JPH0415817B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415817B2 JPH0415817B2 JP61074430A JP7443086A JPH0415817B2 JP H0415817 B2 JPH0415817 B2 JP H0415817B2 JP 61074430 A JP61074430 A JP 61074430A JP 7443086 A JP7443086 A JP 7443086A JP H0415817 B2 JPH0415817 B2 JP H0415817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methyl
- polymerization inhibitor
- tert
- formula
- butylcatechol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、新規な1,3−ジオキソラン誘導体
の重合抑制剤に関する。 従来の技術 一般式 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示す。
R2及びR3は同一若しくは異なつて低級アルキル
基を示すか、又は一方が低級アルキル基で他方が
の重合抑制剤に関する。 従来の技術 一般式 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示す。
R2及びR3は同一若しくは異なつて低級アルキル
基を示すか、又は一方が低級アルキル基で他方が
【式】基若しくは
【式】基を示す。]
で表わされる1,3−ジオキソラン誘導体は、色
材、49,341〜348(1976)、特開昭60−197670号、
特開昭60−197671号等に記載されており、これを
ラジカル触媒等により重合させて得られるポリマ
ーはプラスチツクレンズ等の種々の用途に好適に
使用し得る。 しかし、一般式()の1,3−ジオキソラン
誘導体は、分子内に重合活性の大きいエチレン性
二重結合と光反応性のあるジオキソラン環を有
し、そのために、その製造時、精製時に重合を起
こし易く、これを充分に防止できないという問題
点がある。即ち、一般式()の化合物は、例え
ばグリシジルアクリレート又はグリシジルメタク
リレートと一般式
材、49,341〜348(1976)、特開昭60−197670号、
特開昭60−197671号等に記載されており、これを
ラジカル触媒等により重合させて得られるポリマ
ーはプラスチツクレンズ等の種々の用途に好適に
使用し得る。 しかし、一般式()の1,3−ジオキソラン
誘導体は、分子内に重合活性の大きいエチレン性
二重結合と光反応性のあるジオキソラン環を有
し、そのために、その製造時、精製時に重合を起
こし易く、これを充分に防止できないという問題
点がある。即ち、一般式()の化合物は、例え
ばグリシジルアクリレート又はグリシジルメタク
リレートと一般式
【式】[式中、R2、
R3は前記に同じ。]のケトンをリン酸の存在下に
反応させる方法、アクリル酸又はメタクリル酸の
アルカリ金属塩と一般式
反応させる方法、アクリル酸又はメタクリル酸の
アルカリ金属塩と一般式
【式】[式中、Xは塩素原
子、臭素原子等のハロゲン原子を示す。R2、R3
は前記に同じ。]の化合物を反応させる方法等に
より製造され、次いで通常蒸留により精製されて
いる。この場合、製造時及び精製時における重合
を防止するため重合抑制剤を添加する必要がある
が、従来用いられている重合抑制剤では重合の防
止特に精製時における重合の防止が充分ではなか
つた。例えば、製造時の重合抑制剤としては一般
にハイドロキノンが用いられるが、重合防止は必
ずしも充分とは言えない。また、蒸留精製時の重
合抑制剤としては、塩化第二銅と少量の水酸化ナ
トリウムとの組合せか、又はN−フエニル−β−
ナフチルアミンが用いられているが、いずれの場
合も精製時往々にして重合ゲル化を起こしたりし
て安定性に欠け、精製収率は50〜80%程度に過ぎ
ず、更に前者の場合は昇華した銅のため留出液が
青色に着色するという欠点もある。 従つて、一般式()の1,3−ジオキソラン
誘導体の製造時及び精製時に有効に使用できる重
合抑制剤が切望されているのが現状である。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記現状に鑑み、一般式()の化
合物の新規にして有効なる重合抑制剤を提供する
ことを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明者は、鋭意研究の結果、p−tert−ブチ
ルカテコール
は前記に同じ。]の化合物を反応させる方法等に
