JPH04220558A - 低温側路を用いた高速蒸気検出法、および検出装置 - Google Patents

低温側路を用いた高速蒸気検出法、および検出装置

Info

Publication number
JPH04220558A
JPH04220558A JP3070377A JP7037791A JPH04220558A JP H04220558 A JPH04220558 A JP H04220558A JP 3070377 A JP3070377 A JP 3070377A JP 7037791 A JP7037791 A JP 7037791A JP H04220558 A JPH04220558 A JP H04220558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
pyrolyzer
compounds
vapor
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3070377A
Other languages
English (en)
Inventor
David P Rounbehler
デヴィッド ピー.ラウンベーラー
David P Lieb
デヴィッド ピー.リーブ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thermo Fisher Scientific Inc
Original Assignee
Thermedics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thermedics Inc filed Critical Thermedics Inc
Publication of JPH04220558A publication Critical patent/JPH04220558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/84Preparation of the fraction to be distributed
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/84Preparation of the fraction to be distributed
    • G01N2030/8405Preparation of the fraction to be distributed using pyrolysis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/76Chemiluminescence; Bioluminescence
    • G01N21/766Chemiluminescence; Bioluminescence of gases
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/38Flow patterns
    • G01N30/46Flow patterns using more than one column
    • G01N30/461Flow patterns using more than one column with serial coupling of separation columns
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/62Detectors specially adapted therefor
    • G01N30/74Optical detectors

Landscapes

  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蒸気の選択的検出法
に関し、さらに詳細には、特異的化合物、特にある種の
窒素含有化合物を検出するための、改良型高速ガスクロ
マトグラフィー分析法に関する。
【0002】
【従来の技術】クロマトグラフィーは、特異的化合物が
検出される分析法の一部として、気体または液体試料の
成分を経時的に分離するために、一般に利用されている
。成分を経時的に分離すれば、ピークシグナルによって
、特定の化合物を強力な妨害物質または目的とするその
他の特異的化合物から識別することが可能となる。この
ピークシグナルは、ガスまたは液体クロマトグラフィー
の下流にある検出器の出力として、異なった時間に現れ
