JPH04215855A - 触媒処理液、触媒担持方法及び導体形成方法 - Google Patents
触媒処理液、触媒担持方法及び導体形成方法Info
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- JPH04215855A JPH04215855A JP3049440A JP4944091A JPH04215855A JP H04215855 A JPH04215855 A JP H04215855A JP 3049440 A JP3049440 A JP 3049440A JP 4944091 A JP4944091 A JP 4944091A JP H04215855 A JPH04215855 A JP H04215855A
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- metal
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C18/00—Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating
- C23C18/16—Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by reduction or substitution, e.g. electroless plating
- C23C18/1601—Process or apparatus
- C23C18/1603—Process or apparatus coating on selected surface areas
- C23C18/1607—Process or apparatus coating on selected surface areas by direct patterning
- C23C18/1612—Process or apparatus coating on selected surface areas by direct patterning through irradiation means
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C23C18/16—Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by reduction or substitution, e.g. electroless plating
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- C23C18/1607—Process or apparatus coating on selected surface areas by direct patterning
- C23C18/1608—Process or apparatus coating on selected surface areas by direct patterning from pretreatment step, i.e. selective pre-treatment
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は触媒処理液に関し、さら
に詳しく述べると、無電解めっき時に触媒として作用し
得る金属あるいはさまざまな触媒反応をおこす触媒金属
を基質上に付着させるために用いられる触媒処理液に関
する。本発明はまた、このような触媒処理液を使用して
、触媒金属を基質上に担持する方法、及び導体を基体上
に形成する方法に関する。
に詳しく述べると、無電解めっき時に触媒として作用し
得る金属あるいはさまざまな触媒反応をおこす触媒金属
を基質上に付着させるために用いられる触媒処理液に関
する。本発明はまた、このような触媒処理液を使用して
、触媒金属を基質上に担持する方法、及び導体を基体上
に形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無電解めっきにおいて、使用され
る触媒として最も広く用いられているものにPd(パラ
ジウム)−Sn(錫)のコロイドがある。しかし、ここ
で、めっき反応の触媒となるのは、あくまでもPd で
あり、Sn は単にPd と被めっき面との付着を助け
るのみで、めっきの進行にとっては、めっきを妨害する
ことが多い。そこで、通常、Pd −Sn コロイドを
吸着させた後に、アクセレレータと呼ばれる「Sn 抜
き」処理を行ってから、めっきを施すのが通例である。
る触媒として最も広く用いられているものにPd(パラ
ジウム)−Sn(錫)のコロイドがある。しかし、ここ
で、めっき反応の触媒となるのは、あくまでもPd で
あり、Sn は単にPd と被めっき面との付着を助け
るのみで、めっきの進行にとっては、めっきを妨害する
ことが多い。そこで、通常、Pd −Sn コロイドを
吸着させた後に、アクセレレータと呼ばれる「Sn 抜
き」処理を行ってから、めっきを施すのが通例である。
【0003】図7は、このPd −Sn コロイドを触
媒として使用した従来の無電解めっきの一例を順を追っ
て示したものである:先ず、図7(A)に示されるよう
に、被めっき面10を清浄にした被めっき物1を得る。 次いで、被めっき面に触媒としてのPd −Sn コロ
イドを施すため、被めっき物をPd −Sn コロイド
液に浸漬する。被めっき物をコロイド液から取り出すと
、図7(B)に示されるように、被めっき物1の被めっ
き面上にPd がSn により吸着された形で付着せし
められたものが得られる。前記したようにSn はめっ
き反応を妨害する可能性があるので、図7(C)に示さ
れるように余分のSn を除去するため、被めっき物を
適当なアクセレレータ液に浸漬してSn 抜き処理を行
う。Sn 抜き処理の完了後、常法に従って無電解めっ
きを行う。図7(D)に示されるように触媒としてのP
d 核が有効に作用し、めっき皮膜21が形成される。
媒として使用した従来の無電解めっきの一例を順を追っ
て示したものである:先ず、図7(A)に示されるよう
に、被めっき面10を清浄にした被めっき物1を得る。 次いで、被めっき面に触媒としてのPd −Sn コロ
イドを施すため、被めっき物をPd −Sn コロイド
液に浸漬する。被めっき物をコロイド液から取り出すと
、図7(B)に示されるように、被めっき物1の被めっ
き面上にPd がSn により吸着された形で付着せし
められたものが得られる。前記したようにSn はめっ
き反応を妨害する可能性があるので、図7(C)に示さ
れるように余分のSn を除去するため、被めっき物を
適当なアクセレレータ液に浸漬してSn 抜き処理を行
う。Sn 抜き処理の完了後、常法に従って無電解めっ
きを行う。図7(D)に示されるように触媒としてのP
d 核が有効に作用し、めっき皮膜21が形成される。
【0004】しかし、この従来方法にもいくつかの問題
点が残されている。最も大きな問題点は、浸漬によりP
d −Sn が吸着されるため、めっき不要部分につい
ても、めっき部分と同様に触媒が存在することである。 このことは、レジスト等によりマスクを構成してこのマ
スクで触媒を覆ってしまうことで対処するが、レジスト
と基質との間に永久的な触媒が存在することは、得られ
る製品の電気特性をおとす原因となる。また、Sn 抜
き工程で多くのSnを除去できるけれども、Sn が必
ず混在し、よって、めっき反応を妨害可能である。これ
らの2つの問題点は、より精密なめっきを施こそうとす
る場合、非常に深刻な問題となる。
点が残されている。最も大きな問題点は、浸漬によりP
d −Sn が吸着されるため、めっき不要部分につい
ても、めっき部分と同様に触媒が存在することである。 このことは、レジスト等によりマスクを構成してこのマ
スクで触媒を覆ってしまうことで対処するが、レジスト
と基質との間に永久的な触媒が存在することは、得られ
る製品の電気特性をおとす原因となる。また、Sn 抜
き工程で多くのSnを除去できるけれども、Sn が必
ず混在し、よって、めっき反応を妨害可能である。これ
らの2つの問題点は、より精密なめっきを施こそうとす
る場合、非常に深刻な問題となる。
【0005】そこで、Sn を用いないで触媒金属パラ
ジウムを直接に析出させる方法も例えば特開昭61−1
27868号公報により公知である。この方法は気相成
長法により金属パラジウム核を付着させるものであるの
で、装置が大がかりとなるという欠点があるほか、信頼
性やめっき皮膜の密着力の面でなおも改良の余地を残し
ている。さらに、上記のような無電解めっきに関連して
、例えば酸素(O2)センサ等における、触媒の形成し
にくい場所での導体(ここでは電極)形成の問題を考慮
しなければならない。なぜなら、酸素センサ等のセンサ
の電極は、周知の通り、電極形成のための金属めっきを
行う前に基体表面に触媒として作用し得る金属、すなわ
ち、触媒金属を担持することを必須としているにもかか
わらず、カップ形状の内側に触媒金属を担持しなければ
ならず、これは非常に困難であるからである。
ジウムを直接に析出させる方法も例えば特開昭61−1
27868号公報により公知である。この方法は気相成
長法により金属パラジウム核を付着させるものであるの
で、装置が大がかりとなるという欠点があるほか、信頼
性やめっき皮膜の密着力の面でなおも改良の余地を残し
ている。さらに、上記のような無電解めっきに関連して
、例えば酸素(O2)センサ等における、触媒の形成し
にくい場所での導体(ここでは電極)形成の問題を考慮
しなければならない。なぜなら、酸素センサ等のセンサ
の電極は、周知の通り、電極形成のための金属めっきを
行う前に基体表面に触媒として作用し得る金属、すなわ
ち、触媒金属を担持することを必須としているにもかか
わらず、カップ形状の内側に触媒金属を担持しなければ
ならず、これは非常に困難であるからである。
【0006】つまり、O2 センサは、図8に示すよう
に、カップ形状を成す固体電解質からなる基体31とそ
の内外両表面の測定電極及び基準電極32(Pt)とよ
りなるが、化学めっきによるこれらPt 電極の形成は
、次の方法によって行われる。つまり、先に無電解めっ
きの説明のところで述べたようにめっきの核となる触媒
(一般的にはPd ,Pt 等)を必要とする。この触
媒の形成は、O2 センサの基体の外面に選ばれた触媒
金属のイオン(Pd イオン、Pt イオン等)と還元
剤を噴霧し、かつ基体の内面にPd イオン、Pt イ
オン等を注入し、約5時間にわたって乾燥させて水分を
