JPH04212092A - 核融合発生方法およびその装置、熱エネルギー出力装置 - Google Patents
核融合発生方法およびその装置、熱エネルギー出力装置Info
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- JPH04212092A JPH04212092A JP3041794A JP4179491A JPH04212092A JP H04212092 A JPH04212092 A JP H04212092A JP 3041794 A JP3041794 A JP 3041794A JP 4179491 A JP4179491 A JP 4179491A JP H04212092 A JPH04212092 A JP H04212092A
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- discharge
- hydrogen storage
- storage material
- discharge electrode
- nuclear fusion
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水素貯蔵体へ水素を貯
蔵させる方法を利用して、水素貯蔵体に貯蔵させた重水
素を反応させて常温核融合を容易に行わせる核融合発生
方法およびその装置に関する。
蔵させる方法を利用して、水素貯蔵体に貯蔵させた重水
素を反応させて常温核融合を容易に行わせる核融合発生
方法およびその装置に関する。
【0002】さらに本発明は上述の核融合発生方法を利
用して入力エネルギーよりも大きな熱エネルギーを高効
率で得ることができる熱エネルギー出力装置に関する。
用して入力エネルギーよりも大きな熱エネルギーを高効
率で得ることができる熱エネルギー出力装置に関する。
【0003】
【従来の技術】現在、エネルギーの供給源を石油などの
化石燃料から、原子力、太陽などのエネルギー源、さら
には高速増殖や核融合反応などのエネルギー源に切り換
えることが考えられている。これらの新しいエネルギー
源を有効かつ便利に利用するための2次エネルギー源と
して、原料が水であること、環境汚染が少ないこと、使
用用途が広いこと、エネルギーの貯蔵手段となり得るこ
と、また、エネルギー輸送を行えることなどから水素の
利用が考えられている。
化石燃料から、原子力、太陽などのエネルギー源、さら
には高速増殖や核融合反応などのエネルギー源に切り換
えることが考えられている。これらの新しいエネルギー
源を有効かつ便利に利用するための2次エネルギー源と
して、原料が水であること、環境汚染が少ないこと、使
用用途が広いこと、エネルギーの貯蔵手段となり得るこ
と、また、エネルギー輸送を行えることなどから水素の
利用が考えられている。
【0004】現在の水素の輸送、貯蔵は高圧ガスあるい
は液体水素として取り扱われている。しかし安全性、輸
送・貯蔵効率経済性の点から見ると必ずしも効率のよい
水素貯蔵法ではない。
は液体水素として取り扱われている。しかし安全性、輸
送・貯蔵効率経済性の点から見ると必ずしも効率のよい
水素貯蔵法ではない。
【0005】近年、水素の貯蔵法として、液体水素と同
等あるいはそれ以上の密度で水素を貯蔵できる点などか
ら水素貯蔵材料が注目されている。
等あるいはそれ以上の密度で水素を貯蔵できる点などか
ら水素貯蔵材料が注目されている。
【0006】従来、水素貯蔵金属などからなる水素貯蔵
体へ水素を貯蔵させる方法としては、水素貯蔵体を入れ
た容器内を数ないし数十気圧の水素ガスで満たし、金属
と水素の2元系からなる金属水素化物の高圧下での固溶
平衡状態を利用し、水素吸蔵を行う方法がある。
体へ水素を貯蔵させる方法としては、水素貯蔵体を入れ
た容器内を数ないし数十気圧の水素ガスで満たし、金属
と水素の2元系からなる金属水素化物の高圧下での固溶
平衡状態を利用し、水素吸蔵を行う方法がある。
【0007】これは通常、水素貯蔵体中の水素含有量が
容器内の水素ガスと水素貯蔵材の温度に依存し、金属ま
たは合金が貯蔵材である場合には水素ガスの高圧化、あ
るいは水素貯蔵体の低温化とともに水素貯蔵体中の水素
含有量は急激に増加することを利用している。
容器内の水素ガスと水素貯蔵材の温度に依存し、金属ま
たは合金が貯蔵材である場合には水素ガスの高圧化、あ
るいは水素貯蔵体の低温化とともに水素貯蔵体中の水素
含有量は急激に増加することを利用している。
【0008】一方、前述したように新しいエネルギー源
として核融合が考えられているが、従来、核融合プロセ
スは、重水素(D2)とトリチウム(T2)の混合ガス
を用いて重水素の高温プラズマを磁場の作用で保持し、
D2とT2の混合ガスを高密度に圧縮してプラズマが飛
散する前に反応させる(慣性閉じ込め)ものである。高
温プラズマをなるべく長い時間閉じ込め、かつ維持する
ために、非常に大きくかつ高価なトカマク方式(D−T
反応)の核融合装置が採用されている。
として核融合が考えられているが、従来、核融合プロセ
スは、重水素(D2)とトリチウム(T2)の混合ガス
を用いて重水素の高温プラズマを磁場の作用で保持し、
D2とT2の混合ガスを高密度に圧縮してプラズマが飛
散する前に反応させる(慣性閉じ込め)ものである。高
温プラズマをなるべく長い時間閉じ込め、かつ維持する
ために、非常に大きくかつ高価なトカマク方式(D−T
反応)の核融合装置が採用されている。
【0009】しかしこのような核融合装置をエネルギー
発生源として用いる場合は、次のような問題点があった
。まず、トカマク方式の核融合装置においては、核融合
反応に用いるトリチウムおよび核融合を起こさせる装置
が非常に高価であり、かつ装置を設置するために広い場
所を必要とし、さらに核融合反応を起こすために高温プ
ラズマを形成するので危険が伴うという問題点があった
。
発生源として用いる場合は、次のような問題点があった
。まず、トカマク方式の核融合装置においては、核融合
反応に用いるトリチウムおよび核融合を起こさせる装置
が非常に高価であり、かつ装置を設置するために広い場
所を必要とし、さらに核融合反応を起こすために高温プ
ラズマを形成するので危険が伴うという問題点があった
。
【0010】しかし最近、水素貯蔵材であるPdまたは
Ti等の単一金属を陰極とし、金属イオンを含む重水溶
液を電気分解することによって常温核融合反応(D−D
反応)させるといった報告がなされている。例えば「S
.E.Jonesetal,Nature338(19
89)737.Observation of C
old nuclear fusion in
condensed matter」では、電気分
解中、高感度測定装置による測定で2.5MeVの中性
子を検出し、この中性子の発生によって核融合反応がご
く僅かながら起きていると報告している。
Ti等の単一金属を陰極とし、金属イオンを含む重水溶
液を電気分解することによって常温核融合反応(D−D
反応)させるといった報告がなされている。例えば「S
.E.Jonesetal,Nature338(19
89)737.Observation of C
old nuclear fusion in
condensed matter」では、電気分
解中、高感度測定装置による測定で2.5MeVの中性
子を検出し、この中性子の発生によって核融合反応がご
く僅かながら起きていると報告している。
【0011】これと同様な核融合法による熱エネルギー
発生方法は、J.Electroanal.Chem.
,261(1989)pp301〜308(Marti
nFleischmann & Stanley
Pons共著)に記載されてあるように、またCde
w VanSiclen & S E Jo
nesの理論[J.Phys.G:Nucl.Phys
.12(1986)pp213〜221]に基づいたS
E Jones氏の最近の実験の様に、重水電解
液中のPdまたはTiからなる陰電極とPtからなる陽
電極との間に電界をかけることにより発生する重水素が
前記陰電極に貯蔵されるとき発生する熱エネルギーが重
畳された核融合に伴う熱エネルギーの発生方法等があっ
た(以後「電解核融合法」と称す)。
発生方法は、J.Electroanal.Chem.
,261(1989)pp301〜308(Marti
nFleischmann & Stanley
Pons共著)に記載されてあるように、またCde
w VanSiclen & S E Jo
nesの理論[J.Phys.G:Nucl.Phys
.12(1986)pp213〜221]に基づいたS
E Jones氏の最近の実験の様に、重水電解
液中のPdまたはTiからなる陰電極とPtからなる陽
電極との間に電界をかけることにより発生する重水素が
前記陰電極に貯蔵されるとき発生する熱エネルギーが重
畳された核融合に伴う熱エネルギーの発生方法等があっ
た(以後「電解核融合法」と称す)。
【0012】一方、気相中の核融合反応としては、重水
素ガスを充分に貯蔵させた水素貯蔵金属(パラジュウム
金属)を放電電極として重水素ガス中で放電を起こさせ
、該放電電極内で核融合を発生させる方法がNobuh
iko WadaandKunihide Nis
hizawaによって1989年11月29日に発表さ
れた(Japanese Journal of
Applied Physics,Vol.28.
No.11,November,1989,pp.L2
017〜L2020)(以後「放電電極核融合法」と称
す)。
素ガスを充分に貯蔵させた水素貯蔵金属(パラジュウム
金属)を放電電極として重水素ガス中で放電を起こさせ
、該放電電極内で核融合を発生させる方法がNobuh
iko WadaandKunihide Nis
hizawaによって1989年11月29日に発表さ
れた(Japanese Journal of
Applied Physics,Vol.28.
No.11,November,1989,pp.L2
017〜L2020)(以後「放電電極核融合法」と称
す)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の2つの核融合法
(「電解核融合法」と放電電極核融合法」)を比較する
と、電解核融合法より放電電極核融合法の方が水素貯蔵
金属電極近傍の電界強度を著しく高めることが出来るた
めに、電界による重水素イオンの運動エネルギーを高め
ることが出来る。このことは、前記水素貯蔵金属電極に
重水素を貯蔵させることにとっても、前記水素貯蔵金属
電極内で核融合を発生させることにとっても、はるかに
本質的に有利である。
(「電解核融合法」と放電電極核融合法」)を比較する
と、電解核融合法より放電電極核融合法の方が水素貯蔵
金属電極近傍の電界強度を著しく高めることが出来るた
めに、電界による重水素イオンの運動エネルギーを高め
ることが出来る。このことは、前記水素貯蔵金属電極に
重水素を貯蔵させることにとっても、前記水素貯蔵金属
電極内で核融合を発生させることにとっても、はるかに
本質的に有利である。
【0014】しかしながら、従来の放電電極核融合法で
は放電電極間にスパークが発生するため、電極間が電気
的に短絡状態となり、電極間に不必要な程に過剰な電流
が流れてしまい、投入エネルギーに対する出力エネルギ
ーの効率を著しく低下させる不都合があった。
は放電電極間にスパークが発生するため、電極間が電気
的に短絡状態となり、電極間に不必要な程に過剰な電流
が流れてしまい、投入エネルギーに対する出力エネルギ
ーの効率を著しく低下させる不都合があった。
【0015】また電極間に高い電圧を印加させねばなら
ず、高電圧発生装置が必要になるなどの不都合があった
。
ず、高電圧発生装置が必要になるなどの不都合があった
。
【0016】また核融合が発生した後に水素貯蔵金属電
極内の重水素ガスが瞬時に吹き出されたと思われる痕跡
として、水素貯蔵金属電極の比較的表面側の層に、発泡
した痕跡や放電の痕跡が残り、その後のスパークによっ
ても核融合が生じなくなる場合があるなどの不都合があ
った。
極内の重水素ガスが瞬時に吹き出されたと思われる痕跡
として、水素貯蔵金属電極の比較的表面側の層に、発泡
した痕跡や放電の痕跡が残り、その後のスパークによっ
ても核融合が生じなくなる場合があるなどの不都合があ
った。
【0017】さらには、従来のこの放電電極核融合法で
は、核融合により発生した中性子は前記水素貯蔵金属電
極外に出やすく、前記水素貯蔵金属電極が置かれている
媒体が重水(液体)でなく重水素ガス(ガス状)である
ために、熱エネルギーの生成に前記発生した中性子を利
用する利用効率が著しく低く、該放電電極核融合法によ
る熱エネルギーの取出しの効率向上には改善される余地
がまだ多く残されている。
は、核融合により発生した中性子は前記水素貯蔵金属電
極外に出やすく、前記水素貯蔵金属電極が置かれている
媒体が重水(液体)でなく重水素ガス(ガス状)である
ために、熱エネルギーの生成に前記発生した中性子を利
用する利用効率が著しく低く、該放電電極核融合法によ
る熱エネルギーの取出しの効率向上には改善される余地
がまだ多く残されている。
【0018】例えば、放電電極核融合法を具現化する従
来の装置の例としては図5に示される装置がある。
来の装置の例としては図5に示される装置がある。
【0019】同図において20はガラス製のフラスコ、
21と22はパラジュウム(Pd)電極である。フラス