る。特定の時間、ならびに特定のシグナルの強度および
形は、既知の成分の試料を使って検量線を作成すること
によって予め求めておくことができ、クロマトグラフを
含む検出系は電気的にパターンを描くことができ、目的
とする各化合物の検出時にアラームまたは特異的応答が
得られる。ガスクロマトグラフィー(GC)系は、未知
成分の蒸気またはガスを含む試料の分析に極めて有用で
あることが証明されている。最近開発されたGC系は、
かなり迅速および精確に試料中の特定物質を分離および
検出することができる。しかし特に、このようなGC系
の選択性および感度の面で、さらに一層の改良が望まれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、改良型高
速蒸気検出GC系および方法を提供することが、この発
明の一つの目的である。
【0004】特異的窒素化合物を選択的に検出するため
の改良系を提供することが、この発明のもう一つの目的
である。
【0005】2つの不連続な時間間隔中に異なった化合
物を検出するための高速蒸気検出器、少なくとも1つの
検出間隔中に強力な妨害物質を除去する改良点を有する
高速蒸気検出器を提供することが、この発明の特別の目
的である。
【0006】また、火薬などのニトロ化合物の蒸気の改
良した高速検出用に高選択性または高感度の装置および
方法を提供することが、この発明の目的である。
【0007】
【発明の概要】この発明は、特異的化合物の蒸気の高速
、高感度検出を行うための改良法および改良装置に関す
る。この装置は、窒素含有の火薬などの化合物の蒸気を
含む気体試料を処理するために、第1のガスクロマトグ
ラフ(GC1)、第1の熱分解器、第2のガスクロマト
グラフ(GC2)および第2の熱分解器が直列に連続し
てつながったものである。この発明に従えば、第1のガ
スクロマトグラフの流出ガスの一部を第2のガスクロマ
トグラフではなく側路を通じて導くために装置の中に分
流器がくみこまれている。側路に別れた気体試料部分は
第3の熱分解器を流れ、特異的ガス検出器に入る。残り
の部分は、バルブの作用によって、好ましくは側路から
の流れとともに特異的ガス検出器に入るか、真空ポンプ
を通ってガス抜きされる。そのバルブを別の位置に切り
変え、一定の継続的な時間間隔をとってガスクロマトグ
ラフを急速加熱すると、所定の時間で特異的ガスの検出
が可能となり、その特異的ガスを発生している化合物を
同定することができる。
【0008】ある種の火薬などの特異的窒素含有化合物
の検出において、窒素含有化合物の蒸気は、キャリアー
ガスとともに分離のために第1のガスクロマトグラフに
導かれる。ニトラミンおよび亜硝酸エステルが気体試料
中に存在していれば、これらの分離された蒸気が第1の
時間間隔中に第1の熱分解器を通過して、第1のガスク
ロマトグラフの急速加熱の結果、しかも典型的には急速
加熱の間にこれらのガスが分解して酸化窒素(NO)ガ
スおよび二酸化窒素(NO2)ガスを生じる程度の温度
に、第1の熱分解器が加熱される。側路に別かれた部分
の中の二酸化窒素ガスは、第3の熱分解器中でNOに転
化されるが、その際、NOおよびNO2 を第1の熱分
解器で発生する化合物の検出を妨害するような他の化合
物からの余分のNOまたはNO2 を発生させない。高
温の第2の熱分解器において化合物の分解による妨害物
質の危険を伴わないで、続いて、側路からのNOガスは
、NO検出器で迅速に検出されるが、ただし高温の第2
の熱分解器の流出ガスが第1の時間間隔中に真空ポンプ
で排気される。検出器から得られるNOシグナルが、特
異的窒素含有化合物の同定に用いられる。第1の時間間
隔中での窒素含有化合物の検出の選択性および感度は、
側路を用いないで得られる結果に勝るものである。
【0009】第2の時間間隔中で第2のガスクロマトグ
ラフ(GC2)は急速に加熱され、GC2から放出され
た分離された蒸気は、第2(高温)の熱分解器で分解さ
れて、検出対象の窒素含有化合物からNOを生じる。第
2の熱分解器の流出ガスは、単独でまたは側路の流出ガ
スとともにNO検出器に入り、第2の時間間隔中の所定
の時間に得られるNOシグナルが、第2の熱分解器中で
NOを生じさせた窒素含有化合物の存在を示し、それら
が同定される。
【0010】この発明の好ましい蒸気検出系では、GC
1から流出ガスの一部を分散させるための分流器は、第
1の熱分解器と第2のガスクロマトグラフとの間の簡単
なT型接続装置である。また、側路を通過する流量の分
