JPH04212415A - 半導体結晶層の気相成長方法 - Google Patents
半導体結晶層の気相成長方法Info
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- JPH04212415A JPH04212415A JP5623691A JP5623691A JPH04212415A JP H04212415 A JPH04212415 A JP H04212415A JP 5623691 A JP5623691 A JP 5623691A JP 5623691 A JP5623691 A JP 5623691A JP H04212415 A JPH04212415 A JP H04212415A
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- semiconductor crystal
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- semiconductor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化合物半導体の気相成長
方法に係り、特に異種の半導体を単原子層の精度で層厚
を制御しつつ積層する半導体結晶層の気相成長方法に関
する。
方法に係り、特に異種の半導体を単原子層の精度で層厚
を制御しつつ積層する半導体結晶層の気相成長方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、量子井戸構造、超格子構造などを
利用した新機能素子や、新材料の開発が盛んに行われて
いる。これらの素子や、材料を作成するためには、化合
物半導体結晶層の膜厚を1分子層の単位で精確に制御す
る必要がある。結晶層の製造方法として有機金属気相成
長法(MOCVD法)が知られている。しかしながら、
かかるMOCVD法では成長時間のみにより膜厚を制御
しているため、膜厚を単原子層オーダーで制御すること
が困難であった。
利用した新機能素子や、新材料の開発が盛んに行われて
いる。これらの素子や、材料を作成するためには、化合
物半導体結晶層の膜厚を1分子層の単位で精確に制御す
る必要がある。結晶層の製造方法として有機金属気相成
長法(MOCVD法)が知られている。しかしながら、
かかるMOCVD法では成長時間のみにより膜厚を制御
しているため、膜厚を単原子層オーダーで制御すること
が困難であった。
【0003】このようなことから、例えばIII−V族
化合物半導体結晶の成長においては、基板が配置された
容器内にIII族原料ガスとV族原料ガスとを交互に供
給することにより、該基板上にIII−V族化合物半導
体を原料供給量によらず、単原子層ずつ成長させる、単
原子層成長法が提案され(例えば、J.Nishiza
wa,et.al.:J.Vac.sci.Techn
ol.A4,706(1986)、精力的に研究開発が
行われている。かかる単原子層成長法においては、単原
子層の膜厚におけるIII族原子の成長自己停止機構の
発現がポイントとなっている。そのためには、III族
原料の気相での分解を抑制し、基板表面での分解、反応
を促進するように成長条件、特に基板温度を設定しなけ
ればならない。また、得られる結晶の結晶性及び取り込
まれる不純物量等は基板温度によって大きく変化する。 従って、成長させる半導体結晶層に対して、或は使用す
る原料ガスに対して、単原子層成長に適した基板温度範
囲が存在し、その基板温度において成長を行う必要があ
る。
化合物半導体結晶の成長においては、基板が配置された
容器内にIII族原料ガスとV族原料ガスとを交互に供
給することにより、該基板上にIII−V族化合物半導
体を原料供給量によらず、単原子層ずつ成長させる、単
原子層成長法が提案され(例えば、J.Nishiza
wa,et.al.:J.Vac.sci.Techn
ol.A4,706(1986)、精力的に研究開発が
行われている。かかる単原子層成長法においては、単原
子層の膜厚におけるIII族原子の成長自己停止機構の
発現がポイントとなっている。そのためには、III族
原料の気相での分解を抑制し、基板表面での分解、反応
を促進するように成長条件、特に基板温度を設定しなけ
ればならない。また、得られる結晶の結晶性及び取り込
まれる不純物量等は基板温度によって大きく変化する。 従って、成長させる半導体結晶層に対して、或は使用す
る原料ガスに対して、単原子層成長に適した基板温度範
囲が存在し、その基板温度において成長を行う必要があ
る。
【0004】一般に、各々の半導体結晶層に対して、或
は、使用する原料ガスに対して単原子層成長を実現し、
良好な膜質の得られる温度領域は異なる。従って、単原
子層成長技術を用いて異種の半導体層を積層する場合、
成長する半導体層によって基板温度を変化させる必要が
ある。ただし、基板温度を変化させるには、長い時間を
要するので、異種の半導体層の界面に於て長い時間成長
を中断する必要がある。また、長い時間成長を中断する
ことにより不純物が取り込まれ易くなり、積層した半導
体結晶層の特性が劣化するという問題があった。
は、使用する原料ガスに対して単原子層成長を実現し、
良好な膜質の得られる温度領域は異なる。従って、単原
子層成長技術を用いて異種の半導体層を積層する場合、
成長する半導体層によって基板温度を変化させる必要が
ある。ただし、基板温度を変化させるには、長い時間を
要するので、異種の半導体層の界面に於て長い時間成長
を中断する必要がある。また、長い時間成長を中断する
ことにより不純物が取り込まれ易くなり、積層した半導
体結晶層の特性が劣化するという問題があった。
【0005】上記についてこれまでにIII族原料に有
機金属化合物、V族原料に水素化合物を用いて、GaA
s、GaP、InAs、InP、AlAsの単原子層成
長が報告されている。ただし、InPに関しては1/2
分子層、AlAsに関しては単分子層および2分子層の
報告がある。次の表1にこれまでに報告されている各化
合物半導体の単原子層成長の成長温度範囲および使用原
料を示す。
機金属化合物、V族原料に水素化合物を用いて、GaA
s、GaP、InAs、InP、AlAsの単原子層成
長が報告されている。ただし、InPに関しては1/2
分子層、AlAsに関しては単分子層および2分子層の
報告がある。次の表1にこれまでに報告されている各化
合物半導体の単原子層成長の成長温度範囲および使用原
料を示す。
【0006】「表1」
【0007】GaAsおよびGaPの成長温度領域と、
InAsおよびInPの成長温度領域には、大きな差が
あることがわかる。可視光半導体材料であるInGaP
や、長波半導体材料あるいは、超高速電子デバイス材料
であるInGaAs等を単原子層成長法によって成長さ
せる際には、InP/GaPあるいは、InAs/Ga
Asのヘテロ成長をしなければならないが、InPとG
aPあるいは、InAsとGaAsの単原子層成長温度
領域の重なりがないために、それらのヘテロ単原子層成
長が困難であるという問題がある。成長温度領域の重な
りを得るためには、InPあるいは、InAsの単原子
層成長温度領域を450℃〜500℃にするか、GaA
sあるいはGaPの成長温度領域を低下させる必要があ
る。しかし成長温度を高くしてInPまたはInAsの
成長を行うと、Inの析出あるいは、PおよびAs抜け
が生じてしまう。一方、GaAsおよびGaPの単原子
層成長温度領域を400℃以下にすることは可能である
。ただしその場合III族原料の供給時間を非常に長く
する必要がある。例えばトリメチルガリウムを原料に用
いて、GaAsの単原子層成長を、400℃で行うため
には、原料の供給時間をおよそ20秒以上にする必要が
あり、またKrFエキシマレーザ光を原料供給時に基板
に照射しても、供給時間を10秒以上にする必要がある
(H.Ishikawa,et.al.:Jpn.J.
