JPH04200538A - リング型x線発生装置 - Google Patents
リング型x線発生装置Info
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- JPH04200538A JPH04200538A JP2337817A JP33781790A JPH04200538A JP H04200538 A JPH04200538 A JP H04200538A JP 2337817 A JP2337817 A JP 2337817A JP 33781790 A JP33781790 A JP 33781790A JP H04200538 A JPH04200538 A JP H04200538A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、工業用や医療用のX線CT装置に使用する
のに好適な、環状の種々の位置から高エネルギーのX線
を発射することができるとともに、その発射位置を高速
に走査させることのできるリング型X線発生装置に関す
る。
のに好適な、環状の種々の位置から高エネルギーのX線
を発射することができるとともに、その発射位置を高速
に走査させることのできるリング型X線発生装置に関す
る。
X線CT装置では、被検体周囲の360° (または1
80”)の種々の方向からX線を照射し、X線透過デー
タを収集する必要がある。そこで、従来では、通常、X
線管自体を回転機構により回転させて被検体周囲の種々
の方向がらX線を照射するようにしている。 しかし、このようにX線管自体を回転させる場合には1
回転(360°または180°)させるのにある程度の
時間を要するなめ、高速にデータ収集することができず
、心臓などの動きの速い臓器の画像を得ることができな
かった。 そこで、近年、ドーナツ状の真空管内において高エネル
ギー電子ビームを周回軌道上に走行させておき、その電
子ビームを周回軌道より離脱させて、真空管中に配置さ
れたリング型ターゲットの任意の位置に衝突させX線を
発生させるようにしたリング型X線発生装置が考えられ
ている。この場合、従来では、高エネルギー電子ビーム
を周回させるために単一の電磁石を用い、また、電子ビ
ームを周回軌道から離脱させるために高電界を用いてい
る。さらに、電子ビームを電子銃からドーナツ状真空管
内に入射する際、及び周回軌道を走行中に、電子ビーム
に対して加速エネルギーを付与するようにしている。
80”)の種々の方向からX線を照射し、X線透過デー
タを収集する必要がある。そこで、従来では、通常、X
線管自体を回転機構により回転させて被検体周囲の種々
の方向がらX線を照射するようにしている。 しかし、このようにX線管自体を回転させる場合には1
回転(360°または180°)させるのにある程度の
時間を要するなめ、高速にデータ収集することができず
、心臓などの動きの速い臓器の画像を得ることができな
かった。 そこで、近年、ドーナツ状の真空管内において高エネル
ギー電子ビームを周回軌道上に走行させておき、その電
子ビームを周回軌道より離脱させて、真空管中に配置さ
れたリング型ターゲットの任意の位置に衝突させX線を
発生させるようにしたリング型X線発生装置が考えられ
ている。この場合、従来では、高エネルギー電子ビーム
を周回させるために単一の電磁石を用い、また、電子ビ
ームを周回軌道から離脱させるために高電界を用いてい
る。さらに、電子ビームを電子銃からドーナツ状真空管
内に入射する際、及び周回軌道を走行中に、電子ビーム
に対して加速エネルギーを付与するようにしている。
しかしながら、従来のように高電界を用いて周回軌道か
ら電子ビームを離脱させる場合には、周回軌道に比して
短い距離で離脱させるために実際上困難なほどの高い電
界が必要となるという問題がある。また、この問題を避
けるためには周回軌道と同等またはそれ以上の距離を走
行させて電子ビームを離脱させるようにすればよいが、
そうすると電子ビームの集束が困難になるという別の問
題が生じる。 この発明は、上記に鑑み、電子ビームを周回軌道から離
脱させるのに高い電界が不要となるよう改善した、リン
グ型X線発生装置を提供することを目的とする。
ら電子ビームを離脱させる場合には、周回軌道に比して
短い距離で離脱させるために実際上困難なほどの高い電
界が必要となるという問題がある。また、この問題を避
