JPH0420554Y2 - - Google Patents

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JPH0420554Y2
JPH0420554Y2 JP1987134616U JP13461687U JPH0420554Y2 JP H0420554 Y2 JPH0420554 Y2 JP H0420554Y2 JP 1987134616 U JP1987134616 U JP 1987134616U JP 13461687 U JP13461687 U JP 13461687U JP H0420554 Y2 JPH0420554 Y2 JP H0420554Y2
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scum
box
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wall
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、下水、し尿、工業排水等の排水処理
や各種化学工業で反応生成物等の分離に使用され
ている重量分離を行う沈澱槽、凝縮槽、浮上分離
槽等において、槽内の液表面に浮上する浮上物
(以下、スカムという。)を掻集・除去するスカム
除去装置に関する。
<従来の技術> かかるスカム除去装置としては、第11図に示
すようなものが知られている(実開昭49−48574
号公報参照)。
すなわち、槽の滞留部1には滞留部1内の液表
面WLを中心軸廻りに回転するスキマアーム2が
設けられており、スキマアーム2には液表面WL
上に浮上するスカムを掻き集めるスカムスキマ3
がピン4によりその進行方向に回動自由に支持さ
れている。このスカムスキマ3の下方には、スカ
ム導出用のスカムボツクス5がその上端部5aを
液表面WLから突出して配設されており、この上
端部5aの回転するスカムスキマ3と対向する側
には、図示しない駆動装置とロツド6を介して連
結されたゲート7がピン8により回動自在に取り
付けられている。そして、スキマアーム2に取り
付けられた回転位置検出器(リミツトスイツチ)
9によりスカムスキマ3がスカムボツクス5に近
接したことを検知し、駆動装置を作動させゲート
7を液表面WL下に沈めて、ゲート7からスカム
スキマ3により掻き集められたスカムを含んだ表
槽液をスカムボツクス5内に導き、スカムの除去
を行うようにしている。
また、スカムボツクス5の上端部5aやロツド
6等がスカムスキマ3と干渉しないように、スカ
ムボツクス5上方の液表面上に案内バー10を設
け、案内バー10により、スカムスキマ3を持ち
上げさせて液表面WLから退避させるようにして
いる。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来のスカム除去装
置においては、案内バー10をスカムボツクス5
の上方の液表面から露出して設けているので、ス
カムボツクス5から離れた位置でスカムスキマ3
が案内バー10により液表面WLから退避してし
まう結果、スカムスキマ3により掻き集められた
スカムがスカムボツクス5近傍で、たとえば雨や
風等により分散しスカムボツクス5内へのスカム
導入効率が低下し、スカム除去効率が低下すると
いう問題が生ずる。
本考案はこのような従来の技術の問題点に着目
してなされたもので、スカム除去効率を向上させ
ることができるスカム除去装置を提供することを
目的とする。
<問題点を解決するための手段> このため、本考案では、槽内の液表面上を移動
するスカムレーキに取り付けられて該液表面部を
移動して表面部に浮上しているスカムを掻き集め
るスカムスキマと、スカム入口側壁の上端部が液
表面下に没入され、該スカム入口側壁と相対向す
る壁の上端が液表面上に突出し、前記スカムスキ
マにより掻き集められたスカムがスカム入口側壁
の上端部から内部に導かれるスカムボツクスと、
該スカムボツクス内部と槽外部とを連通するスカ
ム排出管と、該スカム排出管に介装された常閉の
自動開閉弁と、前記スカムボツクスのスカム入口
側壁から外方に略水平方向に延びかつ液表面下に
没状態で配設され、前記スカムスキマにより集め
られてくるスカムを当該スカム入口側壁に案内す
る第1ガイド部と、一端が前記スカムボツクスの
スカム入口側壁の上端部に近接若しくは固着され
て液表面下に没入され、他端がスカムボツクスの
スカム入口側壁と相対向する壁の上端部に固着若
