JPH04220410A - ハイブリッドポリマーの水性分散物及びそれより得られるコーティング組成物 - Google Patents
ハイブリッドポリマーの水性分散物及びそれより得られるコーティング組成物Info
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- JPH04220410A JPH04220410A JP3062363A JP6236391A JPH04220410A JP H04220410 A JPH04220410 A JP H04220410A JP 3062363 A JP3062363 A JP 3062363A JP 6236391 A JP6236391 A JP 6236391A JP H04220410 A JPH04220410 A JP H04220410A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広く、核/殻構造の、水
に分散し得るハイブリッドポリマー(hybridpo
lymer)に関する。当該ハイブリッドポリマーは、
(A) ポリマー(核)と、その上にグラフトされた(
B) 一以上の付加重合体に基づく鎖(殻)を含有する
。本発明はまた、広く、これらのハイブリッドポリマー
の水性分散物及びそれに基づくコーティング組成物に関
する。当該コーティング組成物は、プライマー/サーフ
ェーサー、クリアコーティング及び着色塗料としての使
用に特に適している。 【0002】 【従来の技術】一以上の付加重合体に基づく鎖がその上
にグラフトされたポリマー骨格を含有するハイブリッド
ポリマーは、一般的な意味で、コーティング組成物にお
いて使用されているように、当業者に公知である。例え
ば、西ドイツ特許出願A−2304680 号公報、米
国特許第3932562 号明細書及び米国特許第40
25471 号明細書を見よ。 【0003】そのようなコーティング組成物の水性の形
もまた知られている。たとえばベルギー特許第8545
23号公報、欧州特許第A−0116225 号公報、
欧州特許第A−0287144 号公報、米国特許第4
028294 号明細書、米国特許第4116901
号明細書、米国特許第4212776 号明細書、米国
特許第4212781 号明細書、米国特許第4285
847 号明細書、米国特許第4297261 号明細
書、米国特許第4308185 号明細書、米国特許第
4443568 号明細書、米国特許第4564648
号明細書、日本国特開昭63−309516 号公報
、及びボウエル,ロナルド エス(Bauer,Ro
nald S.)の論文“水性のエポキシ樹脂における
最近の進展(Recent Developments
in Water Borne Epoxy Res
ins) 〔ジャーナル オブ ウォーターボーン
コーティングス(Journal of Wate
rborneCoatings)、第5刊(1982年
)、5〜17頁〕を見よ。 【0004】 【発明の構成】水性媒質中に分散すると50重量%以上
の濃度においても比較的低い粘度の安定な分散物を生じ
る、そのようなハイブリッドポリマーの特定のタイプが
、ここに、見出された。該ハイブリッドポリマー自体は
、有機溶媒中で用いられるポリマーと同等の比較的低い
酸価を有する。 【0005】さらに、これらの水性分散物に基づく水性
コーティング組成物は、極めて高い固形分含有量にて処
方することができ、それらコーティング組成物から作ら
れるフィルムは、物理的及び機械的特性並びに良好な耐
薬品性及び耐水性の良好な組み合わせを示す。 【0006】そのような好ましいハイブリッドポリマー
、その水性分散物及びコーティング組成物は、先に述べ
た先行技術によって、明確に知られておらず、また、示
唆もされていない。 【0007】本発明に従い、(A) ポリマー(核、c
ore)及びその上にグラフトされた (B)一以上の
付加重合体に基づく鎖(殻、shell)を含有するハ
イブリッドポリマーにおいて、 i.ポリマー(A) がメルカプト官能性ポリ(エポキ
シエステル)を含有し、このポリ(エポキシエステル)
が、(1) エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)と
、(2) (a) 第一メルカプト基及び(b) エポ
キシ基に対して、第一メルカプト基よりもより反応性の
基 を含有する化合物との反応生成物であることii. 付
加重合体に基づく鎖(B) が、約20〜100 の酸
価を有すること;並びに iii.一以上の付加重合体に基づく鎖(B) が、ポ
リマー(A)上に、メルカプト官能性のポリ(エポキシ
エステル)の存在下でラジカル重合し得るモノマーの付
加重合によってグラフトされていることを特徴とするハ
イブリッドポリマーが提供される。 【0008】該ハイブリッドポリマーは、ハイブリッド
ポリマーの全重量に基づき A)約40〜90重量%のポリマー(核)B)約10〜
60重量%の、付加重合体に基づく鎖(殻)を含有する
のが好ましい。これらの範囲内において、該ハイブリッ
ドポリマーは、各成分からの好ましい特性の最高の混合
を有すると言うことが見出された。ポリ(エポキシエス
テル)の好ましい特性は、例えば多くの基材への良好な
接着性、良好な機械抵抗及び堅さと可撓性との良好なバ
ランスを包含する。付加重合体の好ましいな特性は、例
えば良好な耐薬品性を包含する。 【0009】本発明に従うハイブリッドポリマーは、付
加重合体に基づく鎖(B) の酸基を少なくとも部分的
に中和すると、容易に水に分散し得る。その水性分散物
は、酸基を少なくとも部分的に中和すること、そうして
中和されたハイブリッドポリマーを水性媒質中に分散さ
せることによって作られる。 【0010】本発明に従うハイブリッドポリマーの水性
分散物は、種々の用途に適しているが、特に水性コーテ
ィング組成物としての使用に特に適している。好ましい
応用分野は、クリアコーティング、着色塗料及びプライ
マー/サーフェーサーを包含する。 【0011】本発明のこれらの及び他の特徴及び利点は
、当業者であれば以下の詳細な説明及びそこに含まれる
詳細な実施例を読むことにより、より容易に理解するこ
とができるであろう。 【0012】先に示したように、本発明は特定のハイブ
リッドポリマー、そのようなハイブリッドポリマーの水
性分散物及びそれに基づくコーティング組成物に関する
。 【0013】該ハイブリッドポリマーは、その総体的な
概念において、(A)ポリマー(核)、及びその上に、
ポリマー核の存在下でラジカル重合し得るモノマーの付
加重合によってグラフトされた (B)一以上の付加重
合体に基づく鎖(殻)を含有する。 【0014】ポリマー(A) はメルカプト官能性ポリ
(エポキシエステル)を含有し、そのポリ(エポキシエ
ステル)は、 (1) エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)と、(
2) (a) 第一メルカプト基及び(b) エポキシ
基に対して、第一メルカプト基よりもより反応性の官能
基を含有する化合物 との反応生成物である。 【0015】エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)は
、好ましくは約 150〜2000の範囲内の数平均分
子量(Mn )を有する、nモルのビスエポキシドと4
〜40個の炭素原子を有する、n−1モルのジカルボン
酸(ここで、n=2〜10である)との反応生成物を含
有する。得られるポリ(エポキシエステル)のMn は
、好ましくは約 400〜20000 に渡るべきであ
る。 【0016】適当なビスエポキシドとして、広い範囲の
脂肪族、芳香族、アリール脂肪族(araliphat
ic) 及び脂環式ビスエポキシド並びにそれらの混合
物を挙げることができる。多くの適当な特定の例が、エ
ポキシ樹脂‐化学及び技術(Epoxy Resins
−Chemistry and Technolog
y) 第2版〔デッカー社(Dekker Inc.)
、ニューヨーク(New York)、1988年〕
212〜231 頁を参考にして見出すことができる。 【0017】好ましい例として、ビスフェノールAのジ
グリシジルエーテル;エピクロロヒドリンとビスフェノ
ールAからの、オキシラン末端基を有し、かつMn が
約 300〜2000の範囲内のエポキシオリゴマー;
1,3−ビス(2,3−エポキシ−1− プロポキシ)
ベンゼン〔1,3−bis(2,3−epoxypro
p−1−oxy)benzene〕;1,4−ブタンジ
オールジグリシジルエーテル;ポリプロピレングリコー
ルのジグリシジルエーテル;二量化したリノレイン酸の
ジグリシジルエーテル;エポキシジシクロペンチルフェ
ニルグリシジルエーテル;ビス(2,3−エポキシシク
ロペンチル)エーテル;ビス(2,3−エポキシ−6−
メチルシクロヘキシルメチル)アジペート;3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル−3,4− エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレート及びジシクロペンタジエ
ンジオキシドを挙げることができる。これらの内で特に
好ましいのは、前述のビスフェノールAのジグリシジル
エーテル、及びエピクロロヒドリンとビスフェノールA
からのエポキシオリゴマーである。 【0018】4〜40個の炭素原子を有する好ましいジ
カルボン酸の例として、アジピン酸、イソフタル酸、フ
タル酸、ナフタレン−2,6− ジカルボン酸、ヘキサ
ヒドロフタル酸、コハク酸、セバシン酸、ドデカンジカ
ルボン酸、アゼライン酸及び二量化した脂肪酸を挙げる
ことができる。特に好ましいのは、10〜40個の炭素
原子を有するもの、中でも18〜36個の炭素原子を含
有する二量化した脂肪酸である。 【0019】エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)は
、そのエポキシ基の少なくとも一部と、第一メルカプト
基及びエポキシ基に対して第一メルカプト基よりもより
反応性の官能基を含有する化合物との反応によって、メ
ルカプト官能化されている。これらの化合物の内好まし
いものとして、次の一般式(I) で表わされるものが
挙げられる。 HS−R−X (I) 式(I) 中のRは1〜24個の炭素原子を有する炭化
水素基を、より好ましくは1〜11個の炭素原子を有す
るアルキレン基を、特に1〜4個の炭素原子を有するア
ルキレン基を表す。式(I) 中のXは、もう一方の官
能基、好ましくはカルボキシル基またはアミノ基、特に
好ましくはカルボキシル基を表わす。 【0020】特に好ましいのはメルカプトモノカルボン
酸である。特に好ましい例として、メルカプト酢酸、メ
ルカプトプロピオン酸及びメルカプト吉草酸が挙げられ
る。 【0021】第一メルカプト基含有化合物の一部を、一
般式(II) R1 −X1 (II) のモノ官能性化合物で置き換えても良い。R1 は、1
〜40個の炭素原子を有する炭化水素基、より好ましく
は1〜24個の炭素原子を有するアルキル基、アルアル
キル基、アリール基またはシクロアルキル基を表す。X
1 は、エポキシ基に対して第一メルカプト基よりもよ
り反応性の官能基、好ましくはアミノ基またはカルボキ
シル基、特にカルボキシル基を表す。 【0022】特に好ましいのはモノカルボン酸である。 適当なモノカルボン酸として、好ましくは2〜24個の
炭素原子を有する種々の芳香族、アリール脂肪族、脂肪
族及び脂環式モノカルボン酸を挙げることができる。特
に好ましい例として、ピバリン酸、プロピオン酸、安息
香酸及びステアリン酸を挙げることができる。 【0023】第一メルカプト基含有化合物はエポキシ末
端ポリ(エポキシエステル)と、少なくとも1/4の、
好ましくは少なくとも1/2の、X基/エポキシ基の当
量比にて反応させられるべきである。本質的に残渣のエ
ポキシ官能性が生じないように、第一メルカプト基含有
化合物とモノ官能性化合物との組み合わせは、約1/4
〜1/1、好ましくは1/2〜1/1、特に1/1(化
学量論的)の(X基+X1 基)/エポキシ基の当量比
にて用いられる。 【0024】メルカプト官能性ポリ(エポキシエステル
)は、ビスエポキシド、ジカルボン酸、第一メルカプト
基含有化合物及び任意的なモノ官能性化合物を上記の量
にて反応させることにより、慣用の方法で作ることがで
きる。 【0025】好ましくは、該反応は、有機溶媒中(10
〜30重量%)約60〜200 ℃の温度で行うべきで
ある。該反応のための有機溶媒は、水と混和性であるべ
きである。 適当な例として、グリコールエーテル及びプロピレング
リコールエーテル、例えばメトキシプロパノール、ブト
キシエタノール、イソプロポキシプロパノール、プロポ
キシプロパノール、ジエチレングリコールジメチルエー
テル及びN−メチルピロリドンを挙げることができる。 水と非混和性の有機溶媒、例えばエチルメチルケトン及
びメチルイソブチルケトンの少量をまた使用することも
できる。 【0026】エポキシ基、カルボキシル基及び他の官能
基の間の反応のために、触媒をまた使用することもでき
る。適当な例として、酸触媒、例えばp−トルエンスル
ホン酸;塩基性アミン、アンモニウム及びホスホニウム
触媒、例えば塩化テトラメチルアンモニウム、ベンジル
トリメチルアンモニウムメトキシド及びトリフェニルベ
ンジルホスホニウムクロリド;並びに他の周知の触媒、
例えばCr(III)−2−エチルヘキサノエート、塩
化亜鉛、及び亜鉛アセチルアセトナートを挙げることが
できる。 【0027】ハイブリッドポリマーは、ラジカル重合し
得るモノマーの、上記のメルカプト官能性ポリ(エポキ
シエステル)の存在下での付加重合によって生じる。そ
のメルカプト基は、連鎖移動剤として働き、一以上の付
加重合体に基づく鎖の核ポリマー上へのグラフトを生じ
ると考えられる。 【0028】付加重合体に基づく鎖の生成における用途
のために、種々のラジカル重合し得るモノマーが適当で
ある。特定の例として、エチレン性不飽和モノカルボン
酸、例えば(メタ)アクリル酸及びクロトン酸;(シク
ロ)アルキル基中に1〜12個の炭素原子を有する(シ
クロ)アルキル(メタ)アクリレート、例えばメチル(
メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プ
ロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ドデシ
ル(メタ)アクリレート及びシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート;ジカルボン酸、例えばマレイン酸(及びそ
の無水物)、フマル酸、及びイタコン酸(及びその無水