コ20の中に重水素ガスを充填し、この電極21、22
間に交流電圧を印加して放電を生起させることで核融合
を発生させるものである。しかしながら、図5に示され
る従来の装置では、核融合により発生した中性子を熱に
変換させることも、電気的なリークをさせないで電極2
1と22の発する熱を取出すこともできなかった。
21と22はパラジュウム(Pd)電極である。フラス
コ20の中に重水素ガスを充填し、この電極21、22
間に交流電圧を印加して放電を生起させることで核融合
を発生させるものである。しかしながら、図5に示され
る従来の装置では、核融合により発生した中性子を熱に
変換させることも、電気的なリークをさせないで電極2
1と22の発する熱を取出すこともできなかった。
【0020】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るために成されたもので、その主たる目的は、反応の効
率が飛躍的に向上した核融合発生方法及びその装置を提
供することにある。
るために成されたもので、その主たる目的は、反応の効
率が飛躍的に向上した核融合発生方法及びその装置を提
供することにある。
【0021】また、本発明の別の目的は、上述した核融
合発生方法を利用し、効率の向上した熱エネルギー出力
装置を提供することにある。
合発生方法を利用し、効率の向上した熱エネルギー出力
装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決する為の方法及び手段】本発明の目的を達
成する核融合発生方法は、重水素ガス中に装填された、
誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方が水素
貯蔵材からなる放電電極の間に交互電圧を印加して、少
なくとも水素貯蔵材からなる放電電極と該誘電体とに跨
がって放電を生じせしめて核融合を発生させることを特
徴とする。
成する核融合発生方法は、重水素ガス中に装填された、
誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方が水素
貯蔵材からなる放電電極の間に交互電圧を印加して、少
なくとも水素貯蔵材からなる放電電極と該誘電体とに跨
がって放電を生じせしめて核融合を発生させることを特
徴とする。
【0023】本発明の目的を達成するための核融合発生
装置は、重水素ガスを収容する収容体、重水素ガスが充
填された該収容体内に配設され、誘電体を挟み対向して
配置された少なくとも一方が水素貯蔵材からなる放電電
極、前記放電電極間に交互電圧を印加して放電を生じせ
しめるための電圧印加手段、を有することを特徴とする
。
装置は、重水素ガスを収容する収容体、重水素ガスが充
填された該収容体内に配設され、誘電体を挟み対向して
配置された少なくとも一方が水素貯蔵材からなる放電電
極、前記放電電極間に交互電圧を印加して放電を生じせ
しめるための電圧印加手段、を有することを特徴とする
。
【0024】さらなる本発明の目的を達成する核融合法
による熱エネルギー出力装置は、重水素ガスを収容する
収容体と、重水素ガスが充填された該収容体内に配設さ
れ誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方が水
素貯蔵材からなる放電電極と該放電電極間に交互電圧を
印加して放電を生じせしめるための電圧印加手段と、前
記水素貯蔵材からなる放電電極で発熱した熱を冷媒に熱
伝達する為の熱伝達体と、前記水素貯蔵材からなる放電
電極で発生した核融合による中性子の運動エネルギーを
熱に変換するための運動エネルギー熱変換体と、を有す
ことを特徴とする。
による熱エネルギー出力装置は、重水素ガスを収容する
収容体と、重水素ガスが充填された該収容体内に配設さ
れ誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方が水
素貯蔵材からなる放電電極と該放電電極間に交互電圧を
印加して放電を生じせしめるための電圧印加手段と、前
記水素貯蔵材からなる放電電極で発熱した熱を冷媒に熱
伝達する為の熱伝達体と、前記水素貯蔵材からなる放電
電極で発生した核融合による中性子の運動エネルギーを
熱に変換するための運動エネルギー熱変換体と、を有す
ことを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明は、重水素ガス中に装填された誘電体を
誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方が水素
貯蔵材からなる放電電極の、水素貯蔵金属電極中に重水
素を貯蔵させて、該放電電極との間に交互電圧を印加し
て、少なくとも水素貯蔵材からなる放電電極と該誘電体
とに跨がって放電を生じせしめることにより、放電電極
間を貫通する過剰な短絡電流を流すことなく、重水素イ
オンを水素貯蔵材からなる電極に加速衝突させて核融合
を発生させることを特徴とする高効率な核融合発生方法
を得るものである。
誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方が水素
貯蔵材からなる放電電極の、水素貯蔵金属電極中に重水
素を貯蔵させて、該放電電極との間に交互電圧を印加し
て、少なくとも水素貯蔵材からなる放電電極と該誘電体
とに跨がって放電を生じせしめることにより、放電電極
間を貫通する過剰な短絡電流を流すことなく、重水素イ
オンを水素貯蔵材からなる電極に加速衝突させて核融合
を発生させることを特徴とする高効率な核融合発生方法
を得るものである。
【0026】更に、本発明に於ては、前記水素貯蔵材か
らなる放電電極近傍に(電解核融合法より)より強い電
界(例えば局部放電開始電界強度付近の電界)を形成す
ることで前記水素貯蔵材からなる放電電極中に重水素を
より効率良く貯蔵させて核融合の反応を一層高め得るも
のである。
らなる放電電極近傍に(電解核融合法より)より強い電
界(例えば局部放電開始電界強度付近の電界)を形成す
ることで前記水素貯蔵材からなる放電電極中に重水素を
より効率良く貯蔵させて核融合の反応を一層高め得るも
のである。
【0027】更には、本発明において、前記核融合によ
り発熱した放電電極を直接または放電電極間の誘電体に
熱伝導させてこの誘電体を、冷媒に接触せしめて冷媒に
熱伝達すると共に、前記水素貯蔵材からなる放電電極で
発生した核融合による中性子の運動エネルギーを運動エ
ネルギー熱変換体により熱に変換することで高効率で熱
エネルギーを得るものである。
り発熱した放電電極を直接または放電電極間の誘電体に
熱伝導させてこの誘電体を、冷媒に接触せしめて冷媒に
熱伝達すると共に、前記水素貯蔵材からなる放電電極で
発生した核融合による中性子の運動エネルギーを運動エ
ネルギー熱変換体により熱に変換することで高効率で熱
エネルギーを得るものである。
【0028】また更に本発明は、繰り返しの核融合の発
生を阻害する、核融合発生後の水素貯蔵材からなる電極
の痕跡(核融合が発生した後に水素貯蔵材からなる電極
内の重水素ガスが瞬時に吹き出された痕跡として、水素
貯蔵材からなる電極の比較的表面側の層に、発泡した痕
跡や放電の痕跡が残り、其の後のスパークによっても核
融合が生じににくなる)を誘電体を挟み対向して配置さ
れた少なくとも一方が水素貯蔵材からなる放電電極間に
高周波電圧を印加して放電せしめることにより該痕跡を
除去してくり返し核融合を発生せしめる、リフレッシュ
機能を持たせるものである。
生を阻害する、核融合発生後の水素貯蔵材からなる電極
の痕跡(核融合が発生した後に水素貯蔵材からなる電極
内の重水素ガスが瞬時に吹き出された痕跡として、水素
貯蔵材からなる電極の比較的表面側の層に、発泡した痕
跡や放電の痕跡が残り、其の後のスパークによっても核
融合が生じににくなる)を誘電体を挟み対向して配置さ
れた少なくとも一方が水素貯蔵材からなる放電電極間に
高周波電圧を印加して放電せしめることにより該痕跡を
除去してくり返し核融合を発生せしめる、リフレッシュ
機能を持たせるものである。
【0029】本発明において、放電電極の少なくとも一
方を構成する水素貯蔵材は、単一金属でも合金でも良い
。例えば、Ca、Mg、Pd、Ti、Zr、V、Nb、
Fe、Laなどの単一金属、およびこれらのうちの一つ
を組成成分とする合金が使用できる。前記の合金の例と
しては、Pd系合金、Mg2Cu;Mg2NiなどのM
g系合金、TiFe;TiCo;TiMn;TiCr2
などのTi系合金、ZrM2などのZr系合金などを用
いることができる。
方を構成する水素貯蔵材は、単一金属でも合金でも良い
。例えば、Ca、Mg、Pd、Ti、Zr、V、Nb、
Fe、Laなどの単一金属、およびこれらのうちの一つ
を組成成分とする合金が使用できる。前記の合金の例と
しては、Pd系合金、Mg2Cu;Mg2NiなどのM
g系合金、TiFe;TiCo;TiMn;TiCr2
などのTi系合金、ZrM2などのZr系合金などを用
いることができる。
【0030】また、CaやMm(ミッシュメタル)など
で代表される希土類元素を含む希土類系の合金でもよく
、LaNi5などのLa−Ni系合金や、CaMmNi
AlなどのMm−Ni系合金等が有用に使用できる。
で代表される希土類元素を含む希土類系の合金でもよく
、LaNi5などのLa−Ni系合金や、CaMmNi
AlなどのMm−Ni系合金等が有用に使用できる。
【0031】この中でも特にPdとTiが本発明におい
て好適に用いられる。
て好適に用いられる。
【0032】水素貯蔵材の水素貯蔵量はその貯蔵材の種
類によっても異なるが、貯蔵体の体積の700〜100
0倍の水素が貯蔵される。
類によっても異なるが、貯蔵体の体積の700〜100
0倍の水素が貯蔵される。
【0033】これは、水素ガスを液化した場合の体積減
少率に略相当する。
少率に略相当する。
【0034】水素(以後の説明に於て、特別に断わるこ
となく「水素」なる語を使用するときは重水素、三重水
素を含むものとする)と水素貯蔵金属との活性化機構は
種々研究されているが、まだ充分に解明されていない。
となく「水素」なる語を使用するときは重水素、三重水
素を含むものとする)と水素貯蔵金属との活性化機構は
種々研究されているが、まだ充分に解明されていない。
【0035】水素は水素貯蔵材としての金属または合金
と主に次のような素反応過程を経て水素化物を形成する
と言われている。その素反応とは、 ■水素分子の水素貯蔵材表面への物理吸着、■水素分子
の解離と原子状水素の化学吸着、■水素原子の表面層透
過、 ■水素原子の水素貯蔵材中への拡散・溶解、■飽和水素
固溶体からの水素化物の析出、等である。
と主に次のような素反応過程を経て水素化物を形成する
と言われている。その素反応とは、 ■水素分子の水素貯蔵材表面への物理吸着、■水素分子
の解離と原子状水素の化学吸着、■水素原子の表面層透
過、 ■水素原子の水素貯蔵材中への拡散・溶解、■飽和水素
固溶体からの水素化物の析出、等である。
【0036】又、水素は金属または合金に対して高い反
応性を示すことから、水素貯蔵金属表面には何らかの触
媒作用が存在する可能性もある。
応性を示すことから、水素貯蔵金属表面には何らかの触
媒作用が存在する可能性もある。
【0037】ところで一般に水素貯蔵材は水素吸蔵に伴
い体積膨張を生じ、その歪から粉末化を生じやすい。こ
れによる水素貯蔵材で構成された電極の粉末化を防ぐた
めには、水素貯蔵材粉末をCu等の無機物やシリコンゴ
ム等の有機物で結着した成形固化物で電極を構成するこ
とが有効である。
い体積膨張を生じ、その歪から粉末化を生じやすい。こ
れによる水素貯蔵材で構成された電極の粉末化を防ぐた
めには、水素貯蔵材粉末をCu等の無機物やシリコンゴ
ム等の有機物で結着した成形固化物で電極を構成するこ
とが有効である。
【0038】また水素原子(重水素原子、三重水素原子
)を電極深部まで効率良く侵入させる目的で、水素貯蔵
体の表面に水素貯蔵材の超微粒子構造を有する薄層を例
えばCVD法により設けて目的の電極を作るか、または
水素貯蔵材の超微粒子構造体そのもので目的の電極を作
ることは本発明に於て有効なことである。
)を電極深部まで効率良く侵入させる目的で、水素貯蔵
体の表面に水素貯蔵材の超微粒子構造を有する薄層を例
えばCVD法により設けて目的の電極を作るか、または
水素貯蔵材の超微粒子構造体そのもので目的の電極を作
ることは本発明に於て有効なことである。
【0039】本発明に於て、水素貯蔵材から構成された
放電電極近傍に強い電界を形成するには、水素貯蔵材か
ら構成された放電電極を次のように構成するのが好まし
い。
放電電極近傍に強い電界を形成するには、水素貯蔵材か
ら構成された放電電極を次のように構成するのが好まし
い。
【0040】即ち、本発明に於て使用される水素貯蔵材
から構成された電極は、例えば同心円筒状配設における
筒電極構造体の芯電極、同心球状配設における球電極構
造体の中心球電極、針状電極と平板電極との電極構造体
における針状電極、針状電極と針状電極との電極構造体
におけるどちらかの針状電極、半同心円筒状配設の筒電
極構造体における芯電極の中の何れかとされるのが好ま
しい。
から構成された電極は、例えば同心円筒状配設における
筒電極構造体の芯電極、同心球状配設における球電極構
造体の中心球電極、針状電極と平板電極との電極構造体
における針状電極、針状電極と針状電極との電極構造体
におけるどちらかの針状電極、半同心円筒状配設の筒電
