JPH042131B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH042131B2 JPH042131B2 JP62088672A JP8867287A JPH042131B2 JP H042131 B2 JPH042131 B2 JP H042131B2 JP 62088672 A JP62088672 A JP 62088672A JP 8867287 A JP8867287 A JP 8867287A JP H042131 B2 JPH042131 B2 JP H042131B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- improved ground
- building
- water
- ground
- constructing
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、主として沖合人工島に建てられる
大型建物、特に刻々と変化する潮位により水中の
地下構造部分が巨大な浮力を受け、ついには浮上
する危険のあるような立地条件において、その建
物の浮力を働かせないように実施される構築工法
に係り、さらにいえば、支持力と止水効果に優れ
た改良地盤を利用して水中(水底上)に建物を構
築する工法に関する。
大型建物、特に刻々と変化する潮位により水中の
地下構造部分が巨大な浮力を受け、ついには浮上
する危険のあるような立地条件において、その建
物の浮力を働かせないように実施される構築工法
に係り、さらにいえば、支持力と止水効果に優れ
た改良地盤を利用して水中(水底上)に建物を構
築する工法に関する。
従来の技術
(1) 従来、セメント系材料によるセメントスラリ
ーを土中に注入し混練して固める所謂深層混合
処理工法で軟弱な海底地盤を改良施工し、この
改良地盤の上に重力式大型構造物を構築する技
術は、例えば特開昭60−242219号、特開昭61−
146909号、特開昭61−172909号公報などにそれ
ぞれ記載されて公知に属する。
ーを土中に注入し混練して固める所謂深層混合
処理工法で軟弱な海底地盤を改良施工し、この
改良地盤の上に重力式大型構造物を構築する技
術は、例えば特開昭60−242219号、特開昭61−
146909号、特開昭61−172909号公報などにそれ
ぞれ記載されて公知に属する。
(2) 同様に軟弱な海底地盤を改良施工し、この改
良地盤の上に土運搬船により運ばれた埋土の自
然投下による沖合人工島を構築し、この人工島
の上に構造物を構築する技術も、例えば特開昭
60−230418号公報などに記載されて公知に属す
る。
良地盤の上に土運搬船により運ばれた埋土の自
然投下による沖合人工島を構築し、この人工島
の上に構造物を構築する技術も、例えば特開昭
60−230418号公報などに記載されて公知に属す
る。
本発明が解決しようとする問題点
() 上記(1)に述べたように、改良地盤の上に大
型構造物(建物)を単に構築しただけの場合、
この構造物は刻々変化する潮位により巨大な浮
力を受ける。特に水中構造部分(又は地下構造
部分)が巨大であればある程度、浮力は地下構
造物重量以上に巨大なものとなり、ついには構
造物が浮上するほどの危険性さえある。
型構造物(建物)を単に構築しただけの場合、
この構造物は刻々変化する潮位により巨大な浮
力を受ける。特に水中構造部分(又は地下構造
部分)が巨大であればある程度、浮力は地下構
造物重量以上に巨大なものとなり、ついには構
造物が浮上するほどの危険性さえある。
このように、大なり小なりの浮力が働いて、
構造物の改良地盤に対する設置圧が小さいソフ
トラウンデイング状態となつた場合には、特に
地震時に次のような問題点が発生する。
構造物の改良地盤に対する設置圧が小さいソフ
トラウンデイング状態となつた場合には、特に
地震時に次のような問題点が発生する。
即ち、構造物の設置圧が小さいため、地震時
には構造物が水平滑動を起こし、ひいては周囲
の埋立土(人工島)がせん断破壊を起し、災害
が周辺にまで及ぶ。また、滑動した構造物は、
人工島地盤の破壊程度が大きいと、傾斜したり
して機器類の損壊、人命の危険等が予測され
る。
には構造物が水平滑動を起こし、ひいては周囲
の埋立土(人工島)がせん断破壊を起し、災害
が周辺にまで及ぶ。また、滑動した構造物は、
人工島地盤の破壊程度が大きいと、傾斜したり
して機器類の損壊、人命の危険等が予測され
る。
() 上記(2)に述べたように、改良地盤の上に人
工島を構築し、この人工島の上に構造物を構築