画を抵抗によって測定する一定の管のような流量調節器
が側路には含まれる。第3の熱分解器は、銀含有の気体
接触表面を有することが望ましい。好ましい第3の熱分
解器は、銀の管よりなり、比較的低温(例えば、約14
0℃ないし200℃の温度範囲)で操作可能であって、
NO2 をNOに還元し、ただし、第1の時間間隔中で
検出対象の特異的化合物の検出を妨害するような、窒素
含有化合物の他の蒸気からNOを発生させない。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、この発明の改良
型蒸気検出系(30)の主要な構成要素を示すブロック
図である。系(30)では窒素含有化合物、特に窒素含
有の火薬のような1個以上のNO2 基を含む化合物の
ための検出器を含む形で示されている。しかし、その原
理は、NO検出器以外の特異的ガス検出器を使用するこ
とによって、その他の化合物にも応用することができる
【0012】
【実施例】系(30)は、気体試料中に含まれる蒸気が
導かれる、直列に結合された数個の構成要素成分を含ん
でいる。蒸気は逐次に濃縮され、ガスクロマトグラフの
中で分離され、熱分解器で加熱されて、特異的ガスを生
成する。したがって、異なった時間で酸化窒素(NO)
など特異的ガスの検出は、逆にガスを生成する化合物の
検出を可能とする。ここで用いた「蒸気」とは、気相中
のみならず、エーロゾルおよびこまかい粒子の浮遊状態
にある物質をも指す。このような蒸気は周囲の空気中に
微量(例えば1兆部の空気あたり0.1部未満の火薬)
で存在可能である。表面の加熱の有無にかかわず、表面
上に空気を通過させることによって、および/または表
面をジェットエアと接触させることによってこのような
蒸気は表面から容易に取りさることができ、回収するこ
ともできる。この発明における検出対象の蒸気は、高速
ガスクロマトグラフィーで選択的に保持および分離され
得るものである。上記の「気体試料」とは、蒸気と空気
または別のキャリアーガス(例えば、水素またはヘリウ
ム)との混合物をいう。
【0013】蒸気検出系(30)、特にその側路によっ
て得られる利点の理解は、直列の2本のガスクロマトグ
ラフおよび熱分解器の操作が分かれば容易である。これ
ら構成要素を説明する中で、系(30)の重要な特徴は
試料を迅速に分析する能力、例えば、約30秒未満(第
1のガスクロマトグラフに試料を注入してからでは10
秒未満)にあることに留意すべきである。
【0014】まず、窒素含有火薬(例えば、TNT、ニ
トログリセリン)などの特異的蒸気の有無を確かめる分
析対象の気体試料が、迅速かつ、精確な分析にはあまり
にも低い濃度の蒸気を含有していることもある。したが
って、蒸気検出系(30)には、一緒に通過する空気ま
たはキャリアーガスの流れから蒸気をトラップして濃縮
する蒸気濃縮装置(32)が含まれていることが好まし
い。図1に示すように、好ましい蒸気濃縮装置(32)
は、バルブ(46)のついた流路(44)で接続した2
つの蒸気濃縮器VCl(38)およびVC2(40)か
らなっている。蒸気濃縮器VCl(38)およびVC2
(40)のそれぞれは、水素などのガスを濃縮器に供給
するキャリアーガス供給装置(48)に接続されている
。蒸気濃縮装置(32)の操作は典型的にまず、空気試
料(初めにコレクター中で蒸気をトラップし、その後コ
レクターを通過した空気流へ蒸気を脱着させることによ
って作製される可能性がある試料)を導入流路(50)
を通過させてVCl(38)に導いて、VCl(38)
の流出ガス(空気および非トラップ成分)を排出流路(
52)から真空ポンプ(54)方向へ通過させることに
よって行う。続いて、バルブ(46)を切り替えて、V
Cl(38)とVC2(40)(小さい内部容積)との
間の流通を可能にする。蒸気をVCl(38)から流出
させ、供給装置(48)からのキャリアーガスによって
VC2(40)へ導き、そこで、蒸気はトラップされて
、さらに濃縮される。
【0015】検出系(30)の好ましい蒸気濃縮器各々
は、VC2(40)の場合には内径0.32mm、長さ
約13センチの同定用の水晶製の毛細管GC管のような
径の小さな管を含む。なお、この管の内表面には、重合
シリコン(例えば、カリフォルニア州のJ & W, 
Scientific of Folsom から入手
できるDB5)などのガスクロマトグラフ用材料が薄く
(例えば、1〜3μm )コーチングされている。この
毛細管は、外表面が冷却物体と接触している細い金属管
