア
リー エス.ピケツト(Mary S.PICKETT)お
よびポール エー.ハートマン(Paul A.
HARTMANN)が「応用細菌学(Applied
Microbiology)」、第25巻、第3号(1973年3月)
の431〜435ページに発表した論文に記載されてい
る。 上記のことから、洗浄処理を変更する必要があ
ることがわかる。すなわち、洗浄処理の際に塩素
系の消毒薬である次亜塩素酸ナトリウムや塩素含
有有機化合物を用いる。 この消毒法は、例えば、ウイリアム ジー.ウ
オルター(William G.WALTER)とジヨン ビ
ー.シリンジヤー(John B.SCHILLINGER)
が「応用細菌学」、第29巻、第3号(1975年3月)
の368〜373ページで主張しているものである。同
様の消毒法は、ロバート アール.クリスチヤン
(Robert R.CHRISTIAN)、ジヤネツトテイー.
マンチエスター(Janet T.MANCHESTER)お
よびミカエル テイー.メローリ(Michael T.
MELLORI)が「応用環境細菌学(Applied and
Environmental Microbiology)」、第45巻、第2
号(1983年2月)の591〜597ページにも記載され
ている。 しかし、活性塩素の存在下で消毒を行うことに
は、処理装置が腐食する危険性が出てくるとか、
続いて中和処理を行う必要があるといつた大きな
欠点がある。さらに、最もよく使用されている消
毒薬である次亜塩素酸塩やクロルヘキシジン、そ
の誘導体、あるいは、病院で非常に広く使われて
いる他の消毒薬である一群のビス−ジグアニドの
場合には、着色したしみができてとれなくなると
いう欠点がある。 発明の目的 本発明の方法には従来の方法の欠点がない、す
なわち、本発明の方法を用いると、塩素系の消毒
薬を用いることなく低温で殺菌効果を向上させる
ことができる方法を提供することにある。 発明の構成 本発明は、洗浄処理とカルシウム化合物の存在
下の過酸化物漂白剤の作用とを組合せて細菌に汚
染された織布を消毒する方法において、先ず、細
菌に汚染された織布を過酸化物漂白剤なしに洗浄
処理し、次いで、錯化していない可溶性カルシウ
ムを含むアルカリ性水性浴中で上記織布にPH9〜
13、温度40〜70℃で過酸化物漂白剤を作用させる
工程によつて構成され、上記の錯化していない可
溶性カルシウムはアルカリ性水性浴の重量に対し
て0.001〜1重量%含まれ、この可溶性カルシウ
ムは、酸化カルシウム、水酸化カルシウムおよび
過酸化物漂白剤に対して不活性な陰イオンを有し
且つ解離定数が0.01以上であるカルシウム塩によ
つて構成される群の中から選択されるカルシウム
源から与えられることを特徴とする方法を提供す
る。 上記の特徴をもつ本発明の方法では洗浄処理の
後に過酸化物系漂白剤を作用させる。本発明に
は、このあとにさらに洗浄処理を行う場合と行わ
ない場合の両方が含まれるものとする。前者の場
合、2回目の洗浄処理で消毒を終わりにしてもも
ちろんかまわないが、さらに消毒を行つて、検出
される細菌の数を少なくとも1/105に減らすこと
も可能である。 錯化していない可溶化したカルシウムの量を約
0.1%未満にすると、たいていの場合に所望の消
毒効果を得ることができる。 本発明のカルシウム源としてカルシウム塩を使
用することができる。その中でもつとも一般的な
ものは塩化カルシウムである。 アルカリ性水性浴中に存在する過酸化物系漂白
剤は、例えば、過酸化水素、過ホウ酸ナトリウ
ム、過酸化炭酸ナトリウム、過酸化水素尿素の中
から選択する。 上記漂白剤を浴に注入するため、この浴中には
活性酸素が存在している。その濃度は、普通、浴
の重量に対して0.01〜0.05重量%とする。 浴には、金属イオン錯化剤、特にアルカリ土類
金属イオン錯化剤が含まれていてもよい。ただし
その量は、錯化していない可溶化したカルシウム
