JPH0416676Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0416676Y2 JPH0416676Y2 JP16296087U JP16296087U JPH0416676Y2 JP H0416676 Y2 JPH0416676 Y2 JP H0416676Y2 JP 16296087 U JP16296087 U JP 16296087U JP 16296087 U JP16296087 U JP 16296087U JP H0416676 Y2 JPH0416676 Y2 JP H0416676Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cannula
- blood
- coil
- living body
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 claims description 8
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 claims description 7
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 32
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 32
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 8
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 7
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 5
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 5
- 239000003146 anticoagulant agent Substances 0.000 description 4
- 229960004676 antithrombotic agent Drugs 0.000 description 4
- 239000004014 plasticizer Substances 0.000 description 4
- 241000208125 Nicotiana Species 0.000 description 3
- 235000002637 Nicotiana tabacum Nutrition 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 3
- 230000003872 anastomosis Effects 0.000 description 2
- 210000000709 aorta Anatomy 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 210000005246 left atrium Anatomy 0.000 description 2
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 2
- MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N Di-n-octyl phthalate Natural products CCCCCCCCOC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCCCCCCCC MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004721 Polyphenylene oxide Substances 0.000 description 1
- 208000007536 Thrombosis Diseases 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002785 anti-thrombosis Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N bis(2-ethylhexyl) phthalate Chemical compound CCCCC(CC)COC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCC(CC)CCCC BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZFMQKOWCDKKBIF-UHFFFAOYSA-N bis(3,5-difluorophenyl)phosphane Chemical compound FC1=CC(F)=CC(PC=2C=C(F)C=C(F)C=2)=C1 ZFMQKOWCDKKBIF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007675 cardiac surgery Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 210000002837 heart atrium Anatomy 0.000 description 1