けるためには周回軌道と同等またはそれ以上の距離を走
行させて電子ビームを離脱させるようにすればよいが、
そうすると電子ビームの集束が困難になるという別の問
題が生じる。 この発明は、上記に鑑み、電子ビームを周回軌道から離
脱させるのに高い電界が不要となるよう改善した、リン
グ型X線発生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明によるリング型X
線発生装置においては、ドーナツ状真空管と、該真空管
中に、該真空管に沿って配置されたターゲットと、上記
ドーナツ状真空管に電子ビームを入射する電子ビーム入
射管と、上記ドーナツ状真空管のなす平面に直角な方向
の磁場を形成することによって電子ビームが該ドーナツ
状真空管に沿って円運動するよう該電子ビームを偏向す
るための、該ドーナツ状真空管に治って配置された、多
数の電磁石装置と、これら多数の電磁石装置に流す電流
をそれぞれ独立に制御し、強弱の磁場か繰り返されるよ
うにするとともに、特定の電磁石装置に流す電流を変化
させて電子ビームを円運動から離脱させて上記のターゲ
ットの所定の位置に衝突させる電流制御装置とか備えら
れることが特徴となっている。
線発生装置においては、ドーナツ状真空管と、該真空管
中に、該真空管に沿って配置されたターゲットと、上記
ドーナツ状真空管に電子ビームを入射する電子ビーム入
射管と、上記ドーナツ状真空管のなす平面に直角な方向
の磁場を形成することによって電子ビームが該ドーナツ
状真空管に沿って円運動するよう該電子ビームを偏向す
るための、該ドーナツ状真空管に治って配置された、多
数の電磁石装置と、これら多数の電磁石装置に流す電流
をそれぞれ独立に制御し、強弱の磁場か繰り返されるよ
うにするとともに、特定の電磁石装置に流す電流を変化
させて電子ビームを円運動から離脱させて上記のターゲ
ットの所定の位置に衝突させる電流制御装置とか備えら
れることが特徴となっている。
ドーナツ状真空管に沿って多数の電磁石装置が配置され
ており、それぞれから、ドーナツ状真空管のなす平面に
直角な方向の磁場が形成されるようになっている。その
ため、この磁場により、ドーナツ状真空管内に入射され
た電子ビームに対してドーナツ状真空管の中心方向に向
かう力が加わることになり、電子ビームはドーナツ状真
空管に沿った円軌道上を走行する。 そこで、多数の電磁石装置から上記の磁場を発生させて
おけば、電子ビームはドーナツ状真空管の中で、ドーナ
ツ状真空管に沿って円運動し、ターゲットに衝突するこ
とはない。 多数の電磁石装置の各々に流される電流は、電流制御装
置によりそれぞれ独立に制御されている。 そして、各電磁石装置に流す電流が繰り返し変化させら
れて、強弱の磁場が繰り返されるようにされている。そ
のため、周回軌道上に走行する電子ビームは強集束性を
もつ。 また、任意の電磁石装置に流す電流を変化させると、そ
の部分で発生した磁場により電子ビームを周回軌道から
離脱させてターゲット方向に向かうよう偏向させること
ができる。こうして周回軌道から外れた電子ビームは、
ターゲットに衝突し、その衝突位置からX線を発生する
。 そのため、電磁石装置に流す電流を電流制御装置で制御
することにより、電子ビームの周回軌道からの離脱軌道
をコ〉・トロールし、任意の位置からX線を発生するこ
とができる。このXl!!発生位置のコントロールは、
電磁石装置に流す電流を制御することにより一切の機械
的な動作なしに行うことができ、高速にX線発生位置を
移動させることができる。
ており、それぞれから、ドーナツ状真空管のなす平面に
直角な方向の磁場が形成されるようになっている。その
ため、この磁場により、ドーナツ状真空管内に入射され
た電子ビームに対してドーナツ状真空管の中心方向に向
かう力が加わることになり、電子ビームはドーナツ状真
空管に沿った円軌道上を走行する。 そこで、多数の電磁石装置から上記の磁場を発生させて
おけば、電子ビームはドーナツ状真空管の中で、ドーナ
ツ状真空管に沿って円運動し、ターゲットに衝突するこ
とはない。 多数の電磁石装置の各々に流される電流は、電流制御装
置によりそれぞれ独立に制御されている。 そして、各電磁石装置に流す電流が繰り返し変化させら
れて、強弱の磁場が繰り返されるようにされている。そ
のため、周回軌道上に走行する電子ビームは強集束性を