に通過しているか、密に収納されている。この物体(例
えば、熱電冷却器と熱的に接触している金属ブロック)
は、通常、蒸気濃縮器(40)の金属管およびその内部
の毛細管を室温あるいはそれ以下(例えば、約10℃)
に維持するので、GCのコーチングが、毛細管を通った
気体試料からの蒸気をトラップすることになる。また、
外部の金属管は金属管の調節された急速抵抗加熱(例え
ば、1秒間に約10℃から250℃に)のため電源に接
続される。この急速加熱は、プログラム調節下で自動的
に行われることが好ましく、すなわち、その調節では金
属管の抵抗は、連続的にモニターされ、管にかかった電
力と到達温度を調節する際のフィードバックパラメータ
ーとして使用され、ついで毛細管中のGCコーチングを
加熱することになり、毛細管を通過したキャリアーガス
の流れに蒸気が放出または流出される。このようなキャ
リアーガスは一部の実用例では空気である場合もあり、
その主な利点は、簡単に入手できる点にある。しかし、
空気は、高い感度、選択性および速度が要求される窒素
含有化合物の分析に用いられる他の気体に比べて、適切
とはいえない。その理由は、空気が不純物を含み、比較
的高分子量であるためであり、また、酸素の含有量が望
ましくない反応を起こす可能性があるためである。好ま
しいキャリアーガスとしては、純粋かつ軽量であって、
検出対象の化合物、もしくは熱分解産物、もしくは気体
試料に存在するとみられる他の化合物と反応性のないも
のが好ましい。水素は、キャリアーガス供給装置(48
)から蒸気濃縮器(40)に加圧下で供給される気体で
あって、火薬などの窒素含有化合物の分析に使用するの
に好ましいキャリアーガスである。水素は1つの反応体
としてのオゾンと共に化学発光原理のNO検出器を流れ
る(低圧で)ときでも安全なことが認められている。ヘ
リウムもキャリアーガスとして適している。
【0016】蒸気が蒸気濃縮器VC2(40)に伝達さ
れ、そこでトラップされたのち、キャリアーガスがVC
2(40)を通過する間に、蒸気濃縮器は迅速加熱され
る。蒸気は、検出対象の化合物の分解を伴わずに、VC
2(40)から排出され、直ちに第1のガスクロマトグ
ラフGC1(60)に入る、あるいは「注入される」。 このGC1では、特異的化合物の蒸気は、選択的に保持
されて、検出対象の他の化合物および対象外の化合物の
双方から分離される。
【0017】GC1(60)および第2のガスクロマト
グラフGC2(64)は、中等温度の熱分解器(62)
通過後にGC1(60)の流出ガスを受け入れ、蒸気濃
縮器(38)と類似の構造をとることもある。だたし、
前2者が典型的なにコイル状であって、後者より実質的
に長い点が異なる。GC1(60)およびGC2(64
)の典型的な長さは、60ないし300cm  である
。 また、GC1(60)およびGC2(64)は、オーブ
ン(140)(図3)によって蒸気濃縮器(38)より
いくらか高い温度(例えば、80ないし120℃)に維
持するのが好ましい。だたし、GC毛細管の柱を収容す
る金属管に電力を供給することによってその温度が急速
に上昇する短かい間隔は別である。GC1(60)の温
度が急上昇(例えば、3〜4秒間で約95℃から300
℃に)するときそれまで保持されていて、更に蒸気濃縮
器(38)から流入後に経時的に分離される蒸気はGC
1(60)から急激に分離された形で現れ、中等温度の
熱分解器(62)に入る。中等温度の熱分解器(62)
から未分解の形で選択的保持と分離のために流入した分
離可能蒸気についてGC2(64)の調節加熱によって
、後から同じ効果が生じる。中等温度の熱分解器(62
)は、GC1(60)とGC2(64)との間に(毛細
管の)流路の短い(例えば、15cm)部分を含むこと
もある。しかし、気体試料中に含まれる蒸気中に第1組
の特異的化合物が存在していれば、それを分解するに十
分な温度に熱分解器(62)を連続的に加熱することが
好ましい。その際、第2組の(より熱的に安定な)化合
物の蒸気は分解されない。例えば、ある種の窒素含有火
薬の検出では、中等温度の熱分解器(62)を電気的加
熱などによって約400℃の温度に維持することもでき
る。この温度では、ニトラミンおよび亜硝酸エステル(
それぞれの構造式の中にN−NO2 またはO−NOx
 (x=1、2)を有する化合物であって、例えば、ニ
トログリセリン(NG)、エチレングリコールジニトレ
ート(EGDN)、ペンタエリスリトールテトラニトレ
ート(PETN)、ならびにニトラミンHMXおよびR