物);(シクロ)アルキル基中に1〜12個の炭素原子
を有する、上記ジカルボン酸の(シクロ)アルキルエス
テル、例えばジメチルマレエート、ジエチルマレエート
、ジエチルフマレート、ジプロピルマレエート、ジブチ
ルマレエート、ジブチルフマレート、2−エチルヘキシ
ルマレエート、2−エチルヘキシルフマレート、オクチ
ルマレエート、イソボルニルマレエート、ドデシルマレ
エート及びシクロヘキシルマレエート;エーテル基を有
する(メタ)アクリレート、例えば2−メトキシ‐エチ
ルメタクリレート、2−エトキシ‐エチルメタクリレー
ト及び3−メトキシ‐プロピルメタクリレート;ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート、例えば2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチルアク
リレート、6−ヒドロキシヘキシルアクリレート、p−
ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
ヒドロキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレ
ート、及びそれらのアルコキシ誘導体;芳香族モノビニ
ル化合物、例えばスチレン、ビニルトルエン、α‐メチ
ルスチレン及びビニルナフタレン;他の置換された(メ
タ)アクリル化合物、例えば(メタ)アクリルアミド、
(メタ)アクリロニトリル、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド及びN−アルキル(メタ)アクリルアミド
;並びに他のモノ不飽和化合物例えば塩化ビニル、酢酸
ビニル、ビニルプロピオネート及びビニルピロリジンを
挙げることができる。 【0029】付加重合体に基づく鎖を生成する用途のた
めの特に好ましいモノマー混合物は、欧州特許B−00
00601 号公報(米国特許第4245074 号明
細書)中に開示されたものである。第一の特定の例とし
て次のモノマー混合物:35〜55モル%のスチレン及
び/またはα‐メチルスチレン;20〜50モル%の、
一般式(III) の化合物【0030】 【化3】 (ここで、R2 は水素原子またはメチル基であり、R
3 は4〜10個の炭素原子を有するアルキル基である
);並びに0〜30モル%の、ラジカル重合し得る、上
記したような他の一以上のモノマーが挙げられる。第二
の特定の例としては、次のモノマー混合物:35〜55
モル%のスチレン及び/またはα‐メチルスチレン;2
0〜50モル%のアクリル酸及び/またはメタクリル酸
;並びに0〜30モル%の、ラジカル重合し得る、上記
したような他の一以上のモノマーの混合物が挙げられ、
ここにおいて、反応生成物が、重合中または重合の後に
次の一般式(IV)【0031】 【化4】 (ここで、R3 は先に定義した通り)を有する、カル
ボン酸のグリシジルエステルと反応させられる。 【0032】該特定のモノマー及び/またはモノマー混
合物は、約20〜100(mgKOH/g)の酸価を有
する付加重合体に基づく鎖を生じるような方法及び量に
て選択されるべきである。安定な分散物は、付加重合体
に基づく鎖の酸価が約20未満であると容易に調製する
ことができず、酸価が約100 を越えると耐水性が受
入れがたいものとなることが一般に見出されている。酸
価は、約30〜80の範囲内であることが特に好ましい
。 【0033】モノマー及び/またはモノマー混合物はま
た、ハイブリッドポリマーの全重量に基づき(A) 約
40〜90重量%のポリマー(核)(B) 約10〜6
0重量%の、付加重合体に基づく鎖(殻)を含有するハ
イブリッドポリマーを生じるような方法及び量にて選択
されるべきである。先に述べたように、これらの範囲内
において、該ハイブリッドポリマーは、各成分からの好
ましい特性の最高の混合を有すると言うことが見出され
た。 【0034】勿論、モノマー及び/またはモノマー混合
物の特定の選択はまた、他の種々の要因例えばハイブリ
ッドポリマーの最終用途等に依存するであろう。当業者
であれば、これらの及び他の要因について判断すること
ができ、さらに当業者は、さらにそれに応じたモノマー
の選択を調節することができる。 【0035】エチレン性不飽和モノマーの、メルカプト
官能性ポリ(エポキシエステル)存在下での共重合は、
通常、不活性な(例えば窒素)雰囲気下にて、ラジカル
開始剤の存在下で行われる。重合温度は通常約60〜2
00 ℃に、好ましくは約 100〜160 ℃に渡る
。 【0036】適当なラジカル開始剤として、ジベンゾイ
ルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、メチルエチル
ケトンペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、t−
ブチロキシ−2− エチルヘキサノエート、t−ブチル
ペルベンゾエート、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ
−t− ブチルペルオキシ−3,5,5− トリメチル
シクロヘキサン、1,3−ビス(t−ブチル)ペルオキ
シイソプロピルベンゼン及びアゾビスイソブチロニトリ
ルを挙げることができる。上記の混合物もまた適してい
る。ラジカル開始剤は、モノマー混合物の全重量に基づ
き、約0.05〜10重量%、好ましくは約1〜5重量
%の量にて使用されるのが一般的である。 【0037】そのようにして生じたハイブリッドポリマ
ーは、付加重合体に基づく鎖のカルボキシル基の少なく
とも一部を中和すると、水性媒質中に容易に分散し得る
。カルボキシル基のための適当な中和剤は、種々の有機
の及び無機の塩基、例えば第三アミンを包含する。好ま
しい中和の程度は、当量基準で約50〜130 %であ
る。 【0038】中和の後、該ハイブリッドポリマーは慣用
の方法により、好ましくは約50〜100 ℃の高めら
れた温度にて水性媒質中に容易に分散され得る。本発明
に従うハイブリッドポリマーを使用すると、多くの場合
において、安定な、50重量%以上の水性分散物を作る
ことができる。 【0039】典型的には、本発明の水性分散物は、約3
0〜60重量%、好ましくは約35〜55重量%の範囲
内の固形分を含有する。 【0040】先に示したように、これら水性分散物の好
ましい用途は、コーティング組成物の処方である。そう
して用いられた場合、該コーティング組成物はまた、ハ
イブリッドポリマーのヒドロキシル基のための硬化剤を
含有しても良い。 【0041】適当なヒドロキシル基反応性硬化剤として
、一般にN−メチロール及び/またはN−メチロールエ
ーテル含有アミノプラストが挙げられる。一分子当たり
4〜6個のメチロール基を有し、該メチロール基の少な
くとも三つがメタノール、ブタノール及び/またはホル
ムアルデヒドとN,N’− エチレンジウレアのメタノ
ールもしくはブタノール縮合生成物でエステル化されて
いるメチロールメラミンを使用することによって、特に
好ましい結果を得ることができる。他の適当な硬化剤は
、水分散性のブロックしたイソシアネート、例えばメチ
ルエチルケトオキシムでブロックされたもの、及びポリ
イソシアネートとヒドロキシカルボン酸とのイソシアネ
ート基含有アダクト、例えばジメチロールプロピオン酸
を包含する。 【0042】ヒドロキシル基と反応する硬化剤は、一般
に硬化剤の反応性基に対するハイブリッドポリマーのヒ
ドロキシル基の比が約 0.7〜1.5 の範囲内とな
るような量にて使用される。 【0043】応用分野に応じて、該コーティング組成物
はまた、塗装産業で慣用の他の種々の添加物、例えば顔
料、着色剤、顔料分散剤、並びにチクソトロピック剤及
び他のレオロジーコントロール剤(rheologic
al agent) を含有することができる。該コー
ティングはまた、所望により、硬化反応のための促進剤
、例えばp−トルエンスルホン酸のような酸化合物及び
それらのブロックされた誘導体を含有しても良い。 【0044】該コーティング組成物は、どのような周知
の基材例えば木、合成物質及び金属表面上に施与するこ
とができる。適当な施与方法は、ロール塗布、噴霧、ブ
ラシ塗布、振り掛け、浸漬及び静電吹付けを包含する。 【0045】該コーティング組成物は種々の条件下で、
例えば環境温度にて乾燥し、硬化することができる。通
常 100〜160 ℃の高められた温度に20〜60
分間焼き付けることによって、促進された硬化を達成す
ることもまたできる。 【0046】先に触れたように、これらのコーティング
組成物は、種々の用途での使用に適している。しかしな
がらそれらは、サーフェーサー及びクリアコートとして
の使用に特に適している。 【0047】本発明についての先のより一般的な議論は
、以下の詳細な実施例によってさらに説明される。 【0048】 【実施例】分散物の調製 以下の実施例1〜23において、多くの水性ポリマ
ー分散物を本発明に従って調製した。これら分散物の種
々の特性を測定し、その結果を以下の表1に示した。 【0049】これらの実施例において、分散物の平均粒
子サイズは、分散物を水で約 0.1重量%の固形分へ
と希釈し、動的光散乱によって測定した。 【0050】分散物の粘度は、ブルックフィールド(B
rookfield)粘度計によって測定した。 【0051】分散物の固形分は、ASTM法1644−
59 に従い、130 ℃に30分間加熱して測定した
。 【0052】 【実施例1】攪拌機、温度計、還流冷却器及び滴下ロー
トを備えた2lの反応フラスコ中、二量化した脂肪酸〔
ユニリーバー社(Unilever)よりPripol
1009 の商標にて市販されている〕 132.3
g ビスフェノールAのジグリシジルエーテル〔シェル社(
Shell) よりEpikote 828 の商標に
て市販されている〕 100.6g 3−メルカプトプロピオン酸 8.2g1−メトキシ−
2− プロパノール 82.9g、及びCr(III)
−2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合し
た。 【0053】滴下ロートに、 アクリル酸 34.5g スチレン 49.8g 1,1−ジメチル−1− ヘプタンカルボン酸のグリシ
ジルエステル(シェル社よりCardura E の商
標で市販されている)71.9g 、及び ジクミルペルオキシド 2.4g の均一な混合物を入れた。 【0054】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に 1
40℃へと加熱し、その温度で3時間保った後、滴下ロ
ートの内容物を加え、該反応混合物の温度をさらに3時
間 140℃に保った。 【0055】反応フラスコの内容物を次に95℃に冷却
して 17.1gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、552gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0056】 【実施例2】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0057】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 115.0g エポキシ樹脂 112.5g 3−メルカプトプロピオン酸 21.2g1−メトキシ
−2− プロパノール 46.0g、及びCr(III
)−2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合
した。 【0058】滴下ロートに、 アクリル酸 36.0g スチレン 52.0g グリシジルエステル 75.0g ジクミルペルオキシド 1.8g 、及び1−メトキシ
−2− プロパノール 27.0gの均一な混合物を入
れた。 【0059】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 17.8gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、529gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0060】 【実施例3】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0061】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 142.7g エポキシ樹脂 108.5g 3−メルカプトプロピオン酸 8.8g1−メトキシ−
2− プロパノール 85.0g、及びCr(III)
−2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合し
た。 【0062】滴下ロートに、 アクリル酸 30.4g スチレン 44.0g グリシジルエステル 63.4g、及びジクミルペルオ
キシド 2.2g の均一な混合物を入れた。 【0063】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 15.1gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0064】 【実施例4】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0065】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 153.7g エポキシ樹脂 116.9g 3−メルカプトプロピオン酸 9.4g1−メトキシ−
2− プロパノール 87.2g、及びCr(III)
−2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合し
た。 【0066】滴下ロートに、 アクリル酸 26.1g スチレン 37.7g グリシジルエステル 54.4g、及びジクミルペルオ
キシド 1.8g の均一な混合物を入れた。 【0067】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 12.9gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0068】 【実施例5】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0069】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 124.0g エポキシ樹脂 91.0g 3−メルカプトプロピオン酸 2.9g安息香酸 3.