より製造され、次いで通常蒸留により精製されて
いる。この場合、製造時及び精製時における重合
を防止するため重合抑制剤を添加する必要がある
が、従来用いられている重合抑制剤では重合の防
止特に精製時における重合の防止が充分ではなか
つた。例えば、製造時の重合抑制剤としては一般
にハイドロキノンが用いられるが、重合防止は必
ずしも充分とは言えない。また、蒸留精製時の重
合抑制剤としては、塩化第二銅と少量の水酸化ナ
トリウムとの組合せか、又はN−フエニル−β−
ナフチルアミンが用いられているが、いずれの場
合も精製時往々にして重合ゲル化を起こしたりし
て安定性に欠け、精製収率は50〜80%程度に過ぎ
ず、更に前者の場合は昇華した銅のため留出液が
青色に着色するという欠点もある。 従つて、一般式()の1,3−ジオキソラン
誘導体の製造時及び精製時に有効に使用できる重
合抑制剤が切望されているのが現状である。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記現状に鑑み、一般式()の化
合物の新規にして有効なる重合抑制剤を提供する
ことを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明者は、鋭意研究の結果、p−tert−ブチ
ルカテコール
【式】が一般式
()の化合物に対し、ハイドロキノン等の従来
の重合抑制剤に比し極めて優れた重合抑制作用を
有し、これにより上記目的が達成できることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 即ち本発明は、p−tert−ブチルカテコールか
らなることを特徴とする、一般式 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示す。
R2及びR3は同一若しくは異なつて低級アルキル
基を示すか、又は一方が低級アルキル基で他方が
の重合抑制剤に比し極めて優れた重合抑制作用を
有し、これにより上記目的が達成できることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 即ち本発明は、p−tert−ブチルカテコールか
らなることを特徴とする、一般式 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示す。
R2及びR3は同一若しくは異なつて低級アルキル
基を示すか、又は一方が低級アルキル基で他方が
【式】基若しくは
【式】基を示す。]
で表わされる1,3−ジオキソラン誘導体の重合
抑制剤に係る。 本明細書において低級アルキル基としては、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、
ヘキシル基等を挙げることができる。 本発明の重合抑制剤であるp−tert−ブチルカ
テコールは、一般式()の化合物の重合を防止
することを必要とするいかなる場合にも使用でき
る。特に、一般式()の化合物の製造時、精製
時、保存時等に使用することにより、その優れた
重合抑制作用がいかんなく発揮される。 p−tert−ブチルカテコールの使用方法は、一
般の重合抑制剤の場合と同様で良く、通常、一般
式()の化合物を製造、精製、保存等するに際
して、これをそのまま添加しておくのみで良い。
勿論、必要に応じて、適当な溶媒等に溶解等して
から添加しても良い。その使用量は、特に限定さ
れず、その使用状況に応じて適宜決定される。例
えば前記製造方法における製造時に使用する場合
には、原料のグリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリレート又はアクリル酸若しくはメタク
リル酸のアルカリ金属塩に対して通常0.01〜5.0
重量%程度、好ましくは0.05〜1.0重量%程度用
いるのが適当である。また、精製時に使用する場
合には、一般式()の化合物に対して通常0.01
〜5.0重量%程度、好ましくは0.05〜1.0重量%程
度用いるのが適当である。また、保存時に使用す
る場合には、一般式()の化合物に対して通常
0.001〜1.0重量%程度、好ましくは0.01〜0.1重量
%程度用いるのが適当である。保存時に添加した
場合には、必要ならば、使用時に例えばアルカリ
水溶液等で洗浄することにより容易に除去でき
る。 発明の効果 本発明によれば、その優れた重合抑制作用によ
り、下記の如き格別顕著な効果が奏される。 (1) 一般式()の化合物の製造時の重合を充分
に防止できる。 (2) 一般式()の化合物を蒸留精製する際に極
めて効果的に使用でき、その精製収率は少なく
とも90%以上通常92〜97%程度と極めて高い。 (3) 一般式()の化合物の保存に際して添加す