が所定の量に保たれるような量である。 浴は、アルカリ媒体と、過酸化物系漂白剤と、
カルシウム源となる塩との水性混合物のみで構成
することが可能である。 この場合、浴には、カルシウムとアルカリ媒体
が、Ca(OH)2が形成されるような比で含まれて
いることが好ましい。 アルカリ媒体は、水酸化ナトリウムNaOHが
好ましい。しかし、カルシウム源が酸化カルシウ
ムまたは水酸化カルシウムの場合には、これら化
合物が、浴をアルカリ性にすることに対して全面
的に、または部分的に寄与する。 好ましいPHの範囲は、10.5〜12.5である。 処理時間は消毒を行う際の他のいろいろな条件
により大きく変化する。一般に、処理時間は短
い。例えば30分未満であり、15分未満で処理する
ことがもつとも多い。 洗浄処理は公知の任意の方法で行う。しかし、
洗浄処理は、温度をもちろん70℃未満、もつとも
普通には30〜70℃にして、洗浄剤や通常用いられ
る種類の他の成分が通常の量含まれているアルカ
リ浴中で行うのが好ましい。アルカリ浴中に含ま
れる成分としては、例えば、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルアリルベンゼンスルホン酸
塩、オキシエチル化脂肪アルコール、トリポリリ
ン酸ナトリウムまたはその置換生成物、カルボキ
シメチルセルロース等の再沈澱防止剤、無機塩で
あるケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、ま
たは硫酸ナトリウム等、錯化剤、染料、香料など
がある。 本発明の方法は、綿等の天然の繊維からなる織
布にも、ポリエステル−綿等の人造糸を主体とす
る織布にも適用することができる。さらに本発明
の方法は、織布の漂白が必要かどうかおよび/ま
たは織布の洗濯が必要かどうかにも関係なく適用
することができる。 以下の実施例により本発明の利点を明らかにす
る。ただし、実施例は単なる例であつて、本発明
を限定するものではない。 実施例では、一般に用いられている代表的な繊
維からなる織布を2種類、すなわち綿100%とポ
リエステル65%−綿35%をサンプルとする。サン
プルは、各織布から未加工無菌布を製造して、形
状を直径50mmの円にしたものである。各サンプル
の中央部に細菌の分散液を500マイクロリツトル
滴下してサンプルを実験的に汚染させる。細菌と
しては、パリのパスツール研究所のCNCM
(Collection Nationale de Cultures de
Microorganismes)の参照番号第54127番であ
り、かつ、アメリカ合衆国のATCC(American
Type Culture Collection)の参照番号第10536
番に対応する菌株である大腸菌、または、オツク
スフオードCNCMの第53154番であり、かつ、
ATCC第9144番に対応する菌株である黄色ブドウ
球菌を用いる。 サンプルを汚染させるのに使用する細菌は、試
験細菌を30℃の液体培地中で18時間培養したもの
である。 細菌分散液を寒天培地上に広げ、フランス国規
格AFNOR NF T72−190(1981年3月)に記載
された方法に従つて細菌数を数える。 この場合、細菌の数は10を底とする対数に変換
して表現する。以下でも細菌数を表わすのにこの
形式を用いる。 以後、大腸菌を用いた実験に対応するサンプル
はEで表わし、黄色ブドウ球菌を用いた実験に対
応するサンプルはSで表わす。 サンプルを汚染させた後、EとSを換気式の恒
温器内で37℃にして1時間放置する。次いで、無
菌状態で、各サンプルをそれぞれ別の15Kgの白色
布にピン止めして一体化する。各サンプルに対し
ては、この15Kgの白色布と一体にしてそれぞれ
別々に本発明の消毒方法または比較のために行う
消毒方法を実施する。 消毒が終わると、EとSを15Kgの白色布から無
菌状態で取り出して、まだ生きている可能性のあ
る細菌を抽出する。次いで、各サンプルに対応す
