JPH04218665A - 薄膜形成装置 - Google Patents
薄膜形成装置Info
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- JPH04218665A JPH04218665A JP2403585A JP40358590A JPH04218665A JP H04218665 A JPH04218665 A JP H04218665A JP 2403585 A JP2403585 A JP 2403585A JP 40358590 A JP40358590 A JP 40358590A JP H04218665 A JPH04218665 A JP H04218665A
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- crucible
- vapor
- thin film
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は基板上に薄膜を形成す
る薄膜形成装置、特に、クラスターイオンビーム蒸着法
(ICB法)により高品質の薄膜を蒸着形成する薄膜形
成装置に関するものである。
る薄膜形成装置、特に、クラスターイオンビーム蒸着法
(ICB法)により高品質の薄膜を蒸着形成する薄膜形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から半導体膜、光学薄膜、磁性膜、
絶縁膜などの高品質の薄膜がICB法により形成されて
いる。図2は例えば特公昭54−9592 号公報に示
された従来の薄膜形成装置を模式的に示す断面図である
。
絶縁膜などの高品質の薄膜がICB法により形成されて
いる。図2は例えば特公昭54−9592 号公報に示
された従来の薄膜形成装置を模式的に示す断面図である
。
【0003】図において、1は蒸着物質2の蒸気を発生
させる蒸気発生源、3は蒸着物質2を収容するるつぼ、
4はるつぼ3の上部に形成されたノズル、5はるつぼ3
のまわりに設けられてこれを加熱する加熱装置としての
加熱用フィラメント、6は加熱用フィラメント5からの
熱を遮る第1の熱シールド板であり、るつぼ3、加熱用
フィラメント5および第1の熱シールド板6で蒸気発生
源1を構成している。
させる蒸気発生源、3は蒸着物質2を収容するるつぼ、
4はるつぼ3の上部に形成されたノズル、5はるつぼ3
のまわりに設けられてこれを加熱する加熱装置としての
加熱用フィラメント、6は加熱用フィラメント5からの
熱を遮る第1の熱シールド板であり、るつぼ3、加熱用
フィラメント5および第1の熱シールド板6で蒸気発生
源1を構成している。
【0004】7はノズル4から上方へ噴出した蒸着物質
2の蒸気から生じたクラスター(塊状原子集団)、8は
蒸気発生源1の上方に設けられてクラスター7をイオン
化するイオン化装置、9は電子を放出するイオン化フィ
ラメント、10はイオン化フィラメント9から電子を引
き出し、クラスター7へ向けて加速するグリッド状の電
子引出電極、11はイオン化フィラメント9からの熱を
遮る第2の熱シールド板であり、イオン化フィラメント
9、電子引出電極10および第2の熱シールド板11で
イオン化装置8を構成している。
2の蒸気から生じたクラスター(塊状原子集団)、8は
蒸気発生源1の上方に設けられてクラスター7をイオン
化するイオン化装置、9は電子を放出するイオン化フィ
ラメント、10はイオン化フィラメント9から電子を引
き出し、クラスター7へ向けて加速するグリッド状の電
子引出電極、11はイオン化フィラメント9からの熱を
遮る第2の熱シールド板であり、イオン化フィラメント
9、電子引出電極10および第2の熱シールド板11で
イオン化装置8を構成している。
【0005】12はイオン化装置8によりイオン化され
たイオン化クラスター、13はイオン化装置8の上方に
設けられてイオン化クラスター12を後述の基板16へ
向けて加速する加速装置、14、15は加速電極とアー
ス電極で、アース電極15は大地電位に、そして加速電
極14はこれに対して正の電位になっていて、両者で加
速装置13を構成している。
たイオン化クラスター、13はイオン化装置8の上方に
設けられてイオン化クラスター12を後述の基板16へ
向けて加速する加速装置、14、15は加速電極とアー
ス電極で、アース電極15は大地電位に、そして加速電
極14はこれに対して正の電位になっていて、両者で加
速装置13を構成している。
【0006】16は加速装置13の上方に設けられた基
板で、大地電位になっている。17は内部を真空に保つ
とともに上方1〜16を収納する真空槽、18は真空槽
17の排気を行なって真空状態にする真空排気系である
。