るのみで、長期間安定に保存できる。 実施例 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより
具体的に説明する。 実施例 1 (2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メチルメタクリレート
(一般式()でR1=CH3、R2=CH3、R3=
抑制剤に係る。 本明細書において低級アルキル基としては、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、
ヘキシル基等を挙げることができる。 本発明の重合抑制剤であるp−tert−ブチルカ
テコールは、一般式()の化合物の重合を防止
することを必要とするいかなる場合にも使用でき
る。特に、一般式()の化合物の製造時、精製
時、保存時等に使用することにより、その優れた
重合抑制作用がいかんなく発揮される。 p−tert−ブチルカテコールの使用方法は、一
般の重合抑制剤の場合と同様で良く、通常、一般
式()の化合物を製造、精製、保存等するに際
して、これをそのまま添加しておくのみで良い。
勿論、必要に応じて、適当な溶媒等に溶解等して
から添加しても良い。その使用量は、特に限定さ
れず、その使用状況に応じて適宜決定される。例
えば前記製造方法における製造時に使用する場合
には、原料のグリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリレート又はアクリル酸若しくはメタク
リル酸のアルカリ金属塩に対して通常0.01〜5.0
重量%程度、好ましくは0.05〜1.0重量%程度用
いるのが適当である。また、精製時に使用する場
合には、一般式()の化合物に対して通常0.01
〜5.0重量%程度、好ましくは0.05〜1.0重量%程
度用いるのが適当である。また、保存時に使用す
る場合には、一般式()の化合物に対して通常
0.001〜1.0重量%程度、好ましくは0.01〜0.1重量
%程度用いるのが適当である。保存時に添加した
場合には、必要ならば、使用時に例えばアルカリ
水溶液等で洗浄することにより容易に除去でき
る。 発明の効果 本発明によれば、その優れた重合抑制作用によ
り、下記の如き格別顕著な効果が奏される。 (1) 一般式()の化合物の製造時の重合を充分
に防止できる。 (2) 一般式()の化合物を蒸留精製する際に極
めて効果的に使用でき、その精製収率は少なく
とも90%以上通常92〜97%程度と極めて高い。 (3) 一般式()の化合物の保存に際して添加す
るのみで、長期間安定に保存できる。 実施例 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより
具体的に説明する。 実施例 1 (2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メチルメタクリレート
(一般式()でR1=CH3、R2=CH3、R3=
【式】)の製造
500mlのフラスコに、グリシジルメタクリレー
ト35g、アセチルアセトン274g、85重量%リン
酸28g及び重合抑制剤としてp−tert−ブチルカ
テコール35mgを仕込み、攪拌、均一化後に60℃で
1時間反応させた。次いで冷却後、トルエン175
mlを加えて希釈し、この希釈した反応液を、2重
量%水酸化ナトリウム水溶液100mlで3回振盪、
洗浄した後に有機層を分離した。一方全水層をト
ルエン50mlで抽出し、トルエン層を有機層と合併
した。 この合併した有機層に重合抑制剤としてp−
tert−ブチルカテコール35mgを添加して、減圧下
にて全液量の約1/2まで濃縮して、トルエン及び
未反応アセチルアセトンを回収し、濃縮残液50.0
gを得た。この濃縮残液をガスクロマトグラフイ
ーで分析したところ、目的物の含有量は54.0重量
%であり、従つて粗収率は45.2%であつた。 この濃縮残液をビグリユー精留管を用いて精留
し、沸点116〜119℃/0.8mmHgの留分として目的
物25.0gを得た。精製収率は92.6%、収率は42%
であつた。また、ガスクロマトグラフイー分析の
結果、純度は99.1%であつた。このものは、1H−
NMR、13C−NMRにより目的物であることを確
認した。 比較例 1 (2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メチルメタクリレートの
製造 実施例1において、反応時に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてハ
イドロキノンを同量用い、又トルエン及び未反応
アセチルアセトンの回収前に添加する重合抑制剤
としてp−tert−ブチルカテコールに代えてN−
フエニル−β−ナフチルアミンを同量用いた以外
はすべて実施例1と同様にして、濃縮残液48.0g
