JPH04212528A - フォワードコンバータ - Google Patents
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- JPH04212528A JPH04212528A JP3061118A JP6111891A JPH04212528A JP H04212528 A JPH04212528 A JP H04212528A JP 3061118 A JP3061118 A JP 3061118A JP 6111891 A JP6111891 A JP 6111891A JP H04212528 A JPH04212528 A JP H04212528A
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力伝達用の絶縁用ト
ランスを用いてディジタル信号の絶縁伝送を行うフォワ
ードコンバータに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、フォワードコンバータは、絶縁
用トランスを用いた電力の絶縁伝達回路として知られて
いる。図10はこのフォワードコンバータの基本回路を
示すもので、図において、Tは絶縁用トランスであり、
この絶縁用トランスTは1次巻線(主巻線)NPとトラ
ンスリセット巻線NRと2次巻線NSとを備えている。 1次巻線NPの一端は直流電源(電圧をVINとする)
の正極に接続され、他端はFETの如きスイッチング素
子Qを介して直流電源の負極に接続され、主回路が構成
されている。なお、直流電源の両端には入力コンデンサ
C1が接続されている。また、リセット巻線NRの一端
はリセット回路用ダイオードD1を介して直流電源の正
極に接続され、他端は直流電源の負極に接続されている
。ここで、リセット巻線NR、ダイオードD1及びコン
デンサC1はトランスTのリセット回路を構成している
。更に、トランスTの2次巻線NSは、ダイオードD2
,D3を介して、平滑用リアクトルL及び平滑用コンデ
ンサC2からなる出力平滑回路に接続され、この平滑回
路の出力側両端から出力電圧VOUTが取り出される。 なお、トランスTの各巻線の極性は図示のとおりである
。 【0003】このように構成されたフォワードコンバー
タは、図示されていないスイッチング制御回路によりス
イッチング素子Qをオン、オフし、絶縁用トランスTを
介して直流電圧VINを絶縁変換したうえトランスTの
2次側に伝達して電圧VOUTとして出力する。また、
スイッチング素子Qをオフすると、トランスTに蓄積さ
れたエネルギーがリセット巻線NRからダイオードD1
を介してコンデンサC1にリセット電流として流れ、ト
ランスTがリセットされる。このフォワードコンバータ
は、スイッチングレギュレータ等に広く用いられている
。一方、この種のフォワードコンバータにおいて、絶縁
用トランスTの1次側、2次側間でディジタル信号を絶
縁伝送する場合には、ホトカプラ等を利用した信号伝送
回路を上記基本回路に付加することが通常行われている
。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このように従来のフォ
ワードコンバータでは、絶縁用トランスTの1次側、2
次側間でディジタル信号を絶縁伝送するために、電力を
絶縁伝達する基本回路のほかにホトカプラ等からなる専
用の信号伝送回路が別個に必要になり、回路構成が複雑
で部品点数が多く、大形かつ高価になって信頼性の面で
も問題を生じていた。本発明は上記問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、回路構
成の複雑化や大形化等を招くことなく、電力伝達用の絶
縁用トランスを用いてディジタル信号の双方向または片
方向の絶縁伝送を可能にしたフォワードコンバータを提
供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、第1の発明は、直流電源及びスイッチング素子に接続
される1次巻線と、この1次巻線を流れる電流とは逆向
きのリセット電流が流れる主リセット回路を構成するリ
セット巻線と、負荷に接続される2次巻線とを有する絶
縁用トランスを介して電力の絶縁伝達を行うフォワード
コンバータにおいて、前記主リセット回路が絶縁用トラ
ンスの1次側または2次側に設けられると共に、前記ス
イッチング素子のスイッチングに同期して、かつ伝送す
るべきディジタル信号に応じて信号伝送用スイッチによ
りオン、オフされる補助リセット回路を絶縁用トランス
の1次側及び2次側に設け、絶縁用トランスを介してそ
の1次側及び2次側の補助リセット回路間でディジタル
信号を双方向に伝送するものである。 【0006】第2の発明は、第1の発明が前提とするフ
ォワードコンバータにおいて、主リセット回路が絶縁用
トランスの1次側または2次側に設けられると共に、前
記スイッチング素子のスイッチングに同期して、かつ伝
送するべきディジタル信号に応じてオン、オフされる補
助リセット回路をディジタル信号の送信側である絶縁用
トランスの1次側または2次側に設け、絶縁用トランス
を介してその1次側または2次側の補助リセット回路と
絶縁用トランスの他側(2次側または1次側)との間で
ディジタル信号を片方向に伝送するものである。 【0007】第3の発明は、同じく第1の発明が前提と
するフォワードコンバータにおいて、主リセット回路が
絶縁用トランスの1次側または2次側に設けられると共
に、この主リセット回路に一方の電流検出手段が接続さ
れ、スイッチング素子のスイッチングに同期して前記主
リセット回路を動作させることにより、前記一方の電流
検出手段と、絶縁用トランスの他側の補助リセット回路
に接続された他方の電流検出手段との間でディジタル信
号を双方向に伝送するものである。 【0008】第4の発明は、同じく第1の発明が前提と
するフォワードコンバータにおいて、主リセット回路が
絶縁用トランスの1次側または2次側に設けられ、かつ
、この主リセット回路に対し絶縁用トランスの他側に補
助リセット回路が設けられると共に、この補助リセット
回路に電流検出手段が接続され、スイッチング素子のス
イッチングに同期して前記主リセット回路を動作させる
ことにより、絶縁用トランスを介してその1次側または
2次側と他側の電流検出手段との間でディジタル信号を
片方向に伝送するものである。 【0009】 【作用】第1の発明によれば、スイッチング素子のスイ
ッチングに同期して、かつ伝送するべきディジタル信号
に応じて信号伝送用スイッチをオン、オフすることによ
り、絶縁用トランスのリセット経路が補助リセット回路
と主リセット回路との間で切り替わる。これにより、絶
縁用トランスの1次側及び2次側の補助リセット回路の
各両端の信号電圧が変化するので、1次側及び2次側間
でディジタル信号が双方向に伝送可能となる。 【0010】第2の発明によれば、補助リセット回路を
ディジタル信号の送信側となる絶縁用トランスの1次側
または2次側に設け、上記補助リセット回路の信号伝送
用スイッチをオン、オフさせることにより、リセット経
路が補助リセット回路と主リセット回路との間で切り替
わる。これにより、補助リセット回路の両端の信号電圧
及び絶縁用トランスの他側の電圧が変化するので、1次
側及び2次側間でディジタル信号が片方向に伝送可能と
なる。 【0011】第3の発明によれば、スイッチング素子の
スイッチングに同期して絶縁用トランスの1次側または
2次側の主リセット回路を動作させることにより、信号
伝送用スイッチのオン、オフ状態に応じて1次側、2次
側双方の電流検出手段の間でディジタル信号を双方向に
伝送することができる。 【0012】第4の発明によれば、スイッチング素子の
スイッチングに同期して絶縁用トランスの1次側または
2次側の主リセット回路を動作させることにより、主リ
セット回路側の信号伝送用スイッチのオン、オフ状態に
応じて、この主リセット回路側から電流検出手段が設け
られた他側へ、片方向にディジタル信号を伝送すること
ができる。 【0013】 【実施例】以下、図に沿って各発明の実施例を説明する
。 図1は第1の発明の第1実施例を示す回路図であり、図
10と同一の構成要素には同一の符号を付して詳述を省
略し、以下、異なる部分を中心に説明する。まず、この
発明は、絶縁用トランスの1次側、2次側間の双方向に
ディジタル信号を絶縁伝送できるようにしたものである
。図1において、絶縁用トランスT1は1次リセット巻
線NR1の他に、2次巻線NSに直列接続された2次リ
セット巻線NR2を備えている。また、ダイオードD1
のカソードと1次巻線NPの一端との間にはツェナーダ
イオードZD1が接続されていると共に、このツェナー
ダイオードZD1の両端には信号伝送用スイッチSW1
が接続されている。なお、スイッチSW1の一端(ツェ
ナーダイオードZD1のカソード)と直流電源の負極と
の間には抵抗R1が接続されており、図示の極性のディ
ジタル信号電圧VS1が前記抵抗R1の両端に現われる
ようになっている。次に、前記2次リセット巻線NR2
の両端にはツェナーダイオードZD2、信号伝送用スイ
ッチSW2及びダイオードD4が直列に接続され、この
うちツェナーダイオードZD2及びスイッチSW2はダ
イオードD3に直列接続されている。また、ツェナーダ
イオードZD2及びスイッチSW2の直列回路の両端に
は抵抗R2が接続されており、図示の極性のディジタル
信号電圧VS2が前記抵抗R2の両端に現われるように
なっている。なお、この実施例では、主リセット回路が
、1次リセット巻線NR1、ダイオードD1、ツェナー
ダイオードZD1、コンデンサC1により構成されてト
ランスT1の1次側に設けられている。ここで、主リセ
ット回路とは、信号伝送用スイッチSW1,SW2が何
れもオフの場合にトランスT1をリセットする回路を言
う。 【0014】次に、この実施例の動作を、スイッチング
素子Q及び信号伝送用スイッチSW1,SW2の動作と
各信号電圧VS1,VS2の関係を示す図2のタイミン
グチャートを参照しつつ説明する。まず、図1において
、スイッチング素子QがオンするとトランスT1の1次
側には電流iPが流れ、2次側には電流iS1が流れて
コンデンサC2を充電する。また、スイッチング素子Q
がオフすると、2次側のリアクトルLに逆起電力が発生
して電流iS2が流れる。ここで、トランスT1のリセ
ット回路の動作は、信号伝送用スイッチSW1,SW2
のオン、オフ状態により次のように異なる。なお、ここ
ではトランスT1の巻線NP,NR1,NR2の巻数を
、各々そのままNP,NR1,NR2として表し、また
、各ダイオードの順電圧を0と仮定する。 【0015】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると主リセット回路に電流iR1が流
れてコンデンサC1を充電する。ここで、iR1が流れ
ることによりツェナーダイオードZD1にツェナー電圧
VZD1が発生し、1次リセット巻線NR1の両端はコ
ンデンサC1及びツェナーダイオードZD1の作用によ
り電圧(VIN+VZD1)によってクランプされ、こ
の電圧が信号電圧VS1となる。よって2次リセット巻
線NR2の両端には巻数比に比例した電圧(VIN+V
ZD1)・NR2/NR1が発生し、この電圧が信号電
圧VS2となる。 【0016】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると、スイッチSW1を介し電流iR
1′が流れてコンデンサC1を充電する。なお、1次リ
セット巻線NR1、ダイオードD1、スイッチSW1及
びコンデンサC1は補助リセット回路を構成している。 このとき、1次リセット巻線NR1の両端は電圧VIN
によってクランプされ、この電圧が信号電圧VS1とな
る。よって2次リセット巻線NR2の両端には巻数比に
比例した電圧VIN・NR2/NR1が発生し、この電
圧が信号電圧VS2となる。なお、2次リセット巻線N
R2、ダイオードD4、スイッチSW2及びツェナーダ
イオードZD2も補助リセット回路を構成している。 【0017】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)この場合、
スイッチング素子QがオフするとスイッチSW2を介し
電流iR2が流れてツェナーダイオードZD2にツェナ
ー電圧VZD2が発生し、2次リセット巻線NR2の両