しくは近接されて液表面上に突出され、スカムボ
ツクスの上端開口部上を移動する前記スカムスキ
マの下端部をスカム入口壁と相対向する壁の上端
部付近に向かつて摺接案内する第2ガイド部と、
前記スカムボツクスのスカム入口側壁と相対向す
る壁の上端部の液表面上からスカムスキマの移動
方向に延びかつ液表面下に没入され、前記スカム
スキマの下端を摺接案内する第3ガイド部と、前
記スカムスキマの移動により作動する移動位置検
出器と、を備える一方、前記移動位置検出器の信
号に基づいて前記スカムスキマが前記スカムボツ
クスの手前所定距離に近接したことを検知したと
きに前記自動開閉弁を開弁させるようにした。
<作用> 上記のような構成を採用したから、スカムスキ
マがスカムボツクス手前に所定距離近接したこと
が検出されると自動開閉弁が開弁し、スカムボツ
クス内の槽外部とが連通される。
スカムスキマの下端部は、液表面下に漬かつた
まま第1ガイド部上を移動し、スカムをスカムボ
ツクスの上端開口部に向かつて案内し強制的にか
つ効率良く掻き寄せる。この場合、第1ガイド部
は、スカムボツクス入口側に略水平方向に延びか
つ液表面下に没状態で配設されるため、スカムス
キマがスカムボツクス入口側の面において液表面
下に没した状態で第1ガイド部上を移動すること
により、スカムがスカムスキマの移動によつて液
表面から沈降してスカムボツクス底面をくぐり抜
けてしまうことを防止でき、確実に液面上のスカ
ムを掻き集めてスカムボツクス内に導入すること
ができる。
さらに、スカムスキマの下端部は第2ガイド部
により摺接案内され、スカムボツクス内にスカム
を導入する。この場合、第2ガイド部は、一端が
スカムボツクスの入口側壁の上端部に近接若しく
は固着されて液表面下に没入され、他端がスカム
ボツクスの入口側と相対向する壁の上端部に固着
若しくは近接されて液表面上に突出されるため、
スカムスキマはスムーズにスカムボツクス上端部
をスカムボツクスの入口側の壁からその相対向す
る壁へと移動し、スカムスキマが前記相対向する
壁や第2ガイド部と衝突して損傷するのを防止で
き、また、水面を乱さず、第2ガイド部は開口部
を覆わないため、スカムボツクスのスカムの流入
が確実となる。
さらに、スカムスキマの下端部は第3ガイド部
により摺接案内され、液面下に再進入する。この
場合、第3ガイド部は、スカムボツクスの入口側
に相対向する壁の上端部の液表面上からスカムス
キマ移動方向に延びかつ液表面下に没入されるた
め、スカムボツクス上を通過したスカムスキマが
液面下に再浸入する際に、液面下にスカムスキマ
が静かに進入し、液面の乱れや液の飛沫の発生が
防止され、液面上のスカムの攪乱を防止できる。
一方、スカムボツクス内のスカムはスカム排出
管および自動開閉弁を介して槽外部に排出され
る。
以上のように、上述の第1〜第3ガイド部の作
用と、移動位置検出器の信号に基づいて作動する
自動開閉弁の開閉動作の作用とが巧みに連動して
相乗的な作用を奏し、スカムボツクスへの清澄水
の流入を極力防止し、浮上スカムは沈澱槽内に返
流することなく、掻き寄せ除去され、スカムボツ
クス内に回収されるため、スカムの除去効率が大
幅に向上する。
<実施例> 以下に、本考案の一実施例を第1図〜第9図に
基づいて説明する。
第3図に示すように、本考案の槽としての円形
沈澱池本体20には、上縁部に環状の点検歩廊2
1が形成され、該点検歩廊21の一部から円形沈
澱池本体20の中心部に向けて延びる直線状の点
検歩廊22が形成され、この点検歩廊22には、
階段23が付設されている。また、円形沈澱池本
体20の上縁部には、環状の清澄水通路31が形
成されており、この清澄水通路31には円形沈澱
池本体20の周縁部に形成された溢流槽35が連
通し、清澄水通路31から流出する清澄水を排出
するようにしている。清澄水通路31の内周壁に
滞留部32と接するウエアプレート33が取り付
けられている。このウエアプレート33の内周側
に所定間隔離間して、環状のスカムバツフル板3
4が取り付けられている。このスカムバツフル板
34は、滞留部32内の液表面に浮上するスカム
が清澄水通路31に流れ込まないように、清澄水
通路31と滞留部32の表面部とを仕切つてい
る。
第2図に示すように、滞留部32の中心にモー
タ24により低速で回転されるブレーキ25の回
転軸26が設置されている。このレーキ25に
は、複数の汚泥掻寄翼27がその回転方向に所定
角度もつて取り付けられている。また、このレー
キ25は、回転軸26の中間部にターンバツクル