3g 1−メトキシ−2− プロパノール 80.8g、及び
Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.3g
を均一に混合した。 【0070】滴下ロートに、 アクリル酸 38.8g スチレン 56.1g グリシジルエステル 80.9g、及びジクミルペルオ
キシド 2.7g の均一な混合物を入れた。 【0071】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に還流
するまで(約 130〜140 ℃)加熱し、3時間還
流に保った後、滴下ロートの内容物を加えた。反応混合
物の温度を 130℃に3時間保ち、さらに1時間 1
40℃へと増大させた。 【0072】反応フラスコの内容物を次に95℃に冷却
して 19.2gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、611gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0073】 【実施例6】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0074】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 123.4g エポキシ樹脂 90.5g 3−メルカプトプロピオン酸 2.8g安息香酸 3.
3g 1−メトキシ−2− プロパノール 75.8gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合し、
滴下ロートに、 アクリル酸 37.6g スチレン 54.4g グリシジルエステル 84.9g、及びジクミルペルオ
キシド 3.1g の均一な混合物を入れた。 【0075】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 16.3gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、712gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0076】 【実施例7】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0077】滴下ロートに、 アクリル酸 37.7g メチルメタクリレート 10.5g スチレン 43.5g グリシジルエステル 85.1g、及びジクミルペルオ
キシド 3.2g の均一な混合物を入れた。 【0078】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 16.3gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、643gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0079】 【実施例8】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0080】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 134.6g エポキシ樹脂 98.7g 3−メルカプトプロピオン酸 3.1g安息香酸 3.
6g 1−メトキシ−2− プロパノール 77.6gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合した
。 【0081】滴下ロートに、 アクリル酸 33.6g メチルメタクリレート 9.3g スチレン 38.7g グリシジルエステル 75.6g、及びジクミルペルオ
キシド 2.8g の均一な混合物を入れた。 【0082】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 14.5gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、526gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0083】 【実施例9】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0084】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 145.8g エポキシ樹脂 107.0g 3−メルカプトプロピオン酸 3.3g安息香酸 3.
9g 1−メトキシ−2− プロパノール 79.4gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合した
。 【0085】滴下ロートに、 アクリル酸 29.3g メチルメタクリレート 8.1g スチレン 33.9g グリシジルエステル 66.2g、及びジクミルペルオ
キシド 2.5g の均一な混合物を入れた。 【0086】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 12.7gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0087】 【実施例10】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0088】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 157.0g エポキシ樹脂 115.2g 3−メルカプトプロピオン酸 3.6g安息香酸 4.
2g 1−メトキシ−2− プロパノール 81.2gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合した
。 【0089】滴下ロートに、 アクリル酸 25.1g メチルメタクリレート 7.0g スチレン 29.1g グリシジルエステル 56.7g、及びジクミルペルオ
キシド 2.1g の均一な混合物を入れた。 【0090】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 10.9gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、452gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0091】 【実施例11】以下の点以外は実施例10と同じ操作を
繰り返した。 【0092】滴下ロートに、 アクリル酸 15.4g メタクリル酸 12.2g メチルメタクリレート 7.1g スチレン 29.65g グリシジルエステル 53.55g 、及びジクミルペ
ルオキシド 2.10g の均一な混合物を入れた。 【0093】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 11.4gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、430gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0094】 【実施例12】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0095】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 168.2g エポキシ樹脂 123.4g 3−メルカプトプロピオン酸 3.9g安息香酸 4.
5g 1−メトキシ−2− プロパノール 83.0gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.5gを均一に混合した
。 【0096】滴下ロートに、 アクリル酸 20.95g メチルメタクリレート 5.80g スチレン 24.20g グリシジルエステル 47.30g ジクミルペルオキシド 1.75g の均一な混合物を入れた。 【0097】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、9.1gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、351gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0098】 【実施例13】以下の点以外は実施例12と同じ操作を
繰り返した。 【0099】滴下ロートに、 アクリル酸 12.80g メチルアクリル酸 10.20g メチルメタクリレート 5.95g スチレン 24.70g グリシジルエステル 44.55g 、及びジクミルペ
ルオキシド 1.80g の均一な混合物を入れた。 【0100】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、9.5gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、351gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0101】 【実施例14】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0102】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 179.4g エポキシ樹脂 131.7g 3−メルカプトプロピオン酸 4.1g安息香酸 4.
8g 1−メトキシ−2− プロパノール 84.8gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.5gを均一に混合した
。 【0103】滴下ロートに、 アクリル酸 16.8g メチルメタクリレート 4.7g スチレン 19.3g グリシジルエステル 37.8g、及びジクミルペルオ
キシド 1.4g の均一な混合物を入れた。 【0104】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、7.3gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、300gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0105】 【実施例15】以下の点以外は実施例14と同じ操作を
繰り返した。 【0106】滴下ロートに、 アクリル酸 10.25g メタクリル酸 8.15g メチルメタクリレート 4.75g スチレン 19.80g グリシジルエステル 35.65g ジクミルペルオキシド 1.40g の均一な混合物を入れた。 【0107】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、7.6gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、300gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0108】 【実施例16】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0109】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 190.7g エポキシ樹脂 139.9g 3−メルカプトプロピオン酸 4.4g安息香酸 5.
0g 1−メトキシ−2− プロパノール 86.7gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.5gを均一に混合した
。 【0110】滴下ロートに、 アクリル酸 12.60g メチルメタクリレート 3.50g スチレン 14.50g グリシジルエステル 28.35g ジクミルペルオキシド 1.05g の均一な混合物を入れた。 【0111】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、5.4gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、284.7gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0112】 【実施例17】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0113】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 260.8g エポキシ樹脂 191.3g 3−メルカプトプロピオン酸 6.0g安息香酸 6.
9g 1−メトキシ−2− プロパノール 125.3gメチ
ルイソブチルケトン 12.0g Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.6g
を均一に混合した。 【0114】滴下ロートに、 アクリル酸 17.30g メタクリル酸 13.80g メチルメタクリレート 8.00g スチレン 33.35g グリシジルエステル 60.15g ジクミルペルオキシド 2.40g の均一な混合物を入れた。 【0115】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、12.85gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0116】 【実施例18】攪拌機、温度計、還流冷却器及び滴下ロ
ートを備えた2lの反応フラスコ中、実施例1の二量化
した脂肪酸 126.4g 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4− エ
ポキシシクロヘキシルカルボキシレート〔チバ‐ガイギ
ー社(Ciba−Geigy)よりAraldite
CY−179の商標にて市販されている〕 68.4g 3−メルカプトプロピオン酸 5.2gメチルイソブチ
ルケトン 40.0g Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.4g
を均一に混合した。 【0117】滴下ロートに、 スチレン 75.5g ブチルメタクリレート 51.5g メチルメタクリレート 36.3g メタクリル酸 31.2g ジクミルペルオキシド 5.5g 、及びジプロピレン
グリコールモノイソプロピルエーテル 60.0g の均一な混合物を入れた。 【0118】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に 1
00℃へと加熱し、その温度で4時間保った後、滴下ロ
ートの内容物を加えた。反応混合物の温度を次に 13
0℃とし、この温度をさらに4時間保った。 【0119】反応フラスコの内容物を次に 100℃に
冷却して 25.8gのジメチルエタノールアミンを加
え、その後、808gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0120】 【実施例19】攪拌機、温度計、還流冷却器及び二つの
滴下ロート(A及びB)を備えた2lの反応フラスコ中
で、 実施例1の二量化した脂肪酸 138.80g実施例1
8のエポキシ樹脂 75.10g安息香酸 3.25g 1−メトキシ−2− プロパノール 33.00gCr
(III)−2−エチルヘキサノエート 0.40gを
均一に混合した。 【0121】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 2.85g、及びメチル
イソブチルケトン 10.00gの均一な混合物を入れ
、滴下ロートBに、スチレン 64.2g ブチルアクリレート 69.1g 2−ヒドロキシプロプルメタクリレート 22.2gメ
タクリル酸 19.9g ジクミルペルオキシド 4.6g 、及び1−メトキシ
−2− プロパノール 40.0gの均一な混合物を入
れた。 【0122】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に 1
00℃へと加熱し、その温度で2時間保った後、滴下ロ
ートAの内容物を加え、該反応混合物をさらに2時間
100℃に保った。滴下ロートBの内容物を次に加え、
反応混合物の温度を 125℃に上昇させてその温度に
4時間保った。 【0123】反応フラスコの内容物を次に 100℃に
冷却して 16.5gのジメチルエタノールアミンを加
え、その後、791gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0124】 【実施例20】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0125】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 126.15g エポキシ樹脂 68.25g 安息香酸 3.00g ジプロピレングリコールジメチルエーテル 33.00
g 、及び Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.40
gを均一に混合した。 【0126】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 2.6g 、及びジプロ
ピレングリコールジメチルエーテル 7.0gの均一な
混合物を入れ、滴下ロートBに、スチレン 72.55
g ブチルアクリレート 98.22g メタクリル酸 24.00g ジクミルペルオキシド 5.23g、及びジプロピレン
グリコールジメチルエーテル 60.00gの均一な混
合物を入れた。 【0127】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、19.9g のジメチルエタノールアミンを加
え、その後、731gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0128】 【実施例21】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0129】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 176.99g エポキシ樹脂 95.76g メチルエチルケトン 16.00g 1−メトキシ−2− プロパノール 20.00g 、
及びCr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.
40gを均一に混合した。 【0130】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 7.25g、及び1−メ
トキシ−2− プロパノール 8.00gの均一な混合
物を入れ、滴下ロートBに、アクリル酸 25.1g メチルメタクリレート 7.0g スチレン 29.1g 実施例1のグリシジルエステル 56.7gジクミルペ
ルオキシド 2.1g 、及び1−メトキシ−2− プ
ロパノール 45.2gの均一な混合物を入れた。 【0131】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、10.9g のジメチルエタノールアミンを加
え、その後、591gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0132】 【実施例22】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0133】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 177.94g エポキシ樹脂 94.22g 安息香酸 4.20g メチルエチルケトン 16.00g 1−メトキシ−2− プロパノール 20.00g 、
及びCr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.