端はツェナー電圧VZD2によりクランプされる。よっ
てこの電圧が信号電圧VS2となる。このため、1次リ
セット巻線NR1の両端には巻数比に比例した電圧VZ
D2・NR1/NR2が発生し、この電圧が信号電圧V
S1となる。ただし、前記■と同様に1次側リセット回
路の動作によって2次リセット巻線NR2の両端には電
圧(VIN+VZD1)・NR2/NR1が現われるが
、VZD2/NR2<(VIN+VZD1)/NR1を
条件として上記のような動作となる。 【0018】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子QがオフするとスイッチSW1を介し電流iR1
′が流れてコンデンサC1を充電する。従って、1次リ
セット巻線NR1の両端は電圧VINによりクランプさ
れ、これが信号電圧VS1となる。よって、2次リセッ
ト巻線NR2の両端には巻数比に比例した電圧VIN・
NR2/NR1が発生し、これが信号電圧VS2となる
。この場合も、2次側リセット回路の動作によって2次
リセット巻線NR2の両端に電圧VZD2が現われるが
、VIN/NR1<VZD2/NR2を条件として上記
のような動作となる。上記各状態■〜■におけるスイッ
チ状態及び信号電圧の関係を、以下の表1に示す。 【0019】 【表1】 【0020】なお、図2に示した信号電圧VS1,VS
2のタイミングチャートにおいて、電圧値Aは信号電圧
VS1についてVIN+VZD1、同VS2について(
VIN+VZD1)・NR2/NR1、電圧値Bは信号
電圧VS1についてVZD2・NR1/NR2、同VS
2についてVZD2、電圧値Cは信号電圧VS1につい
てVIN、同VS2についてVIN・NR2/NR1で
ある。 【0021】このように本実施例では、スイッチSW1
,SW2のオン、オフ状態により絶縁用トランスT1の
リセット経路が変化し、トランスT1の1次側,2次側
の補助リセット回路双方に各信号電圧VS1,VS2が
発生する。そして、信号伝送の基本原理は、トランスT
1の1次側,2次側双方に補助リセット回路を持ち、リ
セット経路を各補助リセット回路のオン、オフにより主
リセット回路との間で切り換えることにより、信号電圧
を変化させて伝えるものである。また、信号の判別は、
図2に示すように1次側については電圧値Aに相当する
(VIN+VZD1)と同Bに相当するVZD2・NR
1/NR2との間に、2次側については同Aに相当する
(VIN+VZD1)・NR2/NR1と同Cに相当す
るVIN・NR2/NR1との間にそれぞれ基準電圧V
REFを設定し、各信号電圧VS1,VS2と比較する
ことにより、1次側、2次側共に同一論理であるHレベ
ル,Lレベルの論理を得る。これにより電源(スイッチ
ング素子Q)のスイッチング周波数をキャリア周波数と
した、トランスT1の1次側,2次側間における双方向
のシリアル・ディジタル信号の絶縁伝送が実現する。以
下の表2に、信号伝送方向と受信信号レベルの関係とを
示す。 【0022】 【表2】 【0023】次に、本発明の第2実施例を図3を参照し
つつ説明する。この実施例では、絶縁用トランスT2に
、直列接続された2つの1次リセット巻線NR11,N
R12が設けられ、リセット巻線NR11の一端がダイ
オードD1のアノードに接続され、リセット巻線NR1
1,NR12相互の接続点がダイオードD5を介してコ
ンデンサC1及びスイッチSW1の接続点に接続され、
かつ、リセット巻線NR12の他端が直流電源の負極に
接続されている。また、トランスT2の2次側において
、ダイオードD4のカソードはスイッチSW2を介して
リアクトルLとコンデンサC2との接続点に接続されて
いる。なお、図1の実施例ではリセット電圧差をツェナ
ー電圧を利用して発生させているのに対し、この実施例
では、トランスT2の1次側では巻線の巻数差を利用し
、2次側では出力電圧を利用してリセット電圧差を発生
させるものである。 【0024】次いで、この動作を説明する。なお、スイ
ッチング素子Q及び信号伝送用スイッチSW1,SW2
の動作と各信号電圧VS1,VS2の関係を示すタイミ
ングチャートは図2とまったく同一であるので、以下で
は図2の状態■〜■を引用して説明する。ここで、トラ
ンスT2の巻線NP,NR11,NR12,NR2の巻
数は各々そのままNP,NR11,NR12,NR2と
し、また、ダイオードの順電圧を0と仮定する。 【0025】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)この場合、
スイッチング素子Qがオフすると主リセット回路にリセ
ット電流iR1が流れてコンデンサC1を充電する。従
って、1次リセット巻線NR12の両端は電圧VINに
よってクランプされる。よって巻線NR11,NR12
からなる直列巻線と2次リセット巻線NR2の両端には
、それぞれ巻数比に比例した電圧VIN・(NR11+
NR12)/NR12及びVIN・NR2/NR12が
発生し、これらが各信号電圧VS1,VS2となる。 【0026】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると、スイッチSW1を介し電流iR
1′が流れてコンデンサC1を充電する。ここで、巻線
NR11,NR12からなる直列巻線の両端は、電圧V
INによってクランプされ、これが信号電圧VS1とな
る。よって、リセット巻線NR2の両端には巻数比に比
例した電圧VIN・NR2/(NR11+NR12)が
発生し、これが信号電圧VS2となる。ここで、リセッ
ト電流iR1′が流れる経路は1次側の補助リセット回
路を構成している。 【0027】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると、スイッチSW2を介し電流iR
2が流れてリセット巻線NR2の両端は電圧VOUTに
よってクランプされ、これが信号電圧VS2となる。よ
って、巻線NR11,NR12からなる直列巻線の両端
には巻数比に比例した電圧VOUT・(NR11+NR
12)/NR2が発生し、これが信号電圧VS1となる
。ただしこの例では、1次側リセット回路の動作も考慮
すると、VOUT/NR2<VIN/NR12を条件と
して上記動作となる。ここで、リセット電流iR2が流
れる経路は2次側の補助リセット回路を構成している。 【0028】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子QがオフするとスイッチSW1を介し電流iR1
′が流れてコンデンサC1を充電する。ここで、巻線N
R11,NR12からなる直列巻線の両端は電圧VIN
によりクランプされ、これが信号電圧VS1となる。よ
って、2次リセット巻線NR2の両端には巻数比に比例
した電圧VIN・NR2/(NR11+NR12)が発
生し、これが信号電圧VS2となる。ただしこの例では
、2次側リセット回路の動作も考慮すると、VIN/(
NR11+NR12)<VOUT/NR2を条件として
上記動作となる。上記各状態■〜■におけるスイッチ状
態及び信号電圧の関係を、以下の表3に示す。 【0029】 【表3】 【0030】なお、この実施例において、図2の電圧値
Aは信号電圧VS1についてVIN・(NR11+NR
12)/NR12、同VS2についてVIN・NR2/
NR12、電圧値Bは信号電圧VS1についてVOUT
・(NR11+NR12)/NR2、同VS2について
VOUT、電圧値Cは信号電圧VS1についてVIN、
同VS2についてVIN・NR2/(NR11+NR1
2)である。また、信号の判別は、1次側については電
圧値Aに相当するVIN・(NR11+NR12)/N
R12と同Bに相当するVOUT・(NR11+NR1
2)/NR2との間に、2次側については同Aに相当す
るVIN・NR2/NR12と同Cに相当するVIN・
NR2/(NR11+NR12)との間にそれぞれ基準
電圧VREFを設定し、各信号電圧VS1,VS2と比
較することによりHレベル、Lレベルの論理を得る。こ
れにより、第1実施例と同様に、電源のスイッチング周
波数をキャリア周波数とする、一次側,二次側間の双方
向シリアル・ディジタル信号の絶縁伝送が可能になる。 なお、信号伝送方向と受信信号レベルとの関係は前掲の
表2と同一である。 【0031】次に、本発明の第3実施例を図4を参照し
て説明する。この実施例は、第1,第2実施例において
トランス1次側に設けられていた主リセット回路を2次
側に設けたものである。すなわち図4では、図1の回路
における1次側のツェナーダイオードZD1を除去し、
これを2次側のツェナーダイオードZD2及びスイッチ
SW2の直列回路に対しツェナーダイオードZD1′と
して並列に接続してある。これにより、2次リセット巻
線NR2、ツェナーダイオードZD1′及びダイオード
D4により主リセット回路が構成される。また、リセッ
ト電流iR1が流れる経路は1次側の補助リセット回路
を、リセット電流iR2′が流れる経路は2次側の補助
リセット回路を構成しており、スイッチSW1,SW2
のオン、オフによるリセット経路の切り換えにより、前
記同様に1次側,2次側間の双方向シリアル・ディジタ
ル信号伝送が実現する。以下の表4に、図2の各状態■
〜■におけるスイッチの状態及び信号電圧の関係を示す
。また、信号伝送方向と受信信号レベルとの関係は表2
と同一である。この例では、第1図と同様にトランスT
1の巻線NP,NR1,NR2の巻数をそのままNP,
NR1,NR2とし、ダイオードの順電圧を0と仮定す
ると共に、VIN・NR2/NR1<VZD2<VZD
1′(VZD1′はツェナーダイオードZD1′のツェ
ナー電圧)を条件としている。 【0032】 【表4】 【0033】次に、図5に本発明の第4実施例を示す。 この実施例では、図3の回路における1次リセット巻線
NR11,NR12を単一の巻線NR1とし(その巻数
についてNR11+NR12=NR1)、かつ、2次リ
セット巻線NR2を2つの巻線NR21,NR22に分
割する(同NR2=NR21+NR22)。また、図3
におけるトランス1次側のダイオードD5を除去し、こ
れをリセット巻線NR21,NR22の接続点とスイッ
チSW2の一端との間に接続したものである。ここで、
リセット巻線NR22、ダイオードD5、コンデンサC
2によって主リセット回路が構成されている。また、リ
セット電流iR1,iR2′の経路により1次側及び2
次側の補助リセット回路が構成される。この実施例にお
いても、スイッチSW1,SW2のオン、オフによるリ
セット経路の切り換えにより、前記各実施例と同様に1
次側,2次側間の双方向シリアル・ディジタル信号伝送
が可能になる。以下の表5に、図2の各状態■〜■にお
けるスイッチの状態及び信号電圧の関係を示す。また、
信号伝送方向と受信信号レベルとの関係は表2と同一で
ある。この例では、トランスT2′の巻線NP,NR1
,NR21,NR22の巻数をそのままNP,NR1,
NR21,NR22とし、ダイオードの順電圧を0と仮
定すると共に、VIN/NR1<VOUT/NR22を
条件としている。 【0034】 【表5】 【0035】以上のように第1の発明では、1次側,2
次側間の双方向のディジタル信号絶縁伝送回路につき4
つの実施例を説明したが、第1実施例と第2実施例の回
路について、各々の1次側回路と2次側回路とを組み合
わせ、また、第3実施例と第4実施例の回路についても
、各々の1次側回路と2次側回路の組み合わせを変える
ことによっても双方向ディジタル信号伝送が実現可能で
ある。 【0036】次いで、第2の発明の実施例を説明する。 この発明は、絶縁用トランスの1次側から2次側、また
は2次側から1次側という片方向のディジタル信号伝送
を可能としたものである。その実施例としては、第1の
発明の各実施例として説明した、ディジタル信号を双方
向に伝送可能なフォワードコンバータにおいて、伝送す
るべきディジタル信号に応じてオン、オフされる補助リ
セット回路を1次側または2次側から除去することによ
り、この補助リセット回路を除去した方がディジタル信
号の受信側、補助リセット回路を有する方が送信側であ
るフォワードコンバータを実現することができる。なお
、この発明においても、主リセット回路はトランスの1
次側または2次側の何れかに設けられる。第2の発明の
一実施例としては、例えば図1の回路において、トラン
スT1の1次側から2次側へ信号を伝送する場合は、2