もつ。 また、任意の電磁石装置に流す電流を変化させると、そ
の部分で発生した磁場により電子ビームを周回軌道から
離脱させてターゲット方向に向かうよう偏向させること
ができる。こうして周回軌道から外れた電子ビームは、
ターゲットに衝突し、その衝突位置からX線を発生する
。 そのため、電磁石装置に流す電流を電流制御装置で制御
することにより、電子ビームの周回軌道からの離脱軌道
をコ〉・トロールし、任意の位置からX線を発生するこ
とができる。このXl!!発生位置のコントロールは、
電磁石装置に流す電流を制御することにより一切の機械
的な動作なしに行うことができ、高速にX線発生位置を
移動させることができる。
以下、この発明の一実施例について図面を参即しながら
詳細に説明する。第1図に示す実施例では、ドーナツ状
の真空管1内に、それに沿ってリング型とされたターゲ
ット2が配置されている。 また、ドーナツ状真空管1には、その接線方向に電子ビ
ーム入射管3が連結されている。この電子ビーム入射管
3には、電子発生用フィラメント4と、このフィラメン
ト4から発生した電子を加速するための、高電圧をかけ
た電子加速用型f!5とが備えられている。この電子ビ
ーム入射管3において発生し、加速された電子ビーム1
0は、ドーナツ状真空管1に、その接線方向より入射さ
れる。 また、この実施例ではリング型ターゲット2にも高電圧
がかけられている。 一方、このドーナツ状真空管1には、多数の電磁石装置
6.6、・・・が、ドーナツ状真空管1に沿って、電子
ビーム入射部を除く全周にわたってリング型に配列され
ている。この電磁石装置6はそれぞれ、第2図に示すよ
うに強磁性体よりなるコ字形コア7とそれに巻かれたコ
イル8とから構成されている。このコイル8に電流を流
すと、コ字形コア7の開放端側に磁場か形成される。こ
の磁場の方向が、第2図の点線で示すように、ドーナツ
状真空管のなす平面に直角な方向(第1図の紙面に直角
な方向)となるように、この電磁石装置6がドーナツ状
真空管1に対して取り付けられる。 このコイル8に流す電流は、電流制御装置9により、各
電磁石装置6ごとに独立に制御される。 ここで、各電磁石装置6のコイル8にすべて電流が流さ
れて上記のような磁場がドーナツ状真空管1の円周方向
の全領域で形成されていると仮定すると、電子ビーム入
射管3よりドーナツ状真空管1に入射してきた電子ビー
ム10は、第2図に示すようにその磁場中を、磁場の方
向に対して直角に進行することになり、第2図の左側方
向に力を受け、円軌道を描いて進行する。したがって、
コイル8に流す電流を調整することによりこの磁場の強
度を適切なものにすれば、電子ビーム10にドーナツ状
真空管1と同心円の軌道を描かせることができる。この
場合、電子ビーム10はドーナツ状真空管1の内部をリ
ング型ターゲット2に衝突することなく円運動する。 ところで、このように周回軌道上に高速で走行する高エ
ネルギー電子ビーム10の集束性を維持するためには、
周回軌道上の磁場に繰り返し強弱を設けて強集束をかけ
る必要がある。このような磁場の強弱の繰り返しは、磁
極上に凹凸を設けた単一の磁石を用いることでも可能で
あるか、ここでは第3図のように多数の電磁石袋W6の
隣接する2つずつを1組としてそのそれぞれの組でコイ
ル8の電流を変えることで実現している(第3図で点線
は磁束を示し、点線が多いものは磁場が強く、点線が少
ないものは磁場が弱いことを示す)。 磁場の強弱は、強い磁場と弱い磁場あるいは逆極性の磁
場との組合せで実現できるため、コイル8の電流の組合
せを、大電流と小電流、あるいは大電流と逆極性の電流
の組合せとする。 この磁場の強弱く極性の変化も含む)は、その強弱の変
化度合が同じであれば、繰り返し回数か多いほど集束性
がよくなるが、隣接電磁石装置6の磁極間での磁束の洩
れなどにより1m程度の周回軌道では繰り返し回数は数
10回程度が限界であると考えられる。この実施例では
、周回軌道の直径を約1.2mとして60組120個の
電磁石袋f6を配置している。この場合、隣接電磁石装
置6間の距離は約30mで、コア7の幅は約20髄、磁
極間の間隙(ドーナツ状真空管1が挟まれ不空間〉は約
8mとした。強弱1組の電磁石装置6においては、上記
の通り、平均磁場と集束性の程度とによって逆極性の磁
場を発生させることもある。 このように周回軌道上を走行している電子ビーム10を
、その周回軌道から離脱させ、リング型ターゲット2に
