JPH04198227A - 湿式摩擦材の製造方法及び摩擦材 - Google Patents

湿式摩擦材の製造方法及び摩擦材

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JPH04198227A
JPH04198227A JP32487390A JP32487390A JPH04198227A JP H04198227 A JPH04198227 A JP H04198227A JP 32487390 A JP32487390 A JP 32487390A JP 32487390 A JP32487390 A JP 32487390A JP H04198227 A JPH04198227 A JP H04198227A
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敬一 阪下
Takafumi Hayashi
隆文 林
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Ibiden Co Ltd
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HAYASHI SEISAKUSHO YUGEN
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車等において湿式多板クラッチなどの
フェーシングを形成するために使用される湿式摩擦材の
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の湿式摩擦材は以下のようにして製造され
る。まず、有機繊維や無機繊維等を含むスラリーが抄紙
機で連続抄造されてシートが形成され、次にそのシート
が所定形状に打ち抜かれ、打ち抜かれたものにフェノー
ルが含浸された後に硬化のための加熱が施され、最後に
硬化後のものにプレス加工や切削加工で油溝が形成され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の製造方法では、以下に述べるいく
つかの問題点がある。
まず、無機繊維としてアスベスト代替材料が使用された
場合、そのアスベスト代替材料は濾水性が悪いため、従
来の抄紙機による連続抄造では、得られたシートの含水
率が非常に高く、そのシートを使用した場合、後工程の
生産性に悪影響を与えた。
次に、連続抄造では、有機、無機繊維が同方向に配向さ
れてしまい、シートの縦方向引っ張り強度と横方向引っ
張り強度とが10〜20パ一セント程度相違してしまっ
て、製品強度に悪影響を与えるものであった。
又、シートが所定形状に打ち抜かれる場合には、打ち抜
き形状がドーナツ状であるため、打ち抜き収率が通常2
0パ一セント程度であって、その収率がきわめて悪く、
材料の著しい無駄使いであった。
さらに、前記油溝は、前述のようにプレス加工又は切削
加工により形成されるため、これらの加工により全体の
工程が増える。しかも、プレス加工の場合は、大きな圧
力が加えられた油溝の部分と他の部分との間に前記繊維
の密度差が生じたり、その部分で繊維が折れたリーする
。このため、油溝の周縁の段差部で強度が変化し、その
強度変化部分で折損等が生じ易いという強度低下の問題
がある。又、切削加工の場合は、切り屑処理の問題があ
るばかりでなく、切り屑が生じるために収率も低下する
という問題がある。さらには、前記切削加工が行われる
と、有機、無機繊維がその切削部分において切断され、
前記と同様に強度低下の原因になった。
この発明の目的は、工程数が少ないと共に、加工収率が
高く、しかも強度が高い製品とすることができる湿式摩
擦材の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために請求項1記載の発明におい
ては、有機繊維、無機繊維、無機充填材及び有機バイン
ダーを含むスラリー内に、凝集剤を混合して凝集スラリ
ーとし、その凝集スラリーを、目的形状をなす抄造型内
に充填し、抄造を行って1次成形品とし、次に、1次成
形品を脱水・乾燥させて2次成形品とし、その2次成形
品を硬化させるものである。
前記有機繊維としては、リンターパルプ、芳香族ポリア
ミド繊維(以下アラミド繊維という)、ビニロン繊維、
カイノール繊維等が使用され、無機繊維としてはアルミ
ナシリカ繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ロックウール、