を得た。 この濃縮残液を実施例1と同様に分析したとこ
ろ、目的物の含有量は43.3重量%、粗収率は34.8
%であつた。これを、実施例1と同様に精留し、
沸点116〜119℃/0.8mmHgの留分として目的物
15.4gを得た。蒸留残分はゲル化していた。精製
収率は74.0%、収率は25.9%、純度は93.1%であ
つた。目的物は、実施例1と同様に同定した。 実施例 2 [2−メチル−2−(β−アセチルエチル)−
1,3−ジオキソラン−4−イル]メチルメタ
クリレート(一般式()でR1=CH3、R2=
CH3、R3=
ト35g、アセチルアセトン274g、85重量%リン
酸28g及び重合抑制剤としてp−tert−ブチルカ
テコール35mgを仕込み、攪拌、均一化後に60℃で
1時間反応させた。次いで冷却後、トルエン175
mlを加えて希釈し、この希釈した反応液を、2重
量%水酸化ナトリウム水溶液100mlで3回振盪、
洗浄した後に有機層を分離した。一方全水層をト
ルエン50mlで抽出し、トルエン層を有機層と合併
した。 この合併した有機層に重合抑制剤としてp−
tert−ブチルカテコール35mgを添加して、減圧下
にて全液量の約1/2まで濃縮して、トルエン及び
未反応アセチルアセトンを回収し、濃縮残液50.0
gを得た。この濃縮残液をガスクロマトグラフイ
ーで分析したところ、目的物の含有量は54.0重量
%であり、従つて粗収率は45.2%であつた。 この濃縮残液をビグリユー精留管を用いて精留
し、沸点116〜119℃/0.8mmHgの留分として目的
物25.0gを得た。精製収率は92.6%、収率は42%
であつた。また、ガスクロマトグラフイー分析の
結果、純度は99.1%であつた。このものは、1H−
NMR、13C−NMRにより目的物であることを確
認した。 比較例 1 (2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メチルメタクリレートの
製造 実施例1において、反応時に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてハ
イドロキノンを同量用い、又トルエン及び未反応
アセチルアセトンの回収前に添加する重合抑制剤
としてp−tert−ブチルカテコールに代えてN−
フエニル−β−ナフチルアミンを同量用いた以外
はすべて実施例1と同様にして、濃縮残液48.0g
を得た。 この濃縮残液を実施例1と同様に分析したとこ
ろ、目的物の含有量は43.3重量%、粗収率は34.8
%であつた。これを、実施例1と同様に精留し、
沸点116〜119℃/0.8mmHgの留分として目的物
15.4gを得た。蒸留残分はゲル化していた。精製
収率は74.0%、収率は25.9%、純度は93.1%であ
つた。目的物は、実施例1と同様に同定した。 実施例 2 [2−メチル−2−(β−アセチルエチル)−
1,3−ジオキソラン−4−イル]メチルメタ
クリレート(一般式()でR1=CH3、R2=
CH3、R3=
【式】)の製造
グリシジルメタクリレート20g、アセトニルア
セトン170g、85重量%リン酸16gに重合抑制剤
としてp−tert−ブチルカテコール10mgを添加し
て実施例1と同様に反応させた。次いで冷却後、
トルエン100mlを加えて希釈し、この希釈液を、
2重量%水酸化ナトリウム水溶液60mlで3回振盪
洗浄した後に有機層を分離した。一方全水層をト
ルエン30mlで抽出し、トルエン層を有機層と合併
した。 この合併した有機層に重合抑制剤としてp−
tert−ブチルカテコール10mgを添加して、減圧下
にて全液量の約1/2まで濃縮して、トルエン及び
未反応アセトニルアセトンを回収し、濃縮残液
45.0gを得た。 この濃縮残液をガスクロマトグラフイーで分析
したところ、目的物の含有量は46.0重量%、粗収
率は57.3%であつた。これを、実施例1と同様に
精留し、沸点130〜132℃/0.5mmHgの留分として
目的物20.0gを得た。精製収率は96.6%、収率は
55.4%、純度は98.5%であつた。このものは、1H
−NMR、13C−NMRにより目的物であることを
確認した。 比較例 2 [2−メチル−2−(β−アセチルエチル)−
1,3−ジオキソラン−4−イル]メチルメタ
クリレートの製造 実施例2において、反応時に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてハ
イドロキノンを同量用い、又トルエン及び未反応
アセトニルアセトンの回収前に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてN
−フエニル−β−ナフチルアミンを同量用いた以
外はすべて実施例1と同様にして、濃縮残液29.2