した場合は、第一に、埋土の自然投下により構
築された沖合人工島は、ゆるい土砂で、液状化
の恐れがあるので、そのままでは構造物の安定
性、安全性を確信できない。
工島を構築し、この人工島の上に構造物を構築
した場合は、第一に、埋土の自然投下により構
築された沖合人工島は、ゆるい土砂で、液状化
の恐れがあるので、そのままでは構造物の安定
性、安全性を確信できない。
したがつて、大型構造物は、当然に支持力の
ある改良地盤の上に構築されるが、そうすると
構造物は上記(1)に述べた巨大な浮力の作用を受
けることを免がれ得ない。
ある改良地盤の上に構築されるが、そうすると
構造物は上記(1)に述べた巨大な浮力の作用を受
けることを免がれ得ない。
問題点を解決するための手段
上記従来技術の問題点を解決するための手段と
して、この発明に係る浮力を働かせない建物の構
築工法は、図面の第1図〜第6図に好適な実施例
を示したとおり、 軟弱な水底地盤1の所定区域を止水性の良い改
良地盤2に施工する段階と、前記改良地盤2の上
に人工島4を水面上に突出する高さまで構築する
段階と、前記人工島4について、建物3の外周を
環状に囲う止水性の良い第2改良地盤5を、水底
の前記改良地盤2に到達して一体化する部位(深
さ)まで施工する段階と、前記の第2改良地盤5
に囲まれた部分10を水底の改良地盤2まで掘削
し、その削孔部6内に建物3を構築する段階とか
ら成ることを特徴とする。
して、この発明に係る浮力を働かせない建物の構
築工法は、図面の第1図〜第6図に好適な実施例
を示したとおり、 軟弱な水底地盤1の所定区域を止水性の良い改
良地盤2に施工する段階と、前記改良地盤2の上
に人工島4を水面上に突出する高さまで構築する
段階と、前記人工島4について、建物3の外周を
環状に囲う止水性の良い第2改良地盤5を、水底
の前記改良地盤2に到達して一体化する部位(深
さ)まで施工する段階と、前記の第2改良地盤5
に囲まれた部分10を水底の改良地盤2まで掘削
し、その削孔部6内に建物3を構築する段階とか
ら成ることを特徴とする。
作 用
水底の改良地盤2は、止水性が良いばかりでな
く、それ自体かなりの耐圧強度があり、1個の塊
状固体を形成して液状化のおそれがない。この改
良地盤2は、その上に構築された建物3の鉛直荷
重に対して、十分に大きい支持力を発揮し、安定
な支持体となる。前記改良地盤2の上に構築され
た人工島4について施工された第2改良地盤5
は、ゆるく堆積した土砂で形成された人工島4を
水底の改良地盤2と一体化して補強する補強環体
となると共に、人工島4の外周の水深とは完全に
絶縁された削孔部6を提供する。したがつて、こ
の削孔部6の中に構築された建物3も人工島4の
外周の水深とは完全に絶縁された、云わば陸上に
構築された建物と全く同様の立地条件であり、建
物3には浮力が働かない。したがつて、建物3に
よる改良地盤2に対する設置圧は、建物重量その
ものであつてすこぶる大きいので、地震時に建物
3が水平滑動を起すことはない。
く、それ自体かなりの耐圧強度があり、1個の塊
状固体を形成して液状化のおそれがない。この改
良地盤2は、その上に構築された建物3の鉛直荷
重に対して、十分に大きい支持力を発揮し、安定
な支持体となる。前記改良地盤2の上に構築され
た人工島4について施工された第2改良地盤5
は、ゆるく堆積した土砂で形成された人工島4を
水底の改良地盤2と一体化して補強する補強環体
となると共に、人工島4の外周の水深とは完全に
絶縁された削孔部6を提供する。したがつて、こ
の削孔部6の中に構築された建物3も人工島4の
外周の水深とは完全に絶縁された、云わば陸上に
構築された建物と全く同様の立地条件であり、建
物3には浮力が働かない。したがつて、建物3に
よる改良地盤2に対する設置圧は、建物重量その
ものであつてすこぶる大きいので、地震時に建物
3が水平滑動を起すことはない。
人工島4の地表面は、居住者のユテリテイスペ
ースを提供する。
ースを提供する。
実施例
次に、図面に示した実施例を説明する。
第1図〜第4図は、水底の改良地盤2の上にま
ず人工島4を構築し、その後に建物3を構築する
枢要な工程図を示している。
ず人工島4を構築し、その後に建物3を構築する
枢要な工程図を示している。
第1図は、海上の作業船8により、軟弱な水底
地盤1の所定区域、即ち、後で建物3を構築する
部位を含むかなり大きな区域が、セメント系材料
によるセメントスラリーを土中に注入し混練して
固める所謂深層混合処理工法で改良施工され、止
水性の良い1個の塊状固体たる改良地盤2が形成
