JPH04163322A - 耐炎化処理炉 - Google Patents
耐炎化処理炉Info
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- JPH04163322A JPH04163322A JP28295990A JP28295990A JPH04163322A JP H04163322 A JPH04163322 A JP H04163322A JP 28295990 A JP28295990 A JP 28295990A JP 28295990 A JP28295990 A JP 28295990A JP H04163322 A JPH04163322 A JP H04163322A
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- furnace
- fluidized bed
- fibers
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、前駆体繊維を耐炎化する耐炎化繊維の製造工
程に利用される耐炎化処理炉に関する。
程に利用される耐炎化処理炉に関する。
〈従来の技術〉
通常、耐炎化繊維は、ポリアクリロニトリル(以下PA
Nと略す)系繊維、再生セルローズ系繊維、フェノール
系繊維、ピッチ系繊維等の有機重合体から成る前駆体繊
維を先ず空気または他の酸化性ガス雰囲気中にて、20
0〜300°Cで耐炎化(ピッチ系繊維では一般に不融
化と称しており、更に高温の450°C程度までの処理
を行っている)して得られる。このようにして耐炎化さ
れた繊維は、次いで窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲
気中にて800〜2000°Cで炭化せしめて炭素繊維
としたり、また、さらに2000“C以上の不活性ガス
雰囲気中で黒鉛化を行い、弾性率が一段と高い黒鉛繊維
を製造することも行われる。
Nと略す)系繊維、再生セルローズ系繊維、フェノール
系繊維、ピッチ系繊維等の有機重合体から成る前駆体繊
維を先ず空気または他の酸化性ガス雰囲気中にて、20
0〜300°Cで耐炎化(ピッチ系繊維では一般に不融
化と称しており、更に高温の450°C程度までの処理
を行っている)して得られる。このようにして耐炎化さ
れた繊維は、次いで窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲
気中にて800〜2000°Cで炭化せしめて炭素繊維
としたり、また、さらに2000“C以上の不活性ガス
雰囲気中で黒鉛化を行い、弾性率が一段と高い黒鉛繊維
を製造することも行われる。
一ヒ記耐炎化工程は酸化と連化を伴う反応であって、高
温で処理する程反応速度を上げて耐炎化に必要な処理時
間を短縮できる。しかしながら、反応発熱を伴うため、
処理温度を高温にし過ぎたり、前駆体繊維を高密度に多
数充愼したりすると、反応熱が該繊維内に蓄積して単糸
間の融着や糸切れ、場合によっては発火現象を生しる。
温で処理する程反応速度を上げて耐炎化に必要な処理時
間を短縮できる。しかしながら、反応発熱を伴うため、
処理温度を高温にし過ぎたり、前駆体繊維を高密度に多
数充愼したりすると、反応熱が該繊維内に蓄積して単糸
間の融着や糸切れ、場合によっては発火現象を生しる。
そのため、耐炭化工程の生産効率を上げるためには、当
該繊維の反応発熱を効率良く除去しつつ可能な限り高温
で処理できるプロセスであることが肝要である。
該繊維の反応発熱を効率良く除去しつつ可能な限り高温
で処理できるプロセスであることが肝要である。
その耐炎化処理としては、特開平1−192825号公
報に記載されているように、種々の処理方法が提案実施
されているが、特に、前駆体繊維の加熱効率の向上、使
用熱量の削減を図る方法として、熱媒粒子の流動層を用
いて前駆体繊維を耐炎化する処理方法があり、この公報
では第6図に示すような耐炎化処理炉を提案している。
報に記載されているように、種々の処理方法が提案実施
されているが、特に、前駆体繊維の加熱効率の向上、使
用熱量の削減を図る方法として、熱媒粒子の流動層を用
いて前駆体繊維を耐炎化する処理方法があり、この公報
では第6図に示すような耐炎化処理炉を提案している。
図中、符号1はその耐炎化処理炉の縦断面を示すもので
