JPH04211699A - 8位に変性アミノ酸を有する新規な免疫抑制シクロスポリン類縁体 - Google Patents
8位に変性アミノ酸を有する新規な免疫抑制シクロスポリン類縁体Info
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- JPH04211699A JPH04211699A JP3032626A JP3262691A JPH04211699A JP H04211699 A JPH04211699 A JP H04211699A JP 3032626 A JP3032626 A JP 3032626A JP 3262691 A JP3262691 A JP 3262691A JP H04211699 A JPH04211699 A JP H04211699A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】シクロスポリン類は有効な免疫抑制、抗寄
生虫、殺菌及び慢性抗炎症特性を示す環1位に新規な9
個の炭素アミノ酸(MeBmt)を含む中性の疎水性環
状ウンデカペプチド系である。構造的に関連のあるこの
系の天然の化合物は種々の不完全菌類によって産生され
る。シクロスポリンA及びCが主成分である。以下で更
に述べられるシクロスポリンAはシクロスポリン系の特
に重要な化合物である。オリゴペプチドである24種の
代謝物質も確認されている;ロウエン(Lawen)等
、J.Antibiotics、第42巻、第1283
頁(1989年);トラバー(Traber)等、He
lv.Chim.Acta 、第70巻、第13頁(1
987年);フォンワルトブルグ(Von Wartb
urg)及びトラバー、Prog.Med.Chem.
第25巻、第1頁(1988年)。シクロスポリンA及
びCの単離並びにAの構造はA.ルュジャー(Rueg
ger) 等、Helv.Chim.Acta、第59
巻、第1075頁(1976年);M.ドレイフス(D
reyfuss)等、J.Appl.Microbio
l. 第3巻、第125頁(1976年)に報告されて
いる。Aのヨウ素誘導体の結晶構造及び分子構造はT.
J.ペッチャー(Petcher) 等、Helv.C
him.Acta、第59巻、第1480頁(1976
年)に報告されいている。Cの構造はトラバー等、同書
、第60巻、第1247頁(1977年)に報告されて
いる。A及びCの生産はE.ハリ(Harri) 等の
米国特許第4,117,118号(1978年サントス
に対して)に報告されている。B、D、Eの単離、確認
及び抗菌活性並びにA〜Dの構造はR.トラバー等、H
elv.Chim.Acta、第60巻、第1568頁
(1977年)に報告されている。E、F、G、H、I
の単離及び構造、同著者、同書、第65巻、第1655
頁(1982年)。[2−デュウテロ−3−フルオロ−
D−Ala]8 −CsAの製造はパチェット(Pat
chett)等による1988年12月29日に公告さ
れた英国特許第2,206,199A号に開示されてい
る。 【0002】更に特性についてもAの生物学的活性の研
究:ボレル(Borel) 等、Agents Act
ions、第6巻、第468頁(1976年)に報告さ
れている。薬理学(Pharmacology) :同
著者、イムノロジー、第32巻、第1017頁(197
7年);R.Y.カルネ(Calne) 、Clin.
Exp.Immunol.第35巻、第1頁(1979
年)。ヒト研究(Human studies) :R
.Y.カルネ等、ランセット(Lawcet)、第2巻
、第1323頁(1978年);R.L.ポールス(P
owles)等、同書、第1327頁;R.L.ポール
ス等、同書、第1巻、第327頁(1980年)。試験
管内活性(豚T細胞):D.J.ホワイト(White
) 等、トランスプランテーション(Transpla
ntation) 、第27巻、第55頁(1979年
)。ヒトリンパ系及び骨髄細胞に関する作用:M.Y.
ゴードン(Gordon)、J.W.シンガー(Sin
ger)、ネイチュア(Natwre)、第279巻、
第433頁(1979年)。移植片対宿主疾患に於ける
Aの臨床研究:P.J.ツツシュカ(Tutschka
)等、ブラッド(Blood) 、第61巻、第318
頁(1983年)。シクロスポリンAが有用であること
が見い出されるこれまでの膨大な適用リストによって例
示されるようにシクロスポリン系化合物は臓器及び骨髄
移植の拒否反応の予防並びに乾癬及び多くの自己免疫疾
患例えば1型糖尿病、多発性硬化症、自己免疫葡萄膜炎
及びリウマチ様関節炎の治療に効用がある。別の適用は
後に述べる。当業者に一般に認められる通り、リンパ球
からのインターロイキン−2(IL−2)及び他のリン
ホカインの分泌抑制はシクロスポリン類縁体の内因性免
疫抑制作用の有用な指標である。シクロスポリンの用途
及び作用機構の最近の文献としてはウェンガー(Wen
ger)等シクロスポリン:ケミストリー、ストラクチ
ュアーアクティビティーリレーションシップス アン
ド モードオブアクション、プログレス イン
クリニカルバイオケミストリー アンド メディシ
ン、第2巻、第176頁(1986年)参照。 【0003】シクロスポリンAは数個のN−メチルアミ
ノ酸を含み、8位にD−アラニンを含む環状ペプチドで
ある。 シクロスポリンAの構造a 【化13】 Abu=L−α−アミノ酪酸 Ala=L−アラニン MeBmt=N−メチル−(4R)−4−[(E)−2
−ブテニル]−4−メチル−L−トレオニンLeu=L
−ロイシン MeLeu=N−メチル−L−ロイシンMeVal=N
−メチル−L−バリン Nva=L−ノルバリン Sar=サルコシン Thr=L−トレオニン Val=L−バリン a 特にことわらない限り開示されたシクロスポリン
の各アミノ酸はL−配置を有する。シクロスポリンA及
びその類縁体を記載するのに有用な一般構造は【化14
】 である。式中肩文字の数字はアミノ酸の位置を示す。ア
ミノ酸の8位に我々の特定の関心があるため以後“R8
”を“Y”に置き換えてそのアミノ酸を強調する。こ
の分野に於て行なわれている通り、個々のシクロスポリ
ン類縁体はこの類縁体がシクロスポリンAと異なること
を明らかにする省略概念を用いて命名することができる
。従って2位のトレオニンによりシクロスポリンAと異
なるシクロスポリンCは[Thr]2 −シクロスポリ
ン又は[Thr]2 −CsAと確認することができる
。 同様にシクロスポリンBは[Ala]2 −CsAであ
り、シクロスポリンDは[Val]2 −CsAであり
、シクロスポリンEは[Val]11−CsAであり、
シクロスポリンFは[3−デスオキシMeBmt]1
−CsAであり、シクロスポリンGは[NVa]2 −
CsAであり、シクロスポリンHは[D−MeVal]
11−CsAである。D−セリンとD−トレオニンは有
効化合物を生成する生合成によってシクロスポリンAの
8位に導入される。R.トラバー等、J.アンチバイオ
チクス(Antibiotics) 、第42巻、第5
91頁(1989年)参照。D−クロロアラニンもまた
生合成によってシクロスポリンAの8位に導入される。 A.ロウエン等、J.アンチバイオチクス、第42巻、
第1283頁(1989年)参照。 本発明は、免疫調節障害及び疾病の予防、制御及び治療
を含むケアのためのシクロスポリンAの新規な類縁体及
び関連シクロスポリンに関する。本発明は[デヒドロ−
Ala]8 シクロスポリン及びこれらの製造とシクロ
スポリンAの代替物として有用な新規なシクロスポリン
類縁体への変換に関する。更に詳細には本発明は[デヒ
ドロ−Ala]8 シクロスポリン及びこれから誘導さ
れた8位にイオウを含むアミノ酸を有するシクロスポリ
ン類縁体に関する。 【0004】本発明は式 【化15】 〔式中8位のアミノ酸部分はYでありYは[デヒドロ−
Ala]即ち 【化16】 又は[デヒドロ−Ala]のミハエルチオ(Micha
el thio)付加物即ち 【化17】 {RはCH3 (O−CH2 −CH2 )n−S(O
)m−(mは0又は1であり、nは1、2、3又は4で
ある)又はRaS(O)m−であり、ここでRaは1)
H、但しmは0である、 2)C1 〜6 アルキル、例えばメチル、エチル、イ
ソプロピル又はtert−ブチル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化1
8】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキル
又は水素である、 (c)C1 〜6 アシルアミノ (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)、 4)ベンジル又はフェニル、 5)置換ベンジル又はフェニル(置換基はC1 〜4
アルキル、ヒドロキシル、C1 〜4 アルキルオキシ
及びハロからなる群から選択される)、 6) 【化19】 からなる群から選択される}である。 R1 はMeBmt、3−デスオキシMeBmt又はジ
ヒドロMeBmtであるが、これらに限定されない。 R2 はAbu、Ala、Nva、Ser、Thr又は
Valであるがこれらに限定されない。 R3 はSar又はN−メチル−D−アラニルであるが
、これらに限定されない。 R4 はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R5 はVal又はNvaであるが、これらに限定され
ない。 R6 はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R7 はAla、Abu又はL−フェニル−アラニルで
あるが、これらに限定されない。 R9 はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R10はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R11はMeVal、D−MeVal又はMeNvaで
あが、これらに限定されない。〕で表わされるシクロス
ポリン類縁体に関する。 【0005】本発明の範囲内の1実施態様は、(a)[
3−デスオキシMeBmt]1 [Y]8 −CsA、 (b)[Ala]2 [Y]8 −CsA、(c)[T
hr]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ[Thr]
2 [Y]8 −CsA、 (d)[Val]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ
[Val]2 [Y]8 −CsA、 (e)[Nva]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ
及びイソ[Nva]2 [Y]8 −CsA、(f)[
D−MeVal]11[Y]8 −CsA及び(g)[
Val]11[Y]8 −CsAからなる群から選択さ
れるシクロスポリン類縁体である。 この実施態様の範囲内の種類の化合物はRがCH3 (
OCH2CH2 )n−S(O)m{mは0又は1であ
り、nは1、2、3又は4である)又はRaS(O)m
(mは0又は1であり、Raは 1)mが1でなければH、 2)C1 〜6 アルキル、例えばメチル、エチル、イ
ソプロピル又はtert−ブチル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化2
0】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)からなる群から選択される}である化合物である
。 【0006】本発明の範囲内の第2の実施態様は式II
で表わされる化合物である。 【化21】 この実施態様の範囲内の種類の化合物はRがCH3 (
OCH2CH2 )n−S(O)m(mは0又は1であ
り、nは1、2、3又は4である)又はRaS(O)m
(mは0又は1であり、Raは 1)H、但しmは0である、 2)C1 〜6 アルキル、例えばメチル、エチル、イ
ソプロピル又はtert−ブチル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化2
2】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)からなる群から選択される)である化合物である
。 この種類の具体例は、D−[3−メチルチオ−Ala]
8 −CsA、D−[3−カルボメトキシメチルチオ−
Ala]8 −CsA、D−[3(2−ヒドロキシエチ
ルチオ)Ala]8 −CsA、D−[デヒドロ−Al
a]8 −CsA、D−[3−ベンジルチオ−Ala]
8 −CsA、D−[3−フェニルチオ−Ala]8
−CsA、D−[3−メチルチオ−Ala]8 −Cs
Aスルホキシド、D−[3−(2−ヒドロキシエチルチ
オ)Ala]8 −CsAスルホキシド及びD−[(2
−メトキシエトキシ)エトキシエチルチオ−Ala]8
−CsAである。 【0007】本発明の化合物は以下で一般的に後に実施
例部分で更に明瞭に記載される方法を用いて製造するこ
とが便利である。ここで図式1によれば、1実施態様に
於ける本発明のシクロスポリン類縁体が[X−D−Al
a]8 −CsAを[Δ−Ala]8 −CsAに変換
することにより便利に製造される。 【化23】 式中Xはフルオロ、クロロ、メタンスルホニルオキシ、
トルエンスルホニルオキシであり、Raは上で示したR
aの最も広い範囲の定義である。図式1によれば[2−
デュウテロ−3−フルオロ−D−Ala]8 −CsA
([F−D−Ala]8 −CsAとして略される)を
非プロトン性溶媒中で非プロトン性塩基と反応させて[
ΔAla]8 −CsAを得る。[F−D−Ala]8
−CsAは17個の活性水素(12−αCH、4−N
H及び1−OH)を有する。従ってポリアニオンを生成
させるために極めて過剰の非プロトン性塩基を必要とす
る。 [F−D−Ala]8 −CsAに対する非プロトン性
塩基のモル比は17〜35の範囲であり、20〜25が
好適である。適当な非プロトン性塩基としては、これら
に限定されないが、モノ又はジC1 〜6 アルキルア
ミド誘導体例えばリチウムジエチルアミド、リチウムジ
イソプロピルアミド、ナトリウムビス(トリメチルシリ
ル)アミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
があり、リチウムジイソプロピルアミドが好適である。 適当な非プロトン性溶媒としては、ジC1 〜4 アル
コキシC1 〜4 アルカン誘導体例えば1, 2−ジ
メトキシエタン;エーテル例えばジエチルエーテルジ−
n−ブチル及びジイソペンチルエーテル;環状エーテル
例えばテトラヒドロピラン、ジヒドロピラン、テトラヒ
ドロフルフリルメチルエーテル、フラン、テトラヒドロ
フラン及び2−エトキシテトラヒドロフラン;及びモノ
又はジC1 〜4 アルキルカルボニルアミン例えばジ
メチルホルムアミドがあるがこれらに限定されない。テ
トラヒドロフランが好適である。反応は−100〜−1
0℃の温度範囲で行なうのが便利であり、−70〜−3
0℃が好適である。反応は1〜24時間完結するまで進
行させ、4〜5時間の反応時間が好適である。[Δ−A
la]8 −CsA生成物は当業界で既知の標準クロマ
トグラフィー、シリカゲルプレートによるHPLC又は
TLCによって分離することができる。 【0008】次いで[Δ−Ala]8 −CsAを第2
溶媒中イオウ求核基と第2塩基の存在下で反応させてチ
オ化合物[Ra S−Ala]−CsAに変換する。第
2塩基としてはこれらに限定されないがアルカリ金属C
1 〜6 アルコキシド及び水素化物例えばナトリウム
、リチウム又はカリウムメトキシド又はヒドリドがある
が、ナトリウムメトキシドが好適である。第2溶媒とし
ては、これらに限定されないが、選択された第2塩基に
対応するC1 〜8 アルカノール例えばメタノール及
びエーテル(上で定義した通りのもの)例えば1,2−
ジメトキシエタン又はテトラヒドロフランがあり、テト
ラヒドロフランが好適である。対応する第2溶媒及び塩
基の1具体例はメタノールとナトリウムメトキシドであ
る。イオウ求核基としてはRSH(RはCH3 (O−
CH2 −CH2 )n−S(O)mである)及びRa
SH(Raは上で示した最も広い範囲の定義を示す)が
あるが、これらに限定されない。反応は0〜50℃の温
度範囲で行なうのが便利であり、15〜30℃が好適で
ある。反応は1〜36時間完結するまで進行させ、15
〜18時間が好適である。図式1に於て[Δ−Ala]
8−CsAのΔ−Ala部分は種々の求核基に対するミ
ハエル受容体として働く。上記の別法として[Δ−Al
a]8 −CsAは[D−Ser]8 −CsAから製
造することができる。 この方法に於て、[D−Ser]8 −CsAは4−ジ
メチルアミノピリジンの存在下塩基メチレン中わずかに
過剰量の塩化メタンスルホニル又は塩化トルエンスルホ
ニルで処理して、クロマトグラフィー後、[メタン又は
トルエン置換スルホニルオキシ−D−Ser]8 −C
sAを生成させる。これらの化合物は過剰のLDAでT
HF中低温で処理して[Δ−Ala]8 −CsAを生
成させることができる。同様に[D−クロロ−Ala]
8 −CsAを過剰のLDAでTHF中低温で処理して
[Δ−Ala]8 −CsAを得ることができる。[Δ
−Ala]8 −CsAをチオール酢酸のナトリウム塩
と反応させて[D−HS−Ala]8 −CsAを生成
し次に加水分解することを示す図式2で表わされる通り
[D−Cys]8 −CsA([D−HS−Ala]8
CsAと同一である)からRX及びRaX(Raはフ
ェニル又は置換フェニルではなく、Xは塩素、臭素又は
スルホニルオキシアリール又はアルキル基例えばメシル
オキシ又はトシルオキシである)と反応させることによ
る別法で、化合物[D−RS−Ala]8 −CsA(
ここでRはCH3 (O−CH2 −CH2 )n−S
(O)m)及び[D−RaS−Ala]8 −CsAも
製造することができる。 【0009】当業者に理解されるように本発明の範囲内
の残りの化合物は類似の方法で製造することができる。 開示された化合物のSRa基は対応するスルホキシドに
酸化することができる。スルホキシドへ都合の良い経路
は以下に記載される過ヨウ素酸塩酸化による。 【化24】 図式2に示される通り[Δ−Ala]8 CsAを5〜
10当量のCH3 COS−Na(当価量のCH3 C
OSHとCH3 ONaからこの場で生成する)でCH
3 OH中20〜25℃で15〜18時間処理すると一
部脱アセチル化された[D−CH3 COS−Ala]
8 −CsAを生成する。[D−HS−Ala]8 C
sAへの脱アセチル化はCH3 ONa(1〜5当量)
とメタノールのようなC1 〜8 アルカノール中20
〜25℃で3〜18時間反応させて完結する。[D−H
S−Ala]8 CsAをR1 X(5〜10当量)と
CH3 ONa(1〜2当量)の存在下でCH3 OH
のようなC1 〜8 アルカノール中20〜25℃で1
5〜18時間反応させると[D−RaS−Ala]8
CsAを生成する。この方法に於てRaはフェニル又は
置換フェニルではない。 【0010】具体的にこの経路によって得られる化合物
は[D−3−チア−Lys]8 −CsA([D−H2
NCH2 CH2 S−Ala]8 −CsA)であ
る。この化合物はシクロスポリン受容体を分離し、シク
ロスポリン抗体を調製するアフィニティークロマトグラ
フィーカラムを調製するのに有用である。[D−3−チ
ア−Lys]8 CsAは図式3に示す通り製造するこ
とができる。 【化25】 【化26】 図式4に示される通り、[RaS−Ala]8 シクロ
スポリンは好ましい溶媒として3:1の比のメタノール
−水による水性アルコール中で過ヨウ素酸ナトリウムで
処理して対応するスルホキシドに変換する。時間は3〜
36時間の範囲であり、15〜18時間が好適である。 好適な温度範囲は20〜25℃である。 【0011】これらの免疫抑制活性を考えると例えば式
IIの最終生成物シクロスポリンは免疫応答の減少を必
要とする疾病及び症状の予防及び治療に有用である。従
ってこれらは自己免疫疾患の治療及び移植片例えば皮膚
、肺、心臓、心臓−肺、骨髄、腎臓、脾蔵、角膜移植片
の拒否反応を予防するといったリンパ球及び免疫細胞の
増殖を抑制するために使用することができる。式IIの
シクロスポリンが有用である個々の自己免疫疾患として
は、シクロスポリンによる治療が提示又は使用されてい
るもの全て例えば再生不良性貧血、真正赤血球性貧血、
特発性血小板減少症、全身性紅斑性狼瘡、多発性軟骨炎
、強皮症、ウェグネル肉芽種症、慢性活動性肝炎、重症
性筋無力症、乾癬、スチーブンジョンソン症候群、特発
性高アルドステロン症、クローン病、グレーブス眼病、
類肉腫症、原発性胆汁性肝硬変、原発性若年型糖尿病、
後葡萄膜炎、間質性肺性線維症及び乾癬性関節炎、並び
にインスリン依存性糖尿病、ネフローゼ症候群及びエイ
ズを含む。これらの用途全てに対して投薬量は勿論使用
される化合物、所望される投与方法及び治療方法によっ
て異なる。しかしながら一般に動物の体重1kg当り約
1〜200mgの日用量で投与され、便利には1日2〜
4回に分けた投与量で又は持続した放出形態で投与され
るとき良好な結果が得られる。より大きな哺乳類に対し