衝突させてX線を発生させる。ここでは、電子ビーム入
射管3からn番目の電磁石装置6の組までは周回軌道を
保つ所定の電流を流し、n+1番目の電磁石装置6で離
脱軌道をとらせるための電流を流すものとする。これに
より、第2図のアース板21(これはリング型ターゲッ
ト2と同じくリング型に形成されており、リング型ター
ゲット2の内側に配置されている)のスリットを通って
電子ビーム10を周回軌道から離脱させ、リング型ター
ゲット2に衝突させることができる。そのn+1番目の
電磁石装置f6の一方のコイル8には通常通りの電流を
流し、他方のコイル8に流す電流を段階的に変化させる
と、第4図に示すように電子ビーム10をリング型ター
ゲット2の所定の位置に衝突させ、その衝突位置からX
線をドーナツ状真空管1の内側に放射させることができ
る。 なお、1組の電磁石装置6のうちの一方のコイル8のみ
の電流を変化させるのでなく、その組の2つのコイル8
に流す電流をともに変化させ、電子ビーム10の離脱軌
道を細かく制御することもできるにれにより、第5図に
示すようにリング型ターゲット2への衝突角度をどの場
合でも同じにしてX線源の特性を揃えることができる。 1組の電磁石装置6のうちの一方のコイル8の電流をコ
ントロールする場合、あるいは両方のコイル8の電流を
コントロールする場合のいずれにおいても、その電流の
変化は計算によっても求めることができるが、種々の影
響か考えられるため、各電磁石装置6について実験的に
電流値を定めることが望ましい。 こうして周回軌道を外れた電子ビーム10は第2図に示
すようにアース板21のスリットを通ってリング型ター
ゲット2に近づき、最後にこれに衝突することになるか
、この実施例では、上て述べたようにリング型ターゲッ
ト2はその全体か高電位にされている。そのため、電子
ビーム10は磁場による偏向の後、静電的に偏向される
ことになる。すなわち、周回軌道を外れた電子ビーム1
0は高電圧のリング型ターゲッ1〜2に引き寄せられる
。 コイル8の電流をどのように精密に制御して離脱軌道を
定めたとしても、電子ビームの入射角度等によってビー
ム軌道か変化することか不可避であるが、このようなタ
ーゲット2による青争電的な偏向により、その軌道すれ
を小さくすることかできる。町な、リング型ターゲット
2による静電的な偏向により電子ビーム10を集束させ
ることもできる。さらに、リング型ターゲット2を高電
位にすることにより、周回軌道上の電子ビーム】○のエ
ネルギーを小さくすることかでき、そのため周回軌道を
とらせるための磁場による偏向、周回軌道から離脱させ
るための磁゛場による偏向のいずれも容易になる。した
がって、リング型ターゲット2を高電位とすることはか
ならずしも必要なことではないが、そうすることは実際
上望ましいことである。また、このようにリング型ター
ゲット2を高電位として静電的な偏向を行うことにより
、電子ビーム10を周回平面からずらすこともできるの
で、リング型ターゲット2の配置の自由度を大きくする
ことができ、この点からも望ましい。 このようなリング型X線発生装置をX線CT装置に使用
する場合、良好な画質のX線CT画像を得るためには、
1周当り数100点のX線発生位置でX線を発生させる
必要がある。そこで、この実施例でX線発生点は600
点とすると、上記の通り電磁石装置6は60組用いてい
るので、1組の電磁石装置6当り10箇所のXl1発生
点をコントロールする必要がある。したがって、1組の
電磁石装置6の一方または両方のコイル8の電流を10
段階に制御することになる。また、0.12秒間で1周
分のX線発生点移動を行うものとすると、1箇所当り必
要な時間は200μsecである。そしてX線発生時間
を100μsecとすると、1つの発生点から隣りの発
生点にまでX線発生点を移動させるに必要な時間は10
0μsecということになる。すなわち、100Jis
ecでコイル電流を変化させることが必要である。これ
は、コイル8の電流値、コイル8のインダクタンス等に
依存する部分もあるか、十分にコントロール可能である
。 なお、上記ではドーナツ状真空管1、ターゲット2とも
円形としたか、実質的に円形であれはよく、円形に近い
多角形でもよい。また、電子ビーム10の周回軌道も実
質的に円形であれはよく、円形に近い多角形でもよい。 さらに、ターゲット2はリング型に連続しているものを
