JPH04167105A - ロボットの作業計画装置 - Google Patents

ロボットの作業計画装置

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JPH04167105A
JPH04167105A JP29502990A JP29502990A JPH04167105A JP H04167105 A JPH04167105 A JP H04167105A JP 29502990 A JP29502990 A JP 29502990A JP 29502990 A JP29502990 A JP 29502990A JP H04167105 A JPH04167105 A JP H04167105A
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肇 寺崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は対象物体の把握、移動等の作業計画を行うロボ
ットの作業計画装置に関する。
〔従来の技術] 従来より、対象物体の初期状態と組立後等の目標状態か
ら、この対象物体の把握、移動、載置(ビックアンドプ
レース)を行うロボットの行動計画を自動的に決定する
ロボットの作業計画装置が知られている。
ここで、ロボットの作業計画の1つとして対象物体の把
握計画がある。この把握計画において、把握姿勢へのア
プローチや把握後における動作のし易さを考慮すると、
周囲の障害物からできるだけ離れた広い空間の存在する
方向から対象物を把握するのが良いと考えられる。
そこで、本発明者等は、把握位置近傍の空間記述を利用
し、ビックアンドプレース作業において、ビック時及び
プレース時共に広い空間の方向がら対象゛物体を掴むこ
とができる把握計画法について提案した(第5回日本ロ
ボット学会学術講演会昭和62年11月)。
この例においては、対象物体の初期状態と目標状態にお
ける対象物体近傍の空間記述を行う。この空間記述は、
対象物体の近傍空間を把握位置を中心とする五角錐(空
間錐)に分割し、周囲の物体と全ての空間錐との干渉を
調べることにより行う。すなわち、空間錐の頂点(把握
位置)から周囲の物体と最初に交わるまでの部分の長さ
がロボットの把握部(ハンド)が存在できかつ接近動作
が行える距離以上のもの、すなわち開放空間錐を求める
次に、この開放空間錐を初期状態及び目標状態の両方に
おいて求め、両者に共通する空間錐、すなわち共通開放
空間錐を求める。そして、共通開放空間錐の分布状況を
調べるため、全ての共通開放空間錐について距離変換を
行う。この距離変換は、各共通開放空間錐に対して共通
開放空間錐とならなかった空間錐からの最短距離を求め
ることにより行い、この距離変換値が大きい開放空間錐
の方向が物体の占有しない空間の広さが広いことを示し
ている。
そこで、平行2指による物体の安定把握を考慮して物体
中の平行な2面の中央にできる把握中央面と共通開放空
間錐が交わるものの中で距離変換値か大きなものを選択
することにより、把握姿勢を決定している。
上述の従来例によれば、周囲障害物からできるたけ離れ
た広い空間の存在する方向から対象物を把握することが
でき、最も問題発生の少ないピックアンドプレース作業
の作業計画を決定することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の作業計画の決定方法においては、持ち替
えを考慮していない。すなわち、初期状態と、目標状態
の2つの状態に直接状態を遷移することだけを考えてい
る。そこで、初期状態から目標状態へ直接遷移できない
場合の作業計画を行うことができなかった。
また、持ち替えを含んだ作業計画を行う場合、対象物体
を一度テーブル上に載置し、把握姿勢を変更し次の状態
に移行することになる。ところが、通常の場合、対象物
体をテーブル上に載置てきる姿勢は多数あり、このよう
な場合には、初期状態から目標状態へ至る状態遷移経路
が非常に多くなってしまう。このため、すべての組合わ