- 208000015181 infectious disease Diseases 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000009545 invasion Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920001692 polycarbonate urethane Polymers 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920000570 polyether Polymers 0.000 description 1
- 210000001147 pulmonary artery Anatomy 0.000 description 1
- 210000005245 right atrium Anatomy 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 230000002861 ventricular Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本考案はカニユーレ、特に心臓手術用カニユー
レに関するものである。
レに関するものである。
ロ 従来技術
近年、開心手術やその他の手術の際に、体外に
おいて補助的かつ一時的に心臓の機能を代替する
ための人工心臓の開発が進められている。例えば
第7図に示すように、生体の心臓10の右心房と
肺動脈との間や、左心房と大動脈との間に夫々例
えばサツク型血液ポンプ装置11が連結される。
このような血液ポンプ装置は、補助心臓として既
に臨床応用にも実施されている。
おいて補助的かつ一時的に心臓の機能を代替する
ための人工心臓の開発が進められている。例えば
第7図に示すように、生体の心臓10の右心房と
肺動脈との間や、左心房と大動脈との間に夫々例
えばサツク型血液ポンプ装置11が連結される。
このような血液ポンプ装置は、補助心臓として既
に臨床応用にも実施されている。
このような血液ポンプ装置11はサツク型と称
されるものであり、主として耐圧性(例えばポリ
カーボネート或いはポリウレタン製)のハウジン
グアウターケース1と、このハウジングアウター
ケース内に気密に収納される偏平袋状のサツク型
の血液チヤンバー2とからなる。この血液チヤン
バー2の上部には、血液チヤンバーに連通して血
液導入管3と血液排出管4とが上向きにかつ略平
行に形成されている。血液チヤンバー部の上部周
囲には、ハウジングの一部をなすフランジ部5を
設けてあり、このフランジ部によつて血液チヤン
バーはハウジングアウターケース1内に気密に収
納される。また、血液導入管3と血液排出管4と
の各内部には、血液17の逆流を防止する人工の
逆止弁6,7が装着してあり、これにより、血液
導入管3から血液チヤンバー2内に導入された血
液17は、血液排出管4より拍出されるようにな
つている。血液の拍出は、ハウジングアウターケ
ース1の底部に設けられたポート8を通じて流
体、例えば圧縮空気及び減圧空気の導入、排出を
交互に行い、この駆動圧による血液チヤンバー外
圧の変化に伴つて血液チヤンバーが膨張、収縮を
繰り返すことによつてなされるものである。
されるものであり、主として耐圧性(例えばポリ
カーボネート或いはポリウレタン製)のハウジン
グアウターケース1と、このハウジングアウター
ケース内に気密に収納される偏平袋状のサツク型
の血液チヤンバー2とからなる。この血液チヤン
バー2の上部には、血液チヤンバーに連通して血
液導入管3と血液排出管4とが上向きにかつ略平
行に形成されている。血液チヤンバー部の上部周
囲には、ハウジングの一部をなすフランジ部5を
設けてあり、このフランジ部によつて血液チヤン
バーはハウジングアウターケース1内に気密に収
納される。また、血液導入管3と血液排出管4と
の各内部には、血液17の逆流を防止する人工の
逆止弁6,7が装着してあり、これにより、血液
導入管3から血液チヤンバー2内に導入された血
液17は、血液排出管4より拍出されるようにな
つている。血液の拍出は、ハウジングアウターケ
ース1の底部に設けられたポート8を通じて流
体、例えば圧縮空気及び減圧空気の導入、排出を