、炉1内の長手方向に設置された分散板2によって、炉
1内は2層に分割された状態になっている。分散板2の
下方(図面上の下側)はガス分散箱3に構成されており
、ガス分離箱3には、酸化性気体(図中、矢印で示して
いる)を導くガス通路5が連通接続されている。分散板
2の上方は、熱媒粒子を所定範囲の糸道高さまで堆積し
た熱媒層4に構成されており、被処理物である前駆体繊
維Tは、ローラ7.7を介して、この熱媒層4に通糸さ
れるように構成されている。
、炉1内の長手方向に設置された分散板2によって、炉
1内は2層に分割された状態になっている。分散板2の
下方(図面上の下側)はガス分散箱3に構成されており
、ガス分離箱3には、酸化性気体(図中、矢印で示して
いる)を導くガス通路5が連通接続されている。分散板
2の上方は、熱媒粒子を所定範囲の糸道高さまで堆積し
た熱媒層4に構成されており、被処理物である前駆体繊
維Tは、ローラ7.7を介して、この熱媒層4に通糸さ
れるように構成されている。
このような耐炎化処理炉1によると、ガス通路5に設け
られたヒータ6により、加熱された酸化性気体(図中、
矢印で示している)はガス分離籍3内に流入し、分散板
2を通過する前に、ガス分散箱3内で均一に広がる。そ
して、分散板2で分散されたのち、熱媒N4内に流入し
、熱媒層4を流動化して流動層にするとともに、その流
動層を均一に加熱する。この状態下で、ローラ7.7を
介して、前駆体繊維Tを流動層内に通過させると、前駆
体繊維Tに耐炎化処理が施される。
られたヒータ6により、加熱された酸化性気体(図中、
矢印で示している)はガス分離籍3内に流入し、分散板
2を通過する前に、ガス分散箱3内で均一に広がる。そ
して、分散板2で分散されたのち、熱媒N4内に流入し
、熱媒層4を流動化して流動層にするとともに、その流
動層を均一に加熱する。この状態下で、ローラ7.7を
介して、前駆体繊維Tを流動層内に通過させると、前駆
体繊維Tに耐炎化処理が施される。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、上述した構造の耐炎化処理炉1で、さら
に、耐炎化処理速度を速めて、耐炎化繊維の生産性を向
上させようとすると、次のような不都合が生じる。
に、耐炎化処理速度を速めて、耐炎化繊維の生産性を向
上させようとすると、次のような不都合が生じる。
耐炎化処理速度を速めるには、まず、耐炎化処理炉1の
長さを長くし、炉1内に挿入される前駆体繊維Tの処理
速度を増加させることが考えられる。
長さを長くし、炉1内に挿入される前駆体繊維Tの処理
速度を増加させることが考えられる。
しかし、この場合、耐炎化処理炉1を長尺化すると、前
駆体繊維Tの中央部あたりが、熱媒体粒子の流動化作用
により、糸道に振れが生じて糸道が不安定となるため、
両サイドの糸束同士で接触を起こし、毛羽等の発生を助
長し、得られた耐炎化繊維の品位を著しく低下させる恐
れがある。また、耐炎化処理炉1の必要以上の長尺化ば
、設備費の点でもコスト高につながり、好ましくない。
駆体繊維Tの中央部あたりが、熱媒体粒子の流動化作用
により、糸道に振れが生じて糸道が不安定となるため、
両サイドの糸束同士で接触を起こし、毛羽等の発生を助
長し、得られた耐炎化繊維の品位を著しく低下させる恐
れがある。また、耐炎化処理炉1の必要以上の長尺化ば
、設備費の点でもコスト高につながり、好ましくない。
そこで、耐炎化処理炉1を長尺化せずに、前駆体繊維T
の処理速度を増やすには、熱媒層4(以下、流動層とも
言う)の高さを高くし、流動層4内を通過する前駆体繊
維Tの処理段数を増す、つまり、前駆体繊維Tを多段に
折り返して、“1“炉当たりの処理長を増加させること
が考えられる。
の処理速度を増やすには、熱媒層4(以下、流動層とも
言う)の高さを高くし、流動層4内を通過する前駆体繊
維Tの処理段数を増す、つまり、前駆体繊維Tを多段に
折り返して、“1“炉当たりの処理長を増加させること
が考えられる。
だが、流動層4を高くすると、流動層4内で発生した酸
化性気体の気泡が著しく成長合体し、流動層4の表面付
近ではかなり大きな気泡となる。
化性気体の気泡が著しく成長合体し、流動層4の表面付
近ではかなり大きな気泡となる。
この成長した大きな気泡が、前駆体繊維Tに衝突して破
裂すると、そのときのショックで、前駆体繊維Tがばら
け、毛羽等の物理的損傷を与えるという不都合が生じる