せについて作業効率の評価を行っていたのでは、その処
理時間が膨大なものとなってしまうという問題点かあっ
た。
本発明は、上記問題点を解決することを課題としてなさ
れたものであり、状態遷移経路を高速がつ適確に求める
ことができるロボットの作業計画装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るロボットの作業計画装置は、対象物の形状
から、載置テーブル上において安定して載置可能な安定
状態を求める安定状態算出手段と、遷移する安定状態を
選択する場合に、遷移可能かを判定するとともにその安
定状態が目標状態へ遷移可能かを判定しこの判定結果に
基づいて遷移すべき状態を決定する状態遷移経路探索手
段とを有し、選択された状態から目標状態に遷移可能か
を判初期状態から目標状態に安定状態を経由して移行す
るロボットの作業計画において、所定の状態探索法を利
用して状態遷移経路を決定することを特徴とする。
[作用] 本発明に係るロボットの作業計画装置は、上述のような
構成を有しており、目標状態への遷移が可能か否かを常
時判定しつつ、状態遷移経路を決定する。このため、す
べての状態の組合わせについての評価を行う必要がな(
、要求を満足する解が求まった時点で計算を停止できる
。従って、効率的なロボットの作業計画を行うことが可
能となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本実施例に係る作業計画装置の全体構成を示
すブロック図である。
対象物体の形状、初期状態及び目標状態の位置、姿勢、
周囲障害物の状態等の条件が、環境の三次元モデル1に
記載されている。そして、この環境の三次元モデル1の
データを利用し、各種の演算を行い作業計画を作成する
わけであるが、本実施。
例においては対象物体の形状より把握可能な姿勢を求め
る把握姿勢候補算出手段2、対象物体をテーブル上に安
定に載置可能な状態を求める安定姿勢算出手段3、対象
物体の回転対称性を算出する回転対称性算出手段4、把
握位置近傍の測地ドームを作成する把握位置近傍空間記
述作成手段5、及びこの測地ドームより距離変換等の解
析を行う把握位置近傍空間記述解析手段6、持ち替えが
必要な場合に持ち替え場所をテーブル上の広い空間に決
定する持ち替え場所決定手段7を有している。
そして、これらの解析によって得られたデータが環境の
三次元モデル1にフィードバックされ、これによって作
業計画のためのデータが作成される。
環境三次元モデル1には、作業計画作成手段8が接続さ
れており、この作業計画作成手段8によって、初期状態
から目標状態への作業計画を作成する。
また、この作業計画作成手段8は、その内部に状態遷移
判別手段9を有しており、この状態遷移判別手段9が個
々の状態毎の遷移についての判別を行う。
ここで、第2図に本実施例に係るロボットの作業計画装
置の動作の全体フローチャートを示す。
このように、まず初期状態、目標状態、周辺環境等のデ
ータから環境の3次元モデル1を作成する(Sl)。次
に、この3次元モデル1中の対象物体の形状から把握候
補姿勢算出手段2による把握候補姿勢算出(S2)、安
定姿勢算出手段3による安定姿勢算出(S3)、回転対
称性算出手段4による回転対称性算出(S4)を行い、
この結果を3次元モデル1に記述する。
次に、作業計画作成手段8が3次元モデル1のデータを
利用して作゛業計画を作成する(S5)が、このとき、
状態遷移判別手段9が把握位置近傍空間記述作成手段5
を起動し、判別のためのデータを3次元モデル1に記述
する。そして、状態遷移を判別しながら初期状態から目
標状態に至る作業計画の解を探索によって求める(S8
)。また、作業計画において持ち替えが必要な場合には
、持ち替え場所決定手段7により持ち替え位置を決定す
る(S6)。
以下に、各ステップの内容について、順に説明する。
把握姿勢候補算出 把握姿勢候補算出手段2における動作について、第3図
に基づいて説明する。例えば、第3図(A)に示すよう
なL字形の物体の把握姿勢候補について考える。