28が介装された複数のロツド29により支持さ
れている。円形沈澱池本体20の底部には、沈澱
汚泥の外部への排出用の汚泥返送管30が取り付
けられている。そして、汚泥は汚泥返送管30か
ら返送汚泥槽42内に移送される。
前記回転軸26の上端部付近を取り囲んで筒状
のウエル管36が、中間部にターンバツクル37
が介装されたロツド38により円形沈澱池本体2
0の周縁部に支持されている。ウエル管36内に
は、汚泥が混入された液を滞留部32内に導入す
るための汚泥流入管39が取り付けられている。
前記回転軸26の上端付近には、滞留部32の
半径方向に延びるスカムレーキ40が回転軸26
と共に回転するように固定されている。このスカ
ムレーキ40は、沈澱池本体20内の液表面WL
上を該液表面WLに沿つて移動するものであり、
その長手方向に沿うと共に下端部41aが液表面
WL中に没するスカムスキマ41が取り付けられ
ている。スカムスキマ41の滞留部32外周部近
傍には、スカムスキマ41上端がピンヒンジによ
り回動自在に支持されたスキマ回動部41bが形
成されている。
このスカムスキマ41の下方には、スカム導出
用のスカムボツクス50が、スカムバツフル板3
4の一部を分断し滞留部32の中心方向に延びて
配設されている。
ここで、スカムボツクス50は、第1図及び第
4図から第6図に示すように、上端が開口した箱
状形状をしており、円形沈澱池本体20の内壁に
フランジ部50aにより片持支持して構成されて
いる。このスカムボツクス50は、滞留部32の
中心側側面51の上端部と前記スカムバツフル板
34との間に前記スキマ回動部41bが侵入でき
るようにその形状寸法が設定されている。
前記フランジ部50aには、長穴50bが貫通
形成されており、この長穴50bによりスカムボ
ツクス50の取付位置を円形沈澱池本体20の周
方向に若干調整できるようにしてある。スカムボ
ツクス50の滞留部32の中心側側面51はその
上端側から底部50c側に向けて傾斜面となつて
おり、その滞留部32内壁側には傾斜板52が固
定されている。このようにして、スカムボツクス
50内に流入したスカムがその底部50cに向け
て円滑に流れるようにしている。底部50cに
は、スカムボツクス50内に開口する管状部50
dが形成されており、その開口部を覆つてワイヤ
を半球状に折曲形成したストレーナ53が取り付
けられている。管状部50d端面にはフランジ部
50eが形成され、このフランジ部50eにスカ
ム排出管54が接続されている。このスカム排出
管54には、第8図に示すように後述する本考案
の移動位置検出器としてのリミツトスイツチ61
の検出信号に応じて開閉作動する本考案の自動開
閉弁としてのエアー自動ボール弁55が介装され
ている。なお、エア自動ボール弁55の下流側に
は、図示しない槽が設けられており、該槽はポン
プを介して活性汚泥処理槽に接続されている。
さらに、第1図に示すように、スカムボツクス
50は、回転するスカム41が対向する側すなわ
ちスカムボツクス50の入口側の壁50fの上端
部が常時液表面WL下に没入し、入口側の壁50
fと相対向する壁50hの上端部が液表面WL上
から突出するように配設されている。
そして、前記スカムボツクス50の入口側の壁
50fの上端部には、外方に略水平方向に延びか
つ液表面下に没状態で配設される本考案の第1ガ
イド部としての案内板56が固定取付されてい
る。
すなわち、前記壁50fの上端部には、複数の
孔50gが水平方向に形成され、この孔50gの
外面にはナツト57が溶接されている。第7図に
示すような垂直方向に長い複数の長穴58aが前
記孔50gに対応して形成された堰止板58を、
複数のボルト64により上下位置調整自由に取り
付けている。このようにして、堰止板58のスカ
ムボツクス50に対する相対上下位置を調整する
ことで、スカムボツクス50内に流入する表層液
やスカムの流入量を調整するようにしてある。
また、一端がスカムボツクス50の入口側の壁
50f上端部に近接されて液表面下に没入され、
他端がスカムボツクス50の入口側の壁50fと
相対向する壁50h上端部に固着されて液表面上
に突出され、前記スカムスキマ41の下端部をス
カムボツクス50の入口側の壁50fから前記相
対向する壁50hの上端部付近に向かつて摺接案
内する本考案の第2ガイド部としての案内条59
aが設けられている。
さらに、前記スカムボツクス50の壁50h上
端部の液表面上からスカムスキマ41移動方向に
延びかつ液表面下に没入され、スカムスキマ41