極構造体における芯電極の中の何れかとされるのが好ま
しい。
【0041】本発明に於て使用できる水素貯蔵材から構
成された電極は、その形状を上記の様な、曲率半径を小
さく、幅を対向電極と同等か、これよりせまい形状に選
択されることにより、その近傍での電界を容易に強める
ことができる。
成された電極は、その形状を上記の様な、曲率半径を小
さく、幅を対向電極と同等か、これよりせまい形状に選
択されることにより、その近傍での電界を容易に強める
ことができる。
【0042】本発明で用いる重水素ガスは、液体である
重水よりは電気絶縁体として優れているので、電気絶縁
性破壊強度は重水よりも大きい。
重水よりは電気絶縁体として優れているので、電気絶縁
性破壊強度は重水よりも大きい。
【0043】本発明に於ては、重水素ガス雰囲気に放電
を生起させることにより発生する重水素の陽イオン(1
H2)+は電極間に形成される電界に置かれることによ
り、陰電極とされた水素貯蔵材からなる電極に引き寄せ
られて該水素貯蔵材からなる電極中に貯蔵される。貯蔵
後に、誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方
が水素貯蔵材からなる放電電極間に交互電圧好ましくは
1kHz〜数十MHzの高周波電圧を印加して、該放電
電極間に高電界を発生させる。このようにして水素貯蔵
材からなる放電電極と該誘電体とに跨がって強力な放電
を生じせしめて、十分に加速され核融合断面積が大きく
なった重水素イオンを水素貯蔵材からなる電極に向けて
衝突到達せしめて高い確率で核融合を発生させることが
出来る。この方法は放電電極間に固体誘電体を配設して
あるため、放電電極間に加えることのできる電圧は、誘
電体が絶縁破壊を起こす直前まで電圧を高められる。こ
のために重水素ガスにさらされた水素貯蔵材からなる電
極と誘電体との間の電界強度は著しく高めることができ
る。したがって、従来のように放電電極間を貫通して短
絡するスパーク放電ないしはブレークダウン放電を起こ
させなくても、充分に加速され核融合断面積が大きくな
った重水素イオンを水素貯蔵材からなる電極に向けて衝
突到達せしめることができる、充分に強力な放電を起こ
させることができるから、従来の放電電極核融合法より
高い確率で核融合を生じせしめ、又核融合の反応をより
高める上で極めて有効である。この方法の有効性の理論
的根拠は、今のところ明確にされてはなく推定の域を出
ないが、この充分に強力な放電により、水素貯蔵材から
なる電極が、瞬間、局部的に高温になるばかりでなく、
該電極を構成する水素貯蔵材に、衝撃波を、好ましくは
高エネルギーの衝撃波を付与せしめて、内部の構成原子
(水素貯蔵材の構成原子ばかりではなく、水素貯蔵材内
部に吸蔵されている重水素原子も該当しているものと思
われる)を瞬時に激しく振動せしめることによって核融
合反応を促進しているものと思われる。または、水素貯
蔵材からなる電極に、衝撃波を付与せしめることにより
、陰電極とされる水素貯蔵材中に、格子の空孔や、侵入
原子等に起因する格子欠陥を発生させやすくし、これに
より重水素原子間距離を著しく近くすることができ、そ
の結果重水素原子同士の遭遇確率が高まり核融合の生起
する確率が高まる又は/及び核融合の反応性が高まる。
を生起させることにより発生する重水素の陽イオン(1
H2)+は電極間に形成される電界に置かれることによ
り、陰電極とされた水素貯蔵材からなる電極に引き寄せ
られて該水素貯蔵材からなる電極中に貯蔵される。貯蔵
後に、誘電体を挟み対向して配置された少なくとも一方
が水素貯蔵材からなる放電電極間に交互電圧好ましくは
1kHz〜数十MHzの高周波電圧を印加して、該放電
電極間に高電界を発生させる。このようにして水素貯蔵
材からなる放電電極と該誘電体とに跨がって強力な放電
を生じせしめて、十分に加速され核融合断面積が大きく
なった重水素イオンを水素貯蔵材からなる電極に向けて
衝突到達せしめて高い確率で核融合を発生させることが
出来る。この方法は放電電極間に固体誘電体を配設して
あるため、放電電極間に加えることのできる電圧は、誘
電体が絶縁破壊を起こす直前まで電圧を高められる。こ
のために重水素ガスにさらされた水素貯蔵材からなる電
極と誘電体との間の電界強度は著しく高めることができ
る。したがって、従来のように放電電極間を貫通して短
絡するスパーク放電ないしはブレークダウン放電を起こ
させなくても、充分に加速され核融合断面積が大きくな
った重水素イオンを水素貯蔵材からなる電極に向けて衝
突到達せしめることができる、充分に強力な放電を起こ
させることができるから、従来の放電電極核融合法より
高い確率で核融合を生じせしめ、又核融合の反応をより
高める上で極めて有効である。この方法の有効性の理論
的根拠は、今のところ明確にされてはなく推定の域を出
ないが、この充分に強力な放電により、水素貯蔵材から
なる電極が、瞬間、局部的に高温になるばかりでなく、
該電極を構成する水素貯蔵材に、衝撃波を、好ましくは
高エネルギーの衝撃波を付与せしめて、内部の構成原子
(水素貯蔵材の構成原子ばかりではなく、水素貯蔵材内
部に吸蔵されている重水素原子も該当しているものと思
われる)を瞬時に激しく振動せしめることによって核融
合反応を促進しているものと思われる。または、水素貯
蔵材からなる電極に、衝撃波を付与せしめることにより
、陰電極とされる水素貯蔵材中に、格子の空孔や、侵入
原子等に起因する格子欠陥を発生させやすくし、これに
より重水素原子間距離を著しく近くすることができ、そ
の結果重水素原子同士の遭遇確率が高まり核融合の生起
する確率が高まる又は/及び核融合の反応性が高まる。
【0044】本発明に於いては、水素貯蔵金属で構成さ
れる電極に付与される衝撃エネルギー波としては、好適
な例の1つとして示した衝撃電圧の他、衝撃電流、ジャ
イアント・パルス・レーザ、超音波や極超音波の波長領
域の衝撃音波等が挙げられる。これらの衝撃波は、エネ
ルギーの高い方が好ましい。この中でも簡便で衝撃効果
の充分高い、強力な放電が可能な交互電圧を印加するの
が良い。付与される交互電圧の波形は、矩形状、曲線状
、パルス状等何れの形状でも良い。又、付与される交互
電圧は連続的でも、適当な時間的間隙を置いて電極に付
与しても良い。
れる電極に付与される衝撃エネルギー波としては、好適
な例の1つとして示した衝撃電圧の他、衝撃電流、ジャ
イアント・パルス・レーザ、超音波や極超音波の波長領
域の衝撃音波等が挙げられる。これらの衝撃波は、エネ
ルギーの高い方が好ましい。この中でも簡便で衝撃効果
の充分高い、強力な放電が可能な交互電圧を印加するの
が良い。付与される交互電圧の波形は、矩形状、曲線状
、パルス状等何れの形状でも良い。又、付与される交互
電圧は連続的でも、適当な時間的間隙を置いて電極に付
与しても良い。
【0045】本発明に於いて使用される冷媒及び中性子
運動エネルギー熱変換手段にその構造原子として水素原
子を含んだ液体が好適に用いられ、特に好ましくは電気
絶縁性液体が用いられる。
運動エネルギー熱変換手段にその構造原子として水素原
子を含んだ液体が好適に用いられ、特に好ましくは電気
絶縁性液体が用いられる。
【0046】本発明に於いて水素貯蔵金属で構成される
放電電極に重水素を吸蔵させるためにグロー放電、コロ
ナ放電等の放電を起こさせる際、また水素貯蔵金属で構
成される放電電極内で生ずる核融合の反応を促進させる
ために、間に誘電体を挾んだ放電電極間で強力な放電を
起こさせる際に、放電電極間に印加する電圧としては、
交番電圧等の交互電圧であれば、継続して放電をさせる
ことができる。このうちで核融合を生じせしめるには、
少なくとも水素貯蔵金属電極側がある時間の間陰極側に
なる様な極性の電圧相の時、重水素の陽イオン(重水素
原子核)は重水素を貯蔵した水素貯蔵金属電極に激しく
衝突し、有効である。このための交互電圧は直流電圧が
重畳された交番電圧であっても、たんに交番電圧であっ
ても、また交互するパルス電圧であってもよい。
放電電極に重水素を吸蔵させるためにグロー放電、コロ
ナ放電等の放電を起こさせる際、また水素貯蔵金属で構
成される放電電極内で生ずる核融合の反応を促進させる
ために、間に誘電体を挾んだ放電電極間で強力な放電を
起こさせる際に、放電電極間に印加する電圧としては、
交番電圧等の交互電圧であれば、継続して放電をさせる
ことができる。このうちで核融合を生じせしめるには、
少なくとも水素貯蔵金属電極側がある時間の間陰極側に
なる様な極性の電圧相の時、重水素の陽イオン(重水素
原子核)は重水素を貯蔵した水素貯蔵金属電極に激しく
衝突し、有効である。このための交互電圧は直流電圧が
重畳された交番電圧であっても、たんに交番電圧であっ
ても、また交互するパルス電圧であってもよい。
【0047】本発明において放電電極間に挾まれた誘電
体はアルミナ等のセラミック、雲母、耐熱ガラス等でも
良いが、好ましくは熱伝導性も良いアルミナ等の粉体を
練ったグリーン・シートを焼き固めたセラミックが良い
。さらにこの誘電体の形状は、板状でも、この板状に特
定の曲率をもたせたものでも、円筒状でも良い。
体はアルミナ等のセラミック、雲母、耐熱ガラス等でも
良いが、好ましくは熱伝導性も良いアルミナ等の粉体を
練ったグリーン・シートを焼き固めたセラミックが良い
。さらにこの誘電体の形状は、板状でも、この板状に特
定の曲率をもたせたものでも、円筒状でも良い。
【0048】また更にこの誘電体を水素貯蔵材からなる
電極に接触させてもまた非接触に配置させても良い。更
には一方の電極をこの誘電体で密着被覆しても良い。一
方の電極をこの誘電体で密着被覆した場合には、他方の
電極は重水素ガス中に露出する必要があり、この電極は
当然水素貯蔵材である必要がある。
電極に接触させてもまた非接触に配置させても良い。更
には一方の電極をこの誘電体で密着被覆しても良い。一
方の電極をこの誘電体で密着被覆した場合には、他方の
電極は重水素ガス中に露出する必要があり、この電極は
当然水素貯蔵材である必要がある。
【0049】本発明に於いて使用される重水素ガスを収
納する収納体は、具体的には、例えば、ガラスやステン
レス・スチールから構成された容器で良く、本装置にお
ける高電圧部とはこの容器と電気的に絶縁された状態で
配設されている。
納する収納体は、具体的には、例えば、ガラスやステン
レス・スチールから構成された容器で良く、本装置にお
ける高電圧部とはこの容器と電気的に絶縁された状態で
配設されている。
【0050】本発明に於いて使用される、前記水素貯蔵
材からなる放電電極で発熱した熱を冷媒に熱伝達する為
の熱伝達体としては、水素貯蔵材からなる放電電極の一
端ないしはこの放電電極に接続された良好な熱伝導体の
一端または水素貯蔵材からなる放電電極に接した誘電体
(放電電極で挾まれた誘電体)の一端(熱伝達体)を冷
却剤液で覆って、放電電極で発熱した熱を冷媒(冷却剤
)に熱伝達するようにしたもので良い。この際に冷媒(
冷却剤)に接する放電電極の一端ないしはこの放電電極
に接続された良好な熱伝導体の一端または水素貯蔵材か
らなる放電電極に接した誘電体(放電電極で挾まれた誘
電体)の一端(熱伝達体)の表面積を増して熱伝導を良
くするために、これらの一端をラセン状等にしたりフィ
ン等を設けるなどして、冷却剤に接する表面積を増加さ
せても良い。
材からなる放電電極で発熱した熱を冷媒に熱伝達する為
の熱伝達体としては、水素貯蔵材からなる放電電極の一
端ないしはこの放電電極に接続された良好な熱伝導体の
一端または水素貯蔵材からなる放電電極に接した誘電体
(放電電極で挾まれた誘電体)の一端(熱伝達体)を冷
却剤液で覆って、放電電極で発熱した熱を冷媒(冷却剤
)に熱伝達するようにしたもので良い。この際に冷媒(
冷却剤)に接する放電電極の一端ないしはこの放電電極
に接続された良好な熱伝導体の一端または水素貯蔵材か
らなる放電電極に接した誘電体(放電電極で挾まれた誘
電体)の一端(熱伝達体)の表面積を増して熱伝導を良
くするために、これらの一端をラセン状等にしたりフィ
ン等を設けるなどして、冷却剤に接する表面積を増加さ
せても良い。
【0051】また前記収納手段の外側に設ける、放電電
極手段で発生した核融合による中性子の運動エネルギー
を熱に変換するための、中性子運動エネルギー熱変換手
段としては、その構造原子として水素原子を含んだ液体
が好適に用いられる。
極手段で発生した核融合による中性子の運動エネルギー
を熱に変換するための、中性子運動エネルギー熱変換手
段としては、その構造原子として水素原子を含んだ液体
が好適に用いられる。
【0052】より具体的には、密度も高く、対流による
冷却効果も期待できる水やノルマル・オクタン、ノルマ
ル・デカン等の炭化水素液体やシリコンオイル等のケイ
素化水素液体(中性子減速液)を設ければ良い。
冷却効果も期待できる水やノルマル・オクタン、ノルマ
ル・デカン等の炭化水素液体やシリコンオイル等のケイ
素化水素液体(中性子減速液)を設ければ良い。
【0053】放電電極で発熱した熱を冷却するための冷
媒と、中性子を減速させて中性子の運動エネルギーを熱
に変換するための、中性子運動エネルギー熱変換体であ
る中性子減速液とが電気的に連続した同一の液体を使用
するときには、その液体の構造原子として水素原子を含
んだ電気絶縁性液体であることが好ましい。
媒と、中性子を減速させて中性子の運動エネルギーを熱
に変換するための、中性子運動エネルギー熱変換体であ
る中性子減速液とが電気的に連続した同一の液体を使用
