JPH04219707A - 光ファイバカプラおよびその製造方法 - Google Patents
光ファイバカプラおよびその製造方法Info
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- JPH04219707A JPH04219707A JP41251990A JP41251990A JPH04219707A JP H04219707 A JPH04219707 A JP H04219707A JP 41251990 A JP41251990 A JP 41251990A JP 41251990 A JP41251990 A JP 41251990A JP H04219707 A JPH04219707 A JP H04219707A
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- fiber
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信で用い
られる光ファイバカプラを効率よく、安価に製造するこ
とが可能な光ファイバカプラおよびその製造方法に関す
る。
られる光ファイバカプラを効率よく、安価に製造するこ
とが可能な光ファイバカプラおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信においては、光源から出
射した光や、光ファイバ中を伝搬する光を分岐、合流、
分波または合波する技術が非常に重要である。ここで、
分岐、合流という表現は、光の波長とは無関係に複数の
光を分けたり、重ね合わせ特定の方向に流すことを言う
。また分波、合波という表現は、異なる波長の複数の光
を扱う時に用い、分波は複数の波長の光が存在する光ビ
ームの中から特定の波長の光を取り出す際に、一方、合
波は複数の波長の光を一つの光ビームにまとめるときに
用いる。分岐、合流、分波、合波の技術は、光ファイバ
通信に限るものではないが、光ファイバ通信では、光フ
ァイバ中を伝搬する光を可能な限り外に出さないで処理
することが望まれている。すなわち、光ファイバ内を伝
搬している光を一旦外に出すと、再び光ファイバ中に入
射するためにレンズなどの光学系を使用する必要があり
、このときに結合損を生じる。また様々な光学系の表面
では、通常、光の反射が生じるので、不必要な光が逆方
向に戻って行き、これにより通信で使用している光源、
例えばレーザダイオードの動作状態を不安定にしたりす
る。
射した光や、光ファイバ中を伝搬する光を分岐、合流、
分波または合波する技術が非常に重要である。ここで、
分岐、合流という表現は、光の波長とは無関係に複数の
光を分けたり、重ね合わせ特定の方向に流すことを言う
。また分波、合波という表現は、異なる波長の複数の光
を扱う時に用い、分波は複数の波長の光が存在する光ビ
ームの中から特定の波長の光を取り出す際に、一方、合
波は複数の波長の光を一つの光ビームにまとめるときに
用いる。分岐、合流、分波、合波の技術は、光ファイバ
通信に限るものではないが、光ファイバ通信では、光フ
ァイバ中を伝搬する光を可能な限り外に出さないで処理
することが望まれている。すなわち、光ファイバ内を伝
搬している光を一旦外に出すと、再び光ファイバ中に入
射するためにレンズなどの光学系を使用する必要があり
、このときに結合損を生じる。また様々な光学系の表面
では、通常、光の反射が生じるので、不必要な光が逆方
向に戻って行き、これにより通信で使用している光源、
例えばレーザダイオードの動作状態を不安定にしたりす
る。
【0003】これらの観点から、光ファイバ中の光をな
るべくファイバ外に出さないようにして、光の分岐、合
流、分波、合波を行わせる素子として、光ファイバカプ
ラがある。光ファイバカプラにも種々のタイプがあり、
最も量産されているのは融着延伸型の光ファイバカプラ
である。この融着延伸の光ファイバカプラは、図13に
示すように、2本の光ファイバ1,1を互いに添わせた
後、適当な熱源、例えば水素などの燃焼ガスバーナ2で
加熱して融着させ、更に長手方向に引っ張って延伸する
。この結果、延伸部分3のファイバのコアは細められ、
延伸前にコア中を伝搬していた光は、大きくクラッド側
にしみ出すようになる。この結果、2つのコアの伝搬モ
ード間に電磁的な結合が生じてカプラとしての作用をす
るようになる。使用するファイバの種類によって、様々
なカプラ、例えば単一モードファイバカプラ、多モード
ファイバカプラ、偏波保持ファイバカプラなどがあるが
、現在の光ファイバ通信では単一モードファイバが主流
となっているために、光ファイバカプラにおいても単一
モードファイバカプラが主流となっている。
るべくファイバ外に出さないようにして、光の分岐、合