。
裂すると、そのときのショックで、前駆体繊維Tがばら
け、毛羽等の物理的損傷を与えるという不都合が生じる
。
また、気泡破裂のショックでもバラけないように、前駆
体繊維Tに撚りを付与すれば、安定した通糸が可能であ
るが、余り撚り数を増すと、前駆体繊維Tの内外層で反
応にばらつきが生じ、得られた耐炎化繊維の品位が低下
する。あるいは、前駆体繊維T内に耐炎化反応熱が蓄熱
し、暴走反応が発生し糸切れ、場合によっては発火現象
が起きることもある。
体繊維Tに撚りを付与すれば、安定した通糸が可能であ
るが、余り撚り数を増すと、前駆体繊維Tの内外層で反
応にばらつきが生じ、得られた耐炎化繊維の品位が低下
する。あるいは、前駆体繊維T内に耐炎化反応熱が蓄熱
し、暴走反応が発生し糸切れ、場合によっては発火現象
が起きることもある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、上述した不都合を生じることなく、耐炎化処理速度
を向上させ、耐炎化繊維の生産性の向上を図ることがで
きる耐炎化処理炉を提供することを目的としている。
て、上述した不都合を生じることなく、耐炎化処理速度
を向上させ、耐炎化繊維の生産性の向上を図ることがで
きる耐炎化処理炉を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉
本発明は、上記目的を達成するために、次のような構成
をとる。
をとる。
すなわち、加熱された酸化性気体を熱媒粒子の堆積層中
に導入して流動層とし、この流動層内に前駆体繊維を通
糸して耐炎化処理を施す耐炎化処理炉において、 前記流動層外であって、かつ、炉軸方向の両端側に、前
駆体繊維を折り返して通糸する複数個の折り返しローラ
を備えるとともに、 前記流動層内であって、かつ、前記複数個の折り返しロ
ーラで折り返された前駆体繊維の糸道間の、少なくとも
1つの間隙に多孔体を取り付けたことを特徴としている
。
に導入して流動層とし、この流動層内に前駆体繊維を通
糸して耐炎化処理を施す耐炎化処理炉において、 前記流動層外であって、かつ、炉軸方向の両端側に、前
駆体繊維を折り返して通糸する複数個の折り返しローラ
を備えるとともに、 前記流動層内であって、かつ、前記複数個の折り返しロ
ーラで折り返された前駆体繊維の糸道間の、少なくとも
1つの間隙に多孔体を取り付けたことを特徴としている
。
〈作用〉
本発明の面]炎化処理炉による作用は次のとおりである
。
。
酸化性気体の導入により、流動層内に発生した気泡は、
流動層内に折り返し通糸される前駆体繊維の糸道間の間
隙に取り付りられた多孔体に衝突して破裂し、微小な気
泡となる。
流動層内に折り返し通糸される前駆体繊維の糸道間の間
隙に取り付りられた多孔体に衝突して破裂し、微小な気
泡となる。
したがって、前駆体繊維に衝突して破裂する気泡のショ
ックも和らげられ、前駆体繊維に毛羽等の物理的損傷を
与えることなく、折り返し前駆体繊維を流動層内に通糸
することが可能になり、耐炎化処理速度の向−1−が図
られる。
ックも和らげられ、前駆体繊維に毛羽等の物理的損傷を
与えることなく、折り返し前駆体繊維を流動層内に通糸
することが可能になり、耐炎化処理速度の向−1−が図
られる。
〈実施例〉
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第3図を参照して、耐炎化処理装置の概略を説明
する。
する。
図中、符号8ば前駆体繊維Tの供給部であり、ここから
送り出された前駆体繊維Tは、複数個のローラlla〜
lieを介して、耐炎化処理炉2o内に導かれ、その後
、耐炎化処理炉2oの炉軸方向の両側に設置された複数
個の折り返しローラ12a −12C,’13a〜13
cにより、複数回(この例では、5回)、耐炎化処理炉
20内に通糸され、耐炎化処理を施された後、ローラ1
4a、]、4bを介して巻き取り部15に、耐炎化繊維
として引き取られる。
送り出された前駆体繊維Tは、複数個のローラlla〜
lieを介して、耐炎化処理炉2o内に導かれ、その後
、耐炎化処理炉2oの炉軸方向の両側に設置された複数
個の折り返しローラ12a −12C,’13a〜13
cにより、複数回(この例では、5回)、耐炎化処理炉
20内に通糸され、耐炎化処理を施された後、ローラ1
4a、]、4bを介して巻き取り部15に、耐炎化繊維