次側の補助リセット回路を構成するツェナーダイオード
ZD2及び信号伝送用スイッチSW2を削除すればよい
。また、逆に2次側から1次側へ信号を伝送する場合は
、1次側の補助リセット回路を構成する信号伝送用スイ
ッチSW1を除去すればよい。 【0037】以上のように、第1及び第2の発明の各実
施例によれば、フォワードコンバータ本来の作用により
、電力が絶縁用トランスの1次側から2次側へ絶縁伝達
されるのはもとより、同一の絶縁用トランスを介して、
ディジタル信号が1次側,2次側間で双方向あるいは片
方向に絶縁伝送されることになる。 【0038】次に、第3の発明の第1実施例を図6及び
図7を参照して説明する。この発明は、第1の発明と同
様に絶縁用トランスの1次側、2次側間の双方向にディ
ジタル信号を伝送するものである。図6において、絶縁
用トランスT2は図3と同様に、1次巻線NP、2次巻
線NS、1次リセット巻線NR11,NR12及び2次
リセット巻線NR2からなる。そして、この絶縁用トラ
ンスT2と、ダイオードD1,D2,D3、コンデンサ
C1,C2、スイッチング素子Q及びリアクトルLによ
ってフォワードコンバータの基本回路が構成されている
。ダイオードD1のカソードにはトランジスタTR1の
エミッタが接続され、そのベースは信号伝送用スイッチ
SW1の一端に接続されている。また、トランジスタT
R1のエミッタ、ベース間には抵抗R1が接続されてい
る。1次リセット巻線NR11,NR12相互の接続点
はダイオードD5を介してトランジスタTR2のエミッ
タに接続され、そのベースは1次巻線NP及びコンデン
サC1の各一端並びに前記トランジスタTR1のコレク
タに接続されていると共に、コンデンサC1の他端とト
ランジスタTR2のコレクタとの間には電流検出器CD
1が接続されている。なお、トランジスタTR2のエミ
ッタ、ベース間には抵抗R2が接続されている。一方、
絶縁用トランスT2の2次側において、2次リセット巻
線NR2の一端はダイオードD4を介してトランジスタ
TR3のエミッタに接続され、そのベースは信号伝送用
スイッチSW2の一端に接続されている。また、トラン
ジスタTR3のエミッタ、ベース間には抵抗R3が接続
されている。更に、トランジスタTR3のコレクタはト
ランジスタTR4のエミッタに接続され、そのベースは
コンデンサC2及びリアクトルLの各一端に接続されて
いる。また、トランジスタTR4のエミッタ、ベース間
には抵抗R4が接続され、トランジスタTR4のコレク
タとコンデンサC2の他端との間には電流検出器CD2
が接続されている。なお、この実施例では主リセット回
路が、リセット巻線NR12、ダイオードD5、トラン
ジスタTR2、コンデンサC1等により構成されてトラ
ンスT2の1次側に設けられている。 【0039】次に、この実施例の動作を図7のタイミン
グチャートを参照しつつ説明する。図6において、スイ
ッチング素子QがオンするとトランスT2の1次側には
電流iPが流れ、2次側には電流iS1が流れてコンデ
ンサC2を充電する。スイッチング素子Qがオフすると
2次側のリアクトルLに逆起電力が発生して電流iS2
が流れる。ここで、トランスT2のリセット回路の動作
は、信号伝送用スイッチSW1,SW2の状態により次
のように異なる。なお、ここではトランスT2の巻線N
P,NR11,NR12,NR2の巻数をそのままNP
,NR11,NR12,NR2とし、各ダイオードの順
電圧及び各トランジスタのコレクタ電圧、ベース電圧を
0と仮定する。 【0040】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図7の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると主リセット回路にリセット電流i
R1が流れてトランジスタTR2がオンし、そのベース
電流iB2がコンデンサC1を充電すると共に、コレク
タ電流iC2が電流検出器CD1を流れて信号電流IS
1として検出される。ここで、電流iC2は次のように
求められる。トランスT2を理想的に考えると、励磁電
流ieが巻線に反比例した比率でリセットルートを流れ
ることから、まず、励磁電流ieを求める。1次巻線N
PのインダクタンスをLPとすると、ieは次の数式1
によって表すことができる。 【0041】 【数1】 【0042】 ie=(VIN/LP)・t 【0043】このieは、t=TONのとき最大値ie
pとなるので、次の数式2を得る。 【0044】 【数2】 iep=(VIN/LP)・TON 【0045】次に、リセット電流iR1の最大値iR1
pは、巻線の巻数比により数式3によって表される。 【0046】 【数3】 iR1p=(NP/NR12)・iep【0047】1
次リセット巻線NR12のインダクタンスをLR12と
すると、リセット電流iR1はiR1pからVIN/L
R12の比率で減少することから、数式4となる。 【0048】 【数4】 【0049】また、リセット電流iR1は、図6から明
らかなように次の数式5によって表すことができる。 【0050】 【数5】 iR1=iC2+iB2 【0051】ここで、iC2≫iB2としてiR1=i
C2とすると、電流iC2の最大値iC2pは前記数式
2,数式3より数式6となる。 【0052】 【数6】 iC2p=(NP・VIN・TON)/(NR12・L
P)【0053】また、iC2つまり信号電流IS1の
流れる時間をTr1(図7参照)とすると、この時間T
r1は、数式4においてiR1=0とおくことにより、
数式7によって表される。 【0054】 【数7】 Tr1=(NP・LR12・TON)/(NR12・L
P)【0055】■スイッチSW1がオン、スイッチS
W2がオフの場合(図7の状態■と対応する。)スイッ
チング素子Qがオフするとリセット電流iR1′が流れ
てトランジスタTR1がオンし、コレクタ電流iC1は
コンデンサC1を充電する。ここで、リセット電流iR
1′の流れる経路は補助リセット回路を構成している。 この場合、トランジスタTR2,TR4はオフのままで
あるため電流検出器CD1,CD2に電流は流れず、信
号電流も生じない。 【0056】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図7の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2が流れてトラ
ンジスタTR3がオンし、コレクタ電流iC3が流れる
。これによりトランジスタTR4がオンし、そのベース
電流iB4がコンデンサC2を充電すると共に、コレク
タ電流iC4が電流検出器CD2を流れて信号電流IS
2として検出される。なお、リセット電流iR2が流れ
る経路は補助リセット回路を構成している。ここで、電
流iC4は次のように求められる。まず、リセット電流
iR2の最大値iR2pは巻線の巻数比により数式8に
よって表される。 【0057】 【数8】 iR2p=(NP/NR2)・iep 【0
058】2次リセット巻線NR2のインダクタンスをL
R2とすると、リセット電流iR2はiR2pからVO
UT/LR2の比率で減少することから、数式9となる
。 【0059】 【数9】 【0060】また、リセット電流iR2は、図6から明
らかなように数式10によって表すことができる。 【0061】 【数式10】 iR2=iC3+iB3=iC4+iB4+iB3【0
062】ここで、iC3≫iB3,iC4≫iB4とし
、iR2=iC3=iC4とすると、電流iC4の最大
値iC4pは前記数式2,数式8から次の数式11とな
る。 【0063】 【数11】 iC4p=(NP・VIN・TON)/(NR2・LP
)【0064】また、iC4つまり信号電流IS2の流
れる時間をTr2(図7参照)とすると、この時間Tr
2は、数式9においてiR2=0とおくことにより、数
式12によって表される。 【0065】 【数12】 Tr2=(NP・LR2・VIN・TON)/(N
R2・LP・VOUT)【0066】なお、この場合に
ついては、VIN/NR12>VOUT/NR2を条件
として上記のような動作となる。 【0067】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図7の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR1′が流れてト
ランジスタTR1がオンし、コレクタ電流iC1がコン
デンサC1を充電する。ここで、リセット電流iR1′
が流れる経路は補助リセット回路を構成する。ただし、
この場合については、VIN/(NR11+NR12)
<VOUT/NR2を条件とする。この場合、トランジ
スタTR2,TR4はオフのままであるため電流検出器
CD1,CD2に電流は流れず、信号電流も生じない。 上記各状態■〜■におけるスイッチ状態及び信号電流の
関係を、以下の表6に示す。 【0068】 【表6】 【0069】このように本実施例では、スイッチSW1
,SW2の状態により絶縁用トランスT2のリセット経
路が変化し、トランスT2の1次側,2次側双方にそれ
ぞれ信号電流IS1,IS2が発生する。そして、信号
伝送の基本原理は、トランスT2の1次側,2次側双方
にリセット回路を持ち、リセット経路をそれそれの回路
で切り換えることにより信号電流を伝えるものである。 なお、信号の判別は、図6に示した電流検出器CD1,
CD2にて信号電流IS1,IS2の有無を検出するこ
とにより行う。これにより電源(スイッチング素子Q)
のスイッチング周波数をキャリア周波数とした、トラン
スT2の1次側,2次側間における双方向のシリアル・
ディジタル信号伝送が実現する。以下の表7に、信号伝
送方向と受信電流の有無との関係を示す。 【0070】 【表7】 【0071】次いで、第3の発明の第2実施例を図8及
び図9を参照しつつ説明する。この実施例も図6の実施
例(第1実施例)と同様に絶縁用トランスの1次側、2
次側間の双方向にディジタル信号を伝送するものである
が、主リセット回路が絶縁用トランスの2次側に設けら
れている点で第1実施例と異なっている。すなわち図8
において、図6と異なる部分を中心に説明すると、絶縁
用トランスT2′は図5と同様に、1次巻線NP、2次
巻線NS、1次リセット巻線NR1及び2次リセット巻
線NR21,NR22からなる。そして、この絶縁用ト
ランスT2′と、ダイオードD1,D2,D3、コンデ
ンサC1,C2、スイッチング素子Q及びリアクトルL
によってフォワードコンバータの基本回路が構成されて
いる。 ダイオードD1のカソードにはトランジスタTR2のエ
ミッタが接続され、そのベースは信号伝送用スイッチS
W1の一端に接続されている。また、トランジスタTR
2のエミッタ、ベース間には抵抗R2が接続されている
。トランジスタTR2のコレクタはトランジスタTR1
のエミッタに接続され、そのベースは1次巻線NP及び
コンデンサC1の各一端に接続されている。更にトラン
ジスタTR1のエミッタ、ベース間には抵抗R1が接続
され、トランジスタTR1のコレクタとコンデンサC1
の他端との間には電流検出器CD1が接続されている。 一方、絶縁用トランスT2′の2次側において、2次リ
セット巻線NR21の一端はダイオードD4を介してト
ランジスタTR3のエミッタに接続され、そのベースは
信号伝送用スイッチSW2の一端に接続されている。 また、トランジスタTR3のエミッタ、ベース間には抵
抗R3が接続されている。更に、2次リセット巻線NR
21,NR22相互の接続点はダイオードD5を介して
トランジスタTR4のエミッタに接続され、そのベース
はコンデンサC2及びリアクトルLの各一端並びにトラ
ンジスタTR3のコレクタに接続されている。また、ト
ランジスタTR4のエミッタ、ベース間には抵抗R4が
接続され、トランジスタTR4のコレクタとコンデンサ
C2の他端との間には電流検出器CD2が接続されてい
る。 なお、この実施例では主リセット回路が、2次リセット
巻線NR22、ダイオードD5、トランジスタTR4、
コンデンサC2等により構成されてトランスT2′の2
次側に設けられている。 【0072】次に、この実施例の動作を図9のタイミン
グチャートを参照しつつ説明する。トランスT2′のリ
セット回路の動作は、信号伝送用スイッチSW1,SW
2の状態により次のように異なる。なお、ここではトラ
ンスT2の巻線NP,NR1,NR21,NR22の巻