板で、大地電位になっている。17は内部を真空に保つ
とともに上方1〜16を収納する真空槽、18は真空槽
17の排気を行なって真空状態にする真空排気系である
。
【0007】次に動作について説明する。まず、真空排
気系18により、真空槽17内が10−6Torr程度
の真空度になるまで排気する。るつぼ3の電位は加熱用
フィラメント5に対して正になるように電圧を印加して
おく。加熱用フィラメント5に通電して加熱し、放出さ
れた電子を電界によってるつぼ3へ向かって引き出しこ
れに衝突させて、るつぼ3内の蒸気圧が数Torrにな
る温度まで加熱する。
気系18により、真空槽17内が10−6Torr程度
の真空度になるまで排気する。るつぼ3の電位は加熱用
フィラメント5に対して正になるように電圧を印加して
おく。加熱用フィラメント5に通電して加熱し、放出さ
れた電子を電界によってるつぼ3へ向かって引き出しこ
れに衝突させて、るつぼ3内の蒸気圧が数Torrにな
る温度まで加熱する。
【0008】この加熱によってるつぼ3内の蒸着物質2
が蒸発し、その蒸気がノズル4から上方へ噴出する。こ
の蒸気はノズル4を通過する際、断熱膨張により加速冷
却されて凝縮し、クラスター7が形成される。
が蒸発し、その蒸気がノズル4から上方へ噴出する。こ
の蒸気はノズル4を通過する際、断熱膨張により加速冷
却されて凝縮し、クラスター7が形成される。
【0009】イオン化装置8においては、イオン化フィ
ラメント9に対して電子引出電極10の電位を正にして
おく。イオン化フィラメント9が通電加熱され、これか
ら放出された電子が電子引出電極10によって引き出さ
れる。その電子の一部は電子引出電極10に捕捉される
が、他の一部はグリッド状の隙間を通って飛んでいき、
クラスター7に衝突してそのエネルギーで電子を叩き出
し、正電荷を有するイオン化クラスター12を生成させ
る。
ラメント9に対して電子引出電極10の電位を正にして
おく。イオン化フィラメント9が通電加熱され、これか
ら放出された電子が電子引出電極10によって引き出さ
れる。その電子の一部は電子引出電極10に捕捉される
が、他の一部はグリッド状の隙間を通って飛んでいき、
クラスター7に衝突してそのエネルギーで電子を叩き出
し、正電荷を有するイオン化クラスター12を生成させ
る。
【0010】イオン化クラスター12は加速装置13に
おいて、加速電極14とアース電極15の間に形成され
た電界によって上方へ、即ち基板16へ向かって加速さ
れ、イオン化されていない中性のクラスター7とともに
基板16に衝突し、その表面に蒸着物質2の薄膜(図示
せず)を形成する。
おいて、加速電極14とアース電極15の間に形成され
た電界によって上方へ、即ち基板16へ向かって加速さ
れ、イオン化されていない中性のクラスター7とともに
基板16に衝突し、その表面に蒸着物質2の薄膜(図示
せず)を形成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の薄膜形成装置は
以上のように構成されているので、シリコン(Si)や
アルミニウム(Al)などのるつぼ材料との濡れ性のよ
い蒸着物質を用いた場合、溶融した蒸着物質がるつぼの
内壁を這い上がって外へしみ出し、これが蒸発してその
蒸気のためにるつぼと加熱用フィラメントの間のインピ
ーダンスが低下してその間に電圧を印加することができ
なくなって、薄膜形成装置を安定的に稼働させることが
できなくなる。
以上のように構成されているので、シリコン(Si)や
アルミニウム(Al)などのるつぼ材料との濡れ性のよ
い蒸着物質を用いた場合、溶融した蒸着物質がるつぼの
内壁を這い上がって外へしみ出し、これが蒸発してその
蒸気のためにるつぼと加熱用フィラメントの間のインピ
ーダンスが低下してその間に電圧を印加することができ
なくなって、薄膜形成装置を安定的に稼働させることが
できなくなる。
【0012】また、蒸着物質には装置を構成する材料と
激しい反応性を示すものもあり、しみ出しや蒸気の凝縮
により蒸着物質に濡れた部分、特に電子引出電極、第1
、第2の熱シールド板などが腐食されて寿命が極端に短
かくなったり、あるいはこれを防ぐために定期的にこれ
らの部分を清掃しなければならないという問題点があっ
た。
激しい反応性を示すものもあり、しみ出しや蒸気の凝縮
により蒸着物質に濡れた部分、特に電子引出電極、第1
、第2の熱シールド板などが腐食されて寿命が極端に短
かくなったり、あるいはこれを防ぐために定期的にこれ
らの部分を清掃しなければならないという問題点があっ
た。
【0013】また、イオン化フィラメントから放出され
た電子のうち、クラスターのイオン化に寄与するのは、
グリッド状の電子引出電極の隙間を通過した電子のみで
あって、電子引出電極に捕えられた電子はイオン化に寄