飛ばすことによってイオンを固着させ、その後に固着イ
オンを還元剤で金属に還元することによって行っている
。したがって、基体の外面の触媒化は短時間で可能であ
るというものの、内面の触媒化は複雑で長時間の処理を
要するため、工数アップの原因となっている。加えて、
この触媒形成方法では、電極を形成しようと意図する部
位のみに選択的に触媒を形成することができず、基体の
内外全面に触媒が形成されるため、引き続く電極形成の
ための化学めっきにおいて、高価なPt からなる膜が
電極として必要となる部分以外にも形成されていた。す
なわち、この触媒形成方法は経済的にも問題となってい
る。
に、カップ形状を成す固体電解質からなる基体31とそ
の内外両表面の測定電極及び基準電極32(Pt)とよ
りなるが、化学めっきによるこれらPt 電極の形成は
、次の方法によって行われる。つまり、先に無電解めっ
きの説明のところで述べたようにめっきの核となる触媒
(一般的にはPd ,Pt 等)を必要とする。この触
媒の形成は、O2 センサの基体の外面に選ばれた触媒
金属のイオン(Pd イオン、Pt イオン等)と還元
剤を噴霧し、かつ基体の内面にPd イオン、Pt イ
オン等を注入し、約5時間にわたって乾燥させて水分を
飛ばすことによってイオンを固着させ、その後に固着イ
オンを還元剤で金属に還元することによって行っている
。したがって、基体の外面の触媒化は短時間で可能であ
るというものの、内面の触媒化は複雑で長時間の処理を
要するため、工数アップの原因となっている。加えて、
この触媒形成方法では、電極を形成しようと意図する部
位のみに選択的に触媒を形成することができず、基体の
内外全面に触媒が形成されるため、引き続く電極形成の
ための化学めっきにおいて、高価なPt からなる膜が
電極として必要となる部分以外にも形成されていた。す
なわち、この触媒形成方法は経済的にも問題となってい
る。
【0007】そこで、従来より、Pt 電極の選択的形
成とそのための基体の部分触媒化を達成するため、特開
昭61−234351号公報は粘着テープの使用を提案
する。すなわち、この公報に記載の方法によると、従来
の方法で触媒処理を行う時、Pt 電極形成部位以外の
不必要な部分を粘着テープでマスキングし、このマスキ
ング条件下において触媒処理を行い、その後にテープを
剥離し、除去する。しかし、この方法では、マスキング
用の粘着テープを製品ごとにはらなければならないため
、電極材料(Pt)費は節約できる反面、工数が増加す
るという問題がある。
成とそのための基体の部分触媒化を達成するため、特開
昭61−234351号公報は粘着テープの使用を提案
する。すなわち、この公報に記載の方法によると、従来
の方法で触媒処理を行う時、Pt 電極形成部位以外の
不必要な部分を粘着テープでマスキングし、このマスキ
ング条件下において触媒処理を行い、その後にテープを
剥離し、除去する。しかし、この方法では、マスキング
用の粘着テープを製品ごとにはらなければならないため
、電極材料(Pt)費は節約できる反面、工数が増加す
るという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、第1に、基
質上に触媒金属を付与するのに有効であり、よって無電
解めっき時等、密着力、精密度、選択性等にすぐれた皮
膜を提供することができ、しかも浴分解を起こすことの
ない触媒処理液を提供することを目的とする。本発明は
、第2に、触媒として作用し得る金属を基質上に担持す
るためのものであって、上記した触媒処理液を使用する
改良された触媒担持方法を提供することを目的とする。
質上に触媒金属を付与するのに有効であり、よって無電
解めっき時等、密着力、精密度、選択性等にすぐれた皮
膜を提供することができ、しかも浴分解を起こすことの
ない触媒処理液を提供することを目的とする。本発明は
、第2に、触媒として作用し得る金属を基質上に担持す
るためのものであって、上記した触媒処理液を使用する
改良された触媒担持方法を提供することを目的とする。
【0009】本発明は、第3に、所定の形状を有する基
体上に導体を形成するためのものであって、上記した触
媒処理液を使用する改良された導体形成方法を提供する
ことを目的とする。
体上に導体を形成するためのものであって、上記した触
媒処理液を使用する改良された導体形成方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した第1の目的は、
本発明によれば、基質の表面にある時に、その基質に対
する光の照射によって、触媒として作用し得る金属、す
なわち、触媒金属を前記基質上に析出可能であり、そし
て前記触媒金属をイオンの形で含有していることを特徴
とする触媒処理液によって達成することができる。
本発明によれば、基質の表面にある時に、その基質に対
する光の照射によって、触媒として作用し得る金属、す
なわち、触媒金属を前記基質上に析出可能であり、そし
て前記触媒金属をイオンの形で含有していることを特徴
とする触媒処理液によって達成することができる。
【0011】本発明による触媒処理液は、好ましくは、
前記触媒金属のイオンを錯化し得る有機物系の錯化剤を
あわせて含有する。前記した触媒金属及び錯化剤は、そ
れぞれ、本発明の触媒処理液中において任意の量で使用
することができ、しかし、通常その使用量は所望とする
結果等のいろいろなファクタに依存する。本発明者らの
知見によれば、触媒処理液の全量を基準にして、触媒金
属化合物(例えばPdCl2 等)の使用量は約 0.
00001〜10モル/リットルであり、また、錯化剤
(例えばリンゴ酸等)の使用量は約0.00001〜2
0モル/リットルである。 さらに、触媒処理液のpH値は、好ましくは最低2、よ
り好ましくは4〜13である。pH値の調整は適当な酸
又はアルカリの添加により、常法に従って行うことがで
きる。
前記触媒金属のイオンを錯化し得る有機物系の錯化剤を
あわせて含有する。前記した触媒金属及び錯化剤は、そ
れぞれ、本発明の触媒処理液中において任意の量で使用
することができ、しかし、通常その使用量は所望とする
結果等のいろいろなファクタに依存する。本発明者らの
知見によれば、触媒処理液の全量を基準にして、触媒金
属化合物(例えばPdCl2 等)の使用量は約 0.
00001〜10モル/リットルであり、また、錯化剤
(例えばリンゴ酸等)の使用量は約0.00001〜2
0モル/リットルである。 さらに、触媒処理液のpH値は、好ましくは最低2、よ
り好ましくは4〜13である。pH値の調整は適当な酸
又はアルカリの添加により、常法に従って行うことがで
きる。
【0012】本発明の触媒処理液は、本発明の好ましい
1態様に従うと、パラジウムをPd2+イオンの形で含
有し、該Pd2+イオンを錯化可能な有機物系の錯化剤
、例えばリンゴ酸などをあわせて含有し、そしてその触
媒液に被めっき面を浸漬もしくは被めっき面に塗布され
た後に紫外線光〜可視光の照射によってパラジウム金属
を前記被めっき面上に析出可能である。パラジウムは好
ましくはPdCl2 として用いられる。
1態様に従うと、パラジウムをPd2+イオンの形で含
有し、該Pd2+イオンを錯化可能な有機物系の錯化剤
、例えばリンゴ酸などをあわせて含有し、そしてその触
媒液に被めっき面を浸漬もしくは被めっき面に塗布され
た後に紫外線光〜可視光の照射によってパラジウム金属
を前記被めっき面上に析出可能である。パラジウムは好
ましくはPdCl2 として用いられる。
【0013】上記した第2の目的は、本発明によれば、
触媒として作用し得る金属を基質上に担持するに当って
、前記触媒金属のイオンを含む触媒処理液を基質と接触
させかつ該基質に対して特定の波長を有する光を照射し
て触媒金属を基質上に担持することを特徴とする触媒担
持方法によって達成することができる。上記した第3の
目的は、本発明によれば、所定の形状を有する基体上に
導体を形成するに当って、触媒として作用し得る金属の
イオンを含む触媒処理液を基体と接触させて該基体の表
面に付着させ、前記触媒処理液の存在下、前記基体の表
面に前記触媒金属のイオンを触媒金属に変換し得る特定
の波長を有する光を照射して触媒金属を基体上に担持し
、そして前記触媒金属の存在下、導体形成用の金属のめ
っきを前記基体表面に施して導体を形成すること、を特
徴とする導体形成方法によって達成することができる。
触媒として作用し得る金属を基質上に担持するに当って
、前記触媒金属のイオンを含む触媒処理液を基質と接触
させかつ該基質に対して特定の波長を有する光を照射し
て触媒金属を基質上に担持することを特徴とする触媒担
持方法によって達成することができる。上記した第3の
目的は、本発明によれば、所定の形状を有する基体上に
導体を形成するに当って、触媒として作用し得る金属の
イオンを含む触媒処理液を基体と接触させて該基体の表
面に付着させ、前記触媒処理液の存在下、前記基体の表
面に前記触媒金属のイオンを触媒金属に変換し得る特定
の波長を有する光を照射して触媒金属を基体上に担持し
、そして前記触媒金属の存在下、導体形成用の金属のめ
っきを前記基体表面に施して導体を形成すること、を特
徴とする導体形成方法によって達成することができる。
【0014】
【作用】上記から理解されるように、本発明の触媒処理
液とそれを用いた被めっき面に対する触媒の付与は、触
媒金属イオンの光還元反応にもとづいている。換言する
と、本発明の触媒付与方法は、従来のそれのように還元
剤の使用によるのではなくて、光照射ならびに光の吸収
によってなされる光還元反応に依存している。本発明者
らは、特に、樹脂やアルミナのような汎用的な材料上で
パラジウムイオンPd2+を光還元させる研究の途上で
、Pd2+とそれを錯化する能力のある錯化剤があれば
、ある特定の材料の表面に於て、特定の光の波長により
、極めてすみやかに光還元反応が進行し、Pd核が形成
され、無電解めっきが起こることを見い出し、よって本
発明を完成するに至った。
液とそれを用いた被めっき面に対する触媒の付与は、触
媒金属イオンの光還元反応にもとづいている。換言する
と、本発明の触媒付与方法は、従来のそれのように還元
剤の使用によるのではなくて、光照射ならびに光の吸収
によってなされる光還元反応に依存している。本発明者
らは、特に、樹脂やアルミナのような汎用的な材料上で
パラジウムイオンPd2+を光還元させる研究の途上で
、Pd2+とそれを錯化する能力のある錯化剤があれば
、ある特定の材料の表面に於て、特定の光の波長により
、極めてすみやかに光還元反応が進行し、Pd核が形成
され、無電解めっきが起こることを見い出し、よって本