の下端部を摺接案内する本考案の第3ガイド部と
しての案内条59bが設けられている。各案内条
59a,59bは、本実施例においては、それぞ
れ3枚設けられており、各案内条59bの端部は
連結板60により相互に連結されている。前記案
内条59a,59bは、スカムボツクス50の上
部付近を通過するスカムスキマ41の下端部41
aを摺接案内して、案内条59aによりスカムス
キマ41がスカムボツクス50の上端部50hと
衝突するのを防止する一方、案内条59bにより
スカムスキマ41が液面を乱して液中に入ること
を防止している。
前記円形沈澱池本体20上縁部には、第9図に
示すように、懸架部材65により本考案の移動位
置検出器としてのリミツトスイツチ61をその可
動検知部61aがスカムスキマ41の上縁部に接
触し得る状態で懸架されている。これにより、ス
カムスキマ41の移動位置を検出しこの検出信号
に応じて前記エア自動ボール弁55を開閉作動す
るようにしてある。この開閉作動方法として、ス
カムスキマ41が可動検知部61aに接触すると
同時に、エア自動ボール弁55を開弁し、図示し
ないタイマーにより所定時間を計測し所定時間経
過後にエア自動ボール弁55を閉弁するようにし
ている。すなわち、スカムスキマ41がスカムボ
ツクス50の手前側近傍にあるときにのみエア自
動ボール弁55を開弁させ、スカム排出処理を行
わない状態において液が不必要に流出するのを抑
制している。
なお、液の不必要な流出防止できるものであれ
ば、エア自動ボール弁55の開閉作動方法として
適宜の方法が選択することができる。たとえば、
タイマーによりスカムスキマ41が可動検知部6
1aに接触した後所定時間を計測し、この所定時
間後にエア自動ボール弁55を開弁するようにし
てもよい。さらに、上記と同様なリミツトスイツ
チ61を2個それぞれ円周上の別々の位置に取り
付けて、それぞれのリミツトスイツチ61からの
信号に応じてエア自動ボール弁55を開閉作動す
るようにしてもよい。
次に本実施例の作用について説明する。
スカムボツクス50内にはその上端部50fか
ら表層液が流入し、スカムボツクス50の大部分
は常時液表面下に没している。ここで、スカムス
キマ41がスカムボツクス50から相当距離離れ
ているときには、自動ボール弁55が閉弁状態に
維持されているから、液は流出することができな
い。
そして、スカムスキマ41がスカムボツクス5
0の手前所定距離近接したことがリミツトスイツ
チ61により検出されると、エア自動ボール弁5
5に開弁信号が発せられ、スカムボツクス50内
の液の流出が開始される。スカムスキマ41が案
内板56及び案内条59a上を摺動移動する際
に、その以前に掻き集められたスカムがスカムボ
ツクス50の上端開口部に押しやられ、表層液流
と共に滞留部32から外部に排出される。そし
て、スカムスキマ41がスカムボツクス50から
離れたときにエア自動ボール弁55を閉弁する。
かかる構成によれば、スカムスキマ41の下端
部41aを液表面WL下に略没した状態で案内板
56及び案内条59aにより摺接案内するように
したため、液表面WL下に略常時浸漬状態にある
スカムスキマ41によりスカム確実に掻き集め
て、スカムボツクス50内に導入することができ
る。すなわち、雨や風等の影響を受けることな
く、効率よくスカムを排出することができる。
案内板56は板状に形成されているので、スカ
ムスキマ41により掻き集められたスカムが滞留
部32の底部側に逃げることが防止でき、スカム
導入効率が向上できる。一方、案内条59aは上
端開口部を覆うことなく配置されているので、該
上端開口部からのスカムボツクス50内へのスカ
ムの流入を阻害することがなく、スカム導入効率
が向上できる。
また、スカムボツクス50と連通するスカム排
出管54にスカムスキマ41の回転位置に応じて
開閉するエア自動ボール弁55を介装したので、
たとえ、スカムボツクス50の一部が液表面下に
没していても、スカム排出に必要な時にのみエア
自動ボール弁55を開弁でき、不必要な液流出が
防止できる。
特に、かかる構成によれば、案内板56(第1
ガイド部)は、スカムボツクス50入口側に略水
平方向に延びかつ液表面下に没状態で配設される
ため、スカムスキマがスカムボツクス50入口側
の面において液表面下に没した状態で案内板56
上を移動することにより、スカムがスカムスキマ
41の移動によつて液表面から沈降してスカムボ
ツクス50底面を潜り抜けることを防止でき、確
実に液面上のスカムを掻き集めてスカムボツクス