与せず、そのためイオン化効率が低い。
た電子のうち、クラスターのイオン化に寄与するのは、
グリッド状の電子引出電極の隙間を通過した電子のみで
あって、電子引出電極に捕えられた電子はイオン化に寄
与せず、そのためイオン化効率が低い。
【0014】さらに、加速電極とアース電極の間の電位
差(加速電圧)を変化させてクラスターの加速を制御す
ることにより、基板上に形成される薄膜の性質を制御し
ようとすると、加速電圧の変化により、引き出されるイ
オン化クラスターの量も変化し、特に、加速電圧を小さ
くすると基板に到達するイオン化クラスターの量が非常
に小さくなってイオン化クラスターの特性を生かした高
品質の薄膜の形成を行なうことができない。
差(加速電圧)を変化させてクラスターの加速を制御す
ることにより、基板上に形成される薄膜の性質を制御し
ようとすると、加速電圧の変化により、引き出されるイ
オン化クラスターの量も変化し、特に、加速電圧を小さ
くすると基板に到達するイオン化クラスターの量が非常
に小さくなってイオン化クラスターの特性を生かした高
品質の薄膜の形成を行なうことができない。
【0015】また、加速電圧を小さくして0に近付ける
と、加速電極とアース電極の間の電界が弱まって、イオ
ン化フィラメントから飛び出した電子が基板へ入射する
ようになり、そのため損傷を与えるなどの問題点があっ
た。
と、加速電極とアース電極の間の電界が弱まって、イオ
ン化フィラメントから飛び出した電子が基板へ入射する
ようになり、そのため損傷を与えるなどの問題点があっ
た。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、安定的、効率的な稼働、高品質
の薄膜の形成などができる性能の良い薄膜形成装置を得
ることを目的とする。
ためになされたもので、安定的、効率的な稼働、高品質
の薄膜の形成などができる性能の良い薄膜形成装置を得
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る薄膜形成
装置は、イオン化装置を、ノズルと対向する位置に設け
られたカソード、および、カソードとるつぼと加熱装置
とを包囲するアノードで構成したものである。また、加
速装置を、加速電極、加速電極に対して負電位の引出電
極、および加速電極と引出電極の両電位の中間の電位を
有する制御電極で構成したものである。
装置は、イオン化装置を、ノズルと対向する位置に設け
られたカソード、および、カソードとるつぼと加熱装置
とを包囲するアノードで構成したものである。また、加
速装置を、加速電極、加速電極に対して負電位の引出電
極、および加速電極と引出電極の両電位の中間の電位を
有する制御電極で構成したものである。
【0018】
【作用】この発明における薄膜形成装置は、カソードか
らの熱により、るつぼのノズル近傍が加熱され、そのた
め溶融した蒸着物質が這い上がって来ても蒸発し、這い
上がりが抑えられる。また、アノードがるつぼと加熱装
置を包囲しているのでこれらによりアノードが加熱され
て高温になり、蒸着物質が付着することなく、したがっ
て蒸着物質による腐食が防止される。
らの熱により、るつぼのノズル近傍が加熱され、そのた
め溶融した蒸着物質が這い上がって来ても蒸発し、這い
上がりが抑えられる。また、アノードがるつぼと加熱装
置を包囲しているのでこれらによりアノードが加熱され
て高温になり、蒸着物質が付着することなく、したがっ
て蒸着物質による腐食が防止される。
【0019】また、カソードから放出される電子を、グ
リッド状の電極を通すことなく、クラスターへ直接照射
するのでイオン化効率が向上する。
リッド状の電極を通すことなく、クラスターへ直接照射
するのでイオン化効率が向上する。
【0020】さらに、加速電位と引出電極の間の電位差
により基板へ入射するイオン化クラスターの量をある必
要レベル以上に保つと同時に、加速電極と制御電極の間
の電位差(加速電圧)によりイオン化クラスターの加速
を制御できる。
により基板へ入射するイオン化クラスターの量をある必
要レベル以上に保つと同時に、加速電極と制御電極の間
の電位差(加速電圧)によりイオン化クラスターの加速
を制御できる。
【0021】また、加速電極に対して引出電極の電位は
負であるので、引出電極近傍に形成される電界により、
電子がイオン化フィラメントから基板へ向かって飛び出
すのが抑制される。
負であるので、引出電極近傍に形成される電界により、
電子がイオン化フィラメントから基板へ向かって飛び出
すのが抑制される。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による薄膜形成装置を
模式的に示す断面図であり、図において、2〜5、7、
12、16〜18は図2の場合と同様であるので説明を
