JPH04218691A - 超硬質クロムめっき皮膜の樹脂封孔処理方法 - Google Patents

超硬質クロムめっき皮膜の樹脂封孔処理方法

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JPH04218691A
JPH04218691A JP41105890A JP41105890A JPH04218691A JP H04218691 A JPH04218691 A JP H04218691A JP 41105890 A JP41105890 A JP 41105890A JP 41105890 A JP41105890 A JP 41105890A JP H04218691 A JPH04218691 A JP H04218691A
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JP
Japan
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resin
film
plating
plating film
ultra
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP41105890A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujimura
藤村 浩史
Kazuhiko Inoguchi
和彦 井野口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超硬質クロムめっき皮膜
の樹脂封孔処理方法に関し、特に摺動部材の製造に有利
に適用しうる同方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、超硬質クロムめっきについて説明
する。一般に硬質クロムめっきと呼ばれるめっき層はサ
ージェント浴を用いた電気めっきによって得られるもの
で皮膜の硬さはビッカース硬度で 800〜1,000
 である。 これに対し、超硬質クロムめっきはクロム酸−硫酸浴に
少量の有機酸を加えためっき液を用いた電気めっき法で
ある。この方法によるめっき皮膜はクロム中に多くの炭
素が分散するために非晶質となりめっきままでの硬さは
非常に低いが、これを加熱するとめっき皮膜中のクロム
と炭素が結合してクロム炭化物を形成することにより硬
度は上昇し、適当な熱処理を行うとビッカース硬さで 
1,800程度まで上昇する。
【0003】以上が超硬質クロムめっきの原理的な説明
であるが、超硬質クロムめっきの宿命的な欠点としてミ
クロ的なクラックの発生がある。これは非晶質の形で電
着されためっき皮膜が、熱処理中に結晶化し、体積収縮
するために発生するもので、現在の超硬質クロムめっき
の工法では避け難いものである。
【0004】このミクロクラックはめっき層を完全に貫
通して母材表面に達し、場合によっては幅が10μm 
にもなるため、母材が鋼などの場合にはこのミクロクラ
ックを通って腐食液等が母材表面に達し、母材とめっき
皮膜の境界に沿って腐食を進行させ、最後にはめっき皮
膜をはく離させることにもなりかねないなど超硬質クロ
ムめっきにとってはなはだ都合の悪いものであった。
【0005】そのため、従来からこの欠点を軽減するた
めに樹脂封孔処理と云われる工法が採られている。従来
の超硬質クロムめっきの工程および樹脂封孔処理工程と
各々の工程における皮膜断面図を図2に示す。図2の左
図は工程図、右図にその工程の断面図である。
【0006】図2において、第I工程は電気めっき工程
を示したもので、1は鋼や銅など超硬質クロムめっきを
行う対象である金属体、2は金属体1の表面に電着した
超硬質クロムめっき皮膜、4はめっき槽、5は電極、6
はめっき液、7は直流電源である。図2の第II工程は
熱処理工程を示したもので、8は加熱炉、9は保持台で
ある。図2の第III 工程は樹脂封孔処理工程を示し
たもので、3は樹脂皮膜、10は溶射ガンを示す。
【0007】それぞれの作用を説明すると、まず第I工
程の電気めっき工程においては、めっき槽4内のめっき
液6に浸漬された電極5と金属体1との間に直流電源7
によって電圧を加えると金属体1の表面にはクロムと炭