発明を完成するに至った。
【0015】特に触媒金属としてのパラジウムを例にと
って本発明の作用を説明すると、本発明では、触媒処理
液成分であるPd2+が光により浴中あるいは、光吸収
のない面上で還元されないよう、Pd2+の錯化剤を添
加することが特徴である。このことにより、Pd2+は
直接的に光還元されず、浴分解を防ぐことができる。し
かしながら、この錯化剤がない場合、ほとんど光還元さ
れないため、錯化剤を用いる理由はあくまで光還元反応
をおこすためである。この代表的な浴成分及び光照射条
件は次表の通りである。
って本発明の作用を説明すると、本発明では、触媒処理
液成分であるPd2+が光により浴中あるいは、光吸収
のない面上で還元されないよう、Pd2+の錯化剤を添
加することが特徴である。このことにより、Pd2+は
直接的に光還元されず、浴分解を防ぐことができる。し
かしながら、この錯化剤がない場合、ほとんど光還元さ
れないため、錯化剤を用いる理由はあくまで光還元反応
をおこすためである。この代表的な浴成分及び光照射条
件は次表の通りである。
【0016】
触媒処理液(pH=7)
浴成分 使 用 量
PdCl2 0.000
1 モル/リットル(17.7mg/リットル)
HCl 100ml/リット
ル クエン酸 0.001モル/リ
ットル 光照射の条件 光源…メタルハライドランプ 照射時間…約2分30秒間 電力…9kW(約90A) この触媒処理液を調製するため、PdCl2 をHCl
に溶解してHCl 酸性溶液を得た。しかし、そのま
まではPd2+がCl− によって強く配位される為、
光還元が起こらない。従って、NaOH等によりpHを
中性域に調整することになる。 しかし、このままで中性かアルカリ性にするとPd2+
は不安定すぎて光により分解、つまり光があたった所の
浴中すべてにPd0 が析出してしまう。本発明者らが
目的とするものは、光吸収のある面上のみでPd2+が
光触媒的な還元を起こすことにあるため、光触媒となら
ない(光の吸収しない)面で還元が起こらない程度にP
d2+を安定化する必要がある。そこで、Pd2+の安
定化の為、適度に錯化する錯化剤を種々検討した。その
代表例が上表ではクエン酸である。通常、Pd2+はカ
ルボン酸と配位結合を取りやすく、安定化される。その
為、上表の組成で、例えばガラス基材上にパターニング
したITOのみに触媒を付与しようとした時、ガラスに
なくてITOにある吸収帯、主に 350〜 600n
mの光をあてると、ITOの表面は光励起することによ
り、ある種の光触媒的還元反応が起こり、ITO上にの
みPd0 核が生成し、ガラス上では全く生成しない。 従って、化学Ni めっきはITO上にのみ起こり、完
全な選択めっきが遂行される。
PdCl2 0.000
1 モル/リットル(17.7mg/リットル)
HCl 100ml/リット
ル クエン酸 0.001モル/リ
ットル 光照射の条件 光源…メタルハライドランプ 照射時間…約2分30秒間 電力…9kW(約90A) この触媒処理液を調製するため、PdCl2 をHCl
に溶解してHCl 酸性溶液を得た。しかし、そのま
まではPd2+がCl− によって強く配位される為、
光還元が起こらない。従って、NaOH等によりpHを
中性域に調整することになる。 しかし、このままで中性かアルカリ性にするとPd2+
は不安定すぎて光により分解、つまり光があたった所の
浴中すべてにPd0 が析出してしまう。本発明者らが
目的とするものは、光吸収のある面上のみでPd2+が
光触媒的な還元を起こすことにあるため、光触媒となら
ない(光の吸収しない)面で還元が起こらない程度にP
d2+を安定化する必要がある。そこで、Pd2+の安
定化の為、適度に錯化する錯化剤を種々検討した。その
代表例が上表ではクエン酸である。通常、Pd2+はカ
ルボン酸と配位結合を取りやすく、安定化される。その
為、上表の組成で、例えばガラス基材上にパターニング
したITOのみに触媒を付与しようとした時、ガラスに
なくてITOにある吸収帯、主に 350〜 600n
mの光をあてると、ITOの表面は光励起することによ
り、ある種の光触媒的還元反応が起こり、ITO上にの
みPd0 核が生成し、ガラス上では全く生成しない。 従って、化学Ni めっきはITO上にのみ起こり、完
全な選択めっきが遂行される。
【0017】また、本発明の電極形成方法でも、良好な
めっき皮膜=電極皮膜を形成するに至るまでのメカニズ
ムは基本的に前記触媒担持方法に同じで形状に関係なく
容易に触媒を担持させることができる。
めっき皮膜=電極皮膜を形成するに至るまでのメカニズ
ムは基本的に前記触媒担持方法に同じで形状に関係なく
容易に触媒を担持させることができる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明による触媒処理液を用いた、
被めっき面に対する触媒金属の付着(触媒担持)と引き
続く無電解めっきを順を追って示した断面図である。こ
の図を参照しながら、本発明の好ましい態様を説明する
。先ず、被めっき面を有する基質(被めっき物)を用意
する。この基質は、プラスチック、セラミックス、ガラ
スなどの絶縁物からなっていても、金属などの導電物か
らなっていても、あるいはシリコンなどの半導体からな
っていてもよい。被めっき面は、めっき皮膜の良好な付
着を保証するため、脱脂、アルコール洗浄等によって前
処理及び/又は清浄化されていることが好ましい。
被めっき面に対する触媒金属の付着(触媒担持)と引き
続く無電解めっきを順を追って示した断面図である。こ
の図を参照しながら、本発明の好ましい態様を説明する
。先ず、被めっき面を有する基質(被めっき物)を用意
する。この基質は、プラスチック、セラミックス、ガラ
スなどの絶縁物からなっていても、金属などの導電物か
らなっていても、あるいはシリコンなどの半導体からな
っていてもよい。被めっき面は、めっき皮膜の良好な付
着を保証するため、脱脂、アルコール洗浄等によって前
処理及び/又は清浄化されていることが好ましい。
【0019】次いで、図1(A)に示されるように、基
質1を本発明の触媒処理液5に浸漬させる。シャーレ4
内の触媒処理液5中で用いられる触媒金属イオンは、本
発明において触媒となり得る金属核を析出し得るもので
あれば何であってもよく、前記したように、好ましくは
パラジウム、白金、金、銀、その他である。なお、以下
においては特にパラジウムを例にとって本発明を説明す
るけれども、本発明はこれのみに限定されないことを理
解されたい。さらに、触媒処理液5は有機系の錯化剤を
含有することが特色である。ここで使用する錯化剤は、
触媒金属イオンを錯化する能力があるならば特に限定さ
れるものではないけれども、クエン酸、リンゴ酸、マロ
ン酸、酢酸ナトリウム、ロッシェル塩、NTA(ニトリ
ロ三酢酸)、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、H
EA(N,N,N′,N′−テトラキス−(2−ヒドロ
キシルエチル)エチレンジアミン)、TEA(トリエタ
ノールアミン)、TIPA(トリイソプロパノールアミ
ン)、コハク酸、グルコヘプトン酸、フェノール、カテ
コール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ピロガロール
、ヒドロキシヒドロキノン、フロログルシン、安息香酸
、o−フタル酸、m−フタル酸、p−フタル酸、ジフエ
ン酸、o−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香
酸、p−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジヒドロキシ安
息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒ
ドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、3
,4−ジヒドロキシ安息香酸及び3,5−ジヒドロキシ
安息香酸が好ましい。
質1を本発明の触媒処理液5に浸漬させる。シャーレ4
内の触媒処理液5中で用いられる触媒金属イオンは、本
発明において触媒となり得る金属核を析出し得るもので
あれば何であってもよく、前記したように、好ましくは
パラジウム、白金、金、銀、その他である。なお、以下
においては特にパラジウムを例にとって本発明を説明す
るけれども、本発明はこれのみに限定されないことを理
解されたい。さらに、触媒処理液5は有機系の錯化剤を
含有することが特色である。ここで使用する錯化剤は、
触媒金属イオンを錯化する能力があるならば特に限定さ
れるものではないけれども、クエン酸、リンゴ酸、マロ
ン酸、酢酸ナトリウム、ロッシェル塩、NTA(ニトリ
ロ三酢酸)、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、H
EA(N,N,N′,N′−テトラキス−(2−ヒドロ
キシルエチル)エチレンジアミン)、TEA(トリエタ
ノールアミン)、TIPA(トリイソプロパノールアミ
ン)、コハク酸、グルコヘプトン酸、フェノール、カテ
コール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ピロガロール
、ヒドロキシヒドロキノン、フロログルシン、安息香酸
、o−フタル酸、m−フタル酸、p−フタル酸、ジフエ
ン酸、o−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香
酸、p−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジヒドロキシ安
息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒ
ドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、3
,4−ジヒドロキシ安息香酸及び3,5−ジヒドロキシ
安息香酸が好ましい。
【0020】触媒処理液と基質との接触方法は特に限定
されない。この技術分野において一般的に用いられてい
る方法に従って行うことができるけれども、なかんずく
、浸漬被覆法、はけ塗り法、ラングミュアーブロジェッ
ト法(LB法)などを有利に用いることができる。図2
は、触媒処理液と基質との接触方法を略示したものであ
る。図2(A)は浸漬被覆法の例である。図示されるよ
うに、適当な浴槽4に触媒処理液5を入れ、これに基質
1を浸漬する。基質1は、浴槽4から取り出した後、光