省略する。1は蒸着物質2の蒸気を発生させる蒸気発生
源で、るつぼ3と加熱用フィラメント5とで構成されて
いる。
する。図1はこの発明の一実施例による薄膜形成装置を
模式的に示す断面図であり、図において、2〜5、7、
12、16〜18は図2の場合と同様であるので説明を
省略する。1は蒸着物質2の蒸気を発生させる蒸気発生
源で、るつぼ3と加熱用フィラメント5とで構成されて
いる。
【0023】21は蒸気発生源1の上方に設けられてク
ラスター7をイオン化するイオン化装置、22はノズル
4と対向する位置に設けらたカソードであるイオン化フ
ィラメントで、通電加熱されて電子を放出する。23は
イオン化フィラメント22、るつぼ3および加熱用フィ
ラメント5を包囲するように設けられたアノードであり
、イオン化フィラメント22とアノード23でイオン化
装置21を構成している。24はイオン化装置21の外
側に設けられた磁界印加装置である。
ラスター7をイオン化するイオン化装置、22はノズル
4と対向する位置に設けらたカソードであるイオン化フ
ィラメントで、通電加熱されて電子を放出する。23は
イオン化フィラメント22、るつぼ3および加熱用フィ
ラメント5を包囲するように設けられたアノードであり
、イオン化フィラメント22とアノード23でイオン化
装置21を構成している。24はイオン化装置21の外
側に設けられた磁界印加装置である。
【0024】25はイオン化装置21の上方に設けられ
てイオン化クラスター12を基板16へ向けて加速する
加速装置、26はアノード23と一体的につながった加
速電極、27は引出電極、28は制御電極としてのアー
ス電極で、大地電位になっている。加速電極26、引出
電極27、アース電極28の順にノズル4から遠ざかる
位置に配置されるとともに、アース電極28に対して加
速電極26は正、引出電極27は負の電位になっている
。すなわち、引出電極27は加速電極26に対して負の
電位に、そしてアース電極28は加速電極26と引出電
極27の両電位の中間の電位になっている。上記三電極
26、27、28で加速装置25を構成している。
てイオン化クラスター12を基板16へ向けて加速する
加速装置、26はアノード23と一体的につながった加
速電極、27は引出電極、28は制御電極としてのアー
ス電極で、大地電位になっている。加速電極26、引出
電極27、アース電極28の順にノズル4から遠ざかる
位置に配置されるとともに、アース電極28に対して加
速電極26は正、引出電極27は負の電位になっている
。すなわち、引出電極27は加速電極26に対して負の
電位に、そしてアース電極28は加速電極26と引出電
極27の両電位の中間の電位になっている。上記三電極
26、27、28で加速装置25を構成している。
【0025】次に動作について説明する。図2の場合と
同様に加熱用フィラメント5でるつぼ3を加熱し、蒸着
物質2の蒸気をノズル4から噴出させてクラスター7を
形成する。また、イオン化フィラメント22が通電加熱
され、これから電子がアノード23に向かって放出され
、クラスター7に衝突してこれをイオン化する。その間
、図2のような電子引出電極10のグリッド状の隙間を
電子が通過する必要がないので電子が有効に活用される
。さらにこの実施例では磁界印加装置24が設けられて
いて、イオン化フィラメント22とアノード23により
形成される電界(図において左右、奥行方向)に対して
垂直な上下方向に磁界を形成するので、上記電子がらせ
ん運動し、イオン化効率が一層向上する。
同様に加熱用フィラメント5でるつぼ3を加熱し、蒸着
物質2の蒸気をノズル4から噴出させてクラスター7を
形成する。また、イオン化フィラメント22が通電加熱
され、これから電子がアノード23に向かって放出され
、クラスター7に衝突してこれをイオン化する。その間
、図2のような電子引出電極10のグリッド状の隙間を
電子が通過する必要がないので電子が有効に活用される
。さらにこの実施例では磁界印加装置24が設けられて
いて、イオン化フィラメント22とアノード23により
形成される電界(図において左右、奥行方向)に対して
垂直な上下方向に磁界を形成するので、上記電子がらせ
ん運動し、イオン化効率が一層向上する。
【0026】また、イオン化フィラメント22によりノ
ズル4近傍、つまりるつぼ3の上部が加熱されるので、
溶融した蒸着物質2がるつぼ3の内壁を這い上がっても
るつぼ3の上部で蒸発する。さらに、アノード23で加
熱用フィラメント5とるつぼ3を包囲しているので、ア
ノード23が高温に保たれ、そのため蒸着物質2の蒸気
が凝縮して付着することはなく、またるつぼ3と加熱用
フィラメント5の間に蒸気が立ちこめてその間のインピ
ーダンスが低下することもない。
ズル4近傍、つまりるつぼ3の上部が加熱されるので、