る抽出液E1とS1中の細菌数を、先に述べたフラ
ンス国規格AFNORに記載してあるのと類似の方
法で数える。 細菌抽出処理を行つた結果得られたサンプル
EeとSeそのものの細菌数も、先に述べたフラン
ス国規格AFNORに記載のあるろ過膜に対するの
と同様の方法で数える。30℃で48時間培養した後
に出現する可能性のあるコロニーは差引く。 実施例 1〜12 これら実施例には、洗浄処理と組合せて行う処
理を2回の洗浄処理の間に実施した場合を示す。 使用する装置は、デユビツクス(DUBIX)と
いう登録商標名のA2 S15型洗浄−脱水機である。 汚染したサンプルEまたはSを含む15Kgの布
は、濡らした後、過酸化物系漂白剤を含まない洗
剤であるオリツクス マジヨール−サン−マルク
(ORIX MAJOR−Saint−Marc)という登録商
標名の洗剤を用いで40℃で4分間洗浄した。この
洗剤の量は乾燥した布1Kgに対して10gで、浴と
乾燥した布の重量比は3対1である。 1分間脱水した後、他の操作をさらに実施する
ことができる。この操作は、次に行う処理におけ
るPHの条件を満足する操作であれば任意の操作で
よい。次の処理は、浴と乾燥した布の比を5対1
にして60℃で9分間行う。この場合、浴には、過
酸化水素39.5gと、CaCl2・2H2Oの形態で導入し
た錯化していないカルシウム1.5gと、市販の溶
液をそのまま用いた水酸化ナトリウム3gとが含
まれる。 上記の処理を施した直後に、2回目の洗浄処理
を60℃で6分間行う。浴と布の重量比および浴に
導入する洗剤の種類や量は、第1回目の洗浄処理
におけるのとまつたく同じである。 ゆすぎ処理に続いて通常の方法で最後の脱水を
行つた後、サンプルEまたはSを取り出して、先
に述べた方法で細菌数を数える。 上記の消毒法を実施して得られた結果を以下の
第1表に示す。
布を消毒する方法に関する。 発明の背景 織布に細菌が付着していると病気になる危険性
が大きいので、衛生の分野、特に家庭衛生や病院
等での公衆衛生の分野では、織布の消毒が当然な
がら重要である。 緑膿菌等の細菌は通常の消毒薬例えば次亜塩素
酸塩に非常に敏感である。しかし、細菌の中に
は、細菌を殺すとこの細菌で汚染されていた織布
までもだめにしてしまうような毒性をもつ細菌が
いる。 しかし、もつとも一般的な場合として、細菌、
特に非胞子生殖の細菌である大便レンサ菌、黄色
ブドウ球菌、大腸菌等の細菌により織布が汚染さ
れている場合には、最初に汚染された織布をだめ
にしない処理法が研究されている。 従来技術 このような処理法がたとえ経済的に安価なもの
であつても、殺菌効果は十分でなくてはならな
い。織布の洗浄処理を約70℃未満の温度で行つた
のでは、殺菌効果が十分とはいえない。 このことに関しては、例えばジヨアンヌ シ
ー.ウイクセル(Joanne C.WIKSELL)、メア
リー エス.ピケツト(Mary S.PICKETT)お
よびポール エー.ハートマン(Paul A.
HARTMANN)が「応用細菌学(Applied
Microbiology)」、第25巻、第3号(1973年3月)
の431〜435ページに発表した論文に記載されてい
る。 上記のことから、洗浄処理を変更する必要があ
ることがわかる。すなわち、洗浄処理の際に塩素
系の消毒薬である次亜塩素酸ナトリウムや塩素含
有有機化合物を用いる。 この消毒法は、例えば、ウイリアム ジー.ウ
オルター(William G.WALTER)とジヨン ビ
ー.シリンジヤー(John B.SCHILLINGER)
が「応用細菌学」、第29巻、第3号(1975年3月)
の368〜373ページで主張しているものである。同
様の消毒法は、ロバート アール.クリスチヤン
(Robert R.CHRISTIAN)、ジヤネツトテイー.
マンチエスター(Janet T.MANCHESTER)お
よびミカエル テイー.メローリ(Michael T.