数をそのままNP,NR1,NR21,NR22とし、
各ダイオードの順電圧及び各トランジスタのコレクタ電
圧、ベース電圧を0と仮定する。 【0073】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図9の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2が流れてトラ
ンジスタTR4がオンし、ベース電流iB4がコンデン
サC2を充電してコレクタ電流iC4が電流検出器CD
2を流れる。この電流iC4が信号電流IS2となる。 ここで、電流iC4は次のように求められる。図6の実
施例と同様に1次巻線NPのインダクタンスをLPとす
ると、励磁電流ieは数式1、その最大値iepは数式
2となる。よって、リセット電流iR2の最大値iR2
pは巻線の巻数比より、次の数式13によって表される
。 【0074】 【数13】 iR2p=(NP/NR22)・iep 【00
75】2次リセット巻線NR22のインダクタンスをL
R22とすると、リセット電流iR2は最大値iR2p
からVOUT/LR22の比率で減少することから、数
式14が得られる。 【0076】 【数14】 【0077】また、リセット電流iR2は、図8の回路
から数式15で表されることが明らかである。 【0078】 【数15】 iR2=iC4+iB4 【0079】ここで、iC4≫iB4とし、iR2=i
C4とすると、iC4pは数式2,数式13より数式1
6となる。 【0080】 【数16】 iC4p=(NP・VIN・TON)/(NR22・L
P)【0081】また、コレクタ電流iC4の流れる時
間Tr2(図9参照)は、数式14においてiR2=0
とおくことにより、次の数式17によって表される。 【0082】 【数17】 Tr2=(NP・LR22・VIN・TON)/(
NR22・LP・VOUT)【0083】■スイッチS
W1がオン、スイッチSW2がオフの場合(図9の状態
■と対応する。)スイッチング素子Qがオフするとリセ
ット電流iR1が流れてトランジスタTR2がオンし、
コレクタ電流iC2が流れる。コレクタ電流iC2が流
れることによりトランジスタTR1がオンし、そのベー
ス電流iB1はコンデンサC1を充電してコレクタ電流
iC1が電流検出器CD1を流れる。この電流iC1が
信号電流IS1となる。なお、リセット電流iR1が流
れる経路は補助リセット回路を構成している。 ここで、電流iC1は次のように求められる。リセット
電流iR1の最大値iR1pは、巻線の巻数比により次
の数式18となる。 【0084】 【数18】 iR1p=(NP/NR1)・iep 【0
085】1次リセット巻線NR1のインダクタンスをL
R1とすると、リセット電流iR1はその最大値iR1
pからVIN/LR1の比率で減少することから、数式
19となる。 【0086】 【数19】 【0087】また、iR1は図8の回路から、数式20
によって表される。 【0088】 【数20】 iR1=iC2+iB2=iC1+iB1+iB2【0
089】ここで、iC1≫iB1,iC2≫iB2とし
、iR1=iC2=iC1とおくと、iC1pは数式2
,数式18より、次の数式21となる。 【0090】 【数21】 iC1p=(NP・VIN・TON)/(NR1・LP
)【0091】また、コレクタ電流iC1の流れる時間
Tr1(図9参照)は、数式19においてiR1=0と
おくことにより、数式22となる。 【0092】 【数22】 Tr1=(NP・LR1・TON)/(NR1・LP)
【0093】ただし、この場合については、VIN/N
R1>VOUT/NR22を条件とする。 【0094】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図9の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2′が流れてト
ランジスタTR3がオンし、コレクタ電流iC3はコン
デンサC2を充電する。この場合、トランジスタTR1
,TR4はオフであるため、電流検出器CD1,CD2
には電流は流れない。ここで、リセット電流iR2′が
流れる経路は補助リセット回路を構成する。 【0095】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図9の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2′が流れてト
ランジスタTR3がオンし、そのコレクタ電流iC3が
コンデンサC2を充電する。この場合、トランジスタT
R1,TR4はオフであるため、電流検出器CD1,C
D2に電流は流れない。ただし、この場合については、
VIN/NR1>VOUT/(NR21+NR22)を
条件とする。上記各状態■〜■におけるスイッチSW1
,SW2の状態及び信号電流の関係を表8に示す。 【0096】 【表8】 【0097】このように本実施例では、スイッチSW1
,SW2の状態により絶縁用トランスT2′のリセット
経路が変化し、トランスT2′の1次側,2次側双方に
それぞれ信号電流IS1,IS2が発生する。そして、
信号伝送の基本原理は、図6の実施例と同様であり、信
号の判別は、図8に示した電流検出器CD1,CD2に
て信号電流IS1,IS2の有無を検出することにより
行う。 これにより電源(スイッチング素子Q)のスイッチング
周波数をキャリア周波数とした、トランスT2′の1次
側,2次側間における双方向のシリアル・ディジタル信
号伝送が実現する。以下の表9に、信号伝送方向と受信
電流の有無との関係を示す。 【0098】 【表9】 【0099】次に、第4の発明の実施例を説明する。こ
の発明は、絶縁用トランスの1次側から2次側、または
2次側から1次側という片方向のディジタル信号伝送を
可能としたものである。その実施例としては、第3の発
明の各実施例として説明した、ディジタル信号を双方向
に伝送可能なフォワードコンバータにおいて、受信側と
なるべき側の送信手段と送信側となるべき側の受信手段
とを除去することで実現可能である。具体的には、例え
ば図6に示した回路において、絶縁トランスT2の1次
側から2次側への片方向ディジタル信号伝送を行なう場
合は、1次側の受信手段である電流検出器CD1を削除
してトランジスタTR2のコレクタを0Vに接続し、ま
た、2次側については、送信手段である信号伝送用スイ
ッチSW2、トランジスタTR3、抵抗R3を削除して
ダイオードD4のカソードをトランジスタTR4のエミ
ッタに接続すればよい。また、図6の回路において絶縁
トランスT2の2次側から1次側への片方向ディジタル
信号伝送を行なう場合は、1次側の送信手段である信号
伝送用スイッチSW1、ダイオードD1、トランジスタ
TR1、抵抗R1を削除して1次リセット巻線NR11
を開放とし、2次側については受信手段である電流検出
器CD2、トランジスタTR4、抵抗R4を削除してト
ランジスタTR3のコレクタを出力端子(VOUT)に
接続すればよい。なお、この発明においても、主リセッ
ト回路はトランスの1次側または2次側の何れかに設け
られることはいうまでもない。 【0100】以上のように、第3及び第4の発明の各実
施例においても、フォワードコンバータ本来の作用によ
って電力が絶縁用トランスの1次側から2次側へ絶縁伝
達されるのはもとより、同一の絶縁用トランスを介して
、ディジタル信号が1次側,2次側間で双方向あるいは
片方向に絶縁伝送されることになる。 【0101】 【発明の効果】以上詳述したように第1または第2の発
明によれば、主リセット回路の構成を若干変更し、また
リセット巻線や信号伝送用スイッチ等からなる補助リセ
ット回路を付加するだけで、電力伝達用の絶縁用トラン
スをディジタル信号伝送用に兼用することができ、これ
によりディジタル信号を1次側,2次側間で双方向ある
いは片方向に絶縁伝送可能なフォワードコンバータを実
現することができる。従って、回路構成部品の有効利用
により、装置全体の小型、低価格化及び信頼性向上に寄
与することができる。 【0102】第3または第4の発明によれば、上記と同
様に絶縁用トランスをディジタル信号伝送用に兼用した
ことに伴う効果のほか、電流信号の有無による双方向ま
たは片方向の信号伝送を可能にして多様な形態のディジ
タル信号伝送が可能になるという利点がある。
ランスを用いてディジタル信号の絶縁伝送を行うフォワ
ードコンバータに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、フォワードコンバータは、絶縁
用トランスを用いた電力の絶縁伝達回路として知られて
いる。図10はこのフォワードコンバータの基本回路を
示すもので、図において、Tは絶縁用トランスであり、
この絶縁用トランスTは1次巻線(主巻線)NPとトラ
ンスリセット巻線NRと2次巻線NSとを備えている。 1次巻線NPの一端は直流電源(電圧をVINとする)
の正極に接続され、他端はFETの如きスイッチング素
子Qを介して直流電源の負極に接続され、主回路が構成
されている。なお、直流電源の両端には入力コンデンサ
C1が接続されている。また、リセット巻線NRの一端
はリセット回路用ダイオードD1を介して直流電源の正
極に接続され、他端は直流電源の負極に接続されている
。ここで、リセット巻線NR、ダイオードD1及びコン
デンサC1はトランスTのリセット回路を構成している
。更に、トランスTの2次巻線NSは、ダイオードD2
,D3を介して、平滑用リアクトルL及び平滑用コンデ
ンサC2からなる出力平滑回路に接続され、この平滑回
路の出力側両端から出力電圧VOUTが取り出される。 なお、トランスTの各巻線の極性は図示のとおりである
。 【0003】このように構成されたフォワードコンバー
タは、図示されていないスイッチング制御回路によりス
イッチング素子Qをオン、オフし、絶縁用トランスTを
介して直流電圧VINを絶縁変換したうえトランスTの
2次側に伝達して電圧VOUTとして出力する。また、
スイッチング素子Qをオフすると、トランスTに蓄積さ
れたエネルギーがリセット巻線NRからダイオードD1
を介してコンデンサC1にリセット電流として流れ、ト
ランスTがリセットされる。このフォワードコンバータ
は、スイッチングレギュレータ等に広く用いられている
。一方、この種のフォワードコンバータにおいて、絶縁
用トランスTの1次側、2次側間でディジタル信号を絶
縁伝送する場合には、ホトカプラ等を利用した信号伝送
回路を上記基本回路に付加することが通常行われている
。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このように従来のフォ
ワードコンバータでは、絶縁用トランスTの1次側、2
次側間でディジタル信号を絶縁伝送するために、電力を
絶縁伝達する基本回路のほかにホトカプラ等からなる専
用の信号伝送回路が別個に必要になり、回路構成が複雑
で部品点数が多く、大形かつ高価になって信頼性の面で
も問題を生じていた。本発明は上記問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、回路構
成の複雑化や大形化等を招くことなく、電力伝達用の絶
縁用トランスを用いてディジタル信号の双方向または片
方向の絶縁伝送を可能にしたフォワードコンバータを提
供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、第1の発明は、直流電源及びスイッチング素子に接続
される1次巻線と、この1次巻線を流れる電流とは逆向
きのリセット電流が流れる主リセット回路を構成するリ
セット巻線と、負荷に接続される2次巻線とを有する絶
縁用トランスを介して電力の絶縁伝達を行うフォワード
コンバータにおいて、前記主リセット回路が絶縁用トラ
ンスの1次側または2次側に設けられると共に、前記ス
イッチング素子のスイッチングに同期して、かつ伝送す
るべきディジタル信号に応じて信号伝送用スイッチによ
りオン、オフされる補助リセット回路を絶縁用トランス
の1次側及び2次側に設け、絶縁用トランスを介してそ
の1次側及び2次側の補助リセット回路間でディジタル
信号を双方向に伝送するものである。 【0006】第2の発明は、第1の発明が前提とするフ
ォワードコンバータにおいて、主リセット回路が絶縁用
トランスの1次側または2次側に設けられると共に、前
記スイッチング素子のスイッチングに同期して、かつ伝
