JPH04210874A - 厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法 - Google Patents
厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法Info
- Publication number
- JPH04210874A JPH04210874A JP40203490A JP40203490A JPH04210874A JP H04210874 A JPH04210874 A JP H04210874A JP 40203490 A JP40203490 A JP 40203490A JP 40203490 A JP40203490 A JP 40203490A JP H04210874 A JPH04210874 A JP H04210874A
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- thick steel
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は主に板厚50mmを超え
る極厚鋼板の大入熱潜弧溶接に関し、溶接欠陥のない溶
接継手を高能率に得る方法を提供するものである。 [0002] 【従来の技術】近年、高層ビルに代表されるような構造
物の大型化にともない、板厚が50’mmを超える極厚
鋼板を用いた部材の需要が増加している。このような極
厚鋼板の溶接には通常、多層潜弧溶接が適用されている
ため施工に長時間を要する問題があり、溶接施工の高能
率化が強く求められている。 [0003]従来、鉄骨などに適用されている高能率溶
接としては、鉄粉人りフラックスを用いた片面1パス溶
接があり、例えば特開昭51108839号公報には1
パス溶接用のフラックスが提案されており、最近では板
厚50mmまでの厚鋼板への適用が一般的になりつつあ
る。一方、板厚50mmを超える極厚鋼板に対しては多
層盛溶接が一般的であり、例えば特開昭63−1925
93号公報のように多層盛溶接に鉄粉人りフラックスを
適用して大入熱多層盛り潜弧溶接の能率向上を図るフラ
ックスが提案されている。 [0004]多層盛溶接では潜弧溶接ラインを一部材が
長時間専有することになるため潜弧溶接ラインを多数有
することが必要となる。潜弧溶接ラインは専用ラインで
あり他の部位の溶接に転用することは難しく、広い場所
が必要であり、また設備も高価なものとなるため多数の
潜弧溶接ラインを保有することは、経済的に問題がある
。このため、1〜2パスの潜弧溶接で仕上がるところま
でCO2溶接等の下盛溶接を行う施工方法が採用される
ことが多い。 [0005]
る極厚鋼板の大入熱潜弧溶接に関し、溶接欠陥のない溶
接継手を高能率に得る方法を提供するものである。 [0002] 【従来の技術】近年、高層ビルに代表されるような構造
物の大型化にともない、板厚が50’mmを超える極厚
鋼板を用いた部材の需要が増加している。このような極
厚鋼板の溶接には通常、多層潜弧溶接が適用されている
ため施工に長時間を要する問題があり、溶接施工の高能
率化が強く求められている。 [0003]従来、鉄骨などに適用されている高能率溶
接としては、鉄粉人りフラックスを用いた片面1パス溶
接があり、例えば特開昭51108839号公報には1
パス溶接用のフラックスが提案されており、最近では板
厚50mmまでの厚鋼板への適用が一般的になりつつあ
る。一方、板厚50mmを超える極厚鋼板に対しては多
層盛溶接が一般的であり、例えば特開昭63−1925
93号公報のように多層盛溶接に鉄粉人りフラックスを
適用して大入熱多層盛り潜弧溶接の能率向上を図るフラ
ックスが提案されている。 [0004]多層盛溶接では潜弧溶接ラインを一部材が
長時間専有することになるため潜弧溶接ラインを多数有
することが必要となる。潜弧溶接ラインは専用ラインで
あり他の部位の溶接に転用することは難しく、広い場所
が必要であり、また設備も高価なものとなるため多数の
潜弧溶接ラインを保有することは、経済的に問題がある
。このため、1〜2パスの潜弧溶接で仕上がるところま
でCO2溶接等の下盛溶接を行う施工方法が採用される
ことが多い。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】近年、高層ピル等の大
型構造物では、板厚が50mmを超える極厚鋼板を用い
た部材が数多く使用されるようになり、下盛り溶接に要
する工数の増加が顕著になり、現状では最も高能率な片
面1パス潜弧溶接方法を50mmを超える極厚鋼板に適
用することが強く求められるようになった。 [0006]板厚50mmを超える極厚鋼板の1パス溶
接は、実験的には2電極または3電極潜弧溶接で板厚7
0mm程度まで実験可能であるが、工業的には先行極の
溶接電流電圧の安定性を保ち安定した溶は込みを得るこ
とが困難であることから、はとんど実用化されていない
のが実状である。本発明は、上記の現状にかんがみて開
発されたもので、特に極厚鋼板の大入熱潜弧溶接におけ
る先行電極の短絡によるアーク切れを防止し、大電流を
用いて安定した溶は込みを確保し、深いルートフェイス
を有する開先の適用を可能にすることにより、従来工業
的に適用できなかった極厚鋼板の片面1パス施工を可能
にする方法を提案するものである。 [0007]
型構造物では、板厚が50mmを超える極厚鋼板を用い
た部材が数多く使用されるようになり、下盛り溶接に要
する工数の増加が顕著になり、現状では最も高能率な片
面1パス潜弧溶接方法を50mmを超える極厚鋼板に適
用することが強く求められるようになった。 [0006]板厚50mmを超える極厚鋼板の1パス溶
接は、実験的には2電極または3電極潜弧溶接で板厚7
0mm程度まで実験可能であるが、工業的には先行極の