素が電着し、非晶質のめっき皮膜2が形成される。
【0008】次に第II工程熱処理工程で金属体1およ
びめっき皮膜2を加熱炉8の中で300 ℃から600
℃の間で加熱すると、めっき皮膜2の硬さは上昇するが
、同時にミクロクラック2′が発生する。
【0009】さらに第III 工程の樹脂封孔処理工程
ではミクロクラック2′の発生しためっき皮膜2の表面
に溶射ガン10で例えばポリテトラフルオロエチレン等
の樹脂を高温で吹き付けると、溶融した樹脂がめっき皮
膜表面に付着し樹脂皮膜3が形成される。
【0010】以上が従来の超硬質クロムめっきと樹脂封
孔処理の概要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の超硬質クロムめ
っきの樹脂封孔処理は、発生したミクロクラックの表面
から溶融樹脂を流し込んで封孔しようとするものである
。しかし、クラックの幅が10μm 程度の非常に狭い
ものであるうえにポリテトラフルオロエチレン等の溶融
樹脂の粘度が高いので、クラック中に存在する空気との
置換は事実上行われ難く、図2の第III 工程の樹脂
封孔処理工程の左図に示すように樹脂はほとんどクラッ
ク内に浸透せず、めっき皮膜の表面に樹脂皮膜が形成さ
れるのみの状態にある。
【0012】そのため、従来の樹脂封孔処理では、超硬
質クロムめっきを摺動部に使用した場合などは、容易に
樹脂皮膜が剥離脱落し、ミクロクラックが露出して腐食
が進行するために苛酷な摩耗条件下や腐食環境下では事
実上使用できなかった。
【0013】本発明は上記技術水準に鑑み、従来の樹脂
封孔処理におけるような欠点のない超硬質クロムめっき
皮膜の樹脂封孔処理方法を提供しようとするものである
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はクロム酸−硫酸
浴に有機酸を加えためっき浴を使った電気めっきで得ら
れる非晶質めっき皮膜の樹脂封孔処理において、めっき
後に樹脂コーティングを行い、次に300℃以上樹脂の
熱分解温度以下で熱処理を行うことを特徴とする超硬質
クロムめっき皮膜の封孔処理方法である。
【0015】すなわち、本発明は超硬質クロムめっき処
理が終わった金属体の表面に熱処理に先立って樹脂コー
ティングを行い、続いて適当な条件で熱処理を行い超硬
質クロムめっきの硬化と樹脂封孔を同時に行うものであ
る。
【0016】本発明における樹脂封孔処理対象金属体と
しては、鉄合金,銅合金,Ni合金などクロムめっきが
可能な金属体であれば何れでも使用でき、また樹脂とし
ては、ポリイソブチレン,ポリスチレン,ポリブタジエ
ン,ポリメチレン,ポリテトラフルオロエチレン,クロ
ロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体,四ふっ化
エチレン,四ふっ化エチレン−エチレン共重合体,三ふ
っ化エチレン,四ふっ化エチレン−六ふっ化プロピレン
共重合体,四ふっ化エチレン−パーフロロアルキルビニ
ルエーテル共重合体など熱分解温度が300℃以上であ
る樹脂ならば何れでも使用することができる。
【0017】先にも述べた如く、超硬質クロムめっき皮
膜の熱処理は300℃から600℃に加熱することによ
って行われる。したがって、樹脂、例えばふっ化ビニリ
デン樹脂は融点が171℃、熱分解温度が約400℃で
あるので、超硬質クロムめっき皮膜にふっ化ビニリデン
樹脂コーティングを行い、これを300℃〜400℃の
間で熱処理を行うことによって本発明を実施することが
可能である。
【0018】超硬質クロムめっき皮膜表面にふっ化ビニ
リデン樹脂コーティングを行った金属体の熱処理過程の
皮膜変化を考察する。めっき皮膜には熱処理前はまだミ
クロクラックを発生していないので加熱温度が171℃
を超えるとふっ化ビニリデンは溶融し、めっき皮膜表面
に拡がり、さらに温度が上昇するにつれて溶融樹脂の粘
度が下がるために昇温速度を選べば樹脂中に混入してい
た空気等ガス成分を浮き上らせて溶融樹脂中から排出さ
せ、清浄な溶融樹脂皮膜を形成することが可能である。
【0019】このような状態で加熱温度が300℃を超
えるとめっき皮膜が徐々に結晶化を開始しミクロクラッ
クが発生する。ミクロクラックは温度の上昇あるいは時
間の経過と共に開口部が拡がって行くが、この時ミクロ