として引き取られる。
折り返しローラ12a〜12c 、13a〜13cばと
もに、第4図の斜視図に示すように、前駆体繊維Tを折
り返すための複数個の溝4oを軸方向に並設した従動ロ
ーラとなっており、複数本の前駆体繊維Tを折り返し炉
20内に通糸することによって、大量の前駆体繊維Tを
一度に耐炎化処理できるよ・うに構成されている。
もに、第4図の斜視図に示すように、前駆体繊維Tを折
り返すための複数個の溝4oを軸方向に並設した従動ロ
ーラとなっており、複数本の前駆体繊維Tを折り返し炉
20内に通糸することによって、大量の前駆体繊維Tを
一度に耐炎化処理できるよ・うに構成されている。
第1図に示すように、耐炎化処理炉20は、底面部(図
面の下側)に、酸化性気体を炉内に導入するだめの2個
の給気管21が連設され、十面部(図面の」−側)に、
前記酸化性気体を炉外に排出するための排気管22が連
設された中空体として形成されている。各給気管21に
はヒータ27が設けられており、給気管21を通る酸化
性気体を所要温度に加熱するように構成されている。
面の下側)に、酸化性気体を炉内に導入するだめの2個
の給気管21が連設され、十面部(図面の」−側)に、
前記酸化性気体を炉外に排出するための排気管22が連
設された中空体として形成されている。各給気管21に
はヒータ27が設けられており、給気管21を通る酸化
性気体を所要温度に加熱するように構成されている。
耐炎化処理炉20の炉軸方向の両側面部には、前記折り
返しローラ12a〜12c 、13a〜13cによって
複数段に折り返された前駆体繊維Tの炉20内への導入
を許容する複数個の導入孔23と、炉20外への導出を
許容する複数個の導出孔24とが、互いに対向した状態
で形成されており、各導入孔23および導出孔24をそ
れぞれ囲むように、圧力シール室25.25が、その両
側面に取り付けられている。
返しローラ12a〜12c 、13a〜13cによって
複数段に折り返された前駆体繊維Tの炉20内への導入
を許容する複数個の導入孔23と、炉20外への導出を
許容する複数個の導出孔24とが、互いに対向した状態
で形成されており、各導入孔23および導出孔24をそ
れぞれ囲むように、圧力シール室25.25が、その両
側面に取り付けられている。
圧力シール室25は、炉内に導入された酸化性気体と熱
媒粒子30が、導入孔23や導出孔24から外部に漏洩
しないように路孔をシールするもので、加圧気体の注入
管26を備えた構成となっている。つまり、加圧気体を
圧力シール室25内に供給することで、圧力シール室2
5内の雰囲気圧を、炉20内の雰囲気圧よりも若干高め
に設定し、酸化性気体と熱媒粒子30の外部漏洩を防ぐ
ものである。
媒粒子30が、導入孔23や導出孔24から外部に漏洩
しないように路孔をシールするもので、加圧気体の注入
管26を備えた構成となっている。つまり、加圧気体を
圧力シール室25内に供給することで、圧力シール室2
5内の雰囲気圧を、炉20内の雰囲気圧よりも若干高め
に設定し、酸化性気体と熱媒粒子30の外部漏洩を防ぐ
ものである。
なお、このシール機構としては、他のシール機構を用い
てもよく、例えば、炉20内へ向かって気体流を生じさ
せるエジェクターであってもよいし、場合によってはシ
ールせずに、路孔23.24から流出した熱媒粒子30
を溜めてスクリューフィーダなどの返送手段で自動的に
炉20内に戻すような機構とすることも可能である。
てもよく、例えば、炉20内へ向かって気体流を生じさ
せるエジェクターであってもよいし、場合によってはシ
ールせずに、路孔23.24から流出した熱媒粒子30
を溜めてスクリューフィーダなどの返送手段で自動的に
炉20内に戻すような機構とすることも可能である。
耐炎化処理炉20の内部は、多孔性の分散板28によっ
て、上下2室に分割されており、分散板28の下方がガ
ス分散室29、上方が熱媒粒子30を充填した熱媒層4
(流動層4)となっている。
て、上下2室に分割されており、分散板28の下方がガ
ス分散室29、上方が熱媒粒子30を充填した熱媒層4
(流動層4)となっている。
ガス分散室29は、炉20の底面部に連設されている給
気管2]と連通しており、給気管21から導入された高
温の酸化性気体を均一に分散さセる室である。
気管2]と連通しており、給気管21から導入された高
温の酸化性気体を均一に分散さセる室である。