40gを均一に混合した。 【0134】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 3.64g、及び1−メ
トキシ−2− プロパノール 8.00gの均一な混合
物を入れ、滴下ロートBに、アクリル酸 25.1g メチルメタクリレート 7.0g スチレン 29.1g グリシジルエステル 56.7g ジクミルペルオキシド 2.1g 1−メトキシ−2− プロパノール 45.2gの均一
な混合物を入れた。 【0135】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、10.9g のジメチルエタノールアミンを加
え、その後、553gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0136】 【実施例23】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0137】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 267.18g エポキシ樹脂 141.46g 安息香酸 3.15g プロピレングリコールジメチルエーテル 30.00g
ジプロピレングリコールジメチルエーテル 26.24
g 、及びCr(III)−2−エチルヘキサノエート
0.63gを均一に混合した。 【0138】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 8.21g、及びジプロ
ピレングリコールジメチルエーテル 17.25gの均
一な混合物を入れ、滴下ロートBに、アクリル酸 37
.65g メチルメタクリレート 10.50g スチレン 43.65g グリシジルエステル 85.05g ジクミルペルオキシド 3.15g、及びジプロピレン
グリコールジメチルエーテル 60.33gの均一な混
合物を入れた。 【0139】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、16.34gのジメチルエタノールアミンを加
え、その後、641gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0140】 【表1】 水性ポリマー分散物の特性 分散物
固形分 粘 度 pH
平均粒子 (実施例) (重量%)
(Pa.s.) サイズ(nm)
1 37
0.60 8.1 89
2 40 0.1
2 7.2 68 3
39 0.60
8.1 115 4
40 0.14
8.1 128 5
35 0.63 8.6
113 6
32 0.60 8.5
63 7 34
0.73 8.4
74 8 39
2.40 8.4 99
9 40
0.66 8.2 102
10 42 0
.52 8.2 120
11 43 0.3
6 8.3 159 1
2 47 0.70
8.0 187 13
47 0.96
8.2 186 14
50 0.53
8.1 242 15
50 0.60 8.
1 238 16
51 0.24 8.1
310 17
48 0.62 8.2
209 18 3
0 1.87 8.6
33 19 31
0.53 8.6
48 20 32
0.33 8.9 89
21 37
1.00 7.9 72
22 38
0.78 8.1 136
23 43 0.
53 7.8 136 【0141】 【比較例1】以下の点以外は実施例10と同じ操作を繰
り返した。 【0142】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 156.4g エポキシ樹脂 114.8g ジメチロールプロピオン酸 4.6g 安息香酸 4.2g 1−メトキシ−2− プロパノール 81.2gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合した
。 【0143】得られた水性分散物は、相分離が起こった
ほど不安定であった。 【0144】 【比較例2】以下の点以外は実施例10と同じ操作を繰
り返した。 【0145】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 157.6g エポキシ樹脂 115.7g プロピオン酸 2.5g 安息香酸 4.2g 1−メトキシ−2− プロパノール 81.2gメチル
イソブチルケトン 8.0g Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.4g
を均一に混合した。 【0146】得られた水性分散物は、相分離が起こった
ほど不安定であった。 【0147】 【実施例24〜48】コーティング組成物の調製 以
下の実施例24〜48において、多くの着色していない
(実施例24〜46)及び着色した(実施例47、48
)、本発明に従うコーティング組成物を、分散物、メラ
ミン硬化剤、任意的な脱イオン水、及び任意的な酸化チ
タン(顔料)を、表2に示したようにして、均一に混合
することによって調製した。 【0148】実施例24〜48で使用したメラミン硬化
剤は、アメリカン シアナミド社(American
Cyanamid) よりCymel 327 の商
標の下で市販されている、固形分90%のメラミン樹脂
である。 【0149】脱イオン水は、コーティング組成物を約0
.1 Pa・s 〔フォード カップ(FordCu
p) No.4 での30秒間の流出粘度(run−o
ut viscosity) 〕の噴霧粘度(spra
y viscosity) に調節するために加えた。 【0150】これらコーティング組成物の固形分は、分
散物についての上記と同じ方法で測定した。その結果を
また表2に示す。 【0151】これらの各コーティング組成物を、リン酸
亜鉛で予備処理された鋼板(Bonder132)に施
与し、焼き付けオーブン中、 140℃の温度で30分
間硬化させた。そうして得られたコーティングの種々の
特性を測定した。 その結果を表3に示す。 【0152】ペルソ硬度(Persoz hardne
ss) を、フランス工業規格 NF T30−016
に従い測定した。その結果は秒で示される。自動車塗
装のための受容し得る最少は、約 180秒間である。 【0153】コーティングの可撓性は、ASTM D2
794−69 に従い、0.908kg のボール重量
、15.9mmのボール直径及び16.3mmの口径(
aperture)を用いてのボール インパクト試
験機(ball impact tester)により
測定した。その結果はkg・cmで表される。コートし
た側についての受容し得る最少の可撓性は、約35kg
・cmであり、最大の測定可能値は85kg・cmであ
る。 【0154】コーティングにまた、エリクセン(Eri
chsen)へこみテストによる試験を行い、その結果
をmmにて示した。6よりも高い試験値は可撓性コーテ
ィングを、2の値は脆いコーティングを示す。 【0155】コーティング光沢は米国工業規格ASTM
D−523に従い、60°及び20°にて測定した。 鋼基体上での60°における80より高い光沢値は、か
なり高い。 【0156】 【表2】 コーティング組成物の処方 実施例
分散物 硬化剤
水 酸化チタン 固形分
種類(実施例) 量(g) (g)
(g) (g) (重量
%) 24 1
100.0 10.2 7.0
− 36.8 25
2 100.0
14.6 2.0 −
43.0 26 3
100.0 14.3
6.0 − 38.7
27 4
100.0 14.6 3.0
− 39.5 28
5 100.0
12.7 8.0 −
35.5 29 6
100.0 11.7
2.0 − 35.8
30 7 1
00.0 12.5 3.4
− 36.5 31
8 100.0 1
4.3 6.5 −
39.3 32 9
100.0 14.6 4
.0 − 41.0
33 10 10
0.0 15.4 3.3
− 43.1 34
11 100.0 1
5.7 4.0 −
44.5 35 12
100.0 17.1
4.5 − 47.1
36 13 1
00.0 17.3 7.0
− 46.6 37
14 100.0
18.4 4.0 −
50.2 38 15
100.0 18.5
6.0 − 49.7
39 16
100.0 18.7 3.3
− 51.5 40
17 100.0
17.7 5.0 −
48.2 41 18
100.0 11.1
8.0 − 32.7
42 19
100.0 11.5 2.0
− 34.4 43
20 100.0
11.9 − −
35.8 44 21
100.0 13.6
2.9 − 39.4
45 22
100.0 13.8 3.0
− 39.3 46
23 100.0
20.5 3.7 −
44.3 47 10
100.0 15.4
1.0 55.5 55.
6 48 12
100.0 17.1 4.0
61.5 58.5 【0157】 【表3】 コーティングの特性 コーティング 厚み ペルソ硬 可撓性
(kg・cm) エリクセ 光沢 (実
施例) (μm) 度(秒) コート側
裏面 ン値(mm) 60°20°
24 40 21
1 >85 76 8
.3 102 89 2
5 36 270
56 28 6.8
100 80 26
43 250
76 66 7.9
102 85 27
36 252 >8
5 80 7.8 10
2 86 28
40 274 82
68 8.0 102
89 29 40
293 42
10 6.5 100 82
30 42
287 46 16
7.3 98 83
31 42
278 50 22
7.3 99 84
32 41 272
64 28 8
.1 99 86 3
3 39 270
68 54 7.7
98 86 34
46 263
>85 >85 8.5
100 88 35
40 260 82
74 7.9 99
84 36 4
0 270 >85
>85 9.1 99 84
37 37
260 >85 >85
7.9 99 83
38 39 26
5 >85 >85 9.
0 98 83 39
36 268
>85 >85 7.9
97 66 40
39 264 >85
>85 8.9 98
83 41 43
330 35
10 7.4 97 80
42 46
296 44 32
8.0 98 84
43 39
278 71 57
8.5 96 78
44 47 265
>85 >85 7.9
94 77 45
42 259
77 37 7.5
93 70 46
39 292 >
85 39 6.2
93 80 47
39 265 62
50 7.6 91
79 48 40
254 80
70 7.8 91 78
【0158】本発明に従う好ましい態様の、限られた数
のみが上に記載されている。しかしながら、当業者であ
れば、本発明の範囲から逸れることなく、多くの置換、
改変及び交替をなし得ると言うことが理解できるであろ
う。
に分散し得るハイブリッドポリマー(hybridpo
lymer)に関する。当該ハイブリッドポリマーは、
(A) ポリマー(核)と、その上にグラフトされた(
B) 一以上の付加重合体に基づく鎖(殻)を含有する
。本発明はまた、広く、これらのハイブリッドポリマー
の水性分散物及びそれに基づくコーティング組成物に関
する。当該コーティング組成物は、プライマー/サーフ
ェーサー、クリアコーティング及び着色塗料としての使
用に特に適している。 【0002】 【従来の技術】一以上の付加重合体に基づく鎖がその上
にグラフトされたポリマー骨格を含有するハイブリッド
ポリマーは、一般的な意味で、コーティング組成物にお
いて使用されているように、当業者に公知である。例え
ば、西ドイツ特許出願A−2304680 号公報、米
国特許第3932562 号明細書及び米国特許第40
25471 号明細書を見よ。 【0003】そのようなコーティング組成物の水性の形
もまた知られている。たとえばベルギー特許第8545
23号公報、欧州特許第A−0116225 号公報、
欧州特許第A−0287144 号公報、米国特許第4
028294 号明細書、米国特許第4116901
号明細書、米国特許第4212776 号明細書、米国
特許第4212781 号明細書、米国特許第4285
847 号明細書、米国特許第4297261 号明細
書、米国特許第4308185 号明細書、米国特許第
4443568 号明細書、米国特許第4564648
号明細書、日本国特開昭63−309516 号公報
、及びボウエル,ロナルド エス(Bauer,Ro
nald S.)の論文“水性のエポキシ樹脂における
最近の進展(Recent Developments
in Water Borne Epoxy Res
ins) 〔ジャーナル オブ ウォーターボーン
コーティングス(Journal of Wate
rborneCoatings)、第5刊(1982年
)、5〜17頁〕を見よ。 【0004】 【発明の構成】水性媒質中に分散すると50重量%以上
の濃度においても比較的低い粘度の安定な分散物を生じ
る、そのようなハイブリッドポリマーの特定のタイプが
、ここに、見出された。該ハイブリッドポリマー自体は
、有機溶媒中で用いられるポリマーと同等の比較的低い
酸価を有する。 【0005】さらに、これらの水性分散物に基づく水性
コーティング組成物は、極めて高い固形分含有量にて処
方することができ、それらコーティング組成物から作ら
れるフィルムは、物理的及び機械的特性並びに良好な耐
薬品性及び耐水性の良好な組み合わせを示す。 【0006】そのような好ましいハイブリッドポリマー
、その水性分散物及びコーティング組成物は、先に述べ
た先行技術によって、明確に知られておらず、また、示
唆もされていない。 【0007】本発明に従い、(A) ポリマー(核、c
ore)及びその上にグラフトされた (B)一以上の
付加重合体に基づく鎖(殻、shell)を含有するハ
イブリッドポリマーにおいて、 i.ポリマー(A) がメルカプト官能性ポリ(エポキ
シエステル)を含有し、このポリ(エポキシエステル)
が、(1) エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)と
、(2) (a) 第一メルカプト基及び(b) エポ
キシ基に対して、第一メルカプト基よりもより反応性の
基 を含有する化合物との反応生成物であることii. 付
加重合体に基づく鎖(B) が、約20〜100 の酸
価を有すること;並びに iii.一以上の付加重合体に基づく鎖(B) が、ポ
リマー(A)上に、メルカプト官能性のポリ(エポキシ
エステル)の存在下でラジカル重合し得るモノマーの付
加重合によってグラフトされていることを特徴とするハ
イブリッドポリマーが提供される。 【0008】該ハイブリッドポリマーは、ハイブリッド
ポリマーの全重量に基づき A)約40〜90重量%のポリマー(核)B)約10〜
60重量%の、付加重合体に基づく鎖(殻)を含有する
のが好ましい。これらの範囲内において、該ハイブリッ
ドポリマーは、各成分からの好ましい特性の最高の混合
を有すると言うことが見出された。ポリ(エポキシエス
テル)の好ましい特性は、例えば多くの基材への良好な
接着性、良好な機械抵抗及び堅さと可撓性との良好なバ
ランスを包含する。付加重合体の好ましいな特性は、例
えば良好な耐薬品性を包含する。 【0009】本発明に従うハイブリッドポリマーは、付
加重合体に基づく鎖(B) の酸基を少なくとも部分的
に中和すると、容易に水に分散し得る。その水性分散物
は、酸基を少なくとも部分的に中和すること、そうして
中和されたハイブリッドポリマーを水性媒質中に分散さ
せることによって作られる。 【0010】本発明に従うハイブリッドポリマーの水性
分散物は、種々の用途に適しているが、特に水性コーテ
ィング組成物としての使用に特に適している。好ましい
応用分野は、クリアコーティング、着色塗料及びプライ
マー/サーフェーサーを包含する。 【0011】本発明のこれらの及び他の特徴及び利点は
、当業者であれば以下の詳細な説明及びそこに含まれる
詳細な実施例を読むことにより、より容易に理解するこ
とができるであろう。 【0012】先に示したように、本発明は特定のハイブ
リッドポリマー、そのようなハイブリッドポリマーの水
性分散物及びそれに基づくコーティング組成物に関する
。 【0013】該ハイブリッドポリマーは、その総体的な
概念において、(A)ポリマー(核)、及びその上に、
ポリマー核の存在下でラジカル重合し得るモノマーの付
加重合によってグラフトされた (B)一以上の付加重
合体に基づく鎖(殻)を含有する。 【0014】ポリマー(A) はメルカプト官能性ポリ
(エポキシエステル)を含有し、そのポリ(エポキシエ
ステル)は、 (1) エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)と、(
2) (a) 第一メルカプト基及び(b) エポキシ
基に対して、第一メルカプト基よりもより反応性の官能
基を含有する化合物 との反応生成物である。 【0015】エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)は
、好ましくは約 150〜2000の範囲内の数平均分
子量(Mn )を有する、nモルのビスエポキシドと4
〜40個の炭素原子を有する、n−1モルのジカルボン
酸(ここで、n=2〜10である)との反応生成物を含
有する。得られるポリ(エポキシエステル)のMn は
、好ましくは約 400〜20000 に渡るべきであ
る。 【0016】適当なビスエポキシドとして、広い範囲の
脂肪族、芳香族、アリール脂肪族(araliphat
ic) 及び脂環式ビスエポキシド並びにそれらの混合
物を挙げることができる。多くの適当な特定の例が、エ
ポキシ樹脂‐化学及び技術(Epoxy Resins
−Chemistry and Technolog
y) 第2版〔デッカー社(Dekker Inc.)