送するべきディジタル信号に応じてオン、オフされる補
助リセット回路をディジタル信号の送信側である絶縁用
トランスの1次側または2次側に設け、絶縁用トランス
を介してその1次側または2次側の補助リセット回路と
絶縁用トランスの他側(2次側または1次側)との間で
ディジタル信号を片方向に伝送するものである。 【0007】第3の発明は、同じく第1の発明が前提と
するフォワードコンバータにおいて、主リセット回路が
絶縁用トランスの1次側または2次側に設けられると共
に、この主リセット回路に一方の電流検出手段が接続さ
れ、スイッチング素子のスイッチングに同期して前記主
リセット回路を動作させることにより、前記一方の電流
検出手段と、絶縁用トランスの他側の補助リセット回路
に接続された他方の電流検出手段との間でディジタル信
号を双方向に伝送するものである。 【0008】第4の発明は、同じく第1の発明が前提と
するフォワードコンバータにおいて、主リセット回路が
絶縁用トランスの1次側または2次側に設けられ、かつ
、この主リセット回路に対し絶縁用トランスの他側に補
助リセット回路が設けられると共に、この補助リセット
回路に電流検出手段が接続され、スイッチング素子のス
イッチングに同期して前記主リセット回路を動作させる
ことにより、絶縁用トランスを介してその1次側または
2次側と他側の電流検出手段との間でディジタル信号を
片方向に伝送するものである。 【0009】 【作用】第1の発明によれば、スイッチング素子のスイ
ッチングに同期して、かつ伝送するべきディジタル信号
に応じて信号伝送用スイッチをオン、オフすることによ
り、絶縁用トランスのリセット経路が補助リセット回路
と主リセット回路との間で切り替わる。これにより、絶
縁用トランスの1次側及び2次側の補助リセット回路の
各両端の信号電圧が変化するので、1次側及び2次側間
でディジタル信号が双方向に伝送可能となる。 【0010】第2の発明によれば、補助リセット回路を
ディジタル信号の送信側となる絶縁用トランスの1次側
または2次側に設け、上記補助リセット回路の信号伝送
用スイッチをオン、オフさせることにより、リセット経
路が補助リセット回路と主リセット回路との間で切り替
わる。これにより、補助リセット回路の両端の信号電圧
及び絶縁用トランスの他側の電圧が変化するので、1次
側及び2次側間でディジタル信号が片方向に伝送可能と
なる。 【0011】第3の発明によれば、スイッチング素子の
スイッチングに同期して絶縁用トランスの1次側または
2次側の主リセット回路を動作させることにより、信号
伝送用スイッチのオン、オフ状態に応じて1次側、2次
側双方の電流検出手段の間でディジタル信号を双方向に
伝送することができる。 【0012】第4の発明によれば、スイッチング素子の
スイッチングに同期して絶縁用トランスの1次側または
2次側の主リセット回路を動作させることにより、主リ
セット回路側の信号伝送用スイッチのオン、オフ状態に
応じて、この主リセット回路側から電流検出手段が設け
られた他側へ、片方向にディジタル信号を伝送すること
ができる。 【0013】 【実施例】以下、図に沿って各発明の実施例を説明する
。 図1は第1の発明の第1実施例を示す回路図であり、図
10と同一の構成要素には同一の符号を付して詳述を省
略し、以下、異なる部分を中心に説明する。まず、この
発明は、絶縁用トランスの1次側、2次側間の双方向に
ディジタル信号を絶縁伝送できるようにしたものである
。図1において、絶縁用トランスT1は1次リセット巻
線NR1の他に、2次巻線NSに直列接続された2次リ
セット巻線NR2を備えている。また、ダイオードD1
のカソードと1次巻線NPの一端との間にはツェナーダ
イオードZD1が接続されていると共に、このツェナー
ダイオードZD1の両端には信号伝送用スイッチSW1
が接続されている。なお、スイッチSW1の一端(ツェ
ナーダイオードZD1のカソード)と直流電源の負極と
の間には抵抗R1が接続されており、図示の極性のディ
ジタル信号電圧VS1が前記抵抗R1の両端に現われる
ようになっている。次に、前記2次リセット巻線NR2
の両端にはツェナーダイオードZD2、信号伝送用スイ
ッチSW2及びダイオードD4が直列に接続され、この
うちツェナーダイオードZD2及びスイッチSW2はダ
イオードD3に直列接続されている。また、ツェナーダ
イオードZD2及びスイッチSW2の直列回路の両端に
は抵抗R2が接続されており、図示の極性のディジタル
信号電圧VS2が前記抵抗R2の両端に現われるように
なっている。なお、この実施例では、主リセット回路が
、1次リセット巻線NR1、ダイオードD1、ツェナー
ダイオードZD1、コンデンサC1により構成されてト
ランスT1の1次側に設けられている。ここで、主リセ
ット回路とは、信号伝送用スイッチSW1,SW2が何
れもオフの場合にトランスT1をリセットする回路を言
う。 【0014】次に、この実施例の動作を、スイッチング
素子Q及び信号伝送用スイッチSW1,SW2の動作と
各信号電圧VS1,VS2の関係を示す図2のタイミン
グチャートを参照しつつ説明する。まず、図1において
、スイッチング素子QがオンするとトランスT1の1次
側には電流iPが流れ、2次側には電流iS1が流れて
コンデンサC2を充電する。また、スイッチング素子Q
がオフすると、2次側のリアクトルLに逆起電力が発生
して電流iS2が流れる。ここで、トランスT1のリセ
ット回路の動作は、信号伝送用スイッチSW1,SW2
のオン、オフ状態により次のように異なる。なお、ここ
ではトランスT1の巻線NP,NR1,NR2の巻数を
、各々そのままNP,NR1,NR2として表し、また
、各ダイオードの順電圧を0と仮定する。 【0015】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると主リセット回路に電流iR1が流
れてコンデンサC1を充電する。ここで、iR1が流れ
ることによりツェナーダイオードZD1にツェナー電圧
VZD1が発生し、1次リセット巻線NR1の両端はコ
ンデンサC1及びツェナーダイオードZD1の作用によ
り電圧(VIN+VZD1)によってクランプされ、こ
の電圧が信号電圧VS1となる。よって2次リセット巻
線NR2の両端には巻数比に比例した電圧(VIN+V
ZD1)・NR2/NR1が発生し、この電圧が信号電
圧VS2となる。 【0016】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると、スイッチSW1を介し電流iR
1′が流れてコンデンサC1を充電する。なお、1次リ
セット巻線NR1、ダイオードD1、スイッチSW1及
びコンデンサC1は補助リセット回路を構成している。 このとき、1次リセット巻線NR1の両端は電圧VIN
によってクランプされ、この電圧が信号電圧VS1とな
る。よって2次リセット巻線NR2の両端には巻数比に
比例した電圧VIN・NR2/NR1が発生し、この電
圧が信号電圧VS2となる。なお、2次リセット巻線N
R2、ダイオードD4、スイッチSW2及びツェナーダ
イオードZD2も補助リセット回路を構成している。 【0017】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)この場合、
スイッチング素子QがオフするとスイッチSW2を介し
電流iR2が流れてツェナーダイオードZD2にツェナ
ー電圧VZD2が発生し、2次リセット巻線NR2の両
端はツェナー電圧VZD2によりクランプされる。よっ
てこの電圧が信号電圧VS2となる。このため、1次リ
セット巻線NR1の両端には巻数比に比例した電圧VZ
D2・NR1/NR2が発生し、この電圧が信号電圧V
S1となる。ただし、前記■と同様に1次側リセット回
路の動作によって2次リセット巻線NR2の両端には電
圧(VIN+VZD1)・NR2/NR1が現われるが
、VZD2/NR2<(VIN+VZD1)/NR1を
条件として上記のような動作となる。 【0018】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子QがオフするとスイッチSW1を介し電流iR1
′が流れてコンデンサC1を充電する。従って、1次リ
セット巻線NR1の両端は電圧VINによりクランプさ
れ、これが信号電圧VS1となる。よって、2次リセッ
ト巻線NR2の両端には巻数比に比例した電圧VIN・
NR2/NR1が発生し、これが信号電圧VS2となる
。この場合も、2次側リセット回路の動作によって2次
リセット巻線NR2の両端に電圧VZD2が現われるが
、VIN/NR1<VZD2/NR2を条件として上記
のような動作となる。上記各状態■〜■におけるスイッ
チ状態及び信号電圧の関係を、以下の表1に示す。 【0019】 【表1】 【0020】なお、図2に示した信号電圧VS1,VS
2のタイミングチャートにおいて、電圧値Aは信号電圧
VS1についてVIN+VZD1、同VS2について(
VIN+VZD1)・NR2/NR1、電圧値Bは信号
電圧VS1についてVZD2・NR1/NR2、同VS
2についてVZD2、電圧値Cは信号電圧VS1につい
てVIN、同VS2についてVIN・NR2/NR1で
ある。 【0021】このように本実施例では、スイッチSW1
,SW2のオン、オフ状態により絶縁用トランスT1の
リセット経路が変化し、トランスT1の1次側,2次側
の補助リセット回路双方に各信号電圧VS1,VS2が
発生する。そして、信号伝送の基本原理は、トランスT
1の1次側,2次側双方に補助リセット回路を持ち、リ
セット経路を各補助リセット回路のオン、オフにより主
リセット回路との間で切り換えることにより、信号電圧
を変化させて伝えるものである。また、信号の判別は、
図2に示すように1次側については電圧値Aに相当する
(VIN+VZD1)と同Bに相当するVZD2・NR
1/NR2との間に、2次側については同Aに相当する
(VIN+VZD1)・NR2/NR1と同Cに相当す
るVIN・NR2/NR1との間にそれぞれ基準電圧V
REFを設定し、各信号電圧VS1,VS2と比較する
ことにより、1次側、2次側共に同一論理であるHレベ
ル,Lレベルの論理を得る。これにより電源(スイッチ
ング素子Q)のスイッチング周波数をキャリア周波数と
した、トランスT1の1次側,2次側間における双方向
のシリアル・ディジタル信号の絶縁伝送が実現する。以
下の表2に、信号伝送方向と受信信号レベルの関係とを
示す。 【0022】 【表2】 【0023】次に、本発明の第2実施例を図3を参照し
つつ説明する。この実施例では、絶縁用トランスT2に
、直列接続された2つの1次リセット巻線NR11,N
R12が設けられ、リセット巻線NR11の一端がダイ
オードD1のアノードに接続され、リセット巻線NR1
1,NR12相互の接続点がダイオードD5を介してコ
ンデンサC1及びスイッチSW1の接続点に接続され、
かつ、リセット巻線NR12の他端が直流電源の負極に
接続されている。また、トランスT2の2次側において
、ダイオードD4のカソードはスイッチSW2を介して
リアクトルLとコンデンサC2との接続点に接続されて
いる。なお、図1の実施例ではリセット電圧差をツェナ
ー電圧を利用して発生させているのに対し、この実施例
では、トランスT2の1次側では巻線の巻数差を利用し
、2次側では出力電圧を利用してリセット電圧差を発生
させるものである。 【0024】次いで、この動作を説明する。なお、スイ
ッチング素子Q及び信号伝送用スイッチSW1,SW2
の動作と各信号電圧VS1,VS2の関係を示すタイミ
ングチャートは図2とまったく同一であるので、以下で
は図2の状態■〜■を引用して説明する。ここで、トラ
ンスT2の巻線NP,NR11,NR12,NR2の巻
数は各々そのままNP,NR11,NR12,NR2と
し、また、ダイオードの順電圧を0と仮定する。 【0025】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)この場合、
スイッチング素子Qがオフすると主リセット回路にリセ
ット電流iR1が流れてコンデンサC1を充電する。従
って、1次リセット巻線NR12の両端は電圧VINに
よってクランプされる。よって巻線NR11,NR12
からなる直列巻線と2次リセット巻線NR2の両端には
、それぞれ巻数比に比例した電圧VIN・(NR11+
NR12)/NR12及びVIN・NR2/NR12が