まず、把握位置を決定するが、把握位置はいくつでも設
定することができるため、物体の周囲辺よりの距離や、
把握位置同士の間隔を所定値に予め設定することにより
決定する。この例においては第3図(A>に示すように
4点(図においてX印によって示す)が決定されている
次に、この把握位置を中心としてロボットのハンドによ
る把握が可能な方向を直線によって表現する。すなわち
、上述の4つの把握位置に対し、第3図(B)〜(E)
の把握姿勢候補が算出されることとなる。この例では、
把握姿勢の候補は、全部で138個となっている。
なお、直線同士の間隔は予め定めた間隔としている。こ
のように、把握姿勢候補をハンドの形状、対象物体の形
状などから求めることができる。
安定姿勢算出 対象物体の持ち替えを行う場合には、対象物を水平なテ
ーブル上に一装置かなければならない。
そこで、この持ち替えのために安定に置くことのできる
安定姿勢を安定姿勢算出手段3によって求める。
まず、凹部を生じることなく対象物体を包む5包を考え
、この5包の各面に物体の中心から下した垂線を考える
。そして、この垂線の足が5包の面内にあれば、その面
とテーブル面が接した状態で安定に置くことができる。
例えば、第3図に示したL字形の物体であれば、第4図
(A)〜(F)に示したような6つの安定姿勢が求めら
れる。そして、これら求められた安定姿勢に通し番号を
付与する。
回転対称性算出 ここで、対象物体が、回転対称形状を持つ場合、この回
転対称性を認識していないモデルでは、同一の把握姿勢
であっても別のものとして扱ってしまう。
すなわち、対象物体を認識する場合、通常X。
Y、Zの3次元座標で認識する。そこで、第5図(A)
〜(C)の3つの状態において、矢印で示した軸を特定
の軸(例えばX軸)とすれば、この3つの状態は全て異
なったものとして認識されることになる。
このように、対象物体の対称性を考慮しない場合には、
認識システムの物体座標軸の取り方によって、同一の状
態であっても異なる状態として認識されてしまう。この
た吟、第6図(A)〜(C)に示すように、実質的には
同一の把握姿勢であっても、異なるものとして認識され
る。従って、ピック時の座標軸の取り方とプレース時の
座標軸の取り方によって、実質的には可能な把握計画か
不可能なものと判断されてしまう場合かある。
また、第5図(A)、  (B)、  (C)の様に実
質的に同一の安定姿勢を異なるものとして認識している
ため、安定姿勢の数が多くなり作業計画における経路の
数が多くなり不要な探索を行うことになってしまう。
本実施例においては、物体の回転対称性を導き出し、把
握姿勢間にその関係を記述する。そして、この記述によ
り各把握姿勢間の同一性を判断するため、回転対称性の
ある対象物体の持ち替え計画も可能になる。また、安定
姿勢の回転対称性による同一性を判断するため、無駄な
探索を省略することができる。
回転対称性算出アルゴリズム この回転対称性の記述についての具体的なアルゴリズム
を次に示す。
(1)対象物体のある1つの面について、対象物体の重
心を中心として回転する変換を行い、対象物体の面(自
分自身である面も含む)に重なるような変換を求める。
すなわち、初期チエツクとして、次の4点のチエツクを
行う。
(a)面積が同じ。
(b)周囲長が同じ。
(c)対象物体の重心から面の重心までの距離が同じ。
(d)対象物の重心から面の重心に向うベクトルと面の
法線ベクトルがなす角が同じ。
そして、この(a)〜(C)を満足するものについて、
次のようにして面が重なる変換を求める。
対象物の重心から面の重心に向うベクトルと面の法線ベ
クトルが成す角が0″以外の場合には、対象物の重心を
中心とした回転変換で面が重なる可能性がある変換は一
意にただ1つだけである。
そこで、この回転変換によって重なる面を求め、対称変
換を求める。
一方、対象物の重心から面の重心に向かうベクトルと面
の法線ベクトルがなす角が0@の場合には、対象物の重
心から面の重心に向うベクトルを軸とした回転の自由度
が残る。このため、面のエツジの長さと角度により面が