流動層4は、固体の熱媒粒子30を気体で流動化した状
態で加熱処理する手段であって、分散板28を通過した
酸化性気体で流動化され、かつ、所定温度つまり200
°C以上550 ’C以下、好ましくは240′C以上
350 ”C以下に加熱された状態をいう。また、酸化
性気体は、空気の他、含硫黄気体など、前駆体繊維Tに
対して加熱時に広義の酸化反応を生じる気体を含んでい
る。
態で加熱処理する手段であって、分散板28を通過した
酸化性気体で流動化され、かつ、所定温度つまり200
°C以上550 ’C以下、好ましくは240′C以上
350 ”C以下に加熱された状態をいう。また、酸化
性気体は、空気の他、含硫黄気体など、前駆体繊維Tに
対して加熱時に広義の酸化反応を生じる気体を含んでい
る。
熱媒粒子30としては、前記流動層4の加熱温度に耐え
得る耐熱性を有する、例えば、主成分として炭素、アル
ミナ、炭化ケイ素、ジルコニア、シリカなどが単独ある
いは共存して構成されるセラミックやガラスなどの無機
物粒子を用いることができる。
得る耐熱性を有する、例えば、主成分として炭素、アル
ミナ、炭化ケイ素、ジルコニア、シリカなどが単独ある
いは共存して構成されるセラミックやガラスなどの無機
物粒子を用いることができる。
また、粒径としては、JIS Z 8801、に定めら
れた標準ふるいを用い、JIS Z 8815、による
ふるい分は試験方式で、重量の80%以上が10メツシ
ユ(タイラー式)以下、好ましくは28メツシユ以下の
小径の粒子が良い。粒径がこれ以上大き過ぎると、流動
化に必要な気体流量を多量に要し、粒子が前駆体繊維T
へ衝突する際の運動エネルギーが大きくなるため毛羽等
の物理的損傷を生じ易い。
れた標準ふるいを用い、JIS Z 8815、による
ふるい分は試験方式で、重量の80%以上が10メツシ
ユ(タイラー式)以下、好ましくは28メツシユ以下の
小径の粒子が良い。粒径がこれ以上大き過ぎると、流動
化に必要な気体流量を多量に要し、粒子が前駆体繊維T
へ衝突する際の運動エネルギーが大きくなるため毛羽等
の物理的損傷を生じ易い。
逆に粒径が小さいと、流動化に必要な気体流量も減少す
るし、前駆体繊維Tへの損傷も低減できる。
るし、前駆体繊維Tへの損傷も低減できる。
粒子の形状としては、特に限定しないがシャープエツジ
の無い球形状に近い粒子の方が前駆体繊維Tへの物理的
損傷が少ないため好ましい。
の無い球形状に近い粒子の方が前駆体繊維Tへの物理的
損傷が少ないため好ましい。
以上のような構成の流動層4に対して、折り返しローラ
12a〜12c、13a〜13Cにより、複数段に折り
返されて通糸される前駆体繊維Tの2つの糸道間に形成
される間隙に多孔体31.31が取り付けられている。
12a〜12c、13a〜13Cにより、複数段に折り
返されて通糸される前駆体繊維Tの2つの糸道間に形成
される間隙に多孔体31.31が取り付けられている。
この取りつけ数量には特にこだわることなく、例えば、
全ての段間(間隙)に取りつけてもよいし、場合によっ
ては、ある段間(間隙)に1枚だけ取りつけてもよい。
全ての段間(間隙)に取りつけてもよいし、場合によっ
ては、ある段間(間隙)に1枚だけ取りつけてもよい。
多孔体31は、流動層4内で発生した酸化性気体の気泡
を分割して、その成長を阻害するためのもので、気泡を
分割させる適当な口開きを有し、かつ、熱媒粒子30が
通過する多孔体、例えば、ステンレス金網や、多孔板な
どで構成される。
を分割して、その成長を阻害するためのもので、気泡を
分割させる適当な口開きを有し、かつ、熱媒粒子30が
通過する多孔体、例えば、ステンレス金網や、多孔板な
どで構成される。
この酸化性気体の分割効果を、熱媒粒子径と多孔体31
の口開きとの関係で示したのが第5図である。
の口開きとの関係で示したのが第5図である。
第5図は横軸に材質が黒鉛の熱媒粒子30の直径を示し
、縦軸に多孔体31としてステンレス金網を用いた場合
の口開きを示し、前記熱媒粒子30に酸化性気体として
5〜8Ncm/sの流速の空気を吹き付けた場合の気泡
分割効果を示したもので、図中Aは、気泡分割効果なし
の領域、Bは、気泡分割効果有りの領域、Cは熱媒粒子
30のステンレス金網に対する通過阻害領域を示してい
る。
、縦軸に多孔体31としてステンレス金網を用いた場合
の口開きを示し、前記熱媒粒子30に酸化性気体として