流、分波、合波を行わせる素子として、光ファイバカプ
ラがある。光ファイバカプラにも種々のタイプがあり、
最も量産されているのは融着延伸型の光ファイバカプラ
である。この融着延伸の光ファイバカプラは、図13に
示すように、2本の光ファイバ1,1を互いに添わせた
後、適当な熱源、例えば水素などの燃焼ガスバーナ2で
加熱して融着させ、更に長手方向に引っ張って延伸する
。この結果、延伸部分3のファイバのコアは細められ、
延伸前にコア中を伝搬していた光は、大きくクラッド側
にしみ出すようになる。この結果、2つのコアの伝搬モ
ード間に電磁的な結合が生じてカプラとしての作用をす
るようになる。使用するファイバの種類によって、様々
なカプラ、例えば単一モードファイバカプラ、多モード
ファイバカプラ、偏波保持ファイバカプラなどがあるが
、現在の光ファイバ通信では単一モードファイバが主流
となっているために、光ファイバカプラにおいても単一
モードファイバカプラが主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな融着延伸型の光ファイバカプラにあっては次のよう
な問題があった。
うな融着延伸型の光ファイバカプラにあっては次のよう
な問題があった。
【0005】すなわち、1組の光ファイバカプラの作製
は、カプラの端末から光を入射して出射端での光の様子
をモニターしながら再現性良く製造することができるが
、複数のファイバ対を並べておいて同時に作製しようと
すると、モニターしたデータのフィードバックは、1組
のカプラに対してのみしか出来ないので、他のカプラは
言わば盲で作製することになる。仮に図14に示すよう
に、複数組のファイバ対3を大形のバーナ4で加熱しつ
つ、同時に融着延伸するにしても、作製されたカプラの
結合度のばらつきが非常に大きい。その理由は、それぞ
れのカプラの融着延伸部が分離しているので、加熱条件
を全て揃えることが困難となるからである。
は、カプラの端末から光を入射して出射端での光の様子
をモニターしながら再現性良く製造することができるが
、複数のファイバ対を並べておいて同時に作製しようと
すると、モニターしたデータのフィードバックは、1組
のカプラに対してのみしか出来ないので、他のカプラは
言わば盲で作製することになる。仮に図14に示すよう
に、複数組のファイバ対3を大形のバーナ4で加熱しつ
つ、同時に融着延伸するにしても、作製されたカプラの
結合度のばらつきが非常に大きい。その理由は、それぞ
れのカプラの融着延伸部が分離しているので、加熱条件
を全て揃えることが困難となるからである。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、特性の揃った複数のカプラを同時に再現性良く製造
することが可能な光ファイバカプラおよびその製造方法
の提供を目的としている。
で、特性の揃った複数のカプラを同時に再現性良く製造
することが可能な光ファイバカプラおよびその製造方法
の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光ファイバカプ
ラは、コアとクラッドを有する複数組の導波路を、該ク
ラッドの屈折率よりも低い屈折率のガラス中に配設した
マルチコアファイバの一部に延伸部を形成してなり、上
記各組の導波路間で光結合を行う構成としたことによっ
て、上記課題を解消した。
ラは、コアとクラッドを有する複数組の導波路を、該ク
ラッドの屈折率よりも低い屈折率のガラス中に配設した
マルチコアファイバの一部に延伸部を形成してなり、上
記各組の導波路間で光結合を行う構成としたことによっ
て、上記課題を解消した。
【0008】また上記光ファイバカプラの製造方法とし
ては、コアとクラッドを有する複数組の導波路を、該ク
ラッドの屈折率よりも低い屈折率を有するガラス母材に
配置し、次いで該ガラス母材を加熱して導波路とガラス
母材を一体化し、さらに線引してマルチコアファイバを
形成し、次いで該マルチコアファイバの一部を加熱延伸
する製造方法が望ましい。
ては、コアとクラッドを有する複数組の導波路を、該ク
ラッドの屈折率よりも低い屈折率を有するガラス母材に
配置し、次いで該ガラス母材を加熱して導波路とガラス
母材を一体化し、さらに線引してマルチコアファイバを
形成し、次いで該マルチコアファイバの一部を加熱延伸
する製造方法が望ましい。
【0009】上記導波路の構造としては、全て同一であ
っても良く、また2本1組の導波路の構造が互いに異な
っていても良い。
っても良く、また2本1組の導波路の構造が互いに異な
っていても良い。
【0010】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