重なるかどうかを調べこの軸を中心とした回転による重
なる変換を求める。
(2)(1)で求めた変換が実際に対称変換かどうかを
調べる。すなわち、対象物の全ての頂点にその変換を施
し、それらが全て変換前の対象物の頂点に重なるかを調
べ、対称変換かどうかのチエツクを行う。そして、重な
った変換のリストを返す。
(3)(2)で求めたリストの中で重複する変換を削除
する。
このようにして、回転対称性による同一性を持つ姿勢に
ついて記述することができる。
従って、各状態間の判定において、これらを同一のもの
として取り扱うことができ、把握計画を適正なものとす
ることができる。
把握位置近傍空間記述作成 作業環境下において、広い空間から対象物体を把握する
姿勢を決定するために、対象物体近傍の空間記述を把握
位置近傍空間記述作成手段5により作成するとともに、
作成された空間記述について把握位置近傍空間記述解析
手段6によって解析し、これを環境の3次元モデル1に
記述する。まず、把握位置を頂点とする五角錐(空間錐
)に空間を分割した測地ドームを作成する。この測地ド
ームは、第7図に示すように、レベルによってその空間
錐の数が相違し、レベル0て20面、レベル1で80面
、レベル2で320面、レベル3て1280面となって
いる。
そして、このようにして作成された測地ドームについて
、空間錐の頂点(把握位置)から周囲物体との干渉する
までの距離が一定以上の空間錐(開放空間錐)を求める
。すなわち、1つの把握位置に対し作成された測地ドー
ムについて周囲の物体と干渉しないものだけを選択する
。第3図(A)に示した状態についてこの処理を行うと
、第8図(A)のような空間錐が開放空間錐として選択
される。
次に、測地ドームの表面において、各開放空間錐につい
て距離変換を行い、開放空間錐の分布状況を調べる。す
なわち、上述の第8図(A)に示された開放空間錐につ
いて非開放空間錐(第8図(A)にない空間錐)に隣接
する周辺の空間錐を距離1とする。そして、この距1I
i11の空間錐に隣接する空間錐を距離2とする。この
ようにして全ての開放空間錐についてその最短距離を求
める。
これによって全ての開放空間錐から近傍の非開放空間錐
までの最短距離(距離変換値)が求まる。
この距離変換値は、測地ドームの中心からみた空間の広
さに関する指標となる。すなわち、この距離変換値に最
も大きい開放空間錐が、局所的に最も広い空間の存在す
る方向の中心となる。そこで、この距離変換値の大きな
開放空間錐を選択することで、1つの状態において最適
な把握方向を決定することができる。この例では、第8
図(B)に示す16の開放空間錐が距離変換値の最も大
きなものとして選択できる。
状態遷移判定 次に、状態遷移判別手段9において、対象物体をある状
態から別の状態に遷移(ピックアンドプレース)できる
かどうかを判定する。
すなわち、状態遷移判別手段9がある状態の対象物体を
別の状態に遷移しようとする時に、対象物の2つの状態
において同し場所を掴むことができる把握姿勢があるか
どうかを判定する。同し場所を掴むことができる把握姿
勢が存在すれば、遷移可能であり、存在しない場合には
遷移不可能となる。
ここで、この判定について具体的に説明する。
まず、各状態において把握できる可能性の高い把握姿勢
候補を求める。すなわち、把握近傍空間記述解析手段6
において得られた開放空間錐についての距離変換値と、
把握姿勢候補算出手段2によって算出された把握候補の
両方を合わせ、各把握姿勢候補に対応する距離変換値を
記述する。これによって、把握可能性の高い把握姿勢に
ついてのみ距離変換値が記載されることになる。
このとき、対称性がある物体の場合には、上述のように
対称性による把握姿勢の同一性を認識しているため、こ
れを考慮した把握姿勢を求めることができる。
そして、この把握可能性の高い把握姿勢についての距離
変換値の記述を対象となる2つの状態の両方について行
い、これを比較する。
すなわち、2つの状態の間で、両方とも距離変換値が与
えられた把握姿勢が、遷移可能性の高いものなのであり