DX)は1秒間に約1cm3 の流速で熱分解器(62
)を通過する際、容易に分解して酸化窒素(NO)ガス
、および二酸化窒素(NO2 )ガスを生じる。しかし
、C−ニトロ化合物として知られる第2組の化合物の火
薬(その構造式の中にC−NOx (x=1、2)を有
している化合物であって、例えば、ジニトロトルエン(
DNT)およびトリニトロトルエン(TNT))、なら
びに香料、塗料など他の窒素含有有機化合物は、強力な
妨害物質であって、水素などのキャリアーガス中の蒸気
として熱分解器の管を通過する際に分解されない高温熱
分解器(70)は、GC2(64)の流出ガスを受け入
れる位置にあって、中等温度の熱分解器(62)と類似
した構造をとることも可能である。また典型的には長さ
約13ないし30cm  、内径約0.3cm  の水
晶またはセラミック管であってもよい。この高温熱分解
器(70)は、加熱器によって、約800℃ないし10
00℃(典型的には約850℃)の温度範囲に維持され
る。この温度では検出対象である第2組の化合物(例え
ば、DNTおよびTNT)の蒸気、ならびに中等温度の
熱分解器(62)中で蒸気の分解によって生じたNO2
 ガスは分解し、これらが高温の熱分解器(70)を通
過した気体試料に含まれる場合にはNOを生成する。
【0018】熱分解器(62)または(70)のどちら
かで発生した酸化窒素ガスはバルブ(84)を経て高温
熱分解器(70)の出口と連通した入口をもつ酸化窒素
検出器(80)でモニターされる。酸化窒素検出器(8
0)は、電子捕獲、光イオン化または化学発光の原理を
使った検出器など、適切な高感度、高速NO分析装置の
いかなるものでもよい。NO検出器(80)としては、
Thermal Energy Analyzers 
(TEA’s)で使用されたものと類似のオゾン基剤化
学発光検出器が好ましい。これは、米国マサチュセツ州
ウォーボーンWildwood街のThermedic
s Inc. から入手できるもので、反応室に供給さ
れたオゾンが(真空ポンプ(54)で得られた1〜10
トル程度の減圧下)気体試料中のNOと反応して励起N
O2 を生じる装置である。この励起NO2 のNO2
 への急速な崩壊によって、光検出器によって検出可能
な放射線が生じる。得られたシグナルおよびそれらの発
生時間から、検出対象の特異的化合物の同定が可能とな
る。
【0019】蒸気検出系(30)の2組のGC−熱分解
器を直列に接続することによって、第2組の分離可能な
化合物によるNOガスの生成が遅れる(したがって、検
出も遅れる)ため、シグナルに時間的ずれが生じる。な
お、この化合物は、中等温度熱分解器(62)を通過す
る際には分解しないが、高温の熱分解器(70)を(後
に)通過する場合には分解する。これによって、目的の
ニトラミンおよび亜硝酸エステルからNOシグナルが得
られ、GC2(64)に保持された他の化合物か、また
はGC2(64)を通ってゆっくり移動する他の化合物
の分解前に、NOシグナルは第1の時間間隔中に現れる
【0020】検出の第2の時間間隔はバルブ(84)の
移動およびGC2(64)の温度の急上昇によって開始
される。高温熱分解器(70)におけるこれらの化合物
(例えば、TNTなどのC−ニトロ化合物)の分解によ
って、第2の時間間隔内にNO検出器(80)中に追加
のNOシグナルが生じる。
【0021】蒸気検出系(30)によって生じるシグナ
ルの時間的ずれは、火薬などの化合物の高速で選択性の
高い検出に極めて有益である。これによって、各時間間
隔内で、同定または識別すべき特異的化合物のシグナル
数が減るからである。また、目的とするある種のシグナ
ル間の分離度が増大する。例えば、シグナルが第1の時
間間隔に現れる特異的化合物(ニトラミン、亜硝酸エス
テル)は、第2の時間間隔の中へ時間的ずれをおこした
他の化合物のシグナルによって遮蔽されることはない。
【0022】第2の時間間隔に、ある種の化合物(すな
わち、ニトラミンおよび亜硝酸エステル以外のGCで分
離可能な化合物)のシグナルの移動によって検出感度を
高める以外に、蒸気検出系(30)によって先行技術の
系を凌ぐ一層の改良が得られる。これらの改良は、側路
(90)のない検出系を参照にすると最も良く理解でき
る。なお、側路の構成要素(流量調節器(94)および
低温熱分解器(98))および機能は以下に記載する。
【0023】側路(90)を欠く、直列の2組のGC−
熱分解器の欠点は、全シグナルが現れることによって特
異的化合物の検出が妨害されるシグナルに時間的ずれを