する。
【0011】図1は、本発明に係わる光ファイバカプラ
の一例を示すものであって、この光ファイバカプラ10
は、コア11とクラッド12を有する複数の導波路13
を、クラッドの屈折率よりも低い屈折率のガラスからな
る支持ガラス体14中に配設したマルチコアファイバ1
5の一部に延伸部16を形成して構成されている。
の一例を示すものであって、この光ファイバカプラ10
は、コア11とクラッド12を有する複数の導波路13
を、クラッドの屈折率よりも低い屈折率のガラスからな
る支持ガラス体14中に配設したマルチコアファイバ1
5の一部に延伸部16を形成して構成されている。
【0012】上記導波路13は、光ファイバと同様に、
例えば酸化ゲルマニウムを添加した石英からなる高屈折
率のコア11と、その周囲の石英からなるクラッド12
を備えたものである。複数の導波路13は、接触状態に
配された2本を1組とし、4組をガラス母材14中にそ
れぞれ間隔をあけて配置されている。
例えば酸化ゲルマニウムを添加した石英からなる高屈折
率のコア11と、その周囲の石英からなるクラッド12
を備えたものである。複数の導波路13は、接触状態に
配された2本を1組とし、4組をガラス母材14中にそ
れぞれ間隔をあけて配置されている。
【0013】上記支持ガラス体14は、フッ素或いはボ
ロン添加石英を材料とし、その屈折率を上記クラッド1
2を構成する石英よりも低く設定されている。
ロン添加石英を材料とし、その屈折率を上記クラッド1
2を構成する石英よりも低く設定されている。
【0014】図2は、図1に示す符号A,B間の屈折率
分布を示すものであって、この図に示すように低屈折率
の支持ガラス体14中に、石英からなるクラッド12と
それよりも高屈折率のコア11とからなる導波路13が
配置されている。
分布を示すものであって、この図に示すように低屈折率
の支持ガラス体14中に、石英からなるクラッド12と
それよりも高屈折率のコア11とからなる導波路13が
配置されている。
【0015】上記延伸部分16では、各組の2本の導波
路13が細められて接近し、それぞれのコア間で光結合
が生じるようになっている。したがって、この2本1組
の導波路13により、1つの光ファイバカプラ(2×2
型カプラ)が構成され、この光ファイバカプラ10にお
いては、4組の導波路により4つの2×2型カプラ17
が形成されている。
路13が細められて接近し、それぞれのコア間で光結合
が生じるようになっている。したがって、この2本1組
の導波路13により、1つの光ファイバカプラ(2×2
型カプラ)が構成され、この光ファイバカプラ10にお
いては、4組の導波路により4つの2×2型カプラ17
が形成されている。
【0016】この光ファイバカプラ10は、図3に示す
ように、両端面に光接続器(コネクタ)18を取り付け
、光ファイバカプラの各導波路13の端面と、光ファイ
バ19の端面とを突き合わせて接続する。このように構
成することにより、各組の2本の導波路13のそれぞれ
の両端に接続された計4本の光ファイバ19は、図4に
示す2×2型カプラ17において符号P1〜P4で示す
ポートとなる。そしてこれらのポートのうちの1つ(例
えばP1)に光を入射すれば、反対側の2つのポート(
P3,P4)から光パワーが得られる。
ように、両端面に光接続器(コネクタ)18を取り付け
、光ファイバカプラの各導波路13の端面と、光ファイ
バ19の端面とを突き合わせて接続する。このように構
成することにより、各組の2本の導波路13のそれぞれ
の両端に接続された計4本の光ファイバ19は、図4に
示す2×2型カプラ17において符号P1〜P4で示す
ポートとなる。そしてこれらのポートのうちの1つ(例
えばP1)に光を入射すれば、反対側の2つのポート(
P3,P4)から光パワーが得られる。
【0017】この光ファイバカプラ10は、1つの支持
ガラス体14内に複数組の導波路13を配置して、その
一部に延伸部16を形成することにより、各組の導波路
13に光結合を生じさせてカプラを形成し、複数のカプ
ラを集合した構成なので、複数のカプラを別個に配置す
る場合に比べ、全体の形状を小さくすることができる。 また、通常の融着延伸型光ファイバカプラよりも延伸部
分の径が太いので、外力に対して安定であり、更に、延
伸部分(カプラ部分)全体を低屈折率のガラス内に埋め
込んだ構造なので、カプラに外部から異物が接触しても
、光学特性が変化することなく、機械的、光学的に安定
である。
ガラス体14内に複数組の導波路13を配置して、その
一部に延伸部16を形成することにより、各組の導波路
13に光結合を生じさせてカプラを形成し、複数のカプ
ラを集合した構成なので、複数のカプラを別個に配置す