、これについてすべて求める。
ここで、求める把握姿勢は、ビック時及びプレース時の
両方ともより変換値が大きいものである。
そこで、共通する各把握可能姿勢について2つの状態に
おける距離変換値のうち、小さいものを選択し、この選
択されたものが大きい順に並べる。
そして、この順に、マニピュレータの動作範囲チエツク
及び干渉チエツクを行い、問題のないものを選択する。
これによって、1つの状態から次の状態への遷移におけ
る把握姿勢が決定される。そして、この決定された把握
姿勢は実際に把握が可能であり、最も広い空間からのも
のとなっている。
このように、1つの状態から、他の1つの状態への遷移
について、把握姿勢を決定することかできる。
しかし、初期状態から目標状態へ直接遷移できない場合
には、持ち替えを行わなければならない。
そこで、持ち替えを考慮した状態遷移系列の作成を行う
なお、ロボットの動作経路については、公知の障害物回
避動作計画などを適用する。
状態遷移経路計画 本実施例においては、状態遷移系列の作成の過程で行う
把握計画と持ち替え場所の計画を分離して行う。すなわ
ち、状態遷移系列作成の過程において、持ち替え時の対
象物体の状態を安定姿勢のみで表す。従って、対象物体
の状態空間は、初期状態、目標状態及び複数の安定状態
のみから構成されることになる。
このとき、上述の回転対称性も考慮するため、対称性を
持つ物体についての状態空間が小さくなり、無駄な探索
を省略することができる。
上述のL字型の対称物体の場合、これについての状態空
間は第4図に示すように8個の状態のるとなる。
そして、このような状態空間内を初期状態からピックア
ンドプレース作業を繰返し、目標状態に至るまでの状態
遷移系列を求めるが、この場合に、すべての組み合わせ
についての状態遷移の評価を行うのではなく、この探索
を状態空間探索法のA*アルゴリズを基本とした方法に
よって行う。
探索アルゴリズム この探索アルゴリズムについてグラフ記号によって説明
する。
このグラフは節点の集合から成り立っている。
そして、各節点間は方向付けられた枝によって接続され
ているとする。そして、枝が節点nから節点mに方向付
けられている場合には、節点mは節点nの継続節点であ
るという。また、節点nは節点mの親節点という。□ そして、グラフを用いて状態空間を表示する場合には、
グラフの節点には状態記述が記入され、枝にはピックア
ンドプレース作用素が付記される。
作用素を節点nに作用させてその継続節点を求めること
を節点nを拡張するという。
上述のような状態空間を利用した持ち替えの問題におけ
る探索では、節点の拡張によって目標状態と持ち替えの
ための安定姿勢の状態が継続節点となる可能性がある。
そして、可能性の高い継続節点から1つずつ作り、後の
継続節点を作る可能性を探索の後方に任せる。すなわち
、一番最初には、状態遷移判別手段9によってゴール節
点(目標状態)へ遷移しようと試みる。
以後は、安定姿勢の番号順に拡張を1つずつ試み、コス
トの最も小さな経路を選択していく。なお、各接点には
次に拡張する状態を決定するため継続節点へ拡張を試み
た回数として拡張回数を定義しておく。
ここで、A*アルゴリズムを実現するためには、任意の
状態においてそれまで掛ったコスト値g、そこから目標
状態に係る最小コストの予測値h1それらの和であるコ
ストの評価値f−g+hを定義し、そこからの目標状態
に至る実際の最短経路のコストをh とすると、ho≧
hか成り立つことか必要である。
ここにおいては、ピックアンドプレース作業の回数をコ
スト値とする。従って、hは、ゴール節点へ拡張する可
能性がある場合は1、既にゴール節点への拡張を試みて
失敗した節点の場合は2となる。これによって上述のh
o≧hの条件か成り立つため、A*アルゴリズムによっ
て常に最短距離の経路を導き出せることが理解される。
また、全ての節点はゴール節点と隣接している可能性が
あるため、fが同じである節点が複数個ある場合にはゴ
ール節点が継続節点となる可能性のあるもの、すなわち
hが1の節点を優先的に拡張する。さらに、fもgも同