用いているか、部材としてはかならずしも連続していす
、個別に形成された小さなターゲット部材かドーナツ状
真空管1に沿って並べられるi造とすることも可能であ
る。
詳細に説明する。第1図に示す実施例では、ドーナツ状
の真空管1内に、それに沿ってリング型とされたターゲ
ット2が配置されている。 また、ドーナツ状真空管1には、その接線方向に電子ビ
ーム入射管3が連結されている。この電子ビーム入射管
3には、電子発生用フィラメント4と、このフィラメン
ト4から発生した電子を加速するための、高電圧をかけ
た電子加速用型f!5とが備えられている。この電子ビ
ーム入射管3において発生し、加速された電子ビーム1
0は、ドーナツ状真空管1に、その接線方向より入射さ
れる。 また、この実施例ではリング型ターゲット2にも高電圧
がかけられている。 一方、このドーナツ状真空管1には、多数の電磁石装置
6.6、・・・が、ドーナツ状真空管1に沿って、電子
ビーム入射部を除く全周にわたってリング型に配列され
ている。この電磁石装置6はそれぞれ、第2図に示すよ
うに強磁性体よりなるコ字形コア7とそれに巻かれたコ
イル8とから構成されている。このコイル8に電流を流
すと、コ字形コア7の開放端側に磁場か形成される。こ
の磁場の方向が、第2図の点線で示すように、ドーナツ
状真空管のなす平面に直角な方向(第1図の紙面に直角
な方向)となるように、この電磁石装置6がドーナツ状
真空管1に対して取り付けられる。 このコイル8に流す電流は、電流制御装置9により、各
電磁石装置6ごとに独立に制御される。 ここで、各電磁石装置6のコイル8にすべて電流が流さ
れて上記のような磁場がドーナツ状真空管1の円周方向
の全領域で形成されていると仮定すると、電子ビーム入
射管3よりドーナツ状真空管1に入射してきた電子ビー
ム10は、第2図に示すようにその磁場中を、磁場の方
向に対して直角に進行することになり、第2図の左側方
向に力を受け、円軌道を描いて進行する。したがって、
コイル8に流す電流を調整することによりこの磁場の強
度を適切なものにすれば、電子ビーム10にドーナツ状
真空管1と同心円の軌道を描かせることができる。この
場合、電子ビーム10はドーナツ状真空管1の内部をリ
ング型ターゲット2に衝突することなく円運動する。 ところで、このように周回軌道上に高速で走行する高エ
ネルギー電子ビーム10の集束性を維持するためには、
周回軌道上の磁場に繰り返し強弱を設けて強集束をかけ
る必要がある。このような磁場の強弱の繰り返しは、磁
極上に凹凸を設けた単一の磁石を用いることでも可能で
あるか、ここでは第3図のように多数の電磁石袋W6の
隣接する2つずつを1組としてそのそれぞれの組でコイ
ル8の電流を変えることで実現している(第3図で点線
は磁束を示し、点線が多いものは磁場が強く、点線が少
ないものは磁場が弱いことを示す)。 磁場の強弱は、強い磁場と弱い磁場あるいは逆極性の磁
場との組合せで実現できるため、コイル8の電流の組合
せを、大電流と小電流、あるいは大電流と逆極性の電流
の組合せとする。 この磁場の強弱く極性の変化も含む)は、その強弱の変
化度合が同じであれば、繰り返し回数か多いほど集束性
がよくなるが、隣接電磁石装置6の磁極間での磁束の洩
れなどにより1m程度の周回軌道では繰り返し回数は数
10回程度が限界であると考えられる。この実施例では
、周回軌道の直径を約1.2mとして60組120個の
電磁石袋f6を配置している。この場合、隣接電磁石装
置6間の距離は約30mで、コア7の幅は約20髄、磁
極間の間隙(ドーナツ状真空管1が挟まれ不空間〉は約
8mとした。強弱1組の電磁石装置6においては、上記
の通り、平均磁場と集束性の程度とによって逆極性の磁
場を発生させることもある。 このように周回軌道上を走行している電子ビーム10を
、その周回軌道から離脱させ、リング型ターゲット2に
衝突させてX線を発生させる。ここでは、電子ビーム入
射管3からn番目の電磁石装置6の組までは周回軌道を
保つ所定の電流を流し、n+1番目の電磁石装置6で離
脱軌道をとらせるための電流を流すものとする。これに
より、第2図のアース板21(これはリング型ターゲッ
ト2と同じくリング型に形成されており、リング型ター
ゲット2の内側に配置されている)のスリットを通って
電子ビーム10を周回軌道から離脱させ、リング型ター
ゲット2に衝突させることができる。そのn+1番目の