MELLORI)が「応用環境細菌学(Applied and
Environmental Microbiology)」、第45巻、第2
号(1983年2月)の591〜597ページにも記載され
ている。 しかし、活性塩素の存在下で消毒を行うことに
は、処理装置が腐食する危険性が出てくるとか、
続いて中和処理を行う必要があるといつた大きな
欠点がある。さらに、最もよく使用されている消
毒薬である次亜塩素酸塩やクロルヘキシジン、そ
の誘導体、あるいは、病院で非常に広く使われて
いる他の消毒薬である一群のビス−ジグアニドの
場合には、着色したしみができてとれなくなると
いう欠点がある。 発明の目的 本発明の方法には従来の方法の欠点がない、す
なわち、本発明の方法を用いると、塩素系の消毒
薬を用いることなく低温で殺菌効果を向上させる
ことができる方法を提供することにある。 発明の構成 本発明は、洗浄処理とカルシウム化合物の存在
下の過酸化物漂白剤の作用とを組合せて細菌に汚
染された織布を消毒する方法において、先ず、細
菌に汚染された織布を過酸化物漂白剤なしに洗浄
処理し、次いで、錯化していない可溶性カルシウ
ムを含むアルカリ性水性浴中で上記織布にPH9〜
13、温度40〜70℃で過酸化物漂白剤を作用させる
工程によつて構成され、上記の錯化していない可
溶性カルシウムはアルカリ性水性浴の重量に対し
て0.001〜1重量%含まれ、この可溶性カルシウ
ムは、酸化カルシウム、水酸化カルシウムおよび
過酸化物漂白剤に対して不活性な陰イオンを有し
且つ解離定数が0.01以上であるカルシウム塩によ
つて構成される群の中から選択されるカルシウム
源から与えられることを特徴とする方法を提供す
る。 上記の特徴をもつ本発明の方法では洗浄処理の
後に過酸化物系漂白剤を作用させる。本発明に
は、このあとにさらに洗浄処理を行う場合と行わ
ない場合の両方が含まれるものとする。前者の場
合、2回目の洗浄処理で消毒を終わりにしてもも
ちろんかまわないが、さらに消毒を行つて、検出
される細菌の数を少なくとも1/105に減らすこと
も可能である。 錯化していない可溶化したカルシウムの量を約
0.1%未満にすると、たいていの場合に所望の消
毒効果を得ることができる。 本発明のカルシウム源としてカルシウム塩を使
用することができる。その中でもつとも一般的な
ものは塩化カルシウムである。 アルカリ性水性浴中に存在する過酸化物系漂白
剤は、例えば、過酸化水素、過ホウ酸ナトリウ
ム、過酸化炭酸ナトリウム、過酸化水素尿素の中
から選択する。 上記漂白剤を浴に注入するため、この浴中には
活性酸素が存在している。その濃度は、普通、浴
の重量に対して0.01〜0.05重量%とする。 浴には、金属イオン錯化剤、特にアルカリ土類
金属イオン錯化剤が含まれていてもよい。ただし
その量は、錯化していない可溶化したカルシウム
が所定の量に保たれるような量である。 浴は、アルカリ媒体と、過酸化物系漂白剤と、
カルシウム源となる塩との水性混合物のみで構成
することが可能である。 この場合、浴には、カルシウムとアルカリ媒体
が、Ca(OH)2が形成されるような比で含まれて
いることが好ましい。 アルカリ媒体は、水酸化ナトリウムNaOHが
好ましい。しかし、カルシウム源が酸化カルシウ
ムまたは水酸化カルシウムの場合には、これら化
合物が、浴をアルカリ性にすることに対して全面
的に、または部分的に寄与する。 好ましいPHの範囲は、10.5〜12.5である。 処理時間は消毒を行う際の他のいろいろな条件
により大きく変化する。一般に、処理時間は短
い。例えば30分未満であり、15分未満で処理する
ことがもつとも多い。 洗浄処理は公知の任意の方法で行う。しかし、
洗浄処理は、温度をもちろん70℃未満、もつとも
普通には30〜70℃にして、洗浄剤や通常用いられ
る種類の他の成分が通常の量含まれているアルカ
リ浴中で行うのが好ましい。アルカリ浴中に含ま
れる成分としては、例えば、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルアリルベンゼンスルホン酸
塩、オキシエチル化脂肪アルコール、トリポリリ
ン酸ナトリウムまたはその置換生成物、カルボキ
シメチルセルロース等の再沈澱防止剤、無機塩で
あるケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、ま
たは硫酸ナトリウム等、錯化剤、染料、香料など
がある。 本発明の方法は、綿等の天然の繊維からなる織
布にも、ポリエステル−綿等の人造糸を主体とす
る織布にも適用することができる。さらに本発明
の方法は、織布の漂白が必要かどうかおよび/ま
たは織布の洗濯が必要かどうかにも関係なく適用