溶接電流電圧の安定性を保ち安定した溶は込みを得るこ
とが困難であることから、はとんど実用化されていない
のが実状である。本発明は、上記の現状にかんがみて開
発されたもので、特に極厚鋼板の大入熱潜弧溶接におけ
る先行電極の短絡によるアーク切れを防止し、大電流を
用いて安定した溶は込みを確保し、深いルートフェイス
を有する開先の適用を可能にすることにより、従来工業
的に適用できなかった極厚鋼板の片面1パス施工を可能
にする方法を提案するものである。 [0007]
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、厚鋼
板の多電極大入熱潜弧溶接において、被溶接継手の開先
角度を30〜50°、ルートフェイスを板厚の10〜3
0%とし、先行極に直流定電圧特性の@源を用いて20
00Aを超える電流により溶接を行うことを特徴とする
厚鋼板の大入熱片面潜弧溶接方法である。 [0008]
板の多電極大入熱潜弧溶接において、被溶接継手の開先
角度を30〜50°、ルートフェイスを板厚の10〜3
0%とし、先行極に直流定電圧特性の@源を用いて20
00Aを超える電流により溶接を行うことを特徴とする
厚鋼板の大入熱片面潜弧溶接方法である。 [0008]
【作用】以下この発明を作用と共に具体的に説明する。
極厚鋼板の片面1パス溶接においては、多量の溶着金属
を得る必要があるため大電流かつ低速の溶接条件が用い
られる。本発明者らはこのような場合の溶融池現象を明
らかにするために、X線を用いた詳細な観察・検討を行
い、以下のような知見を得た。 [0009]すなわち、先行極の消耗電極による溶融金
属は開先の中で成極との間に盛り上がるように生成して
揺動しており、先行極の短絡・アーク切れは先行電極の
先端が溶融金属に接触しなくても、先行極と成極の開の
溶融金属の揺動によって発生し、溶は込み不良の原因と
なっていることが明らかになった。したがって安定した
溶は込みを得るためには、このような短絡現象を起こさ
ずに溶接を実施することが必要であり、このためには広
い開先を用いて比較的高い電圧の条件を用いる必要があ
り、板厚50mmを超えるような極厚鋼板では極めて大
きな溶接入熱が必要となるため、実用的な溶接条件を設
定することができなくなる。 [00101そこで本発明者らは、溶接諸条件および電
流特性などについて広範な検討を行った結果、この短絡
現象による影響を軽減するためには、通常用いられる垂
下特性のN源に代えて直流定電圧特性を適用することが
効果的であり、これにより安定した溶は込みが得られる
ことが明らかになったのである。本発明はこの知見に注
目したものであり、200OAを超える大電流の直流定
電圧特性の電源を多電極潜弧溶接の先行極として用い、
開先角度を30〜50°、ルートフェイスを板厚の10
〜30%とした開先を、片面1パス溶接する。 [00111開先角度は、溶は込み深さの確保や短絡現
象の抑制、高温割れ感受性の低減のためには大きいこと
が望ましく、少なくとも300以上が好ましい。一方、
余りに大きくなると開先断面積が増加し、形成させなけ
ればならないピード幅が広くなり1パス溶接施工が困難
になるため50°以下とした。ルートフェイスは、極厚
鋼板の1パス溶接を実施するためにはできるだけ入熱を
低減することが溶接継手特性の確保、高能率化の点から
必要であり、少なくとも板厚の10%以上とすることが
望ましい。しかし、大きすぎると母材の希釈が過大とな
って高温割れの危険性が増すとともに溶は込み深さの確
保が難しくなるため板厚の30%を上限とした。 [0012]
を得る必要があるため大電流かつ低速の溶接条件が用い
られる。本発明者らはこのような場合の溶融池現象を明
らかにするために、X線を用いた詳細な観察・検討を行
い、以下のような知見を得た。 [0009]すなわち、先行極の消耗電極による溶融金
属は開先の中で成極との間に盛り上がるように生成して
揺動しており、先行極の短絡・アーク切れは先行電極の
先端が溶融金属に接触しなくても、先行極と成極の開の
溶融金属の揺動によって発生し、溶は込み不良の原因と
なっていることが明らかになった。したがって安定した
溶は込みを得るためには、このような短絡現象を起こさ
ずに溶接を実施することが必要であり、このためには広
い開先を用いて比較的高い電圧の条件を用いる必要があ
り、板厚50mmを超えるような極厚鋼板では極めて大
きな溶接入熱が必要となるため、実用的な溶接条件を設
定することができなくなる。 [00101そこで本発明者らは、溶接諸条件および電
流特性などについて広範な検討を行った結果、この短絡
現象による影響を軽減するためには、通常用いられる垂
下特性のN源に代えて直流定電圧特性を適用することが
効果的であり、これにより安定した溶は込みが得られる
ことが明らかになったのである。本発明はこの知見に注
目したものであり、200OAを超える大電流の直流定
電圧特性の電源を多電極潜弧溶接の先行極として用い、
開先角度を30〜50°、ルートフェイスを板厚の10
〜30%とした開先を、片面1パス溶接する。 [00111開先角度は、溶は込み深さの確保や短絡現
象の抑制、高温割れ感受性の低減のためには大きいこと
が望ましく、少なくとも300以上が好ましい。一方、
余りに大きくなると開先断面積が増加し、形成させなけ
ればならないピード幅が広くなり1パス溶接施工が困難
になるため50°以下とした。ルートフェイスは、極厚
鋼板の1パス溶接を実施するためにはできるだけ入熱を
低減することが溶接継手特性の確保、高能率化の点から
必要であり、少なくとも板厚の10%以上とすることが
望ましい。しかし、大きすぎると母材の希釈が過大とな
って高温割れの危険性が増すとともに溶は込み深さの確
保が難しくなるため板厚の30%を上限とした。 [0012]
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。図1