生じない点にある。特に、火薬などのある種の窒素含有
化合物の検出の妨害は、以下の化合物から生じる。a)
通常の操作温度で、GC1(60)およびGC2(64
)での保持が不完全なあるいは効果的でない化合物、b
)中等温度の熱分解器(64)を通過する際に分解しな
い化合物、c)高温の熱分解器(70)を通過する際に
分解する化合物。このような化合物から、検出の第1の
時間間隔内に妨害物質の存在を示すシグナルが生じるこ
とがある。このような化合物(例えば、香料、塗料添加
剤、ニトロベンゼン)がNOとして高温熱分解器(70
)に到達し、次いで検出器(80)に到達するまでの全
時間が、第1の組のどの特異的化合物のためのNOの到
達時間にほぼ等しければ、このような妨害の生じること
がある。さらに、これらの化合物は、検出を妨害する特
異的時間でシグナルを生じる外に、有意な量のバックグ
ラウンドノイズを発生させたり、検出感度を所定以下に
抑えたりすることがある。
【0024】上記のある種の妨害物質は、GC1(60
)へ試料通過後に、ただしGC1の加熱前に時間的遅れ
をもたらすことによって、少なくとも一部分は、その影
響を避けることが可能である。しかし、これは高速解析
では全く望めない。このような遅れがその時間的遅れの
長さだけ全検出時間を延長させるからである。
【0025】この発明の蒸気検出系(30)に側路(9
0)を加えることによって、追加のの時間的遅れを必要
せずにこのような妨害による影響を避けられる。側路(
90)が中等温度熱分解器(62)の流出ガスの一部を
分散するので、それが第2のガスクロマトグラフGC2
(64)および高温熱分解器(70)を避けて通過する
ことになる。側路(90)に入ったガスおよび蒸気は続
いて、流路(104)を通って酸化窒素ガス検出器(8
0)に到達し、熱分解器(70)で高温にさらされるこ
となく、中等温度熱分解器(62)での分解生成物だけ
を含んでいる。(さらに側路(90)の低温熱分解器(
98)内で反応を起こした分解生成物を含んでいる。)
。高温熱分解器(70)の反応生成物と関連のある妨害
はみられず、この蒸気検出系(30)でも、側路(90
)のない系に匹敵する検出時間が得られる。
【0026】中等温度熱分解器(62)の流出ガスの一
部(キャリアーガス中に含まれる蒸気を含む)を側路(
90)に分散させることは、GC2(64)と中等温度
熱分解器(62)間の流路(112)の中の簡単なT型
接続装置(108)および、流路(116)を介してT
型接続装置(108)と連通している流量調節器(94
)によって行なうことが出来る。この流量調節器(94
)によって、側路(90)を通過する熱分解器(62)
の流出ガスの分画を調節できるが、この調節器はたんに
、一定の流動抵抗をもつコイル状の毛細管であってもよ
い。また、調節器(94)は、側路(90)を通過する
ガスの流量を変えられるような装置のついたバルブを含
んでいる。
【0027】側路(90)の一部として設けられた低温
熱分解器(98)の機能はおもに中等温度熱分解器(6
2)からの流出ガス中のすべてのNO2 ガスを酸化窒
素(NO)に還元することである。(この機能を、熱分
解器(70)を通過する試料中のNO2 ガスに対して
は高温熱分解器(70)が実行する。)適当な低温熱分
解器(98)は、銀製の管か、銀を含む管であって、約
140℃ないし200℃の温度範囲(例えば、180℃
)で操作可能なものである。好ましい低温熱分解器(9
8)は、長さ約30cm  、内径約0.2cm  お
よび外径約0.3cm  の銀管により構成されている
【0028】図1の蒸気検出系の操作を行うと次のよう
な値が得られる。1)検出の第1の時間間隔tt1:こ
の間では、中等温度熱分解器(62)中に(およびNO
2 の還元によって)生じたNOが酸化窒素検出器(8
0)中でNOとして検出され、更に2)検出の第2の時
間間隔tt2:この間では、高温熱分解器(70)で生
じたNOが酸化窒素検出器(80)中で検出される。N
O検出器(80)への試料気体の流入を調節するために
、高温熱分解器(70)の下流にあるバルブ(84)を
調節して、第1の時間間隔tt1の間に高温熱分解器(
70)からの流出ガスの流れが流路(124)を通って
真空ポンプ(54)にのみ入るようにする。したがって
、酸化窒素検出器(80)からのNOシグナルは、中等
温度熱分解器(62)におけるニトラミンおよび亜硝酸
エステルの分解のみによって生じたNO(および低温熱
分解器(98)におけるNO2の還元で生じたNO)で