Appl.Phys.28.2327.(1989))
。このように成長温度を低下させると、III族原料の
基板表面での分解速度が減少し、III族原料のアルキ
ル基による立体障害効果により、III族原子の表面被
覆率が低下するために、III族原子の単原子層成長を
得るためには原料供給時間を非常に長くしなければなら
ないという問題がある。原料供給時間が長いと成膜中の
炭素濃度が増大し、高純度な成長層が得られないという
問題も生じる。
InAsおよびInPの成長温度領域には、大きな差が
あることがわかる。可視光半導体材料であるInGaP
や、長波半導体材料あるいは、超高速電子デバイス材料
であるInGaAs等を単原子層成長法によって成長さ
せる際には、InP/GaPあるいは、InAs/Ga
Asのヘテロ成長をしなければならないが、InPとG
aPあるいは、InAsとGaAsの単原子層成長温度
領域の重なりがないために、それらのヘテロ単原子層成
長が困難であるという問題がある。成長温度領域の重な
りを得るためには、InPあるいは、InAsの単原子
層成長温度領域を450℃〜500℃にするか、GaA
sあるいはGaPの成長温度領域を低下させる必要があ
る。しかし成長温度を高くしてInPまたはInAsの
成長を行うと、Inの析出あるいは、PおよびAs抜け
が生じてしまう。一方、GaAsおよびGaPの単原子
層成長温度領域を400℃以下にすることは可能である
。ただしその場合III族原料の供給時間を非常に長く
する必要がある。例えばトリメチルガリウムを原料に用
いて、GaAsの単原子層成長を、400℃で行うため
には、原料の供給時間をおよそ20秒以上にする必要が
あり、またKrFエキシマレーザ光を原料供給時に基板
に照射しても、供給時間を10秒以上にする必要がある
(H.Ishikawa,et.al.:Jpn.J.
Appl.Phys.28.2327.(1989))
。このように成長温度を低下させると、III族原料の
基板表面での分解速度が減少し、III族原料のアルキ
ル基による立体障害効果により、III族原子の表面被
覆率が低下するために、III族原子の単原子層成長を
得るためには原料供給時間を非常に長くしなければなら
ないという問題がある。原料供給時間が長いと成膜中の
炭素濃度が増大し、高純度な成長層が得られないという
問題も生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来の単原子層
成長方法によって異種の半導体層を積層させる場合、例
えば、InAsおよびInPと、GaAsおよびGaP
の単原子層成長温度に差があるために、例えばInAs
/GaAsのヘテロ単原子層成長を行う際には、GaA
sの単原子層成長温度を400℃程度に下げる必要があ
る。ただしその場合、Ga原料の表面分解速度が遅いた
めに、Ga原料の立体障害効果により、Ga原子の被覆
率が低下し、Ga原子の単原子面を得るためには、原料
供給時間を非常に長くしなければならない。しかし、原
料供給時間を長くすることは、原料の利用効率を低下さ
せるばかりではなく、成膜中の炭素濃度を増大させ、良
質の半導体結晶層が得られないという課題があった。
成長方法によって異種の半導体層を積層させる場合、例
えば、InAsおよびInPと、GaAsおよびGaP
の単原子層成長温度に差があるために、例えばInAs
/GaAsのヘテロ単原子層成長を行う際には、GaA
sの単原子層成長温度を400℃程度に下げる必要があ
る。ただしその場合、Ga原料の表面分解速度が遅いた
めに、Ga原料の立体障害効果により、Ga原子の被覆
率が低下し、Ga原子の単原子面を得るためには、原料
供給時間を非常に長くしなければならない。しかし、原
料供給時間を長くすることは、原料の利用効率を低下さ
せるばかりではなく、成膜中の炭素濃度を増大させ、良
質の半導体結晶層が得られないという課題があった。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、特に異種の半導体層を低い成長温度
で、原料の利用効率を損なうこと無く、単原子層厚で制
御された高純度な化合物半導体の単原子層成長法を提供
することにある。
になされたもので、特に異種の半導体層を低い成長温度
で、原料の利用効率を損なうこと無く、単原子層厚で制
御された高純度な化合物半導体の単原子層成長法を提供
することにある。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体結晶層の
気相成長方法の第一は、半導体基板上に原料ガスを交互
に供給し、気相成長により異種の半導体結晶層を単原子
層の精度で層厚を制御しつつ積層形成する半導体結晶層
の気相成長方法において、前記半導体結晶層のうち特定
の半導体結晶層の成長時に基板にエネルギビームを照射
することを特徴とする。第二は、所定の温度に設定され
た基板上に原料ガスを交互に供給し異種の化合物半導体
結晶を1原子層ずつ成長させる半導体結晶層の気相成長
方法において、前記基板上に化合物半導体の構成元素で
ある金属元素を含む有機金属原料ガスを供給し、その供
給中または供給停止後に前記基板上にエネルギビームを
照射する工程を複数回連続させて金属元素を1原子層成
長させることを特徴とする。また前記第二において、化
合物半導体がGaAs、またはGaPであり、基板の温
度が450℃以下であることを特徴とする。
気相成長方法の第一は、半導体基板上に原料ガスを交互
に供給し、気相成長により異種の半導体結晶層を単原子
層の精度で層厚を制御しつつ積層形成する半導体結晶層
の気相成長方法において、前記半導体結晶層のうち特定
の半導体結晶層の成長時に基板にエネルギビームを照射
することを特徴とする。第二は、所定の温度に設定され