gを得た。 この濃縮残液を実施例2と同様に分析したとこ
ろ、目的物の含有量は49.7重量%、粗収率は40.2
%であつた。これを、実施例1と同様に精留し、
沸点130〜132℃/0.5mmHgの留分として目的物
10.4gを得た。蒸留残分はゲル化していた。精製
収率は71.5%、収率は28.8%、純度は93.8%であ
つた。目的物は、実施例2と同様に同定した。 実施例 3 [2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル]メチルアクリレート(一
般式()でR1=H、R2=CH3、R3=
セトン170g、85重量%リン酸16gに重合抑制剤
としてp−tert−ブチルカテコール10mgを添加し
て実施例1と同様に反応させた。次いで冷却後、
トルエン100mlを加えて希釈し、この希釈液を、
2重量%水酸化ナトリウム水溶液60mlで3回振盪
洗浄した後に有機層を分離した。一方全水層をト
ルエン30mlで抽出し、トルエン層を有機層と合併
した。 この合併した有機層に重合抑制剤としてp−
tert−ブチルカテコール10mgを添加して、減圧下
にて全液量の約1/2まで濃縮して、トルエン及び
未反応アセトニルアセトンを回収し、濃縮残液
45.0gを得た。 この濃縮残液をガスクロマトグラフイーで分析
したところ、目的物の含有量は46.0重量%、粗収
率は57.3%であつた。これを、実施例1と同様に
精留し、沸点130〜132℃/0.5mmHgの留分として
目的物20.0gを得た。精製収率は96.6%、収率は
55.4%、純度は98.5%であつた。このものは、1H
−NMR、13C−NMRにより目的物であることを
確認した。 比較例 2 [2−メチル−2−(β−アセチルエチル)−
1,3−ジオキソラン−4−イル]メチルメタ
クリレートの製造 実施例2において、反応時に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてハ
イドロキノンを同量用い、又トルエン及び未反応
アセトニルアセトンの回収前に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてN
−フエニル−β−ナフチルアミンを同量用いた以
外はすべて実施例1と同様にして、濃縮残液29.2
gを得た。 この濃縮残液を実施例2と同様に分析したとこ
ろ、目的物の含有量は49.7重量%、粗収率は40.2
%であつた。これを、実施例1と同様に精留し、
沸点130〜132℃/0.5mmHgの留分として目的物
10.4gを得た。蒸留残分はゲル化していた。精製
収率は71.5%、収率は28.8%、純度は93.8%であ
つた。目的物は、実施例2と同様に同定した。 実施例 3 [2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル]メチルアクリレート(一
般式()でR1=H、R2=CH3、R3=
【式】)の製造
2−メチル−2−アセトニル−4−クロロメチ
ル−1,3−ジオキソラン50g、ジメチルスルホ
キシド200ml、クロロベンゼン60ml、アクリル酸
カリウム32g及び重合抑制剤としてp−tert−ブ
チルカテコール60mgを蒸留フラスコに入れ、加熱
して液温が140℃になるまで留分を留出させた。
なお、クロロベンゼンは反応系の水分を共沸混合
物として除去するために使用した。 液温を160℃に保持して2時間反応させた後に、
冷却し、泥状沈澱物を別し、液をビグリユー
管付蒸留フラスコに移し、減圧蒸留して沸点105
〜106℃/0.3mmHgの留分として目的物36.0gを得
た。収率は、60.6%であつた。 比較例 3 (2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メチルアクリレートの製
造 実施例3において、重合抑制剤としてp−tert
−ブチルカテコールに代えてN−フエニル−β−
ナフチルアミンを同量用いた他はすべて実施例3
と同様にして、沸点105〜106℃/0.3mmHgの留分
として目的物29.0gを得た。蒸留残分はゲル化し
ていた。収率は、48.8%であつた。 実施例 4 (2−メチル−2−プロピル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル)メチルメタクリレート(一
般式()でR1=CH3、R2=CH3、R3=
CH2CH2CH3)の製造 グリシジルメタクリレート30.4g、メチルプロ
ピルケトン192.5g、リン酸24.7g及び重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコール20mgを用
い、実施例1と同様にして反応させた。反応物を
実施例1と同様に処理し、濃縮前に重合抑制剤と