照射工程へ進む。図2(B)ははけ塗り法の例である。 基質1の上に、はけ6を用いて、触媒処理液を塗布する
。もちろん、はけ以外の塗布手段を用いて触媒処理液を
塗布することも可能である。図2(C)はLB法の例で
ある。浴槽7に水8を入れ、水面上に触媒金属イオンを
含む水の膜9を展開しておく。基質1を触媒膜9の膜面
に対して上下し、この上下操作を数回にわたって繰り返
すと、緻密な触媒金属膜(図示せず)を基質表面上に移
しとることができる。なお、図2に示した以外の接触方
法も必要に応じて利用し得ることは、ここで図示して説
明しないけれども、容易に理解されるであろう。
されない。この技術分野において一般的に用いられてい
る方法に従って行うことができるけれども、なかんずく
、浸漬被覆法、はけ塗り法、ラングミュアーブロジェッ
ト法(LB法)などを有利に用いることができる。図2
は、触媒処理液と基質との接触方法を略示したものであ
る。図2(A)は浸漬被覆法の例である。図示されるよ
うに、適当な浴槽4に触媒処理液5を入れ、これに基質
1を浸漬する。基質1は、浴槽4から取り出した後、光
照射工程へ進む。図2(B)ははけ塗り法の例である。 基質1の上に、はけ6を用いて、触媒処理液を塗布する
。もちろん、はけ以外の塗布手段を用いて触媒処理液を
塗布することも可能である。図2(C)はLB法の例で
ある。浴槽7に水8を入れ、水面上に触媒金属イオンを
含む水の膜9を展開しておく。基質1を触媒膜9の膜面
に対して上下し、この上下操作を数回にわたって繰り返
すと、緻密な触媒金属膜(図示せず)を基質表面上に移
しとることができる。なお、図2に示した以外の接触方
法も必要に応じて利用し得ることは、ここで図示して説
明しないけれども、容易に理解されるであろう。
【0021】次いで、図1(B)に示されるように、触
媒処理液5に浸漬したまゝの基質1にランプ12からの
光を照射する。この光照射は、前記したように触媒液中
の金属イオンを基質上で光還元して基質の表面に触媒金
属核として析出するためのものであり、いろいろな光源
からの光、例えば紫外線光やレーザ光などを用いて行う
ことができる。ここで使用する光やその波長は、通常、
用いられる基質の吸収特性あるいは触媒処理液の吸収に
依存するであろう。例えば、ガラス基質上にパターン状
に被着せしめられたITO被膜に金属めっきを施そうと
するような場合、ガラスには吸収がなく、ITOのみに
吸収がある波長がある光、好ましくは 500nm以下
の波長を有する紫外線光を用いて光照射を行うことが好
ましい。
媒処理液5に浸漬したまゝの基質1にランプ12からの
光を照射する。この光照射は、前記したように触媒液中
の金属イオンを基質上で光還元して基質の表面に触媒金
属核として析出するためのものであり、いろいろな光源
からの光、例えば紫外線光やレーザ光などを用いて行う
ことができる。ここで使用する光やその波長は、通常、
用いられる基質の吸収特性あるいは触媒処理液の吸収に
依存するであろう。例えば、ガラス基質上にパターン状
に被着せしめられたITO被膜に金属めっきを施そうと
するような場合、ガラスには吸収がなく、ITOのみに
吸収がある波長がある光、好ましくは 500nm以下
の波長を有する紫外線光を用いて光照射を行うことが好
ましい。
【0022】次いで、この触媒金属核を無電解めっきの
触媒として使用する場合は、図1(C)に示されるよう
に無電解めっきを実施する。この無電解めっきは常法に
従って、基質1を化学めっき浴13に浸漬することによ
って行うことができ、例えば、化学ニッケルめっき、化
学銅めっきなどを包含する。結果として、触媒金属3を
核としてめっきが進行し、最終的にめっき皮膜11が得
られる。なお、図では被めっき面の全面に触媒金属が析
出しているけれども、もしも被めっき面が前記したよう
にパターン化されたITO被膜でありかつ下地となる基
質がガラスであるならば、ITOパターン上のみに選択
的に触媒金属が析出し、したがって、めっき皮膜もその
ITOパターン上のみに形成されるであろう。
触媒として使用する場合は、図1(C)に示されるよう
に無電解めっきを実施する。この無電解めっきは常法に
従って、基質1を化学めっき浴13に浸漬することによ
って行うことができ、例えば、化学ニッケルめっき、化
学銅めっきなどを包含する。結果として、触媒金属3を
核としてめっきが進行し、最終的にめっき皮膜11が得
られる。なお、図では被めっき面の全面に触媒金属が析
出しているけれども、もしも被めっき面が前記したよう
にパターン化されたITO被膜でありかつ下地となる基
質がガラスであるならば、ITOパターン上のみに選択
的に触媒金属が析出し、したがって、めっき皮膜もその
ITOパターン上のみに形成されるであろう。
【0023】上記したような無電解めっきの実施は、そ
のいくつかを具体的に示すと、次の通りである。 例1 ガラス基材上に膜厚2000ÅのITO被膜パターンを
被着したものを被めっき物として用いた。この被めっき
物の表面を清浄化した後基材全体を次の組成の触媒処理
液(pH=7)に10分間にわたって浸漬した。 触媒処理液の組成: 成 分
量 PdCl2
0.0001モル/リットル
HCl 100
ml/リットル クエン酸
0.001モル/リットル所定時間の経過後、基
材を触媒処理液に入れたまゝの状態で上方から紫外線光
(波長 350〜500nm)を照射した(照射時間約
2.5分)。ITO被膜パターン上においてパラジウム
の選択的析出が認められた。引き続いて基材を触媒処理
液から取り出し、次の組成のニッケルめっき浴(pH=
5.0)に浸漬して無電解めっきを行った。
のいくつかを具体的に示すと、次の通りである。 例1 ガラス基材上に膜厚2000ÅのITO被膜パターンを
被着したものを被めっき物として用いた。この被めっき
物の表面を清浄化した後基材全体を次の組成の触媒処理
液(pH=7)に10分間にわたって浸漬した。 触媒処理液の組成: 成 分
量 PdCl2
0.0001モル/リットル
HCl 100
ml/リットル クエン酸
0.001モル/リットル所定時間の経過後、基
材を触媒処理液に入れたまゝの状態で上方から紫外線光
(波長 350〜500nm)を照射した(照射時間約
2.5分)。ITO被膜パターン上においてパラジウム
の選択的析出が認められた。引き続いて基材を触媒処理
液から取り出し、次の組成のニッケルめっき浴(pH=
5.0)に浸漬して無電解めっきを行った。
【0024】
成 分
量
トップニコロンITO−90−M*
100ml/リットル トップニコロンIT
O−90−I* 50ml/リッ
トル * 奥野製薬(株)製 また、めっき浴の温度は80℃、めっき時間は5分間で
あった。ITO被膜パターン上のパラジウムを核として
めっきが進行し、膜厚約1μmの均一なニッケル皮膜が
形成された。このめっき部と非めっき部の境界は明りょ
うであり、選択性の良好なめっきが得られたことを示し
た。なお、露出せるガラス基質上にはニッケルめっきの
析出は認められなかった。
量
トップニコロンITO−90−M*
100ml/リットル トップニコロンIT
O−90−I* 50ml/リッ
トル * 奥野製薬(株)製 また、めっき浴の温度は80℃、めっき時間は5分間で
あった。ITO被膜パターン上のパラジウムを核として
めっきが進行し、膜厚約1μmの均一なニッケル皮膜が
形成された。このめっき部と非めっき部の境界は明りょ
うであり、選択性の良好なめっきが得られたことを示し
た。なお、露出せるガラス基質上にはニッケルめっきの
析出は認められなかった。
【0025】次いで、得られたニッケルめっきを次のよ
うな評価基準の下で反応性(ITO上のめっき析出率)
及び選択性(ガラス上のめっき未析出率)に関して評価
したところ、反応性及び選択性とも評価点が5であり、
選択性の良好なニッケルめっきが得られたことを示した
。 用いられた評価基準: 反応性(ITO上の
選択性(ガラス上の 評価点 めっき析出率、
%) めっき未析出率、%)
5
100 1
00 4 75〜99
75〜99 3
50〜74
50〜74 2
25〜49
25〜49 1 1
〜24 1〜24
0 0
0さらに、上記した
反応性及び選択性の評価に加えて、得られたニッケルめ
っきのITO被膜に対する密着力を評価するため、テー
プ剥離試験を行った。ニッケルめっき皮膜に粘着テープ
(1cm幅)を密着し、次いで90°方向に剥離して皮
膜の同時剥離の有無を検査したけれども、ニッケルめっ
き皮膜は全く剥離を示さず、良好な密着力を有すること
が確認された。 例2(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例では
、比較のため、本発明の触媒処理液に代えて次のような
従来の触媒処理液を使用した。 実験1… PdCl2+HCl 溶液(錯化剤不含;p
H<1)実験2… PdCl2水溶液(pH>12)実
験3… PdCl2水溶液(pH=7)実験4… Pd
Cl2水溶液(pH<3)いずれの実験の場合にも不満
足なニッケルめっきしか得られず、前記例1に記載の反
応性及び選択性の評価結果は次表の通りであった。
うな評価基準の下で反応性(ITO上のめっき析出率)
及び選択性(ガラス上のめっき未析出率)に関して評価
したところ、反応性及び選択性とも評価点が5であり、
選択性の良好なニッケルめっきが得られたことを示した
。 用いられた評価基準: 反応性(ITO上の
選択性(ガラス上の 評価点 めっき析出率、
%) めっき未析出率、%)
5
100 1
00 4 75〜99
75〜99 3
50〜74
50〜74 2
25〜49
25〜49 1 1
〜24 1〜24
0 0
0さらに、上記した
反応性及び選択性の評価に加えて、得られたニッケルめ
っきのITO被膜に対する密着力を評価するため、テー
プ剥離試験を行った。ニッケルめっき皮膜に粘着テープ
(1cm幅)を密着し、次いで90°方向に剥離して皮
膜の同時剥離の有無を検査したけれども、ニッケルめっ
き皮膜は全く剥離を示さず、良好な密着力を有すること
が確認された。 例2(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例では
、比較のため、本発明の触媒処理液に代えて次のような
従来の触媒処理液を使用した。 実験1… PdCl2+HCl 溶液(錯化剤不含;p
H<1)実験2… PdCl2水溶液(pH>12)実
験3… PdCl2水溶液(pH=7)実験4… Pd
Cl2水溶液(pH<3)いずれの実験の場合にも不満
足なニッケルめっきしか得られず、前記例1に記載の反
応性及び選択性の評価結果は次表の通りであった。
【0026】
実 験 反応性