た基板上に原料ガスを交互に供給し異種の化合物半導体
結晶を1原子層ずつ成長させる半導体結晶層の気相成長
方法において、前記基板上に化合物半導体の構成元素で
ある金属元素を含む有機金属原料ガスを供給し、その供
給中または供給停止後に前記基板上にエネルギビームを
照射する工程を複数回連続させて金属元素を1原子層成
長させることを特徴とする。また前記第二において、化
合物半導体がGaAs、またはGaPであり、基板の温
度が450℃以下であることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、基板に照射したエネルギビー
ムは以下に示す2種の作用を有する。その第一は熱的な
作用であり、ほとんど時間遅れなく、照射している間だ
け基板の表面あるいは表面近傍のみの温度を上昇させる
ことができる。また、照射を停止すると、ほとんど時間
遅れなく、照射前の温度に戻る。その第二は化学反応へ
の直接の作用であり、吸着、分解、脱離等の表面反応を
励起し、反応を促進させる。これらの作用により、単原
子層成長に適した基板温度範囲がシフトあるいは拡大す
る。従って、単原子層成長に適した基板温度範囲が異な
る半導体結晶層を積層させる場合、特定の半導体結晶層
の成長時にエネルギビームを照射することによって単原
子層成長に適した基板温度範囲を変化させ、積層すべき
全ての半導体層に対して、単原子層成長に全した温度範
囲が重なりを有するようにする。そして、この単原子層
成長に適した温度範囲が重なった範囲内に基板温度を設
定することで、基板温度を変更するための長い時間の成
長中断を設けずに、単原子層の制度で膜厚を制御しなが
ら異種の半導体層を積層させた良好な品質の半導体結晶
層を得ることができる。
ムは以下に示す2種の作用を有する。その第一は熱的な
作用であり、ほとんど時間遅れなく、照射している間だ
け基板の表面あるいは表面近傍のみの温度を上昇させる
ことができる。また、照射を停止すると、ほとんど時間
遅れなく、照射前の温度に戻る。その第二は化学反応へ
の直接の作用であり、吸着、分解、脱離等の表面反応を
励起し、反応を促進させる。これらの作用により、単原
子層成長に適した基板温度範囲がシフトあるいは拡大す
る。従って、単原子層成長に適した基板温度範囲が異な
る半導体結晶層を積層させる場合、特定の半導体結晶層
の成長時にエネルギビームを照射することによって単原
子層成長に適した基板温度範囲を変化させ、積層すべき
全ての半導体層に対して、単原子層成長に全した温度範
囲が重なりを有するようにする。そして、この単原子層
成長に適した温度範囲が重なった範囲内に基板温度を設
定することで、基板温度を変更するための長い時間の成
長中断を設けずに、単原子層の制度で膜厚を制御しなが
ら異種の半導体層を積層させた良好な品質の半導体結晶
層を得ることができる。
【0013】叙上の本発明の作用をトリメチルガリウム
(Ga(CH3 )3 、TMG)をGa原料に用いた
GaAsのGa単原子層成長を例に述べる。成長温度が
400℃と低い成長温度で1回のTMG導入でGa単原
子層を得るためには、非常に長い導入時間を必要とする
。これは、図2に示すように、TMGの基板表面上での
Ga原子等への分解速度が遅いために、基板上のTMG
あるいは、Ga(CH3 )2 による立体障害効果が
生じて、Ga原子のAs原子面上の被覆率が低下するた
めである。一方図1に示すように、TMG導入後、Ar
Fエキシマレーザ光(波長193nm)等の、TMGの
吸収係数が大きい紫外光を、基板に照射することにより
、TMGの分解が促進され、Ga原子が生成される。1
回のTMG導入でおよび光照射でGa単原子層は得るこ
とは出来ないが、この工程を複数回繰り返す事により、
紫外光を照射せず1回のTMG導入でGa単原子層を得
る場合よりも短時間で、Ga単原子層を得ることが出来
る。しかもTMG導入総量を減らすことが出来るため、
成膜中の炭素濃度を減らすことができる。
(Ga(CH3 )3 、TMG)をGa原料に用いた
GaAsのGa単原子層成長を例に述べる。成長温度が
400℃と低い成長温度で1回のTMG導入でGa単原
子層を得るためには、非常に長い導入時間を必要とする
。これは、図2に示すように、TMGの基板表面上での
Ga原子等への分解速度が遅いために、基板上のTMG
あるいは、Ga(CH3 )2 による立体障害効果が
生じて、Ga原子のAs原子面上の被覆率が低下するた
めである。一方図1に示すように、TMG導入後、Ar
Fエキシマレーザ光(波長193nm)等の、TMGの
吸収係数が大きい紫外光を、基板に照射することにより
、TMGの分解が促進され、Ga原子が生成される。1
回のTMG導入でおよび光照射でGa単原子層は得るこ
とは出来ないが、この工程を複数回繰り返す事により、
紫外光を照射せず1回のTMG導入でGa単原子層を得
る場合よりも短時間で、Ga単原子層を得ることが出来
る。しかもTMG導入総量を減らすことが出来るため、
成膜中の炭素濃度を減らすことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。 (実施例1) 実施例1はInP基板上に(InAs)1 (GaAs
)1 結晶層を成長させた例を示し、これに用いられた
気相成長装置を概略断面図で図2に示す。
説明する。 (実施例1) 実施例1はInP基板上に(InAs)1 (GaAs
)1 結晶層を成長させた例を示し、これに用いられた
気相成長装置を概略断面図で図2に示す。
【0015】図中の1は、上部の筒状部2が一体的に付
設された石英製の成長容器である。この容器1内には、
駆動軸3により上下に動くと共に回転するサセプタ4が
配置されている。前記成長容器1の筒状部の側壁には、
ガス導入管5、6が連結されている。なお、前記筒状部
2に連結された上部側のガス導入管5からは水素や不活
性ガスを導入され。該筒状部2上部に配置した後述する
光導入窓9内面への膜成長が防止されるようになってい
る。前記成長容器1の下部側壁には、排気装置7が連結
されている。前記成長容器1の周囲には高周波加熱コイ
ル8が巻装されている。前記高周波加熱コイルへ供給さ
れる電力は、前記サセプタ4中に埋め込まれた図示を省
略する熱電対により測定された温度と比較して制御して
いる。また、図中の10はエキシマレーザ装置であり、
発せられる光は、光路を曲げる誘電体多層膜による固射
鏡12、および、前記筒状部2の上部に配置されている
光導入窓9を介して基板に照射される。その光路上には
、光の照射、非照射を制御するシャッタ11が設置され
ている。
設された石英製の成長容器である。この容器1内には、
駆動軸3により上下に動くと共に回転するサセプタ4が
配置されている。前記成長容器1の筒状部の側壁には、
ガス導入管5、6が連結されている。なお、前記筒状部
2に連結された上部側のガス導入管5からは水素や不活
性ガスを導入され。該筒状部2上部に配置した後述する
光導入窓9内面への膜成長が防止されるようになってい
る。前記成長容器1の下部側壁には、排気装置7が連結
されている。前記成長容器1の周囲には高周波加熱コイ
ル8が巻装されている。前記高周波加熱コイルへ供給さ
れる電力は、前記サセプタ4中に埋め込まれた図示を省
略する熱電対により測定された温度と比較して制御して
いる。また、図中の10はエキシマレーザ装置であり、
発せられる光は、光路を曲げる誘電体多層膜による固射
鏡12、および、前記筒状部2の上部に配置されている
光導入窓9を介して基板に照射される。その光路上には
、光の照射、非照射を制御するシャッタ11が設置され
ている。
【0016】次に、前述した気相成長装置を用いてIn
P基板上に(InAs)1 (GaAs)1 結晶層を
成長させる方法を説明する。
P基板上に(InAs)1 (GaAs)1 結晶層を
成長させる方法を説明する。
【0017】まず、サセプタ4上に半絶縁性InP基板
13を保持させた後、排気部材7を作動して成長容器1
内の圧力を20Torrに保持し、容器内にガス導入管
6から水素を1slm、ガス導入管5からPH3 を0
.5slm供給すると共に、高周波コイルにより基板温
度を600℃に加熱して、20分間クリーニングを行な
った。
13を保持させた後、排気部材7を作動して成長容器1
内の圧力を20Torrに保持し、容器内にガス導入管
6から水素を1slm、ガス導入管5からPH3 を0
.5slm供給すると共に、高周波コイルにより基板温
度を600℃に加熱して、20分間クリーニングを行な
った。
【0018】ついで、高周波加熱装置の設定基板温度を
350℃に定めて、前記ガス導入管5から水素を、前記
ガス導入管6からトリメチルガリウム(TMG)、水素
、AsH3 、水トリメチルインジウム(TMI)、水
素、AsH3 、水素の順で導入すると共に、TMGの
導入時およびその直後のAsH3 の導入時にエキシマ
レ〜ザ光を照射した。図3に、このガス導入および光照
射のシーケンスを示す。TMG、TMIは水素をキャリ
アガスとして導入し、AsH3 は水素で希釈したもの
を用いた。TMG、水素、AsH3 、水素、TMI、
水素、AsH3 、水素の導入時間はそれぞれ1秒とし
た。TMG、AsH3 、TMIの供給量は、それぞれ
、0.1sccm、20sccm、0.1sccmとし
た。用いたエキシマレーザ光の波長は248nmで、照
射強度は基板表面で25mJ/cm2 ・パルス、繰り
返しは100Hzとした。成長中の成長容器1内の圧力
は12Torr、ガスの総流量は、2.5slm一定に
なるようにした。TMG、水素、AsH3 、水素、T
MI、水素、AsH3 、水素の導入を1サイクルとし
て2000サイクル繰り返した。
350℃に定めて、前記ガス導入管5から水素を、前記
ガス導入管6からトリメチルガリウム(TMG)、水素
、AsH3 、水トリメチルインジウム(TMI)、水
素、AsH3 、水素の順で導入すると共に、TMGの
導入時およびその直後のAsH3 の導入時にエキシマ
レ〜ザ光を照射した。図3に、このガス導入および光照
射のシーケンスを示す。TMG、TMIは水素をキャリ
アガスとして導入し、AsH3 は水素で希釈したもの
を用いた。TMG、水素、AsH3 、水素、TMI、
水素、AsH3 、水素の導入時間はそれぞれ1秒とし
た。TMG、AsH3 、TMIの供給量は、それぞれ
、0.1sccm、20sccm、0.1sccmとし
た。用いたエキシマレーザ光の波長は248nmで、照
射強度は基板表面で25mJ/cm2 ・パルス、繰り
返しは100Hzとした。成長中の成長容器1内の圧力
は12Torr、ガスの総流量は、2.5slm一定に
なるようにした。TMG、水素、AsH3 、水素、T
MI、水素、AsH3 、水素の導入を1サイクルとし
て2000サイクル繰り返した。
【0019】以上の様にして成長した結晶層の膜厚を断
面の走査二次電子顕微鏡観察により測定したところ、光
が照射された部分ではすべて1.17±0.02μmに
なっており、測定精度の範囲内で正確に(InAs)1
(GaAs)1 の2000層分になっていた。また
、X線回折測定を行なったところ(InAs)1 (G
aAs)1 超格子に対応するサテライトピークが観測
され、単原子層成長が実現できていることを確認した。 一方、光学干渉顕微鏡で観測したところ表面モフォロジ
ーは極めて良好であった。
面の走査二次電子顕微鏡観察により測定したところ、光
が照射された部分ではすべて1.17±0.02μmに
なっており、測定精度の範囲内で正確に(InAs)1
(GaAs)1 の2000層分になっていた。また
、X線回折測定を行なったところ(InAs)1 (G
aAs)1 超格子に対応するサテライトピークが観測
され、単原子層成長が実現できていることを確認した。 一方、光学干渉顕微鏡で観測したところ表面モフォロジ
ーは極めて良好であった。
【0020】比較のために、エキシマレーザ光を照射せ
ずに成長を試みた。成長基板温度を400℃、450℃
、500℃、と変化させて、上述の成長実験と同様のガ
ス導入量、シーケンスで成長を行なった。成長基板温度
を上げるに従い成長した結晶層の膜厚は増加したが、い
ずれの場合においても膜厚は面内で均一にならず、単原
子層成長は実現しなかった。また、いずれの結晶層につ
いても、X線回折測定において脱格子によるサテライト
ピークは観測されなかった。一方、光学干渉顕微鏡で観
測したところ400℃、450℃で成長した結晶層は、
表面に凹凸が観測された。
ずに成長を試みた。成長基板温度を400℃、450℃
、500℃、と変化させて、上述の成長実験と同様のガ
ス導入量、シーケンスで成長を行なった。成長基板温度
を上げるに従い成長した結晶層の膜厚は増加したが、い
ずれの場合においても膜厚は面内で均一にならず、単原
子層成長は実現しなかった。また、いずれの結晶層につ
いても、X線回折測定において脱格子によるサテライト
ピークは観測されなかった。一方、光学干渉顕微鏡で観
測したところ400℃、450℃で成長した結晶層は、
表面に凹凸が観測された。
【0021】エキシマレーザ光を照射しないで成長した
場合、単原子層成長に適した基板温度は、GaAsの場
合で500℃、InAsの場合で400℃にあることが
わかっている。基板温度を400℃から500℃に、あ
るいは500℃から400℃に変化させるために要する
時間を調べたが、基板温度が設定値の±5℃の範囲には
いるまで20秒程を要した。上述した(InAs)1
(GaAs)1 成長を行なうと11時間以上を要し、
成長する結晶層に合わせて基板温度を変化させることは
実用にならないことがわかる。また、たとえ長い時間を
かけて上述した(InAs)1 (GaAs)1 成長
を行なったとしても、界面で炭素等の不純物が多くなり
、結晶層の品質が著しく劣ることは明かである。 (実施例2) この実施例は上記実施例1と同じ気相成長装置を用いて
GaAs基板上(InP)1 (GaP)1 結晶層を
成長させたものである。
場合、単原子層成長に適した基板温度は、GaAsの場
合で500℃、InAsの場合で400℃にあることが
わかっている。基板温度を400℃から500℃に、あ
るいは500℃から400℃に変化させるために要する
時間を調べたが、基板温度が設定値の±5℃の範囲には
いるまで20秒程を要した。上述した(InAs)1
(GaAs)1 成長を行なうと11時間以上を要し、
成長する結晶層に合わせて基板温度を変化させることは
実用にならないことがわかる。また、たとえ長い時間を
かけて上述した(InAs)1 (GaAs)1 成長
を行なったとしても、界面で炭素等の不純物が多くなり
、結晶層の品質が著しく劣ることは明かである。 (実施例2) この実施例は上記実施例1と同じ気相成長装置を用いて
GaAs基板上(InP)1 (GaP)1 結晶層を
成長させたものである。
【0022】まず、サセプタ4上に半絶縁性GaAs基
板13を保持させた後、排気部材7を作動して成長容器
1内の圧力を20Torrに保持し、容器内にガス導入
管6から水素を1slm、ガス導入管からAsH3 を
0.5slm供給すると共に、基板温度を700℃に保
ち、20分間クリーニングを行なった。
板13を保持させた後、排気部材7を作動して成長容器
1内の圧力を20Torrに保持し、容器内にガス導入
管6から水素を1slm、ガス導入管からAsH3 を
0.5slm供給すると共に、基板温度を700℃に保
ち、20分間クリーニングを行なった。
【0023】ついで、高周波加熱装置の設定基板温度を
380℃に定めて、前記ガス導入管5から水素を、前記
ガス導入管6からTMG、水素、PH3 、水素、TM
I、水素、PH3 、水素の順で導入すると共に、TM
Gの導入及びその直後の水素の導入、PH3 の導入時
にエキシマレーザ光を照射させた。図4にこのガス導入
および光照射のシーケンスを示す。同様に、TMG、T
MIは水素をキャリアガスとして導入し、PH3 は水
素で希釈したものを用いた。TMG、水素、PH3 、
水素、TMI、水素、PH3 、水素の導入時間はそれ
ぞれ1秒とし、2000サイクル繰り返した。成長中の
成長容器1内の圧力は12Torr、ガスの総流量は、
2.5slm一定になるようにした。TMG、PH3
、TMIの供給量は、それぞれ、0.1sccm、40
sccm、0.1sccmとした。また、エキシマレー
ザ光の波長、照射強度は(InAs)1 (GaAs)
1 の成長と等しくして成長を行なった。
380℃に定めて、前記ガス導入管5から水素を、前記
ガス導入管6からTMG、水素、PH3 、水素、TM
I、水素、PH3 、水素の順で導入すると共に、TM
Gの導入及びその直後の水素の導入、PH3 の導入時
にエキシマレーザ光を照射させた。図4にこのガス導入
および光照射のシーケンスを示す。同様に、TMG、T
MIは水素をキャリアガスとして導入し、PH3 は水
素で希釈したものを用いた。TMG、水素、PH3 、
水素、TMI、水素、PH3 、水素の導入時間はそれ
ぞれ1秒とし、2000サイクル繰り返した。成長中の
成長容器1内の圧力は12Torr、ガスの総流量は、
2.5slm一定になるようにした。TMG、PH3
、TMIの供給量は、それぞれ、0.1sccm、40
sccm、0.1sccmとした。また、エキシマレー
ザ光の波長、照射強度は(InAs)1 (GaAs)
1 の成長と等しくして成長を行なった。