、ニューヨーク(New York)、1988年〕
212〜231 頁を参考にして見出すことができる。 【0017】好ましい例として、ビスフェノールAのジ
グリシジルエーテル;エピクロロヒドリンとビスフェノ
ールAからの、オキシラン末端基を有し、かつMn が
約 300〜2000の範囲内のエポキシオリゴマー;
1,3−ビス(2,3−エポキシ−1− プロポキシ)
ベンゼン〔1,3−bis(2,3−epoxypro
p−1−oxy)benzene〕;1,4−ブタンジ
オールジグリシジルエーテル;ポリプロピレングリコー
ルのジグリシジルエーテル;二量化したリノレイン酸の
ジグリシジルエーテル;エポキシジシクロペンチルフェ
ニルグリシジルエーテル;ビス(2,3−エポキシシク
ロペンチル)エーテル;ビス(2,3−エポキシ−6−
メチルシクロヘキシルメチル)アジペート;3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル−3,4− エポキシシ
クロヘキサンカルボキシレート及びジシクロペンタジエ
ンジオキシドを挙げることができる。これらの内で特に
好ましいのは、前述のビスフェノールAのジグリシジル
エーテル、及びエピクロロヒドリンとビスフェノールA
からのエポキシオリゴマーである。 【0018】4〜40個の炭素原子を有する好ましいジ
カルボン酸の例として、アジピン酸、イソフタル酸、フ
タル酸、ナフタレン−2,6− ジカルボン酸、ヘキサ
ヒドロフタル酸、コハク酸、セバシン酸、ドデカンジカ
ルボン酸、アゼライン酸及び二量化した脂肪酸を挙げる
ことができる。特に好ましいのは、10〜40個の炭素
原子を有するもの、中でも18〜36個の炭素原子を含
有する二量化した脂肪酸である。 【0019】エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)は
、そのエポキシ基の少なくとも一部と、第一メルカプト
基及びエポキシ基に対して第一メルカプト基よりもより
反応性の官能基を含有する化合物との反応によって、メ
ルカプト官能化されている。これらの化合物の内好まし
いものとして、次の一般式(I) で表わされるものが
挙げられる。 HS−R−X (I) 式(I) 中のRは1〜24個の炭素原子を有する炭化
水素基を、より好ましくは1〜11個の炭素原子を有す
るアルキレン基を、特に1〜4個の炭素原子を有するア
ルキレン基を表す。式(I) 中のXは、もう一方の官
能基、好ましくはカルボキシル基またはアミノ基、特に
好ましくはカルボキシル基を表わす。 【0020】特に好ましいのはメルカプトモノカルボン
酸である。特に好ましい例として、メルカプト酢酸、メ
ルカプトプロピオン酸及びメルカプト吉草酸が挙げられ
る。 【0021】第一メルカプト基含有化合物の一部を、一
般式(II) R1 −X1 (II) のモノ官能性化合物で置き換えても良い。R1 は、1
〜40個の炭素原子を有する炭化水素基、より好ましく
は1〜24個の炭素原子を有するアルキル基、アルアル
キル基、アリール基またはシクロアルキル基を表す。X
1 は、エポキシ基に対して第一メルカプト基よりもよ
り反応性の官能基、好ましくはアミノ基またはカルボキ
シル基、特にカルボキシル基を表す。 【0022】特に好ましいのはモノカルボン酸である。 適当なモノカルボン酸として、好ましくは2〜24個の
炭素原子を有する種々の芳香族、アリール脂肪族、脂肪
族及び脂環式モノカルボン酸を挙げることができる。特
に好ましい例として、ピバリン酸、プロピオン酸、安息
香酸及びステアリン酸を挙げることができる。 【0023】第一メルカプト基含有化合物はエポキシ末
端ポリ(エポキシエステル)と、少なくとも1/4の、
好ましくは少なくとも1/2の、X基/エポキシ基の当
量比にて反応させられるべきである。本質的に残渣のエ
ポキシ官能性が生じないように、第一メルカプト基含有
化合物とモノ官能性化合物との組み合わせは、約1/4
〜1/1、好ましくは1/2〜1/1、特に1/1(化
学量論的)の(X基+X1 基)/エポキシ基の当量比
にて用いられる。 【0024】メルカプト官能性ポリ(エポキシエステル
)は、ビスエポキシド、ジカルボン酸、第一メルカプト
基含有化合物及び任意的なモノ官能性化合物を上記の量
にて反応させることにより、慣用の方法で作ることがで
きる。 【0025】好ましくは、該反応は、有機溶媒中(10
〜30重量%)約60〜200 ℃の温度で行うべきで
ある。該反応のための有機溶媒は、水と混和性であるべ
きである。 適当な例として、グリコールエーテル及びプロピレング
リコールエーテル、例えばメトキシプロパノール、ブト
キシエタノール、イソプロポキシプロパノール、プロポ
キシプロパノール、ジエチレングリコールジメチルエー
テル及びN−メチルピロリドンを挙げることができる。 水と非混和性の有機溶媒、例えばエチルメチルケトン及
びメチルイソブチルケトンの少量をまた使用することも
できる。 【0026】エポキシ基、カルボキシル基及び他の官能
基の間の反応のために、触媒をまた使用することもでき
る。適当な例として、酸触媒、例えばp−トルエンスル
ホン酸;塩基性アミン、アンモニウム及びホスホニウム
触媒、例えば塩化テトラメチルアンモニウム、ベンジル
トリメチルアンモニウムメトキシド及びトリフェニルベ
ンジルホスホニウムクロリド;並びに他の周知の触媒、
例えばCr(III)−2−エチルヘキサノエート、塩
化亜鉛、及び亜鉛アセチルアセトナートを挙げることが
できる。 【0027】ハイブリッドポリマーは、ラジカル重合し
得るモノマーの、上記のメルカプト官能性ポリ(エポキ
シエステル)の存在下での付加重合によって生じる。そ
のメルカプト基は、連鎖移動剤として働き、一以上の付
加重合体に基づく鎖の核ポリマー上へのグラフトを生じ
ると考えられる。 【0028】付加重合体に基づく鎖の生成における用途
のために、種々のラジカル重合し得るモノマーが適当で
ある。特定の例として、エチレン性不飽和モノカルボン
酸、例えば(メタ)アクリル酸及びクロトン酸;(シク
ロ)アルキル基中に1〜12個の炭素原子を有する(シ
クロ)アルキル(メタ)アクリレート、例えばメチル(
メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プ
ロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ドデシ
ル(メタ)アクリレート及びシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート;ジカルボン酸、例えばマレイン酸(及びそ
の無水物)、フマル酸、及びイタコン酸(及びその無水
物);(シクロ)アルキル基中に1〜12個の炭素原子
を有する、上記ジカルボン酸の(シクロ)アルキルエス
テル、例えばジメチルマレエート、ジエチルマレエート
、ジエチルフマレート、ジプロピルマレエート、ジブチ
ルマレエート、ジブチルフマレート、2−エチルヘキシ
ルマレエート、2−エチルヘキシルフマレート、オクチ
ルマレエート、イソボルニルマレエート、ドデシルマレ
エート及びシクロヘキシルマレエート;エーテル基を有
する(メタ)アクリレート、例えば2−メトキシ‐エチ
ルメタクリレート、2−エトキシ‐エチルメタクリレー
ト及び3−メトキシ‐プロピルメタクリレート;ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート、例えば2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチルアク
リレート、6−ヒドロキシヘキシルアクリレート、p−
ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
ヒドロキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレ
ート、及びそれらのアルコキシ誘導体;芳香族モノビニ
ル化合物、例えばスチレン、ビニルトルエン、α‐メチ
ルスチレン及びビニルナフタレン;他の置換された(メ
タ)アクリル化合物、例えば(メタ)アクリルアミド、
(メタ)アクリロニトリル、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド及びN−アルキル(メタ)アクリルアミド
;並びに他のモノ不飽和化合物例えば塩化ビニル、酢酸
ビニル、ビニルプロピオネート及びビニルピロリジンを
挙げることができる。 【0029】付加重合体に基づく鎖を生成する用途のた
めの特に好ましいモノマー混合物は、欧州特許B−00
00601 号公報(米国特許第4245074 号明
細書)中に開示されたものである。第一の特定の例とし
て次のモノマー混合物:35〜55モル%のスチレン及
び/またはα‐メチルスチレン;20〜50モル%の、
一般式(III) の化合物【0030】 【化3】 (ここで、R2 は水素原子またはメチル基であり、R
3 は4〜10個の炭素原子を有するアルキル基である
);並びに0〜30モル%の、ラジカル重合し得る、上
記したような他の一以上のモノマーが挙げられる。第二
の特定の例としては、次のモノマー混合物:35〜55
モル%のスチレン及び/またはα‐メチルスチレン;2
0〜50モル%のアクリル酸及び/またはメタクリル酸
;並びに0〜30モル%の、ラジカル重合し得る、上記
したような他の一以上のモノマーの混合物が挙げられ、
ここにおいて、反応生成物が、重合中または重合の後に
次の一般式(IV)【0031】 【化4】 (ここで、R3 は先に定義した通り)を有する、カル
ボン酸のグリシジルエステルと反応させられる。 【0032】該特定のモノマー及び/またはモノマー混
合物は、約20〜100(mgKOH/g)の酸価を有
する付加重合体に基づく鎖を生じるような方法及び量に
て選択されるべきである。安定な分散物は、付加重合体
に基づく鎖の酸価が約20未満であると容易に調製する
ことができず、酸価が約100 を越えると耐水性が受
入れがたいものとなることが一般に見出されている。酸
価は、約30〜80の範囲内であることが特に好ましい
。 【0033】モノマー及び/またはモノマー混合物はま
た、ハイブリッドポリマーの全重量に基づき(A) 約
40〜90重量%のポリマー(核)(B) 約10〜6
0重量%の、付加重合体に基づく鎖(殻)を含有するハ
イブリッドポリマーを生じるような方法及び量にて選択
されるべきである。先に述べたように、これらの範囲内
において、該ハイブリッドポリマーは、各成分からの好
ましい特性の最高の混合を有すると言うことが見出され
た。 【0034】勿論、モノマー及び/またはモノマー混合
物の特定の選択はまた、他の種々の要因例えばハイブリ
ッドポリマーの最終用途等に依存するであろう。当業者
であれば、これらの及び他の要因について判断すること
ができ、さらに当業者は、さらにそれに応じたモノマー
の選択を調節することができる。 【0035】エチレン性不飽和モノマーの、メルカプト
官能性ポリ(エポキシエステル)存在下での共重合は、
通常、不活性な(例えば窒素)雰囲気下にて、ラジカル
開始剤の存在下で行われる。重合温度は通常約60〜2
00 ℃に、好ましくは約 100〜160 ℃に渡る
。 【0036】適当なラジカル開始剤として、ジベンゾイ
ルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、メチルエチル
ケトンペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、t−
ブチロキシ−2− エチルヘキサノエート、t−ブチル
ペルベンゾエート、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ
−t− ブチルペルオキシ−3,5,5− トリメチル
シクロヘキサン、1,3−ビス(t−ブチル)ペルオキ
シイソプロピルベンゼン及びアゾビスイソブチロニトリ
ルを挙げることができる。上記の混合物もまた適してい
る。ラジカル開始剤は、モノマー混合物の全重量に基づ
き、約0.05〜10重量%、好ましくは約1〜5重量
%の量にて使用されるのが一般的である。 【0037】そのようにして生じたハイブリッドポリマ
ーは、付加重合体に基づく鎖のカルボキシル基の少なく
とも一部を中和すると、水性媒質中に容易に分散し得る
。カルボキシル基のための適当な中和剤は、種々の有機
の及び無機の塩基、例えば第三アミンを包含する。好ま
しい中和の程度は、当量基準で約50〜130 %であ
る。 【0038】中和の後、該ハイブリッドポリマーは慣用
の方法により、好ましくは約50〜100 ℃の高めら
れた温度にて水性媒質中に容易に分散され得る。本発明
に従うハイブリッドポリマーを使用すると、多くの場合
において、安定な、50重量%以上の水性分散物を作る
ことができる。 【0039】典型的には、本発明の水性分散物は、約3
0〜60重量%、好ましくは約35〜55重量%の範囲
内の固形分を含有する。 【0040】先に示したように、これら水性分散物の好