発生し、これらが各信号電圧VS1,VS2となる。 【0026】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオフの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると、スイッチSW1を介し電流iR
1′が流れてコンデンサC1を充電する。ここで、巻線
NR11,NR12からなる直列巻線の両端は、電圧V
INによってクランプされ、これが信号電圧VS1とな
る。よって、リセット巻線NR2の両端には巻数比に比
例した電圧VIN・NR2/(NR11+NR12)が
発生し、これが信号電圧VS2となる。ここで、リセッ
ト電流iR1′が流れる経路は1次側の補助リセット回
路を構成している。 【0027】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると、スイッチSW2を介し電流iR
2が流れてリセット巻線NR2の両端は電圧VOUTに
よってクランプされ、これが信号電圧VS2となる。よ
って、巻線NR11,NR12からなる直列巻線の両端
には巻数比に比例した電圧VOUT・(NR11+NR
12)/NR2が発生し、これが信号電圧VS1となる
。ただしこの例では、1次側リセット回路の動作も考慮
すると、VOUT/NR2<VIN/NR12を条件と
して上記動作となる。ここで、リセット電流iR2が流
れる経路は2次側の補助リセット回路を構成している。 【0028】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図2の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子QがオフするとスイッチSW1を介し電流iR1
′が流れてコンデンサC1を充電する。ここで、巻線N
R11,NR12からなる直列巻線の両端は電圧VIN
によりクランプされ、これが信号電圧VS1となる。よ
って、2次リセット巻線NR2の両端には巻数比に比例
した電圧VIN・NR2/(NR11+NR12)が発
生し、これが信号電圧VS2となる。ただしこの例では
、2次側リセット回路の動作も考慮すると、VIN/(
NR11+NR12)<VOUT/NR2を条件として
上記動作となる。上記各状態■〜■におけるスイッチ状
態及び信号電圧の関係を、以下の表3に示す。 【0029】 【表3】 【0030】なお、この実施例において、図2の電圧値
Aは信号電圧VS1についてVIN・(NR11+NR
12)/NR12、同VS2についてVIN・NR2/
NR12、電圧値Bは信号電圧VS1についてVOUT
・(NR11+NR12)/NR2、同VS2について
VOUT、電圧値Cは信号電圧VS1についてVIN、
同VS2についてVIN・NR2/(NR11+NR1
2)である。また、信号の判別は、1次側については電
圧値Aに相当するVIN・(NR11+NR12)/N
R12と同Bに相当するVOUT・(NR11+NR1
2)/NR2との間に、2次側については同Aに相当す
るVIN・NR2/NR12と同Cに相当するVIN・
NR2/(NR11+NR12)との間にそれぞれ基準
電圧VREFを設定し、各信号電圧VS1,VS2と比
較することによりHレベル、Lレベルの論理を得る。こ
れにより、第1実施例と同様に、電源のスイッチング周
波数をキャリア周波数とする、一次側,二次側間の双方
向シリアル・ディジタル信号の絶縁伝送が可能になる。 なお、信号伝送方向と受信信号レベルとの関係は前掲の
表2と同一である。 【0031】次に、本発明の第3実施例を図4を参照し
て説明する。この実施例は、第1,第2実施例において
トランス1次側に設けられていた主リセット回路を2次
側に設けたものである。すなわち図4では、図1の回路
における1次側のツェナーダイオードZD1を除去し、
これを2次側のツェナーダイオードZD2及びスイッチ
SW2の直列回路に対しツェナーダイオードZD1′と
して並列に接続してある。これにより、2次リセット巻
線NR2、ツェナーダイオードZD1′及びダイオード
D4により主リセット回路が構成される。また、リセッ
ト電流iR1が流れる経路は1次側の補助リセット回路
を、リセット電流iR2′が流れる経路は2次側の補助
リセット回路を構成しており、スイッチSW1,SW2
のオン、オフによるリセット経路の切り換えにより、前
記同様に1次側,2次側間の双方向シリアル・ディジタ
ル信号伝送が実現する。以下の表4に、図2の各状態■
〜■におけるスイッチの状態及び信号電圧の関係を示す
。また、信号伝送方向と受信信号レベルとの関係は表2
と同一である。この例では、第1図と同様にトランスT
1の巻線NP,NR1,NR2の巻数をそのままNP,
NR1,NR2とし、ダイオードの順電圧を0と仮定す
ると共に、VIN・NR2/NR1<VZD2<VZD
1′(VZD1′はツェナーダイオードZD1′のツェ
ナー電圧)を条件としている。 【0032】 【表4】 【0033】次に、図5に本発明の第4実施例を示す。 この実施例では、図3の回路における1次リセット巻線
NR11,NR12を単一の巻線NR1とし(その巻数
についてNR11+NR12=NR1)、かつ、2次リ
セット巻線NR2を2つの巻線NR21,NR22に分
割する(同NR2=NR21+NR22)。また、図3
におけるトランス1次側のダイオードD5を除去し、こ
れをリセット巻線NR21,NR22の接続点とスイッ
チSW2の一端との間に接続したものである。ここで、
リセット巻線NR22、ダイオードD5、コンデンサC
2によって主リセット回路が構成されている。また、リ
セット電流iR1,iR2′の経路により1次側及び2
次側の補助リセット回路が構成される。この実施例にお
いても、スイッチSW1,SW2のオン、オフによるリ
セット経路の切り換えにより、前記各実施例と同様に1
次側,2次側間の双方向シリアル・ディジタル信号伝送
が可能になる。以下の表5に、図2の各状態■〜■にお
けるスイッチの状態及び信号電圧の関係を示す。また、
信号伝送方向と受信信号レベルとの関係は表2と同一で
ある。この例では、トランスT2′の巻線NP,NR1
,NR21,NR22の巻数をそのままNP,NR1,
NR21,NR22とし、ダイオードの順電圧を0と仮
定すると共に、VIN/NR1<VOUT/NR22を
条件としている。 【0034】 【表5】 【0035】以上のように第1の発明では、1次側,2
次側間の双方向のディジタル信号絶縁伝送回路につき4
つの実施例を説明したが、第1実施例と第2実施例の回
路について、各々の1次側回路と2次側回路とを組み合
わせ、また、第3実施例と第4実施例の回路についても
、各々の1次側回路と2次側回路の組み合わせを変える
ことによっても双方向ディジタル信号伝送が実現可能で
ある。 【0036】次いで、第2の発明の実施例を説明する。 この発明は、絶縁用トランスの1次側から2次側、また
は2次側から1次側という片方向のディジタル信号伝送
を可能としたものである。その実施例としては、第1の
発明の各実施例として説明した、ディジタル信号を双方
向に伝送可能なフォワードコンバータにおいて、伝送す
るべきディジタル信号に応じてオン、オフされる補助リ
セット回路を1次側または2次側から除去することによ
り、この補助リセット回路を除去した方がディジタル信
号の受信側、補助リセット回路を有する方が送信側であ
るフォワードコンバータを実現することができる。なお
、この発明においても、主リセット回路はトランスの1
次側または2次側の何れかに設けられる。第2の発明の
一実施例としては、例えば図1の回路において、トラン
スT1の1次側から2次側へ信号を伝送する場合は、2
次側の補助リセット回路を構成するツェナーダイオード
ZD2及び信号伝送用スイッチSW2を削除すればよい
。また、逆に2次側から1次側へ信号を伝送する場合は
、1次側の補助リセット回路を構成する信号伝送用スイ
ッチSW1を除去すればよい。 【0037】以上のように、第1及び第2の発明の各実
施例によれば、フォワードコンバータ本来の作用により
、電力が絶縁用トランスの1次側から2次側へ絶縁伝達
されるのはもとより、同一の絶縁用トランスを介して、
ディジタル信号が1次側,2次側間で双方向あるいは片
方向に絶縁伝送されることになる。 【0038】次に、第3の発明の第1実施例を図6及び
図7を参照して説明する。この発明は、第1の発明と同
様に絶縁用トランスの1次側、2次側間の双方向にディ
ジタル信号を伝送するものである。図6において、絶縁
用トランスT2は図3と同様に、1次巻線NP、2次巻
線NS、1次リセット巻線NR11,NR12及び2次
リセット巻線NR2からなる。そして、この絶縁用トラ
ンスT2と、ダイオードD1,D2,D3、コンデンサ
C1,C2、スイッチング素子Q及びリアクトルLによ
ってフォワードコンバータの基本回路が構成されている
。ダイオードD1のカソードにはトランジスタTR1の
エミッタが接続され、そのベースは信号伝送用スイッチ
SW1の一端に接続されている。また、トランジスタT
R1のエミッタ、ベース間には抵抗R1が接続されてい
る。1次リセット巻線NR11,NR12相互の接続点
はダイオードD5を介してトランジスタTR2のエミッ
タに接続され、そのベースは1次巻線NP及びコンデン
サC1の各一端並びに前記トランジスタTR1のコレク
タに接続されていると共に、コンデンサC1の他端とト
ランジスタTR2のコレクタとの間には電流検出器CD
1が接続されている。なお、トランジスタTR2のエミ
ッタ、ベース間には抵抗R2が接続されている。一方、
絶縁用トランスT2の2次側において、2次リセット巻
線NR2の一端はダイオードD4を介してトランジスタ
TR3のエミッタに接続され、そのベースは信号伝送用
スイッチSW2の一端に接続されている。また、トラン
ジスタTR3のエミッタ、ベース間には抵抗R3が接続
されている。更に、トランジスタTR3のコレクタはト
ランジスタTR4のエミッタに接続され、そのベースは
コンデンサC2及びリアクトルLの各一端に接続されて
いる。また、トランジスタTR4のエミッタ、ベース間
には抵抗R4が接続され、トランジスタTR4のコレク
タとコンデンサC2の他端との間には電流検出器CD2
が接続されている。なお、この実施例では主リセット回
路が、リセット巻線NR12、ダイオードD5、トラン
ジスタTR2、コンデンサC1等により構成されてトラ
ンスT2の1次側に設けられている。 【0039】次に、この実施例の動作を図7のタイミン
グチャートを参照しつつ説明する。図6において、スイ
ッチング素子QがオンするとトランスT2の1次側には
電流iPが流れ、2次側には電流iS1が流れてコンデ
ンサC2を充電する。スイッチング素子Qがオフすると
2次側のリアクトルLに逆起電力が発生して電流iS2
が流れる。ここで、トランスT2のリセット回路の動作
は、信号伝送用スイッチSW1,SW2の状態により次
のように異なる。なお、ここではトランスT2の巻線N
P,NR11,NR12,NR2の巻数をそのままNP
,NR11,NR12,NR2とし、各ダイオードの順
電圧及び各トランジスタのコレクタ電圧、ベース電圧を
0と仮定する。 【0040】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図7の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフすると主リセット回路にリセット電流i
R1が流れてトランジスタTR2がオンし、そのベース
電流iB2がコンデンサC1を充電すると共に、コレク
タ電流iC2が電流検出器CD1を流れて信号電流IS
1として検出される。ここで、電流iC2は次のように
求められる。トランスT2を理想的に考えると、励磁電
流ieが巻線に反比例した比率でリセットルートを流れ
ることから、まず、励磁電流ieを求める。1次巻線N
PのインダクタンスをLPとすると、ieは次の数式1
によって表すことができる。 【0041】 【数1】 【0042】 ie=(VIN/LP)・t 【0043】このieは、t=TONのとき最大値ie
pとなるので、次の数式2を得る。 【0044】 【数2】 iep=(VIN/LP)・TON 【0045】次に、リセット電流iR1の最大値iR1
pは、巻線の巻数比により数式3によって表される。 【0046】 【数3】 iR1p=(NP/NR12)・iep【0047】1