交互に行い、この駆動圧による血液チヤンバー外
圧の変化に伴つて血液チヤンバーが膨張、収縮を
繰り返すことによつてなされるものである。
ここで、この血液ポンプ11と生体とは、カニ
ユーレと呼ばれる導管12,13によつて連結さ
れる。例えば左心については、送血カニユーレ1
2は吻合(ふんごう)術により大動脈と接続さ
れ、脱血カニユーレ15は左心房に挿入され、タ
バコ縫合により生体心に固定される。各カニユー
レ12,15と血液チヤンバー2側の各血液導管
3及び4とは、各コネクタ13の両端部からその
中央位置に設けたリング状フランジ14の位置ま
で夫々挿入される。
ユーレと呼ばれる導管12,13によつて連結さ
れる。例えば左心については、送血カニユーレ1
2は吻合(ふんごう)術により大動脈と接続さ
れ、脱血カニユーレ15は左心房に挿入され、タ
バコ縫合により生体心に固定される。各カニユー
レ12,15と血液チヤンバー2側の各血液導管
3及び4とは、各コネクタ13の両端部からその
中央位置に設けたリング状フランジ14の位置ま
で夫々挿入される。
十分な流量の血液を輸送するため、これらカニ
ユーレの内径は大きい方がよい。しかしながら、
カニユーレの内径を大きくすると外径も大きくせ
ざるを得ないが、このようにしてカニユーレが太
くなると、生体の接続に当つて、血管や生体心の
侵〓(しんしゅう)が大きくなる。従つて、生体
にとつては、カニユーレの外径は可能な限り小さ
い方がよいことになる。また、生体にすなおに添
い、生体を傷つけないためには、可能な限り、軟
い材質から出来ていることが望まれる。
ユーレの内径は大きい方がよい。しかしながら、
カニユーレの内径を大きくすると外径も大きくせ
ざるを得ないが、このようにしてカニユーレが太
くなると、生体の接続に当つて、血管や生体心の
侵〓(しんしゅう)が大きくなる。従つて、生体
にとつては、カニユーレの外径は可能な限り小さ
い方がよいことになる。また、生体にすなおに添
い、生体を傷つけないためには、可能な限り、軟
い材質から出来ていることが望まれる。
上記のことから、カニユーレは肉薄化する必要
があるが、この要求は特に小児用や乳児用の場合
に顕著となる。しかしながら、肉薄化することに
よつて、従来のカニユーレ素材(軟質のポリ塩化
ビニル等)では形状保持性及び機械的強度が低下
し、時として先端部が外力によつて折れたり、つ
ぶれたりする。このため、肉薄化したカニユー
レ、特に脱血側(生体から血液を抜く側であつて
陰圧がかかる。)のカニユーレ15は、補強のた
めに螺旋状に巻いた金属線等のコイルを補強材と
して入れる必要がある。
があるが、この要求は特に小児用や乳児用の場合
に顕著となる。しかしながら、肉薄化することに
よつて、従来のカニユーレ素材(軟質のポリ塩化
ビニル等)では形状保持性及び機械的強度が低下
し、時として先端部が外力によつて折れたり、つ
ぶれたりする。このため、肉薄化したカニユー
レ、特に脱血側(生体から血液を抜く側であつて
陰圧がかかる。)のカニユーレ15は、補強のた
めに螺旋状に巻いた金属線等のコイルを補強材と
して入れる必要がある。
しかし、この場合、カニユーレを肉薄化してい
るために、コイルの全体又は先端がカニユーレ本
体壁部の内面又は外面に露出し易くなる。これで
は、本来の補強効果が生じないばかりでなく、カ
ニユーレの表面(特に内面)に塗布されている抗
血栓剤に損傷を与え、血栓生成の原因となる。ま
た、そうした状態では金属線の先端が鋭利なため
に、操作中に術者自身をも傷つけ、患者からの感
染の原因となることもある。
るために、コイルの全体又は先端がカニユーレ本
体壁部の内面又は外面に露出し易くなる。これで
は、本来の補強効果が生じないばかりでなく、カ
ニユーレの表面(特に内面)に塗布されている抗
血栓剤に損傷を与え、血栓生成の原因となる。ま
た、そうした状態では金属線の先端が鋭利なため
に、操作中に術者自身をも傷つけ、患者からの感
染の原因となることもある。
従つて、素材の弾性等の物性から、カニユーレ
の径、サイズには自ら制約が生じ、所望の肉薄の
製品を得ることができないでいた。
の径、サイズには自ら制約が生じ、所望の肉薄の
製品を得ることができないでいた。
ハ 考案の目的
本考案の目的は、カニユーレを効果的に補強し
て強度を十分にすると同時に、信頼性を高め、肉
薄化による流動抵抗の減少(圧力損失減少、流量
増大)を可能にしたカニユーレを提供することに
ある。
て強度を十分にすると同時に、信頼性を高め、肉
薄化による流動抵抗の減少(圧力損失減少、流量
増大)を可能にしたカニユーレを提供することに
ある。
ニ 考案の構成
即ち、本考案は、生体に挿入される側が径小管
部となつていて、少なくともこの径小管部に血液
流路を取巻くようにコイル状の補強材が埋設され
ており、カニユーレ長さ方向における中心線上で
切つた前記補強材の断面が前記中心線に沿う方向