5〜8Ncm/sの流速の空気を吹き付けた場合の気泡
分割効果を示したもので、図中Aは、気泡分割効果なし
の領域、Bは、気泡分割効果有りの領域、Cは熱媒粒子
30のステンレス金網に対する通過阻害領域を示してい
る。
図中でA領域の気泡分割効果がないのは、ステンレス金
網の口開きが大きいため、気泡が細分化されないからで
あり、一方、C領域で熱媒粒子30の流動化が阻害され
るのは、ステンレス金網の口開きが小さいため、気泡は
細分化されるが、熱媒粒子30の通過を妨げるからであ
る。
網の口開きが大きいため、気泡が細分化されないからで
あり、一方、C領域で熱媒粒子30の流動化が阻害され
るのは、ステンレス金網の口開きが小さいため、気泡は
細分化されるが、熱媒粒子30の通過を妨げるからであ
る。
したがって、気泡分割効果の良い領域はハツチングで示
したBSJf域であり、このB領域内でも、熱媒粒子径
を0.3mmとし、ステンレス金網の口開きを0.6〜
1.0 mm (28〜16メツシユ)とするのがより
好ましい。
したBSJf域であり、このB領域内でも、熱媒粒子径
を0.3mmとし、ステンレス金網の口開きを0.6〜
1.0 mm (28〜16メツシユ)とするのがより
好ましい。
多孔体31の取り付は位置としては、上方に位置する前
駆体繊維Tとの間隙高さをHとすると、10胴≦H≦3
0mmの範囲に取りつけるのが好ましい。
駆体繊維Tとの間隙高さをHとすると、10胴≦H≦3
0mmの範囲に取りつけるのが好ましい。
Hが10w以上になると、多孔体31と前駆体繊維Tと
が接触する虞れがないから、前駆体繊維Tに損傷を与え
ない。一方、■が30舶以下になると、多孔体31で分
割された気泡が前駆体繊維Tに向かうまでに、再び合体
せずに細粒化したままであるから、前駆体繊維Tに毛羽
等の損傷を与える虞がない。
が接触する虞れがないから、前駆体繊維Tに損傷を与え
ない。一方、■が30舶以下になると、多孔体31で分
割された気泡が前駆体繊維Tに向かうまでに、再び合体
せずに細粒化したままであるから、前駆体繊維Tに毛羽
等の損傷を与える虞がない。
また、多孔体31の取り付は方法は、第2図に示すよう
に、炉20の内壁部の水平方向に沿ってガイドレール3
2を配置し、このガイドレール32に対して摺動可能で
あるとともに、多孔体31の辺縁部分を載置するステー
33を設けて取り付けるのが好ましい例である。このよ
うな取り付は方法を適用することで、多孔体31をステ
ー33ごとガイドレール32から引き出すことができ、
定期点検時の清掃などにおける分解・組立が容易になる
。
に、炉20の内壁部の水平方向に沿ってガイドレール3
2を配置し、このガイドレール32に対して摺動可能で
あるとともに、多孔体31の辺縁部分を載置するステー
33を設けて取り付けるのが好ましい例である。このよ
うな取り付は方法を適用することで、多孔体31をステ
ー33ごとガイドレール32から引き出すことができ、
定期点検時の清掃などにおける分解・組立が容易になる
。
次に、上述した耐炎化処理炉20の作用について説明す
る。
る。
給気管21を通る酸化性気体は、ヒータ27により、所
要温度に加熱され、ガス分散室29内で均一に分散され
た後、分散板28を通って熱媒層4内に侵入し、熱媒層
4を流動化して流動N4とする。このとき、流動層4内
に酸化性気体の気泡が発生し、徐々に成長しながら、流
動層4の表面に向かうが、前駆体繊維Tの折り返し段、
T2とT3との間、およびT4と15との間に取りつり
られている多孔体31に衝突して破裂し、微小な気泡と
なる。したがって、気泡が前駆体繊維Tと衝突して破裂
する際のショックも小さいものとなり、そのショックG
こまって前駆体繊維Tに毛羽等の物理的損傷を与えるこ
とがない。
要温度に加熱され、ガス分散室29内で均一に分散され
た後、分散板28を通って熱媒層4内に侵入し、熱媒層
4を流動化して流動N4とする。このとき、流動層4内
に酸化性気体の気泡が発生し、徐々に成長しながら、流
動層4の表面に向かうが、前駆体繊維Tの折り返し段、
T2とT3との間、およびT4と15との間に取りつり
られている多孔体31に衝突して破裂し、微小な気泡と
なる。したがって、気泡が前駆体繊維Tと衝突して破裂
する際のショックも小さいものとなり、そのショックG
こまって前駆体繊維Tに毛羽等の物理的損傷を与えるこ
とがない。
〈発明の効果〉