る場合に比べ、全体の形状を小さくすることができる。 また、通常の融着延伸型光ファイバカプラよりも延伸部
分の径が太いので、外力に対して安定であり、更に、延
伸部分(カプラ部分)全体を低屈折率のガラス内に埋め
込んだ構造なので、カプラに外部から異物が接触しても
、光学特性が変化することなく、機械的、光学的に安定
である。
【0018】次に、本発明に係わる光ファイバカプラの
製造方法を説明する。
製造方法を説明する。
【0019】図5ないし図8は、本発明方法の一例を示
す図であって、この例による製造方法では、まず図5に
示すように、低屈折率ガラスからなり導波路挿入用の8
個の貫通孔20を形成した円筒状のガラス母材21と、
コア11とクラッド12を有する導波路母材22とをそ
れぞれ作製し、ガラス母材21のそれぞれの貫通孔20
内に導波路母材22を挿入する。
す図であって、この例による製造方法では、まず図5に
示すように、低屈折率ガラスからなり導波路挿入用の8
個の貫通孔20を形成した円筒状のガラス母材21と、
コア11とクラッド12を有する導波路母材22とをそ
れぞれ作製し、ガラス母材21のそれぞれの貫通孔20
内に導波路母材22を挿入する。
【0020】次にガラス母材21と導波路母材22の集
合体を加熱路内に入れ、1800℃程度に加熱し、貫通
孔20と導波路母材22との隙間を潰し(コラプス)、
図6に示すようにガラス母材21と8本の導波路母材2
2とを一体化したマルチコアファイバ母材23を作製す
る。
合体を加熱路内に入れ、1800℃程度に加熱し、貫通
孔20と導波路母材22との隙間を潰し(コラプス)、
図6に示すようにガラス母材21と8本の導波路母材2
2とを一体化したマルチコアファイバ母材23を作製す
る。
【0021】次に、図7に示すようにマルチコアファイ
バ母材23を線引炉に取り付け、母材先端を加熱装置2
4で局部加熱しつつファイバ状に引き出し、図6に示し
たマルチコアファイバ母材23と同じ断面形状のマルチ
コアファイバ25を作製する。作製されたマルチコアフ
ァイバ25は、図示略の巻き取りボビンに巻き取られる
。
バ母材23を線引炉に取り付け、母材先端を加熱装置2
4で局部加熱しつつファイバ状に引き出し、図6に示し
たマルチコアファイバ母材23と同じ断面形状のマルチ
コアファイバ25を作製する。作製されたマルチコアフ
ァイバ25は、図示略の巻き取りボビンに巻き取られる
。
【0022】次に、作製されたマルチコアファイバ25
を適宜な長さに切断し、切断したファイバの中央を、図
8に示すように酸水素バーナ26などの加熱手段により
加熱しつつ、長さ方向に引っ張って、加熱部分を延伸す
る。この操作によって、図1に示す光ファイバカプラ1
0が作製される。
を適宜な長さに切断し、切断したファイバの中央を、図
8に示すように酸水素バーナ26などの加熱手段により
加熱しつつ、長さ方向に引っ張って、加熱部分を延伸す
る。この操作によって、図1に示す光ファイバカプラ1
0が作製される。
【0023】この加熱、延伸操作にあっては、マルチコ
アファイバ25内の導波路13の両端に光ファイバ19
を接続し、一方側の1本の光ファイバに光を入射し、こ
れに接続する導波路と、これと対をなす導波路の双方の
反対側(出射側)に接続された2本の光ファイバ19の
出射光強度をモニターしておき、2本の出射側光ファイ
バからの出射光強度から結合度を求め、適宜な結合度が
得られるように延伸量を調節することが望ましい。
アファイバ25内の導波路13の両端に光ファイバ19
を接続し、一方側の1本の光ファイバに光を入射し、こ
れに接続する導波路と、これと対をなす導波路の双方の
反対側(出射側)に接続された2本の光ファイバ19の
出射光強度をモニターしておき、2本の出射側光ファイ
バからの出射光強度から結合度を求め、適宜な結合度が
得られるように延伸量を調節することが望ましい。
【0024】ここで、光ファイバカプラにおける結合度
とは、図4に示す構成の2×2型カプラ17にあっては
、ポートP1に特定強度の光(その強度をP1とする)
を入射し、出射側のポートP3,P4からの出射光(そ
の強度をそれぞれP3,P4とする)を求め、次の数1
の式により得られる。
とは、図4に示す構成の2×2型カプラ17にあっては
、ポートP1に特定強度の光(その強度をP1とする)
を入射し、出射側のポートP3,P4からの出射光(そ
の強度をそれぞれP3,P4とする)を求め、次の数1
の式により得られる。
【0025】
【数1】
【0026】またこのカプラにおける過剰損失は、次の
数2により得られる。
数2により得られる。
【0027】
【数2】
【0028】上記製造方法によれば、複数のカプラを作
製する時に、個々のカプラへの加熱条件を容易に揃える
ことができるため、特性のそろった光ファイバカプラを