電磁石装置f6の一方のコイル8には通常通りの電流を
流し、他方のコイル8に流す電流を段階的に変化させる
と、第4図に示すように電子ビーム10をリング型ター
ゲット2の所定の位置に衝突させ、その衝突位置からX
線をドーナツ状真空管1の内側に放射させることができ
る。 なお、1組の電磁石装置6のうちの一方のコイル8のみ
の電流を変化させるのでなく、その組の2つのコイル8
に流す電流をともに変化させ、電子ビーム10の離脱軌
道を細かく制御することもできるにれにより、第5図に
示すようにリング型ターゲット2への衝突角度をどの場
合でも同じにしてX線源の特性を揃えることができる。 1組の電磁石装置6のうちの一方のコイル8の電流をコ
ントロールする場合、あるいは両方のコイル8の電流を
コントロールする場合のいずれにおいても、その電流の
変化は計算によっても求めることができるが、種々の影
響か考えられるため、各電磁石装置6について実験的に
電流値を定めることが望ましい。 こうして周回軌道を外れた電子ビーム10は第2図に示
すようにアース板21のスリットを通ってリング型ター
ゲット2に近づき、最後にこれに衝突することになるか
、この実施例では、上て述べたようにリング型ターゲッ
ト2はその全体か高電位にされている。そのため、電子
ビーム10は磁場による偏向の後、静電的に偏向される
ことになる。すなわち、周回軌道を外れた電子ビーム1
0は高電圧のリング型ターゲッ1〜2に引き寄せられる
。 コイル8の電流をどのように精密に制御して離脱軌道を
定めたとしても、電子ビームの入射角度等によってビー
ム軌道か変化することか不可避であるが、このようなタ
ーゲット2による青争電的な偏向により、その軌道すれ
を小さくすることかできる。町な、リング型ターゲット
2による静電的な偏向により電子ビーム10を集束させ
ることもできる。さらに、リング型ターゲット2を高電
位にすることにより、周回軌道上の電子ビーム】○のエ
ネルギーを小さくすることかでき、そのため周回軌道を
とらせるための磁場による偏向、周回軌道から離脱させ
るための磁゛場による偏向のいずれも容易になる。した
がって、リング型ターゲット2を高電位とすることはか
ならずしも必要なことではないが、そうすることは実際
上望ましいことである。また、このようにリング型ター
ゲット2を高電位として静電的な偏向を行うことにより
、電子ビーム10を周回平面からずらすこともできるの
で、リング型ターゲット2の配置の自由度を大きくする
ことができ、この点からも望ましい。 このようなリング型X線発生装置をX線CT装置に使用
する場合、良好な画質のX線CT画像を得るためには、
1周当り数100点のX線発生位置でX線を発生させる
必要がある。そこで、この実施例でX線発生点は600
点とすると、上記の通り電磁石装置6は60組用いてい
るので、1組の電磁石装置6当り10箇所のXl1発生
点をコントロールする必要がある。したがって、1組の
電磁石装置6の一方または両方のコイル8の電流を10
段階に制御することになる。また、0.12秒間で1周
分のX線発生点移動を行うものとすると、1箇所当り必
要な時間は200μsecである。そしてX線発生時間
を100μsecとすると、1つの発生点から隣りの発
生点にまでX線発生点を移動させるに必要な時間は10
0μsecということになる。すなわち、100Jis
ecでコイル電流を変化させることが必要である。これ
は、コイル8の電流値、コイル8のインダクタンス等に
依存する部分もあるか、十分にコントロール可能である
。 なお、上記ではドーナツ状真空管1、ターゲット2とも
円形としたか、実質的に円形であれはよく、円形に近い
多角形でもよい。また、電子ビーム10の周回軌道も実
質的に円形であれはよく、円形に近い多角形でもよい。 さらに、ターゲット2はリング型に連続しているものを
用いているか、部材としてはかならずしも連続していす
、個別に形成された小さなターゲット部材かドーナツ状
真空管1に沿って並べられるi造とすることも可能であ
る。
この発明のリング型X線発生装置によれば、環状の種々
の位置からX線を発射することかできるとともに、その
発射位置を高速に走査させることのでき、しかも機械的
な動きが一切ないため耐久性も高い。さらにこのリング
型X線発生装置は、ドーナツ状真空管を含む、厚さが比
較的薄い平らな平面的な形状となり、非常にコンパクト