された段階を示している。この改良地盤2は、第
5図Aのグラフに示したように優れた止水効果が
ある。また、同第5図Bのグラフに示したような
強度を発揮する。
地盤1の所定区域、即ち、後で建物3を構築する
部位を含むかなり大きな区域が、セメント系材料
によるセメントスラリーを土中に注入し混練して
固める所謂深層混合処理工法で改良施工され、止
水性の良い1個の塊状固体たる改良地盤2が形成
された段階を示している。この改良地盤2は、第
5図Aのグラフに示したように優れた止水効果が
ある。また、同第5図Bのグラフに示したような
強度を発揮する。
第2図は、前記水底の改良地盤2の上に、海上
の土運搬船により運んだ埋土を自然投下すること
により、海面Wの上に突出する高さまで沖合人工
島4を構築した段階を示している。したがつて、
この人工島4はゆるく推積した土砂で形成されて
いる。
の土運搬船により運んだ埋土を自然投下すること
により、海面Wの上に突出する高さまで沖合人工
島4を構築した段階を示している。したがつて、
この人工島4はゆるく推積した土砂で形成されて
いる。
第3図は、前記人工島4の上に作業機9を設置
し、やはり深層混合処理工法により、構築しよう
とする建物3の外周を環状に囲う大きさ、形状で
止水性の良い第2改良地盤5を、前記水底の改良
地盤2にまで到達して一体化する部位(深さ)ま
で施工する段階を示している。したがつて、上下
の止水性の良い改良地盤2,5は、結局、水底部
分から水面上にまで一体に形成され、前記の如く
ゆるく堆積した土砂で形成された人工島4は第2
改良地盤5で補強されることになる。
し、やはり深層混合処理工法により、構築しよう
とする建物3の外周を環状に囲う大きさ、形状で
止水性の良い第2改良地盤5を、前記水底の改良
地盤2にまで到達して一体化する部位(深さ)ま
で施工する段階を示している。したがつて、上下
の止水性の良い改良地盤2,5は、結局、水底部
分から水面上にまで一体に形成され、前記の如く
ゆるく堆積した土砂で形成された人工島4は第2
改良地盤5で補強されることになる。
第4図は、前記第2の改良地盤5で囲まれた部
分10(第3図)を、水底の改良地盤2まで掘削
し、その掘削孔6内の改良地盤2上に建物3を構
築した段階を示している。建物3と第2改良地盤
5との隙間には、グラウト11が充填される。ま
た、先に削孔部6内に浸入していた水は、ポンプ
12で外へ排出される。
分10(第3図)を、水底の改良地盤2まで掘削
し、その掘削孔6内の改良地盤2上に建物3を構
築した段階を示している。建物3と第2改良地盤
5との隙間には、グラウト11が充填される。ま
た、先に削孔部6内に浸入していた水は、ポンプ
12で外へ排出される。
かくして、建物3は、水底の改良地盤2の上に
直接立つものとして構築される。その地下構造部
分は、水面下に深く巨大であるけれども、止水性
の良い改良地盤2,5により周囲の海水とは完全
に絶縁されているので、浮力は一切受けない。
直接立つものとして構築される。その地下構造部
分は、水面下に深く巨大であるけれども、止水性
の良い改良地盤2,5により周囲の海水とは完全
に絶縁されているので、浮力は一切受けない。
したがつて、この建物3は、その自重量をそつ
くり改良地盤2へ伝達することができ、設置圧が
大きく、滑動のおそれはない。
くり改良地盤2へ伝達することができ、設置圧が
大きく、滑動のおそれはない。
その他の実施態様
第6図は、水底の改良地盤2を施工する他の方
法として、まず水底地盤1の所定区域を囲うシー
トパイル10…を打込んで囲い壁を形成し、海上
の土運搬船12で運んだ埋土11を前記囲い壁の
中へ投入して水底地盤1よりも高い海底マウンド
を形成し、これを第2図と同様に改良地盤に施工
する。かくして構築された海底マウンドの上に水
面上に突き出る人工島を構築し、この人工島に環
状の第2改良地盤を施工し、その中を掘削して建
物を構築する工法も実施可能である。
法として、まず水底地盤1の所定区域を囲うシー
トパイル10…を打込んで囲い壁を形成し、海上
の土運搬船12で運んだ埋土11を前記囲い壁の
中へ投入して水底地盤1よりも高い海底マウンド
を形成し、これを第2図と同様に改良地盤に施工
する。かくして構築された海底マウンドの上に水
面上に突き出る人工島を構築し、この人工島に環
状の第2改良地盤を施工し、その中を掘削して建
物を構築する工法も実施可能である。
この発明はまた、上記の実施例で説明したよう
に、水中(海洋、沖合)における人工島及び建物
を構築する場合のほか、地下水位の高い地盤へ地
下部分の深い大型建物を構築する場合にも有効的