に示す開先を有する板厚70mmの鋼板の隅角溶接継手
を種々の条件で片面パス潜弧溶接した。図1において、
[は板厚、θは開先角度、Rはルートフェイスを示す。 溶接条件を表1に示した。表2、表3に、溶接結果を示
した。なお、溶込量等は5断面の平均値で示した。 [0013]本発明による実施例では良好な溶接継手が
得られているのに対して、従来の交流垂下特性電源を用
いたものでは十分な溶は込みが得られていない。また、
開先角度が適正範囲をはずれたものでは、ビード表面あ
るいは内部欠陥を生じ、ルートフェイスが30%以上と
なった場合には溶込み不良が発生した。 [0014]
に示す開先を有する板厚70mmの鋼板の隅角溶接継手
を種々の条件で片面パス潜弧溶接した。図1において、
[は板厚、θは開先角度、Rはルートフェイスを示す。 溶接条件を表1に示した。表2、表3に、溶接結果を示
した。なお、溶込量等は5断面の平均値で示した。 [0013]本発明による実施例では良好な溶接継手が
得られているのに対して、従来の交流垂下特性電源を用
いたものでは十分な溶は込みが得られていない。また、
開先角度が適正範囲をはずれたものでは、ビード表面あ
るいは内部欠陥を生じ、ルートフェイスが30%以上と
なった場合には溶込み不良が発生した。 [0014]
【表1】
[0015]
【表2】
[0016]
【表3】
[0017]
【発明の効果】以上のように本発明による溶接法を用い
ることにより、従来多層盛り溶接を適用せざるを得なか
った極厚鋼板に対して、最も高能率的な片面1パス溶接
施工を適用することが可能となり、特にボックス柱の角
継手溶接のように溶接線の長い部材の溶接施工を飛躍的
に高能率化することができる。
ることにより、従来多層盛り溶接を適用せざるを得なか
った極厚鋼板に対して、最も高能率的な片面1パス溶接
施工を適用することが可能となり、特にボックス柱の角
継手溶接のように溶接線の長い部材の溶接施工を飛躍的
に高能率化することができる。
【図1】本発明の効果を確認するために用いた溶接継手
開先形状の例を示す図である。
開先形状の例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】厚鋼板の多電極大入熱潜弧溶接において、
被溶接継手の開先角度を30〜50゜、ルートフェイス
を板厚の10〜30%とし、先行極に直流定電圧特性の
電源を用いて2000Aを超える電流により溶接を実施
することを特徴とする厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40203490A JPH04210874A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40203490A JPH04210874A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04210874A true JPH04210874A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18511843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40203490A Pending JPH04210874A (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04210874A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07328793A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-19 | Kawasaki Steel Corp | 溶接金属のじん性に優れる厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法 |
| JP2007260692A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板のサブマージアーク溶接方法 |
| JP2007260684A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板の多電極サブマージアーク溶接方法 |
| JP2007268564A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Jfe Steel Kk | 多電極サブマージアーク溶接方法 |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP40203490A patent/JPH04210874A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07328793A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-19 | Kawasaki Steel Corp | 溶接金属のじん性に優れる厚鋼板の大入熱潜弧溶接方法 |
| JP2007260692A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板のサブマージアーク溶接方法 |
| JP2007260684A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板の多電極サブマージアーク溶接方法 |
| JP2007268564A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Jfe Steel Kk | 多電極サブマージアーク溶接方法 |
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