することができる。 以下の実施例により本発明の利点を明らかにす
る。ただし、実施例は単なる例であつて、本発明
を限定するものではない。 実施例では、一般に用いられている代表的な繊
維からなる織布を2種類、すなわち綿100%とポ
リエステル65%−綿35%をサンプルとする。サン
プルは、各織布から未加工無菌布を製造して、形
状を直径50mmの円にしたものである。各サンプル
の中央部に細菌の分散液を500マイクロリツトル
滴下してサンプルを実験的に汚染させる。細菌と
しては、パリのパスツール研究所のCNCM
(Collection Nationale de Cultures de
Microorganismes)の参照番号第54127番であ
り、かつ、アメリカ合衆国のATCC(American
Type Culture Collection)の参照番号第10536
番に対応する菌株である大腸菌、または、オツク
スフオードCNCMの第53154番であり、かつ、
ATCC第9144番に対応する菌株である黄色ブドウ
球菌を用いる。 サンプルを汚染させるのに使用する細菌は、試
験細菌を30℃の液体培地中で18時間培養したもの
である。 細菌分散液を寒天培地上に広げ、フランス国規
格AFNOR NF T72−190(1981年3月)に記載
された方法に従つて細菌数を数える。 この場合、細菌の数は10を底とする対数に変換
して表現する。以下でも細菌数を表わすのにこの
形式を用いる。 以後、大腸菌を用いた実験に対応するサンプル
はEで表わし、黄色ブドウ球菌を用いた実験に対
応するサンプルはSで表わす。 サンプルを汚染させた後、EとSを換気式の恒
温器内で37℃にして1時間放置する。次いで、無
菌状態で、各サンプルをそれぞれ別の15Kgの白色
布にピン止めして一体化する。各サンプルに対し
ては、この15Kgの白色布と一体にしてそれぞれ
別々に本発明の消毒方法または比較のために行う
消毒方法を実施する。 消毒が終わると、EとSを15Kgの白色布から無
菌状態で取り出して、まだ生きている可能性のあ
る細菌を抽出する。次いで、各サンプルに対応す
る抽出液E1とS1中の細菌数を、先に述べたフラ
ンス国規格AFNORに記載してあるのと類似の方
法で数える。 細菌抽出処理を行つた結果得られたサンプル
EeとSeそのものの細菌数も、先に述べたフラン
ス国規格AFNORに記載のあるろ過膜に対するの
と同様の方法で数える。30℃で48時間培養した後
に出現する可能性のあるコロニーは差引く。 実施例 1〜12 これら実施例には、洗浄処理と組合せて行う処
理を2回の洗浄処理の間に実施した場合を示す。 使用する装置は、デユビツクス(DUBIX)と
いう登録商標名のA2 S15型洗浄−脱水機である。 汚染したサンプルEまたはSを含む15Kgの布
は、濡らした後、過酸化物系漂白剤を含まない洗
剤であるオリツクス マジヨール−サン−マルク
(ORIX MAJOR−Saint−Marc)という登録商
標名の洗剤を用いで40℃で4分間洗浄した。この
洗剤の量は乾燥した布1Kgに対して10gで、浴と
乾燥した布の重量比は3対1である。 1分間脱水した後、他の操作をさらに実施する
ことができる。この操作は、次に行う処理におけ
るPHの条件を満足する操作であれば任意の操作で
よい。次の処理は、浴と乾燥した布の比を5対1
にして60℃で9分間行う。この場合、浴には、過
酸化水素39.5gと、CaCl2・2H2Oの形態で導入し
た錯化していないカルシウム1.5gと、市販の溶
液をそのまま用いた水酸化ナトリウム3gとが含
まれる。 上記の処理を施した直後に、2回目の洗浄処理
を60℃で6分間行う。浴と布の重量比および浴に
導入する洗剤の種類や量は、第1回目の洗浄処理
におけるのとまつたく同じである。 ゆすぎ処理に続いて通常の方法で最後の脱水を
行つた後、サンプルEまたはSを取り出して、先
に述べた方法で細菌数を数える。 上記の消毒法を実施して得られた結果を以下の
第1表に示す。
【表】
【表】
実施例 13
この実施例は比較のためのものである。この実
施例においては、塩素系消毒薬である次亜塩素酸
ナトリウムが使用される。 先に説明した実施例で用いたのと同じ装置内で
布を濡らした後に、2回続けて洗浄処理を行つ
た。浴と乾燥した布の重量比は3対1である。第
1回目の洗浄処理は、上記の実施例と同じ洗剤を
布1Kgにつき10gの割合で使用して、40℃で4分
間行つた。第2回目の洗浄処理は、同じ洗剤をや
はり布1Kgにつき10gの割合で使用して、60℃で
6分間行つた。 ゆすぎ処理の後、浴と乾燥した布の重量比を5
対1にして、次亜塩素酸ナトリウムを用い、30℃
で7分間処理を行う。次亜塩素酸ナトリウムとし