ゼピオライト等が使用される。又、無機充填剤としては
、カシューダスト、クレー、カオリン、ムライト、シリ
カ、アルミナ、タルク、カーボンブラック等が使用され
、凝集剤としては硫酸アルミニウム、ポリアクリルアマ
イド等が使用される。抄造型としてはワイヤメツシュ、
パンチングメタル等が使用される。
請求項2記載の発明においては、有機繊維、無機繊維、
無機充填材及び有機バインダを基材とし、その基材と熱
硬化性樹脂とによりスラリーを構成するものである。
前記有機バインダとしてはスターチ、エマルジョンラテ
ックス等がある。
熱硬化性樹脂としては、フェノール系樹脂、メラミン系
樹脂等かある。
請求項3記載の発明においては、2次成形品に熱硬化性
樹脂を含浸させるものである。
請求項4の発明においCは、凝集スラリーに熱硬化性樹
脂を混合するものである。
〔作用及び効果〕
従って、この発明においては、抄造が独立した型内で行
われるため、いわゆるバッチ成型となり、例え濾水性の
悪いアスベスト代替材料が使用されても充分な水切り時
間を確保することができて、含水率を後工程に支障のな
い状態までに下げることができる。又、抄造と同時に油
溝が形成されるので、その油溝のプレス加工や切削加工
が不要になり、加工工程を減らすことができる。このた
め、湿式摩擦剤の製造を少ない工程で能率よく行うこと
ができる。
又、この発明においては抄造シートを打ち抜くことなく
、スラリーを抄造型内に充填するのみで所定形状を得る
ことができるので、打ち抜きによって生じるような材料
の無駄を全面的に阻止できて、材料の効率使用を図るこ
とができる。
さらに、この発明では連続抄造ではなく、抄造型内での
抄造であるため、繊維が同方向に配向されることはな(
、縦横の引っ張り強度に差が出ることはない。しかも、
連続抄造でないために油溝の部分と他の部分との間にお
いて繊維の密度差が生じたり、繊維か折れたり、あるい
は繊維が切断されたりすることがない。従って、優れた
強度の摩擦材を製造することができる。
〔第1実施例〕 以下、この発明を具体化した第1実施例を説明する。
最初に、この実施例に使用される抄造型1の構造を第1
図〜第3図により説明する。
短円筒状をなす収容ケース2の下部には円錐状部3を介
して吸引用パイプ4が一体形成され、該パイプ4には図
示しない吸引装置が接続されている。又、前記収容ケー
ス2の上下中間位置にはほぼドーナツ形をなすワイヤメ
ツシュ製の成形部材5が水平に支持されている。この成
形部材5の中心の孔には円柱状をなす成形用型6がその
下部において嵌合固定されている。さらに、前記成形部
材5には第3図に示すようなフェーシングプレート9の
油溝10を成型するための複数(この実施例では6ケ所
)の突条部11が等間隔に、かつ放射方向に延びるよう
に形成されている。この突条部11は例えば幅1.5ミ
リメートル、深さ0゜4ミリメートルに形成される。
前記収容ケース2の上方には抄造工程においてスラリー
の上面を均一に成型するための成型蓋7が配設されてい
る。
次に、前記抄造型1を使用して湿式摩擦材としてのクラ
ッチフェーシング9を製造する方法について説明する。
予め、製紙用ピークを使用して、有機繊維としてのリン
ターパルプ及びアラミド繊維を叩解するとともに、それ
らを重量比1:1の割合にする。
次に、製紙用パルパーに水を入れた後、NRBラテック
ス等の有機バインダーを入れるとともに、アルミナシリ
カ繊維等の無機繊維を入れて混合させ、次に前記リンタ
ーパルプとアラミド繊維との混合体を入れて混合し、こ
れらの繊維群100重量パーセントに対し無機充填材と
してのカシューダストを80重量パーセント添加する。
そして、それらを充分撹拌し、スラリーを製造する。な
お、このスラリー濃度は1パーセントである。
次に、前記のようにして得られたスラリーに対し、凝集
剤としての硫酸アルミニュウムを少量添加し、スラリー
を凝集させた後、体積1立方メートルの抄造用バット(
図示略)に貯留する。
前記抄造用バット内の凝集スラリーの濃度を均一化する
ため、凝集スラリーは撹拌機にて常時撹拌される。
次に、第1図に示す抄造型1を前記バット(図−示略)
内の凝集スラリー中に沈積し、吸引形成を行う。その後
抄造型1をバット内から取り出し、成形されたウェット
シート12を脱型して、1次成形品とする。
さらに、底板に抄造型1と同一寸法の油溝用突起を持つ
プレス型(図示略)により、前記ウェットシート12を
所定密度を有するように脱水成形するとともに、パリ取