してp−tert−ブチルカテコール30mgを添加し
て、濃縮残液38.0gを得た。 この濃縮残液をガスクロマトグラフイーで分析
したところ、目的物の含有量は63.7重量%、粗収
率は50.5%であつた。これを、実施例1と同様に
精留し、沸点111〜113℃/2mmHgの留分として
目的物23.5gを得た。精製収率は97.1%、収率は
49.1%、純度は98.1%であつた。このものは、1H
−NMR、13C−NMRにより目的物であることを
確認した。 比較例 4 (2−メチル−2−プロピル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル)メチルメタクリレートの製
造 実施例4において、反応時に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてハ
イドロキノンを同量用い、又トルエン及び未反応
メチルプロピルケトンの回収前に添加する重合抑
制剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えて
塩化第二銅500mg及び水酸化ナトリウム100mgを用
いた以外はすべて実施例4と同様にして、濃縮残
液40.5gを得た。 この濃縮残液を実施例4と同様に分析したとこ
ろ、目的物の含有量は47.6重量%、粗収率は39.5
%であつた。これを、実施例1と同様に精留し、
沸点111〜113℃/2mmHgの留分として目的物
14.5gを得た。蒸留残分はゲル化していた。精製
収率は75.2%、収率は38.4%、純度は97.1%であ
つた。目的物は、実施例4と同様に同定した。得
られた目的物は、昇華した銅のため青色を呈して
いた。 実施例 5 純度98.5%の(2−メチル−2−アセトニル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタク
リレート50gを褐色瓶に入れ、重合抑制剤として
p−tert−ブチルカテコール25mgを添加、攪拌し
た。これを、そのまま実験室内(蛍光燈照明下)
で保存したところ、6カ月後においても性状に何
ら変化がなく、純度も同じであつた。 比較例 5 純度98.5%の(2−メチル−2−アセトニル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタク
リレート20gを褐色瓶に入れ、重合抑制剤として
ハイドロキノン10mgを添加、攪拌した。実施例5
と同様にして保存したところ、2カ月で粘度上昇
が見られた。
ル−1,3−ジオキソラン50g、ジメチルスルホ
キシド200ml、クロロベンゼン60ml、アクリル酸
カリウム32g及び重合抑制剤としてp−tert−ブ
チルカテコール60mgを蒸留フラスコに入れ、加熱
して液温が140℃になるまで留分を留出させた。
なお、クロロベンゼンは反応系の水分を共沸混合
物として除去するために使用した。 液温を160℃に保持して2時間反応させた後に、
冷却し、泥状沈澱物を別し、液をビグリユー
管付蒸留フラスコに移し、減圧蒸留して沸点105
〜106℃/0.3mmHgの留分として目的物36.0gを得
た。収率は、60.6%であつた。 比較例 3 (2−メチル−2−アセトニル−1,3−ジオ
キソラン−4−イル)メチルアクリレートの製
造 実施例3において、重合抑制剤としてp−tert
−ブチルカテコールに代えてN−フエニル−β−
ナフチルアミンを同量用いた他はすべて実施例3
と同様にして、沸点105〜106℃/0.3mmHgの留分
として目的物29.0gを得た。蒸留残分はゲル化し
ていた。収率は、48.8%であつた。 実施例 4 (2−メチル−2−プロピル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル)メチルメタクリレート(一
般式()でR1=CH3、R2=CH3、R3=
CH2CH2CH3)の製造 グリシジルメタクリレート30.4g、メチルプロ
ピルケトン192.5g、リン酸24.7g及び重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコール20mgを用
い、実施例1と同様にして反応させた。反応物を
実施例1と同様に処理し、濃縮前に重合抑制剤と
してp−tert−ブチルカテコール30mgを添加し
て、濃縮残液38.0gを得た。 この濃縮残液をガスクロマトグラフイーで分析
したところ、目的物の含有量は63.7重量%、粗収
率は50.5%であつた。これを、実施例1と同様に
精留し、沸点111〜113℃/2mmHgの留分として
目的物23.5gを得た。精製収率は97.1%、収率は
49.1%、純度は98.1%であつた。このものは、1H
−NMR、13C−NMRにより目的物であることを