じ節点が数個存在する場合には、今まで拡張を試みてい
ない持ち替え姿勢が解となる経路上に存在する可能性が
大きいと思われ、拡張回数の大きいものを優先的に拡張
するようにしている。
次に、具体的な手順について説明する。
(1)スタート節点を0PENとよばれるリストに入れ
る。
(2)OPENが空なら失敗で終了する。一方、0PE
Nが空でなければ次に進む。
(3)OPENからfが1番手さいものを取り出す。こ
れが複数あった場合には、その中でhか1のものを取り
出す。このhが1のものも複数あった場合には、その中
から拡張回数が1番大きいものを取り出す(1つの節点
の拡張の順番は、予め決っているため今まで拡張されて
いない持ち替え姿勢への拡張となる)。
ここで選択された節点をnと呼ぶ。
(4)nがゴール節点ならば、ポインタを辿り、解とな
った経路を導き成功で終了する。ゴール節点でない場合
には次に進む。
(5)拡張回数によって継続節点を作り拡張を試みる。
この時、継続節点の拡張回数を0とする。
nの拡張回数が0なら、ゴール節点への拡張を試み、そ
れ以外の場合には拡張回数に等しい安定姿勢への拡張を
試みる。節点nの拡張回数を1つ増やす。節点nの拡張
回数が安定姿勢の数+1になれば、安定姿勢の全てへの
拡張か終ったことを意味しているため、0PENから取
り出し、CLOSEDとよばれるリストに入れる。また
、拡張かできなかった場合には、上述の(2)に戻る。
(7)継続節点が既に0PENあるいはCLOSED上
になければ、0PENに入れ、継続節点からnに戻るポ
インタをつける。
(8)継続節点が既に0PEN上にあれば、評価値fを
比較し、小さい方の節点を0PEN上に残す。
(9)継続節点が、既にCLOSED上にあれば、評価
値fを比較し、新な継続節点の方が小さければそれをC
LOSEDから取り出し、新たな継続節点を0PENに
入れる。
(10)(2)へ戻る。
ここで、ある節点におけるgの値は、ポインタを辿って
今までに辿った節点の数から求まる。また、fの値は、
その節点の拡張回数が0であれば次の拡張でゴール節点
へ遷移する可能性があるため1であり、拡張回数が1以
上なら一度安定姿勢を経てからゴール節点を目指すこと
になるため2となる。
このようにして評価値fの小さいものを選択しながら遷
移する状態を選択して状態遷移系列を決定する。このた
め、ゴールへ辿りついた時に、最短経路であることが保
証される。
持ち替え場所決定 状態遷移系列を求めた後、持ち替え場所決定手段7によ
って持ち替え場所の選定を行う。
持ち替え場所は、水平なテーブル平面上のロボット作業
範囲内で二次元空間を解析して広い空間から順に持ち替
え場所の候補とする。
これについて第9図に基づいて説明する。第9図(A)
は、解析する2次元空間の例である。テーブル上でロボ
ットがあらゆる把握姿勢を取ることができる範囲をドツ
トで示す。
そして、この中で障害物が存在しない空間を選択すると
、第9図(B)に示すような空間(ドツト)が選択され
る。次に、このようにして求められたドツトについて周
辺より距離変換を行い、距離変換値が最も大きいドツト
を選択する。これは、この距離変換値か大きいというこ
とか、周囲に最も広い空間かあることを意味しているか
らである。
そこで、第9図(C)示すように2つのドツトか選択さ
れ、この点が持ち替えのために適した場所となる。
次に、持ち替え場所算出の具体的アルゴリズムについて
説明する。
(1)テーブル上で作業スペースを小さな正方形(ここ
では1.5cm)に分割し、把握対象物以外の物体が存
在する正方形領域(障害物空間)と、存在しない正方形
領域(自由空間)に分ける。
(2)角度θの刻みとして適当な自然数Nを与える。
(3)テーブル上で自由空間にある正方形について、障
害物空間からの距離変換を行い、これらの正方形の中心
位置(X、 Y)を距離変換値の大きい順に並べたりス
トLを作成する。
(4)リストLが空なら失敗で終了する。一方、リスト
Lが空でなかった場合には、最初の要素をリストLから
取り出し、X、 Yに代入する。またθは初期値として