するときには、その液体の構造原子として水素原子を含
んだ電気絶縁性液体であることが好ましい。
【0054】
【実施例】図1は、本発明の特徴を示す核融合発生装置
および核融合による熱エネルギー出力装置の代表例を示
している。
および核融合による熱エネルギー出力装置の代表例を示
している。
【0055】図2は本発明で用いることのできる放電電
極間に印加する電圧波形の例を示す。
極間に印加する電圧波形の例を示す。
【0056】図3は本発明の核融合に用いる種々な放電
電極の組み合わせの例のうち、水素貯蔵材からなる電極
が電極間の誘電体に非接触で近接して配設されている例
を示す。図4は、本発明の核融合に用いる種々な放電電
極の構造体のうち、水素貯蔵材からなる電極が電極間の
誘電体に接触して設定されている例を示す。
電極の組み合わせの例のうち、水素貯蔵材からなる電極
が電極間の誘電体に非接触で近接して配設されている例
を示す。図4は、本発明の核融合に用いる種々な放電電
極の構造体のうち、水素貯蔵材からなる電極が電極間の
誘電体に接触して設定されている例を示す。
【0057】図1においては1は核融合発生容器(収納
手段)、2は核融合発生容器1を塞ぐ円盤状の蓋、3は
誘電体に沿ってその内部に埋もれて設けられた板状放電
電極、4−1〜4−7はこの先が核融合発生容器1の内
部に突き刺さるようにして板状放電電極3の表面の誘電
体層に接近対向して配置された水素貯蔵材からなる針状
の放電電極。5は水素貯蔵材からなる針状の放電電極4
−1〜4−7と板状放電電極3との間に交互電圧を印加
して放電電極4−1〜4−7の先端近傍で放電を起こさ
せるための電源で、5−1は電源V1を示し図2(a)
に示すような極性が交互する連続したパルスと連続した
パルスとの間にパルスの休止状態が存在する電圧波形を
発生する電源。5−2は電源V2を示し、図2(b)に
示す連続したパルスを継続して発生する電源。6は核融
合発生容器1内の空気を初に除去するための真空ポンプ
、7は空気を抜き除去した後の核融合発生容器1内を重
水素ガスで充満させる(10−3Torr〜数気圧)た
めの重水素ガス・ボンベ、8、9、10は開閉可能な弁
、11は水素貯蔵材からなる放電電極4(4−1〜4−
7)内で発熱した熱を冷却剤(冷媒)に放熱(熱伝達)
させるための、少なくとも放電電極4の一端ないしはこ
の放電電極に接続された良好な熱伝導体の一端の冷却剤
に接する表面積を増して放熱をよくするためのフィン状
熱伝達部(熱伝達体)、12はガンマー線等の電磁波を
吸収させ、かつ冷却剤と中性子減速液とを収容するため
の、鉄以上の高い原子番号の原子を含む遮蔽容器、13
はその遮蔽容器12内で核融合発生容器外の発熱により
温度上昇した水素貯蔵材としてのPdからなる放電電極
4の熱伝達部(熱伝達体)11を冷却するための冷却剤
と核融合発生容器1の外に出た中性子の運動エネルギー
を熱に変換するための、中性子運動エネルギー熱変換手
段(中性子減速液)とを合わせ持った液、14は熱交換
機で、15は運ばれてきた水と、それが熱交換機14で
本来蒸気になったその蒸気とを運ぶ水、蒸気導通路とし
ての水・蒸気パイプ、16はタービン、17はタービン
に直結された発電機、18はタービンを回すのに使われ
た水蒸気を冷やして水を戻すための復水機である。 図1においてタービン16、発電機17、復水機18は
破線で示してある。
手段)、2は核融合発生容器1を塞ぐ円盤状の蓋、3は
誘電体に沿ってその内部に埋もれて設けられた板状放電
電極、4−1〜4−7はこの先が核融合発生容器1の内
部に突き刺さるようにして板状放電電極3の表面の誘電
体層に接近対向して配置された水素貯蔵材からなる針状
の放電電極。5は水素貯蔵材からなる針状の放電電極4
−1〜4−7と板状放電電極3との間に交互電圧を印加
して放電電極4−1〜4−7の先端近傍で放電を起こさ
せるための電源で、5−1は電源V1を示し図2(a)
に示すような極性が交互する連続したパルスと連続した
パルスとの間にパルスの休止状態が存在する電圧波形を
発生する電源。5−2は電源V2を示し、図2(b)に
示す連続したパルスを継続して発生する電源。6は核融
合発生容器1内の空気を初に除去するための真空ポンプ
、7は空気を抜き除去した後の核融合発生容器1内を重
水素ガスで充満させる(10−3Torr〜数気圧)た
めの重水素ガス・ボンベ、8、9、10は開閉可能な弁
、11は水素貯蔵材からなる放電電極4(4−1〜4−
7)内で発熱した熱を冷却剤(冷媒)に放熱(熱伝達)
させるための、少なくとも放電電極4の一端ないしはこ
の放電電極に接続された良好な熱伝導体の一端の冷却剤
に接する表面積を増して放熱をよくするためのフィン状
熱伝達部(熱伝達体)、12はガンマー線等の電磁波を
吸収させ、かつ冷却剤と中性子減速液とを収容するため
の、鉄以上の高い原子番号の原子を含む遮蔽容器、13
はその遮蔽容器12内で核融合発生容器外の発熱により
温度上昇した水素貯蔵材としてのPdからなる放電電極
4の熱伝達部(熱伝達体)11を冷却するための冷却剤
と核融合発生容器1の外に出た中性子の運動エネルギー
を熱に変換するための、中性子運動エネルギー熱変換手
段(中性子減速液)とを合わせ持った液、14は熱交換
機で、15は運ばれてきた水と、それが熱交換機14で
本来蒸気になったその蒸気とを運ぶ水、蒸気導通路とし
ての水・蒸気パイプ、16はタービン、17はタービン
に直結された発電機、18はタービンを回すのに使われ
た水蒸気を冷やして水を戻すための復水機である。 図1においてタービン16、発電機17、復水機18は
破線で示してある。
【0058】また、電源V2(5−2)で発生した電圧
は、スイッチ19の切り換えによって印加する放電電極
を選択することができる。水素貯蔵材からなる針状放電
電極4と板状放電電極3とに電源5によって交互電圧が
印加される。水素貯蔵材からなる針状放電電極4の先端
近傍の周辺の電界強度は少なくとも電離放電(グローコ
ロナ放電・コロナ放電を意味する)開始電界強度以上に
なっている。板状放電電極3に対して水素貯蔵材からな
る針状放電電極4に負極性電圧相が印加された時、その
周辺の電界が集中しているために放電電極4の周辺の電
界強度は少なくとも電離放電(グローコロナ放電・コロ
ナ放電を意味する)開始電界強度以上になっている。こ
のために電離放電開始電界強度以上の水素吸蔵金属から
なる放電電極4の近傍の重水素は陽イオンになって電界
によって水素吸蔵金属で構成された放電電極4に引張ら
れ、集められる。集められた陽イオンは放電電極4によ
って中性原子となり水素吸蔵金属で構成された放電電極
4に吸蔵される。放電電極4の表面積当たりの放電電流
を増加させれば、それだけ単位時間当たりに対して効率
よく重水素が放電電極4の水素吸蔵金蔵に吸蔵される。 充分に重水素が放電電極4の水素貯蔵材に貯蔵されると
、核融合を起こすことができる。
は、スイッチ19の切り換えによって印加する放電電極
を選択することができる。水素貯蔵材からなる針状放電
電極4と板状放電電極3とに電源5によって交互電圧が
印加される。水素貯蔵材からなる針状放電電極4の先端
近傍の周辺の電界強度は少なくとも電離放電(グローコ
ロナ放電・コロナ放電を意味する)開始電界強度以上に
なっている。板状放電電極3に対して水素貯蔵材からな
る針状放電電極4に負極性電圧相が印加された時、その
周辺の電界が集中しているために放電電極4の周辺の電
界強度は少なくとも電離放電(グローコロナ放電・コロ
ナ放電を意味する)開始電界強度以上になっている。こ
のために電離放電開始電界強度以上の水素吸蔵金属から
なる放電電極4の近傍の重水素は陽イオンになって電界
によって水素吸蔵金属で構成された放電電極4に引張ら
れ、集められる。集められた陽イオンは放電電極4によ
って中性原子となり水素吸蔵金属で構成された放電電極
4に吸蔵される。放電電極4の表面積当たりの放電電流
を増加させれば、それだけ単位時間当たりに対して効率
よく重水素が放電電極4の水素吸蔵金蔵に吸蔵される。 充分に重水素が放電電極4の水素貯蔵材に貯蔵されると
、核融合を起こすことができる。
【0059】また充分に重水素が放電電極4の水素吸蔵
材に貯蔵された後、またはその途中で、針状の放電電極
4と板状放電電極3の表層の誘電体(針状の放電電極4
と板状放電電極3との間の誘電体)との間に跨がって強
烈な放電が生じる程に図2に示す様に充分に高い交互電
圧をこの放電電極3と4との間に印加して、少なくとも
水素貯蔵材からなる放電電極と放電電極に挾まれた誘電
体とに跨がって放電を生じせしめることによって、従来
の放電電極核融合法以上に高い確率で水素貯蔵材からな
る放電電極4の内部に核融合を起こさせることができる
。このことは放電電極4と放電電極3の表面上の誘電体
層との間に跨がって強烈な放電が生じることにより水素
貯蔵材からなる放電電極4が局部的に瞬間高温になるば
かりでなく、重水素が充分にこの水素貯蔵材からなる電
極に衝撃波を生じせしめて内部の原子(水素貯蔵材ばか
りでなく、重水素原子)も激しく瞬時に振動せしめるこ
とによって核融合を生じやすくしていると思われる。 また両電極間に充分に高い瞬時の高電界電圧(放電電極
4と放電電極3との間に誘電体層がない場合であれば確
実にこの電極間でブレーク・ダウンが生じるような電圧
)を印加して放電を生じせしめることにより、水素貯蔵
材に格子欠陥を起こさせ、これにより水素貯蔵材内の重
水素原子間距離は著しく近くなる遭遇確率を高めること
によっても核融合を高い確率で多く発生させることに有
効に働いている。
材に貯蔵された後、またはその途中で、針状の放電電極
4と板状放電電極3の表層の誘電体(針状の放電電極4
と板状放電電極3との間の誘電体)との間に跨がって強
烈な放電が生じる程に図2に示す様に充分に高い交互電
圧をこの放電電極3と4との間に印加して、少なくとも
水素貯蔵材からなる放電電極と放電電極に挾まれた誘電
体とに跨がって放電を生じせしめることによって、従来
の放電電極核融合法以上に高い確率で水素貯蔵材からな
る放電電極4の内部に核融合を起こさせることができる
。このことは放電電極4と放電電極3の表面上の誘電体
層との間に跨がって強烈な放電が生じることにより水素
貯蔵材からなる放電電極4が局部的に瞬間高温になるば
かりでなく、重水素が充分にこの水素貯蔵材からなる電
極に衝撃波を生じせしめて内部の原子(水素貯蔵材ばか
りでなく、重水素原子)も激しく瞬時に振動せしめるこ
とによって核融合を生じやすくしていると思われる。 また両電極間に充分に高い瞬時の高電界電圧(放電電極
4と放電電極3との間に誘電体層がない場合であれば確
実にこの電極間でブレーク・ダウンが生じるような電圧
)を印加して放電を生じせしめることにより、水素貯蔵
材に格子欠陥を起こさせ、これにより水素貯蔵材内の重
水素原子間距離は著しく近くなる遭遇確率を高めること
によっても核融合を高い確率で多く発生させることに有
効に働いている。
【0060】
図2(a)(b)に電源5によって放電電極3と4とに
印加する電圧波形の例を示す。5−1は電源V1を示し
図2(a)に示すような極性が交互する連続したパルス
と連続したパルスとの間にパルスの休止状態が存在する
電圧波形を発生する電源。5−2は電源V2を示し、図
2(b)に示す連続パルスを継続して発生する電源。
印加する電圧波形の例を示す。5−1は電源V1を示し
図2(a)に示すような極性が交互する連続したパルス
と連続したパルスとの間にパルスの休止状態が存在する
電圧波形を発生する電源。5−2は電源V2を示し、図
2(b)に示す連続パルスを継続して発生する電源。
【0061】
図2(a)におけるパルスの休止状態は、核融合発生容
器1内の重水素ガスを水素貯蔵材からなる放電電極4内
に貯蔵させるためである。すなわち、放電電極4の先端
近傍の電界強度が放電にとって過剰な程に高すぎる電界
強度になって放電し、局部的にせよ放電電極4が高温に
なり、核融合が発生した後に放電電極4内に重水素ガス
が吸蔵されなくなることを防ぐためである。従って図2
(a)では放電電極4内に重水素ガスを吸蔵させるため
に、パルスを休止させているが、この時に放電電極4と
板状放電電極3との間に弱い電圧を印加することによっ
て、放電電極4の先端近傍で弱いコロナ放電を起こさせ
て発生した重水素イオンを放電電極4に電界によって引
っ張り、放電電極4を貯蔵に障害を与えるほど昇温させ
ることなく、放電電極4内に積極的に重水素ガスを貯蔵
させることにより、放電電極4内に積極的に重水素ガス
を貯蔵させる効率を高めることができる。この時に放電
電極4と板状放電電極3との間に印加する電圧は放電電
極4の先端近傍が放電開始するに必要な電圧以上で、こ
の放電電圧値近くの電圧値が良い。
器1内の重水素ガスを水素貯蔵材からなる放電電極4内
に貯蔵させるためである。すなわち、放電電極4の先端
近傍の電界強度が放電にとって過剰な程に高すぎる電界
強度になって放電し、局部的にせよ放電電極4が高温に
なり、核融合が発生した後に放電電極4内に重水素ガス
が吸蔵されなくなることを防ぐためである。従って図2
(a)では放電電極4内に重水素ガスを吸蔵させるため
に、パルスを休止させているが、この時に放電電極4と
板状放電電極3との間に弱い電圧を印加することによっ
て、放電電極4の先端近傍で弱いコロナ放電を起こさせ
て発生した重水素イオンを放電電極4に電界によって引
っ張り、放電電極4を貯蔵に障害を与えるほど昇温させ