50内に導入することができる。
さらに、案内条59a(第2ガイド部)は、一
端がスカムボツクス50の入口側の壁50f上端
部に近接若しくは固着されて液表面下に没入さ
れ、他端がスカムボツクス50の入口側と相対向
する壁50h上端部に固着若しくは近接されて液
表面上に突出されるため、スカムスキマはスムー
ズにスカムボツクス50上端部を該スカムボツク
ス50の壁50fから壁50hへと移動し、スカ
ムスキマの前記壁50hと案内条59aとの衝突
による損傷を防止でき、また、水面を乱さず、ス
カムボツクス50へのスカムの流入が確実とな
る。
さらに、案内条59b(第3ガイド部)は、ス
カムボツクス50の入口側と相対向する壁50h
上端部の液表面上からスカムスキマ41移動方向
に延びかつ液表面下に没入されるため、スカムボ
ツクス50上を通過したスカムスキマ41が液面
下に再浸入する際に、液面内にスカムスキマ41
が静かに進入し、液面の乱れや液の飛沫の発生が
防止され、液面上のスカムの攪乱を防止できる。
以上のように、上述の案内板56、案内条59
a、案内条59bの作用と、リミツトスイツチ6
1(移動位置検出器)の信号に基づいて作動する
エア自動ボール弁55(自動開閉弁)の開閉動作
とが巧みに連動して相乗的な作用が奏され、スカ
ムボツクス50への清澄水の流入を極力防止し、
浮上スカムは沈澱池内に返流することなく、掻き
寄せ除去され、スカムボツクス50内に効率良く
回収されるため、スカムの除去効率が大幅に向上
する。
また、 スカムボツクス50の上端部50fのみを液表
面WL下に没し他の3つの上端部を液表面上に露
出させてあるので、液表面上に露出した各上端部
によりスカムの分散を抑制でき、スカムボツクス
50内からのスカム排出効率を高めることができ
る。
また、上記実施例においては、案内条59aの
一端をスカムボツクス50の入口側の壁50f上
端部に近接させ、他端をスカムボツクス50の入
口側と相対向する壁50h上端部に固着するよう
にしたが、第10図に示すような種々の態様をと
ることができる。
すなわち、同図Aに示した実施例は、案内条5
9aの一端をスカムボツクス50の入口側の壁5
0f上端部に固着し、他端をスカムボツクス50
の入口側と相対向する壁50h上端部に近接する
ようにしている。また、同図Bに示した実施例
は、案内条59aの両端をそれぞれスカムボツク
ス50の壁50fと壁50hの上端部に近接させ
る一方、案内条59aをスカムボツクス50内壁
から突設させたステー70により支持したもので
あり、同図Cに示した実施例は、同図Bと同様の
案内条59aをスカムボツクス50内底部から突
設させたステー71により支持したものである。
さらに、同図Dに示した実施例は、案内条59a
の一端をスカムボツクス50の壁50fは上端部
より若干低位に位置させ、他端を壁50h上端部
より若干高位に位置させるようにしている。
なお、案内条59aのスカム案内面は湾曲した
ものであつても良い。
また、案内条59aは、スカムボツクス50の
上端開口部条を移動するスカムスキマ41の下端
部が摺接案内されるものであれば、スカムボツク
ス50の側端部や外側方に設けたものであつても
構わない。
また、上記実施例では、本考案のスカム除去装
置を円形沈澱池に適用した例を示したが、液表面
部を直線方向に移動するスカムスキマ41が設け
られた方形の沈澱槽にも適用することができる。
さらには、沈澱槽ばかりではなく浮上分離槽にも
適用できるものである。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案によると、スカム
を掻き集めるスカムスキマの下方に配設されたス
カムボツクスのスカム入口側壁から外方に略水平
方向に延びかつ液表面下に没状態で配設され、前
記スカムスキマにより集められているスカムを当
該スカム入口側壁に向かつて案内する第1ガイド
部と、一端がスカムボツクスの入口側の壁上端部
に近接若しくは固着されて液表面下に没入され、
他端がスカムボツクスの入口側と相対向する壁の
上端部に固着若しくは近接されて液表面上に突出
され、前記スカムスキマの下端部をスカム入口側
壁から該スカム入口側壁と相対向する壁の上端部
付近に向かつて摺接案内する第2ガイド部と、前
記スカムボツクスの入口側と相対向する壁の上端
部の液表面上からスカムスキマ移動方向に延びか
つ液表面下に没入され、前記スカムスキマの下端
部を摺接案内する第3ガイド部とを設け、スカム
スキマの移動により動作する移動位置検出器の信