選択性 1 0
− 2
0 −
3 5
1 4 0
− 例3 本例では、種々の化合物のPd 錯化剤としての適否を
説明する。
選択性 1 0
− 2
0 −
3 5
1 4 0
− 例3 本例では、種々の化合物のPd 錯化剤としての適否を
説明する。
【0027】前記例1に記載の手法を繰り返したけれど
も、本例では、次の表1に記載のような種々の錯化能力
を有する化合物をPd 錯化剤として使用した。次の表
1に記載の評価結果(反応性及び選択性に関して)から
理解されるように、化合物中にカルボキシル基または水
酸基を有するものがPd 錯化剤として有用である。
も、本例では、次の表1に記載のような種々の錯化能力
を有する化合物をPd 錯化剤として使用した。次の表
1に記載の評価結果(反応性及び選択性に関して)から
理解されるように、化合物中にカルボキシル基または水
酸基を有するものがPd 錯化剤として有用である。
【0028】
【表1】
【0029】
例4
本例では、種々の錯化剤と種々の基材の組み合わせ使用
について説明する。前記例1に記載の手法を繰り返した
が、本例では、錯化剤として次の表2に記載のものを使
用し、また、基材として、透明電極として用いられてい
るITO基板、ガラス基板、アルミナ基板(96%、9
2%)、ガラスエポキシ樹脂基板、そしてゴム系接着剤
をコートしたガラスエポキシ樹脂基板を使用した。その
他の変更点は次の通りである: 触媒処理液のpH…表2に記載。
について説明する。前記例1に記載の手法を繰り返した
が、本例では、錯化剤として次の表2に記載のものを使
用し、また、基材として、透明電極として用いられてい
るITO基板、ガラス基板、アルミナ基板(96%、9
2%)、ガラスエポキシ樹脂基板、そしてゴム系接着剤
をコートしたガラスエポキシ樹脂基板を使用した。その
他の変更点は次の通りである: 触媒処理液のpH…表2に記載。
【0030】光照射…紫外線光を2.5分間照射(メタ
ルハライドランプ使用の9000W UV硬化炉)。 無電解めっき…1分間のニッケルめっき;奥野製薬(株
)製のトップニコロン(商品名)をニッケルめっき浴と
して使用。得られたニッケルめっきの反応性を3段階評
価(全面反応を○、一部反応を△、そして反応なしを×
)したところ、次の表2に記載の評価結果が得られた。
ルハライドランプ使用の9000W UV硬化炉)。 無電解めっき…1分間のニッケルめっき;奥野製薬(株
)製のトップニコロン(商品名)をニッケルめっき浴と
して使用。得られたニッケルめっきの反応性を3段階評
価(全面反応を○、一部反応を△、そして反応なしを×
)したところ、次の表2に記載の評価結果が得られた。
【0031】
【表2】
【0032】
例5
本例でも、種々の錯化剤と種々の基材の組み合わせ使用
について説明する。前記例4に記載の手法を繰り返した
が、本例では、基材を触媒処理液に入れたまゝの状態で
上方から紫外線光を照射することに代えて、基材を触媒
液から取り出して乾燥(80℃で10分間)した後で波
長 350〜 500nmの紫外線光を約2.5分間に
わたって照射した。得られた評価結果を次の表3に示す
。
について説明する。前記例4に記載の手法を繰り返した
が、本例では、基材を触媒処理液に入れたまゝの状態で
上方から紫外線光を照射することに代えて、基材を触媒
液から取り出して乾燥(80℃で10分間)した後で波
長 350〜 500nmの紫外線光を約2.5分間に
わたって照射した。得られた評価結果を次の表3に示す
。
【0033】
【表3】
【0034】上記表2及び表3に記載の結果から、錯化
剤を用いることにより、基板表面でPd2+の光還元反
応が起こり、 Pd0が析出し、めっき反応の触媒とな
っていることがわかる。通常のPd2+溶液(対照)で
はそのような光還元反応は起こらない。また、基板の材
質により、それに適・不適の錯化剤が存在することもわ
かる。 例6 本例では、さらに種々の錯化剤と種々の基材の組み合わ
せ使用について検討した。
剤を用いることにより、基板表面でPd2+の光還元反
応が起こり、 Pd0が析出し、めっき反応の触媒とな
っていることがわかる。通常のPd2+溶液(対照)で
はそのような光還元反応は起こらない。また、基板の材
質により、それに適・不適の錯化剤が存在することもわ
かる。 例6 本例では、さらに種々の錯化剤と種々の基材の組み合わ
せ使用について検討した。
【0035】前記例4に記載の手法を繰り返したが、本
例では、錯化剤として下記の表4〜表9に記載のものを
使用し、また、基材として、96%アルミナ(Al2O
3)基板又は接着剤付きあるいは接着剤なしのガラスエ
ポキシ樹脂基板を使用するとともに、触媒処理液のpH
値を記載の如く変更した。得られた評価結果を次の表4
〜表9に示す。
例では、錯化剤として下記の表4〜表9に記載のものを
使用し、また、基材として、96%アルミナ(Al2O
3)基板又は接着剤付きあるいは接着剤なしのガラスエ
ポキシ樹脂基板を使用するとともに、触媒処理液のpH
値を記載の如く変更した。得られた評価結果を次の表4
〜表9に示す。
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】
【表8】
【0041】
【表9】
【0042】上記の表に記載の結果から明らかなように
、少なくとも水酸基またはカルボキシル基を含む有機物
系の錯化物であれば反応性において、良好な結果を得る
ことができる。また、錯化剤が窒素を含んでいる場合に
は、反応性において、良好な結果を得ることができない
有機系錯化物が存在することもわかった。 例7(比較例) 本例では、光に代えて熱(90℃)を適用した場合に、
めっき反応はひきおこされるか否かについて説明する。
、少なくとも水酸基またはカルボキシル基を含む有機物
系の錯化物であれば反応性において、良好な結果を得る
ことができる。また、錯化剤が窒素を含んでいる場合に
は、反応性において、良好な結果を得ることができない
有機系錯化物が存在することもわかった。 例7(比較例) 本例では、光に代えて熱(90℃)を適用した場合に、
めっき反応はひきおこされるか否かについて説明する。
【0043】錯化剤としてクエン酸を使用して前記例4
に記載の手法を繰り返した。但し、本例では、比較のた
め、紫外線光を2.5分間にわたって照射することの代
りに、記載の6種類の基板をそれぞれ90℃に加熱した
触媒処理液中に10分間にわたって浸漬し、その後で前
記例4と同様にしてニッケルめっきを行った。しかし、
どの基板上にもニッケルめっきの形成は認められず、反
応性なしと評価された。このような結果から、本発明の
触媒処理液は光の照射によってはじめてその作用を発揮
し得ることがわかる。また、本発明の触媒処理液は触媒
金属を還元させる為のSn のコロイドを使用していな
いことから、従来より問題となっている基材上へのSn
の吸着といったこともないため、前処理・素材の管理
も簡単になる。なお、一般的な触媒金属の担持のために
も、本法は均一な触媒金属担持法として効果がある。 例8 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、基質
としてエポキシ樹脂を用い、全体に光照射をした浸漬被
覆法に代えてはけ塗り法を用いてパラジウム膜を形成し
た。また、触媒処理液中の錯化剤として、クエン酸に代
えてリンゴ酸又はオレイン酸を使用した。エポキシ基質
全体に良好なめっき皮膜が得られた。 例9 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、基質
としてアルミナを用い、浸漬被覆法に代えてLB法を用
いてパラジウム膜を形成した。すなわち、シャーレに水
をあふれるぐらいに入れ、その水面上に触媒処理液を数
滴滴下した後、アルミナ基質を数回上下することによっ
てパラジウム膜を成膜した。また、触媒液中の錯化剤と
して、クエン酸に代えてステアリン酸を使用した。ここ
で、パラジウムを錯化したステアリン酸は高分子である
ため、シャーレに入れた水の表面全体に均一に拡散した
。アルミナ基質全体に良好なめっき皮膜が得られた。 例10(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、比較
のため、従来のPd −Sn コロイド法に従って被め
っき面を触媒処理した。得られたニッケルめっき皮膜(
膜厚約1μm)は外見上は良好であったけれども、テー
プ剥離試験の結果、一部の皮膜に剥離を生じ、ITO被
膜に対する密着力が完全でないことを示した。 例11(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、比較
のため、ITO被膜パターンを有しないガラス基質を使
用した。前記例1と全く同じ条件下で処理を行ったにも
かかわらず、ガラス基質上にパラジウムは析出せず、し
たがってニッケルめっき皮膜も得られなかった(無電解
Ni めっきは起こらなかった)。
に記載の手法を繰り返した。但し、本例では、比較のた
め、紫外線光を2.5分間にわたって照射することの代
りに、記載の6種類の基板をそれぞれ90℃に加熱した
触媒処理液中に10分間にわたって浸漬し、その後で前
記例4と同様にしてニッケルめっきを行った。しかし、
どの基板上にもニッケルめっきの形成は認められず、反
応性なしと評価された。このような結果から、本発明の
触媒処理液は光の照射によってはじめてその作用を発揮
し得ることがわかる。また、本発明の触媒処理液は触媒
金属を還元させる為のSn のコロイドを使用していな
いことから、従来より問題となっている基材上へのSn
の吸着といったこともないため、前処理・素材の管理
も簡単になる。なお、一般的な触媒金属の担持のために
も、本法は均一な触媒金属担持法として効果がある。 例8 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、基質
としてエポキシ樹脂を用い、全体に光照射をした浸漬被
覆法に代えてはけ塗り法を用いてパラジウム膜を形成し
た。また、触媒処理液中の錯化剤として、クエン酸に代
えてリンゴ酸又はオレイン酸を使用した。エポキシ基質
全体に良好なめっき皮膜が得られた。 例9 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、基質
としてアルミナを用い、浸漬被覆法に代えてLB法を用
いてパラジウム膜を形成した。すなわち、シャーレに水
をあふれるぐらいに入れ、その水面上に触媒処理液を数
滴滴下した後、アルミナ基質を数回上下することによっ
てパラジウム膜を成膜した。また、触媒液中の錯化剤と