ては全日用量は約50〜5000mgの範囲にあり、経
口投与に適した投薬形は固形又は液状医薬担体又は希釈
剤と混和される化合物約15〜500mg(例えば25
〜300mg)を包含する。本発明はまた式IIの化合
物を医薬担体又は希釈剤と共に包含している医薬組成物
を提供する。このような組成物は例えば溶液、錠剤又は
カプセルの形及び特に乾癬の治療用に軟膏としてあるこ
とができる。式IIのシクロスポリンはあらゆる通常の
経路、特にシクロスポリンの投与に関して現在実施され
ている手段に従って特に静脈注入により、例えば臓器移
植片の場合、移植前及び直後並びに吸収が損われる胃腸
障害のある間又は経口的に例えば経口溶液の形で投与す
ることができる。 【0012】生物学的活性は、シクロフィリンに対する
結合親和性、シクロスポリンに対する細胞質ゾル受容体
(R.ハンドシュマチャー(Handschumach
er)等、サイエンス(Science) 、第226
巻(1984年)第544頁)、インターロイキン−2
産生の抑制T細胞増殖の抑制によって測定することがで
きる。表2は本発明の代表化合物の薬理学的活性を例示
する。T細胞増殖はイオノマイシンとホルボールミリス
テートアセテート(PMA)で刺激したT細胞培養をマ
ウスについて測定した。 C57B1/6マウスからの脾細胞浮遊液を調製し、ナ
イロンウールカラムで分離した。回収したT細胞をイオ
ノマイシン(250ng/ml)とPMA(10ng/
ml)を加えた完全培地に106 細胞/mlで浮遊さ
せた。細胞浮遊液を直ちに96穴−平底ミクロ培養プレ
ートに100μl/ウェル(well)で分配した。対
照培地又は種々の濃度の試験化合物を10μl/ウェル
で3回実験のウェルに加えた。これらのプレートを5%
CO2 −95%空気の加湿雰囲気中37℃で44時間
温置した。44時間の培養でこれらのプレートはPBS
(10mg/ml)中(3−(4,5−ジメチルチアゾ
ール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウム
ブロミド(MMT)の溶液20μl/ウェルを得た。代
謝的に活性な細胞によって産生したMTTホルマザンの
紫色結晶を溶解するために10%SDS−0.01N塩
酸溶液100μl を各ウェルに加えた。培養プレート
を5%CO2 恒温器に37℃で温置した。これらのプ
レートをマルチウェル走査分光光度計の570〜600
nmで読み取った。実験ウェルの吸光度(比OD)を無
刺激細胞又は無細胞によるウェルに対して補正した。増
殖の阻止%を式阻止%=100−実験用比OD/対照培
地比OD×100に従って計算した。 【表1】 【0013】次の実施例は本発明の式IIの化合物の製
造を具体的に説明するものであるが、このままを明細書
に添えられている特許請求の範囲で示した本発明を限定
するものとしてみなすべきではない。本発明のシクロス
ポリン類縁体の製造は上記の図式1〜4に示される。[
2−デュウテロ−3−フルオロ−D−Ala]8 −C
sAの製造は1988年6月20日にパチェット(Pa
tchett)等によって出願された英国特許第2,2
06,119A号に開示される。[2−デュウテロ−3
−フルオロ−D−Ala]8 −CsAの製造は実施例
1でも開示される。3−フルオロ−アラニンのようなフ
ッ素化アミノ酸の製造は当業者に周知のことである。例
えばコロニッシュ(Kollonitsch),J.イ
スラエル、J. of Chemistry、第17巻
、第53〜59頁(1978年)及びデュレット(Du
rette) 等、トランスプランテーションプロシー
ディングス(Transplantation Pro
ceedings) 、第20巻、第2号、補遣2、第
51〜77頁(1988年4月)参照。上述した通り本
発明の範囲内のシクロスポリン類縁体の各々は[2−デ
ュウテロ−3−フルオロ−D−Ala]8 又は[3−
クロロ−D−Ala]8 又は[D−Ser]8 を有
する好適なシクロスポリン類縁体出発物質から製造され
る。これらの置換シクロスポリン類縁体はまたウェンガ
ーにより1983年8月2日に登録された米国特許第4
,396,542号で教示され、1989年1月17日
に登録された米国特許第4,798,823号で拡大さ
れた全合成によって製造することができ、これらの特許
を引用する。これらの全合成に於てD−Ala成分が2
−デュウテロ−3−フルオロ−D−Ala、3−クロロ
−D−Ala又はD−Serに置換されて対応する8−
置換シクロスポリンを生成する。工程の残りの出発物質
は市販で及び/又は既知の製造方法で得られる。 【0014】実施例1 [2−デュウテロ−3−フルオロ−D−アラニン]8
シクロスポリンAの製造 培養:トリポクラジウムインフラツム(Tolypoc
ladium inflatum)MF5080,NR
RL−8044培地:斜面培地A
g/リットル麦芽エキス
20.0酵母エキス
4.0寒天
20.0種子培地B 麦芽エキス 70.0
グルコース 50.0
培地C グルコース 40.0
カゼインペプトン 10.0MgS
O4 ・7H2 O 0.5KH2 P
O4 2.0NaN
O3 3.0K
Cl 0
.5FeSO4 ・7H2 O 0.0
1親液管を無菌的に開け、回転シェーカー(220rp
m )により27℃で4日間種子培地B(250mlの
3−バッフル付三角フラスコ中20ml)で培養した。 次いでこの種子を用いて後の研究のために斜面(培地A
)に接種した。この斜面を27℃で14日間温置しその
後使用するまで4℃で貯蔵した。全斜面からの胞子を培
地C5mlで洗浄し、これを用いて前培養フラスコ(2
50mlの三角フラスコ中培地C50ml)に接種した
。この前培養液を27℃で5日間温置した。この前培養
液5mlを用いて産生培地(250mlの三角フラスコ
中培地C50ml及び2−デュウテロ−3−フルオロ−
D−アラニン5mg/ml )に接種した。滅菌したフ
ィルターに2−デュウテロ−3−フルオロ−D−アラニ
ンを滅菌後及び温置前に加えた(5mg/ml 、最終
濃度)。産生培地の全量2.2リットルを含む44個の
フラスコを攪拌しながら(220rpm )27℃で1
4〜21日間温置した。温置後、発酵ブイヨンを以下の
C項で記載される方法によって抽出した。 【0015】実施例2 [3−フルオロ−D−アラニン]8 −CsAの製造前
培養液を用いて2−デュウテロ−3−フルオロ−D−ア
ラニンの代わりに3−フルオロ−D−アラニン5mg/
ml を含む全量400mlの産生培地に接種したほか
は実質的に実施例1と同様の方法に従って発酵ブイヨン
を得、これを以下のC項で記載される方法によって抽出
した。 C.抽出法 a.ブイヨンから遠心分離により細胞を除去した。 b.清澄化したブイヨンを塩化メチレン25mlずつで
3回抽出した。 c.細胞をアセトン25mlずつで3回抽出した。 d.塩化メチレン及びアセトン抽出液をプールし、真空
下で乾固した。 e.残留物をメタノールで可溶化し、無水Na2 SO
4 で乾燥し、濾過し、真空下で乾固した。 f.シクロスポリン誘導体を定量及び分離するために試
料をHPLC分析にかけた。 D.[F−D−Ala]8 CsAのHPLC分析粗抽
出液を次のクロマトグラフィー系を用いてHPLCクロ
マトグラフィーにより検定した。 溶媒:80/20V:Vのアセトニトリル:水流速:0
.6ml/分 カラム:デュポンゾルバクスODS 4.6mm×2
5cm60℃に維持する 検出器:LDCスペクトロモニターIII 、210n
m 0.05AUFSインテグレータ:スペクトラ−
フィジクスSP4100コンピューティングインテグレ
ータ。 1回の400ml発酵からの抽出残留物を塩化メチレン
1mlに溶解し、この溶液をメタノールで予め平衡にし
たファーマシアLH−20の40mlカラムでクロマト
グラフィー処理した。クロマトグラフィーはメタノール
を用い流連2ml/分で行ない、1回10ml画分、次
に30×1ml画分を集めた。HPLC分析に基づく画
分16〜27を選び合わせた。合わせた画分を濃縮乾固
し、残留物にFをラベルした。試料Fをメタノール25
0mlに溶解し、60℃に維持したデュポンゾルバクス
ODSカラム0.94×25cmによる分取用HPLC
クロマトグラフィーにかけた。クロマトグラフィーは8
0:20V:Vアセトニトリル:水の溶媒系を用い流速
2ml/分で行なった。溶出液の流れを1mmの長さの
セルと凝結剤1.28AUFSを備えたLDCスペクト
ロモニターIIを用いて220nmで監視した。スペク
トラ−フィジクスSP4100コンピューティングイン
テグレーターを用いて紫外線シグナルを監視し、紫外線
痕跡に基づく11画分を集めた。画分7はHPLC分析
による210nmで紫外線純度99%以上の8−[3−
フルオロ−D−アラニン]8 CsA3.25mgを含
んでいた。画分7を高真空下で濃縮乾固して[3−フル
オロ−D−アラニン]8 −CsA3.3mgを得た。 【0016】実施例3 [デヒドロ−Ala]8 −CsA 窒素下−78℃で攪拌したテトラヒドロフラン2.0m
lにシクロヘキサン中1.5M(0.9ミリモル)リチ
ウムジイソプロピルアミド0.6mlを加える。この溶
液にテトラヒドロフラン1.0ml中[2−デュウテロ
−3−フルオロ−D−Ala]8 シクロスポリンA5
0mg(0.042ミリモル)を加える。この混合液を
−78℃で30分間攪拌し、温度を−30℃に4時間に
わたって徐々に上げる。この混合液を−78℃に冷却し
、水0.9ml中酢酸0.15mlを加えて急冷する。 次いでこれを重硫酸ナトリウム0.2gを含む飽和水性
塩化ナトリウム20mlに加え酢酸エチルで抽出する(
20mlずつで3回)。この抽出液を飽和水性塩化ナト
リウム(20mlずつで2回)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、真空下で乾固する。残留物(47mg)を
分取用TLC(3枚の500v20×20cmシリカゲ
ルプレート、系−クロロホルム:エタノール=96:4
、2展開)で精製して2本の主バンドを得る。極性の大
きい方のバンドから[デヒドロ−Ala]8 −CsA
(17mg)を無色の固形物質として得る(直接収率3
4%、変換収率53%)。HPLC−デュポンゾルバク
スODSカラム、80:20=CH3CN:H2 O/
60℃、Rt=14分、FAB−MS=M+ +1=1
200−分子式C62H109 N11O12と一致す
る。 13CNMRケミカルシフト(CDCl3 ,100M
Hz):9.9,15.8,16.6,17.9,18
.6,18.9,19.5,20.2,21.2,21
.8,22.0,23.1,23.4,23.7(2x
),23.9,24.6,24.7,24.9,25.