に扁平となつているカニユーレに係るものであ
る。
部となつていて、少なくともこの径小管部に血液
流路を取巻くようにコイル状の補強材が埋設され
ており、カニユーレ長さ方向における中心線上で
切つた前記補強材の断面が前記中心線に沿う方向
に扁平となつているカニユーレに係るものであ
る。
ホ 実施例
以下、本考案の実施例を第1図〜第6図につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第1図は、第1の実施例によるカニユーレ25
を示すものである。このカニユーレ25自体は、
第7図のカニユーレ12,15と同様、吻合術に
より生体の心臓(心房、心室壁等)や血管壁に結
合されるものである。ここでは、カニユーレ25
を例えば脱血カニユーレとして例示的に説明する
が、送血カニユーレとしても同様に構成されてよ
い。
を示すものである。このカニユーレ25自体は、
第7図のカニユーレ12,15と同様、吻合術に
より生体の心臓(心房、心室壁等)や血管壁に結
合されるものである。ここでは、カニユーレ25
を例えば脱血カニユーレとして例示的に説明する
が、送血カニユーレとしても同様に構成されてよ
い。
カニユーレ25のうち、既述した生体心臓等の
生体内へ挿入される領域は径小管部25aとなつ
ていて、この径小管部25aには、血液流路20
を取巻くようにして補強材としての金属コイル2
6が埋設されている。ここで、カニユーレ25全
体は軟質のポリ塩化ビニルの本体からなつてお
り、かつ金属コイル26は径小管部25aにて先
端部から必要な長さ範囲に亘つて存在していてよ
いが、つば部27,28(これらのつば部間の領
域でタバコ縫合による生体への固定又は結合が行
われ、挿入部の離脱を防止している。)、特につば
部28よりも外側(外部側)に埋設されるのが望
ましい。
生体内へ挿入される領域は径小管部25aとなつ
ていて、この径小管部25aには、血液流路20
を取巻くようにして補強材としての金属コイル2
6が埋設されている。ここで、カニユーレ25全
体は軟質のポリ塩化ビニルの本体からなつてお
り、かつ金属コイル26は径小管部25aにて先
端部から必要な長さ範囲に亘つて存在していてよ
いが、つば部27,28(これらのつば部間の領
域でタバコ縫合による生体への固定又は結合が行
われ、挿入部の離脱を防止している。)、特につば
部28よりも外側(外部側)に埋設されるのが望
ましい。
金属コイル26は、例えばSUS等のステンレ
ス鋼から形成され、カニユーレの長さ方向におけ
る中心線21上の断面(即ち、第1図で示した断
面)が中心線21に沿う方向において扁平(この
例では板状)となつており、従つて中心線方向に
対して直角方向の厚さがかなり薄くなつている。
第2図Aに明示する如く、コイル26の断面サイ
ズは幅w1、厚みt1としてw1>t1、特にw1=(1.2〜
10)t1とするのがよく、例えばw1=0.45mm、t1=
0.14mmとする。このとき、カニユーレ径小管部2
5aの肉厚x1は0.6〜1.5mm、例えば、1.4mmと簡単
に薄くできる。
ス鋼から形成され、カニユーレの長さ方向におけ
る中心線21上の断面(即ち、第1図で示した断
面)が中心線21に沿う方向において扁平(この
例では板状)となつており、従つて中心線方向に
対して直角方向の厚さがかなり薄くなつている。
第2図Aに明示する如く、コイル26の断面サイ
ズは幅w1、厚みt1としてw1>t1、特にw1=(1.2〜
10)t1とするのがよく、例えばw1=0.45mm、t1=
0.14mmとする。このとき、カニユーレ径小管部2
5aの肉厚x1は0.6〜1.5mm、例えば、1.4mmと簡単
に薄くできる。
これに反し、従来の断面円形の金属コイル16
では、同一の強度と成形の容易性を得るとする
と、第2図Bに示すように、その断面の径Rは幅
と厚みが同一の例えば0.25mmφであり、このとき
カニユーレ径小管部15aの肉厚x2は2.0〜3.0
mm、例えば2.5mmと大きくなつてしまう。従つて、
従来の方法ではカニユーレ内径R1は8〜10mmで
あるが、断面板状のコイル26を埋込んだ場合、
第1図に示すカニユーレ外径R0は3〜20mm、例
えば14mmとしたとき、カニユーレ内径R1は従来
の断面円形のコイル16の場合よりも大幅に拡大
できる。換言すれば、径小管部25aの肉厚x1は
従来のx2よりも小さくでき(X1<x2)、特にx1≦
0.5×x2と小さくできるので、この分、カニユー
レ内径R1を大きくでき(例えば11〜12.8mm、具体
的には2mm以上も大きくでき)、かつまたカニユ
ーレ肉厚x1を小さくしてての肉薄化が可能となる
のである。
では、同一の強度と成形の容易性を得るとする
と、第2図Bに示すように、その断面の径Rは幅
と厚みが同一の例えば0.25mmφであり、このとき
カニユーレ径小管部15aの肉厚x2は2.0〜3.0