に実施できる。
に、水中(海洋、沖合)における人工島及び建物
を構築する場合のほか、地下水位の高い地盤へ地
下部分の深い大型建物を構築する場合にも有効的
に実施できる。
本発明が奏する効果
この発明に係る浮力を働かせない建物の構築工
法によれば、建物3は強固な改良地盤2の上に建
てられてすこぶる安定である上に、同建物3には
浮力が一切働かず、建物重量はそのまま改良地盤
2へ伝達されるので、設置圧が極めて大きく、地
震時に水平滑動するおそれが全くない極めて安全
な建物を提供できる。
法によれば、建物3は強固な改良地盤2の上に建
てられてすこぶる安定である上に、同建物3には
浮力が一切働かず、建物重量はそのまま改良地盤
2へ伝達されるので、設置圧が極めて大きく、地
震時に水平滑動するおそれが全くない極めて安全
な建物を提供できる。
第1図〜第4図はこの発明の実施例の工法の枢
要な工程図、第5図A,Bは改良地盤の止水性と
強度の一例を示したグラフ、第6図は異なる改良
地盤の施工法を示した断面図である。
要な工程図、第5図A,Bは改良地盤の止水性と
強度の一例を示したグラフ、第6図は異なる改良
地盤の施工法を示した断面図である。
Claims (1)
- 1 軟弱な水底地盤1の所定区域を止水性の良い
改良地盤2に施工する段階と、前記改良地盤2の
上に人工島4を水面上に突出する高さまで構築す
る段階と、前記人工島4について建物3の外周を
囲う環状に止水性の良い第2改良地盤5を水底の
前記改良地盤2に到達して一体化する部位まで施
工する段階と、前記の第2改良地盤5に囲まれた
部分10を水底の前記改良地盤2まで掘削し、そ
の削孔部6内の前記改良地盤2の上に建物3を構
築する段階とから成ることを特徴とする、浮力を
働かせない建物の構築工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62088672A JPS63255416A (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | 浮力を働かせない建物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62088672A JPS63255416A (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | 浮力を働かせない建物の構築工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63255416A JPS63255416A (ja) | 1988-10-21 |
| JPH042131B2 true JPH042131B2 (ja) | 1992-01-16 |
Family
ID=13949309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62088672A Granted JPS63255416A (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | 浮力を働かせない建物の構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63255416A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57143008A (en) * | 1981-02-28 | 1982-09-04 | Taisei Corp | Construction of marine structure having pontoon for breakwater therearound and floating casing unit used for construction of said structure |
| JPS61146909A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Takenaka Komuten Co Ltd | 重力式海洋構造物とその安定設置法 |
-
1987
- 1987-04-13 JP JP62088672A patent/JPS63255416A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63255416A (ja) | 1988-10-21 |
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