ましい用途は、コーティング組成物の処方である。そう
して用いられた場合、該コーティング組成物はまた、ハ
イブリッドポリマーのヒドロキシル基のための硬化剤を
含有しても良い。 【0041】適当なヒドロキシル基反応性硬化剤として
、一般にN−メチロール及び/またはN−メチロールエ
ーテル含有アミノプラストが挙げられる。一分子当たり
4〜6個のメチロール基を有し、該メチロール基の少な
くとも三つがメタノール、ブタノール及び/またはホル
ムアルデヒドとN,N’− エチレンジウレアのメタノ
ールもしくはブタノール縮合生成物でエステル化されて
いるメチロールメラミンを使用することによって、特に
好ましい結果を得ることができる。他の適当な硬化剤は
、水分散性のブロックしたイソシアネート、例えばメチ
ルエチルケトオキシムでブロックされたもの、及びポリ
イソシアネートとヒドロキシカルボン酸とのイソシアネ
ート基含有アダクト、例えばジメチロールプロピオン酸
を包含する。 【0042】ヒドロキシル基と反応する硬化剤は、一般
に硬化剤の反応性基に対するハイブリッドポリマーのヒ
ドロキシル基の比が約 0.7〜1.5 の範囲内とな
るような量にて使用される。 【0043】応用分野に応じて、該コーティング組成物
はまた、塗装産業で慣用の他の種々の添加物、例えば顔
料、着色剤、顔料分散剤、並びにチクソトロピック剤及
び他のレオロジーコントロール剤(rheologic
al agent) を含有することができる。該コー
ティングはまた、所望により、硬化反応のための促進剤
、例えばp−トルエンスルホン酸のような酸化合物及び
それらのブロックされた誘導体を含有しても良い。 【0044】該コーティング組成物は、どのような周知
の基材例えば木、合成物質及び金属表面上に施与するこ
とができる。適当な施与方法は、ロール塗布、噴霧、ブ
ラシ塗布、振り掛け、浸漬及び静電吹付けを包含する。 【0045】該コーティング組成物は種々の条件下で、
例えば環境温度にて乾燥し、硬化することができる。通
常 100〜160 ℃の高められた温度に20〜60
分間焼き付けることによって、促進された硬化を達成す
ることもまたできる。 【0046】先に触れたように、これらのコーティング
組成物は、種々の用途での使用に適している。しかしな
がらそれらは、サーフェーサー及びクリアコートとして
の使用に特に適している。 【0047】本発明についての先のより一般的な議論は
、以下の詳細な実施例によってさらに説明される。 【0048】 【実施例】分散物の調製 以下の実施例1〜23において、多くの水性ポリマ
ー分散物を本発明に従って調製した。これら分散物の種
々の特性を測定し、その結果を以下の表1に示した。 【0049】これらの実施例において、分散物の平均粒
子サイズは、分散物を水で約 0.1重量%の固形分へ
と希釈し、動的光散乱によって測定した。 【0050】分散物の粘度は、ブルックフィールド(B
rookfield)粘度計によって測定した。 【0051】分散物の固形分は、ASTM法1644−
59 に従い、130 ℃に30分間加熱して測定した
。 【0052】 【実施例1】攪拌機、温度計、還流冷却器及び滴下ロー
トを備えた2lの反応フラスコ中、二量化した脂肪酸〔
ユニリーバー社(Unilever)よりPripol
1009 の商標にて市販されている〕 132.3
g ビスフェノールAのジグリシジルエーテル〔シェル社(
Shell) よりEpikote 828 の商標に
て市販されている〕 100.6g 3−メルカプトプロピオン酸 8.2g1−メトキシ−
2− プロパノール 82.9g、及びCr(III)
−2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合し
た。 【0053】滴下ロートに、 アクリル酸 34.5g スチレン 49.8g 1,1−ジメチル−1− ヘプタンカルボン酸のグリシ
ジルエステル(シェル社よりCardura E の商
標で市販されている)71.9g 、及び ジクミルペルオキシド 2.4g の均一な混合物を入れた。 【0054】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に 1
40℃へと加熱し、その温度で3時間保った後、滴下ロ
ートの内容物を加え、該反応混合物の温度をさらに3時
間 140℃に保った。 【0055】反応フラスコの内容物を次に95℃に冷却
して 17.1gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、552gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0056】 【実施例2】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0057】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 115.0g エポキシ樹脂 112.5g 3−メルカプトプロピオン酸 21.2g1−メトキシ
−2− プロパノール 46.0g、及びCr(III
)−2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合
した。 【0058】滴下ロートに、 アクリル酸 36.0g スチレン 52.0g グリシジルエステル 75.0g ジクミルペルオキシド 1.8g 、及び1−メトキシ
−2− プロパノール 27.0gの均一な混合物を入
れた。 【0059】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 17.8gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、529gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0060】 【実施例3】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0061】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 142.7g エポキシ樹脂 108.5g 3−メルカプトプロピオン酸 8.8g1−メトキシ−
2− プロパノール 85.0g、及びCr(III)
−2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合し
た。 【0062】滴下ロートに、 アクリル酸 30.4g スチレン 44.0g グリシジルエステル 63.4g、及びジクミルペルオ
キシド 2.2g の均一な混合物を入れた。 【0063】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 15.1gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0064】 【実施例4】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0065】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 153.7g エポキシ樹脂 116.9g 3−メルカプトプロピオン酸 9.4g1−メトキシ−
2− プロパノール 87.2g、及びCr(III)
−2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合し
た。 【0066】滴下ロートに、 アクリル酸 26.1g スチレン 37.7g グリシジルエステル 54.4g、及びジクミルペルオ
キシド 1.8g の均一な混合物を入れた。 【0067】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 12.9gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0068】 【実施例5】以下の点以外は実施例1と同じ操作を繰り
返した。 【0069】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 124.0g エポキシ樹脂 91.0g 3−メルカプトプロピオン酸 2.9g安息香酸 3.
3g 1−メトキシ−2− プロパノール 80.8g、及び
Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.3g
を均一に混合した。 【0070】滴下ロートに、 アクリル酸 38.8g スチレン 56.1g グリシジルエステル 80.9g、及びジクミルペルオ
キシド 2.7g の均一な混合物を入れた。 【0071】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に還流
するまで(約 130〜140 ℃)加熱し、3時間還
流に保った後、滴下ロートの内容物を加えた。反応混合
物の温度を 130℃に3時間保ち、さらに1時間 1
40℃へと増大させた。 【0072】反応フラスコの内容物を次に95℃に冷却
して 19.2gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、611gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0073】 【実施例6】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0074】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 123.4g エポキシ樹脂 90.5g 3−メルカプトプロピオン酸 2.8g安息香酸 3.
3g 1−メトキシ−2− プロパノール 75.8gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合し、
滴下ロートに、 アクリル酸 37.6g スチレン 54.4g グリシジルエステル 84.9g、及びジクミルペルオ
キシド 3.1g の均一な混合物を入れた。 【0075】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 16.3gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、712gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0076】 【実施例7】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0077】滴下ロートに、 アクリル酸 37.7g メチルメタクリレート 10.5g スチレン 43.5g グリシジルエステル 85.1g、及びジクミルペルオ
キシド 3.2g の均一な混合物を入れた。 【0078】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 16.3gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、643gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0079】 【実施例8】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0080】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 134.6g エポキシ樹脂 98.7g 3−メルカプトプロピオン酸 3.1g安息香酸 3.
6g 1−メトキシ−2− プロパノール 77.6gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合した
。 【0081】滴下ロートに、 アクリル酸 33.6g メチルメタクリレート 9.3g スチレン 38.7g グリシジルエステル 75.6g、及びジクミルペルオ
キシド 2.8g の均一な混合物を入れた。 【0082】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 14.5gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、526gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0083】 【実施例9】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰り
返した。 【0084】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 145.8g エポキシ樹脂 107.0g 3−メルカプトプロピオン酸 3.3g安息香酸 3.