mm、例えば2.5mmと大きくなつてしまう。従つて、
従来の方法ではカニユーレ内径R1は8〜10mmで
あるが、断面板状のコイル26を埋込んだ場合、
第1図に示すカニユーレ外径R0は3〜20mm、例
えば14mmとしたとき、カニユーレ内径R1は従来
の断面円形のコイル16の場合よりも大幅に拡大
できる。換言すれば、径小管部25aの肉厚x1は
従来のx2よりも小さくでき(X1<x2)、特にx1≦
0.5×x2と小さくできるので、この分、カニユー
レ内径R1を大きくでき(例えば11〜12.8mm、具体
的には2mm以上も大きくでき)、かつまたカニユ
ーレ肉厚x1を小さくしてての肉薄化が可能となる
のである。
上記のように、扁平コイル26を用いてこれを
埋め込むことによつて、コイル自体によるカニユ
ーレ補強効果を発揮してそのキンキング(折屈現
象)や変形に対する強度や信頼性を向上させるこ
とができる上に、断面扁平化によつてコイルとし
ての強度は保持しつつ上記した如きカニユーレの
肉薄化が可能となり、内径の拡大→流動抵抗減
少、圧力損失減少、ひいては血流量又は拍出量の
増大を図れる。特に、カニユーレを脱血側に用い
るときには、先端側が陰圧でつぶれ易くなるが、
本実施例のカニユーレによつて強度を大きくでき
ると共に、流量も増やせるという、従来では両立
できなかつた2つの要求を同時に充足できるよう
になる。しかも、肉厚x1はコイル26を埋設する
のに十分となり、コイル26が露出してカニユー
レ内面の抗血栓剤塗膜を損なつたり、或いは術者
を傷つけることもない。
埋め込むことによつて、コイル自体によるカニユ
ーレ補強効果を発揮してそのキンキング(折屈現
象)や変形に対する強度や信頼性を向上させるこ
とができる上に、断面扁平化によつてコイルとし
ての強度は保持しつつ上記した如きカニユーレの
肉薄化が可能となり、内径の拡大→流動抵抗減
少、圧力損失減少、ひいては血流量又は拍出量の
増大を図れる。特に、カニユーレを脱血側に用い
るときには、先端側が陰圧でつぶれ易くなるが、
本実施例のカニユーレによつて強度を大きくでき
ると共に、流量も増やせるという、従来では両立
できなかつた2つの要求を同時に充足できるよう
になる。しかも、肉厚x1はコイル26を埋設する
のに十分となり、コイル26が露出してカニユー
レ内面の抗血栓剤塗膜を損なつたり、或いは術者
を傷つけることもない。
また、カニユーレ径小管部25aは、軟質であ
つて内径を拡大できると同時に外径も小さくでき
るから、使用価値が大であり、乳児等に好適とな
る。
つて内径を拡大できると同時に外径も小さくでき
るから、使用価値が大であり、乳児等に好適とな
る。
なお、コイル26は第2のつば部28よりも外
側に埋設したため、第1のつば部27と第2のつ
ば部28の間で行われるタバコ縫合による固定が
金属コイル26に影響されず、容易となる。
側に埋設したため、第1のつば部27と第2のつ
ば部28の間で行われるタバコ縫合による固定が
金属コイル26に影響されず、容易となる。
カニユーレ25を構成する素材は、ポリウレタ
ン又は可塑剤を含む塩化ビニルが望ましい。ポリ
ウレタンとしては公知のポリエステル系ポリウレ
タン、ポリエーテル系ポリウレタンが広く用いら
れる。ポリ塩化ビニルの可塑剤としてはジオクチ
ルフタレート、ジオクチルアジペートなど公知の
ポリ塩化ビニルの可塑剤が広く用いられる。この
場合、軟質ポリ塩化ビニルは、ポリ塩化ビニルと
可塑剤組成物よりなる、いわゆるポリ塩化ビニル
ペーストから成形されてもよい。
ン又は可塑剤を含む塩化ビニルが望ましい。ポリ
ウレタンとしては公知のポリエステル系ポリウレ
タン、ポリエーテル系ポリウレタンが広く用いら
れる。ポリ塩化ビニルの可塑剤としてはジオクチ
ルフタレート、ジオクチルアジペートなど公知の
ポリ塩化ビニルの可塑剤が広く用いられる。この
場合、軟質ポリ塩化ビニルは、ポリ塩化ビニルと
可塑剤組成物よりなる、いわゆるポリ塩化ビニル
ペーストから成形されてもよい。
また、カニユーレ25は抗血栓性を向上させる
ために、血液に接触する内面に公知の抗血栓剤を
コーテイングして血液適合性を向上させることが
できる。
ために、血液に接触する内面に公知の抗血栓剤を
コーテイングして血液適合性を向上させることが
できる。
カニユーレに埋込む金属コイル26は上述した
ように断面板状であるが、その形状は具体的に
は、第3図Aのように矩形状のものをはじめ、第
3図Bのような楕円状のもの(長軸が中心線21
に沿う方向、短軸がそれに直交する方向)、第3
図Cのようなもの等、様々であつてよい。本考案
でいう「扁平」とは第3図に示した如き形状を広
く含むものである。コイル断面としては、楕円状
が望ましい。
ように断面板状であるが、その形状は具体的に
は、第3図Aのように矩形状のものをはじめ、第
3図Bのような楕円状のもの(長軸が中心線21