して、クエン酸に代えてステアリン酸を使用した。ここ
で、パラジウムを錯化したステアリン酸は高分子である
ため、シャーレに入れた水の表面全体に均一に拡散した
。アルミナ基質全体に良好なめっき皮膜が得られた。 例10(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、比較
のため、従来のPd −Sn コロイド法に従って被め
っき面を触媒処理した。得られたニッケルめっき皮膜(
膜厚約1μm)は外見上は良好であったけれども、テー
プ剥離試験の結果、一部の皮膜に剥離を生じ、ITO被
膜に対する密着力が完全でないことを示した。 例11(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、比較
のため、ITO被膜パターンを有しないガラス基質を使
用した。前記例1と全く同じ条件下で処理を行ったにも
かかわらず、ガラス基質上にパラジウムは析出せず、し
たがってニッケルめっき皮膜も得られなかった(無電解
Ni めっきは起こらなかった)。
【0044】つまり、光によるPd2+の還元反応は、
ガラス基材上では起こらなかったことになる。このこと
は、基質となる材料が、特定の波長の光を吸収するか否
かということが重要と考えられる。ちなみに、ガラスと
ITOのUV吸収は図3に示すものであり、ITOには
350nm付近に吸収があるが、ガラスにはそれがな
い。従って、ITO上の反応では、 350nm付近の
光が反応に寄与していると考えられる。 例12 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、ガラ
スとITOについて、照射する光の波長と、ニッケルめ
っき、銅めっきそれぞれの無電解めっきの反応性を調査
した。得られた結果を次の表10にまとめる。
ガラス基材上では起こらなかったことになる。このこと
は、基質となる材料が、特定の波長の光を吸収するか否
かということが重要と考えられる。ちなみに、ガラスと
ITOのUV吸収は図3に示すものであり、ITOには
350nm付近に吸収があるが、ガラスにはそれがな
い。従って、ITO上の反応では、 350nm付近の
光が反応に寄与していると考えられる。 例12 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では、ガラ
スとITOについて、照射する光の波長と、ニッケルめ
っき、銅めっきそれぞれの無電解めっきの反応性を調査
した。得られた結果を次の表10にまとめる。
【0045】
【表10】
【0046】上記表10の結果から明らかなように、ガ
ラスでは、いずれの場合にも反応せず、ITOでは、少
くとも 500nm以下の光により触媒(Pd)が析出
し、めっき反応が起こることがわかった。また、光では
なくて熱(90℃加熱)では全く反応が起こらないこと
より、本反応は、光還元反応と考えられる。 例13 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では基質と
して、ガラスに代えて、その他の容易に入手可能なセラ
ミック材料及び樹脂材料を使用し、また、触媒液として
例1のもの(触媒液A)及び例1のクエン酸に代えてリ
ンゴ酸を使用したもの(触媒液B)を使用した。良好な
ニッケルめっき皮膜が得られたか否かの結果を次の表1
1にまとめる。
ラスでは、いずれの場合にも反応せず、ITOでは、少
くとも 500nm以下の光により触媒(Pd)が析出
し、めっき反応が起こることがわかった。また、光では
なくて熱(90℃加熱)では全く反応が起こらないこと
より、本反応は、光還元反応と考えられる。 例13 前記例1に記載の手法を繰り返したが、本例では基質と
して、ガラスに代えて、その他の容易に入手可能なセラ
ミック材料及び樹脂材料を使用し、また、触媒液として
例1のもの(触媒液A)及び例1のクエン酸に代えてリ
ンゴ酸を使用したもの(触媒液B)を使用した。良好な
ニッケルめっき皮膜が得られたか否かの結果を次の表1
1にまとめる。
【0047】
【表11】
【0048】上記表11に示す如く、本発明方法は、あ
らゆる種類の基質の触媒付与と無電解めっきに有効と考
えられる。ここに示した触媒処理液でめっきが反応しな
いとしても、触媒処理液の錯化剤を変えることにより、
反応が可能となると考えられる。 例14 本例では、従来方法と本発明方法との間の、得られる密
着力の違いについて説明する。
らゆる種類の基質の触媒付与と無電解めっきに有効と考
えられる。ここに示した触媒処理液でめっきが反応しな
いとしても、触媒処理液の錯化剤を変えることにより、
反応が可能となると考えられる。 例14 本例では、従来方法と本発明方法との間の、得られる密
着力の違いについて説明する。
【0049】前記例1に記載の手法を繰り返したけれど
も、本例ではエポキシ樹脂基質を被めっき物として用い
、また、従来方法では前記例10と同様にPd −Sn
コロイド法に従って被めっき面を触媒処理した。膜厚
約1μmのニッケルめっき皮膜を形成した後に電気銅め
っきにより膜厚約35μmの銅皮膜を析出させ、その後
で剥離試験を行った。次のような密着力の違いが明らか
となった。
も、本例ではエポキシ樹脂基質を被めっき物として用い
、また、従来方法では前記例10と同様にPd −Sn
コロイド法に従って被めっき面を触媒処理した。膜厚
約1μmのニッケルめっき皮膜を形成した後に電気銅め
っきにより膜厚約35μmの銅皮膜を析出させ、その後
で剥離試験を行った。次のような密着力の違いが明らか
となった。
【0050】
方 法 密着力(k
g/cm) 従来方法
0.6 本発明方法
1.6詳細な反応メカニズムは不明であるが
、このPd2+還元反応は基質面と直接反応するため密
着力が高いと考えられる。 例15 本例では、導体形成の説明のため、O2 センサにおけ
る白金電極の形成について記載する。
g/cm) 従来方法
0.6 本発明方法
1.6詳細な反応メカニズムは不明であるが
、このPd2+還元反応は基質面と直接反応するため密
着力が高いと考えられる。 例15 本例では、導体形成の説明のため、O2 センサにおけ
る白金電極の形成について記載する。
【0051】ZrO2焼結体からなるO2 センサの基
体を前記例1で用いたものと同じ触媒処理液に10分間
にわたって浸漬した。すなわち、本例で用いた触媒処理
液は、 HCl水溶液に PdCl2及びPd2+イオ
ンの錯化剤であるクエン酸を溶解した後、NaOHの添
加によってpH=7に調節したものである。この触媒処
理では、図4(A)に示されるように、基体の内面にも
触媒処理液が十分に浸透するように基体をタテ位置で保
持した。引き続いて、触媒処理後の基体を水洗し、乾燥
した。
体を前記例1で用いたものと同じ触媒処理液に10分間
にわたって浸漬した。すなわち、本例で用いた触媒処理
液は、 HCl水溶液に PdCl2及びPd2+イオ
ンの錯化剤であるクエン酸を溶解した後、NaOHの添
加によってpH=7に調節したものである。この触媒処
理では、図4(A)に示されるように、基体の内面にも
触媒処理液が十分に浸透するように基体をタテ位置で保
持した。引き続いて、触媒処理後の基体を水洗し、乾燥
した。
【0052】次いで、基体の全体に紫外線光(波長 2
00〜600nm)を5分間にわたって照射した。この
光照射に使用した光源は、ウシオ電機(株)製の 50
0W高圧水銀ランプである。水洗後、日本エンゲルハル
ド(株)製のめっき浴中で30℃で22時間にわたって
無電解白金めっきを行ったところ、基体の全面において
めっき反応が進行し、Pt 電極が形成された。また、
基体の内面に関してもPt 電極が形成されており、本
発明によれば光還元反応による触媒担持が可能であるこ
とが確認できた。 例16(比較例) 前記例15に記載の手法を繰り返したが、本例では、比
較のため、錯化剤としてのクエン酸を触媒処理液中で用
いず、かつそのpH値を1とした。前記例15と同様に
して無電解白金めっきを行ったにもかかわらず、めっき
反応は全くおこらず、Pd2+イオンが還元されていな
いことが確認された。 例17 本例では、部分触媒化法を利用した白金電極の形成につ
いて説明する。
00〜600nm)を5分間にわたって照射した。この
光照射に使用した光源は、ウシオ電機(株)製の 50
0W高圧水銀ランプである。水洗後、日本エンゲルハル
ド(株)製のめっき浴中で30℃で22時間にわたって
無電解白金めっきを行ったところ、基体の全面において
めっき反応が進行し、Pt 電極が形成された。また、
基体の内面に関してもPt 電極が形成されており、本
発明によれば光還元反応による触媒担持が可能であるこ
とが確認できた。 例16(比較例) 前記例15に記載の手法を繰り返したが、本例では、比
較のため、錯化剤としてのクエン酸を触媒処理液中で用
いず、かつそのpH値を1とした。前記例15と同様に
して無電解白金めっきを行ったにもかかわらず、めっき
反応は全くおこらず、Pd2+イオンが還元されていな
いことが確認された。 例17 本例では、部分触媒化法を利用した白金電極の形成につ
いて説明する。
【0053】前記例15に記載の手法を繰り返したけれ
ども、本例では、照射光として、紫外線光に代えてレー
ザ光を使用した。すなわち、本例では、基体上でレーザ
光を走査することにより、基体表面のうちPt 電極の
必要な部分にのみレーザ光を照射した。また、レーザ光
の非照射部分ではPd が金属化されておらず、Pd2
+イオンの形で残留しているので、これを溶解除去する
ため、レーザ光照射後の基体を50%塩酸(40℃)に
3分間浸漬した。無電解白金めっきの結果、レーザ光を
照射した部分においてのみめっき反応が進行し、基体の
内外面共に選択的にPt 電極を形成することができた
。 例18 本例では、部分触媒化法を利用した導体(白金電極)の
形成について説明する。
ども、本例では、照射光として、紫外線光に代えてレー
ザ光を使用した。すなわち、本例では、基体上でレーザ
光を走査することにより、基体表面のうちPt 電極の
必要な部分にのみレーザ光を照射した。また、レーザ光
の非照射部分ではPd が金属化されておらず、Pd2
+イオンの形で残留しているので、これを溶解除去する
ため、レーザ光照射後の基体を50%塩酸(40℃)に
3分間浸漬した。無電解白金めっきの結果、レーザ光を
照射した部分においてのみめっき反応が進行し、基体の
内外面共に選択的にPt 電極を形成することができた
。 例18 本例では、部分触媒化法を利用した導体(白金電極)の
形成について説明する。
【0054】前記例15の記載の手法を繰り返したけれ