【0024】(InAs)1 (GaAs)1 の成長
の場合と同様に、(InP)1 (GaP)1 につい
ても光を照射しない成長も行なった。膜厚測定およびX
線回析測定を行なったが、エキシマレーザ光を照射した
結晶層の場合に限り、単原子層成長が実現できているこ
とを確認することができた。
の場合と同様に、(InP)1 (GaP)1 につい
ても光を照射しない成長も行なった。膜厚測定およびX
線回析測定を行なったが、エキシマレーザ光を照射した
結晶層の場合に限り、単原子層成長が実現できているこ
とを確認することができた。
【0025】以上、基板の照射する光の光源としてエキ
シマレーザを用いた実施例について述べたが、ハロゲン
ランプを用いても同様の成長実験を行なった。
シマレーザを用いた実施例について述べたが、ハロゲン
ランプを用いても同様の成長実験を行なった。
【0026】前述の実施例に用いた気相成長装置(図1
)のうち10、12をそれぞれ集光光学系を有する1K
Wハロゲンランプ、全反射鏡に代えた成長装置を用いて
、InP基板上に(InAs)1 (GaAs)1 を
2000層成長させた。高周波加熱の設定基板温度、原
料ガスの導入量、導入シーケンスは前述した実施例と同
じにした。ただし、ハロゲンランプの照射強度は、パイ
ロメータの測定で、非照射時に400℃の基板温度が照
射時に500℃になるように設定した。
)のうち10、12をそれぞれ集光光学系を有する1K
Wハロゲンランプ、全反射鏡に代えた成長装置を用いて
、InP基板上に(InAs)1 (GaAs)1 を
2000層成長させた。高周波加熱の設定基板温度、原
料ガスの導入量、導入シーケンスは前述した実施例と同
じにした。ただし、ハロゲンランプの照射強度は、パイ
ロメータの測定で、非照射時に400℃の基板温度が照
射時に500℃になるように設定した。
【0027】成長した半導体結晶層の膜厚は正確に(I
nAs)1 (GaAs)1 2000層に一致し
ており、また、X線回折測定において、(InAs)1
(GaAs)1 のサテライトピークはエキシマレー
ザ光を照射したものに比べて弱いものの観測された。す
なわち、単原子層成長が実現できていることを確認した
。これによりハロゲンランプでもエキシマレーザと同様
の効果のあることが認められた。
nAs)1 (GaAs)1 2000層に一致し
ており、また、X線回折測定において、(InAs)1
(GaAs)1 のサテライトピークはエキシマレー
ザ光を照射したものに比べて弱いものの観測された。す
なわち、単原子層成長が実現できていることを確認した
。これによりハロゲンランプでもエキシマレーザと同様
の効果のあることが認められた。
【0028】なお、エネルギビームとしては、例示した
上記エキシマレーザ光、ハロゲンランプ光のように基体
に対しこれに、タイムラグの僅少な表面温度上昇、電子
的励起、直接に分子機構に影響を付与する機能等を有す
るエネルギであればよく、ビーム状であることに限定さ
れない。
上記エキシマレーザ光、ハロゲンランプ光のように基体
に対しこれに、タイムラグの僅少な表面温度上昇、電子
的励起、直接に分子機構に影響を付与する機能等を有す
るエネルギであればよく、ビーム状であることに限定さ
れない。
【0029】また、上記各実施例では、(InAs)1
(GaAs)1 および(InP)1 (GaP)1
を単原子層成長した例について示したが、本発明は他
のIII−V族混晶半導体の任意の組み合わせによる積
層半導体結晶層について全く同様に適用することができ
る。
(GaAs)1 および(InP)1 (GaP)1
を単原子層成長した例について示したが、本発明は他
のIII−V族混晶半導体の任意の組み合わせによる積
層半導体結晶層について全く同様に適用することができ
る。
【0030】また、上記各実施例において例示した(I
nAs)1 (GaAs)1 は、(InAs)m (
GaAs)n (ただしm、nは整数とする)から基体
または隣接の半導体層と格子整合のとれるmおよびnの
任意のものを選択し実施することができる。 (実施例3) この実施例は上記MOCVD装置を用いてGaAsを低
い成長温度で単原子層成長を行なうものである。Ga原
料にはトリメチルガリウム(TMG)を、As原料には
アルシン(AsH3 )を用いた。成長装置にパルス的
に導入された原料ガスは、水素ガスにより、置換した。 TMGとAsH3 のキャリアガスには水素を用いた。
nAs)1 (GaAs)1 は、(InAs)m (
GaAs)n (ただしm、nは整数とする)から基体
または隣接の半導体層と格子整合のとれるmおよびnの
任意のものを選択し実施することができる。 (実施例3) この実施例は上記MOCVD装置を用いてGaAsを低
い成長温度で単原子層成長を行なうものである。Ga原
料にはトリメチルガリウム(TMG)を、As原料には
アルシン(AsH3 )を用いた。成長装置にパルス的
に導入された原料ガスは、水素ガスにより、置換した。 TMGとAsH3 のキャリアガスには水素を用いた。
【0031】まず、半絶縁性GaAs(100)基板1
3を成長容器1内のサセプタ4上に設置した後、成長容
器内にガス導入管6からAsH3 (10%水素希釈)
を導入し、排気系7のコンダクタンスを調整して、成長
容器内の圧力を12Torrに保持すると共に、基板の
温度を加熱装置(図示せず)により、700℃に保持し
、20分間表面処理を行った。続いて、基板の温度を4
00℃に設定し、AsH3 導入→H2 置換→連続4
回のTMG導入/H2 置換を1サイクルとして500
0サイクル成長を行った。なおTMG導入後のH2 置
換時に、基板に対してArFエキシマレーザ光を照射し
た。AsH3 導入量は、75μmol/サイクル、T
MG導入量は、2μmol/サイクル、全ガス流は3.