確認した。 比較例 4 (2−メチル−2−プロピル−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル)メチルメタクリレートの製
造 実施例4において、反応時に添加する重合抑制
剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えてハ
イドロキノンを同量用い、又トルエン及び未反応
メチルプロピルケトンの回収前に添加する重合抑
制剤としてp−tert−ブチルカテコールに代えて
塩化第二銅500mg及び水酸化ナトリウム100mgを用
いた以外はすべて実施例4と同様にして、濃縮残
液40.5gを得た。 この濃縮残液を実施例4と同様に分析したとこ
ろ、目的物の含有量は47.6重量%、粗収率は39.5
%であつた。これを、実施例1と同様に精留し、
沸点111〜113℃/2mmHgの留分として目的物
14.5gを得た。蒸留残分はゲル化していた。精製
収率は75.2%、収率は38.4%、純度は97.1%であ
つた。目的物は、実施例4と同様に同定した。得
られた目的物は、昇華した銅のため青色を呈して
いた。 実施例 5 純度98.5%の(2−メチル−2−アセトニル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタク
リレート50gを褐色瓶に入れ、重合抑制剤として
p−tert−ブチルカテコール25mgを添加、攪拌し
た。これを、そのまま実験室内(蛍光燈照明下)
で保存したところ、6カ月後においても性状に何
ら変化がなく、純度も同じであつた。 比較例 5 純度98.5%の(2−メチル−2−アセトニル−
1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタク
リレート20gを褐色瓶に入れ、重合抑制剤として
ハイドロキノン10mgを添加、攪拌した。実施例5
と同様にして保存したところ、2カ月で粘度上昇
が見られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 p−tert−ブチルカテコールからなることを
特徴とする、一般式 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示す。
R2及びR3は同一若しくは異なつて低級アルキル
基を示すか、又は一方が低級アルキル基で他方が
【式】基若しくは 【式】基を示す。] で表わされる1,3−ジオキソラン誘導体の重合
抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7443086A JPS62230780A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 1,3―ジオキソラン誘導体の重合抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7443086A JPS62230780A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 1,3―ジオキソラン誘導体の重合抑制剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62230780A JPS62230780A (ja) | 1987-10-09 |
| JPH0415817B2 true JPH0415817B2 (ja) | 1992-03-19 |
Family
ID=13546988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7443086A Granted JPS62230780A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 1,3―ジオキソラン誘導体の重合抑制剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62230780A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS603170B2 (ja) * | 1976-03-24 | 1985-01-26 | 三井東圧化学株式会社 | 凸版用感光性樹脂組成物 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP7443086A patent/JPS62230780A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62230780A (ja) | 1987-10-09 |
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