次リセット巻線NR12のインダクタンスをLR12と
すると、リセット電流iR1はiR1pからVIN/L
R12の比率で減少することから、数式4となる。 【0048】 【数4】 【0049】また、リセット電流iR1は、図6から明
らかなように次の数式5によって表すことができる。 【0050】 【数5】 iR1=iC2+iB2 【0051】ここで、iC2≫iB2としてiR1=i
C2とすると、電流iC2の最大値iC2pは前記数式
2,数式3より数式6となる。 【0052】 【数6】 iC2p=(NP・VIN・TON)/(NR12・L
P)【0053】また、iC2つまり信号電流IS1の
流れる時間をTr1(図7参照)とすると、この時間T
r1は、数式4においてiR1=0とおくことにより、
数式7によって表される。 【0054】 【数7】 Tr1=(NP・LR12・TON)/(NR12・L
P)【0055】■スイッチSW1がオン、スイッチS
W2がオフの場合(図7の状態■と対応する。)スイッ
チング素子Qがオフするとリセット電流iR1′が流れ
てトランジスタTR1がオンし、コレクタ電流iC1は
コンデンサC1を充電する。ここで、リセット電流iR
1′の流れる経路は補助リセット回路を構成している。 この場合、トランジスタTR2,TR4はオフのままで
あるため電流検出器CD1,CD2に電流は流れず、信
号電流も生じない。 【0056】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図7の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2が流れてトラ
ンジスタTR3がオンし、コレクタ電流iC3が流れる
。これによりトランジスタTR4がオンし、そのベース
電流iB4がコンデンサC2を充電すると共に、コレク
タ電流iC4が電流検出器CD2を流れて信号電流IS
2として検出される。なお、リセット電流iR2が流れ
る経路は補助リセット回路を構成している。ここで、電
流iC4は次のように求められる。まず、リセット電流
iR2の最大値iR2pは巻線の巻数比により数式8に
よって表される。 【0057】 【数8】 iR2p=(NP/NR2)・iep 【0
058】2次リセット巻線NR2のインダクタンスをL
R2とすると、リセット電流iR2はiR2pからVO
UT/LR2の比率で減少することから、数式9となる
。 【0059】 【数9】 【0060】また、リセット電流iR2は、図6から明
らかなように数式10によって表すことができる。 【0061】 【数式10】 iR2=iC3+iB3=iC4+iB4+iB3【0
062】ここで、iC3≫iB3,iC4≫iB4とし
、iR2=iC3=iC4とすると、電流iC4の最大
値iC4pは前記数式2,数式8から次の数式11とな
る。 【0063】 【数11】 iC4p=(NP・VIN・TON)/(NR2・LP
)【0064】また、iC4つまり信号電流IS2の流
れる時間をTr2(図7参照)とすると、この時間Tr
2は、数式9においてiR2=0とおくことにより、数
式12によって表される。 【0065】 【数12】 Tr2=(NP・LR2・VIN・TON)/(N
R2・LP・VOUT)【0066】なお、この場合に
ついては、VIN/NR12>VOUT/NR2を条件
として上記のような動作となる。 【0067】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図7の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR1′が流れてト
ランジスタTR1がオンし、コレクタ電流iC1がコン
デンサC1を充電する。ここで、リセット電流iR1′
が流れる経路は補助リセット回路を構成する。ただし、
この場合については、VIN/(NR11+NR12)
<VOUT/NR2を条件とする。この場合、トランジ
スタTR2,TR4はオフのままであるため電流検出器
CD1,CD2に電流は流れず、信号電流も生じない。 上記各状態■〜■におけるスイッチ状態及び信号電流の
関係を、以下の表6に示す。 【0068】 【表6】 【0069】このように本実施例では、スイッチSW1
,SW2の状態により絶縁用トランスT2のリセット経
路が変化し、トランスT2の1次側,2次側双方にそれ
ぞれ信号電流IS1,IS2が発生する。そして、信号
伝送の基本原理は、トランスT2の1次側,2次側双方
にリセット回路を持ち、リセット経路をそれそれの回路
で切り換えることにより信号電流を伝えるものである。 なお、信号の判別は、図6に示した電流検出器CD1,
CD2にて信号電流IS1,IS2の有無を検出するこ
とにより行う。これにより電源(スイッチング素子Q)
のスイッチング周波数をキャリア周波数とした、トラン
スT2の1次側,2次側間における双方向のシリアル・
ディジタル信号伝送が実現する。以下の表7に、信号伝
送方向と受信電流の有無との関係を示す。 【0070】 【表7】 【0071】次いで、第3の発明の第2実施例を図8及
び図9を参照しつつ説明する。この実施例も図6の実施
例(第1実施例)と同様に絶縁用トランスの1次側、2
次側間の双方向にディジタル信号を伝送するものである
が、主リセット回路が絶縁用トランスの2次側に設けら
れている点で第1実施例と異なっている。すなわち図8
において、図6と異なる部分を中心に説明すると、絶縁
用トランスT2′は図5と同様に、1次巻線NP、2次
巻線NS、1次リセット巻線NR1及び2次リセット巻
線NR21,NR22からなる。そして、この絶縁用ト
ランスT2′と、ダイオードD1,D2,D3、コンデ
ンサC1,C2、スイッチング素子Q及びリアクトルL
によってフォワードコンバータの基本回路が構成されて
いる。 ダイオードD1のカソードにはトランジスタTR2のエ
ミッタが接続され、そのベースは信号伝送用スイッチS
W1の一端に接続されている。また、トランジスタTR
2のエミッタ、ベース間には抵抗R2が接続されている
。トランジスタTR2のコレクタはトランジスタTR1
のエミッタに接続され、そのベースは1次巻線NP及び
コンデンサC1の各一端に接続されている。更にトラン
ジスタTR1のエミッタ、ベース間には抵抗R1が接続
され、トランジスタTR1のコレクタとコンデンサC1
の他端との間には電流検出器CD1が接続されている。 一方、絶縁用トランスT2′の2次側において、2次リ
セット巻線NR21の一端はダイオードD4を介してト
ランジスタTR3のエミッタに接続され、そのベースは
信号伝送用スイッチSW2の一端に接続されている。 また、トランジスタTR3のエミッタ、ベース間には抵
抗R3が接続されている。更に、2次リセット巻線NR
21,NR22相互の接続点はダイオードD5を介して
トランジスタTR4のエミッタに接続され、そのベース
はコンデンサC2及びリアクトルLの各一端並びにトラ
ンジスタTR3のコレクタに接続されている。また、ト
ランジスタTR4のエミッタ、ベース間には抵抗R4が
接続され、トランジスタTR4のコレクタとコンデンサ
C2の他端との間には電流検出器CD2が接続されてい
る。 なお、この実施例では主リセット回路が、2次リセット
巻線NR22、ダイオードD5、トランジスタTR4、
コンデンサC2等により構成されてトランスT2′の2
次側に設けられている。 【0072】次に、この実施例の動作を図9のタイミン
グチャートを参照しつつ説明する。トランスT2′のリ
セット回路の動作は、信号伝送用スイッチSW1,SW
2の状態により次のように異なる。なお、ここではトラ
ンスT2の巻線NP,NR1,NR21,NR22の巻
数をそのままNP,NR1,NR21,NR22とし、
各ダイオードの順電圧及び各トランジスタのコレクタ電
圧、ベース電圧を0と仮定する。 【0073】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオフの場合(図9の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2が流れてトラ
ンジスタTR4がオンし、ベース電流iB4がコンデン
サC2を充電してコレクタ電流iC4が電流検出器CD
2を流れる。この電流iC4が信号電流IS2となる。 ここで、電流iC4は次のように求められる。図6の実
施例と同様に1次巻線NPのインダクタンスをLPとす
ると、励磁電流ieは数式1、その最大値iepは数式
2となる。よって、リセット電流iR2の最大値iR2
pは巻線の巻数比より、次の数式13によって表される
。 【0074】 【数13】 iR2p=(NP/NR22)・iep 【00
75】2次リセット巻線NR22のインダクタンスをL
R22とすると、リセット電流iR2は最大値iR2p
からVOUT/LR22の比率で減少することから、数
式14が得られる。 【0076】 【数14】 【0077】また、リセット電流iR2は、図8の回路
から数式15で表されることが明らかである。 【0078】 【数15】 iR2=iC4+iB4 【0079】ここで、iC4≫iB4とし、iR2=i
C4とすると、iC4pは数式2,数式13より数式1
6となる。 【0080】 【数16】 iC4p=(NP・VIN・TON)/(NR22・L
P)【0081】また、コレクタ電流iC4の流れる時
間Tr2(図9参照)は、数式14においてiR2=0
とおくことにより、次の数式17によって表される。 【0082】 【数17】 Tr2=(NP・LR22・VIN・TON)/(
NR22・LP・VOUT)【0083】■スイッチS
W1がオン、スイッチSW2がオフの場合(図9の状態
■と対応する。)スイッチング素子Qがオフするとリセ
ット電流iR1が流れてトランジスタTR2がオンし、
コレクタ電流iC2が流れる。コレクタ電流iC2が流
れることによりトランジスタTR1がオンし、そのベー
ス電流iB1はコンデンサC1を充電してコレクタ電流
iC1が電流検出器CD1を流れる。この電流iC1が
信号電流IS1となる。なお、リセット電流iR1が流
れる経路は補助リセット回路を構成している。 ここで、電流iC1は次のように求められる。リセット
電流iR1の最大値iR1pは、巻線の巻数比により次
の数式18となる。 【0084】 【数18】 iR1p=(NP/NR1)・iep 【0
085】1次リセット巻線NR1のインダクタンスをL
R1とすると、リセット電流iR1はその最大値iR1
pからVIN/LR1の比率で減少することから、数式
19となる。 【0086】 【数19】 【0087】また、iR1は図8の回路から、数式20
によって表される。 【0088】 【数20】 iR1=iC2+iB2=iC1+iB1+iB2【0
089】ここで、iC1≫iB1,iC2≫iB2とし
、iR1=iC2=iC1とおくと、iC1pは数式2
,数式18より、次の数式21となる。 【0090】 【数21】 iC1p=(NP・VIN・TON)/(NR1・LP
)【0091】また、コレクタ電流iC1の流れる時間
Tr1(図9参照)は、数式19においてiR1=0と
おくことにより、数式22となる。 【0092】 【数22】 Tr1=(NP・LR1・TON)/(NR1・LP)
【0093】ただし、この場合については、VIN/N
R1>VOUT/NR22を条件とする。 【0094】■スイッチSW1がオフ、スイッチSW2
がオンの場合(図9の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2′が流れてト
ランジスタTR3がオンし、コレクタ電流iC3はコン
デンサC2を充電する。この場合、トランジスタTR1
,TR4はオフであるため、電流検出器CD1,CD2
には電流は流れない。ここで、リセット電流iR2′が
流れる経路は補助リセット回路を構成する。 【0095】■スイッチSW1がオン、スイッチSW2
がオンの場合(図9の状態■と対応する。)スイッチン
グ素子Qがオフするとリセット電流iR2′が流れてト
ランジスタTR3がオンし、そのコレクタ電流iC3が
コンデンサC2を充電する。この場合、トランジスタT
R1,TR4はオフであるため、電流検出器CD1,C
D2に電流は流れない。ただし、この場合については、
VIN/NR1>VOUT/(NR21+NR22)を
条件とする。上記各状態■〜■におけるスイッチSW1