5SLM(標準状態におけるガス流量L/min)とし
た。AsH3 の導入時間は4秒、TMGおよびH2
ガスの導入時間は、1秒とした。ArFエキシマレーザ
光の照射強度は、基板表面上で、約30mJ/cm2
とした。レーザの繰り返し周波数は80パルス/秒とし
た。なお、TMGの気相分解を抑制するために、TMG
導入後のH2 導入時間のうち、最初の0.1秒はレー
ザ光を照射せず、後の0.9秒間照射した。
3を成長容器1内のサセプタ4上に設置した後、成長容
器内にガス導入管6からAsH3 (10%水素希釈)
を導入し、排気系7のコンダクタンスを調整して、成長
容器内の圧力を12Torrに保持すると共に、基板の
温度を加熱装置(図示せず)により、700℃に保持し
、20分間表面処理を行った。続いて、基板の温度を4
00℃に設定し、AsH3 導入→H2 置換→連続4
回のTMG導入/H2 置換を1サイクルとして500
0サイクル成長を行った。なおTMG導入後のH2 置
換時に、基板に対してArFエキシマレーザ光を照射し
た。AsH3 導入量は、75μmol/サイクル、T
MG導入量は、2μmol/サイクル、全ガス流は3.
5SLM(標準状態におけるガス流量L/min)とし
た。AsH3 の導入時間は4秒、TMGおよびH2
ガスの導入時間は、1秒とした。ArFエキシマレーザ
光の照射強度は、基板表面上で、約30mJ/cm2
とした。レーザの繰り返し周波数は80パルス/秒とし
た。なお、TMGの気相分解を抑制するために、TMG
導入後のH2 導入時間のうち、最初の0.1秒はレー
ザ光を照射せず、後の0.9秒間照射した。
【0032】成長膜厚は、約1.42μmであり、1サ
イクルあたりの成長膜厚は、GaAs単分子層厚に相当
していた。このように400℃という低い成長温度でも
、短い時間でGaの単原子層成長を行うことが出来た。 また、成膜中の炭素濃度を、2次イオン質量分析装置で
評価したところ、その濃度は1×1016cm−3以下
であり、高純度なGaAs薄膜結晶を成長することがで
きた。
イクルあたりの成長膜厚は、GaAs単分子層厚に相当
していた。このように400℃という低い成長温度でも
、短い時間でGaの単原子層成長を行うことが出来た。 また、成膜中の炭素濃度を、2次イオン質量分析装置で
評価したところ、その濃度は1×1016cm−3以下
であり、高純度なGaAs薄膜結晶を成長することがで
きた。
【0033】なお、TMG導入/ArFエキシマレーザ
光照射H2 導入の工程を4回以上行なっても1サイク
ルあたりの成長膜厚はGaAs1分子層厚一定であった
。 成長温度350℃でも同様な成長条件下で、GaAsの
単原子層成長を行うことができた。
光照射H2 導入の工程を4回以上行なっても1サイク
ルあたりの成長膜厚はGaAs1分子層厚一定であった
。 成長温度350℃でも同様な成長条件下で、GaAsの
単原子層成長を行うことができた。
【0034】また、KrFエキシマレーザ光(波長24
8nm)等の、TMGの光吸収係数が小さい波長の光を
、TMG導入時に同期させて基板に照射することにより
、Ga単原子層成長に要する成長時間をさらに短くする
ことができる。TMGの導入量および導入時間は、先に
述べた実施例と同じ条件で、KrFエキシマレーザ光(
照射強度30mJ/cm2 、繰返80パルス/秒)を
TMG導入に同期させて基板に照射することにより、成
長温度400℃で、2回のKrFエキシマレーザ照射T
MG導入/ArFエキシマレーザ照射H2 置換で、G
a単原子層成長を行うことができた。
8nm)等の、TMGの光吸収係数が小さい波長の光を
、TMG導入時に同期させて基板に照射することにより
、Ga単原子層成長に要する成長時間をさらに短くする
ことができる。TMGの導入量および導入時間は、先に
述べた実施例と同じ条件で、KrFエキシマレーザ光(
照射強度30mJ/cm2 、繰返80パルス/秒)を
TMG導入に同期させて基板に照射することにより、成
長温度400℃で、2回のKrFエキシマレーザ照射T
MG導入/ArFエキシマレーザ照射H2 置換で、G
a単原子層成長を行うことができた。
【0035】なお、GaP単原子層成長でも同様な効果
を得ることができた。
を得ることができた。
【0036】照射する光はArFエキシマレーザ光に限
るものではなく、成長に用いる有機III族原料の光吸
収係数が大きい波長の光ならば良い。 (実施例4) 次に(InAs)m /(GaAs)m (m=1,2
,3)のsuper latticeを作成した実施
例について述べる。InAsの単原子層成長は、AsH
3 導入/H2 置換/トリメチルインジウム(TMI
n)導入/H2 置換を1サイクルとして行なった。G
aAsの単原子層成長は、AsH3 導入/H2 置換
/TMG導入/H2 置換およびArFエキシマレーザ
照射を1サイクルとして行なった。ただし、TMG導入
/H2 置換およびArFエキシマレーザ照射は、4回
連続して行なった。 TMInの導入量は、1.5μmol/サイクル、導入
時間は2秒、TMGの導入量は2.0μmol/サイク
ル、導入時間は1秒とした。InAs、GaAs、成長
ともにAsH3 の導入量は75μmol/サイクル、
導入時間は4秒である。ArFエキシマレーザ光の照射
タイミングおよび照射強度、繰り返しパルス数は、上記
実施例3と同様である。基板にはInP(100)基板
を用しいた。成長前の基板表面処理は、ホスフィン(P
H3 )雰囲気中、基板温度600℃で行なった。その
後、基板温度を400℃に設定し上述した成長条件で(
InAs)m /(GaAs)m (m=1,2,3)
の成長を行なった。m=2の場合、InAs2層/Ga
As2層/InAs2層/GaAs2層……、の積層構
造となる。成長膜の評価をX線回折により行なった。
るものではなく、成長に用いる有機III族原料の光吸
収係数が大きい波長の光ならば良い。 (実施例4) 次に(InAs)m /(GaAs)m (m=1,2
,3)のsuper latticeを作成した実施
例について述べる。InAsの単原子層成長は、AsH
3 導入/H2 置換/トリメチルインジウム(TMI
n)導入/H2 置換を1サイクルとして行なった。G
aAsの単原子層成長は、AsH3 導入/H2 置換
/TMG導入/H2 置換およびArFエキシマレーザ
照射を1サイクルとして行なった。ただし、TMG導入