以−Lの説明から明らかなように、本発明の耐炎化処理
炉によれば、流動層内に対して多段に折り返し、通糸さ
れた前駆体繊維の各糸道間の、少なくとも1つの間隙に
多孔体を取り(qけた構成としているので、流動層内に
発生した酸化性気体の気泡を、その多孔体によって分割
し、微小化することができる。したがって、前駆体繊維
に衝突して破裂する気泡のショックを和らげることがで
き、前駆体繊維に対して毛羽等の物理的損傷を与えるこ
となく、耐炎化処理速度を速め、耐炎化繊維の生産性を
向上することができる。
炉によれば、流動層内に対して多段に折り返し、通糸さ
れた前駆体繊維の各糸道間の、少なくとも1つの間隙に
多孔体を取り(qけた構成としているので、流動層内に
発生した酸化性気体の気泡を、その多孔体によって分割
し、微小化することができる。したがって、前駆体繊維
に衝突して破裂する気泡のショックを和らげることがで
き、前駆体繊維に対して毛羽等の物理的損傷を与えるこ
となく、耐炎化処理速度を速め、耐炎化繊維の生産性を
向上することができる。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は耐炎化処理炉の縦断面図、第2図は多孔体の取り付
は例を示した断面図、第3図は耐炎化処理炉の概略構成
を示した図、第4図は折り返しローラの斜視図、第5図
は酸化性気体の気泡分割効果を熱媒粒子径と金網口開き
の関係で示した図である。 また、第6図は従来の耐炎化処理炉の縦断面図である。 4・・・流動層 13a、 13b、 13c) 20・・・耐炎化処理炉 30・・・熱媒粒子 31・・・多孔体出願人 東
し 株 式 会 社代理人 弁理士 杉 谷
勉
図は耐炎化処理炉の縦断面図、第2図は多孔体の取り付
は例を示した断面図、第3図は耐炎化処理炉の概略構成
を示した図、第4図は折り返しローラの斜視図、第5図
は酸化性気体の気泡分割効果を熱媒粒子径と金網口開き
の関係で示した図である。 また、第6図は従来の耐炎化処理炉の縦断面図である。 4・・・流動層 13a、 13b、 13c) 20・・・耐炎化処理炉 30・・・熱媒粒子 31・・・多孔体出願人 東
し 株 式 会 社代理人 弁理士 杉 谷
勉
Claims (1)
- (1)加熱された酸化性気体を熱媒粒子の堆積層中に導
入して流動層とし、この流動層内に前駆体繊維を通糸し
て耐炎化処理を施す耐炎化処理炉において、 前記流動層外であって、かつ、炉軸方向の両端側に、前
駆体繊維を折り返して通糸する複数個の折り返しローラ
を備えるとともに、 前記流動層内であって、かつ、前記複数個の折り返しロ
ーラで折り返された前駆体繊維の糸道間の、少なくとも
1つの間隙に多孔体を取り付けたことを特徴とする耐炎
化処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28295990A JPH04163322A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 耐炎化処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28295990A JPH04163322A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 耐炎化処理炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04163322A true JPH04163322A (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=17659344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28295990A Pending JPH04163322A (ja) | 1990-10-19 | 1990-10-19 | 耐炎化処理炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04163322A (ja) |
-
1990
- 1990-10-19 JP JP28295990A patent/JPH04163322A/ja active Pending
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