ることなく、放電電極4内に積極的に重水素ガスを貯蔵
させることにより、放電電極4内に積極的に重水素ガス
を貯蔵させる効率を高めることができる。この時に放電
電極4と板状放電電極3との間に印加する電圧は放電電
極4の先端近傍が放電開始するに必要な電圧以上で、こ
の放電電圧値近くの電圧値が良い。
【0062】また、核融合発生が少なくなって、放電電
極4内に積極的に重水素ガスを貯蔵させる段階に入るま
えに、放電電極4の先端近傍の電界強度が放電にとって
過剰な程に高すぎる電界強度になるように放電電極3と
放電電極4とにパルスを含む交互電圧を10サイクル以
上継続して印加することは次の理由から有効である。そ
の理由は繰り返しの核融合の発生を阻害する核融合発生
後の水素貯蔵材からなる電極の痕跡(核融合が発生した
後に水素貯蔵材からなる電極内の重水素ガスが瞬時に吹
き出された痕跡として、水素貯蔵材からなる電極の比較
的表面側の層に、発泡した痕跡や放電の痕跡が残り、其
の後の強烈な放電によっても核融合が生じにくくなる)
を放電電極4の先端近傍の放電によって(おそらくスパ
ッター効果によって)除去し、再び重水素を貯蔵した水
素貯蔵材からなる電極4で核融合を生じせしめるリフレ
ッシュ効果が得られる点である。
極4内に積極的に重水素ガスを貯蔵させる段階に入るま
えに、放電電極4の先端近傍の電界強度が放電にとって
過剰な程に高すぎる電界強度になるように放電電極3と
放電電極4とにパルスを含む交互電圧を10サイクル以
上継続して印加することは次の理由から有効である。そ
の理由は繰り返しの核融合の発生を阻害する核融合発生
後の水素貯蔵材からなる電極の痕跡(核融合が発生した
後に水素貯蔵材からなる電極内の重水素ガスが瞬時に吹
き出された痕跡として、水素貯蔵材からなる電極の比較
的表面側の層に、発泡した痕跡や放電の痕跡が残り、其
の後の強烈な放電によっても核融合が生じにくくなる)
を放電電極4の先端近傍の放電によって(おそらくスパ
ッター効果によって)除去し、再び重水素を貯蔵した水
素貯蔵材からなる電極4で核融合を生じせしめるリフレ
ッシュ効果が得られる点である。
【0063】図3及び図4は本発明の核融合に用いるこ
とのできる種々な放電電極の組み合わせの例を示す。図
3は水素貯蔵材からなる電極が電極間の誘電体に非接触
で近接して設定されている例を、図4は水素貯蔵金属か
らなる電極が電極間の誘電体に接触して設定されている
例をそれぞれ示す。
とのできる種々な放電電極の組み合わせの例を示す。図
3は水素貯蔵材からなる電極が電極間の誘電体に非接触
で近接して設定されている例を、図4は水素貯蔵金属か
らなる電極が電極間の誘電体に接触して設定されている
例をそれぞれ示す。
【0064】図3に示した放電電極3、4による放電電
極系は図1に示した放電電極系にほぼ同じで、水素貯蔵
金属からなる電極4がこの電極と対向電極3との間に設
けられた誘電体に非接触で近接して設定されている例で
ある。水素貯蔵材からなる放電電極4の後端部には水素
貯蔵材からなる放電電極4(4−1〜4−7)内で発熱
した熱を冷却剤(冷媒)に放熱(熱伝達)させるために
冷却剤に接する表面積を増して放熱をよくするために設
けられたフィン状熱伝達部(熱伝達体)111が設定さ
れている。
極系は図1に示した放電電極系にほぼ同じで、水素貯蔵
金属からなる電極4がこの電極と対向電極3との間に設
けられた誘電体に非接触で近接して設定されている例で
ある。水素貯蔵材からなる放電電極4の後端部には水素
貯蔵材からなる放電電極4(4−1〜4−7)内で発熱
した熱を冷却剤(冷媒)に放熱(熱伝達)させるために
冷却剤に接する表面積を増して放熱をよくするために設
けられたフィン状熱伝達部(熱伝達体)111が設定さ
れている。
【0065】この放電電極系で板状放電電極3が誘電体
の板状の内部に埋もれるようにして設けられているが、
板状放電電極3を誘電体の板の背後に露出して設けても
よい。さらに水素貯蔵材からなる針状の放電電極4に対
向して誘電体板112の背後に設けられた放電電極3の
形状を板状でなく棒状にして、かつパラジュウム等の水
素貯蔵材で形成すると、効率的に核融合を発生させるこ
とができる。すなわち、放電電極3、4間に同じ交互電
圧を印加することによっても、放電電極4だけでなく放
電電極3においても核融合を容易に発生させることがで
きる。
の板状の内部に埋もれるようにして設けられているが、
板状放電電極3を誘電体の板の背後に露出して設けても
よい。さらに水素貯蔵材からなる針状の放電電極4に対
向して誘電体板112の背後に設けられた放電電極3の
形状を板状でなく棒状にして、かつパラジュウム等の水
素貯蔵材で形成すると、効率的に核融合を発生させるこ
とができる。すなわち、放電電極3、4間に同じ交互電
圧を印加することによっても、放電電極4だけでなく放
電電極3においても核融合を容易に発生させることがで
きる。
【0066】図4は水素貯蔵材からなる電極が電極間の
誘電体に接触して設定されている放電電極系の例をそれ
ぞれ示す。図において112は電気絶縁性の誘電体。1
13は水素貯蔵金属からなる放電電極4内で発熱した熱
がアルミナ誘電体に熱伝達され、この熱伝達された熱を
冷却剤(冷媒)に放熱(熱伝達)させるために、この誘
電体112の端部表面積を増して冷却剤13に接触させ
て放熱をよくするために設けられた熱伝達部(熱伝達体
)である。この目的は図1のフィン状熱伝達部(熱伝達
体)11、さらには図3の熱伝達部(熱伝達体)111
と同じである。但し熱伝達部(熱伝達体)113は放電
電極4と電気的に接続されていないために、中性子を減
速させる目的も有する冷却剤13として電気絶縁性の高
くない、一般的な水も使用できる点で大変に有効である
。水は水素原子も多く含み、衝突により中性子の運動エ
ネルギーを減速させて、この分エネルギーを水素原子が
得ることによって中性子の運動エネルギーを熱エネルギ
ーに変換する効果も高く、かつ冷却効果も高い点でこれ
が使えることは大変に価値が高い。
誘電体に接触して設定されている放電電極系の例をそれ
ぞれ示す。図において112は電気絶縁性の誘電体。1
13は水素貯蔵金属からなる放電電極4内で発熱した熱
がアルミナ誘電体に熱伝達され、この熱伝達された熱を
冷却剤(冷媒)に放熱(熱伝達)させるために、この誘
電体112の端部表面積を増して冷却剤13に接触させ
て放熱をよくするために設けられた熱伝達部(熱伝達体
)である。この目的は図1のフィン状熱伝達部(熱伝達
体)11、さらには図3の熱伝達部(熱伝達体)111
と同じである。但し熱伝達部(熱伝達体)113は放電
電極4と電気的に接続されていないために、中性子を減
速させる目的も有する冷却剤13として電気絶縁性の高
くない、一般的な水も使用できる点で大変に有効である
。水は水素原子も多く含み、衝突により中性子の運動エ
ネルギーを減速させて、この分エネルギーを水素原子が
得ることによって中性子の運動エネルギーを熱エネルギ
ーに変換する効果も高く、かつ冷却効果も高い点でこれ
が使えることは大変に価値が高い。
【0067】熱伝達部(熱伝達体)113は図1の核融
合発生容器1と遮蔽容器12との間に出るように設定し
、中性子を減速させる目的も有する冷却剤13に接触さ
せる。当然ではあるが、放電電極系部は重水素で満たさ
れた核融合発生容器1内に位置するように設定させる。
合発生容器1と遮蔽容器12との間に出るように設定し
、中性子を減速させる目的も有する冷却剤13に接触さ
せる。当然ではあるが、放電電極系部は重水素で満たさ
れた核融合発生容器1内に位置するように設定させる。
【0068】
図4(a)は放電電極系として線状の放電電極3の表面
にアルミナ等の誘電体112が被覆され、その誘電体1
12の表面に、Pd等の水素貯蔵金属からなる2本の線
状の放電電極4を平行にラセン状に巻いて作った例であ
る。スイッチ19は図1に示したように2本の線状の放
電電極4に放電電極3に対して交互に電圧を印加するた
めである。
にアルミナ等の誘電体112が被覆され、その誘電体1
12の表面に、Pd等の水素貯蔵金属からなる2本の線
状の放電電極4を平行にラセン状に巻いて作った例であ
る。スイッチ19は図1に示したように2本の線状の放
電電極4に放電電極3に対して交互に電圧を印加するた
めである。
【0069】
図4(b)は放電電極系として板状放電電極3とPd等
の水素貯蔵材からなる線状の放電電極4とを、アルミナ
等の誘電体112の層を挟むようにして互いに対向して
配置した例である。この時Pd等の水素貯蔵材からなる
線状の放電電極4は板状放電電極3の幅のほぼ中心に沿
って配置され、さらに板状放電電極3の表面に接して設
けられた板状の誘電体112上に接して設けられている
。
の水素貯蔵材からなる線状の放電電極4とを、アルミナ
等の誘電体112の層を挟むようにして互いに対向して
配置した例である。この時Pd等の水素貯蔵材からなる
線状の放電電極4は板状放電電極3の幅のほぼ中心に沿
って配置され、さらに板状放電電極3の表面に接して設
けられた板状の誘電体112上に接して設けられている
。
【0070】
図4(c)は放電電極系として板状の誘電体112を挟
むようにして、Pd等の水素貯蔵材からなるU字状の放
電電極4と2本の放電電極3とが図の様に対向して設け
られている。さらに詳しくは2本の放電電極3はU字状
の縦の2辺に対向して図のように設けられている。図で
は分かり易くするために、U字状の放電電極4の幅を放
電電極3の幅よりかなり太く書いてあるが、放電電極4
の幅は放電電極3の幅とほぼ等しい幅が狭い幅であるこ
とが放電電極4の縁を放電させるために望ましい。
むようにして、Pd等の水素貯蔵材からなるU字状の放
電電極4と2本の放電電極3とが図の様に対向して設け
られている。さらに詳しくは2本の放電電極3はU字状
の縦の2辺に対向して図のように設けられている。図で
は分かり易くするために、U字状の放電電極4の幅を放
電電極3の幅よりかなり太く書いてあるが、放電電極4
の幅は放電電極3の幅とほぼ等しい幅が狭い幅であるこ
とが放電電極4の縁を放電させるために望ましい。
【0071】
図4(d)は対向する放電電極3と放電電極4とが露出
している例を示す。放電電極3を誘電体112の背面に
露出させて配置させ、放電電極3の材料としてPd等の
水素貯蔵材を使い、放電電極3の幅と放電電極4の幅と
をほぼ同じに設定すると、放電電極4だけでなく放電電
極3でも核融合を生じさせることができる。このように
すると、対向した二つの電極で同時に効率良く核融合を
発生させることができた。スイッチ19は放電電極3の
内どちらの電極を放電させて核融合させるかを選択する
ためのスイッチである。この時も2本の線状の放電電極
3を誘電体112の背面に露出させて配置させ、放電電
極3の材料としてPd等の水素貯蔵材を使って放電させ
たときには、同時にどちらかの線状の放電電極3の誘電
体112と接触している縁で放電を起こし核融合を発生
させるかが選択される。
している例を示す。放電電極3を誘電体112の背面に
露出させて配置させ、放電電極3の材料としてPd等の
水素貯蔵材を使い、放電電極3の幅と放電電極4の幅と
をほぼ同じに設定すると、放電電極4だけでなく放電電
極3でも核融合を生じさせることができる。このように
すると、対向した二つの電極で同時に効率良く核融合を
発生させることができた。スイッチ19は放電電極3の
内どちらの電極を放電させて核融合させるかを選択する
ためのスイッチである。この時も2本の線状の放電電極
3を誘電体112の背面に露出させて配置させ、放電電
極3の材料としてPd等の水素貯蔵材を使って放電させ
たときには、同時にどちらかの線状の放電電極3の誘電
体112と接触している縁で放電を起こし核融合を発生
させるかが選択される。
【0072】本発明に於いて使用される水素貯蔵材から
構成された電極は、その形状を上記の様な曲率半径を小
さく、幅を対向電極と同等かこれよりせまい形状に選択
されることに依ってその近傍での電界を容易に強めるこ
とができる。
構成された電極は、その形状を上記の様な曲率半径を小
さく、幅を対向電極と同等かこれよりせまい形状に選択
されることに依ってその近傍での電界を容易に強めるこ
とができる。
【0073】本発明に於いて、重水素ガスを収容する収
容体に配設される一対の電極間に装填される重水素ガス
は一般に良い電気絶縁物として知られている。また、重
水素ガスの場合、圧力を高めれば高める程それだけガス
密度は高くなるが、常温では幾等この気体の圧力を高め
ても液化されない。因に、重水素の液化の限界となる臨
界圧と臨界温度とはそれぞれ約12.8気圧と約−24
0度である。
容体に配設される一対の電極間に装填される重水素ガス
は一般に良い電気絶縁物として知られている。また、重
水素ガスの場合、圧力を高めれば高める程それだけガス
密度は高くなるが、常温では幾等この気体の圧力を高め
ても液化されない。因に、重水素の液化の限界となる臨
界圧と臨界温度とはそれぞれ約12.8気圧と約−24
0度である。
【0074】本発明で用いる重水素ガスは、液体である
重水よりは電気絶縁体として優れているので、電気絶縁
性破壊強度は重水よりも大きい。
重水よりは電気絶縁体として優れているので、電気絶縁
性破壊強度は重水よりも大きい。
【0075】図6に重水素ガスの放電特性を示す。この
特性は、直径が0.5インチの一対の球電極を対向させ
た電極構成において、これらの電極間に直流電圧を印加
した場合の絶縁破壊電圧を示しており、重水素ガスの圧