複数同時に再現性良く作製することができる。
製する時に、個々のカプラへの加熱条件を容易に揃える
ことができるため、特性のそろった光ファイバカプラを
複数同時に再現性良く作製することができる。
【0029】図9は、本発明方法の他の例を示す図であ
る。この例による製造方法では、4つの貫通孔20を形
成したガラス母材21と、クラッド12内に2つのコア
11を対向して設けたツインコアファイバ母材27とを
用い、ガラス母材21の各貫通孔20内に、ツインコア
ファイバ母材27を挿入する。このツインコアファイバ
母材27は、酸化ゲルマニウム添加石英の2つのコア1
1とその周囲の石英からなるクラッド12を備えてなる
ものである。
る。この例による製造方法では、4つの貫通孔20を形
成したガラス母材21と、クラッド12内に2つのコア
11を対向して設けたツインコアファイバ母材27とを
用い、ガラス母材21の各貫通孔20内に、ツインコア
ファイバ母材27を挿入する。このツインコアファイバ
母材27は、酸化ゲルマニウム添加石英の2つのコア1
1とその周囲の石英からなるクラッド12を備えてなる
ものである。
【0030】次に、この集合体を加熱炉内に入れ、ガラ
ス母材21と4本のツインコアファイバ母材27とを一
体化してマルチコアファイバ母材とする。次に、このマ
ルチコアファイバ母材を線引し、マルチコアファイバを
作製する。次に、得られたマルチコアファイバを所望の
長さに切断し、その一部を加熱しつつ延伸して延伸部分
を形成する。
ス母材21と4本のツインコアファイバ母材27とを一
体化してマルチコアファイバ母材とする。次に、このマ
ルチコアファイバ母材を線引し、マルチコアファイバを
作製する。次に、得られたマルチコアファイバを所望の
長さに切断し、その一部を加熱しつつ延伸して延伸部分
を形成する。
【0031】この延伸によって4本のツインコアファイ
バは細められ、コア間が接近し、各ツインコアファイバ
は2×2型カプラとして機能する。
バは細められ、コア間が接近し、各ツインコアファイバ
は2×2型カプラとして機能する。
【0032】この例により製造された光ファイバカプラ
は、図1に示す光ファイバカプラと同様に、カプラ両端
面のツインコアファイバ部分に、光ファイバ19をそれ
ぞれのコアとコアとを接触させて接続し、図3に示すよ
うに4つの2×2型カプラを備えた光ファイバカプラの
集合体として使用することができる。
は、図1に示す光ファイバカプラと同様に、カプラ両端
面のツインコアファイバ部分に、光ファイバ19をそれ
ぞれのコアとコアとを接触させて接続し、図3に示すよ
うに4つの2×2型カプラを備えた光ファイバカプラの
集合体として使用することができる。
【0033】この例による製造方法では、先の例と同様
に、特性のそろった光ファイバカプラを複数同時に再現
性良く作製することができるという効果が得られる他、
ガラス母材21に形成する貫通孔の数を減らすことがで
きるので、製造を簡略化できる、またツインコアファイ
バにおける各コア間の隙間を小さく設定できるので、延
伸量が小さくなるなどの効果が得られる。
に、特性のそろった光ファイバカプラを複数同時に再現
性良く作製することができるという効果が得られる他、
ガラス母材21に形成する貫通孔の数を減らすことがで
きるので、製造を簡略化できる、またツインコアファイ
バにおける各コア間の隙間を小さく設定できるので、延
伸量が小さくなるなどの効果が得られる。
【0034】なお、上記各例では、2本1組の導波路を
4組配置して光ファイバカプラを構成したが、導波路の
配置はこれに限定されることなく、3本以上の導波路を
1組とすることもでき、また導波路の組を4組以外の複
数組とすることもできる。
4組配置して光ファイバカプラを構成したが、導波路の
配置はこれに限定されることなく、3本以上の導波路を
1組とすることもでき、また導波路の組を4組以外の複
数組とすることもできる。
【0035】〔実験例〕本発明方法に基づいて光ファイ
バカプラの製造を実施した。
バカプラの製造を実施した。
【0036】低屈折率のガラス母材として、直径40m
m、長さ220mmのフッ素添加石英ガラスの円柱を容
易した。次にこのガラス円柱に、図5に示すように8個
の貫通孔を形成した。これら貫通孔の径は1.8mm、
1組の孔の隙間を0.15mm、孔中心からガラス母材
中心の間隔を13.35mmとした。
m、長さ220mmのフッ素添加石英ガラスの円柱を容
易した。次にこのガラス円柱に、図5に示すように8個
の貫通孔を形成した。これら貫通孔の径は1.8mm、
1組の孔の隙間を0.15mm、孔中心からガラス母材
中心の間隔を13.35mmとした。
【0037】一方、酸化ゲルマニウム添加石英ガラスの
コア材と、その周囲の石英製クラッド材からなる外径1