/H2 置換およびArFエキシマレーザ照射は、4回
連続して行なった。 TMInの導入量は、1.5μmol/サイクル、導入
時間は2秒、TMGの導入量は2.0μmol/サイク
ル、導入時間は1秒とした。InAs、GaAs、成長
ともにAsH3 の導入量は75μmol/サイクル、
導入時間は4秒である。ArFエキシマレーザ光の照射
タイミングおよび照射強度、繰り返しパルス数は、上記
実施例3と同様である。基板にはInP(100)基板
を用しいた。成長前の基板表面処理は、ホスフィン(P
H3 )雰囲気中、基板温度600℃で行なった。その
後、基板温度を400℃に設定し上述した成長条件で(
InAs)m /(GaAs)m (m=1,2,3)
の成長を行なった。m=2の場合、InAs2層/Ga
As2層/InAs2層/GaAs2層……、の積層構
造となる。成長膜の評価をX線回折により行なった。
【0037】m=1,2,3のすべての試料において、
それぞれの次数mに対応したサテライトピークがX線回
折スペクトルに観測された。このように本発明により良
好なInAs/GaAsの単分子層オーダの超格子構造
を作成することができた。なお、本発明により、GaP
単原子層成長温度を低くすることが可能となり、GaA
s基板上にInP/GaP単分子層オーダの超格子構造
を作成することが可能である。
それぞれの次数mに対応したサテライトピークがX線回
折スペクトルに観測された。このように本発明により良
好なInAs/GaAsの単分子層オーダの超格子構造
を作成することができた。なお、本発明により、GaP
単原子層成長温度を低くすることが可能となり、GaA
s基板上にInP/GaP単分子層オーダの超格子構造
を作成することが可能である。
【0038】なお、上記各実施例は夫々が本発明の要旨
を逸脱しない範囲で変形して実施することができる。
を逸脱しない範囲で変形して実施することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、原料交互供給による単
原子層成長において、最適成長温度が異なる異種の半導
体結晶層を、単原子層の膜厚制御で積層した半導体結晶
層を得ることができるとともに、低い成長温度で、原料
の利用効率を損なうこと無く、しかも炭素濃度の少ない
化合物半導体の単原子層成長を行うことが可能である顕
著な効果がある。
原子層成長において、最適成長温度が異なる異種の半導
体結晶層を、単原子層の膜厚制御で積層した半導体結晶
層を得ることができるとともに、低い成長温度で、原料
の利用効率を損なうこと無く、しかも炭素濃度の少ない
化合物半導体の単原子層成長を行うことが可能である顕
著な効果がある。
【図1】本発明によるGa単原子層形成過程を説明する
ための模式図である。
ための模式図である。
【図2】本発明の実施例に使用したMOCVD装置の要
部を示す断面図である。
部を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における原料ガス導入、光照射
のシーケンスを示す線図である。
のシーケンスを示す線図である。
【図4】本発明の実施例における原料ガス導入、光照射
のシーケンスを示す線図である。
のシーケンスを示す線図である。
【図5】従来のGa単原子層形成過程を説明するための
模式図である。
模式図である。
1…成長容器
4…サセプタ
5、6…原料ガス導入管
8…高周波加熱コイル
9…光導入窓
10…エキシマレーザ装置
11…シャッタ
12…反射鏡
13…基板。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板上に原料ガスを交互に供給
し、気相成長により異種の半導体結晶層を単原子層の精
度で層厚を制御しつつ積層形成する半導体結晶層の気相
成長方法において、前記半導体結晶層のうち特定の半導
体結晶層の成長時に基板にエネルギビームを照射するこ
とを特徴とする半導体結晶層の気相成長方法。 - 【請求項2】 所定の温度に設定された基板上に原料
ガスを交互に供給し異種の化合物半導体結晶を1原子層
ずつ成長させる半導体結晶層の気相成長方法において、
前記基板上に化合物半導体の構成元素である金属元素を
含む有機金属原料ガスを供給し、その供給中または供給
停止後に前記基板上にエネルギビームを照射する工程を
複数回連続させて金属元素を1原子層成長させることを
特徴とする半導体結晶層の気相成長方法。 - 【請求項3】 化合物半導体がGaAs、またはGa
Pであり、基板の温度が450℃以下であることを特徴
とする請求項2に記載の半導体結晶層の気相成長方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5623691A JPH04212415A (ja) | 1990-05-18 | 1991-01-31 | 半導体結晶層の気相成長方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-128354 | 1990-05-18 | ||
| JP12835490 | 1990-05-18 | ||
| JP5623691A JPH04212415A (ja) | 1990-05-18 | 1991-01-31 | 半導体結晶層の気相成長方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04212415A true JPH04212415A (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=26397185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5623691A Pending JPH04212415A (ja) | 1990-05-18 | 1991-01-31 | 半導体結晶層の気相成長方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04212415A (ja) |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP5623691A patent/JPH04212415A/ja active Pending
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