0,25.2,29.0,30.1,30.4,31.
1,31.2,31.3,32.5,33.9,35.
6,35.9,36.0,37.1,39.2,39.
3,40.8,48.9,49.2,49.3,50.
2,54.9,55.2,55.5,57.5,57.
8,58.3,74.7,108.3,126.3,1
29.5,134.8,167.6,170.0,17
0.1,170.3,170.5,170.8,171
.1,171.9,173.4,173.50及び17
3.53ppm .炭素数62は分子式と一致する。 極性の小さい方のバンドから回収された[2−デュウテ
ロ−3−フルオロ−D−Ala]8 CsA19mgを
得る。 【0017】実施例4 D−[3−メチルチオ−Ala]8 −CsAメタノー
ル(1.0ml)中[デヒドロ−Ala]8 CsA(
45mg、0.037ミリモル)の攪拌溶液にメタノー
ル(1.5ml)中ナトリウムメチルメルカプチド(6
0mg)を加える。この混合液を20℃に18時間維持
する。次いでこれを重硫酸ナトリウム0.3gを含む飽
和水性塩化ナトリウム20mlに加え、混合液を酢酸エ
チル(15mlずつで4回)で抽出する。有機抽出液を
飽和水性塩化ナトリウム(15mlずつで2回)で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮乾固する。 残留物(38mg)をHPLC(カラム:デュポンゾル
バクスODS0.94×25cm、溶媒系:アセトニト
リル:水=70:30、60℃に於て2.65ml/分
)で精製してD−[3−メチルチオ−Ala]8 Cs
A12mg(26%)を得る(算出量は16mg(34
%)である。Rt20.5分(CsA=17.4分)、
FAB−MS:M+ +1=1248−分子式C63H
113 N11O12Sと一致する。 13CNMRケミカルシフト(CDCl3 ,75MH
z):9.8,15.8,16.6,17.0,17.
9,18.4,18.8,19.9,20.3,21.
2,21.7,22.2,23.3,23.5,23.
7,23.81,23.84,24.4,24.6,2
4.89,24.94,25.4,29.2,29.8
5,29.93,30.0,31.1,31.3,31
.5,33.7,35.4,35.8,36.0,37
.1,37.3,39.5(2x),40.6,48.
2,48.7,48.8(2x),50.3,55.1
,55.36,55.44,57.5,58.1,58
.8,74.5,126.3,129.7,170.0
5,170.07,170.2,170.3,171.
1,171.5,171.7,171.9,173.4
,173.61及び173.66ppm .炭素数63
は分子式と一致する。 【0018】実施例5 D−[3−カルボメトキシメチルチオ−Ala]8 C
sA メタノール(0.5ml)中メチルメルカプトアセテー
ト(25mg、0.24ミリモル)の溶液をナトリウム
メトキシド(13mg、0.24ミリモル)に加え、こ
の混合液をメタノール(0.5ml)中[デヒドロ−A
la]8 CsA(11mg、0.01モル)の溶液に
加える。この反応混合液を20℃に18時間維持する。 次いで実施例4の通り処理して、これをHPLC(カラ
ム:デュポンゾルバクスODS、溶媒系:メタノール:
水=85:15、60℃に於て2.56ml/分)粗生
成物15mgを得た。Rt=16.9分(CsA=18
.0分)。FAB−MS−M+ +1=1306−分子
式C65H115 N11O14Sと一致する。 【0019】実施例6 D−[3(2−ヒドロキシエチルチオ)Ala]8 C
sA テトラヒドロフラン(0.5ml)中2−メルカプトエ
タノール(21mg、0.27ミリモル)の溶液をナト
リウムメトキシド(10mg、0.18ミリモル)に加
える。 この攪拌混合液にテトラヒドロフラン(0.8ml)中
[デヒドロ−Ala]8 CsA(18mg、0.01
5ミリモル)を加える。20℃で18時間後反応混合液
を酢酸エチル(20ml)に加える。後者の溶液を飽和
水性塩化ナトリウム(15mlずつで3回)で抽出し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮乾固して粗生成
物26mgを得、これをHPLC(カラム:デュポンゾ
ルバクスODS0.94×25cm、溶媒系:アセトニ
トリル:水=75:25、60℃に於て2.65ml/
分)Rt=11.5分(CsA=19.8分)で精製す
る。FAB−MS−M+ +1=1278−分子式C6
4H115 N11O13Sと一致する。13CNMR
ケミカルシフト(C6 D6 ,75MHz):10.
1,16.0,17.8,18.1,18.5,18.
8,20.0,20.1,21.4,21.9,22.
3,23.6,23.6,23.8,24.2,24.
5,25.8,25.2,25.3,25.5,25.
8,29.5,29.7,30.0,30.4,30.
8,31.6,31.6,33.8,34.9,35.
6,35.9,36.5,36.5,37.8,39.
0,39.9,41.5,48.9,49.0,49.
2,49.5,50.0,55.5,55.6,55.
7,57.8,58.3,59.4,62.1,74.
5,126.3,130.7,169.6,170.1
,170.3,170.4,171.2,171.6,
172.2,172.3,173.8,174.1及び
174.3ppm.炭素数64は分子式と一致する。 【0020】実施例7 D−[3(2−ジメチルアミノエチルチオ)Ala]8
CsA 2−ジメチルアミノエチルチオール塩酸塩(2g)を1
.5M水酸化ナトリウム(10ml)に溶解し、この混
合液を酢酸エチルで抽出する。この抽出液を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、真空下で濃縮乾固するとジメチルアミノ
エチルチオールでなくむしろ対応するジスルフィド、ビ
スジメチルアミノエチルジスルフィドを無色の油状物質
として得る。これに(32mg、0.15ミリモル)メ
タノール(0.5ml)中ジチオトレイトール(22m
g、0.14ミリモル)を加え、この混合液をナトリウ
ムメトキシド(12mg、0.22ミリモル)に加える
。この試薬混合液を窒素下で20分間攪拌し、次にメタ
ノール(0.8ml)中[デヒドロAla]8 CsA
(17mg、0.014ミリモル)を加える。この反応
混合液を窒素下で18時間維持し、実施例4の通り処理
する。粗生成物(45mg)をHPLCで精製する。F
AB−MS−M+ +1=1305−分子式C66H1
20 N12O12Sと一致する。 【0021】実施例8 D−[3(2−ヒドロキシエチルチオ)−Ala]8
CsAスルホキシド メタノール(2ml)中D−[3(2−ヒドロキシエチ
ルチオ)Ala]8 CsA(35mg)の攪拌溶液に
水(0.6ml)中NaIO4 (15mg)の溶液を
加える。 この反応混合液を室温で18時間攪拌する。生成したN
aIO3 の沈殿を濾過で除去し、メタノールで洗浄す
る。合わせた濾液と洗液を真空下で少量に濃縮する。酢
酸エチルを加える。有機相を飽和水性NaClで洗浄し
、Na2 SO4で乾燥し、濃縮乾固する。残留物をH
PLCで精製する。FAB−MS−M+ +1=129
4−分子式C64H115 N11O14Sと一致する
。
生虫、殺菌及び慢性抗炎症特性を示す環1位に新規な9
個の炭素アミノ酸(MeBmt)を含む中性の疎水性環
状ウンデカペプチド系である。構造的に関連のあるこの
系の天然の化合物は種々の不完全菌類によって産生され
る。シクロスポリンA及びCが主成分である。以下で更
に述べられるシクロスポリンAはシクロスポリン系の特
に重要な化合物である。オリゴペプチドである24種の
代謝物質も確認されている;ロウエン(Lawen)等
、J.Antibiotics、第42巻、第1283
頁(1989年);トラバー(Traber)等、He
lv.Chim.Acta 、第70巻、第13頁(1
987年);フォンワルトブルグ(Von Wartb
urg)及びトラバー、Prog.Med.Chem.
第25巻、第1頁(1988年)。シクロスポリンA及
びCの単離並びにAの構造はA.ルュジャー(Rueg
ger) 等、Helv.Chim.Acta、第59
巻、第1075頁(1976年);M.ドレイフス(D
reyfuss)等、J.Appl.Microbio
l. 第3巻、第125頁(1976年)に報告されて
いる。Aのヨウ素誘導体の結晶構造及び分子構造はT.
J.ペッチャー(Petcher) 等、Helv.C
him.Acta、第59巻、第1480頁(1976
年)に報告されいている。Cの構造はトラバー等、同書
、第60巻、第1247頁(1977年)に報告されて
いる。A及びCの生産はE.ハリ(Harri) 等の
米国特許第4,117,118号(1978年サントス
に対して)に報告されている。B、D、Eの単離、確認
及び抗菌活性並びにA〜Dの構造はR.トラバー等、H
elv.Chim.Acta、第60巻、第1568頁
(1977年)に報告されている。E、F、G、H、I
の単離及び構造、同著者、同書、第65巻、第1655
頁(1982年)。[2−デュウテロ−3−フルオロ−
D−Ala]8 −CsAの製造はパチェット(Pat
chett)等による1988年12月29日に公告さ
れた英国特許第2,206,199A号に開示されてい
る。 【0002】更に特性についてもAの生物学的活性の研
究:ボレル(Borel) 等、Agents Act
ions、第6巻、第468頁(1976年)に報告さ
れている。薬理学(Pharmacology) :同
著者、イムノロジー、第32巻、第1017頁(197
7年);R.Y.カルネ(Calne) 、Clin.
Exp.Immunol.第35巻、第1頁(1979
年)。ヒト研究(Human studies) :R
.Y.カルネ等、ランセット(Lawcet)、第2巻
、第1323頁(1978年);R.L.ポールス(P
owles)等、同書、第1327頁;R.L.ポール
ス等、同書、第1巻、第327頁(1980年)。試験
管内活性(豚T細胞):D.J.ホワイト(White
) 等、トランスプランテーション(Transpla
ntation) 、第27巻、第55頁(1979年
)。ヒトリンパ系及び骨髄細胞に関する作用:M.Y.
ゴードン(Gordon)、J.W.シンガー(Sin
ger)、ネイチュア(Natwre)、第279巻、
第433頁(1979年)。移植片対宿主疾患に於ける
Aの臨床研究:P.J.ツツシュカ(Tutschka
)等、ブラッド(Blood) 、第61巻、第318
頁(1983年)。シクロスポリンAが有用であること
が見い出されるこれまでの膨大な適用リストによって例
示されるようにシクロスポリン系化合物は臓器及び骨髄
移植の拒否反応の予防並びに乾癬及び多くの自己免疫疾
患例えば1型糖尿病、多発性硬化症、自己免疫葡萄膜炎
及びリウマチ様関節炎の治療に効用がある。別の適用は
後に述べる。当業者に一般に認められる通り、リンパ球
からのインターロイキン−2(IL−2)及び他のリン
ホカインの分泌抑制はシクロスポリン類縁体の内因性免
疫抑制作用の有用な指標である。シクロスポリンの用途
及び作用機構の最近の文献としてはウェンガー(Wen
ger)等シクロスポリン:ケミストリー、ストラクチ
ュアーアクティビティーリレーションシップス アン
ド モードオブアクション、プログレス イン
クリニカルバイオケミストリー アンド メディシ
ン、第2巻、第176頁(1986年)参照。 【0003】シクロスポリンAは数個のN−メチルアミ
ノ酸を含み、8位にD−アラニンを含む環状ペプチドで
ある。 シクロスポリンAの構造a 【化13】 Abu=L−α−アミノ酪酸 Ala=L−アラニン MeBmt=N−メチル−(4R)−4−[(E)−2
−ブテニル]−4−メチル−L−トレオニンLeu=L
−ロイシン MeLeu=N−メチル−L−ロイシンMeVal=N
−メチル−L−バリン Nva=L−ノルバリン Sar=サルコシン Thr=L−トレオニン Val=L−バリン a 特にことわらない限り開示されたシクロスポリン
の各アミノ酸はL−配置を有する。シクロスポリンA及
びその類縁体を記載するのに有用な一般構造は【化14
】 である。式中肩文字の数字はアミノ酸の位置を示す。ア
ミノ酸の8位に我々の特定の関心があるため以後“R8
”を“Y”に置き換えてそのアミノ酸を強調する。こ
の分野に於て行なわれている通り、個々のシクロスポリ
ン類縁体はこの類縁体がシクロスポリンAと異なること
を明らかにする省略概念を用いて命名することができる
。従って2位のトレオニンによりシクロスポリンAと異
なるシクロスポリンCは[Thr]2 −シクロスポリ
ン又は[Thr]2 −CsAと確認することができる
。 同様にシクロスポリンBは[Ala]2 −CsAであ
り、シクロスポリンDは[Val]2 −CsAであり
、シクロスポリンEは[Val]11−CsAであり、
シクロスポリンFは[3−デスオキシMeBmt]1
−CsAであり、シクロスポリンGは[NVa]2 −
CsAであり、シクロスポリンHは[D−MeVal]
11−CsAである。D−セリンとD−トレオニンは有
効化合物を生成する生合成によってシクロスポリンAの
8位に導入される。R.トラバー等、J.アンチバイオ
チクス(Antibiotics) 、第42巻、第5
91頁(1989年)参照。D−クロロアラニンもまた
生合成によってシクロスポリンAの8位に導入される。 A.ロウエン等、J.アンチバイオチクス、第42巻、
第1283頁(1989年)参照。 本発明は、免疫調節障害及び疾病の予防、制御及び治療
を含むケアのためのシクロスポリンAの新規な類縁体及
び関連シクロスポリンに関する。本発明は[デヒドロ−
Ala]8 シクロスポリン及びこれらの製造とシクロ
スポリンAの代替物として有用な新規なシクロスポリン
類縁体への変換に関する。更に詳細には本発明は[デヒ
ドロ−Ala]8 シクロスポリン及びこれから誘導さ
れた8位にイオウを含むアミノ酸を有するシクロスポリ
ン類縁体に関する。 【0004】本発明は式 【化15】 〔式中8位のアミノ酸部分はYでありYは[デヒドロ−
Ala]即ち 【化16】 又は[デヒドロ−Ala]のミハエルチオ(Micha
el thio)付加物即ち 【化17】 {RはCH3 (O−CH2 −CH2 )n−S(O
)m−(mは0又は1であり、nは1、2、3又は4で
ある)又はRaS(O)m−であり、ここでRaは1)
H、但しmは0である、 2)C1 〜6 アルキル、例えばメチル、エチル、イ
ソプロピル又はtert−ブチル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化1
8】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキル
又は水素である、 (c)C1 〜6 アシルアミノ (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)、 4)ベンジル又はフェニル、 5)置換ベンジル又はフェニル(置換基はC1 〜4
アルキル、ヒドロキシル、C1 〜4 アルキルオキシ
及びハロからなる群から選択される)、 6) 【化19】 からなる群から選択される}である。 R1 はMeBmt、3−デスオキシMeBmt又はジ
ヒドロMeBmtであるが、これらに限定されない。 R2 はAbu、Ala、Nva、Ser、Thr又は
Valであるがこれらに限定されない。 R3 はSar又はN−メチル−D−アラニルであるが
、これらに限定されない。 R4 はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R5 はVal又はNvaであるが、これらに限定され
ない。 R6 はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R7 はAla、Abu又はL−フェニル−アラニルで
あるが、これらに限定されない。 R9 はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R10はMeLeu又はMeValであるが、これらに
限定されない。 R11はMeVal、D−MeVal又はMeNvaで
あが、これらに限定されない。〕で表わされるシクロス
ポリン類縁体に関する。 【0005】本発明の範囲内の1実施態様は、(a)[
3−デスオキシMeBmt]1 [Y]8 −CsA、 (b)[Ala]2 [Y]8 −CsA、(c)[T
hr]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ[Thr]
2 [Y]8 −CsA、 (d)[Val]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ
[Val]2 [Y]8 −CsA、 (e)[Nva]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ
及びイソ[Nva]2 [Y]8 −CsA、(f)[
D−MeVal]11[Y]8 −CsA及び(g)[
Val]11[Y]8 −CsAからなる群から選択さ
れるシクロスポリン類縁体である。 この実施態様の範囲内の種類の化合物はRがCH3 (
OCH2CH2 )n−S(O)m{mは0又は1であ
り、nは1、2、3又は4である)又はRaS(O)m
(mは0又は1であり、Raは 1)mが1でなければH、 2)C1 〜6 アルキル、例えばメチル、エチル、イ
ソプロピル又はtert−ブチル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化2
0】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)からなる群から選択される}である化合物である
。 【0006】本発明の範囲内の第2の実施態様は式II
で表わされる化合物である。 【化21】 この実施態様の範囲内の種類の化合物はRがCH3 (
OCH2CH2 )n−S(O)m(mは0又は1であ
り、nは1、2、3又は4である)又はRaS(O)m
(mは0又は1であり、Raは 1)H、但しmは0である、 2)C1 〜6 アルキル、例えばメチル、エチル、イ
ソプロピル又はtert−ブチル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化2
2】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)からなる群から選択される)である化合物である
。 この種類の具体例は、D−[3−メチルチオ−Ala]
8 −CsA、D−[3−カルボメトキシメチルチオ−
Ala]8 −CsA、D−[3(2−ヒドロキシエチ
ルチオ)Ala]8 −CsA、D−[デヒドロ−Al
a]8 −CsA、D−[3−ベンジルチオ−Ala]
8 −CsA、D−[3−フェニルチオ−Ala]8
−CsA、D−[3−メチルチオ−Ala]8 −Cs
Aスルホキシド、D−[3−(2−ヒドロキシエチルチ
オ)Ala]8 −CsAスルホキシド及びD−[(2
−メトキシエトキシ)エトキシエチルチオ−Ala]8
−CsAである。 【0007】本発明の化合物は以下で一般的に後に実施
例部分で更に明瞭に記載される方法を用いて製造するこ
とが便利である。ここで図式1によれば、1実施態様に
於ける本発明のシクロスポリン類縁体が[X−D−Al
a]8 −CsAを[Δ−Ala]8 −CsAに変換
することにより便利に製造される。 【化23】 式中Xはフルオロ、クロロ、メタンスルホニルオキシ、
トルエンスルホニルオキシであり、Raは上で示したR
aの最も広い範囲の定義である。図式1によれば[2−
デュウテロ−3−フルオロ−D−Ala]8 −CsA
([F−D−Ala]8 −CsAとして略される)を
非プロトン性溶媒中で非プロトン性塩基と反応させて[
ΔAla]8 −CsAを得る。[F−D−Ala]8
−CsAは17個の活性水素(12−αCH、4−N
H及び1−OH)を有する。従ってポリアニオンを生成
させるために極めて過剰の非プロトン性塩基を必要とす
る。 [F−D−Ala]8 −CsAに対する非プロトン性
塩基のモル比は17〜35の範囲であり、20〜25が
好適である。適当な非プロトン性塩基としては、これら
に限定されないが、モノ又はジC1 〜6 アルキルア
ミド誘導体例えばリチウムジエチルアミド、リチウムジ
イソプロピルアミド、ナトリウムビス(トリメチルシリ
ル)アミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
があり、リチウムジイソプロピルアミドが好適である。 適当な非プロトン性溶媒としては、ジC1 〜4 アル
コキシC1 〜4 アルカン誘導体例えば1, 2−ジ
メトキシエタン;エーテル例えばジエチルエーテルジ−
n−ブチル及びジイソペンチルエーテル;環状エーテル
例えばテトラヒドロピラン、ジヒドロピラン、テトラヒ
ドロフルフリルメチルエーテル、フラン、テトラヒドロ
フラン及び2−エトキシテトラヒドロフラン;及びモノ
又はジC1 〜4 アルキルカルボニルアミン例えばジ
メチルホルムアミドがあるがこれらに限定されない。テ
トラヒドロフランが好適である。反応は−100〜−1
0℃の温度範囲で行なうのが便利であり、−70〜−3
0℃が好適である。反応は1〜24時間完結するまで進
行させ、4〜5時間の反応時間が好適である。[Δ−A
la]8 −CsA生成物は当業界で既知の標準クロマ
トグラフィー、シリカゲルプレートによるHPLC又は
TLCによって分離することができる。 【0008】次いで[Δ−Ala]8 −CsAを第2
溶媒中イオウ求核基と第2塩基の存在下で反応させてチ
オ化合物[Ra S−Ala]−CsAに変換する。第
2塩基としてはこれらに限定されないがアルカリ金属C
1 〜6 アルコキシド及び水素化物例えばナトリウム
、リチウム又はカリウムメトキシド又はヒドリドがある
が、ナトリウムメトキシドが好適である。第2溶媒とし
ては、これらに限定されないが、選択された第2塩基に
対応するC1 〜8 アルカノール例えばメタノール及
びエーテル(上で定義した通りのもの)例えば1,2−
ジメトキシエタン又はテトラヒドロフランがあり、テト
ラヒドロフランが好適である。対応する第2溶媒及び塩
基の1具体例はメタノールとナトリウムメトキシドであ
る。イオウ求核基としてはRSH(RはCH3 (O−
CH2 −CH2 )n−S(O)mである)及びRa
SH(Raは上で示した最も広い範囲の定義を示す)が
あるが、これらに限定されない。反応は0〜50℃の温
度範囲で行なうのが便利であり、15〜30℃が好適で
ある。反応は1〜36時間完結するまで進行させ、15
〜18時間が好適である。図式1に於て[Δ−Ala]
8−CsAのΔ−Ala部分は種々の求核基に対するミ
ハエル受容体として働く。上記の別法として[Δ−Al
a]8 −CsAは[D−Ser]8 −CsAから製
造することができる。 この方法に於て、[D−Ser]8 −CsAは4−ジ
メチルアミノピリジンの存在下塩基メチレン中わずかに
過剰量の塩化メタンスルホニル又は塩化トルエンスルホ
ニルで処理して、クロマトグラフィー後、[メタン又は
トルエン置換スルホニルオキシ−D−Ser]8 −C
sAを生成させる。これらの化合物は過剰のLDAでT
HF中低温で処理して[Δ−Ala]8 −CsAを生
成させることができる。同様に[D−クロロ−Ala]
8 −CsAを過剰のLDAでTHF中低温で処理して
[Δ−Ala]8 −CsAを得ることができる。[Δ
−Ala]8 −CsAをチオール酢酸のナトリウム塩
と反応させて[D−HS−Ala]8 −CsAを生成
し次に加水分解することを示す図式2で表わされる通り
[D−Cys]8 −CsA([D−HS−Ala]8
CsAと同一である)からRX及びRaX(Raはフ
ェニル又は置換フェニルではなく、Xは塩素、臭素又は
スルホニルオキシアリール又はアルキル基例えばメシル
オキシ又はトシルオキシである)と反応させることによ
る別法で、化合物[D−RS−Ala]8 −CsA(
ここでRはCH3 (O−CH2 −CH2 )n−S
(O)m)及び[D−RaS−Ala]8 −CsAも
製造することができる。 【0009】当業者に理解されるように本発明の範囲内
の残りの化合物は類似の方法で製造することができる。 開示された化合物のSRa基は対応するスルホキシドに
酸化することができる。スルホキシドへ都合の良い経路
は以下に記載される過ヨウ素酸塩酸化による。 【化24】 図式2に示される通り[Δ−Ala]8 CsAを5〜
10当量のCH3 COS−Na(当価量のCH3 C
OSHとCH3 ONaからこの場で生成する)でCH
3 OH中20〜25℃で15〜18時間処理すると一
部脱アセチル化された[D−CH3 COS−Ala]
8 −CsAを生成する。[D−HS−Ala]8 C
sAへの脱アセチル化はCH3 ONa(1〜5当量)
とメタノールのようなC1 〜8 アルカノール中20
〜25℃で3〜18時間反応させて完結する。[D−H
S−Ala]8 CsAをR1 X(5〜10当量)と
CH3 ONa(1〜2当量)の存在下でCH3 OH
のようなC1 〜8 アルカノール中20〜25℃で1
5〜18時間反応させると[D−RaS−Ala]8
CsAを生成する。この方法に於てRaはフェニル又は
置換フェニルではない。 【0010】具体的にこの経路によって得られる化合物
は[D−3−チア−Lys]8 −CsA([D−H2
NCH2 CH2 S−Ala]8 −CsA)であ
る。この化合物はシクロスポリン受容体を分離し、シク
ロスポリン抗体を調製するアフィニティークロマトグラ
フィーカラムを調製するのに有用である。[D−3−チ
ア−Lys]8 CsAは図式3に示す通り製造するこ
とができる。 【化25】 【化26】 図式4に示される通り、[RaS−Ala]8 シクロ
スポリンは好ましい溶媒として3:1の比のメタノール
−水による水性アルコール中で過ヨウ素酸ナトリウムで
処理して対応するスルホキシドに変換する。時間は3〜
36時間の範囲であり、15〜18時間が好適である。 好適な温度範囲は20〜25℃である。 【0011】これらの免疫抑制活性を考えると例えば式
IIの最終生成物シクロスポリンは免疫応答の減少を必
要とする疾病及び症状の予防及び治療に有用である。従
ってこれらは自己免疫疾患の治療及び移植片例えば皮膚
、肺、心臓、心臓−肺、骨髄、腎臓、脾蔵、角膜移植片
の拒否反応を予防するといったリンパ球及び免疫細胞の
増殖を抑制するために使用することができる。式IIの
シクロスポリンが有用である個々の自己免疫疾患として
は、シクロスポリンによる治療が提示又は使用されてい
るもの全て例えば再生不良性貧血、真正赤血球性貧血、
特発性血小板減少症、全身性紅斑性狼瘡、多発性軟骨炎
、強皮症、ウェグネル肉芽種症、慢性活動性肝炎、重症
性筋無力症、乾癬、スチーブンジョンソン症候群、特発
性高アルドステロン症、クローン病、グレーブス眼病、
類肉腫症、原発性胆汁性肝硬変、原発性若年型糖尿病、
後葡萄膜炎、間質性肺性線維症及び乾癬性関節炎、並び
にインスリン依存性糖尿病、ネフローゼ症候群及びエイ
ズを含む。これらの用途全てに対して投薬量は勿論使用
される化合物、所望される投与方法及び治療方法によっ
て異なる。しかしながら一般に動物の体重1kg当り約
1〜200mgの日用量で投与され、便利には1日2〜
4回に分けた投与量で又は持続した放出形態で投与され
るとき良好な結果が得られる。より大きな哺乳類に対し
ては全日用量は約50〜5000mgの範囲にあり、経
口投与に適した投薬形は固形又は液状医薬担体又は希釈
剤と混和される化合物約15〜500mg(例えば25
〜300mg)を包含する。本発明はまた式IIの化合
物を医薬担体又は希釈剤と共に包含している医薬組成物
を提供する。このような組成物は例えば溶液、錠剤又は
カプセルの形及び特に乾癬の治療用に軟膏としてあるこ
とができる。式IIのシクロスポリンはあらゆる通常の
経路、特にシクロスポリンの投与に関して現在実施され
ている手段に従って特に静脈注入により、例えば臓器移
植片の場合、移植前及び直後並びに吸収が損われる胃腸
障害のある間又は経口的に例えば経口溶液の形で投与す
ることができる。 【0012】生物学的活性は、シクロフィリンに対する
結合親和性、シクロスポリンに対する細胞質ゾル受容体
(R.ハンドシュマチャー(Handschumach
er)等、サイエンス(Science) 、第226
巻(1984年)第544頁)、インターロイキン−2
産生の抑制T細胞増殖の抑制によって測定することがで
きる。表2は本発明の代表化合物の薬理学的活性を例示
する。T細胞増殖はイオノマイシンとホルボールミリス
テートアセテート(PMA)で刺激したT細胞培養をマ
ウスについて測定した。 C57B1/6マウスからの脾細胞浮遊液を調製し、ナ
イロンウールカラムで分離した。回収したT細胞をイオ
ノマイシン(250ng/ml)とPMA(10ng/
ml)を加えた完全培地に106 細胞/mlで浮遊さ
せた。細胞浮遊液を直ちに96穴−平底ミクロ培養プレ
ートに100μl/ウェル(well)で分配した。対
照培地又は種々の濃度の試験化合物を10μl/ウェル
で3回実験のウェルに加えた。これらのプレートを5%
CO2 −95%空気の加湿雰囲気中37℃で44時間
温置した。44時間の培養でこれらのプレートはPBS
(10mg/ml)中(3−(4,5−ジメチルチアゾ
ール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウム
ブロミド(MMT)の溶液20μl/ウェルを得た。代
謝的に活性な細胞によって産生したMTTホルマザンの
紫色結晶を溶解するために10%SDS−0.01N塩
酸溶液100μl を各ウェルに加えた。培養プレート
を5%CO2 恒温器に37℃で温置した。これらのプ
レートをマルチウェル走査分光光度計の570〜600
nmで読み取った。実験ウェルの吸光度(比OD)を無
刺激細胞又は無細胞によるウェルに対して補正した。増
殖の阻止%を式阻止%=100−実験用比OD/対照培
地比OD×100に従って計算した。 【表1】 【0013】次の実施例は本発明の式IIの化合物の製
造を具体的に説明するものであるが、このままを明細書
に添えられている特許請求の範囲で示した本発明を限定
するものとしてみなすべきではない。本発明のシクロス
ポリン類縁体の製造は上記の図式1〜4に示される。[
2−デュウテロ−3−フルオロ−D−Ala]8 −C
sAの製造は1988年6月20日にパチェット(Pa
tchett)等によって出願された英国特許第2,2
06,119A号に開示される。[2−デュウテロ−3
−フルオロ−D−Ala]8 −CsAの製造は実施例
1でも開示される。3−フルオロ−アラニンのようなフ
ッ素化アミノ酸の製造は当業者に周知のことである。例
えばコロニッシュ(Kollonitsch),J.イ
スラエル、J. of Chemistry、第17巻
、第53〜59頁(1978年)及びデュレット(Du
rette) 等、トランスプランテーションプロシー
ディングス(Transplantation Pro
ceedings) 、第20巻、第2号、補遣2、第
51〜77頁(1988年4月)参照。上述した通り本
発明の範囲内のシクロスポリン類縁体の各々は[2−デ
ュウテロ−3−フルオロ−D−Ala]8 又は[3−
クロロ−D−Ala]8 又は[D−Ser]8 を有
する好適なシクロスポリン類縁体出発物質から製造され
る。これらの置換シクロスポリン類縁体はまたウェンガ
ーにより1983年8月2日に登録された米国特許第4
,396,542号で教示され、1989年1月17日
に登録された米国特許第4,798,823号で拡大さ
れた全合成によって製造することができ、これらの特許
を引用する。これらの全合成に於てD−Ala成分が2
−デュウテロ−3−フルオロ−D−Ala、3−クロロ
−D−Ala又はD−Serに置換されて対応する8−
置換シクロスポリンを生成する。工程の残りの出発物質
は市販で及び/又は既知の製造方法で得られる。 【0014】実施例1 [2−デュウテロ−3−フルオロ−D−アラニン]8
シクロスポリンAの製造 培養:トリポクラジウムインフラツム(Tolypoc
ladium inflatum)MF5080,NR
RL−8044培地:斜面培地A
g/リットル麦芽エキス
20.0酵母エキス
4.0寒天
20.0種子培地B 麦芽エキス 70.0
グルコース 50.0
培地C グルコース 40.0
カゼインペプトン 10.0MgS
O4 ・7H2 O 0.5KH2 P
O4 2.0NaN
O3 3.0K
Cl 0
.5FeSO4 ・7H2 O 0.0
1親液管を無菌的に開け、回転シェーカー(220rp
m )により27℃で4日間種子培地B(250mlの
3−バッフル付三角フラスコ中20ml)で培養した。 次いでこの種子を用いて後の研究のために斜面(培地A
)に接種した。この斜面を27℃で14日間温置しその
後使用するまで4℃で貯蔵した。全斜面からの胞子を培
地C5mlで洗浄し、これを用いて前培養フラスコ(2
50mlの三角フラスコ中培地C50ml)に接種した
。この前培養液を27℃で5日間温置した。この前培養
液5mlを用いて産生培地(250mlの三角フラスコ
中培地C50ml及び2−デュウテロ−3−フルオロ−
D−アラニン5mg/ml )に接種した。滅菌したフ
ィルターに2−デュウテロ−3−フルオロ−D−アラニ
ンを滅菌後及び温置前に加えた(5mg/ml 、最終
濃度)。産生培地の全量2.2リットルを含む44個の
フラスコを攪拌しながら(220rpm )27℃で1
4〜21日間温置した。温置後、発酵ブイヨンを以下の
C項で記載される方法によって抽出した。 【0015】実施例2 [3−フルオロ−D−アラニン]8 −CsAの製造前
培養液を用いて2−デュウテロ−3−フルオロ−D−ア
ラニンの代わりに3−フルオロ−D−アラニン5mg/
ml を含む全量400mlの産生培地に接種したほか
は実質的に実施例1と同様の方法に従って発酵ブイヨン
を得、これを以下のC項で記載される方法によって抽出
した。 C.抽出法 a.ブイヨンから遠心分離により細胞を除去した。 b.清澄化したブイヨンを塩化メチレン25mlずつで
3回抽出した。 c.細胞をアセトン25mlずつで3回抽出した。 d.塩化メチレン及びアセトン抽出液をプールし、真空
下で乾固した。 e.残留物をメタノールで可溶化し、無水Na2 SO
4 で乾燥し、濾過し、真空下で乾固した。 f.シクロスポリン誘導体を定量及び分離するために試
料をHPLC分析にかけた。 D.[F−D−Ala]8 CsAのHPLC分析粗抽
出液を次のクロマトグラフィー系を用いてHPLCクロ
マトグラフィーにより検定した。 溶媒:80/20V:Vのアセトニトリル:水流速:0
.6ml/分 カラム:デュポンゾルバクスODS 4.6mm×2
5cm60℃に維持する 検出器:LDCスペクトロモニターIII 、210n
m 0.05AUFSインテグレータ:スペクトラ−
フィジクスSP4100コンピューティングインテグレ
ータ。 1回の400ml発酵からの抽出残留物を塩化メチレン
1mlに溶解し、この溶液をメタノールで予め平衡にし
たファーマシアLH−20の40mlカラムでクロマト
グラフィー処理した。クロマトグラフィーはメタノール
を用い流連2ml/分で行ない、1回10ml画分、次
に30×1ml画分を集めた。HPLC分析に基づく画
分16〜27を選び合わせた。合わせた画分を濃縮乾固
し、残留物にFをラベルした。試料Fをメタノール25
0mlに溶解し、60℃に維持したデュポンゾルバクス
ODSカラム0.94×25cmによる分取用HPLC
クロマトグラフィーにかけた。クロマトグラフィーは8
0:20V:Vアセトニトリル:水の溶媒系を用い流速
2ml/分で行なった。溶出液の流れを1mmの長さの
セルと凝結剤1.28AUFSを備えたLDCスペクト
ロモニターIIを用いて220nmで監視した。スペク
トラ−フィジクスSP4100コンピューティングイン
テグレーターを用いて紫外線シグナルを監視し、紫外線
痕跡に基づく11画分を集めた。画分7はHPLC分析
による210nmで紫外線純度99%以上の8−[3−
フルオロ−D−アラニン]8 CsA3.25mgを含
んでいた。画分7を高真空下で濃縮乾固して[3−フル
オロ−D−アラニン]8 −CsA3.3mgを得た。 【0016】実施例3 [デヒドロ−Ala]8 −CsA 窒素下−78℃で攪拌したテトラヒドロフラン2.0m
lにシクロヘキサン中1.5M(0.9ミリモル)リチ
ウムジイソプロピルアミド0.6mlを加える。この溶
液にテトラヒドロフラン1.0ml中[2−デュウテロ
−3−フルオロ−D−Ala]8 シクロスポリンA5
0mg(0.042ミリモル)を加える。この混合液を
−78℃で30分間攪拌し、温度を−30℃に4時間に
わたって徐々に上げる。この混合液を−78℃に冷却し
、水0.9ml中酢酸0.15mlを加えて急冷する。 次いでこれを重硫酸ナトリウム0.2gを含む飽和水性
塩化ナトリウム20mlに加え酢酸エチルで抽出する(
20mlずつで3回)。この抽出液を飽和水性塩化ナト
リウム(20mlずつで2回)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、真空下で乾固する。残留物(47mg)を
分取用TLC(3枚の500v20×20cmシリカゲ
ルプレート、系−クロロホルム:エタノール=96:4
、2展開)で精製して2本の主バンドを得る。極性の大
きい方のバンドから[デヒドロ−Ala]8 −CsA
(17mg)を無色の固形物質として得る(直接収率3
4%、変換収率53%)。HPLC−デュポンゾルバク
スODSカラム、80:20=CH3CN:H2 O/
60℃、Rt=14分、FAB−MS=M+ +1=1
200−分子式C62H109 N11O12と一致す
る。 13CNMRケミカルシフト(CDCl3 ,100M
Hz):9.9,15.8,16.6,17.9,18
.6,18.9,19.5,20.2,21.2,21
.8,22.0,23.1,23.4,23.7(2x
),23.9,24.6,24.7,24.9,25.
0,25.2,29.0,30.1,30.4,31.
1,31.2,31.3,32.5,33.9,35.
6,35.9,36.0,37.1,39.2,39.
3,40.8,48.9,49.2,49.3,50.
2,54.9,55.2,55.5,57.5,57.
8,58.3,74.7,108.3,126.3,1
29.5,134.8,167.6,170.0,17
0.1,170.3,170.5,170.8,171
.1,171.9,173.4,173.50及び17
3.53ppm .炭素数62は分子式と一致する。 極性の小さい方のバンドから回収された[2−デュウテ
ロ−3−フルオロ−D−Ala]8 CsA19mgを
得る。 【0017】実施例4 D−[3−メチルチオ−Ala]8 −CsAメタノー
ル(1.0ml)中[デヒドロ−Ala]8 CsA(
45mg、0.037ミリモル)の攪拌溶液にメタノー
ル(1.5ml)中ナトリウムメチルメルカプチド(6
0mg)を加える。この混合液を20℃に18時間維持
する。次いでこれを重硫酸ナトリウム0.3gを含む飽
和水性塩化ナトリウム20mlに加え、混合液を酢酸エ
チル(15mlずつで4回)で抽出する。有機抽出液を
飽和水性塩化ナトリウム(15mlずつで2回)で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮乾固する。 残留物(38mg)をHPLC(カラム:デュポンゾル
バクスODS0.94×25cm、溶媒系:アセトニト
リル:水=70:30、60℃に於て2.65ml/分
)で精製してD−[3−メチルチオ−Ala]8 Cs
A12mg(26%)を得る(算出量は16mg(34
%)である。Rt20.5分(CsA=17.4分)、
FAB−MS:M+ +1=1248−分子式C63H
113 N11O12Sと一致する。 13CNMRケミカルシフト(CDCl3 ,75MH
z):9.8,15.8,16.6,17.0,17.
9,18.4,18.8,19.9,20.3,21.
2,21.7,22.2,23.3,23.5,23.
7,23.81,23.84,24.4,24.6,2
4.89,24.94,25.4,29.2,29.8
5,29.93,30.0,31.1,31.3,31
.5,33.7,35.4,35.8,36.0,37
.1,37.3,39.5(2x),40.6,48.
2,48.7,48.8(2x),50.3,55.1
,55.36,55.44,57.5,58.1,58
.8,74.5,126.3,129.7,170.0
5,170.07,170.2,170.3,171.
1,171.5,171.7,171.9,173.4
,173.61及び173.66ppm .炭素数63
は分子式と一致する。 【0018】実施例5 D−[3−カルボメトキシメチルチオ−Ala]8 C
sA メタノール(0.5ml)中メチルメルカプトアセテー
ト(25mg、0.24ミリモル)の溶液をナトリウム
メトキシド(13mg、0.24ミリモル)に加え、こ
の混合液をメタノール(0.5ml)中[デヒドロ−A
la]8 CsA(11mg、0.01モル)の溶液に
加える。この反応混合液を20℃に18時間維持する。 次いで実施例4の通り処理して、これをHPLC(カラ
ム:デュポンゾルバクスODS、溶媒系:メタノール:
水=85:15、60℃に於て2.56ml/分)粗生
成物15mgを得た。Rt=16.9分(CsA=18
.0分)。FAB−MS−M+ +1=1306−分子
式C65H115 N11O14Sと一致する。 【0019】実施例6 D−[3(2−ヒドロキシエチルチオ)Ala]8 C
sA テトラヒドロフラン(0.5ml)中2−メルカプトエ
タノール(21mg、0.27ミリモル)の溶液をナト
リウムメトキシド(10mg、0.18ミリモル)に加
える。 この攪拌混合液にテトラヒドロフラン(0.8ml)中
[デヒドロ−Ala]8 CsA(18mg、0.01
5ミリモル)を加える。20℃で18時間後反応混合液
を酢酸エチル(20ml)に加える。後者の溶液を飽和
水性塩化ナトリウム(15mlずつで3回)で抽出し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮乾固して粗生成
物26mgを得、これをHPLC(カラム:デュポンゾ
ルバクスODS0.94×25cm、溶媒系:アセトニ
トリル:水=75:25、60℃に於て2.65ml/
分)Rt=11.5分(CsA=19.8分)で精製す
る。FAB−MS−M+ +1=1278−分子式C6
4H115 N11O13Sと一致する。13CNMR
ケミカルシフト(C6 D6 ,75MHz):10.
1,16.0,17.8,18.1,18.5,18.
8,20.0,20.1,21.4,21.9,22.
3,23.6,23.6,23.8,24.2,24.
5,25.8,25.2,25.3,25.5,25.
8,29.5,29.7,30.0,30.4,30.
8,31.6,31.6,33.8,34.9,35.
6,35.9,36.5,36.5,37.8,39.
0,39.9,41.5,48.9,49.0,49.
2,49.5,50.0,55.5,55.6,55.
7,57.8,58.3,59.4,62.1,74.
5,126.3,130.7,169.6,170.1
,170.3,170.4,171.2,171.6,
172.2,172.3,173.8,174.1及び
174.3ppm.炭素数64は分子式と一致する。 【0020】実施例7 D−[3(2−ジメチルアミノエチルチオ)Ala]8
CsA 2−ジメチルアミノエチルチオール塩酸塩(2g)を1
.5M水酸化ナトリウム(10ml)に溶解し、この混
合液を酢酸エチルで抽出する。この抽出液を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、真空下で濃縮乾固するとジメチルアミノ
エチルチオールでなくむしろ対応するジスルフィド、ビ
スジメチルアミノエチルジスルフィドを無色の油状物質
として得る。これに(32mg、0.15ミリモル)メ
タノール(0.5ml)中ジチオトレイトール(22m
g、0.14ミリモル)を加え、この混合液をナトリウ
ムメトキシド(12mg、0.22ミリモル)に加える
。この試薬混合液を窒素下で20分間攪拌し、次にメタ
ノール(0.8ml)中[デヒドロAla]8 CsA
(17mg、0.014ミリモル)を加える。この反応
混合液を窒素下で18時間維持し、実施例4の通り処理
する。粗生成物(45mg)をHPLCで精製する。F
AB−MS−M+ +1=1305−分子式C66H1
20 N12O12Sと一致する。 【0021】実施例8 D−[3(2−ヒドロキシエチルチオ)−Ala]8
CsAスルホキシド メタノール(2ml)中D−[3(2−ヒドロキシエチ
ルチオ)Ala]8 CsA(35mg)の攪拌溶液に
水(0.6ml)中NaIO4 (15mg)の溶液を
加える。 この反応混合液を室温で18時間攪拌する。生成したN
aIO3 の沈殿を濾過で除去し、メタノールで洗浄す
る。合わせた濾液と洗液を真空下で少量に濃縮する。酢
酸エチルを加える。有機相を飽和水性NaClで洗浄し
、Na2 SO4で乾燥し、濃縮乾固する。残留物をH
PLCで精製する。FAB−MS−M+ +1=129
4−分子式C64H115 N11O14Sと一致する
。
Claims (11)
- 【請求項1】 式 【化1】 〔式中Yは(a)[デヒドロ−Ala]【化2】 及び(b)式 【化3】 で表わされる[デヒドロ−Ala]のチオ付加物{Rは
CH3 (O−CH2 −CH2 )n−S(O)m−
(mは0又は1であり、nは1、2、3又は4である)
又はRaS(O)mであり、Raは 1)H、但しmは0である、 2)C1 〜6 アルキル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化4
】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)、 4)ベンジル又はフェニル、 5)置換ベンジル又はフェニル(置換基はC1 〜4
アルキル、ヒドロキシル、C1 〜4 アルキルオキシ
及びハロからなる群から選択される)及び 6) 【化5】 からなる群から選択される}からなる群から選択される
。 R1 はMeBmt、3−デスオキシMeBmt又はジ
ヒドロMeBmtである。 R2 はAbu、Ala、Nva、Ser、Thr又は
Valである。 R3 はSar又はN−メチル−D−アラニルである。 R4 はMeLeu又はMeValである。 R5 はVal又はNvaである。 R6 はMeLeu又はMeValである。 R7 はAla、Abu又はL−フェニル−アラニルで
ある。 R9 はMeLeu又はMeValである。 R10はMeLeu又はMeValである。 R11はMeVal、D−MeVal又はMeNvaで
ある。〕で表わされる化合物。 - 【請求項2】 (a)[3−デスオキシMeBmt]
1 [Y]8 −CsA、 (b)[Ala]2 [Y]8 −CsA、(c)[T
hr]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ[Thr]
2 [Y]8 −CsA、 (d)[Val]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ
[Val]2 [Y]8 −CsA、 (e)[Nva]2 [Y]8 −CsA及びジヒドロ
及びイソ[Nva]2 [Y]8 −CsA、(f)[
D−MeVal]11[Y]8 −CsA及び(g)[
Val]11[Y]8 −CsA{RがCH3 (OC
H2 CH2 )n−S(O)m(mは0又は1であり
、nは1、2、3又は4である)又はRaS(O)m(
mは0又は1であり、Raが1)mが1でなければH、 2)C1 〜6 アルキル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化6
】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)からなる群から選択される}からなる群から選択
される請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 式II 【化7】 で表わされる請求項1記載の化合物。
- 【請求項4】 RがCH3 (OCH2 CH2 )
n−S(O)m(mは0又は1であり、nは1、2、3
又は4である)又はRaS(O)m{mは0又は1であ
り、Raは 1)mが1でなければH、 2)C1 〜6 アルキル、例えばメチル、エチル、イ
ソプロピル又はtert−ブチル、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化8
】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)−NHRb、 (c)C1 〜6 アシルアミノ、 (d)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (e)ヒドロキシ及び (f)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)からなる群から選択される}である請求項3記載
の化合物。 - 【請求項5】 (a)D−[メチルチオ−Ala]8
−CsA、 (b)D−[3−カルボメトキシメチルチオ−Ala]
8 −CsA、 (c)D−[3(2−ヒドロキシエチルチオ)Ala]
8 −CsA、 (d)D−[デヒドロ−Ala]8 −CsA、(e)
D−[3−ベンジルチオ−Ala]8 −CsA、(f
)D−[3−フェニルチオ−Ala]−CsA、(g)
D−[3−メチルチオ−Ala]8 CsAスルホキシ
ド、 (h)D−[3(2−ヒドロキシエチルチオ)Ala]
8 CsAスルホキシド及びD−[(2−メトキシエト
キシ)エトキシエチルチオ−Ala]8 −CsAから
なる群から選択される請求項4記載の化合物。 - 【請求項6】 請求項1、3又は5記載の化合物の治
療的に有効な量を投与することを特徴とする治療を必要
としている患者の免疫抑制を誘導するか又は炎症を治療
する医薬組成物。 - 【請求項7】 請求項1、3又は5記載の化合物の治
療的に有効な量を投与することを特徴とする治療を必要
としている患者の免疫抑制を誘導するか又は炎症を治療
する方法。 - 【請求項8】 [X−D−Ala]8 −CsA(X
はフッ素、塩素、メシルオキシ又はトシルオキシである
)を非プロトン性溶媒中で非プロトン性塩基と接触させ
て式[Δ−Ala]8 −CsAの化合物を生成するこ
とを特徴とする式[Δ−Ala]8 −CsAの化合物
の製造方法。 - 【請求項9】 [Δ−Ala]8 −CsAを式RS
H又はRa SHの化合物及び塩基とアルコール又はエ
ーテル溶媒中で接触させて{式中RはCH3 (O−C
H2 −CH2 )n−S−(nは1、2、3又は4で
ある)又はRaS−であり、Raは 1)H但しmは0である、 2)C1 〜6 アルキル例えばメチル、エチル、イソ
プロピル又はtert−ブチルである、 3)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化9
】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)、 4)ベンジル又はフェニル、 5)置換ベンジル又はフェニル(置換基はC1 〜4
アルキル、ヒドロキシル、C1 〜4 アルキルオキシ
及びハロからなる群から選択される)及び 6) 【化10】 からなる群から選択される}、式[RS−Ala]8
−CsA又は[RaS−Ala]8 −CsAの化合物
を生成することを特徴とする式[RS−Ala]8 −
CsAの化合物の製造方法。 - 【請求項10】 式[D−RS−Ala]8 −Cs
Aの化合物を過ヨウ素酸塩とC1 〜8 アルカノール
中で接触させることを特徴とする式[D−RSO−Al
a]8 −CsAの化合物の製造方法。 - 【請求項11】 [D−Cys]8 −CsAをRX
又はRaXとC1 〜8 アルカノール中でカリウムt
−ブトキシド又はナトリウムメトキシドと共に接触させ
る{式中RはCH3 (OCH2 CH2 )n(nは
1、2又は3である)でありRaは 1)C1 〜6 アルキル、 2)置換C1 〜6 アルキル(置換基は(a)【化1
1】 ここでRbはC1 〜6 アルキル又は水素である、(
b)C1 〜6 アシルアミノ、 (c)−NRbRc、ここでRcはC1 〜6 アルキ
ル又は水素である、 (d)ヒドロキシ及び (e)C1 〜6 アシルオキシからなる群から選択さ
れる)、 3)ベンジル、 4)置換ベンジル(置換基はC1 〜4 アルキル、ヒ
ドロキシル、C1 〜4 アルキルオキシ及びハロから
なる群から選択される)及び 5) 【化12】 から選択され、Xはハロ、メシルオキシ又はトシルオキ
シである}ことを特徴とする式[D−RS−Ala]8
−CsA又は[D−RaS−Ala]8 CsAの化
合物の製造方法。
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1991
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- 1991-02-27 EP EP91301581A patent/EP0444897A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0444897A1 (en) | 1991-09-04 |
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| CA2036963A1 (en) | 1991-08-28 |
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