.67mmの導波路母材を作製し、長さ220mmに切
り揃え、上記ガラス母材のそれぞれの貫通孔内に挿入し
た。
コア材と、その周囲の石英製クラッド材からなる外径1
.67mmの導波路母材を作製し、長さ220mmに切
り揃え、上記ガラス母材のそれぞれの貫通孔内に挿入し
た。
【0038】次に、このガラス母材と導波路母材の複合
体を加熱炉内に入れ、1850℃に加熱し、貫通孔と導
波路母材間の隙間を潰し、一体化した。
体を加熱炉内に入れ、1850℃に加熱し、貫通孔と導
波路母材間の隙間を潰し、一体化した。
【0039】次に、得られた一体化母材を線引用の加熱
炉に入れ、図6に示すマルチコアファイバを作製した。 マルチコアファイバの外径は3mm、1つの導波路のパ
ラメータは表1に示す通りであった。
炉に入れ、図6に示すマルチコアファイバを作製した。 マルチコアファイバの外径は3mm、1つの導波路のパ
ラメータは表1に示す通りであった。
【0040】
【表1】
【0041】次に、得られたマルチコアファイバを約6
0mmの長さに切断し、その両端に専用コネクタを用い
てそれぞれ8本の光ファイバを接続した。そして一方の
端の任意の1組のファイバの内で、1本のファイバを選
び、そこに測定光を入射した。またこれに対応する出射
側の2本のファイバの出力光をモニターしながら、マル
チコアファイバの中央を酸水素バーナで加熱し、加熱部
分の延伸を行った。延伸量とモニターしたカプラの結合
度の関係を図10に示した。
0mmの長さに切断し、その両端に専用コネクタを用い
てそれぞれ8本の光ファイバを接続した。そして一方の
端の任意の1組のファイバの内で、1本のファイバを選
び、そこに測定光を入射した。またこれに対応する出射
側の2本のファイバの出力光をモニターしながら、マル
チコアファイバの中央を酸水素バーナで加熱し、加熱部
分の延伸を行った。延伸量とモニターしたカプラの結合
度の関係を図10に示した。
【0042】図10のピーク■を与える延伸量条件(延
伸長16mm)で延伸を終了し、図1に示すものと同様
な構成の光ファイバカプラを得た。
伸長16mm)で延伸を終了し、図1に示すものと同様
な構成の光ファイバカプラを得た。
【0043】得られた光ファイバカプラの4組のカプラ
について、結合度の波長依存性を測定した結果を図11
に示した。この光ファイバカプラの4つのカプラ(2×
2型カプラ)は、いわゆるWDM(波長多重型)カプラ
であり、得られたカプラでは、波長1.3μmと1.5
5μmの波長の光を分波したり、合波する機能を有して
いた。 図11に示したように、4組のカプラの光結合特性はか
なり良く揃っており、また表2に示すように挿入損失、
波長、分離度は全て満足すべき結果であった。
について、結合度の波長依存性を測定した結果を図11
に示した。この光ファイバカプラの4つのカプラ(2×
2型カプラ)は、いわゆるWDM(波長多重型)カプラ
であり、得られたカプラでは、波長1.3μmと1.5
5μmの波長の光を分波したり、合波する機能を有して
いた。 図11に示したように、4組のカプラの光結合特性はか
なり良く揃っており、また表2に示すように挿入損失、
波長、分離度は全て満足すべき結果であった。
【0044】
【表2】
【0045】次に、別の例として、結合度の波長依存性
を抑えたカプラの製造を実施した。この例では、表3に
示す構造パラメータを持つファイバ(ファイバ■とファ
イバ■)の2本が1組となって、4組が支持ガラス体に
埋め込まれた構造のマルチコアファイバを使用した。
を抑えたカプラの製造を実施した。この例では、表3に
示す構造パラメータを持つファイバ(ファイバ■とファ
イバ■)の2本が1組となって、4組が支持ガラス体に
埋め込まれた構造のマルチコアファイバを使用した。
【0046】
【表3】
【0047】このマルチコアファイバを用いて先の例と
同様に光ファイバカプラを作製した。得られた光ファイ
バカプラの4つのカプラの結合度と波長依存性の関係を
測定し、その結果を図12に示した。
同様に光ファイバカプラを作製した。得られた光ファイ
バカプラの4つのカプラの結合度と波長依存性の関係を
測定し、その結果を図12に示した。
【0048】図12に示したように、得られた光ファイ
バカプラに含まれる4つのカプラ(2×2型カプラ)は
、いわゆるWIC型(波長非依存性)のカプラであり、
それらの特性はよく揃っており、特に波長1.55μm
の近傍では、1端から入射した光はほぼ50%:50%
に分岐されていることがわかる。
バカプラに含まれる4つのカプラ(2×2型カプラ)は
、いわゆるWIC型(波長非依存性)のカプラであり、
それらの特性はよく揃っており、特に波長1.55μm
の近傍では、1端から入射した光はほぼ50%:50%