,SW2の状態及び信号電流の関係を表8に示す。 【0096】 【表8】 【0097】このように本実施例では、スイッチSW1
,SW2の状態により絶縁用トランスT2′のリセット
経路が変化し、トランスT2′の1次側,2次側双方に
それぞれ信号電流IS1,IS2が発生する。そして、
信号伝送の基本原理は、図6の実施例と同様であり、信
号の判別は、図8に示した電流検出器CD1,CD2に
て信号電流IS1,IS2の有無を検出することにより
行う。 これにより電源(スイッチング素子Q)のスイッチング
周波数をキャリア周波数とした、トランスT2′の1次
側,2次側間における双方向のシリアル・ディジタル信
号伝送が実現する。以下の表9に、信号伝送方向と受信
電流の有無との関係を示す。 【0098】 【表9】 【0099】次に、第4の発明の実施例を説明する。こ
の発明は、絶縁用トランスの1次側から2次側、または
2次側から1次側という片方向のディジタル信号伝送を
可能としたものである。その実施例としては、第3の発
明の各実施例として説明した、ディジタル信号を双方向
に伝送可能なフォワードコンバータにおいて、受信側と
なるべき側の送信手段と送信側となるべき側の受信手段
とを除去することで実現可能である。具体的には、例え
ば図6に示した回路において、絶縁トランスT2の1次
側から2次側への片方向ディジタル信号伝送を行なう場
合は、1次側の受信手段である電流検出器CD1を削除
してトランジスタTR2のコレクタを0Vに接続し、ま
た、2次側については、送信手段である信号伝送用スイ
ッチSW2、トランジスタTR3、抵抗R3を削除して
ダイオードD4のカソードをトランジスタTR4のエミ
ッタに接続すればよい。また、図6の回路において絶縁
トランスT2の2次側から1次側への片方向ディジタル
信号伝送を行なう場合は、1次側の送信手段である信号
伝送用スイッチSW1、ダイオードD1、トランジスタ
TR1、抵抗R1を削除して1次リセット巻線NR11
を開放とし、2次側については受信手段である電流検出
器CD2、トランジスタTR4、抵抗R4を削除してト
ランジスタTR3のコレクタを出力端子(VOUT)に
接続すればよい。なお、この発明においても、主リセッ
ト回路はトランスの1次側または2次側の何れかに設け
られることはいうまでもない。 【0100】以上のように、第3及び第4の発明の各実
施例においても、フォワードコンバータ本来の作用によ
って電力が絶縁用トランスの1次側から2次側へ絶縁伝
達されるのはもとより、同一の絶縁用トランスを介して
、ディジタル信号が1次側,2次側間で双方向あるいは
片方向に絶縁伝送されることになる。 【0101】 【発明の効果】以上詳述したように第1または第2の発
明によれば、主リセット回路の構成を若干変更し、また
リセット巻線や信号伝送用スイッチ等からなる補助リセ
ット回路を付加するだけで、電力伝達用の絶縁用トラン
スをディジタル信号伝送用に兼用することができ、これ
によりディジタル信号を1次側,2次側間で双方向ある
いは片方向に絶縁伝送可能なフォワードコンバータを実
現することができる。従って、回路構成部品の有効利用
により、装置全体の小型、低価格化及び信頼性向上に寄
与することができる。 【0102】第3または第4の発明によれば、上記と同
様に絶縁用トランスをディジタル信号伝送用に兼用した
ことに伴う効果のほか、電流信号の有無による双方向ま
たは片方向の信号伝送を可能にして多様な形態のディジ
タル信号伝送が可能になるという利点がある。
【図1】第1の発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】第1の発明の第1実施例の動作を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図3】第1の発明の第2実施例を示す回路図である。
【図4】第1の発明の第3実施例を示す回路図である。
【図5】第1の発明の第4実施例を示す回路図である。
【図6】第3の発明の第1実施例を示す回路図である。
【図7】第3の発明の第1実施例の動作を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図8】第3の発明の第2実施例を示す回路図である。
【図9】第3の発明の第2実施例の動作を示すタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図10】フォワードコンバータの基本回路図である。
T1,T2,T2′ 絶縁用トランスNP 1次巻
線 NS 2次巻線 NR1,NR11,NR12 1次リセット巻線NR
2,NR21,NR22 2次リセット巻線SW1,
SW2 信号伝送用スイッチQ スイッチング素子 ZD1,ZD2 ツェナーダイオードD1,D2,D
3,D4,D5 ダイオードC1,C2 コンデン
サ R1,R2,R3,R4 抵抗 L リアクトル TR1,TR2,TR3,TR4 トランジスタCD
1,CD2 電流検出器
線 NS 2次巻線 NR1,NR11,NR12 1次リセット巻線NR
2,NR21,NR22 2次リセット巻線SW1,
SW2 信号伝送用スイッチQ スイッチング素子 ZD1,ZD2 ツェナーダイオードD1,D2,D
3,D4,D5 ダイオードC1,C2 コンデン
サ R1,R2,R3,R4 抵抗 L リアクトル TR1,TR2,TR3,TR4 トランジスタCD
1,CD2 電流検出器
Claims (5)
- 【請求項1】 直流電源及びスイッチング素子に接続
される1次巻線と、この1次巻線を流れる電流とは逆向
きのリセット電流が流れる主リセット回路を構成するリ
セット巻線と、負荷に接続される2次巻線とを有する絶
縁用トランスを介して電力の絶縁伝達を行うフォワード
コンバータにおいて、前記主リセット回路が絶縁用トラ
ンスの1次側または2次側に設けられると共に、前記ス
イッチング素子のスイッチングに同期して、かつ伝送す
るべきディジタル信号に応じてオン、オフされる補助リ
セット回路を絶縁用トランスの1次側及び2次側に設け
、絶縁用トランスを介してその1次側及び2次側の補助
リセット回路間でディジタル信号を双方向に伝送するこ
とを特徴とするフォワードコンバータ。 - 【請求項2】 直流電源及びスイッチング素子に接続
される1次巻線と、この1次巻線を流れる電流とは逆向
きのリセット電流が流れる主リセット回路を構成するリ
セット巻線と、負荷に接続される2次巻線とを有する絶
縁用トランスを介して電力の絶縁伝達を行うフォワード
コンバータにおいて、前記主リセット回路が絶縁用トラ
ンスの1次側または2次側に設けられると共に、前記ス
イッチング素子のスイッチングに同期して、かつ伝送す
るべきディジタル信号に応じてオン、オフされる補助リ
セット回路をディジタル信号の送信側である絶縁用トラ
ンスの1次側または2次側に設け、絶縁用トランスを介
してその1次側または2次側の補助リセット回路と絶縁
用トランスの他側との間でディジタル信号を片方向に伝
送することを特徴とするフォワードコンバータ。 - 【請求項3】 直流電源及びスイッチング素子に接続
される1次巻線と、この1次巻線を流れる電流とは逆向
きのリセット電流が流れる主リセット回路を構成するリ
セット巻線と、負荷に接続される2次巻線とを有する絶
縁用トランスを介して電力の絶縁伝達を行うフォワード
コンバータにおいて、前記主リセット回路が絶縁用トラ
ンスの1次側または2次側に設けられると共に、この主
リセット回路に一方の電流検出手段が接続され、前記ス
イッチング素子のスイッチングに同期して前記主リセッ
ト回路を動作させることにより、前記一方の電流検出手
段と、絶縁用トランスの他側の補助リセット回路に接続
された他方の電流検出手段との間でディジタル信号を双
方向に伝送することを特徴とするフォワードコンバータ
。 - 【請求項4】 補助リセット回路に、主リセット回路
との間でリセット経路を切り換えるスイッチを有する請
求項1,2または3記載のフォワードコンバータ。 - 【請求項5】 直流電源及びスイッチング素子に接続
される1次巻線と、この1次巻線を流れる電流とは逆向
きのリセット電流が流れる主リセット回路を構成するリ
セット巻線と、負荷に接続される2次巻線とを有する絶
縁用トランスを介して電力の絶縁伝達を行うフォワード
コンバータにおいて、前記主リセット回路が絶縁用トラ
ンスの1次側または2次側に設けられ、かつ、この主リ
セット回路に対し絶縁用トランスの他側に補助リセット
回路が設けられると共に、この補助リセット回路に電流
検出手段が接続され、前記スイッチング素子のスイッチ
ングに同期して前記主リセット回路を動作させることに
より、絶縁用トランスを介してその1次側または2次側
と他側の電流検出手段との間でディジタル信号を片方向
に伝送することを特徴とするフォワードコンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3061118A JPH04212528A (ja) | 1990-11-26 | 1991-03-01 | フォワードコンバータ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-321533 | 1990-11-26 | ||
| JP32153390 | 1990-11-26 | ||
| JP3061118A JPH04212528A (ja) | 1990-11-26 | 1991-03-01 | フォワードコンバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04212528A true JPH04212528A (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=26402155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3061118A Withdrawn JPH04212528A (ja) | 1990-11-26 | 1991-03-01 | フォワードコンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04212528A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004098036A1 (en) * | 2003-05-02 | 2004-11-11 | Potentia Semiconductor, Inc. | Power supply controller |
| US6911746B2 (en) | 2003-05-02 | 2005-06-28 | Potentia Semiconductor, Inc. | Signal and power transformer coupling arrangements |
| US7721213B2 (en) | 2003-07-18 | 2010-05-18 | Power Integrations, Inc. | Graphical interface for configuring a power supply controller |
-
1991
- 1991-03-01 JP JP3061118A patent/JPH04212528A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004098036A1 (en) * | 2003-05-02 | 2004-11-11 | Potentia Semiconductor, Inc. | Power supply controller |
| US6911746B2 (en) | 2003-05-02 | 2005-06-28 | Potentia Semiconductor, Inc. | Signal and power transformer coupling arrangements |
| US7721213B2 (en) | 2003-07-18 | 2010-05-18 | Power Integrations, Inc. | Graphical interface for configuring a power supply controller |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |