JPH04219452A - 入口と一体の燃焼器を有するスクラムジェット - Google Patents
入口と一体の燃焼器を有するスクラムジェットInfo
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- JPH04219452A JPH04219452A JP3053524A JP5352491A JPH04219452A JP H04219452 A JPH04219452 A JP H04219452A JP 3053524 A JP3053524 A JP 3053524A JP 5352491 A JP5352491 A JP 5352491A JP H04219452 A JPH04219452 A JP H04219452A
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- Japan
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- cowl
- inlet
- fuel
- supersonic
- scramjet engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K7/00—Plants in which the working fluid is used in a jet only, i.e. the plants not having a turbine or other engine driving a compressor or a ducted fan; Control thereof
- F02K7/10—Plants in which the working fluid is used in a jet only, i.e. the plants not having a turbine or other engine driving a compressor or a ducted fan; Control thereof characterised by having ram-action compression, i.e. aero-thermo-dynamic-ducts or ram-jet engines
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T50/00—Aeronautics or air transport
- Y02T50/60—Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【関連米国特許出願】本発明は、1989年3月23日
付米国特許出願第07/327831 号と技術的に関
連を有する。
付米国特許出願第07/327831 号と技術的に関
連を有する。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は超音速燃焼ラムジェット
(すなわちスクラムジェット)に関し、特に、極超音速
で飛行し得る航空機用の改良スクラムジェットエンジン
に関する。
(すなわちスクラムジェット)に関し、特に、極超音速
で飛行し得る航空機用の改良スクラムジェットエンジン
に関する。
【0003】
【従来の技術】スクラムジェットエンジンは超音速燃焼
ラムジェットであり、入口空気流と燃焼ガスが亜音速で
流れる従来のラムジェットと異なり、スクラムジェット
の入口空気流と燃焼ガスは超音速で流れる。従来のラム
ジェットは約マッハ3ないし約マッハ6の航空機速度の
範囲にわたって働き、そして従来のスクラムジェットは
約マッハ5以上で働く。スクラムジェットを約マッハ5
以上の飛行状態で利用する航空機の比較的高い速度はま
た極超音速と呼ばれる。
ラムジェットであり、入口空気流と燃焼ガスが亜音速で
流れる従来のラムジェットと異なり、スクラムジェット
の入口空気流と燃焼ガスは超音速で流れる。従来のラム
ジェットは約マッハ3ないし約マッハ6の航空機速度の
範囲にわたって働き、そして従来のスクラムジェットは
約マッハ5以上で働く。スクラムジェットを約マッハ5
以上の飛行状態で利用する航空機の比較的高い速度はま
た極超音速と呼ばれる。
【0004】スクラムジェットから動力を受ける航空機
を製造して飛ばしたことはまだないはずである。しかし
、小形の研究型スクラムジェットエンジンは既に製造さ
れ、研究室で約マッハ7までの模擬飛行速度で試験され
ている。従って、本明細書内の従来の典型的なスクラム
ジェットと構造体の説明は、航空機を超音速で駆動する
エンジンの当業者に公知の情報によるものであり、この
情報の一部は数学的なモデル設定と解析に基づいている
。
を製造して飛ばしたことはまだないはずである。しかし
、小形の研究型スクラムジェットエンジンは既に製造さ
れ、研究室で約マッハ7までの模擬飛行速度で試験され
ている。従って、本明細書内の従来の典型的なスクラム
ジェットと構造体の説明は、航空機を超音速で駆動する
エンジンの当業者に公知の情報によるものであり、この
情報の一部は数学的なモデル設定と解析に基づいている
。
【0005】スクラムジェットはそれを通る超音速流体
流によって作用するので、亜音速流体流により作用する
従来のラムジェットエンジンとは構造と作用が基本的に
異なっている。代表的なスクラムジェットエンジンは、
入口空気流を圧縮するための超音速入口すなわちディフ
ューザと、それに続く超音速燃焼器と、さらにそれに続
く超音速排気ノズルとを有する。超音速入口はのどに達
する先細ノズルであり、超音速排気ノズルはのどと連通
する末広流路である。燃焼器は、通例、のどから延在し
ており、末広排気ノズルと一体に形成された一定面積ま
たは末広の流路である。
流によって作用するので、亜音速流体流により作用する
従来のラムジェットエンジンとは構造と作用が基本的に
異なっている。代表的なスクラムジェットエンジンは、
入口空気流を圧縮するための超音速入口すなわちディフ
ューザと、それに続く超音速燃焼器と、さらにそれに続
く超音速排気ノズルとを有する。超音速入口はのどに達
する先細ノズルであり、超音速排気ノズルはのどと連通
する末広流路である。燃焼器は、通例、のどから延在し
ており、末広排気ノズルと一体に形成された一定面積ま
たは末広の流路である。
【0006】燃料は燃焼器内で超音速入口空気流に加え
られて燃焼し、この燃焼は通常自然燃焼である。なぜな
ら、入口空気流は圧縮されて約2000゜ R以上の温
度に達しているからである。しかし、燃料は通例比較的
低い運動量をもつ水素ガスであり、この燃料が比較的高
い運動量をもつ超音速空気流内に噴射されるので、燃料
の空気内へのかつ燃焼器を横切る効果的な進入と燃料と
空気の効果的な混合は困難であり、特に、高い極超音速
飛行速度でそうである。
られて燃焼し、この燃焼は通常自然燃焼である。なぜな
ら、入口空気流は圧縮されて約2000゜ R以上の温
度に達しているからである。しかし、燃料は通例比較的
低い運動量をもつ水素ガスであり、この燃料が比較的高
い運動量をもつ超音速空気流内に噴射されるので、燃料
の空気内へのかつ燃焼器を横切る効果的な進入と燃料と
空気の効果的な混合は困難であり、特に、高い極超音速
飛行速度でそうである。
【0007】入口空気流の超音速および極超音速のマッ
ハ数で所要の内部圧縮を可能にするため、入口が垂直衝
撃波を吸込み得るようにする手段を設けるのが普通であ
る。この垂直衝撃波は、さもないと、入口に入る直前に
停滞する。従来のラムジェットエンジンで生じるこのよ
うな垂直衝撃波は入口空気流を亜音速マッハ数に減速し
、それに関連して大きな効率損失と、比較的高い加熱率
と、大きな構造荷重が生じるとともに、比較的大きな抗
力がラムジェットエンジンにかかる。ひとたび垂直衝撃
波がスクラムジェットエンジンによって吸込まれると、
スクラムジェットエンジンの入口は「スタート」したと
考えられ、このスタートの結果、スクラムジェット内に
超音速空気流が生じる。
ハ数で所要の内部圧縮を可能にするため、入口が垂直衝
撃波を吸込み得るようにする手段を設けるのが普通であ
る。この垂直衝撃波は、さもないと、入口に入る直前に
停滞する。従来のラムジェットエンジンで生じるこのよ
うな垂直衝撃波は入口空気流を亜音速マッハ数に減速し
、それに関連して大きな効率損失と、比較的高い加熱率
と、大きな構造荷重が生じるとともに、比較的大きな抗
力がラムジェットエンジンにかかる。ひとたび垂直衝撃
波がスクラムジェットエンジンによって吸込まれると、
スクラムジェットエンジンの入口は「スタート」したと
考えられ、このスタートの結果、スクラムジェット内に
超音速空気流が生じる。
【0008】スクラムジェットエンジン内で背圧の急増
が、例えば、過渡的に多い燃料流量、航空機の迎え角の
急変、または内部空気流の局所閉塞により生じた場合、
入口はスタートしない可能性があり、それに伴って上述
の望ましくない特性が生じる。これは極超音速で飛行す
る航空機にとって重大な問題となり得る。なぜなら、こ
のような航空機は、超音速の内部空気流を有するスクラ
ムジェットエンジンを持つものとして設計されているか
らである。もしスクラムジェットエンジンが始動しなけ
れば、それを通る空気流はもはや超音速ではなく、そし
て航空機は極超音速で飛行するので、別手段によらない
再始動は不可能である。このような手段は、通例、入口
再スタートを可能にする公知の可変入口内部形状と高応
答性制御装置を包含する。通例、入口は最初比較的低い
極超音速マッハ数でスタートするので、その後の比較的
高い極超音速マッハ数でのスタート不能は、克服すべき
かなり苛酷な状態を意味する。
が、例えば、過渡的に多い燃料流量、航空機の迎え角の
急変、または内部空気流の局所閉塞により生じた場合、
入口はスタートしない可能性があり、それに伴って上述
の望ましくない特性が生じる。これは極超音速で飛行す
る航空機にとって重大な問題となり得る。なぜなら、こ
のような航空機は、超音速の内部空気流を有するスクラ
ムジェットエンジンを持つものとして設計されているか
らである。もしスクラムジェットエンジンが始動しなけ
れば、それを通る空気流はもはや超音速ではなく、そし
て航空機は極超音速で飛行するので、別手段によらない
再始動は不可能である。このような手段は、通例、入口
再スタートを可能にする公知の可変入口内部形状と高応
答性制御装置を包含する。通例、入口は最初比較的低い
極超音速マッハ数でスタートするので、その後の比較的
高い極超音速マッハ数でのスタート不能は、克服すべき
かなり苛酷な状態を意味する。
【0009】スクラムジェットを動力源とする航空機は
実質的に極超音速で飛行するので、スクラムジェットエ
ンジンにかかる抗力は、最小にすべき重大因子である。 しかし、入口内部形状が可変のスクラムジェットは本来
比較的複雑かつ大形で、比較的大きな表面積を有し、そ
れと関連して比較的大きな抗力が生じる。また重量もか
なり増加する。
実質的に極超音速で飛行するので、スクラムジェットエ
ンジンにかかる抗力は、最小にすべき重大因子である。 しかし、入口内部形状が可変のスクラムジェットは本来
比較的複雑かつ大形で、比較的大きな表面積を有し、そ
れと関連して比較的大きな抗力が生じる。また重量もか
なり増加する。
【0010】さらに、スクラムジェットエンジンは通例
次のような航空機、すなわち、エンジン入口空気流が最
初機首からの斜めの衝撃波によってスクラムジェットの
外部で圧縮されるような航空機で利用され、そしてスク
ラムジェットエンジンからの排気は、通例、航空機の傾
斜後方体とほぼ平行に導かれ、スクラムジェットエンジ
ンからの超音速燃焼ガスの外部膨張をもたらす。従って
、スクラムジェットエンジン入口空気流は通例機首に沿
ってスクラムジェットエンジンの長さ方向軸線に対して
鋭角で導かれ、次いで、長さ方向軸線から再び離れるよ
うに転向して航空機の傾斜後方体とほぼ平行に流れなけ
ればならない。最初長さ方向軸線に向かい次いで長さ方
向軸線から離れるような極超音速流体流のこの転向はス
クラムジェットエンジンの適当な長さを必要とし、この
長さは比較的大きいので、スクラムジェットエンジン外
面の面積と抗力が増す。スクラムジェット入口空気流の
長さ方向軸線に向かうこの転向は、通例、転向極超音速
流体流の膨張の導入を必要とし、これは元来静温と静圧
を、外部圧縮により達成されたレベルから低下させるも
のであり、従って、外部圧縮の多くが実質的に無駄とな
り、その結果回復し得ない入口損失と加熱が生じる。
次のような航空機、すなわち、エンジン入口空気流が最
初機首からの斜めの衝撃波によってスクラムジェットの
外部で圧縮されるような航空機で利用され、そしてスク
ラムジェットエンジンからの排気は、通例、航空機の傾
斜後方体とほぼ平行に導かれ、スクラムジェットエンジ
ンからの超音速燃焼ガスの外部膨張をもたらす。従って
、スクラムジェットエンジン入口空気流は通例機首に沿
ってスクラムジェットエンジンの長さ方向軸線に対して
鋭角で導かれ、次いで、長さ方向軸線から再び離れるよ
うに転向して航空機の傾斜後方体とほぼ平行に流れなけ
ればならない。最初長さ方向軸線に向かい次いで長さ方
向軸線から離れるような極超音速流体流のこの転向はス
クラムジェットエンジンの適当な長さを必要とし、この
長さは比較的大きいので、スクラムジェットエンジン外
面の面積と抗力が増す。スクラムジェット入口空気流の
長さ方向軸線に向かうこの転向は、通例、転向極超音速
流体流の膨張の導入を必要とし、これは元来静温と静圧
を、外部圧縮により達成されたレベルから低下させるも
のであり、従って、外部圧縮の多くが実質的に無駄とな
り、その結果回復し得ない入口損失と加熱が生じる。
【0011】
【発明の目的】従って、本発明の目的は新規改良スクラ
ムジェットエンジンを提供することである。
ムジェットエンジンを提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、始動に入口内部の可
変形状を要しないスクラムジェットエンジンを提供する
ことである。
変形状を要しないスクラムジェットエンジンを提供する
ことである。
【0013】本発明の他の目的は、比較的短い長さ方向
距離で極超音速流体流を転向させ、しかも損失を減らし
かつ噴射燃料の進入と混合を良くするのに有効なスクラ
ムジェットエンジンを提供することである。
距離で極超音速流体流を転向させ、しかも損失を減らし
かつ噴射燃料の進入と混合を良くするのに有効なスクラ
ムジェットエンジンを提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、構造が比較的簡単で
抗力誘起表面積が比較的少ないスクラムジェットエンジ
ンを提供することである。
抗力誘起表面積が比較的少ないスクラムジェットエンジ
ンを提供することである。
【0015】本発明の他の目的は長さが比較的短いスク
ラムジェットエンジンを提供することである。
ラムジェットエンジンを提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、燃料の超音速入口空
気流への進入とそれとの混合を改良したスクラムジェッ
トエンジンを提供することである。
気流への進入とそれとの混合を改良したスクラムジェッ
トエンジンを提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、超音速で通流する流
体の絞り比を変える手段を有するスクラムジェットエン
ジンを提供することである。
体の絞り比を変える手段を有するスクラムジェットエン
ジンを提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、航空機と一体の改良
スクラムジェット用のスクラムジェットエンジンを提供
することである。
スクラムジェット用のスクラムジェットエンジンを提供
することである。
【0019】本発明の他の目的は重量を減らしたスクラ
ムジェットを提供することである。
ムジェットを提供することである。
【0020】
【発明の概要】改良スクラムジェットエンジンが、後方
に面する段部を有する第1表面と、第1表面から隔たっ
て第1表面との間に入口と合体した燃焼器を画成する上
面を有するカウルとを有する。燃料を前記段部において
入口合体燃焼器内に噴射する装置が設けられ、燃料を噴
射して超音速入口空気流と混合することにより超音速燃
焼ガスを発生する。第1表面とカウル上面は互いにほぼ
平行で、超音速で通過する流体流の構造的内部絞りを無
くする。好適実施例における燃料噴射装置は、前記段部
から延在して亜音速燃料域と超音速流体域とを画成する
流体境界を生成するように作用する。
に面する段部を有する第1表面と、第1表面から隔たっ
て第1表面との間に入口と合体した燃焼器を画成する上
面を有するカウルとを有する。燃料を前記段部において
入口合体燃焼器内に噴射する装置が設けられ、燃料を噴
射して超音速入口空気流と混合することにより超音速燃
焼ガスを発生する。第1表面とカウル上面は互いにほぼ
平行で、超音速で通過する流体流の構造的内部絞りを無
くする。好適実施例における燃料噴射装置は、前記段部
から延在して亜音速燃料域と超音速流体域とを画成する
流体境界を生成するように作用する。
【0021】
【実施例の記載】本発明をさらに明らかにするため、次
に実施例を添付図面により説明する。
に実施例を添付図面により説明する。
【0022】図1は極超音速航空機10の概略斜視図で
あり、この航空機は本発明の好適実施例による4つの実
質的に同等の並設スクラムジェットエンジン12を有す
る。スクラムジェットエンジン12は後に詳述のように
航空機10と機能的に合体している。従って、スクラム
ジェットエンジン12は航空機と一体のスクラムジェッ
トと呼んでもよいものである。各スクラムジェットエン
ジン12にはカウル14が含まれ、このカウルの上面1
6は、航空機10と一体に形成された第1内面すなわち
中央体内面18から隔たりそれと向かい合っている。横
方向に相隔たる1対の側壁20が中央体表面18とカウ
ル上面16との間に半径方向に延在してほぼ長方形の各
スクラムジェットエンジン12を画成する。図1に示す
ように、数対の側壁20が4つの概して同等のスクラム
ジェットエンジン12を画成している。スクラムジェッ
トエンジン12の数は航空機10の特定用途に応じて定
められ、4つより少なくてもまたは多くてもよい。図1
に示す航空機10はマッハ数が約5ないし約18の極超
音速で飛行するように設計される。
あり、この航空機は本発明の好適実施例による4つの実
質的に同等の並設スクラムジェットエンジン12を有す
る。スクラムジェットエンジン12は後に詳述のように
航空機10と機能的に合体している。従って、スクラム
ジェットエンジン12は航空機と一体のスクラムジェッ
トと呼んでもよいものである。各スクラムジェットエン
ジン12にはカウル14が含まれ、このカウルの上面1
6は、航空機10と一体に形成された第1内面すなわち
中央体内面18から隔たりそれと向かい合っている。横
方向に相隔たる1対の側壁20が中央体表面18とカウ
ル上面16との間に半径方向に延在してほぼ長方形の各
スクラムジェットエンジン12を画成する。図1に示す
ように、数対の側壁20が4つの概して同等のスクラム
ジェットエンジン12を画成している。スクラムジェッ
トエンジン12の数は航空機10の特定用途に応じて定
められ、4つより少なくてもまたは多くてもよい。図1
に示す航空機10はマッハ数が約5ないし約18の極超
音速で飛行するように設計される。
【0023】図2はスクラムジェットエンジン12の一
つを示す航空機10の断面図である。図3は図2に示し
たスクラムジェットエンジン12の拡大図である。図2
と図3に示すように、第1表面すなわち中央体表面18
はその前端24に後方に面する傾斜段部22を有すると
ともに、反対側に後端26を有する。カウル14は前縁
28と後縁30を有し、上面16とカウル下面32が前
縁28と後縁30との間に延在する。カウル上面16は
、本発明のこの実施例では、中央体表面18から隔たり
かつそれとほぼ平行であることが好ましく、両面間に入
口と合体した燃焼器つまり入口合体燃焼器34が画成さ
れ長さ方向軸線36を有する。入口合体燃焼器34は、
段部22からカウル前縁28まで延在する入口38と、
中央体後端26からカウル上面16の対応中間点42ま
で延在する出口40とを含んでいる。出口40は長さ方
向軸線36に概して垂直である。カウル前縁28と段部
22は長さ方向軸線36に沿って互いにほぼ整合してお
り、超音速入口空気流44を受入れかつ入口合体燃焼器
34内に導く入口38を画成している。
つを示す航空機10の断面図である。図3は図2に示し
たスクラムジェットエンジン12の拡大図である。図2
と図3に示すように、第1表面すなわち中央体表面18
はその前端24に後方に面する傾斜段部22を有すると
ともに、反対側に後端26を有する。カウル14は前縁
28と後縁30を有し、上面16とカウル下面32が前
縁28と後縁30との間に延在する。カウル上面16は
、本発明のこの実施例では、中央体表面18から隔たり
かつそれとほぼ平行であることが好ましく、両面間に入
口と合体した燃焼器つまり入口合体燃焼器34が画成さ
れ長さ方向軸線36を有する。入口合体燃焼器34は、
段部22からカウル前縁28まで延在する入口38と、
中央体後端26からカウル上面16の対応中間点42ま
で延在する出口40とを含んでいる。出口40は長さ方
向軸線36に概して垂直である。カウル前縁28と段部
22は長さ方向軸線36に沿って互いにほぼ整合してお
り、超音速入口空気流44を受入れかつ入口合体燃焼器
34内に導く入口38を画成している。
【0024】スクラムジェットエンジン12は、さらに
、燃料を段部22において入口合体燃焼器34内に噴射
して超音速空気流44と混合することにより入口合体燃
焼器34内に超音速燃焼ガス48を発生する従来の燃料
噴射装置46を有する。さらに詳述すると、燃料噴射装
置46は、好ましくは段部22と垂直に配置した複数の
横方向に相隔たる従来の第1燃料噴射器50と、第1燃
料噴射器50を航空機10内の従来の燃料供給源54に
接続するそれぞれの燃料導管52とを含む。燃料噴射装
置46は、さらに、好ましくは中央体表面18と垂直に
かつ段部22の下流にそれと近接して配置された複数の
第2燃料噴射器50aと、第2燃料噴射器50aを燃料
供給源54に接続するそれぞれの燃料導管52とを含む
。燃料56は燃料噴射器50、50aを経て入口合体燃
焼器34内に入口38に近接して噴射される。
、燃料を段部22において入口合体燃焼器34内に噴射
して超音速空気流44と混合することにより入口合体燃
焼器34内に超音速燃焼ガス48を発生する従来の燃料
噴射装置46を有する。さらに詳述すると、燃料噴射装
置46は、好ましくは段部22と垂直に配置した複数の
横方向に相隔たる従来の第1燃料噴射器50と、第1燃
料噴射器50を航空機10内の従来の燃料供給源54に
接続するそれぞれの燃料導管52とを含む。燃料噴射装
置46は、さらに、好ましくは中央体表面18と垂直に
かつ段部22の下流にそれと近接して配置された複数の
第2燃料噴射器50aと、第2燃料噴射器50aを燃料
供給源54に接続するそれぞれの燃料導管52とを含む
。燃料56は燃料噴射器50、50aを経て入口合体燃
焼器34内に入口38に近接して噴射される。
【0025】好適実施例において、燃料56は最初液状
で供給される水素であり、比較的低温である。燃料56
は、導管52を通流するにつれて、隣接する航空機構造
体とエンジン構造体の冷却に用いられるので、昇温の結
果ガス状になって噴射器50、50aから燃焼器34内
に噴射され航空機10を約マッハ18までの極超音速で
推進するように働く。
で供給される水素であり、比較的低温である。燃料56
は、導管52を通流するにつれて、隣接する航空機構造
体とエンジン構造体の冷却に用いられるので、昇温の結
果ガス状になって噴射器50、50aから燃焼器34内
に噴射され航空機10を約マッハ18までの極超音速で
推進するように働く。
【0026】入口合体燃焼器34は、対をなす側壁20
と、中央体表面18と、カウル上面16とによって画成
され、そして長さ方向軸線36と垂直の断面でほぼ長方
形である。入口合体燃焼器34の他の非長方形断面形状
も特定設計に応じて代替的に用い得る。
と、中央体表面18と、カウル上面16とによって画成
され、そして長さ方向軸線36と垂直の断面でほぼ長方
形である。入口合体燃焼器34の他の非長方形断面形状
も特定設計に応じて代替的に用い得る。
【0027】図3に示すように、燃料噴射装置46は燃
料56を段部22における第1噴射器50からと第2噴
射器50aから後方に長さ方向軸線36に対してほぼ斜
めに中央体表面18に近接して噴射することにより、段
部22から後方に延在する流体境界58を生成し、この
流体境界は燃料56と空気流44の混合を良くするため
の局所せん断界面域をなす。流体境界58は、中央体表
面18に隣接しかつ中央体表面18と流体境界58との
間に延在する亜音速燃料域60を画成する。流体境界5
8はまた、流体境界58からカウル上面16まで延在す
る超音速流体域62を画成する。
料56を段部22における第1噴射器50からと第2噴
射器50aから後方に長さ方向軸線36に対してほぼ斜
めに中央体表面18に近接して噴射することにより、段
部22から後方に延在する流体境界58を生成し、この
流体境界は燃料56と空気流44の混合を良くするため
の局所せん断界面域をなす。流体境界58は、中央体表
面18に隣接しかつ中央体表面18と流体境界58との
間に延在する亜音速燃料域60を画成する。流体境界5
8はまた、流体境界58からカウル上面16まで延在す
る超音速流体域62を画成する。
【0028】スクラムジェットエンジン12はさらに第
2表面である前方体表面64を有し、この表面は中央体
表面18からそれに対して第1鋭角αで延在しかつ両面
間に後方に面する段部22を画成している。前方体表面
64は航空機10の一部分であり、超音速入口空気流4
4を前方体表面64と平行に導くように作用する。なぜ
なら、超音速流体流は表面とほぼ平行に流れようとする
からである。空気流44はカウル上面16に対して第2
鋭角βで導かれ、そして好適実施例では、カウル上面1
6は入口38近辺で中央体表面18と平行に設けられる
。従って、第1鋭角αはこのような構成では第2鋭角β
にほぼ等しい。代替実施例において、鋭角α、βは段部
22の上流の異なるカウル形状に適合するように異なり
得る。
2表面である前方体表面64を有し、この表面は中央体
表面18からそれに対して第1鋭角αで延在しかつ両面
間に後方に面する段部22を画成している。前方体表面
64は航空機10の一部分であり、超音速入口空気流4
4を前方体表面64と平行に導くように作用する。なぜ
なら、超音速流体流は表面とほぼ平行に流れようとする
からである。空気流44はカウル上面16に対して第2
鋭角βで導かれ、そして好適実施例では、カウル上面1
6は入口38近辺で中央体表面18と平行に設けられる
。従って、第1鋭角αはこのような構成では第2鋭角β
にほぼ等しい。代替実施例において、鋭角α、βは段部
22の上流の異なるカウル形状に適合するように異なり
得る。
【0029】段部22は前方体表面64とほぼ垂直に設
けられているので、噴射器50からの燃料56は空気流
44とほぼ平行に入口合体燃焼器34内に噴射される。 燃料56の運動量は超音速空気流44の運動量よりかな
り低いので、流体境界58は段部22において最初前方
体表面64と平行に形成されかつカウル上面16に向か
って傾く。燃料56は超音速空気流44と接触し、そし
て最初は入口を横切って運ばれ、次いでカウル上面16
から離れるように向きを変えられ、従って、次のような
流体境界58、すなわち、弧状をなしてカウル上面16
から離間して超音速流体域62内に最小超音速流面積の
のど66を画成するような流体境界58を生成する。の
ど66は高さh1を有し、そして燃料域60はのど66
と同じ面で高さh2を有するので、入口合体燃焼器34
の全高Hはh1+h2となる。カウル14は長さLをも
ち、そして縦横比H/Lは後述の理由で比較的大きい。 空気流44はカウル上面16に対して鋭角βで入口38
を通るので、高速空気流44は燃料噴射器50、50a
からの燃料56の一部をカウル上面16に向け、従って
、超音速流体域62内の燃料56の進入と燃料56と入
口空気流44との混合を促進する。
けられているので、噴射器50からの燃料56は空気流
44とほぼ平行に入口合体燃焼器34内に噴射される。 燃料56の運動量は超音速空気流44の運動量よりかな
り低いので、流体境界58は段部22において最初前方
体表面64と平行に形成されかつカウル上面16に向か
って傾く。燃料56は超音速空気流44と接触し、そし
て最初は入口を横切って運ばれ、次いでカウル上面16
から離れるように向きを変えられ、従って、次のような
流体境界58、すなわち、弧状をなしてカウル上面16
から離間して超音速流体域62内に最小超音速流面積の
のど66を画成するような流体境界58を生成する。の
ど66は高さh1を有し、そして燃料域60はのど66
と同じ面で高さh2を有するので、入口合体燃焼器34
の全高Hはh1+h2となる。カウル14は長さLをも
ち、そして縦横比H/Lは後述の理由で比較的大きい。 空気流44はカウル上面16に対して鋭角βで入口38
を通るので、高速空気流44は燃料噴射器50、50a
からの燃料56の一部をカウル上面16に向け、従って
、超音速流体域62内の燃料56の進入と燃料56と入
口空気流44との混合を促進する。
【0030】流体境界58はのど66を生成するので、
それはまたカウル前縁28の箇所の入口38から超音速
流体域62におけるのど66までの超音速先細流路68
を画成する。流体境界58はまた、のど66から出口4
0とカウル後縁30まで延在する超音速末広流路70を
超音速流体域62内に画成し、燃料56と超音速入口空
気流44から生じた超音速燃焼ガス48を導く。燃料5
6を燃料域60に導入することに加え、燃料噴射装置4
6はまた、燃料56の一部分をそれが流体境界58を通
って先細流路68に入りカウル上面16に向かうように
噴射して超音速入口空気流44と混合するように作用す
る。
それはまたカウル前縁28の箇所の入口38から超音速
流体域62におけるのど66までの超音速先細流路68
を画成する。流体境界58はまた、のど66から出口4
0とカウル後縁30まで延在する超音速末広流路70を
超音速流体域62内に画成し、燃料56と超音速入口空
気流44から生じた超音速燃焼ガス48を導く。燃料5
6を燃料域60に導入することに加え、燃料噴射装置4
6はまた、燃料56の一部分をそれが流体境界58を通
って先細流路68に入りカウル上面16に向かうように
噴射して超音速入口空気流44と混合するように作用す
る。
【0031】燃料56と入口空気流44の混合をさらに
良くするのは、カウル前縁28から斜めに先細流路68
内に延びるカウル衝撃波72である。さらに詳述すると
、カウル上面16は前縁28近辺で入口空気流44と段
部22とに対して次のように、すなわち、カウル前縁2
8から斜めに先細流路68内に延びるカウル衝撃波72
を発生するのに有効な第2鋭角βをなすように位置づけ
られる。
良くするのは、カウル前縁28から斜めに先細流路68
内に延びるカウル衝撃波72である。さらに詳述すると
、カウル上面16は前縁28近辺で入口空気流44と段
部22とに対して次のように、すなわち、カウル前縁2
8から斜めに先細流路68内に延びるカウル衝撃波72
を発生するのに有効な第2鋭角βをなすように位置づけ
られる。
【0032】本発明の重要な特徴は、先細流路68との
ど66と末広流路70とを画成する流体境界58の形成
である。先行技術において従来行われたように固定構造
境界を利用してのど66と流路68、70を画成する代
りに流体境界58を用いることは、効果的な先細流路6
8とのど66と末広流路70とを画成するとともに別の
利点をもたらす。
ど66と末広流路70とを画成する流体境界58の形成
である。先行技術において従来行われたように固定構造
境界を利用してのど66と流路68、70を画成する代
りに流体境界58を用いることは、効果的な先細流路6
8とのど66と末広流路70とを画成するとともに別の
利点をもたらす。
【0033】他の重要な特徴は、鋭角αの高運動量空気
流44と噴射器50、50aからの低運動量燃料56と
の相乗作用であり、その結果、空気流44により燃料5
6が入口38を横切って運ばれることにより燃料の進入
が促進される。入口合体燃焼器34内に噴射される燃料
56は超音速空気流44の運動量より低い運動量をもつ
ので、境界58と亜音速燃料域60を壁面18近くに形
成し、この燃料域の燃料は燃料56の小部分であり、実
質上、空気流44をほとんど伴わずに亜音速で流れる燃
料56だけからなる。燃料56の大部分は空気流44と
混合され超音速流体域62内を流れる。これは多分に、
燃料噴射装置46と段部22とによって燃料56の空気
流44内への進入が良くなることに起因し、従って、燃
料56は局所空気流44により最初は空気流44とほぼ
平行に鋭角αで搬送される。次いで、流体境界58の局
所せん断界面域が燃料56と空気流44の混合を助け、
燃料56と空気流44の混合気を有する超音速流体域6
2を形成する。
流44と噴射器50、50aからの低運動量燃料56と
の相乗作用であり、その結果、空気流44により燃料5
6が入口38を横切って運ばれることにより燃料の進入
が促進される。入口合体燃焼器34内に噴射される燃料
56は超音速空気流44の運動量より低い運動量をもつ
ので、境界58と亜音速燃料域60を壁面18近くに形
成し、この燃料域の燃料は燃料56の小部分であり、実
質上、空気流44をほとんど伴わずに亜音速で流れる燃
料56だけからなる。燃料56の大部分は空気流44と
混合され超音速流体域62内を流れる。これは多分に、
燃料噴射装置46と段部22とによって燃料56の空気
流44内への進入が良くなることに起因し、従って、燃
料56は局所空気流44により最初は空気流44とほぼ
平行に鋭角αで搬送される。次いで、流体境界58の局
所せん断界面域が燃料56と空気流44の混合を助け、
燃料56と空気流44の混合気を有する超音速流体域6
2を形成する。
【0034】さらに詳述すると、先細流路68は従来の
超音速ディフューザとして作用し入口合体燃焼器34内
の空気流44の静圧をさらに高め、そして末広流路70
は従来の超音速ノズルとして作用し通流燃焼ガス48の
速度を高める。流体境界58は燃料噴射装置46によっ
て形成されるので、流体境界58の形状は噴射器50か
ら噴射される燃料56の量と速度を制御することにより
変わり得る。こうして、のど66の高さh1と燃料域6
0の高さh2の割合を、航空機10の飛行マッハ数の範
囲と入口空気流44の対応速度範囲とにわたって生じる
入口空気流44の諸状態に応じて選択的に変え得る。従
って、燃料噴射装置46は、入口合体燃焼器34内に噴
射される燃料56の量と速度を制御することにより流体
境界58の形状を変えて先細流路68内の入口空気流4
4の絞り比を可変にするとともに末広流路70内の燃焼
ガス48の膨張比を可変にするように作用する。
超音速ディフューザとして作用し入口合体燃焼器34内
の空気流44の静圧をさらに高め、そして末広流路70
は従来の超音速ノズルとして作用し通流燃焼ガス48の
速度を高める。流体境界58は燃料噴射装置46によっ
て形成されるので、流体境界58の形状は噴射器50か
ら噴射される燃料56の量と速度を制御することにより
変わり得る。こうして、のど66の高さh1と燃料域6
0の高さh2の割合を、航空機10の飛行マッハ数の範
囲と入口空気流44の対応速度範囲とにわたって生じる
入口空気流44の諸状態に応じて選択的に変え得る。従
って、燃料噴射装置46は、入口合体燃焼器34内に噴
射される燃料56の量と速度を制御することにより流体
境界58の形状を変えて先細流路68内の入口空気流4
4の絞り比を可変にするとともに末広流路70内の燃焼
ガス48の膨張比を可変にするように作用する。
【0035】これは特に重要である。というのは、適応
性のある可変流体境界58が設けられるので、空気流の
内部絞りをもたらすための、従来のスクラムジェットエ
ンジンと関連する一定形状境界が除去され、従って、始
動有無の問題を効果的に解決するからである。流体境界
58は不始動問題を皆無にしないまでも少なくする適応
自在な境界である。なぜなら、不始動の場合、入口合体
燃焼器34内に噴射される燃料56の量を制御すること
により簡単にスクラムジェットエンジン12を再始動で
きるからである。入口合体燃焼器34の高さHは比較的
大きい。これは、のどの高さh1を増しそして燃料域の
高さh2を減らすことにより入口合体燃焼器34内の比
較的低い極超音速の空気流44の流れ要件に適応するた
めである。航空機10と入口空気流44のさらに高い極
超音速では、このような比較的高い極超音速の空気流4
4に適応するような燃料56の導入により、のどの高さ
h1を比較的小さくしそして燃料域の高さh2を比較的
大きくすることができる。
性のある可変流体境界58が設けられるので、空気流の
内部絞りをもたらすための、従来のスクラムジェットエ
ンジンと関連する一定形状境界が除去され、従って、始
動有無の問題を効果的に解決するからである。流体境界
58は不始動問題を皆無にしないまでも少なくする適応
自在な境界である。なぜなら、不始動の場合、入口合体
燃焼器34内に噴射される燃料56の量を制御すること
により簡単にスクラムジェットエンジン12を再始動で
きるからである。入口合体燃焼器34の高さHは比較的
大きい。これは、のどの高さh1を増しそして燃料域の
高さh2を減らすことにより入口合体燃焼器34内の比
較的低い極超音速の空気流44の流れ要件に適応するた
めである。航空機10と入口空気流44のさらに高い極
超音速では、このような比較的高い極超音速の空気流4
4に適応するような燃料56の導入により、のどの高さ
h1を比較的小さくしそして燃料域の高さh2を比較的
大きくすることができる。
【0036】さらに、入口合体燃焼器34は一体のもの
と考えられる。なぜなら、従来の超音速入口ディフュー
ザと従来の末広流路燃焼器との代りに、ほぼ平行な壁面
、すなわち、中央体表面18とカウル上面16が設けら
れ、そして燃料56が上流端、すなわち、段部22とカ
ウル前縁28とにおける入口38において導入されるか
らである。従って、この構造により燃料56は、従来の
スクラムジェットエンジンで通例生じるように下流で導
入される代りに、入口合体燃焼器34にただちに導入さ
れる。それゆえ、燃料56はスクラムジェットエンジン
12に比較的早く導入されることにより燃焼の開始と完
了を比較的早くなしうる。従って、入口合体燃焼器34
の全長Lを従来のスクラムジェットエンジンに比べて比
較的短くし得る。ただし、縦横比H/Lは従来のスクラ
ムジェットエンジンの縦横比より高くなる。入口合体燃
焼器34の長さの減少により、カウル14の表面積は最
小になるので、それにかかる望ましくない抗力も最小に
なり、構造重量を減らし得る。
と考えられる。なぜなら、従来の超音速入口ディフュー
ザと従来の末広流路燃焼器との代りに、ほぼ平行な壁面
、すなわち、中央体表面18とカウル上面16が設けら
れ、そして燃料56が上流端、すなわち、段部22とカ
ウル前縁28とにおける入口38において導入されるか
らである。従って、この構造により燃料56は、従来の
スクラムジェットエンジンで通例生じるように下流で導
入される代りに、入口合体燃焼器34にただちに導入さ
れる。それゆえ、燃料56はスクラムジェットエンジン
12に比較的早く導入されることにより燃焼の開始と完
了を比較的早くなしうる。従って、入口合体燃焼器34
の全長Lを従来のスクラムジェットエンジンに比べて比
較的短くし得る。ただし、縦横比H/Lは従来のスクラ
ムジェットエンジンの縦横比より高くなる。入口合体燃
焼器34の長さの減少により、カウル14の表面積は最
小になるので、それにかかる望ましくない抗力も最小に
なり、構造重量を減らし得る。
【0037】本好適実施例では、カウル上面16は前縁
28から後縁30まで平坦であり、また中央体表面18
もその前端24から後端26まで平坦であり、そして入
口合体燃焼器34はこれらの面と、対をなす側壁20と
の間に画成されたほぼ一定の流れ面積を有する。
28から後縁30まで平坦であり、また中央体表面18
もその前端24から後端26まで平坦であり、そして入
口合体燃焼器34はこれらの面と、対をなす側壁20と
の間に画成されたほぼ一定の流れ面積を有する。
【0038】カウル上面16はさらに前部16Aと、カ
ウル前縁28の長さ方向後方に離れた交点74を始点と
して前部16Aから延在する後部16Bとを有する。同
様に、中央体表面18は前部18Aと、中央体前端24
から下流方向に離れた交点76を始点として前部18A
から下流方向に延在する後部18Bとを有する。本好適
実施例では、カウル上面前部16Aは中央体表面前部1
8Aと平行に、そしてカウル上面後部16Bは中央体表
面後部18Bと平行に配置されている。上述のように、
中央体表面18とカウル上面16それぞれの前部と後部
は平坦である。しかし、代替実施例では、中央体表面後
部18Bを中央体表面前部18Aに対して上方に傾け、
同様にカウル上面後部16Bをカウル上面前部16Aに
対して上方に傾けることにより入口合体燃焼器34内の
燃焼ガス48の転向を促進し得る。入口空気流44は鋭
角βで入口38に入りそして燃焼ガス48は長さ方向軸
線36に対してほぼ逆の角度で出口40から排出される
ので、中央体表面18とカウル上面16を上述のように
傾けて超音速流体の転向を助けることにより、転向と関
連する損失を減らし得る。
ウル前縁28の長さ方向後方に離れた交点74を始点と
して前部16Aから延在する後部16Bとを有する。同
様に、中央体表面18は前部18Aと、中央体前端24
から下流方向に離れた交点76を始点として前部18A
から下流方向に延在する後部18Bとを有する。本好適
実施例では、カウル上面前部16Aは中央体表面前部1
8Aと平行に、そしてカウル上面後部16Bは中央体表
面後部18Bと平行に配置されている。上述のように、
中央体表面18とカウル上面16それぞれの前部と後部
は平坦である。しかし、代替実施例では、中央体表面後
部18Bを中央体表面前部18Aに対して上方に傾け、
同様にカウル上面後部16Bをカウル上面前部16Aに
対して上方に傾けることにより入口合体燃焼器34内の
燃焼ガス48の転向を促進し得る。入口空気流44は鋭
角βで入口38に入りそして燃焼ガス48は長さ方向軸
線36に対してほぼ逆の角度で出口40から排出される
ので、中央体表面18とカウル上面16を上述のように
傾けて超音速流体の転向を助けることにより、転向と関
連する損失を減らし得る。
【0039】カウル上面16には、図3に示すように、
カウル上面前部16Aとカウル上面後部16Bとを接続
する交点74において後方に面する段部78を設けても
よい。燃料噴射装置46はまた、燃料56をカウルの後
ろ向き段部78において追加的な燃料噴射器50により
入口合体燃焼器34内に噴射するように作用し得る。こ
れらの追加噴射器は燃料供給源54からの追加的な燃料
導管52から燃料56を供給される。こうして、追加燃
料56をカウル前縁28と段部78における主要噴射器
50との下流で入口合体燃焼器34に導入し得る。
カウル上面前部16Aとカウル上面後部16Bとを接続
する交点74において後方に面する段部78を設けても
よい。燃料噴射装置46はまた、燃料56をカウルの後
ろ向き段部78において追加的な燃料噴射器50により
入口合体燃焼器34内に噴射するように作用し得る。こ
れらの追加噴射器は燃料供給源54からの追加的な燃料
導管52から燃料56を供給される。こうして、追加燃
料56をカウル前縁28と段部78における主要噴射器
50との下流で入口合体燃焼器34に導入し得る。
【0040】スクラムジェットエンジン12は、好まし
くは、航空機10にそれと一体のスクラムジェットとし
て組込まれ、さらに、図2に示すように第3表面である
機首表面80を有し、この機首表面は屈折点82を始点
として前方体表面64から上流方向に延在する。機首表
面80は前方体表面64と鈍角θをなし、航空機前縁8
4まで延在する。機首表面80は、従来知られているよ
うに超音速の機速で航空機前縁84からの周囲自由空気
流44B内に斜めの機首衝撃波86を発生するのに効果
的である。前方体表面64も同様に、やはり従来知られ
ているように屈折点82から空気流44B内に斜めの前
方体衝撃波88を発生するように作用する。機首衝撃波
86と前方体衝撃波88は空気流44Bの圧縮をもたら
し、この圧縮は再圧縮とも呼ばれる。圧縮された空気流
はカウル前縁28において入口空気流44として入口合
体燃焼器34の入口38内に導入される。好適実施例に
おいて、機首表面80と前方体表面64は、それらによ
って発生する機首衝撃波86と前方体衝撃波88のほと
んど全てが図3に示すように入口38内に導かれるよう
にカウル前縁28に対して配置される。このように、機
首衝撃波86と前方体衝撃波88による入口空気流44
の再圧縮は、入口空気流44の最適外部圧縮をもたらす
ように入口38内に導入される。
くは、航空機10にそれと一体のスクラムジェットとし
て組込まれ、さらに、図2に示すように第3表面である
機首表面80を有し、この機首表面は屈折点82を始点
として前方体表面64から上流方向に延在する。機首表
面80は前方体表面64と鈍角θをなし、航空機前縁8
4まで延在する。機首表面80は、従来知られているよ
うに超音速の機速で航空機前縁84からの周囲自由空気
流44B内に斜めの機首衝撃波86を発生するのに効果
的である。前方体表面64も同様に、やはり従来知られ
ているように屈折点82から空気流44B内に斜めの前
方体衝撃波88を発生するように作用する。機首衝撃波
86と前方体衝撃波88は空気流44Bの圧縮をもたら
し、この圧縮は再圧縮とも呼ばれる。圧縮された空気流
はカウル前縁28において入口空気流44として入口合
体燃焼器34の入口38内に導入される。好適実施例に
おいて、機首表面80と前方体表面64は、それらによ
って発生する機首衝撃波86と前方体衝撃波88のほと
んど全てが図3に示すように入口38内に導かれるよう
にカウル前縁28に対して配置される。このように、機
首衝撃波86と前方体衝撃波88による入口空気流44
の再圧縮は、入口空気流44の最適外部圧縮をもたらす
ように入口38内に導入される。
【0041】図1〜図3に例示した航空機と一体のスク
ラムジェットエンジン12は、さらに第4表面である後
方体表面90を有し、この後方体表面は中央体表面18
の後端26から、また、カウル上面16の中間点42ま
で延在するスクラムジェットエンジン12の出口40か
ら下流方向に延在する。後方体表面90は好ましくは弧
状であり、燃焼ガス48を入口合体燃焼器34から排出
するためのエンジン12の超音速排気ノズル92の境界
の一部分を画成する。カウル14は中間点42からカウ
ル後縁30まで延在するノズル部94を有し得る。カウ
ルノズル部94は排気ノズル92の境界の一部分を画成
する。超音速燃焼ガス48は排気ノズル92を通り、そ
の内部でカウル後縁30に至るまで膨張し、さらにカウ
ル後縁30から外部でかつ後方体表面90に接しながら
膨張する。後方体表面90は航空機10の後縁96まで
延在する。
ラムジェットエンジン12は、さらに第4表面である後
方体表面90を有し、この後方体表面は中央体表面18
の後端26から、また、カウル上面16の中間点42ま
で延在するスクラムジェットエンジン12の出口40か
ら下流方向に延在する。後方体表面90は好ましくは弧
状であり、燃焼ガス48を入口合体燃焼器34から排出
するためのエンジン12の超音速排気ノズル92の境界
の一部分を画成する。カウル14は中間点42からカウ
ル後縁30まで延在するノズル部94を有し得る。カウ
ルノズル部94は排気ノズル92の境界の一部分を画成
する。超音速燃焼ガス48は排気ノズル92を通り、そ
の内部でカウル後縁30に至るまで膨張し、さらにカウ
ル後縁30から外部でかつ後方体表面90に接しながら
膨張する。後方体表面90は航空機10の後縁96まで
延在する。
【0042】燃料噴射装置46はまた、入口空気流44
に応じて流体境界58の形状を変えることにより入口合
体燃焼器34内の末広流路70内の燃焼ガス48の膨張
比を可変にすることに役立つ。燃料噴射装置46は、流
体境界58が好ましくは後方体表面90においてほぼ中
央体後端26でスクラムジェット出口40と交差するよ
うに作用し得る。このように、末広流路70は、後方体
表面90を一境界として形成された排気ノズル92と連
続しているので、入口合体燃焼器34から排気ノズル9
2を通る燃焼ガス48を効率よく膨張させる。
に応じて流体境界58の形状を変えることにより入口合
体燃焼器34内の末広流路70内の燃焼ガス48の膨張
比を可変にすることに役立つ。燃料噴射装置46は、流
体境界58が好ましくは後方体表面90においてほぼ中
央体後端26でスクラムジェット出口40と交差するよ
うに作用し得る。このように、末広流路70は、後方体
表面90を一境界として形成された排気ノズル92と連
続しているので、入口合体燃焼器34から排気ノズル9
2を通る燃焼ガス48を効率よく膨張させる。
【0043】本発明によるスクラムジェットエンジン1
2に関する上述の利点に加え、他の利点として、燃焼ガ
ス48が入口空気流44の方向から、出口40から後方
体表面90に沿って排出される燃焼ガス48の方向へ転
向する際の燃焼ガス48のかなりの内部膨張を回避し得
る。これは、入口合体燃焼器34内の亜音速燃料域60
が、燃焼ガス48の内部膨張とそれに伴う圧力損失を減
らすような自己調整作用をなす流体境界58をもたらす
からである。入口合体燃焼器34の全長Lは従来の入口
と燃焼器の長さよりかなり短い。これは、多分に、中央
体前端24とカウル前縁28とに位置する入口38にお
ける燃料56の導入と燃焼によるものである。燃料56
は従来の燃焼器におけるより早く燃焼を始め、その結果
、燃焼により燃焼ガス48の静圧はより高くなる(すな
わちリコンビネーションが起こる)。スクラムジェット
エンジン12は、従来のスクラムジェットエンジンに比
べて短くなっているので、重量が減り、外部抗力が低下
し、冷却すべき表面積が少なくなっている。
2に関する上述の利点に加え、他の利点として、燃焼ガ
ス48が入口空気流44の方向から、出口40から後方
体表面90に沿って排出される燃焼ガス48の方向へ転
向する際の燃焼ガス48のかなりの内部膨張を回避し得
る。これは、入口合体燃焼器34内の亜音速燃料域60
が、燃焼ガス48の内部膨張とそれに伴う圧力損失を減
らすような自己調整作用をなす流体境界58をもたらす
からである。入口合体燃焼器34の全長Lは従来の入口
と燃焼器の長さよりかなり短い。これは、多分に、中央
体前端24とカウル前縁28とに位置する入口38にお
ける燃料56の導入と燃焼によるものである。燃料56
は従来の燃焼器におけるより早く燃焼を始め、その結果
、燃焼により燃焼ガス48の静圧はより高くなる(すな
わちリコンビネーションが起こる)。スクラムジェット
エンジン12は、従来のスクラムジェットエンジンに比
べて短くなっているので、重量が減り、外部抗力が低下
し、冷却すべき表面積が少なくなっている。
【0044】図4は本発明の他の実施例を示す。この実
施例は、その入口38aを除き、図3に示した実施例と
ほぼ同様である。入口38aはカウル前縁28を後ろ向
き段部22に対して上流に配置することにより画成され
、カウル前縁28は前方体表面64とともに、後方に面
する段部22まで延在する先細輪郭を有する入口38a
を画成している。
施例は、その入口38aを除き、図3に示した実施例と
ほぼ同様である。入口38aはカウル前縁28を後ろ向
き段部22に対して上流に配置することにより画成され
、カウル前縁28は前方体表面64とともに、後方に面
する段部22まで延在する先細輪郭を有する入口38a
を画成している。
【0045】入口38aは、燃料56と混合する前の空
気流44の内部絞りを起こすのに有効である。入口38
aによる空気流44のこの追加的な絞りすなわち圧縮は
、図3に示した実施例と関連する極超音速飛行速度より
高い速度で航空機10を飛ばすために必要である。本発
明の自己始動と再始動の利点はこの実施例では実現され
ないかもしれないが、燃料の進入と空気流44との混合
を促進する利点は確保され、これは特に、航空機10が
さらに高い速度で飛行する場合にかなり重要である。 その場合、燃料56と空気流44の運動量の差は、より
低い極超音速で生じる差より大きい。
気流44の内部絞りを起こすのに有効である。入口38
aによる空気流44のこの追加的な絞りすなわち圧縮は
、図3に示した実施例と関連する極超音速飛行速度より
高い速度で航空機10を飛ばすために必要である。本発
明の自己始動と再始動の利点はこの実施例では実現され
ないかもしれないが、燃料の進入と空気流44との混合
を促進する利点は確保され、これは特に、航空機10が
さらに高い速度で飛行する場合にかなり重要である。 その場合、燃料56と空気流44の運動量の差は、より
低い極超音速で生じる差より大きい。
【0046】図3と図4で示した本発明の両実施例で特
に重要なものは段部22と段部78である。例えば、段
部22は、燃焼火炎を発生しかつ運転中それを保ち得る
ような保炎能力をもたらす。また、段部22は、段部7
8が利用された場合それとともに、燃焼圧力上昇をそれ
が段部22を越えて上流方向に移行しないように隔絶す
る。もしこのような移行が起こると、入口空気流44が
乱れそして不始動状態が生じるおそれがある。
に重要なものは段部22と段部78である。例えば、段
部22は、燃焼火炎を発生しかつ運転中それを保ち得る
ような保炎能力をもたらす。また、段部22は、段部7
8が利用された場合それとともに、燃焼圧力上昇をそれ
が段部22を越えて上流方向に移行しないように隔絶す
る。もしこのような移行が起こると、入口空気流44が
乱れそして不始動状態が生じるおそれがある。
【0047】さらに、本発明の燃料の進入と混合を改善
する利点を得るために、段部22に第1燃料噴射器50
を設けることが好ましいが、必ずしも段部22に燃料噴
射器を設ける必要はない。例えば、図3に示したように
、噴射器の一部または全て(例えば噴射器50a)を中
央体表面18における段部22のすぐ下流の箇所に設け
てもよい。燃料噴射器は、好ましくは、燃料56を斜め
に空気流44に噴射して燃料の進入と混合を良くするよ
うに配置される。
する利点を得るために、段部22に第1燃料噴射器50
を設けることが好ましいが、必ずしも段部22に燃料噴
射器を設ける必要はない。例えば、図3に示したように
、噴射器の一部または全て(例えば噴射器50a)を中
央体表面18における段部22のすぐ下流の箇所に設け
てもよい。燃料噴射器は、好ましくは、燃料56を斜め
に空気流44に噴射して燃料の進入と混合を良くするよ
うに配置される。
【0048】図4の実施例に示したように、燃料噴射器
50bを、図3の実施例に示したようにカウル段部78
に設ける代りに、カウル段部78のすぐ下流の箇所でカ
ウル上面16に配設し得る。
50bを、図3の実施例に示したようにカウル段部78
に設ける代りに、カウル段部78のすぐ下流の箇所でカ
ウル上面16に配設し得る。
【0049】本発明の前述の各実施例は、スクラムジェ
ットエンジン12を運転する新規改良方法を実施するも
のである。前述のように、この運転方法は、空気流44
を長さ方向軸線36に対して第1鋭角αで導き、次いで
空気流44を長さ方向軸線36とほぼ平行に流れるよう
に転向させることを包含する。この時、燃料56を空気
流内に斜めに噴射して弧状流体境界58を形成する。追
加段階として、各好適実施例に関して前述した諸作用を
実現させる。
ットエンジン12を運転する新規改良方法を実施するも
のである。前述のように、この運転方法は、空気流44
を長さ方向軸線36に対して第1鋭角αで導き、次いで
空気流44を長さ方向軸線36とほぼ平行に流れるよう
に転向させることを包含する。この時、燃料56を空気
流内に斜めに噴射して弧状流体境界58を形成する。追
加段階として、各好適実施例に関して前述した諸作用を
実現させる。
【0050】以上、本発明の好適実施例を説明したが、
もちろん、本発明の範囲内で様々な改変が可能である。
もちろん、本発明の範囲内で様々な改変が可能である。
【0051】例示のみのためにさらに詳述すると、入口
合体燃焼器34は2次元軸対称または3次元断面流路を
有するように使用され得る。その選択はスクラムジェッ
トエンジンを特定の航空機に最適に合体し得るようにな
される。多数の燃料噴射口(例えば50、50a、50
b)を中央体表面18とカウル上面16に用いることが
でき、こうして垂直燃料噴射と傾斜燃料噴射の組合せを
可能にして自由流マッハ数の広い範囲にわたって性能を
高め得る。さらに、前述のように、カウル14における
第2段部78の高さをゼロにしてもよく、そして垂直燃
料噴射を、例えば、カウル前縁28の面における流れ通
過高さが比較的小さくそしてカウル表面前部16A上の
流入空気流44のレイノルズ数がかなり安定した乱流境
界層をもたらすような箇所で導入し得る。本発明の特別
な利点は可変入口形状を要しないことであるが、しかし
本発明を他の実施例において可変形状とともに適用する
ことにより、入口合体燃焼器34の燃焼器域における空
気流圧縮の程度と面積分布とを制御し得る。
合体燃焼器34は2次元軸対称または3次元断面流路を
有するように使用され得る。その選択はスクラムジェッ
トエンジンを特定の航空機に最適に合体し得るようにな
される。多数の燃料噴射口(例えば50、50a、50
b)を中央体表面18とカウル上面16に用いることが
でき、こうして垂直燃料噴射と傾斜燃料噴射の組合せを
可能にして自由流マッハ数の広い範囲にわたって性能を
高め得る。さらに、前述のように、カウル14における
第2段部78の高さをゼロにしてもよく、そして垂直燃
料噴射を、例えば、カウル前縁28の面における流れ通
過高さが比較的小さくそしてカウル表面前部16A上の
流入空気流44のレイノルズ数がかなり安定した乱流境
界層をもたらすような箇所で導入し得る。本発明の特別
な利点は可変入口形状を要しないことであるが、しかし
本発明を他の実施例において可変形状とともに適用する
ことにより、入口合体燃焼器34の燃焼器域における空
気流圧縮の程度と面積分布とを制御し得る。
【0052】本発明の他の実施例は、空気流44を前方
体表面64に沿う方向から後方体表面90に沿う方向へ
転向させるために鈍角で交差し合う2つの長さ方向中心
軸線についてほぼ対称に配置した複数の部分を有する入
口燃焼器34を包含し得る。また、入口38と出口40
は長さ方向軸線36と垂直に設けなくてもよい。
体表面64に沿う方向から後方体表面90に沿う方向へ
転向させるために鈍角で交差し合う2つの長さ方向中心
軸線についてほぼ対称に配置した複数の部分を有する入
口燃焼器34を包含し得る。また、入口38と出口40
は長さ方向軸線36と垂直に設けなくてもよい。
【図1】本発明の好適実施例によるスクラムジェットエ
ンジンを含む、航空機と一体のスクラムジェットの概略
斜視図である。
ンジンを含む、航空機と一体のスクラムジェットの概略
斜視図である。
【図2】図1に示した航空機と一体のスクラムジェット
の概略断面側面図で、本発明の好適実施例によるスクラ
ムジェットエンジンの作用を示す。
の概略断面側面図で、本発明の好適実施例によるスクラ
ムジェットエンジンの作用を示す。
【図3】図1と図2に示したスクラムジェットエンジン
のうちの一つの概略的な部分断面側面図である。
のうちの一つの概略的な部分断面側面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すスクラムジェットエ
ンジンの概略的な部分断面側面図である。
ンジンの概略的な部分断面側面図である。
10 極超音速航空機
12 スクラムジェットエンジン
14 カウル
16 カウル上面
16A カウル上面前部
16B カウル上面後部
18 中央体表面(第1表面)
18A 中央体表面前部
18B 中央体表面後部
20 側壁
22 段部
28 カウル前縁
30 カウル後縁
32 カウル下面
34 入口合体燃焼器
38 入口
40 出口
46 燃料噴射装置
58 流体境界
60 亜音速燃料域
62 超音速流体域
64 前方体表面(第2表面)
66 のど
68 超音速先細流路
70 超音速末広流路
78 段部
80 機首表面(第3表面)
82 屈折点
84 航空機前縁
90 後方体表面(第4表面)
92 超音速排気ノズル
Claims (26)
- 【請求項1】 後方に面する段部を有する第1表面と
、前縁および後縁を有しかつ前後両縁間に延在する上面
および下面を有するカウルであって、前記カウル上面が
前記第1表面から隔たりかつ該表面と概して平行であっ
て両面間に入口合体燃焼器を画成し、この入口合体燃焼
器が超音速入口空気流を受入れて該入口合体燃焼器内に
導く入口を有するようなカウルと、超音速燃焼ガスを発
生するために燃料を前記段部において前記入口合体燃焼
器内に噴射して前記超音速入口空気流と混合する燃料噴
射装置とからなるスクラムジェットエンジン。 - 【請求項2】 前記第1表面と前記カウル上面との間
に延在する1対の相隔たる側壁をさらに含み、そして前
記入口合体燃焼器は概して長方形でありかつ前記1対の
側壁と前記第1表面と前記カウル上面とによって画成さ
れている、請求項1記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項3】 前記燃料噴射装置は燃料を前記段部か
ら後方に前記第1表面に隣接して噴射することにより前
記段部から後方に延在する流体境界を生成するように作
用し、この流体境界は同境界から前記第1表面まで延在
する亜音速燃料域と、前記流体境界から前記カウル上面
まで延在する超音速流体域とを画成する、請求項1記載
のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項4】 前記流体境界は弧状でありかつ前記カ
ウル上面から隔たって前記超音速流体域内に最小流れ面
積ののどを画成する、請求項3記載のスクラムジェット
エンジン。 - 【請求項5】 前記流体境界は前記超音速流体域内に
前記カウル前縁から前記のどまで延在する先細流路を画
成する、請求項4記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項6】 前記燃料噴射装置は、燃料をそれが前
記流体境界を通って前記先細流路に入り前記カウル上面
に向かうように噴射して前記超音速入口空気流と混合す
るように作用する、請求項5記載のスクラムジェットエ
ンジン。 - 【請求項7】 前記第1表面から同面に対して第1鋭
角で上流方向に延在しかつ前記第1表面との間に前記の
後方に面する段部を画成する第2表面をさらに含み、こ
の第2表面は、前記超音速入口空気流を該第2表面と平
行にかつ前記カウル上面に対して第2鋭角で導いて前記
燃料噴射装置からの燃料を前記カウル上面に向けること
により前記超音速流体域内の前記燃料と前記超音速入口
空気流の混合を増すように作用する、請求項5記載のス
クラムジェットエンジン。 - 【請求項8】 前記カウル前縁近辺の前記カウル上面
は、前記カウル前縁から斜めに前記先細流路内に延びる
カウル衝撃波を生じて前記燃料と前記超音速入口空気流
との混合を増すのに有効な前記第2鋭角をなすように前
記超音速入口空気流と前記段部とに対して配置されてい
る、請求項5記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項9】 前記第1表面から同面に対して第1鋭
角で上流方向に延在しかつ前記第1表面との間に前記の
後方に面する段部を画成する第2表面をさらに含み、そ
して前記燃料噴射装置は、燃料をそれが前記流体境界を
通って前記先細流路に入り前記カウル上面に向かうよう
に噴射して前記超音速入口空気流と混合するように作用
し、また前記第2表面は、前記超音速入口空気流を該第
2表面と平行に前記カウル上面に対して第2鋭角で導い
て前記燃料噴射装置からの燃料を前記カウル上面に向け
ることにより前記超音速流体域内の前記燃料と前記超音
速入口空気流の混合を増すように作用し、さらに、前記
カウル前縁近辺の前記カウル上面は、前記カウル前縁か
ら斜めに前記先細ノズル内に延びるカウル衝撃波を生じ
て前記燃料と前記超音速入口空気流との混合を増すのに
有効な前記第2鋭角をなすように前記超音速入口空気流
と前記段部とに対して配置されている、請求項5記載の
スクラムジェットエンジン。 - 【請求項10】 前記燃料噴射装置は、前記入口空気
流の速度に応じて前記流体境界の形状を変えて前記先細
流路内の前記入口空気流の絞り比を可変にするように作
用する、請求項9記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項11】 前記燃料噴射装置は、前記入口空気
流の速度に応じて前記流体境界の形状を変えて前記先細
流路内の前記入口空気流の絞り比を可変にするように作
用する、請求項5記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項12】 前記カウル上面は前記前縁から前記
後縁まで平坦であり、また前記第1表面も平坦であり、
そして前記入口合体燃焼器は実質的に一定の流れ面積を
有する、請求項4記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項13】 前記カウル上面は前部と後部を有し
、また前記第1表面は前記カウル上面前部および後部と
それぞれ実質的に平行な前部と後部を有する、請求項4
記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項14】 前記第1表面の前記前部と前記後部
は互いに傾斜しており、また前記カウルの前記前部と前
記後部も互いに傾斜している、請求項13記載のスクラ
ムジェットエンジン。 - 【請求項15】 前記カウル上面前部を前記カウル上
面後部に接続する後方に面する段部をさらに含む請求項
13記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項16】 前記燃料噴射装置は燃料を前記カウ
ルの前記の後方に面する段部において前記入口合体燃焼
器内に噴射するように作用する、請求項15記載のスク
ラムジェットエンジン。 - 【請求項17】 前記第1表面の前記前部と前記後部
は互いに傾斜しており、また前記カウルの前記前部と前
記後部も互いに傾斜している、請求項16記載のスクラ
ムジェットエンジン。 - 【請求項18】 前記第2表面から屈折点で同面に対
し鈍角で上流方向に延在する第3表面をさらに含み、こ
の第3表面は、前記スクラムジェットエンジンを包含す
る、航空機と一体のスクラムジェットの航空機前縁で終
わる機首を形成しており、この機首は超音速の機速で前
記航空機前縁から斜めの機首衝撃波を発生するように作
用し、また前記第2表面は前記屈折点から斜めの前方体
衝撃波を発生するように作用し、前記機首衝撃波と前記
前方体衝撃波はともに、前記カウル前縁において前記入
口合体燃焼器に導入される前記入口空気流の再圧縮をな
す、請求項4記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項19】 前記第2および第3表面は、実質的
に前記入口合体燃焼器内に導入される機首衝撃波と前方
体衝撃波を発生するように前記カウル前縁に対して配置
されている、請求項18記載のスクラムジェットエンジ
ン。 - 【請求項20】 前記流体境界は、前記超音速流体域
において前記のどから前記カウル後縁まで延在する末広
流路を画成し、この末広流路は前記燃料と前記超音速入
口空気流とから生成された超音速燃焼ガスを導く、請求
項4記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項21】 前記カウル上面まで延在する前記ス
クラムジェットの出口において前記第1表面から下流方
向に延在する第4表面をさらに含み、この第4表面は、
前記入口合体燃焼器から前記燃焼ガスを排出する超音速
排気ノズルの境界を画成している、請求項20記載のス
クラムジェットエンジン。 - 【請求項22】 前記燃料噴射装置は前記入口空気流
に応じて前記流体境界の形状を変えて前記末広流路内の
前記燃焼ガスの膨張比を可変にするように作用する、請
求項21記載のスクラムジェットエンジン。 - 【請求項23】 前記燃料噴射装置は前記流体境界を
前記第4表面において前記スクラムジェット出口と交差
させるように作用する、請求項22記載のスクラムジェ
ットエンジン。 - 【請求項24】 前記第4表面は、前記スクラムジェ
ットエンジンを包含する、航空機と一体のスクラムジェ
ットの後方体の面である、請求項21記載のスクラムジ
ェットエンジン。 - 【請求項25】 前記第1表面から同面に対して第1
鋭角で上流方向に延在しかつ前記第1表面との間に前記
の後方に面する段部を画成する第2表面をさらに含み、
そして前記カウル前縁は前記の後方に面する段部に対し
て上流に配置され、前記第2表面とともに、前記の後方
に面する段部まで延在する先細輪郭を有する前記入口を
画成している、請求項4記載のスクラムジェットエンジ
ン。 - 【請求項26】 第1表面とカウル上面との間に画成
されかつ長さ方向軸線を有するスクラムジェットエンジ
ンを運転する方法であって、超音速空気流を前記エンジ
ン内に前記長さ方向軸線に対して鋭角で導くことと、前
記エンジンに導入された前記空気流を転向させて前記長
さ方向軸線とほぼ平行に流すことと、燃料を前記転向空
気流内に前記長さ方向軸線に対して斜めに噴射して弧状
の流体境界と、この流体境界から前記第1表面まで延在
する亜音速燃料域と、前記流体境界から前記カウル上面
まで延在して前記燃料と前記転向空気流の混合気を有す
る超音速流体域とを形成することからなるスクラムジェ
ットエンジン運転方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/486,640 US5085048A (en) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | Scramjet including integrated inlet and combustor |
| US486,640 | 1990-02-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04219452A true JPH04219452A (ja) | 1992-08-10 |
| JPH0692774B2 JPH0692774B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=23932691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3053524A Expired - Lifetime JPH0692774B2 (ja) | 1990-02-28 | 1991-02-27 | 入口と一体の燃焼器を有するスクラムジェット |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5085048A (ja) |
| JP (1) | JPH0692774B2 (ja) |
| CA (1) | CA2034434A1 (ja) |
| DE (1) | DE4105421A1 (ja) |
| FR (1) | FR2658868A1 (ja) |
| GB (1) | GB2243409A (ja) |
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