に沿う方向、短軸がそれに直交する方向)、第3
図Cのようなもの等、様々であつてよい。本考案
でいう「扁平」とは第3図に示した如き形状を広
く含むものである。コイル断面としては、楕円状
が望ましい。
次に、本実施例によるカニユーレ(本考案品)
と従来のカニユーレ(従来品)とについて、具体
的に第7図の如きポンプ装置に使用した場合、第
4図〜第6図に示す結果が得られた。
と従来のカニユーレ(従来品)とについて、具体
的に第7図の如きポンプ装置に使用した場合、第
4図〜第6図に示す結果が得られた。
第4図はポンプ駆動圧が陰圧(ポンプ拡張時:
脱血時)のとき、第5図はポンプ駆動圧が陽圧
(ポンプ収縮時:送血時)のときに得られた血液
流量を比較して示すものである。これによれば、
いずれの駆動圧のときでも、本考案品の流量が従
来品に比べて大幅に増大いていることが分る。
脱血時)のとき、第5図はポンプ駆動圧が陽圧
(ポンプ収縮時:送血時)のときに得られた血液
流量を比較して示すものである。これによれば、
いずれの駆動圧のときでも、本考案品の流量が従
来品に比べて大幅に増大いていることが分る。
第6図は、キンキング、カニユーレ肉厚、拍出
量をまとめて比較したものである(但し、○は良
好、△はやや不良、×は不良を示す。)が、本考案
品は外径又は内径のいずれかを変化させて肉厚を
小さくしてもキンキングなしでコイルも露出する
ことがなく、特に内径を拡大すると拍出量も十分
となる。
量をまとめて比較したものである(但し、○は良
好、△はやや不良、×は不良を示す。)が、本考案
品は外径又は内径のいずれかを変化させて肉厚を
小さくしてもキンキングなしでコイルも露出する
ことがなく、特に内径を拡大すると拍出量も十分
となる。
以上、本考案を例示したが、上述の実施例は本
考案の技術的思想に基づいて更に変形が可能であ
る。例えば、上述のコイル26は他の領域にも埋
設してよいし、埋設位置は種々変えてよい。
考案の技術的思想に基づいて更に変形が可能であ
る。例えば、上述のコイル26は他の領域にも埋
設してよいし、埋設位置は種々変えてよい。
ヘ 考案の作用効果
本考案は上述の如く、カニユーレ径小管部に断
面扁平コイル状補強材を埋め込んでいるから、カ
ニユーレ補強効果を発揮してそのキンキング(折
屈現象)や変形に対する強度や信頼性を向上させ
ることができる上に、断面扁平化によつてコイル
としての強度は保持しつつ上記した如きカニユー
レの肉薄化が可能となり、内径の拡大→流動抵抗
減少、圧力損失減少、ひいては血流量又は拍出量
の増大を図れる。従つて、強度を大きくできると
共に、流量も増やせるという、従来では両立でき
なかつた2つの要求を同時に充足できるようにな
る。しかも、肉厚はコイルを埋設するのに十分と
なり、コイルが露出してカニユーレ内面の抗血栓
剤塗膜を損なつたり、或いは術者を傷つけること
もない。
面扁平コイル状補強材を埋め込んでいるから、カ
ニユーレ補強効果を発揮してそのキンキング(折
屈現象)や変形に対する強度や信頼性を向上させ
ることができる上に、断面扁平化によつてコイル
としての強度は保持しつつ上記した如きカニユー
レの肉薄化が可能となり、内径の拡大→流動抵抗
減少、圧力損失減少、ひいては血流量又は拍出量
の増大を図れる。従つて、強度を大きくできると
共に、流量も増やせるという、従来では両立でき
なかつた2つの要求を同時に充足できるようにな
る。しかも、肉厚はコイルを埋設するのに十分と
なり、コイルが露出してカニユーレ内面の抗血栓
剤塗膜を損なつたり、或いは術者を傷つけること
もない。
第1図〜第6図は本考案の実施例を示すもので
あつて、第1図はカニユーレの要部半断面図、第
2図Aは第1図の一部分の拡大図、第2図Bは従
来品の第2図Aと同様の拡大図、第3図A、第3
図B、第3図Cはコイルの断面形状を示す図、第
4図、第5図は駆動圧による血液流量を比較して
示すグラフ、第6図はカニユーレ性能をまとめて
示す表である。第7図は血液ポンプ装置の使用状
態を示す概略図である。 なお、図面に示す符号において、11……血液
ポンプ装置、12,15,25……カニユーレ、
13……コネクタ、16,26……コイル、20
……血液流路、21……中心線、25a……径小
管部、27,28……つば部、w1……幅、t1……
厚み、X1,x2……肉厚、R1……内径、R0……外
径である。
あつて、第1図はカニユーレの要部半断面図、第
2図Aは第1図の一部分の拡大図、第2図Bは従
来品の第2図Aと同様の拡大図、第3図A、第3
図B、第3図Cはコイルの断面形状を示す図、第
4図、第5図は駆動圧による血液流量を比較して
示すグラフ、第6図はカニユーレ性能をまとめて
示す表である。第7図は血液ポンプ装置の使用状
態を示す概略図である。 なお、図面に示す符号において、11……血液
ポンプ装置、12,15,25……カニユーレ、
13……コネクタ、16,26……コイル、20