9g 1−メトキシ−2− プロパノール 79.4gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.3gを均一に混合した
。 【0085】滴下ロートに、 アクリル酸 29.3g メチルメタクリレート 8.1g スチレン 33.9g グリシジルエステル 66.2g、及びジクミルペルオ
キシド 2.5g の均一な混合物を入れた。 【0086】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 12.7gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0087】 【実施例10】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0088】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 157.0g エポキシ樹脂 115.2g 3−メルカプトプロピオン酸 3.6g安息香酸 4.
2g 1−メトキシ−2− プロパノール 81.2gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合した
。 【0089】滴下ロートに、 アクリル酸 25.1g メチルメタクリレート 7.0g スチレン 29.1g グリシジルエステル 56.7g、及びジクミルペルオ
キシド 2.1g の均一な混合物を入れた。 【0090】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 10.9gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、452gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0091】 【実施例11】以下の点以外は実施例10と同じ操作を
繰り返した。 【0092】滴下ロートに、 アクリル酸 15.4g メタクリル酸 12.2g メチルメタクリレート 7.1g スチレン 29.65g グリシジルエステル 53.55g 、及びジクミルペ
ルオキシド 2.10g の均一な混合物を入れた。 【0093】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、 11.4gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、430gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0094】 【実施例12】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0095】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 168.2g エポキシ樹脂 123.4g 3−メルカプトプロピオン酸 3.9g安息香酸 4.
5g 1−メトキシ−2− プロパノール 83.0gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.5gを均一に混合した
。 【0096】滴下ロートに、 アクリル酸 20.95g メチルメタクリレート 5.80g スチレン 24.20g グリシジルエステル 47.30g ジクミルペルオキシド 1.75g の均一な混合物を入れた。 【0097】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、9.1gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、351gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0098】 【実施例13】以下の点以外は実施例12と同じ操作を
繰り返した。 【0099】滴下ロートに、 アクリル酸 12.80g メチルアクリル酸 10.20g メチルメタクリレート 5.95g スチレン 24.70g グリシジルエステル 44.55g 、及びジクミルペ
ルオキシド 1.80g の均一な混合物を入れた。 【0100】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、9.5gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、351gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0101】 【実施例14】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0102】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 179.4g エポキシ樹脂 131.7g 3−メルカプトプロピオン酸 4.1g安息香酸 4.
8g 1−メトキシ−2− プロパノール 84.8gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.5gを均一に混合した
。 【0103】滴下ロートに、 アクリル酸 16.8g メチルメタクリレート 4.7g スチレン 19.3g グリシジルエステル 37.8g、及びジクミルペルオ
キシド 1.4g の均一な混合物を入れた。 【0104】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、7.3gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、300gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0105】 【実施例15】以下の点以外は実施例14と同じ操作を
繰り返した。 【0106】滴下ロートに、 アクリル酸 10.25g メタクリル酸 8.15g メチルメタクリレート 4.75g スチレン 19.80g グリシジルエステル 35.65g ジクミルペルオキシド 1.40g の均一な混合物を入れた。 【0107】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、7.6gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、300gの脱イオン水をまた、2時間に渡って加え
た。 【0108】 【実施例16】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0109】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 190.7g エポキシ樹脂 139.9g 3−メルカプトプロピオン酸 4.4g安息香酸 5.
0g 1−メトキシ−2− プロパノール 86.7gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.5gを均一に混合した
。 【0110】滴下ロートに、 アクリル酸 12.60g メチルメタクリレート 3.50g スチレン 14.50g グリシジルエステル 28.35g ジクミルペルオキシド 1.05g の均一な混合物を入れた。 【0111】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、5.4gのジメチルエタノールアミンを加え、その
後、284.7gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0112】 【実施例17】以下の点以外は実施例5と同じ操作を繰
り返した。 【0113】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 260.8g エポキシ樹脂 191.3g 3−メルカプトプロピオン酸 6.0g安息香酸 6.
9g 1−メトキシ−2− プロパノール 125.3gメチ
ルイソブチルケトン 12.0g Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.6g
を均一に混合した。 【0114】滴下ロートに、 アクリル酸 17.30g メタクリル酸 13.80g メチルメタクリレート 8.00g スチレン 33.35g グリシジルエステル 60.15g ジクミルペルオキシド 2.40g の均一な混合物を入れた。 【0115】反応フラスコの内容物を95℃に冷却した
後、12.85gのジメチルエタノールアミンを加え、
その後、500gの脱イオン水をまた、2時間に渡って
加えた。 【0116】 【実施例18】攪拌機、温度計、還流冷却器及び滴下ロ
ートを備えた2lの反応フラスコ中、実施例1の二量化
した脂肪酸 126.4g 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4− エ
ポキシシクロヘキシルカルボキシレート〔チバ‐ガイギ
ー社(Ciba−Geigy)よりAraldite
CY−179の商標にて市販されている〕 68.4g 3−メルカプトプロピオン酸 5.2gメチルイソブチ
ルケトン 40.0g Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.4g
を均一に混合した。 【0117】滴下ロートに、 スチレン 75.5g ブチルメタクリレート 51.5g メチルメタクリレート 36.3g メタクリル酸 31.2g ジクミルペルオキシド 5.5g 、及びジプロピレン
グリコールモノイソプロピルエーテル 60.0g の均一な混合物を入れた。 【0118】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に 1
00℃へと加熱し、その温度で4時間保った後、滴下ロ
ートの内容物を加えた。反応混合物の温度を次に 13
0℃とし、この温度をさらに4時間保った。 【0119】反応フラスコの内容物を次に 100℃に
冷却して 25.8gのジメチルエタノールアミンを加
え、その後、808gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0120】 【実施例19】攪拌機、温度計、還流冷却器及び二つの
滴下ロート(A及びB)を備えた2lの反応フラスコ中
で、 実施例1の二量化した脂肪酸 138.80g実施例1
8のエポキシ樹脂 75.10g安息香酸 3.25g 1−メトキシ−2− プロパノール 33.00gCr
(III)−2−エチルヘキサノエート 0.40gを
均一に混合した。 【0121】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 2.85g、及びメチル
イソブチルケトン 10.00gの均一な混合物を入れ
、滴下ロートBに、スチレン 64.2g ブチルアクリレート 69.1g 2−ヒドロキシプロプルメタクリレート 22.2gメ
タクリル酸 19.9g ジクミルペルオキシド 4.6g 、及び1−メトキシ
−2− プロパノール 40.0gの均一な混合物を入
れた。 【0122】換気の後、該反応フラスコと滴下ロートを
窒素雰囲気下とした。反応フラスコの内容物を次に 1
00℃へと加熱し、その温度で2時間保った後、滴下ロ
ートAの内容物を加え、該反応混合物をさらに2時間
100℃に保った。滴下ロートBの内容物を次に加え、
反応混合物の温度を 125℃に上昇させてその温度に
4時間保った。 【0123】反応フラスコの内容物を次に 100℃に
冷却して 16.5gのジメチルエタノールアミンを加
え、その後、791gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0124】 【実施例20】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0125】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 126.15g エポキシ樹脂 68.25g 安息香酸 3.00g ジプロピレングリコールジメチルエーテル 33.00
g 、及び Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.40
gを均一に混合した。 【0126】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 2.6g 、及びジプロ
ピレングリコールジメチルエーテル 7.0gの均一な
混合物を入れ、滴下ロートBに、スチレン 72.55
g ブチルアクリレート 98.22g メタクリル酸 24.00g ジクミルペルオキシド 5.23g、及びジプロピレン
グリコールジメチルエーテル 60.00gの均一な混
合物を入れた。 【0127】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、19.9g のジメチルエタノールアミンを加
え、その後、731gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0128】 【実施例21】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0129】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 176.99g エポキシ樹脂 95.76g メチルエチルケトン 16.00g 1−メトキシ−2− プロパノール 20.00g 、
及びCr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.
40gを均一に混合した。 【0130】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 7.25g、及び1−メ
トキシ−2− プロパノール 8.00gの均一な混合
物を入れ、滴下ロートBに、アクリル酸 25.1g メチルメタクリレート 7.0g スチレン 29.1g 実施例1のグリシジルエステル 56.7gジクミルペ
ルオキシド 2.1g 、及び1−メトキシ−2− プ
ロパノール 45.2gの均一な混合物を入れた。 【0131】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、10.9g のジメチルエタノールアミンを加
え、その後、591gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0132】 【実施例22】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0133】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 177.94g エポキシ樹脂 94.22g 安息香酸 4.20g メチルエチルケトン 16.00g 1−メトキシ−2− プロパノール 20.00g 、
及びCr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.
40gを均一に混合した。 【0134】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 3.64g、及び1−メ
トキシ−2− プロパノール 8.00gの均一な混合
物を入れ、滴下ロートBに、アクリル酸 25.1g メチルメタクリレート 7.0g スチレン 29.1g グリシジルエステル 56.7g ジクミルペルオキシド 2.1g 1−メトキシ−2− プロパノール 45.2gの均一
な混合物を入れた。 【0135】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、10.9g のジメチルエタノールアミンを加
え、その後、553gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0136】 【実施例23】以下の点以外は実施例19と同じ操作を
繰り返した。 【0137】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 267.18g エポキシ樹脂 141.46g 安息香酸 3.15g プロピレングリコールジメチルエーテル 30.00g
ジプロピレングリコールジメチルエーテル 26.24
g 、及びCr(III)−2−エチルヘキサノエート
0.63gを均一に混合した。 【0138】滴下ロートAに、 3−メルカプトプロピオン酸 8.21g、及びジプロ
ピレングリコールジメチルエーテル 17.25gの均
一な混合物を入れ、滴下ロートBに、アクリル酸 37
.65g メチルメタクリレート 10.50g スチレン 43.65g グリシジルエステル 85.05g ジクミルペルオキシド 3.15g、及びジプロピレン
グリコールジメチルエーテル 60.33gの均一な混
合物を入れた。 【0139】反応フラスコの内容物を 100℃に冷却
した後、16.34gのジメチルエタノールアミンを加
え、その後、641gの脱イオン水をまた、2時間に渡
って加えた。 【0140】 【表1】 水性ポリマー分散物の特性 分散物
固形分 粘 度 pH
平均粒子 (実施例) (重量%)
(Pa.s.) サイズ(nm)
1 37
0.60 8.1 89
2 40 0.1
2 7.2 68 3
39 0.60
8.1 115 4
40 0.14
8.1 128 5
35 0.63 8.6
113 6
32 0.60 8.5
63 7 34
0.73 8.4
74 8 39
2.40 8.4 99
9 40
0.66 8.2 102
10 42 0
.52 8.2 120
11 43 0.3
6 8.3 159 1
2 47 0.70
8.0 187 13
47 0.96
8.2 186 14
50 0.53
8.1 242 15
50 0.60 8.
1 238 16
51 0.24 8.1
310 17
48 0.62 8.2
209 18 3
0 1.87 8.6
33 19 31
0.53 8.6
48 20 32
0.33 8.9 89
21 37
1.00 7.9 72
22 38
0.78 8.1 136
23 43 0.