号に基づいてスカムスキマがスカムボツクスの手
前所定距離に近接したことを検知したときにスカ
ム排出管に介装された常閉の自動開閉弁を開弁さ
せるようにしたから、次のような利点を有する。
前記第1ガイド部の作用により、スカムがスカ
ムスキマの移動によつて液表面から沈澱してスカ
ムボツクス底面を潜り抜けることを防止でき、確
実に液面上のスカムを掻き集めてスカムボツクス
内に導入することができる。
前記第2ガイド部の作用により、スカムスキマ
はスムーズにスカムボツクス上端部をスカムボツ
クスの入口側の壁からそれに相対向する壁へと移
動し、スカムスキマの前記相対向する壁や第2ガ
イド部との衝突による損傷を防止でき、また、水
面を乱さず、また、第2ガイド部によりスカムボ
ツクス上端開口部が覆われていないため、スカム
ボツクスへのスカムの流入が確実となる。
前記第3ガイド部の作用により、スカムボツク
ス上を通過したスカムスキマが液面下に再浸入す
る際に、液面中にスカムスキマが静かに進入し、
液面の乱れや液の飛沫の発生が防止され、液面上
のスカムの攪乱を防止できる。
上述の第1〜第3ガイド部の作用と、移動位置
検出器の信号に基づいて作動する自動開閉弁の開
閉動作とが巧みに連動して相乗的な作用が奏さ
れ、スカムボツクスへの清澄水の流入を極力防止
し、浮上スカムは沈澱槽内に返流することなく、
掻き寄せ除去され、スカムボツクス内に回収され
るため、雨や風等の条件に左右されることなく、
スカムの除去効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部断面図(第4
図のA−A断面図)、第2図は同上のスカム除去
装置を備えた円形沈澱池断面図、第3図は同上の
平面図、第4図は同上のスカムボツクスの平面
図、第5図は同上の正面図、第6図は同上の第4
図のB−B断面図、第7図は同上の堰止板の正面
図、第8図は同上のスカムボツクスとスカム排出
管との接続状態図、第9図は同上のリミツトスイ
ツチの取付状態図、第10図は本考案の他の実施
例の断面図、第11図は従来のスカム除去装置を
示す図である。 20……円形沈澱池本体、32……滞留部、4
1……スカムスキマ、50……スカムボツクス、
50f,50h……壁、54……スカム排出管、
55……エア自動ボール弁、56……案内板、5
9a,59b……案内条、61……リミツトスイ
ツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽内の液表面上を移動するスカムレーキに取り
    付けられて該液表面部を移動して表面部に浮上し
    ているスカムを掻き集めるスカムスキマと、スカ
    ム入口側壁の上端部が液表面下に没入され、該ス
    カム入口側壁と相対向する壁の上端が液表面上に
    突出し、前記スカムスキマにより掻き集められた
    スカムがスカム入口側壁の上端部から内部に導か
    れるスカムボツクスと、該スカムボツクス内部と
    槽外部とを連通するスカム排出管と、該スカム排
    出管に介装された常閉の自動開閉弁と、前記スカ
    ムボツクスのスカム入口側壁から外方に略水平方
    向に延びかつ液表面下に没状態で配設され、前記
    スカムスキマにより集められてくるスカムを当該
    スカム入口側壁に案内する第1ガイド部と、一端
    が前記スカムボツクスのスカム入口側壁の上端部
    に近接若しくは固着されて液表面下に没入され、
    他端がスカムボツクスのスカム入口側壁と相対向
    する壁の上端部に固着若しくは近接されて液表面
    上に突出され、スカムボツクスの上端開口部上を
    移動する前記スカムスキマの下端部をスカム入口
    壁と相対向する壁の上端部付近に向かつて摺接案
    内する第2ガイド部と、前記スカムボツクスのス
    カム入口側壁と相対向する壁の上端部の液表面上
    からスカムスキマの移動方に延びかつ液表面下に
    没入され、前記スカムスキマの下端を摺接案内す
    る第3ガイド部と、前記スカムスキマの移動によ
    り動作する移動位置検出器と、を備える一方、前
    記移動位置検出器の信号に基づいて前記スカムス
    キマが前記スカムボツクスの手前所定距離に近接
    したことを検知したときに前記自動開閉弁を開弁
    させるようにしたことを特徴とするスカム除去装
    置。
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