溶融した蒸着物質2がるつぼ3の内壁を這い上がっても
るつぼ3の上部で蒸発する。さらに、アノード23で加
熱用フィラメント5とるつぼ3を包囲しているので、ア
ノード23が高温に保たれ、そのため蒸着物質2の蒸気
が凝縮して付着することはなく、またるつぼ3と加熱用
フィラメント5の間に蒸気が立ちこめてその間のインピ
ーダンスが低下することもない。
【0027】イオン化装置21でイオン化されて正の電
荷を持ったイオン化クラスター12は、加速電極26と
引出電極27で形成される電界により、イオン化装置2
1から基板16へ向かって引き出される。イオン化クラ
スター12は引出電極27とアース電極28の間を通過
するが、アース電極28は引出電極27に対して正電位
であるので、イオン化クラスター12がこの間で減速さ
れる。結局、イオン化クラスター12は加速電極26と
アース電極28の間の電位差(加速電圧)に応じた運動
エネルギーが与えられることになる。
荷を持ったイオン化クラスター12は、加速電極26と
引出電極27で形成される電界により、イオン化装置2
1から基板16へ向かって引き出される。イオン化クラ
スター12は引出電極27とアース電極28の間を通過
するが、アース電極28は引出電極27に対して正電位
であるので、イオン化クラスター12がこの間で減速さ
れる。結局、イオン化クラスター12は加速電極26と
アース電極28の間の電位差(加速電圧)に応じた運動
エネルギーが与えられることになる。
【0028】したがって、加速電極26と引出電極27
の間の電位差により、イオン化装置21から引き出され
るイオン化クラスター12の量をある必要レベル以上に
保ちながら、一方、イオン化クラスター12の加速を加
速電圧により制御でき、例えば小さな加速電圧の場合で
もイオン化クラスター12の量を確保してその特性を生
かした薄膜の形成が可能となる。
の間の電位差により、イオン化装置21から引き出され
るイオン化クラスター12の量をある必要レベル以上に
保ちながら、一方、イオン化クラスター12の加速を加
速電圧により制御でき、例えば小さな加速電圧の場合で
もイオン化クラスター12の量を確保してその特性を生
かした薄膜の形成が可能となる。
【0029】また、イオン化フィラメント22から飛び
出して基板16へ向かう電子は、負電位の引出電極が形
成する電界によって、基板16へ入射するのが阻止され
る。
出して基板16へ向かう電子は、負電位の引出電極が形
成する電界によって、基板16へ入射するのが阻止され
る。
【0030】なお、上記実施例では加熱用フィラメント
5によってるつぼ3を加熱したが、イオン化フィラメン
ト22で加熱装置を兼用し、これによってるつぼ3を加
熱するようにしてもよい。また、磁界印加装置24を設
けたが、これを設けない場合にも適用できる。
5によってるつぼ3を加熱したが、イオン化フィラメン
ト22で加熱装置を兼用し、これによってるつぼ3を加
熱するようにしてもよい。また、磁界印加装置24を設
けたが、これを設けない場合にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ノズル
と対向する位置に設けられたカソード、および、カソー
ドとるつぼと加熱装置とを包囲するアノードでイオン化
装置を構成したので、カソードからの電子が直接クラス
ターへ照射されてイオン化効率が向上し、また、るつぼ
のノズル近傍およびカソードが高温になって、蒸着物質
のるつぼ周辺へのしみ出しやアノードへの付着がなく、
したがって蒸着物質による腐食やるつぼと加熱装置間の
インピーダンスの低下が防止される。
と対向する位置に設けられたカソード、および、カソー
ドとるつぼと加熱装置とを包囲するアノードでイオン化
装置を構成したので、カソードからの電子が直接クラス
ターへ照射されてイオン化効率が向上し、また、るつぼ
のノズル近傍およびカソードが高温になって、蒸着物質
のるつぼ周辺へのしみ出しやアノードへの付着がなく、
したがって蒸着物質による腐食やるつぼと加熱装置間の
インピーダンスの低下が防止される。
【0032】また、加速電極、加速電極に対して負電位
の引出電極、および、加速電極と引出電極の両電位の中
間の電位の制御電極で構成したので、イオン化クラスタ
ーの量をあるレベル以上に保ちながら、その加速を制御
することができ、さらに電子が基板へ入射して損傷を与
えるのを防止できる。以上により、安定的、効率的な稼
働、高品質の薄膜の形成などができる性能の良い薄膜形
成装置が得られる効果がある。
の引出電極、および、加速電極と引出電極の両電位の中
間の電位の制御電極で構成したので、イオン化クラスタ
ーの量をあるレベル以上に保ちながら、その加速を制御
することができ、さらに電子が基板へ入射して損傷を与