ども、本例では、触媒処理液中の錯化剤としてEDTA
を使用し、かつ基体表面のうちPt 電極の必要な部分
にのみ紫外線光を照射するため、マスクの存在下におい
て光照射を行った。無電解白金めっきの結果、紫外線光
を照射した部分においてのみめっき反応が進行し、基体
の内外面共に選択的にPt 電極を形成することができ
た。 例19 図4〜図6は、それぞれ、図示したようなカップ形状の
自動車用O2 センサの電極(Pt 電極)としての導
体を本発明に従って形成する工程を順を追って示した断
面図である。特に図5及び図6は、図8に示したような
、分布が制限されたPt 電極32を有するO2 セン
サの基体31を本発明の部分触媒化法に従って製造する
工程を順を追って示した断面図である。なお、O2 セ
ンサの基体には、すでに説明したように、酸素イオン伝
導性固体電解質の焼結体、例えばZrO2やTiO2な
どを用いることができる。これらの基体の表面は、予め
脱脂処理等で清浄化しておくことが好ましい。
ども、本例では、触媒処理液中の錯化剤としてEDTA
を使用し、かつ基体表面のうちPt 電極の必要な部分
にのみ紫外線光を照射するため、マスクの存在下におい
て光照射を行った。無電解白金めっきの結果、紫外線光
を照射した部分においてのみめっき反応が進行し、基体
の内外面共に選択的にPt 電極を形成することができ
た。 例19 図4〜図6は、それぞれ、図示したようなカップ形状の
自動車用O2 センサの電極(Pt 電極)としての導
体を本発明に従って形成する工程を順を追って示した断
面図である。特に図5及び図6は、図8に示したような
、分布が制限されたPt 電極32を有するO2 セン
サの基体31を本発明の部分触媒化法に従って製造する
工程を順を追って示した断面図である。なお、O2 セ
ンサの基体には、すでに説明したように、酸素イオン伝
導性固体電解質の焼結体、例えばZrO2やTiO2な
どを用いることができる。これらの基体の表面は、予め
脱脂処理等で清浄化しておくことが好ましい。
【0055】先ず、図4を参照して本発明によるO2
センサのPt電極形成を説明する。O2 センサの基体
31は、ZrO2焼結体からなり、カップ形状を有し、
その内外両面にPt 電極を必要とする(図4(A)の
基体31の拡大図を参照されたい)。最初に、図4(A
)に示されるように、複数個の基体31を治具35上に
支承してシャーレ4内の触媒処理液5に浸漬させる。触
媒処理液5の好ましい組成は前記した。Pt2+をZr
O2基体31上に吸着させた後、基体の水洗及び乾燥を
行う。
センサのPt電極形成を説明する。O2 センサの基体
31は、ZrO2焼結体からなり、カップ形状を有し、
その内外両面にPt 電極を必要とする(図4(A)の
基体31の拡大図を参照されたい)。最初に、図4(A
)に示されるように、複数個の基体31を治具35上に
支承してシャーレ4内の触媒処理液5に浸漬させる。触
媒処理液5の好ましい組成は前記した。Pt2+をZr
O2基体31上に吸着させた後、基体の水洗及び乾燥を
行う。
【0056】次いで、図4(B)に示されるように、ラ
ンプ12からの光を基体31に照射する。この光照射は
、例えば 200〜 600nmの波長を有する紫外線
光を用いることが好ましいが、なぜなら、この波長範囲
は、触媒金属イオンを錯化剤の存在下で還元させて安定
な触媒金属に変換するのに有効であるからである。図示
されるように、O2 センサの基体31の表面に触媒金
属33が析出する。
ンプ12からの光を基体31に照射する。この光照射は
、例えば 200〜 600nmの波長を有する紫外線
光を用いることが好ましいが、なぜなら、この波長範囲
は、触媒金属イオンを錯化剤の存在下で還元させて安定
な触媒金属に変換するのに有効であるからである。図示
されるように、O2 センサの基体31の表面に触媒金
属33が析出する。
【0057】水洗後、図4(C)に示されるように、触
媒金属の存在下においてO2 センサの基体31を化学
めっき浴13に浸漬して無電解白金めっきを行う。所定
の時間の経過後、基体31上にPt 電極32が形成さ
れる。図5は、部分触媒化法によるPt 電極の形成を
例示したものである。この方法において、図5(A)に
示す触媒処理液中へのO2センサの基体の浸漬は図4(
A)と同様にして行うことができる。次いで、触媒処理
後の基体に図5(B)及び(C)に示すように選択的に
光照射する。 本例では光としてレーザ光を使用し、したがって、レー
ザ36を矢印Aの方向に走査することによって、治具3
5上に支承されたそれぞれの基体31の選ばれた部位に
のみ選択的に光照射する。図5(B)では基体31の内
面の部分触媒化が、そして図5(C)では基体31の外
面の部分触媒化が、それぞれ示されている。部分触媒化
が行われた領域では、図5(C)に示されるように、触
媒金属33が析出せしめられる。次いで、レーザ光を照
射しなかった基体表面に残存する触媒金属イオンを溶解
除去する。この触媒金属イオンの溶解除去方法としては
、例えば硫酸(H2SO4)、塩酸(HCl)、硝酸(
HNO3)等の鉱酸の水溶液中への基体の浸漬、或いは
これら鉱酸水溶液による洗浄がある。この方法を用いる
ことにより、従来の基体内面に触媒金属イオンを含む液
を注入し、水分を蒸発させる(5時間乾燥)工程が省か
れ、時間短縮ができるだけでなく、部分めっき化も可能
となるため、大幅なコストダウンが可能となる。
媒金属の存在下においてO2 センサの基体31を化学
めっき浴13に浸漬して無電解白金めっきを行う。所定
の時間の経過後、基体31上にPt 電極32が形成さ
れる。図5は、部分触媒化法によるPt 電極の形成を
例示したものである。この方法において、図5(A)に
示す触媒処理液中へのO2センサの基体の浸漬は図4(
A)と同様にして行うことができる。次いで、触媒処理
後の基体に図5(B)及び(C)に示すように選択的に
光照射する。 本例では光としてレーザ光を使用し、したがって、レー
ザ36を矢印Aの方向に走査することによって、治具3
5上に支承されたそれぞれの基体31の選ばれた部位に
のみ選択的に光照射する。図5(B)では基体31の内
面の部分触媒化が、そして図5(C)では基体31の外
面の部分触媒化が、それぞれ示されている。部分触媒化
が行われた領域では、図5(C)に示されるように、触
媒金属33が析出せしめられる。次いで、レーザ光を照
射しなかった基体表面に残存する触媒金属イオンを溶解
除去する。この触媒金属イオンの溶解除去方法としては
、例えば硫酸(H2SO4)、塩酸(HCl)、硝酸(
HNO3)等の鉱酸の水溶液中への基体の浸漬、或いは
これら鉱酸水溶液による洗浄がある。この方法を用いる
ことにより、従来の基体内面に触媒金属イオンを含む液
を注入し、水分を蒸発させる(5時間乾燥)工程が省か
れ、時間短縮ができるだけでなく、部分めっき化も可能
となるため、大幅なコストダウンが可能となる。
【0058】部分触媒化及び水洗の完了後、図5(D)
に示されるように無電解白金めっきを行う。すなわち、
部分的に形成された触媒金属の存在下においてO2 セ
ンサの基体31を白金めっき用の化学めっき浴13に浸
漬する。所定の時間の経過後、基体31上にPt 電極
32が形成される。図6も、部分触媒化によるPt 電
極の形成を例示したものである。但し、本例の場合、レ
ーザ光照射に代えて、マスキング条件下で紫外線光を照
射した。図示の方法において、図6(A)に示す触媒処
理液中へのO2センサの基体の浸漬は図4(A)と同様
にして行うことができる。次いで、触媒処理後の基体に
図6(B)に示すように選択的に光照射する。本例では
光としてランプ12からの紫外線光を使用し、したがっ
て、紫外線光の選択的照射のため、マスク37を併用す
る。マスクの材質としては、レジスト材料などをあげる
ことができる。図6(B)に示されるように、マスク3
7を有しない基体31の表面のみに触媒金属33が析出
する。次いで、マスクを除去した後、基体表面に残存す
る触媒金属イオンを前記したような手法に従って溶解除
去する。なお、場合によっては、マスクの除去と触媒金
属イオンの除去とを同時に行うことも可能である。
に示されるように無電解白金めっきを行う。すなわち、
部分的に形成された触媒金属の存在下においてO2 セ
ンサの基体31を白金めっき用の化学めっき浴13に浸
漬する。所定の時間の経過後、基体31上にPt 電極
32が形成される。図6も、部分触媒化によるPt 電
極の形成を例示したものである。但し、本例の場合、レ
ーザ光照射に代えて、マスキング条件下で紫外線光を照
射した。図示の方法において、図6(A)に示す触媒処
理液中へのO2センサの基体の浸漬は図4(A)と同様
にして行うことができる。次いで、触媒処理後の基体に
図6(B)に示すように選択的に光照射する。本例では
光としてランプ12からの紫外線光を使用し、したがっ
て、紫外線光の選択的照射のため、マスク37を併用す
る。マスクの材質としては、レジスト材料などをあげる
ことができる。図6(B)に示されるように、マスク3
7を有しない基体31の表面のみに触媒金属33が析出
する。次いで、マスクを除去した後、基体表面に残存す
る触媒金属イオンを前記したような手法に従って溶解除
去する。なお、場合によっては、マスクの除去と触媒金
属イオンの除去とを同時に行うことも可能である。
【0059】部分触媒化及び水洗の完了後、図6(C)
に示されるように無電解白金めっきを行う。すなわち、
部分的に形成された触媒金属の存在下においてO2 セ
ンサの基体31を白金めっき用の化学めっき浴13に浸
漬する。所定の時間の経過後、基体31上にPt 電極
32が形成される。
に示されるように無電解白金めっきを行う。すなわち、
部分的に形成された触媒金属の存在下においてO2 セ
ンサの基体31を白金めっき用の化学めっき浴13に浸
漬する。所定の時間の経過後、基体31上にPt 電極
32が形成される。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明は、被めっき面上に触媒金属を付与するのに有効であ
り、よって密着力、精密度、選択性等にすぐれためっき
を提供することができ、しかも浴分解を起こすことのな
い触媒処理液を提供することができる。
明は、被めっき面上に触媒金属を付与するのに有効であ
り、よって密着力、精密度、選択性等にすぐれためっき
を提供することができ、しかも浴分解を起こすことのな
い触媒処理液を提供することができる。
【0061】また、本発明によれば、簡単な処理に従い
密着力の良好なめっき皮膜を高選択性、高精度で得るこ