力(torr)と電極間隙長(cm)との積に対しての
絶縁破壊圧(V)の実測値である。
特性は、直径が0.5インチの一対の球電極を対向させ
た電極構成において、これらの電極間に直流電圧を印加
した場合の絶縁破壊電圧を示しており、重水素ガスの圧
力(torr)と電極間隙長(cm)との積に対しての
絶縁破壊圧(V)の実測値である。
【0076】このような電極構成における電極間の電界
は、ほぼ平等電界になっているので、放電は部分放電に
至らずにいきなり絶縁破壊に至る絶縁破壊電圧即ち火花
放電電圧を意味している。この図により部分放電開始電
圧を近似的に知ることができる。
は、ほぼ平等電界になっているので、放電は部分放電に
至らずにいきなり絶縁破壊に至る絶縁破壊電圧即ち火花
放電電圧を意味している。この図により部分放電開始電
圧を近似的に知ることができる。
【0077】本発明に於いては、重水素ガス中に少量の
トリチュウム(1H3)が含有することはさしつかえな
い。重水素ガスだけでなくこれに少量のトリチュウムガ
スを含有させておくと、核融合が生じたときにより高い
運動エネルギーをもった中性子を放出させることができ
、この中性子の運動エネルギーを運動エネルギー熱交換
体により熱エネルギーとして多く取り出せる点で、有効
である。
トリチュウム(1H3)が含有することはさしつかえな
い。重水素ガスだけでなくこれに少量のトリチュウムガ
スを含有させておくと、核融合が生じたときにより高い
運動エネルギーをもった中性子を放出させることができ
、この中性子の運動エネルギーを運動エネルギー熱交換
体により熱エネルギーとして多く取り出せる点で、有効
である。
【0078】本発明に於いては、水素貯蔵材で構成され
る電極に付与される衝撃エネルギー波としては、好適な
例の1つとして示した衝撃電圧の他、衝撃電流、ジャイ
アント・パルス・レーザ、超音波や極超音波の波長領域
の衝撃音波等が挙げられる。これらの衝撃波は、エネル
ギーの高い方が好ましい。この中でも簡便で衝撃効果の
充分高い、強力な放電が可能な交互電圧を印加するのが
良い。
る電極に付与される衝撃エネルギー波としては、好適な
例の1つとして示した衝撃電圧の他、衝撃電流、ジャイ
アント・パルス・レーザ、超音波や極超音波の波長領域
の衝撃音波等が挙げられる。これらの衝撃波は、エネル
ギーの高い方が好ましい。この中でも簡便で衝撃効果の
充分高い、強力な放電が可能な交互電圧を印加するのが
良い。
【0079】本発明に於いて水素貯蔵材で構成される放
電電極に重水素を吸蔵させるためにグローコロナ放電、
コロナ放電等の放電を起こさせる際、また水素貯蔵材で
構成される放電電極内で生ずる核融合の反応を促進させ
るために、間に誘電体を挟んだ放電電極間で強力な放電
を起こさせる際に、放電電極間に印加する電圧としては
、交番電圧等の交互電圧であれば、継続して放電をさせ
ることができる。このうちで核融合を生じせしめるには
、少なくとも水素貯蔵材からなる電極側が陰極性の電圧
相になる時、重水素の陽イオン(重水素原子核)は重水
素を貯蔵した水素貯蔵材からなる電極に激しく衝突する
ので有効である。このための交互電圧は直流電圧が重畳
された交番電圧であっても、たんに交番電圧であっても
、また交互するパルス電圧であってもよい。
電電極に重水素を吸蔵させるためにグローコロナ放電、
コロナ放電等の放電を起こさせる際、また水素貯蔵材で
構成される放電電極内で生ずる核融合の反応を促進させ
るために、間に誘電体を挟んだ放電電極間で強力な放電
を起こさせる際に、放電電極間に印加する電圧としては
、交番電圧等の交互電圧であれば、継続して放電をさせ
ることができる。このうちで核融合を生じせしめるには
、少なくとも水素貯蔵材からなる電極側が陰極性の電圧
相になる時、重水素の陽イオン(重水素原子核)は重水
素を貯蔵した水素貯蔵材からなる電極に激しく衝突する
ので有効である。このための交互電圧は直流電圧が重畳
された交番電圧であっても、たんに交番電圧であっても
、また交互するパルス電圧であってもよい。
【0080】この場合、パルス波形の立上がり電圧が時
間的に早い方が放電遅れが生じてより高い電圧が電極間
のガス部に実際に加わり、さらに衝撃的電圧印加による
核融合発生確率の向上の上から、数ナノ秒〜1000マ
イクロ秒、より好ましくは100ナノ秒〜600マイク
ロ秒のパルス幅の衝撃的電圧を印加することができる。
間的に早い方が放電遅れが生じてより高い電圧が電極間
のガス部に実際に加わり、さらに衝撃的電圧印加による
核融合発生確率の向上の上から、数ナノ秒〜1000マ
イクロ秒、より好ましくは100ナノ秒〜600マイク
ロ秒のパルス幅の衝撃的電圧を印加することができる。
【0081】印加する交互電圧は、連続的でも適当な時
間的間隙をおいて電極に印加するものでも良い。
間的間隙をおいて電極に印加するものでも良い。
【0082】上記のように時間的間隙(休止時間)をお
いて交互電圧を電極に印加する場合、その時間的間隙(
休止時間)は数十秒以上であることが望ましい。
いて交互電圧を電極に印加する場合、その時間的間隙(
休止時間)は数十秒以上であることが望ましい。
【0083】放電電極間に印加する電圧波形は、図2(
a)、(b)示した鋸歯状の電圧波形のみに限定される
ことなく、これ以外に、矩形波形、三角波形、正弦波形
等の電圧波形、さらにこの波形に直流電圧を重畳した電
圧波形を印加しても良い。同様に印加する電圧波形の周
波数として基本的にはその周波数が限定されるものでは
ないが、好ましくは1kHz〜数十MHzの高周波電圧
を印加した方が高い熱出力エネルギーや高密度の中性子
線源を得ることができる点で有効である。
a)、(b)示した鋸歯状の電圧波形のみに限定される
ことなく、これ以外に、矩形波形、三角波形、正弦波形
等の電圧波形、さらにこの波形に直流電圧を重畳した電
圧波形を印加しても良い。同様に印加する電圧波形の周
波数として基本的にはその周波数が限定されるものでは
ないが、好ましくは1kHz〜数十MHzの高周波電圧
を印加した方が高い熱出力エネルギーや高密度の中性子
線源を得ることができる点で有効である。
【0084】また、電圧の大きさは、放電電極に部分放
電を生じる値以上で、誘電体を破壊するような電圧以下
の範囲において、できるだけ大きな値に設定するのが望
ましい。
電を生じる値以上で、誘電体を破壊するような電圧以下
の範囲において、できるだけ大きな値に設定するのが望
ましい。
【0085】本発明において放電電極間に挟まれた誘電
体はアルミナ等のセラミック、雲母、耐熱ガラス等でも
良いが、好ましくは熱伝導性も良いアルミナ等の粉体を
練ったグリーン・シートを焼き固めたセラミックが良い
。また誘電体の厚さは1mm以下、好ましくは500マ
イクロm以下、さらに好ましくは20〜200マイクロ
m程度が好ましい。
体はアルミナ等のセラミック、雲母、耐熱ガラス等でも
良いが、好ましくは熱伝導性も良いアルミナ等の粉体を
練ったグリーン・シートを焼き固めたセラミックが良い
。また誘電体の厚さは1mm以下、好ましくは500マ
イクロm以下、さらに好ましくは20〜200マイクロ
m程度が好ましい。
【0086】誘電体の厚さが上記の範囲であれば、電源
電圧を高くしなくて済む。上記の誘電体の形状は、板状
でも、この板状に特定の曲率をもたせたものでも、円筒
状でも良い。
電圧を高くしなくて済む。上記の誘電体の形状は、板状
でも、この板状に特定の曲率をもたせたものでも、円筒
状でも良い。
【0087】また更にこの誘電体を水素貯蔵材からなる
電極に接触させてもまた非接触に配置させても良い。更
には一方の電極をこの誘電体で密着被覆しても良い。一
方の電極をこの誘電体で密着被覆した場合には、他方の
電極は重水素ガス中に露出する必要があり、この電極は
当然水素貯蔵材である必要がある。
電極に接触させてもまた非接触に配置させても良い。更
には一方の電極をこの誘電体で密着被覆しても良い。一
方の電極をこの誘電体で密着被覆した場合には、他方の
電極は重水素ガス中に露出する必要があり、この電極は
当然水素貯蔵材である必要がある。
【0088】ある時刻で複数の放電電極4の電位を互い
に独立に決定することを保証するためには、その遮蔽容
器12内で核融合発生容器外の発熱により温度上昇した
水素貯蔵金属からなる放電電極4の熱伝達部(熱伝達手
段)11を冷却するための冷却剤と核融合発生容器1の
外に出た中性子の運動エネルギーを熱に変換するための
、中性子運動エネルギー熱変換手段(中性子減速液)と
を合わせ持った液13が電気絶縁性でなければならない
。この液13の電気抵抗率は、少なくとも100V/m
m以上の電界を印加した30秒後の電気抵抗率が101
2Ωcm以上であることが好ましい。
に独立に決定することを保証するためには、その遮蔽容
器12内で核融合発生容器外の発熱により温度上昇した
水素貯蔵金属からなる放電電極4の熱伝達部(熱伝達手
段)11を冷却するための冷却剤と核融合発生容器1の
外に出た中性子の運動エネルギーを熱に変換するための
、中性子運動エネルギー熱変換手段(中性子減速液)と
を合わせ持った液13が電気絶縁性でなければならない
。この液13の電気抵抗率は、少なくとも100V/m
m以上の電界を印加した30秒後の電気抵抗率が101
2Ωcm以上であることが好ましい。
【0089】本発明において遮蔽容器12を構成する材
料は、鉄以上の高い原子番号の原子を含むことが望まし
く、具体的には、Fe,Pb,Co,Ni,ステンレス
等が用いられる。またこれらの金属とコンクリートとが
多層構造を成す複合材も好適に用いられる。
料は、鉄以上の高い原子番号の原子を含むことが望まし
く、具体的には、Fe,Pb,Co,Ni,ステンレス
等が用いられる。またこれらの金属とコンクリートとが
多層構造を成す複合材も好適に用いられる。
【0090】本発明の核融合発生装置において、放電電
極系を交換出来るようにしておくと、使用済みの放電電
極系を容易に交換出来る点で、核融合熱エネルギー出力
装置として大変に便利である。特に図4(a),(b)
,(c),(d)に示した様に、放電電極3と放電電極
4とが誘電体112に接触して固定されている場合には
安全かつ容易にこの放電電極系(放電電極3、放電電極
4、及これらに挟まれた誘電体112)を交換出来る。
極系を交換出来るようにしておくと、使用済みの放電電
極系を容易に交換出来る点で、核融合熱エネルギー出力
装置として大変に便利である。特に図4(a),(b)
,(c),(d)に示した様に、放電電極3と放電電極
4とが誘電体112に接触して固定されている場合には
安全かつ容易にこの放電電極系(放電電極3、放電電極
4、及これらに挟まれた誘電体112)を交換出来る。
【0091】
(実施例1)
図1のように、核融合発生容器1を円盤状の蓋2で塞い
だ内部に、厚み150μmの誘電体としてのアルミナ板
に沿ってその内部に埋れて設けた板状放電電極3を配置
した。さらに、核融合発生容器1の内部に突き刺さるよ
うに、かつ、前記板状放電電極3の表面のアルミナから
なる誘電体層に10μmの間隙をおいて、接近対向して
水素貯蔵材としてのPdからなる針状の放電電極4−1
〜4−7を配置した。
だ内部に、厚み150μmの誘電体としてのアルミナ板
に沿ってその内部に埋れて設けた板状放電電極3を配置
した。さらに、核融合発生容器1の内部に突き刺さるよ
うに、かつ、前記板状放電電極3の表面のアルミナから
なる誘電体層に10μmの間隙をおいて、接近対向して
水素貯蔵材としてのPdからなる針状の放電電極4−1
〜4−7を配置した。
【0092】Pdからなる針状の放電電極4(4−1〜
4−7)には、放熱効率を良くするために、熱伝達体と
してのフィン状熱伝達部を設けてある。
4−7)には、放熱効率を良くするために、熱伝達体と
してのフィン状熱伝達部を設けてある。
【0093】核融合発生容器を囲んで、ステンレススチ
ール層の外側をPbを含むコンクリート層で覆った2重
構造の遮蔽容器12を設けた。遮蔽容器12内で、かつ
核融合発生容器外の空間には、発熱により温度上昇した
Pdからなる放電電極4に設けたフィン状熱伝達部11
を冷却するための冷却剤の機能を有し、かつ、核融合発
生容器1の外に出た中性子の運動エネルギーを熱に変換
するための中性子運動エネルギー熱変換手段としての機
能を有する液体13として、電気絶縁性の高い東芝シリ
コン(株)製のシリコンオイル(粘性200cs、電気
抵抗率1013Ω・cm以上)を満たした。
ール層の外側をPbを含むコンクリート層で覆った2重
構造の遮蔽容器12を設けた。遮蔽容器12内で、かつ
核融合発生容器外の空間には、発熱により温度上昇した
Pdからなる放電電極4に設けたフィン状熱伝達部11
を冷却するための冷却剤の機能を有し、かつ、核融合発
生容器1の外に出た中性子の運動エネルギーを熱に変換
するための中性子運動エネルギー熱変換手段としての機
能を有する液体13として、電気絶縁性の高い東芝シリ
コン(株)製のシリコンオイル(粘性200cs、電気
抵抗率1013Ω・cm以上)を満たした。
【0094】核融合発生容器1内の空気を真空ポンプ6
で除去し、空気除去後の核融合発生容器1内に重水素ガ
ス・ボンベ7から重水素ガスを導入して充満させた。本
実施例では重水素ガスの圧力は大気圧とした。
で除去し、空気除去後の核融合発生容器1内に重水素ガ
ス・ボンベ7から重水素ガスを導入して充満させた。本
実施例では重水素ガスの圧力は大気圧とした。
【0095】核融合発生容器1からの空気の除去及び核