……血液流路、21……中心線、25a……径小
管部、27,28……つば部、w1……幅、t1……
厚み、X1,x2……肉厚、R1……内径、R0……外
径である。
Claims (1)
- 生体に挿入される側が径小管部となつていて、
少なくともこの径小管部に血液流路を取巻くよう
にコイル状の補強材が埋設されており、カニユー
レ長さ方向における中心線上で切つた前記補強材
の断面が前記中心線に沿う方向に扁平となつてい
るカニユーレ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16296087U JPH0416676Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16296087U JPH0416676Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0168050U JPH0168050U (ja) | 1989-05-01 |
| JPH0416676Y2 true JPH0416676Y2 (ja) | 1992-04-14 |
Family
ID=31447258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16296087U Expired JPH0416676Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0416676Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2693223C (en) * | 2007-07-19 | 2015-05-19 | Circulite, Inc. | Cannula for heart chamber implantation and related systems |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP16296087U patent/JPH0416676Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0168050U (ja) | 1989-05-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1674126A1 (en) | Intra-aortic balloon catheter | |
| US4508535A (en) | Cannula | |
| US8231519B2 (en) | Multi-lumen cannula | |
| US5116305A (en) | Curved intra aortic balloon with non-folding inflated balloon membrane | |
| JP3265650B2 (ja) | 血液循環補助装置 | |
| US20010016724A1 (en) | Integral aortic arch infusion clamp having pressure ports | |
| JPH1052489A (ja) | カニューレ及び補助循環装置 | |
| JP2006520621A (ja) | 改良型カニューレ | |
| JPH08215312A (ja) | バルーンカテーテル | |
| CN118161689A (zh) | 双腔动脉插管和辅助循环系统 | |
| US20060178731A1 (en) | Apparatus for aiding the flow of blood through patient's circulatory system | |
| JP2800585B2 (ja) | 血液循環補助装置 | |
| WO2024139753A1 (zh) | 医用插管 | |
| JPS6096260A (ja) | 変形自在のカニユ−レ | |
| JPH0622582B2 (ja) | カニユ−レ | |
| CN114681788A (zh) | 心脏辅助循环装置及其控制方法 | |
| JPH0239463Y2 (ja) | ||
| JP2001204822A (ja) | 大動脈内バルーンポンピング法用バルーンカテーテル | |
| JPH10165495A (ja) | 大動脈内バルーンポンピング用バルーンカテーテル | |
| JPS6173668A (ja) | 補助循環具 | |
| JPH0596010A (ja) | バルーンカテーテル | |
| JPH0228984B2 (ja) | ||
| JPH0447581B2 (ja) | ||
| JPS5934265A (ja) | カニユ−レ | |
| JPH06114108A (ja) | バルーンカテーテル |