なものとなる。また、静電的な偏向を行っていないので
、偏向用!極が不要であり、電磁石装置のコアの磁極間
を小さくすることがてき、小型化か容易になるとともに
、周回軌道から離脱させるための静電偏向に必要な実際
上困難な程度に高い電圧も不要となる。
の位置からX線を発射することかできるとともに、その
発射位置を高速に走査させることのでき、しかも機械的
な動きが一切ないため耐久性も高い。さらにこのリング
型X線発生装置は、ドーナツ状真空管を含む、厚さが比
較的薄い平らな平面的な形状となり、非常にコンパクト
なものとなる。また、静電的な偏向を行っていないので
、偏向用!極が不要であり、電磁石装置のコアの磁極間
を小さくすることがてき、小型化か容易になるとともに
、周回軌道から離脱させるための静電偏向に必要な実際
上困難な程度に高い電圧も不要となる。
第1図はこの発明の一実施例にかかるリング型X線発生
装置の模式図、第2図は第1図のA−A線矢視断面図、
第3図は第2図のB−B線矢視断面図、第4図は第2図
のC−C線矢視断面図、第5図は他の実施例にかかるも
ので第2図のC−C線矢視断面図である。 1・・・ドーナツ状真空管、2・・・リング型ターゲッ
ト、3・・・電子ビーム入射管、4・・・電子発生用フ
ィラメント、5・・・電子加速用電極、6・・・電磁石
装置、7・・・コア、8・・・コイル、9・・・電流制
御装置、10・・電子ビーム。
装置の模式図、第2図は第1図のA−A線矢視断面図、
第3図は第2図のB−B線矢視断面図、第4図は第2図
のC−C線矢視断面図、第5図は他の実施例にかかるも
ので第2図のC−C線矢視断面図である。 1・・・ドーナツ状真空管、2・・・リング型ターゲッ
ト、3・・・電子ビーム入射管、4・・・電子発生用フ
ィラメント、5・・・電子加速用電極、6・・・電磁石
装置、7・・・コア、8・・・コイル、9・・・電流制
御装置、10・・電子ビーム。
Claims (1)
- (1)ドーナツ状真空管と、該真空管中に、該真空管に
沿って配置されたターゲットと、上記ドーナツ状真空管
に電子ビームを入射する電子ビーム入射管と、上記ドー
ナツ状真空管のなす平面に直角な方向の磁場を形成する
ことによって電子ビームが該ドーナツ状真空管に沿って
円運動するよう該電子ビームを偏向するための、該ドー
ナツ状真空管に沿って配置された、多数の電磁石装置と
、これら多数の電磁石装置に流す電流をそれぞれ独立に
制御し、強弱の磁場が繰り返されるようにするとともに
、特定の電磁石装置に流す電流を変化させて電子ビーム
を円運動から離脱させて上記のターゲットの所定の位置
に衝突させる電流制御装置とを備えることを特徴とする
リング型X線発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2337817A JPH04200538A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | リング型x線発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2337817A JPH04200538A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | リング型x線発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04200538A true JPH04200538A (ja) | 1992-07-21 |
Family
ID=18312244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2337817A Pending JPH04200538A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | リング型x線発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04200538A (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2337817A patent/JPH04200538A/ja active Pending
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