融合発生容器1への重水素ガスの導入には、開閉可能な
弁8、9、10を用いた。
融合発生容器1への重水素ガスの導入には、開閉可能な
弁8、9、10を用いた。
【0096】Pdからなる針状の放電電極4−1〜4−
7と板状放電電極3との間に交互電圧を印加し、放電電
極4−1〜4−7の先端近傍で放電を起こすことができ
るように電源5−1及び5−2を接続した。5−1は電
源V1を示し、図2(a)に示すような極性が交互する
連続したパルスと連続したパルスとの間にパルスの休止
状態が存在する電圧波形を発生する電源である。また、
5−2は電源V2を示し、図2(b)に示す連続したパ
ルスを継続して発生する電源である。
7と板状放電電極3との間に交互電圧を印加し、放電電
極4−1〜4−7の先端近傍で放電を起こすことができ
るように電源5−1及び5−2を接続した。5−1は電
源V1を示し、図2(a)に示すような極性が交互する
連続したパルスと連続したパルスとの間にパルスの休止
状態が存在する電圧波形を発生する電源である。また、
5−2は電源V2を示し、図2(b)に示す連続したパ
ルスを継続して発生する電源である。
【0097】まず、電源V1(5−1)を用いて板状放
電電極3と放電電極4−5、4−6、4−7との間に極
性が交互に変化するパルス電圧を印加した。
電電極3と放電電極4−5、4−6、4−7との間に極
性が交互に変化するパルス電圧を印加した。
【0098】印加した波形は図2(a)に示したもので
あり、パルスの尖端電圧値の絶対値は2kV、1サイク
ルが10−5秒、休止時間を20秒とした。
あり、パルスの尖端電圧値の絶対値は2kV、1サイク
ルが10−5秒、休止時間を20秒とした。
【0099】以上のような構成、方法によって核融合を
発生させたところ、電気入力以上の熱エネルギーを出力
することができた。
発生させたところ、電気入力以上の熱エネルギーを出力
することができた。
【0100】具体的には、熱エネルギーの出力は、入力
した電気エネルギーの2倍以上であった。
した電気エネルギーの2倍以上であった。
【0101】次に電源V1(5−1)は使用せず、電源
V2(5−2)とスイッチ(SW)19、放電電極4−
1、4−2、4−3、4−4を用いて核融合を生じさせ
た。印加電圧波形は図2(b)に示すものであり、パル
スの尖端電圧値の絶対値は2kV、1サイクルが10−
5秒(100kHz)であった。
V2(5−2)とスイッチ(SW)19、放電電極4−
1、4−2、4−3、4−4を用いて核融合を生じさせ
た。印加電圧波形は図2(b)に示すものであり、パル
スの尖端電圧値の絶対値は2kV、1サイクルが10−
5秒(100kHz)であった。
【0102】図1において19はスイッチで、スイッチ
19を切り替えることによって、板状放電電極3の下方
に配置された水素貯蔵金属からなる放電電極4−1、4
−3と放電電極4−2、4−4とに交互に強烈に放電さ
せてより確実に高い確率で核融合を生じさせる過程と、
強烈な放電を停止させて重水素を水素貯蔵材からなる放
電電極4に吸蔵・貯蔵させる過程とを与えた。これによ
り図2(a)に示した電圧波形を放電電極4ー5〜4−
7に加える方法と同様の効果を得ることができた。
19を切り替えることによって、板状放電電極3の下方
に配置された水素貯蔵金属からなる放電電極4−1、4
−3と放電電極4−2、4−4とに交互に強烈に放電さ
せてより確実に高い確率で核融合を生じさせる過程と、
強烈な放電を停止させて重水素を水素貯蔵材からなる放
電電極4に吸蔵・貯蔵させる過程とを与えた。これによ
り図2(a)に示した電圧波形を放電電極4ー5〜4−
7に加える方法と同様の効果を得ることができた。
【0103】
(比較例)
図5は従来の放電電極核融合法の装置である。図におい
て20はガラス製のフラスコ、21と22はパラジュウ
ム(Pd)電極で、フラスコ20の中に重水素ガスを充
填し、この電極21、22間に交流電圧を加えて放電さ
せて、核融合を発生させる。しかしながら、この方法で
は核融合により発生した中性子を熱に変換させることも
、また発熱した電極21と22を冷却させて熱を取出す
ことも、電気的なリークをさせないで達成することはで
きなかった。
て20はガラス製のフラスコ、21と22はパラジュウ
ム(Pd)電極で、フラスコ20の中に重水素ガスを充
填し、この電極21、22間に交流電圧を加えて放電さ
せて、核融合を発生させる。しかしながら、この方法で
は核融合により発生した中性子を熱に変換させることも
、また発熱した電極21と22を冷却させて熱を取出す
ことも、電気的なリークをさせないで達成することはで
きなかった。
【0104】
(実施例2)
放電電極系を、図4(a)に示した構成にした以外は実
施例1と同様の条件で核融合を発生させた。
施例1と同様の条件で核融合を発生させた。
【0105】本実施例の電極構成は、線状の放電電極3
、放電電極3を被覆したアルミナからなる誘電体112
、該誘電体112の表面に巻かれた水素貯蔵材としての
Pdからなる2本の放電電極4からなる。放電電極4は
任意に一方を選択できる。
、放電電極3を被覆したアルミナからなる誘電体112
、該誘電体112の表面に巻かれた水素貯蔵材としての
Pdからなる2本の放電電極4からなる。放電電極4は
任意に一方を選択できる。
【0106】このような電極構成をとったので、放電電
極3と選択された放電電極4の間の任意の箇所の放電路
において、放電路が貫通するブレークダウン放電が生じ
得ない。このため、2つの電極間に電圧が印加されてい
る間に放電電極4に沿ってほぼ同時に複数の放電が形成
された。実施例1と同一の電圧(図2(b))印加に対
し、複数の放電が形成され、複数の箇所で核融合が発生
するので、実施例1よりもさらに効率よく核融合を発生
させることができ、効率よく熱エネルギーを得ることが
できた。
極3と選択された放電電極4の間の任意の箇所の放電路
において、放電路が貫通するブレークダウン放電が生じ
得ない。このため、2つの電極間に電圧が印加されてい
る間に放電電極4に沿ってほぼ同時に複数の放電が形成
された。実施例1と同一の電圧(図2(b))印加に対
し、複数の放電が形成され、複数の箇所で核融合が発生
するので、実施例1よりもさらに効率よく核融合を発生
させることができ、効率よく熱エネルギーを得ることが
できた。
【0107】
(実施例3)
放電電極系を、図4の(b)に示した構成にした以外は
実施例1と同様の条件で核融合を発生させた。
実施例1と同様の条件で核融合を発生させた。
【0108】本実施例の電極構成は、アルミナからなる
板状誘電体112の内部に設けられた板状放電電極3、
該板状誘電体112をはさんで該板状放電電極3と平行
に対向するPdからなる線状放電電極4からなる。
板状誘電体112の内部に設けられた板状放電電極3、
該板状誘電体112をはさんで該板状放電電極3と平行
に対向するPdからなる線状放電電極4からなる。
【0109】このような電極構成をとったので、2つの
電極間の任意の箇所の放電路において、放電路が貫通す
るブレークダウン放電が生じ得ない。このため、2つの
電極間に電圧が印加されている間に、線状放電電極の長
軸方向に沿ってほぼ同時に複数の放電が形成された。
電極間の任意の箇所の放電路において、放電路が貫通す
るブレークダウン放電が生じ得ない。このため、2つの
電極間に電圧が印加されている間に、線状放電電極の長
軸方向に沿ってほぼ同時に複数の放電が形成された。
【0110】実施例1と同一の電圧(図2(a))の印
加に対し、複数の放電が形成され、複数の放電に対応し
て水素貯蔵体内の複数の箇所で核融合が発生するので実
施例1よりもさらに効率よく核融合を発生することがで
きた。
加に対し、複数の放電が形成され、複数の放電に対応し
て水素貯蔵体内の複数の箇所で核融合が発生するので実
施例1よりもさらに効率よく核融合を発生することがで
きた。
【0111】また、効率よく熱エネルギーを得ることが
できた。
できた。
【0112】
(実施例4)
放電電極系を、図4の(c)に示した構成にした以外は
実施例1と同様の条件で核融合を発生させた。
実施例1と同様の条件で核融合を発生させた。
【0113】本実施例の電極構成は、アルミナからなる
板状誘電体112の内部に設けられた2本の放電電極3
、該板状誘電体112をはさんで該放電電極3と平行に
対向するPdからなるU字状の放電電極4からなる。
板状誘電体112の内部に設けられた2本の放電電極3
、該板状誘電体112をはさんで該放電電極3と平行に
対向するPdからなるU字状の放電電極4からなる。
【0114】このような電極構成をとったので、2つの
電極間の任意の箇所の放電路において、放電路が貫通す
るブレークダウン放電が生じ得ない。このため、2つの
電極間に電圧が印加されている間に、線状放電電極の長
軸方向に沿ってほぼ同時に複数の放電が形成されたので
実施例1と同一の電圧印加(図2(a))に対し、実施
例1よりもさらに効率よく核融合を発生させることがで
きた。
電極間の任意の箇所の放電路において、放電路が貫通す
るブレークダウン放電が生じ得ない。このため、2つの
電極間に電圧が印加されている間に、線状放電電極の長
軸方向に沿ってほぼ同時に複数の放電が形成されたので
実施例1と同一の電圧印加(図2(a))に対し、実施
例1よりもさらに効率よく核融合を発生させることがで
きた。
【0115】
(実施例5)
放電電極系を、図4(d)に示した構成にした以外は実
施例4と同様の条件で核融合を発生させた。
施例4と同様の条件で核融合を発生させた。
【0116】本実施例の電極構成は、アルミナからなる
誘電体112を挟んで、水素貯蔵材としてのPdからな
る放電電極4と水素貯蔵材としてのPdからなる放電電
極3(Pl)を露出して配設したものである。
誘電体112を挟んで、水素貯蔵材としてのPdからな
る放電電極4と水素貯蔵材としてのPdからなる放電電
極3(Pl)を露出して配設したものである。
【0117】スイッチ19によって、2本の放電電極3
を交互して放電させるように選択した。
を交互して放電させるように選択した。
【0118】このような電極構成を用いたので、放電電
極4だけでなく、選択された放電電極3においても核融
合が発生するので、実施例4よりもさらに効率よく核融
合を発生させることができ、これに伴って熱エネルギー
を得ることができた。
極4だけでなく、選択された放電電極3においても核融
合が発生するので、実施例4よりもさらに効率よく核融
合を発生させることができ、これに伴って熱エネルギー
を得ることができた。
【0119】
(実施例6)
板状放電電極3と放電電極4との間に印加する、極性が
交互に変化するパルスの尖端電圧値の絶対値を4kVと
した以外は実施例1と同様に核融合を発生させた。高い
確率で核融合が発生し、実施例1よりも効率よく熱エネ
ルギーを出力することができた。
交互に変化するパルスの尖端電圧値の絶対値を4kVと
した以外は実施例1と同様に核融合を発生させた。高い
確率で核融合が発生し、実施例1よりも効率よく熱エネ
ルギーを出力することができた。
【0120】
(実施例7)
板状放電電極3と放電電極4との間に印加する極性が交
互に変化するパルスの周波数を10MHzとした以外は
実施例1と同様に核融合を発生させた。この場合、実施
例1よりも大きい熱エネルギー出力を得ることができた
。
互に変化するパルスの周波数を10MHzとした以外は
実施例1と同様に核融合を発生させた。この場合、実施
例1よりも大きい熱エネルギー出力を得ることができた
。
【0121】
(実施例8)
板状放電電極3および放電電極4として水素貯蔵材の超
微粉末を成型したものを用いた以外は実施例1と同様に
核融合を発生させた。
微粉末を成型したものを用いた以外は実施例1と同様に
核融合を発生させた。
【0122】この場合、水素貯蔵材からなる放電電極に
重水素を効率よく貯蔵させることができるので実施例1
よりも効率よく熱エネルギーを出力できた。
重水素を効率よく貯蔵させることができるので実施例1
よりも効率よく熱エネルギーを出力できた。
【0123】
(実施例9)
図2(a)に示す印加電圧にかえて、図2(a)におい
てパルスが休止している時に放電電極4と板状放電電極
3との間に弱い電圧を印加した以外は実施例1と同様に
核融合を発生させた。
てパルスが休止している時に放電電極4と板状放電電極
3との間に弱い電圧を印加した以外は実施例1と同様に
核融合を発生させた。
【0124】ここで弱い電圧は、放電電極4の先端近傍
が放電開始するに必要な電圧以上で、放電電圧4の先端
近傍が放電開始するに必要な電圧近くの値とした。
が放電開始するに必要な電圧以上で、放電電圧4の先端
近傍が放電開始するに必要な電圧近くの値とした。
【0125】この弱い交番電圧を印加することにより、
放電電極4の先端近傍で弱いコロナ放電を起こして重水
素イオンを発生させ、電界によって放電電極4内に前記
重水素イオンを積極的に貯蔵させることができるので、
実施例1よりも効率よく核融合を発生させることができ
、効率よく熱エネルギーを得ることができた。
放電電極4の先端近傍で弱いコロナ放電を起こして重水
素イオンを発生させ、電界によって放電電極4内に前記
重水素イオンを積極的に貯蔵させることができるので、
実施例1よりも効率よく核融合を発生させることができ
、効率よく熱エネルギーを得ることができた。
【0126】
(実施例10)
前記弱い交番電圧を印加する前に、放電電極4の先端近