とができるばかりでなく、触媒金属を還元させる為のS
n のコロイドを使用していないことから、従来より問
題となっている基質上へのSn の吸着といったことも
ないため、前処理・素材の管理も簡単になる。さらにま
た、本発明によれば、基体上への触媒担持を上記のよう
に満足し得る形で行うことができるので、特性面、その
他においてすぐれた導体を容易かつ簡単に低コストで形
成することができる。
密着力の良好なめっき皮膜を高選択性、高精度で得るこ
とができるばかりでなく、触媒金属を還元させる為のS
n のコロイドを使用していないことから、従来より問
題となっている基質上へのSn の吸着といったことも
ないため、前処理・素材の管理も簡単になる。さらにま
た、本発明によれば、基体上への触媒担持を上記のよう
に満足し得る形で行うことができるので、特性面、その
他においてすぐれた導体を容易かつ簡単に低コストで形
成することができる。
【図1】本発明による無電解めっきを順を追って示した
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明による触媒金属膜の形成を略示した断面
図である。
図である。
【図3】基質による吸収スペクトルの変化を示したグラ
フである。
フである。
【図4】本発明による導体形成をO2 センサの電極形
成を例にとって順を追って示した断面図である。
成を例にとって順を追って示した断面図である。
【図5】本発明による部分触媒化法における導体形成を
順を追って示した断面図である。
順を追って示した断面図である。
【図6】本発明による部分触媒化法における導体形成を
順を追って示した断面図である。
順を追って示した断面図である。
【図7】従来のPd −Sn 触媒を用いた無電解めっ
きを順を追って示した断面図である。
きを順を追って示した断面図である。
【図8】O2 センサ基体における白金電極の部分的形
成を略示した断面図である。
成を略示した断面図である。
1…基質
3…触媒金属
4…シャーレ
5…触媒処理液
11…めっき皮膜
12…ランプ
13…無電解めっき液
Claims (19)
- 【請求項1】 基質の表面にある時に、その基質に対
する光の照射によって、触媒として作用し得る金属を前
記基質上に析出可能であり、そして前記触媒金属をイオ
ンの形で含有していることを特徴とする触媒処理液。 - 【請求項2】 前記触媒金属のイオンを錯化し得る有
機物系の錯化剤をあわせて含有することを特徴とする請
求項1に記載の触媒処理液。 - 【請求項3】 パラジウムをPd2+イオンの形で含
有し、該Pd2+イオンを錯化可能な有機物系の錯化剤
をあわせて含有し、そして基質に接触された後に 20
0〜600nmの波長を有する光の照射によってパラジ
ウム金属を前記被めっき面上に析出可能であることを特
徴とする請求項2に記載の触媒処理液。 - 【請求項4】 Pd2+イオンの形で含有されたパラ
ジウムと、少なくとも水酸基もしくはカルボキシル基を
含有する有機物系の錯化剤とからなることを特徴とする
請求項3に記載の触媒処理液。 - 【請求項5】 前記有機物系の錯化剤は、クエン酸、
リンゴ酸、マロン酸、酢酸ナトリウム、ロッシェル塩、
NTA(ニトリロ三酢酸)、EDTA(エチレンジアミ
ン四酢酸)、HEA(N,N,N′,N′−テトラキス
−(2−ヒドロキシルエチル)エチレンジアミン)、T
EA(トリエタノールアミン)、TIPA(トリイソプ
ロパノールアミン)、コハク酸、グルコヘプトン酸、フ
ェノール、カテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン
、ピロガロール、ヒドロキシヒドロキノン、フロログル
シン、安息香酸、o−フタル酸、m−フタル酸、p−フ
タル酸、ジフエン酸、o−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒ
ドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、2,3−
ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸
、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキ
シ安息香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸及び3,5
−ジヒドロキシ安息香酸のいずれか1種よりなることを
特徴とする請求項3に記載の触媒処理液。 - 【請求項6】 触媒として作用し得る金属を基質上に
担持するに当って、前記触媒金属のイオンを含む触媒処
理液を基質と接触させかつ特定の波長を有する光を照射
して触媒金属を基質上に担持することを特徴とする触媒
担持方法。 - 【請求項7】 基質を触媒処理液に浸漬することによ
ってその触媒処理液を基質と接触させかつ特定の波長を
有する光を照射して触媒金属を基質上に担持することを
特徴とする請求項6に記載の触媒担持方法。 - 【請求項8】 触媒処理液を基質上に塗布することに
よってその触媒液を基質と接触させかつ特定の波長を有
する光を照射して触媒金属を基質上に担持することを特
徴とする請求項6に記載の触媒担持方法。 - 【請求項9】 基質をラングミュアーブロジェット法
により触媒処理液と水との界面で上下することによって
その触媒処理液を基質と接触させかつ特定の波長を有す
る光を照射して触媒金属を基質上に担持することを特徴
とする請求項6に記載の触媒担持方法。 - 【請求項10】 前記触媒処理液が、前記触媒金属の
イオンを錯化し得る有機物系の錯化剤をあわせて含有す
ることを特徴とする請求項6に記載の触媒担持方法。 - 【請求項11】 前記光が 200〜 600nmの
波長を有し、前記基質の全面に照射するかもしくはその
選ばれた面に選択的に照射することを特徴とする請求項
6に記載の触媒担持方法。 - 【請求項12】 前記光がレーザ光であり、前記基質
の選ばれた面に光走査により選択的に照射することを特
徴とする請求項6に記載の触媒担持方法。 - 【請求項13】 200〜 600nmの波長を有
する光の照射を選択的に行う場合、非照射部の触媒金属
イオンを金属めっき工程に先がけて溶解除去することを
特徴とする請求項11に記載の触媒担持方法。 - 【請求項14】 所定の形状を有する基体上に導体を
形成するに当って、触媒として作用し得る金属のイオン
を含む触媒処理液を基体と接触させて該基体の表面に付
着させ、前記触媒処理液の存在下、前記基体の表面に前
記触媒金属のイオンを触媒金属に変換し得る特定の波長
を有する光を照射して触媒金属を基体上に担持し、前記
触媒金属の存在下、導体形成用の金属のめっきを前記基
体表面に施して導体を形成すること、を特徴とする導体
形成方法。 - 【請求項15】 前記触媒処理液が、前記触媒金属の
イオンを錯化し得る有機物系の錯化剤をあわせて含有す
ることを特徴とする請求項14に記載の導体形成方法。 - 【請求項16】 前記光が 200〜 600nmの
波長を有し、前記基体の全面に照射するかもしくは、遮
光マスクの存在下、前記基体の表面のうち導体形成部位
にのみ選択的に照射することを特徴とする請求項14に
記載の導体形成方法。 - 【請求項17】 200〜 600nmの波長を有
する光の照射を選択的に行う場合、非照射部の触媒金属
イオンを金属めっき工程に先がけて溶解除去することを
特徴とする請求項16に記載の導体形成方法。 - 【請求項18】 前記光がレーザ光であり、前記基体
の表面のうち導体形成部位にのみ光走査により選択的に
照射し、そして光照射後であって金属めっき工程の前、
非照射部の触媒金属イオンを溶解除去することを特徴と
する請求項14に記載の導体形成方法。 - 【請求項19】 前記基体が酸素センサを構成するた
めのものであって固体電解質材料からなり、該基体上に
白金電極を形成することを特徴とする請求項14に記載
の導体形成方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3049440A JPH04215855A (ja) | 1990-04-02 | 1991-03-14 | 触媒処理液、触媒担持方法及び導体形成方法 |
| US08/161,063 US5405656A (en) | 1990-04-02 | 1993-12-03 | Solution for catalytic treatment, method of applying catalyst to substrate and method of forming electrical conductor |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8481390 | 1990-04-02 | ||
| JP2-84813 | 1990-04-02 | ||
| JP2-87467 | 1990-04-03 | ||
| JP3049440A JPH04215855A (ja) | 1990-04-02 | 1991-03-14 | 触媒処理液、触媒担持方法及び導体形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04215855A true JPH04215855A (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=26389833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3049440A Pending JPH04215855A (ja) | 1990-04-02 | 1991-03-14 | 触媒処理液、触媒担持方法及び導体形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04215855A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2017002425A1 (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 公立大学法人兵庫県立大学 | 複合材料及びその製造方法、並びにその製造装置 |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3049440A patent/JPH04215855A/ja active Pending
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