えるのを防止できる。以上により、安定的、効率的な稼
働、高品質の薄膜の形成などができる性能の良い薄膜形
成装置が得られる効果がある。
【図1】この発明の一実施例による薄膜形成装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の薄膜形成装置を示す断面図である。
2は蒸着物質、3はるつぼ、4はノズル、5は加熱用フ
ィラメント、7はクラスター、12はイオン化クラスタ
ー、16は基板、21はイオン化装置、22はイオン化
フィラメント、23はアノード、25は加速装置、26
は加速電極、27は引出電極、28はアース電極である
。
ィラメント、7はクラスター、12はイオン化クラスタ
ー、16は基板、21はイオン化装置、22はイオン化
フィラメント、23はアノード、25は加速装置、26
は加速電極、27は引出電極、28はアース電極である
。
Claims (2)
- 【請求項1】 蒸着物質を収容するるつぼ、このるつ
ぼを加熱してこのるつぼに形成されたノズルから上記蒸
着物質の蒸気を噴出させる加熱装置、上記蒸着物質の蒸
気から生じたクラスターをイオン化させるイオン化装置
、および、薄膜が形成される基板へ向けてイオン化した
上記クラスターを加速する加速装置を備えた薄膜形成装
置において、上記イオン化装置を、上記ノズルと対向す
る位置に設けられ、加熱されて電子を放出するカソード
、および、上記カソードとるつぼと加熱装置とを包囲す
るアノード構成したことを特徴とする薄膜形成装置。 - 【請求項2】 蒸着物質を収容するるつぼ、このるつ
ぼを加熱してこのるつぼに形成されたノズルから上記蒸
着物質の蒸気を噴出させる加熱装置、上記蒸着物質の蒸
気から生じたクラスターをイオン化させるイオン化装置
、および、薄膜が形成される基板へ向けてイオン化した
上記クラスターを加速する加速装置を備えた薄膜形成装
置において、上記加速装置を、加速電極、この加速電極
に対して負電位の引出電極、および、上記加速電極と引
出電極との中間の電位を有する制御電極で構成し、上記
加速電極、引出電極、制御電極の順に上記ノズルから遠
ざかる位置に配置したことを特徴とする薄膜形成装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2403585A JPH04218665A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 薄膜形成装置 |
| KR1019910018489A KR940004099B1 (ko) | 1990-11-15 | 1991-10-19 | 이온원장치 및 박막형성장치 |
| CN91110723A CN1061444A (zh) | 1990-11-15 | 1991-11-08 | 薄膜形成装置 |
| GB9126552A GB2251631B (en) | 1990-12-19 | 1991-12-13 | Thin-film forming apparatus |
| DE4142103A DE4142103C2 (de) | 1990-12-19 | 1991-12-19 | Vorrichtung zur ionenclusterstrahl-bedampfung |
| US08/095,046 US5354445A (en) | 1990-12-19 | 1993-07-22 | Thin film-forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2403585A JPH04218665A (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 薄膜形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04218665A true JPH04218665A (ja) | 1992-08-10 |
Family
ID=18513316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2403585A Pending JPH04218665A (ja) | 1990-11-15 | 1990-12-19 | 薄膜形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04218665A (ja) |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP2403585A patent/JPH04218665A/ja active Pending
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