53 7.8 136 【0141】 【比較例1】以下の点以外は実施例10と同じ操作を繰
り返した。 【0142】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 156.4g エポキシ樹脂 114.8g ジメチロールプロピオン酸 4.6g 安息香酸 4.2g 1−メトキシ−2− プロパノール 81.2gメチル
イソブチルケトン 8.0g 、及びCr(III)−
2−エチルヘキサノエート 0.4gを均一に混合した
。 【0143】得られた水性分散物は、相分離が起こった
ほど不安定であった。 【0144】 【比較例2】以下の点以外は実施例10と同じ操作を繰
り返した。 【0145】反応フラスコ中で、 二量化した脂肪酸 157.6g エポキシ樹脂 115.7g プロピオン酸 2.5g 安息香酸 4.2g 1−メトキシ−2− プロパノール 81.2gメチル
イソブチルケトン 8.0g Cr(III)−2−エチルヘキサノエート 0.4g
を均一に混合した。 【0146】得られた水性分散物は、相分離が起こった
ほど不安定であった。 【0147】 【実施例24〜48】コーティング組成物の調製 以
下の実施例24〜48において、多くの着色していない
(実施例24〜46)及び着色した(実施例47、48
)、本発明に従うコーティング組成物を、分散物、メラ
ミン硬化剤、任意的な脱イオン水、及び任意的な酸化チ
タン(顔料)を、表2に示したようにして、均一に混合
することによって調製した。 【0148】実施例24〜48で使用したメラミン硬化
剤は、アメリカン シアナミド社(American
Cyanamid) よりCymel 327 の商
標の下で市販されている、固形分90%のメラミン樹脂
である。 【0149】脱イオン水は、コーティング組成物を約0
.1 Pa・s 〔フォード カップ(FordCu
p) No.4 での30秒間の流出粘度(run−o
ut viscosity) 〕の噴霧粘度(spra
y viscosity) に調節するために加えた。 【0150】これらコーティング組成物の固形分は、分
散物についての上記と同じ方法で測定した。その結果を
また表2に示す。 【0151】これらの各コーティング組成物を、リン酸
亜鉛で予備処理された鋼板(Bonder132)に施
与し、焼き付けオーブン中、 140℃の温度で30分
間硬化させた。そうして得られたコーティングの種々の
特性を測定した。 その結果を表3に示す。 【0152】ペルソ硬度(Persoz hardne
ss) を、フランス工業規格 NF T30−016
に従い測定した。その結果は秒で示される。自動車塗
装のための受容し得る最少は、約 180秒間である。 【0153】コーティングの可撓性は、ASTM D2
794−69 に従い、0.908kg のボール重量
、15.9mmのボール直径及び16.3mmの口径(
aperture)を用いてのボール インパクト試
験機(ball impact tester)により
測定した。その結果はkg・cmで表される。コートし
た側についての受容し得る最少の可撓性は、約35kg
・cmであり、最大の測定可能値は85kg・cmであ
る。 【0154】コーティングにまた、エリクセン(Eri
chsen)へこみテストによる試験を行い、その結果
をmmにて示した。6よりも高い試験値は可撓性コーテ
ィングを、2の値は脆いコーティングを示す。 【0155】コーティング光沢は米国工業規格ASTM
D−523に従い、60°及び20°にて測定した。 鋼基体上での60°における80より高い光沢値は、か
なり高い。 【0156】 【表2】 コーティング組成物の処方 実施例
分散物 硬化剤
水 酸化チタン 固形分
種類(実施例) 量(g) (g)
(g) (g) (重量
%) 24 1
100.0 10.2 7.0
− 36.8 25
2 100.0
14.6 2.0 −
43.0 26 3
100.0 14.3
6.0 − 38.7
27 4
100.0 14.6 3.0
− 39.5 28
5 100.0
12.7 8.0 −
35.5 29 6
100.0 11.7
2.0 − 35.8
30 7 1
00.0 12.5 3.4
− 36.5 31
8 100.0 1
4.3 6.5 −
39.3 32 9
100.0 14.6 4
.0 − 41.0
33 10 10
0.0 15.4 3.3
− 43.1 34
11 100.0 1
5.7 4.0 −
44.5 35 12
100.0 17.1
4.5 − 47.1
36 13 1
00.0 17.3 7.0
− 46.6 37
14 100.0
18.4 4.0 −
50.2 38 15
100.0 18.5
6.0 − 49.7
39 16
100.0 18.7 3.3
− 51.5 40
17 100.0
17.7 5.0 −
48.2 41 18
100.0 11.1
8.0 − 32.7
42 19
100.0 11.5 2.0
− 34.4 43
20 100.0
11.9 − −
35.8 44 21
100.0 13.6
2.9 − 39.4
45 22
100.0 13.8 3.0
− 39.3 46
23 100.0
20.5 3.7 −
44.3 47 10
100.0 15.4
1.0 55.5 55.
6 48 12
100.0 17.1 4.0
61.5 58.5 【0157】 【表3】 コーティングの特性 コーティング 厚み ペルソ硬 可撓性
(kg・cm) エリクセ 光沢 (実
施例) (μm) 度(秒) コート側
裏面 ン値(mm) 60°20°
24 40 21
1 >85 76 8
.3 102 89 2
5 36 270
56 28 6.8
100 80 26
43 250
76 66 7.9
102 85 27
36 252 >8
5 80 7.8 10
2 86 28
40 274 82
68 8.0 102
89 29 40
293 42
10 6.5 100 82
30 42
287 46 16
7.3 98 83
31 42
278 50 22
7.3 99 84
32 41 272
64 28 8
.1 99 86 3
3 39 270
68 54 7.7
98 86 34
46 263
>85 >85 8.5
100 88 35
40 260 82
74 7.9 99
84 36 4
0 270 >85
>85 9.1 99 84
37 37
260 >85 >85
7.9 99 83
38 39 26
5 >85 >85 9.
0 98 83 39
36 268
>85 >85 7.9
97 66 40
39 264 >85
>85 8.9 98
83 41 43
330 35
10 7.4 97 80
42 46
296 44 32
8.0 98 84
43 39
278 71 57
8.5 96 78
44 47 265
>85 >85 7.9
94 77 45
42 259
77 37 7.5
93 70 46
39 292 >
85 39 6.2
93 80 47
39 265 62
50 7.6 91
79 48 40
254 80
70 7.8 91 78
【0158】本発明に従う好ましい態様の、限られた数
のみが上に記載されている。しかしながら、当業者であ
れば、本発明の範囲から逸れることなく、多くの置換、
改変及び交替をなし得ると言うことが理解できるであろ
う。
Claims (22)
- 【請求項1】 (A) ポリマー(核)及びその上に
グラフトされた (B)一以上の付加重合体に基づく鎖
(殻)を含有するハイブリッドポリマーにおいて、i.
ポリマー(A) がメルカプト官能性ポリ(エポキシエ
ステル)を含有し、このポリ(エポキシエステル)が、
(1) エポキシ末端ポリ(エポキシエステル)と、(
2) (a) 第一メルカプト基及び(b) エポキシ
基に対して、第一メルカプト基よりもより反応性の基を
含有する化合物との反応生成物であることii. 付加
重合体に基づく鎖(B) が、約20〜100 の酸価
を有すること;並びに iii.一以上の付加重合体に基づく鎖(B) が、ポ
リマー(A)上に、メルカプト官能性のポリ(エポキシ
エステル)の存在下でラジカル重合し得るモノマーの付
加重合によってグラフトされていることを特徴とするハ
イブリッドポリマー。 - 【請求項2】 ハイブリッドポリマーの全重量に基づ
き、約40〜90重量%のポリマー(A) 、及び約1
0〜60重量%の、付加重合体に基づく鎖(B)を含有
することを特徴とする、請求項1記載のハイブリッドポ
リマー。 - 【請求項3】 エポキシ末端ポリ(エポキシエステル
)が約 150〜2000の範囲内の数平均分子量(M
n )を有する、nモルのビスエポキシドと4〜40個
の炭素原子を有する、n−1モルのジカルボン酸(ここ
で、n=2〜10である)の反応生成物を含有すること
を特徴とする、請求項1記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項4】 ポリ(エポリシエステル)が、約 4
00〜20000 の範囲内のMn を有する、請求項
3記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項5】 ビスエポキシドが、ビスフェノールA
のジグリシジルエーテル、及びエピクロロヒドリンとビ
スフェノールAからのエポキシオリゴマーより選択され
る、請求項3記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項6】 ジカルボン酸が二量化した脂肪酸を含
む、請求項3記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項7】 第一メルカプト基含有化合物が、一般
式(I) HS−R−X (I) (ここで、Rは1〜24個の炭素原子を有する炭化水素
基であり、Xはエポキシ基に対して、第一メルカプト基
よりもより反応性の基である)の化合物を含む、請求項
1記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項8】 Rが1〜11個の炭素原子を有するア
ルキレン基であり、Xがアミノ基またはカルボキシル基
である、請求項7記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項9】 第一メルカプト基含有化合物が、メル
カプトモノカルボン酸を含有する、請求項7記載のハイ
ブリッドポリマー。 - 【請求項10】 第一メルカプト基含有化合物の一部
が、一般式(II) R1 −X1 (II) (ここで、R1 は1〜40個の炭素原子を有する炭化
水素基であり、X1 はエポキシ基に対して、第一メル
カプト基よりもより反応性の基である)のモノ官能性化
合物で置き換えられている、請求項7記載のハイブリッ
ドポリマー。 - 【請求項11】 R1 が1〜24個の炭素原子を有
する、アルキル基、アルアルキル基、アリール基または
シクロアルキル基であり、X1 がアミノ基またはカル
ボキシル基である、請求項10記載のハイブリッドポリ
マー。 - 【請求項12】 モノ官能性化合物が、モノカルボン
酸を含有する、請求項11記載のハイブリッドポリマー
。 - 【請求項13】 第一メルカプト基含有化合物が、少
なくとも約1/4の、X基/エポキシ基の当量比にて用
いられる、請求項10記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項14】 第一メルカプト基含有化合物が、少
なくとも約1/2の、X基/エポキシ基の当量比にて用
いられる、請求項13記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項15】 第一メルカプト基含有化合物とモノ
官能性化合物の組み合わせが、約1/4〜1/1の、(
X基+X1 基)/エポキシ基の当量比にて用いられる
、請求項13記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項16】 付加重合体に基づく鎖が、35〜5
5モル%のスチレン及び/またはα‐メチルスチレン;
20〜50モル%の、一般式(III) の化合物 【化1】 (ここで、R2 は水素原子またはメチル基であり、R
3 は4〜10個の炭素原子を有するアルキル基である
);並びに0〜30モル%の、ラジカル重合し得る一以
上のモノマーを含有するモノマー混合物から作られる、
請求項1記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項17】 付加重合体に基づく鎖が、35〜5
5モル%のスチレン及び/またはα‐メチルスチレン;
20〜50モル%の、アクリル酸及び/またはメタクリ
ル酸;並びに0〜30モル%の、ラジカル重合し得る一
以上のモノマーを含有するモノマー混合物から作られ、
ここにおいて、重合の間にまたはその後に、反応生成物
が、一般式(IV)【化2】 (ここで、R3 は4〜10個の炭素原子を有するアル
キル基である)を有するカルボン酸のグリシジルエステ
ルと反応させられる、請求項1記載のハイブリッドポリ
マー。 - 【請求項18】 ハイブリッドポリマー中の酸基が、
少なくとも部分的に中和されている、請求項1〜17の
いずれか一つに記載のハイブリッドポリマー。 - 【請求項19】 請求項18記載の、少なくとも部分
的に中和されたハイブリッドポリマーに基づく水性分散
物。 - 【請求項20】 請求項19記載の水性分散物に基づ
く水性コーティング組成物。 - 【請求項21】 コーティング組成物がさらに、ヒド
ロキシル基反応性硬化剤を含有する、請求項20記載の
水性コーティング組成物。 - 【請求項22】 ポリマー(A) 上に、一以上の付
加重合体に基づく鎖(B) を、メルカプト官能性ポリ
(エポキシエステル)の存在下で、ラジカル重合し得る
モノマーの付加重合によって、ポリマー(A) 上にグ
ラフトする工程を含む、請求項1〜18のいずれか一つ
に記載のハイブリッドポリマーの製造法。
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|---|---|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3062363A Pending JPH04220410A (ja) | 1990-03-06 | 1991-03-05 | ハイブリッドポリマーの水性分散物及びそれより得られるコーティング組成物 |
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1991
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