クラック内には何も存在しないので、いわば真空状態に
あり、開口部から空気を吸いこむべきであるが、この方
法の場合開口部は溶融樹脂で覆われているので必然的に
溶融樹脂を吸い込むことになる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図1で説明する。図1にお
いて第I工程は超硬質クロムめっき工程、第II工程は
樹脂コーティング工程、第III 工程は熱処理工程を
示し、それぞれの右図にはその工程での皮膜の断面状況
を拡大して示している。
【0021】また図1において1〜10は図2で説明し
たものと同じであるので説明を省略する。
【0022】なお、本実施例の場合は金属体1に工具鋼
,樹脂にふっ化ビニリデンを使用した場合を説明する。
【0023】超硬質クロムめっき工程は従来法と全く同
じであるが、例えばめっき浴6にはクロム酸:125g
/l ,硫酸:5g/l ,ぎ酸:20ml/l の組
成のものを使い、浴温25℃,電流密度20A/dm2
 の条件で非晶質クロム皮膜2が形成される。次に樹脂
コーティング工程では溶射ガン10によってふっ化ビニ
リデン樹脂を溶融温度以上で非晶質クロムめっき皮膜表
面に吹き付ける。この場合、ふっ化ビニリデン樹脂皮膜
は付着すればよく、必ずしも完全な皮膜を形成させる必
要はないので、金属体1およびクロムめっき皮膜2は加
熱しても加熱しなくてもよい。
【0024】次に熱処理工程について説明する。めっき
および樹脂コーティングの終了した金属体1を加熱炉8
に挿入し、300 ℃から400℃の間で加熱する。こ
のときふっ化ビニリデン樹脂は溶融状態にあるので、ク
ロムめっき皮膜2が結晶化をおこしてミクロクラック2
′が発生すれば、開口度に応じて溶融樹脂がすき間を埋
める形でクラック2′内に侵入する。
【0025】この熱処理により非晶質クロムめっき皮膜
2は結晶化すると同時にクロム炭化物を析出し、ビッカ
ース硬さHv1500以上の超硬質クロムめっき皮膜に
変化する。
【0026】
【発明の効果】本発明による超硬質クロムめっき皮膜は
硬さが非常に高いうえにミクロクラックが樹脂により完
全に封孔されている。そのため、本発明で得られた金属
体を摺動部に使用した場合、めっき皮膜表面の樹脂皮膜
は比較的早い時期に減耗してしまうが、ミクロクラック
内の樹脂は容易に離脱することはないため、たとえ腐食
環境下にあってもミクロクラックを通じての腐食液の浸
入は阻止されるため、本発明による表面処理を行った金
属は耐食耐摩耗材として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程図及び各工程で得られた部品の断
面拡大図である。
【図2】従来の超硬質クロムめっき皮膜の樹脂封孔処理
方法の工程図及び各工程で得られた部品の断面拡大図で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クロム酸−硫酸浴に有機酸を加えため
    っき浴を使った電気めっきで得られる非晶質めっき皮膜
    の樹脂封孔処理において、めっき後に樹脂コーティング
    を行い、次に300℃以上樹脂の熱分解温度以下で熱処
    理を行うことを特徴とする超硬質クロムめっき皮膜の封
    孔処理方法。
JP41105890A 1990-12-17 1990-12-17 超硬質クロムめっき皮膜の樹脂封孔処理方法 Withdrawn JPH04218691A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1129892A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Nippon Pureetec Kk 耐摩耗性の鉄メッキアルミニウム材料
JP2003098735A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Canon Inc トナーの製造方法及びこれに用いる分散機
JP2006316793A (ja) * 1995-09-20 2006-11-24 Hitachi Ltd ポンプ及びその製造方法

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