0にセットしておく。
(5)θ−θ+360/Nとして、θを更新する。
(6)把握対象物を持ち替えのための安定姿勢でその場
所X、Yにθの角度で置き、既に決定しているピック時
の把握姿勢とプレース時の把握姿勢の両方が実現可能か
を調べる。
(7)実現可能であった場合は処理を終了する。
(8)実現が不可能であった場合にはθが360°を越
えたか否かを判定する。θが360@以下であった場合
には、(5)に戻り、θを更新してもう一度調べる。一
方、360°を越えていた場合には、(4)に戻りリス
トLから次の要素を取り出す。
このようにして、持ち替え場所の決定が行われる。
持ち替え作業計画の例 第10図(A)のL字形の物体を第10図(F)のよう
に穴に挿入する作業の持ち替え動作計画を本発明の手法
により行った。ここで、対象となるL字形の物体の把握
姿勢の候補は第3図に示しである。把握姿勢の候補は全
部で138個である。
本発明の装置によって作成された計画によれば、第10
図(A)〜第10図(F)の状態へ遷移するか、第10
図(A)の対象物は障害物の近くにあるため把握できる
姿勢が限定される。上述の把握姿勢の決定方法によって
把握姿勢か1つに限定される。次に、状態遷移経路経路
に従い第10図(B)の状態へ移る。この持ち替え場所
の選択は上述のように障害物の影響の最も少ない場所に
設定されている。そして、状態遷移経路によって決定さ
れた経路に従い対象物体を持ち替えて(第10図(C)
) 、第10図(D)に示すように第4図の安定姿勢(
B)に変更される。そして、この状態から第10図(E
)の持ち替えを行い、第10図(F)の目標状態に遷移
する。
このように、本例では、2回持ち替えを行わなければ作
業を実行できない例であり、持ち替え用の安定状態とし
て、第4図(G)と(B)の状態が選択されている。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係るロボットの作業計画
装置によれば、距離変換手段で得られた各開放空間錐に
おける距離と把握姿勢候補算出手段によって得られた把
握候補の両方に基づいて把握姿勢を決定するため、効率
的な把握姿勢の決定を達成することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロボットの作業計画装置の実施例
を示すブロック図、 第2図は実施例の動作を説明するための全体フローチャ
ート、 第3図は把握姿勢候補を示す説明図、 第4図は安定姿勢を示す説明図、 第5図は対象物の回転対称性を示す説明図、第6図は回
転対称性のある物体を把握する場合の説明図、 第7図は測地ドームを示す説明図、 第8図は把握位置近傍空間記述を示す説明図、第9図は
持ち替え場所選択を説明するための説明図、 第10図は作業計画例を示す説明図である。 1 ・・・ 環境の三次元モデル 2 ・・・ 把握姿勢候補算出手段 3 ・・・ 安定姿勢算出手段 4 ・・・ 回転対称性算出手段 5 ・・・ 把握位置近傍空間記述作成手段6 ・・・
 把握位置近傍空間記述解析手段7 ・・・ 持ち替え
場所決定手段 8 ・・・ 作業計画作成手段 9 ・・・ 状態遷移判別手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 移動対象物の初期状態と、目標状態と、周囲物体の状態
    との3次元環境モデルから、ロボットによる対象物の把
    握、移動の作業計画を行うロボットの作業計画装置にお
    いて、 対象物の形状から、載置テーブル上において安定して載
    置可能な安定状態を求める安定状態算出手段と、 遷移する安定状態を選択する場合に、遷移可能かを判定
    するとともに、その安定状態が目標状態へ遷移可能かを
    判定し、この判定結果に基づいて、遷移すべき状態を決
    定する状態遷移経路探索手段と、 を有することを特徴とするロボットの作業計画装置。
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