に分岐されていることがわかる。
【0049】ところで、マルチコアファイバを作製する
場合の基本的な条件としては、マルチコアファイバのコ
アのピッチは、一般に使用されている光ファイバの外径
と等しいかそれ以上であることが望ましい。
場合の基本的な条件としては、マルチコアファイバのコ
アのピッチは、一般に使用されている光ファイバの外径
と等しいかそれ以上であることが望ましい。
【0050】またマルチコアファイバの個々のファイバ
群、すなわち延伸することによりカプラを形成する1組
のファイバ群と隣接するファイバ群との距離Lと、個々
のファイバのクラッドの屈折率とマルチコアファイバ全
体を支える低屈折率領域の屈折率との差ΔS(%)は、
カプラを形成するために延伸した時でも、カプラ相互間
で実質的に電磁波的な結合を起こさないようなものでな
ければならない。実験的な検討では、マルチコアファイ
バ延伸後で次式数3の関係を満たせば良い。
群、すなわち延伸することによりカプラを形成する1組
のファイバ群と隣接するファイバ群との距離Lと、個々
のファイバのクラッドの屈折率とマルチコアファイバ全
体を支える低屈折率領域の屈折率との差ΔS(%)は、
カプラを形成するために延伸した時でも、カプラ相互間
で実質的に電磁波的な結合を起こさないようなものでな
ければならない。実験的な検討では、マルチコアファイ
バ延伸後で次式数3の関係を満たせば良い。
【0051】
【数3】
【0052】この程度であれば、実質的に、隣接カプラ
間の電磁波的な結合、いわゆる漏話は問題とならないこ
とが分かった。
間の電磁波的な結合、いわゆる漏話は問題とならないこ
とが分かった。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のカプラを作製する時、個々のカプラへの加熱条件
を容易にそろえることができるため、特性の揃った光カ
プラを複数同時に再現性良く作製することができる。ま
た、1つの支持ガラス内に複数の延伸型カプラが作製で
きるので、個々のカプラを別個に接続する場合に比べ、
全体の大きさを小さくすることができる。また通常の融
着延伸型光ファイバカプラよりも融着延伸部の形状が太
くなるので、外力に対し機械的、光学的に安定である。 さらに各カプラの融着延伸部分を低屈折率の支持ガラス
体中に埋め込むことができるので、カプラに外部から異
物が接触しても光学的、伝送的な特性が変化せず、極め
て安定性に優れたカプラが得られる。
複数のカプラを作製する時、個々のカプラへの加熱条件
を容易にそろえることができるため、特性の揃った光カ
プラを複数同時に再現性良く作製することができる。ま
た、1つの支持ガラス内に複数の延伸型カプラが作製で
きるので、個々のカプラを別個に接続する場合に比べ、
全体の大きさを小さくすることができる。また通常の融
着延伸型光ファイバカプラよりも融着延伸部の形状が太
くなるので、外力に対し機械的、光学的に安定である。 さらに各カプラの融着延伸部分を低屈折率の支持ガラス
体中に埋め込むことができるので、カプラに外部から異
物が接触しても光学的、伝送的な特性が変化せず、極め
て安定性に優れたカプラが得られる。
【図1】本発明の光ファイバカプラの一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1中の符号A,B間の屈折率分布を示すグラ
フである。
フである。
【図3】図1の光ファイバカプラの接続状態を示す概略
平面図である。
平面図である。
【図4】図3における1つのカプラの作用を示す概略図
である。
である。
【図5】本発明による光ファイバカプラの製造方法の一
例を説明するための図であって、ガラス母材に導波路母
材を挿入する工程の斜視図である。
例を説明するための図であって、ガラス母材に導波路母
材を挿入する工程の斜視図である。
【図6】ガラス母材と導波路母材との一体化工程を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】一体化母材の線引工程を示す概略側面図である
。
。
【図8】マルチコアファイバの延伸工程を示す斜視図で
ある。
ある。
【図9】本発明による光ファイバカプラの製造方法の他
の例を説明するための図であって、ガラス母材にツイン
コアファイバ母材を挿入する工程の斜視図である。
の例を説明するための図であって、ガラス母材にツイン
コアファイバ母材を挿入する工程の斜視図である。
【図10】本発明に係わる光ファイバカプラにおける結
合度と延伸長の関係を示すグラフである。
合度と延伸長の関係を示すグラフである。
【図11】本発明に係わる光ファイバカプラにおける結
合度の波長依存性の1例を示すグラフである。
合度の波長依存性の1例を示すグラフである。
【図12】本発明に係わる光ファイバカプラにおける結
合度の波長依存性の別の例を示すグラフである。
合度の波長依存性の別の例を示すグラフである。
【図13】従来の光カプラの製造方法の一例を説明する
ための側面図である。
ための側面図である。
【図14】従来の光カプラの製造方法の他の例を説明す
るための斜視図である。
るための斜視図である。
10 光ファイバカプラ
11 コア
12 クラッド
13 導波路
14 支持ガラス体
15 マルチコアファイバ
16 延伸部分
17 カプラ
20 貫通孔
21 ガラス母材
22 導波路母材
23 マルチコアファイバ母材
25 マルチコアファイバ
27 ツインコアファイバ母材
Claims (4)
- 【請求項1】 コアとクラッドを有する複数組の導波
路を、該クラッドの屈折率よりも低い屈折率のガラス中
に配設したマルチコアファイバの一部に延伸部を形成し
てなり、上記各組の導波路間で光結合を行うことを特徴
とする光ファイバカプラ。 - 【請求項2】 コアとクラッドを有する複数組の導波
路を、該クラッドの屈折率よりも低い屈折率を有するガ
ラス母材に配置し、次いで該ガラス母材を加熱して導波
路とガラス母材を一体化し、さらに線引してマルチコア
ファイバを形成し、次いで該マルチコアファイバの一部
を加熱延伸することを特徴とする光ファイバカプラの製
造方法。 - 【請求項3】 導波路の構造が、全て同一であること
を特徴とする請求項2記載の光ファイバカプラの製造方
法。 - 【請求項4】 2本1組の導波路の構造が互いに異な
っていることを特徴とする請求項2記載の光ファイバカ
プラの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412519A JP3009746B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 光ファイバカプラおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412519A JP3009746B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 光ファイバカプラおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04219707A true JPH04219707A (ja) | 1992-08-10 |
| JP3009746B2 JP3009746B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=18521348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2412519A Expired - Fee Related JP3009746B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 光ファイバカプラおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3009746B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008226886A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Fujikura Ltd | 光ポンピングデバイス、光増幅器、ファイバレーザ及び光ポンピングデバイス用マルチコアファイバとその製造方法 |
| JPWO2013141112A1 (ja) * | 2012-03-23 | 2015-08-03 | 住友電気工業株式会社 | 干渉測定装置 |
| JP2018136464A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 日本電信電話株式会社 | 光ファイバ及び光通信システム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105739016A (zh) * | 2014-12-11 | 2016-07-06 | 深圳市锦特尔技术有限公司 | 一种制备耦合器的方法及其治具 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP2412519A patent/JP3009746B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3009746B2 (ja) | 2000-02-14 |
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