りを行う。
そして、脱水後の前記シートを乾燥機により摂氏110
度で数時間乾燥させて2次成形品とする。
その後、前記2次成形品をフェノール樹脂溶液にディッ
ピングし、次いで、それを摂氏50度で数時間加熱乾燥
して硬化させ、フェーシングプレート9を製造する。
最後に、フェノール系接着剤を塗布したフェーシングプ
レート(芯金)の表裏両面に対し、各−枚のフェーシン
グプレート9を接着した後、圧力60キログラム平方セ
ンチメートル、摂氏180度に設定したホットプレスに
よりフェージングプレートを熱処理してクラッチフェー
シングの製造を終了する。
(第2実施例) この第2実施例では、前述した第1実施例の有機繊維、
無機繊維及び有機バインダーを基材とし、その基材に対
し、フェノール等の熱硬化性樹脂を5重量パーセント加
える。従って、前記第1実施例では2次成形品にフェノ
ール樹脂を含浸させたが、この第2実施例ではこれを行
わなかった。
(第3実施例) この第3実施例では、前述した第1実施例で得られた1
次成形品としてのウェットシート12を、乾燥させる前
にフェノール樹脂溶液にディッピングして該ウェットシ
ート12にフェノール樹脂を5重量パーセント含浸させ
た後、摂氏50度で数時間乾燥して硬化させ、フェーシ
ングプレート9を製造する。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、以下のような態様で具体化することも可能である。
(イ)湿式摩擦材の形状をドーナツ状以外のものにする
こと。
(ロ)成型部材5としてパンチングプレートを使用する
こと。
(ハ)有機繊維としてリンターパルプ、アラミド繊維以
外のビニロン繊維等の他の繊維を使用すること。
(ニ)無機繊維としてアルミナシリカ繊維以外のガラス
繊維、ロックウール、セピオライト、炭素繊維等の他の
繊維を使用すること。
(ホ)無機充填剤としてカシューダスト以外のクレー、
カオリン、ムライト、シリカ、アルミナ、タルク、カー
ボンブラック等の他の充填剤を使用すること。
(へ)凝集剤として硫酸アルミニウム以外のポリアクリ
ルアマイド等の他の凝集剤を使用すること。
(ト)凝集スラリーに熱硬化性樹脂を加えること。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法に使用される抄造型の断面
図、第2図は成形部材の斜視図、第3図はフェーシング
プレートの斜視図である。 抄造型1、フェーシングプレート9、油溝10.1次成
形品としてのウェットシート12゜特許出願人    
イビデン 株式会社有限会社 林製作所 代 理 人 弁理士 恩1)博宣(ほか1名)第2図 図面その1 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、全体としてドーナツ状をなし、一側面に油溝(10
    )を有する湿式摩擦材の製造方法であって、 有機繊維、無機繊維、無機充填材及び有機バインダーを
    含むスラリー内に、凝集剤を混合して凝集スラリーとし
    、その凝集スラリーを、目的形状をなす抄造型(1)内
    に充填し、抄造を行って1次成形品(12)とし、次に
    、1次成形品(12)を脱水・乾燥させて2次成形品と
    し、その2次成形品を硬化させることを特徴とする湿式
    摩擦材の製造方法。 2、有機繊維、無機繊維、無機充填材及び有機バインダ
    ーを基材とし、その基材と熱硬化性樹脂とによりスラリ
    ーを構成する請求項1に記載の湿式摩擦材の製造方法。 3、2次成形品に熱硬化性樹脂を含浸させる請求項1に
    記載の湿式摩擦材の製造方法。 4、凝集スラリーに熱硬化性樹脂を混合する請求項1に
    記載の湿式摩擦材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023515561A (ja) * 2020-04-29 2023-04-13 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー セルロース層を有する二層湿式摩擦材を形成するための方法
JP2023534670A (ja) * 2020-07-13 2023-08-10 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲー 湿式摩擦紙の製造方法

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