傍の電界強度が放電にとって過剰な程に高過ぎる電界強
度になるように放電電極3と放電電極4との間にパルス
を含む交互電圧を継続して20サイクル印加した点以外
は実施例9と同様に核融合を発生させた。この交互電圧
を印加することにより、Pbからなる放電電極4の表面
層に生じている発泡や放電の痕跡が除去されるので、核
融合を確実に再度発生させることができた。このため、
実施例1よりも一層確実に熱エネルギーを得ることがで
きた。
傍の電界強度が放電にとって過剰な程に高過ぎる電界強
度になるように放電電極3と放電電極4との間にパルス
を含む交互電圧を継続して20サイクル印加した点以外
は実施例9と同様に核融合を発生させた。この交互電圧
を印加することにより、Pbからなる放電電極4の表面
層に生じている発泡や放電の痕跡が除去されるので、核
融合を確実に再度発生させることができた。このため、
実施例1よりも一層確実に熱エネルギーを得ることがで
きた。
【0127】
(実施例11)
水素貯蔵材としてのPdからなる放電電極を、水素貯蔵
材としてのTiからなる放電電極に変えた以外は実施例
1と同様に核融合を発生させたところ、実施例1と同様
の結果を得た。
材としてのTiからなる放電電極に変えた以外は実施例
1と同様に核融合を発生させたところ、実施例1と同様
の結果を得た。
【0128】以上説明したように、本発明の核融合発生
方法及びその装置、熱エネルギー出力装置、電気エネル
ギー出力装置によれば、核融合を利用することにより、
熱エネルギーまたは電気エネルギーを高効率で得ること
ができた。
方法及びその装置、熱エネルギー出力装置、電気エネル
ギー出力装置によれば、核融合を利用することにより、
熱エネルギーまたは電気エネルギーを高効率で得ること
ができた。
【0129】さらに詳しくは、本発明は、重水素ガス中
に装填された、誘電体を挟み対向して配置された少なく
とも一方が水素貯蔵材からなる放電電極の、水素貯蔵材
からなる電極中に重水素を貯蔵させて、該放電電極との
間に交互電圧を印加して、少なくとも水素貯蔵金属から
なる放電電極と該誘電体とに跨がって放電を生じせしめ
ることにより、放電電極間を貫通する過剰な短絡電流を
流すことなく、重水素イオンを水素貯蔵材からなる電極
に加速衝突させて核融合を発生させることを特徴とする
高効率な核融合発生方法を得ることができた。
に装填された、誘電体を挟み対向して配置された少なく
とも一方が水素貯蔵材からなる放電電極の、水素貯蔵材
からなる電極中に重水素を貯蔵させて、該放電電極との
間に交互電圧を印加して、少なくとも水素貯蔵金属から
なる放電電極と該誘電体とに跨がって放電を生じせしめ
ることにより、放電電極間を貫通する過剰な短絡電流を
流すことなく、重水素イオンを水素貯蔵材からなる電極
に加速衝突させて核融合を発生させることを特徴とする
高効率な核融合発生方法を得ることができた。
【0130】更に、本発明においては、前記水素貯蔵材
からなる放電電極近傍により強い電界を形成することで
前記水素貯蔵材からなる放電電極中に重水素をより効率
よく貯蔵させて核融合の反応を一層高めることができた
。
からなる放電電極近傍により強い電界を形成することで
前記水素貯蔵材からなる放電電極中に重水素をより効率
よく貯蔵させて核融合の反応を一層高めることができた
。
【0131】また更に本発明は、繰り返しの核融合の発
生を阻害する、核融合発生後の水素貯蔵材からなる電極
の痕跡(核融合が発生した後に水素貯蔵材からなる電極
内の重水素ガスが瞬時に吹き出された痕跡として、水素
貯蔵材からなる電極の比較的表面側の層に、発泡した痕
跡や放電の痕跡が残り、その後のスパークによっても核
融合が生じにくくなる)を誘電体を挟み対向して配置さ
れた少なくとも一方が水素貯蔵材からなる放電電極間に
高周波電圧を印加して放電せしめることにより該痕跡を
除去して繰り返し核融合を発生させる、リフレッシュ機
能を持つものである。
生を阻害する、核融合発生後の水素貯蔵材からなる電極
の痕跡(核融合が発生した後に水素貯蔵材からなる電極
内の重水素ガスが瞬時に吹き出された痕跡として、水素
貯蔵材からなる電極の比較的表面側の層に、発泡した痕
跡や放電の痕跡が残り、その後のスパークによっても核
融合が生じにくくなる)を誘電体を挟み対向して配置さ
れた少なくとも一方が水素貯蔵材からなる放電電極間に
高周波電圧を印加して放電せしめることにより該痕跡を
除去して繰り返し核融合を発生させる、リフレッシュ機
能を持つものである。
【0132】更には、本発明において、前記核融合によ
り発熱した放電電極を直接または放電電極間の誘電体に
熱伝導させてこの誘電体を、冷媒に接触せしめて冷媒に
熱伝達すると共に、前記水素貯蔵金属からなる放電電極
で発生した核融合による中性子の運動エネルギーを運動
エネルギー熱変換体により熱に変換することで高効率で
熱エネルギーを得ることができた。
り発熱した放電電極を直接または放電電極間の誘電体に
熱伝導させてこの誘電体を、冷媒に接触せしめて冷媒に
熱伝達すると共に、前記水素貯蔵金属からなる放電電極
で発生した核融合による中性子の運動エネルギーを運動
エネルギー熱変換体により熱に変換することで高効率で
熱エネルギーを得ることができた。
【図1】本発明の核融合発生方法、核融合を用いた熱エ
ネルギー出力装置、電気エネルギー出力装置を説明する
ための模式図。
ネルギー出力装置、電気エネルギー出力装置を説明する
ための模式図。
【図2】本発明で用いることのできる放電電極間に印加
する電圧波形の例を示す図。
する電圧波形の例を示す図。
【図3】本発明で用いることのできる種々の放電電極構
成のうち、少なくとも水素貯蔵材からなる放電電極と誘
電体が非接触に構成される例(Pl)を示す図。
成のうち、少なくとも水素貯蔵材からなる放電電極と誘
電体が非接触に構成される例(Pl)を示す図。
【図4】本発明で用いることのできる種々の放電電極構
成のうち、少なくとも1つの放電電極が誘電体と接触し
て構成される例を示す図。
成のうち、少なくとも1つの放電電極が誘電体と接触し
て構成される例を示す図。
【図5】従来の放電電極核融合を発生するための装置の
一例を示す模式図。
一例を示す模式図。
【図6】重水素ガスの電気絶縁破壊電圧(火花放電電圧
)を示す図。
)を示す図。
Claims (25)
- 【請求項1】 重水素中に装填された、誘電体を挟み
対向して配置された少なくとも一方が水素貯蔵材からな
る放電電極の間に交互電圧を印加して、少なくとも水素
貯蔵材からなる放電電極と前記誘電体とにまたがって放
電を生じせしめて核融合を発生させることを特徴とする
核融合発生方法。 - 【請求項2】 前記放電電極の少なくとも一方が複数
である請求項1の核融合発生方法。 - 【請求項3】 前記放電電極の少なくとも一方が前記
誘電体に被覆されている請求項1の核融合発生方法。 - 【請求項4】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が前
記誘導体と接触して配設されている請求項1の核融合発
生方法。 - 【請求項5】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が水
素貯蔵材粉体の成型体である請求項1の核融合発生方法
。 - 【請求項6】 前記水素貯蔵材からなる放電電極がP
dまたはTiからなる請求項1の核融合発生方法。 - 【請求項7】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が針
状である請求項1の核融合発生方法。 - 【請求項8】 前記交互電圧が交互に極性が反転する
鋸歯状パルス電圧からなる請求項1の核融合発生方法。 - 【請求項9】 重水素ガスを収容する収容体、重水素
ガスが充填された該収容体内に配設され、誘電体を挟み
対向して配置された少なくとも一方が水素貯蔵材からな
る放電電極、前記放電電極間に交互電圧を印加して放電
を生じせしめるための電圧印加手段、を有することを特
徴とする核融合発生装置。 - 【請求項10】 前記放電電極の少なくとも一方が複
数である請求項9の核融合発生装置。 - 【請求項11】 前記放電電極の少なくとも一方が前
記誘電体に被覆されている請求項9の核融合発生装置。 - 【請求項12】 前記水素貯蔵材からなる放電電極と
接触して配設されている請求項9の核融合発生装置。 - 【請求項13】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が
水素貯蔵材粉体の成型体である請求項9核融合発生装置
。 - 【請求項14】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が
PdまたはTiからなる請求項9の核融合発生装置。 - 【請求項15】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が
針状である請求項9の核融合発生装置。 - 【請求項16】 前記交互電圧が交互に極性が反転す
る鋸歯状パルス電圧からなる請求項9の核融合発生装置
。 - 【請求項17】 重水素ガスを収容する収容体、重水
素ガスが充填された該収容体内に配設され、誘電体を挟
み対向して配置された少なくとも一方が水素貯蔵材から
なる放電電極、前記放電電極間に交互電圧を印加して放
電を生じせしめるための電圧印加手段、冷媒、前記水素
貯蔵材からなる放電電極で発生した熱を前記冷媒に熱伝
達するための熱伝達体、中性子の運動エネルギーを熱に
変換するための運動エネルギー熱変換体、を有すること
を特徴とする熱エネルギー出力装置。 - 【請求項18】 前記放電電極の少なくとも一方が複
数である請求項17の熱エネルギー出力装置。 - 【請求項19】 前記放電電極の少なくとも一方が前
記絶縁体に被覆されている請求項17の核融合発生方法
。 - 【請求項20】 前記放電電極の少なくとも一方が前
記誘電体を接触して配設されている請求項17の核融合
発生方法。 - 【請求項21】 前記冷媒と前記運動エネルギー熱変
換体が構造原子として水素原子を含む液体である請求項
17の熱エネルギー出力装置。 - 【請求項22】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が
水素貯蔵材粉体の成型体である請求項17の熱エネルギ
ー出力装置。 - 【請求項23】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が
PdまたはTiからなる請求項17の熱エネルギー出力
装置 - 【請求項24】 前記水素貯蔵材からなる放電電極が
針状である請求項17の熱エネルギー出力装置。 - 【請求項25】 前記交互電圧が、交互に極性が反転
する鋸歯状パルス電圧からなる請求項17の熱エネルギ
ー出力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3041794A JPH04212092A (ja) | 1990-03-09 | 1991-03-07 | 核融合発生方法およびその装置、熱エネルギー出力装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5876890 | 1990-03-09 | ||
| JP2-58768 | 1990-03-09 | ||
| JP3041794A JPH04212092A (ja) | 1990-03-09 | 1991-03-07 | 核融合発生方法およびその装置、熱エネルギー出力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04212092A true JPH04212092A (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=26381463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3041794A Pending JPH04212092A (ja) | 1990-03-09 | 1991-03-07 | 核融合発生方法およびその装置、熱エネルギー出力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04212092A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015008859A3 (ja) * | 2013-07-18 | 2015-03-26 | 水素技術応用開発株式会社 | 反応体、発熱装置及び発熱方法 |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP3041794A patent/JPH04212092A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015008859A3 (ja) * | 2013-07-18 | 2015-03-26 | 水素技術応用開発株式会社 | 反応体、発熱装置及び発熱方法 |
| JPWO2015008859A1 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-03-02 | 水素技術応用開発株式会社 | 発熱装置及び発熱方法 |
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