ては、塩素含有量が48゜の次亜塩素酸ナトリウム
溶液を、乾燥した布1Kgにつき10cm3の割合で使用
する。この処理の後、重亜硫酸ナトリウムを用い
て中和処理を行い、さらに、ゆすぎ処理を行つて
最後に脱水を行う。 E(大腸菌)で汚染させた綿またはポリエステ
ル−綿のサンプルについては、消毒の度合はまち
まちである。消毒は完全な場合もあるし、まつた
く不完全な場合もある。これは、本発明の方法を
用いて消毒した場合に完全に細菌がいなくなつて
いるのと対照的である。 最近の細菌数が8.6の場合の処理後の細菌数を
3つの実験について平均すると、綿の場合は約
0.5でポリエステル−綿の場合は約1である。 S(黄色ブドウ球菌)で汚染させた綿のサンプ
ルについては、消毒効果がはるかに悪い。これを
以下の第2表に示す。
施例においては、塩素系消毒薬である次亜塩素酸
ナトリウムが使用される。 先に説明した実施例で用いたのと同じ装置内で
布を濡らした後に、2回続けて洗浄処理を行つ
た。浴と乾燥した布の重量比は3対1である。第
1回目の洗浄処理は、上記の実施例と同じ洗剤を
布1Kgにつき10gの割合で使用して、40℃で4分
間行つた。第2回目の洗浄処理は、同じ洗剤をや
はり布1Kgにつき10gの割合で使用して、60℃で
6分間行つた。 ゆすぎ処理の後、浴と乾燥した布の重量比を5
対1にして、次亜塩素酸ナトリウムを用い、30℃
で7分間処理を行う。次亜塩素酸ナトリウムとし
ては、塩素含有量が48゜の次亜塩素酸ナトリウム
溶液を、乾燥した布1Kgにつき10cm3の割合で使用
する。この処理の後、重亜硫酸ナトリウムを用い
て中和処理を行い、さらに、ゆすぎ処理を行つて
最後に脱水を行う。 E(大腸菌)で汚染させた綿またはポリエステ
ル−綿のサンプルについては、消毒の度合はまち
まちである。消毒は完全な場合もあるし、まつた
く不完全な場合もある。これは、本発明の方法を
用いて消毒した場合に完全に細菌がいなくなつて
いるのと対照的である。 最近の細菌数が8.6の場合の処理後の細菌数を
3つの実験について平均すると、綿の場合は約
0.5でポリエステル−綿の場合は約1である。 S(黄色ブドウ球菌)で汚染させた綿のサンプ
ルについては、消毒効果がはるかに悪い。これを
以下の第2表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 洗浄処理とカルシウム化合物の存在下の過酸
化物漂白剤の作用とを組合せて細菌に汚染された
織布を消毒する方法において、 先ず、細菌に汚染された織布を過酸化物漂白剤
なしに洗浄処理し、 次いで、錯化していない可溶性カルシウムを含
むアルカリ性水性浴中で上記織布にPH9〜13、温
度40〜70℃で過酸化物漂白剤を作用させる工程に
よつて構成され、 上記の錯化していない可溶性カルシウムはアル
カリ性水性浴の重量に対して0.001〜1重量%含
まれ、この可溶性カルシウムは、酸化カルシウ
ム、水酸化カルシウムおよび過酸化物漂白剤に対
して不活性な陰イオンを有し且つ解離定数が0.01
以上であるカルシウム塩によつて構成される群の
中から選択されるカルシウム源から与えられるこ
とを特徴とする方法。 2 錯化していない可溶性カルシウムの量が0.1
重量%未満である特許請求の範囲第1項に記載の
方法。 3 カルシウム源が塩化カルシウムである特許請
求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4 過酸化物漂白剤が過酸化水素、過ホウ酸ナト
リウム、過酸化炭酸ナトリウムおよび過酸化水素
化尿素によつて構成される群の中から選択される
特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一項に記載
の方法。 5 過酸化物漂白剤の量を活性酸素の濃度にして
0.01〜0.05重量%にする特許請求の範囲第4項に
記載の方法。 6 過酸化物漂白剤を作用させるアルカリ性水性
浴がアルカリ土類金属イオン錯化剤を含む特許請
求の範囲第1〜5項のいずれか一項に記載の方
法。 7 過酸化物漂白剤を作用させるアルカリ性水浴
のPHが10.5〜12.5である特許請求の範囲第1〜6
項のいずれか一項に記載の方法。 8 過酸化物漂白剤を上記温度で15分以下の時間
細菌に汚染された織布に作用させる特許請求の範
囲第1〜7項のいずれか一項に記載の方法。 9 洗浄処理を30℃〜70℃の温度で実施する特許
請求の範囲第1〜8項のいずれか一項に記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
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