ある。第1の時間間隔tt1の最後に、図1の略図のよ
うに、内部機素を90度時計方向に回すことによってバ
ルブ(84)を迅速に切り替える。続いて、高温熱分解
器(70)からの流出ガスは流路(128)を通って低
温熱分解器(98)の流出ガスと混合されて、酸化窒素
検出器(80)へ入り、NOを時間間隔tt2の間に検
出する。
【0029】図2は、酸化窒素検出器(80)の出力に
よる、シグナル振幅対時間をプロットしたものである。 典型的な結果は数種の火薬の蒸気を含む試料の蒸気検出
系(30)の解析から得られるであろう。実線のシグナ
ルの軌跡は図1に示すような系(30)からの出力を示
す一方、破線のシグナルの軌跡は、側路(90)および
バルブ(84)を欠く系からの第1の時間間隔tt1の
間で典型的に得られる出力を表す。また、略図は、第1
および第2のガスクロマトグラフ(60)および(64
)の典型的な操作でGC1(60)およびGC2(64
)からの蒸気の急速な分離および放出に関連した温度上
昇を示す(GC1およびGC2と表記し、図2の右端の
温度スケールを参照)。
【0030】第1の時間間隔tt1の間の図2の破線の
シグナルと実線のシグナルとの比較は、側路(90)の
有効性を明らかに表している。側路(90)のない操作
(破線のシグナル)は大きな不鮮明なシグナルの軌跡を
とり、そこでは、多くの他の化合物があるために個々の
ピークを同定することは困難である。これら多くの化合
物はGC1(60)の下流の構成要素を通って流れ、高
温熱分解器(70)の中で分解され、酸化窒素検出器(
80)によってNOとして検出されている。目的の化合
物からのシグナル、特に低濃度で存在する化合物からの
シグナルは、蒸気圧が小さいために気体試料を形成する
最初の回収率が低いので、検出されないことがある。 それらのシグナルが精確に同定されないからである。誤
ったシグナルが生じることもある。
【0031】試料の分析が側路(90)を含む系(30
)を使って行われるとき、はるかにより鋭敏なシグナル
(連続軌跡)が検出の第1の時間間隔tt1で生じる。 高温熱分解器(70)を経ないため、大きな不鮮明な(
破線)シグナルに代って、目的とする火薬(この場合N
GおよびRDX)の鋭敏なピークを含む軌跡が現れる。 したがって、所定の時刻(検出窓)でのこれらの化合物
の有無は、電気的に容易にモニターでき、それがクロマ
トグラムで証明される。
【0032】目的とする他の化合物(例えば、DNTお
よびTNTなどのC−ニトロ化合物である火薬)はバル
ブ(84)を切り替えて、高温熱分解器(70)からの
流出ガスを酸化窒素検出器(80)に導くことによって
、第2の時間間隔tt2の間で検出される。予想どうり
、tt2の始めに、バルブ(84)の切り替え直後に実
線シグナル軌跡は段上昇し、破線シグナル軌跡に合併す
る。しかし、その時までGC2(64)に保持されない
ほとんどの化合物が系(30)を通過してしまうので、
全体のシグナルの振幅は、個々のピークが容易に区別で
きるレベルにまで減少する。高濃度(その高蒸気圧のた
めに、したがって空気試料に容易に回収できるため)に
関連したDNTおよびTNTのピークの典型的な大振幅
によって、検出も容易になる。これらの大きなピークは
、図2のtt2部分に現れるやや大きなバックグラウン
ドシグナルおよびノイズのレベルを容易に上回る。
【0033】図3は、この発明の蒸気検出系(130)
の好ましい態様に含まれるいくつかの追加の構成要素を
示すブロック図である(図3では、図1の系(30)の
構成部分と類似または同一の構成要素には同じ番号を付
けた)。図3の系(130)には、キャリアーガス供給
装置(48)、バルブ(84)、化学発光原理のNO検
出器(142)および真空ポンプ(54)を除いて、上
記の構成要素をすべて囲ったオーブン(140)が含ま
れる。このオーブン(140)、好ましくは電気オーブ
ンによって、構成要素間の内部流路に沿って流れるキャ
リアーガス中で蒸気が容易に分解されにないレベルで、
内部温度が一定に保たれる。系(130)が火薬の検出
に使われる応用例における好ましいオーブン(140)
の温度は約180℃である。この温度は低温熱分解器(
98)中で維持される適温と合致するので、低温熱分解
器(98)のための別個の加熱器を必要としない。GC
1(60)およびGC2(64)をそれぞれ囲む2つの
追加のオーブン(144)および(148)もオーブン
(140)中に含まれている。オーブン(144)およ
び(148)は、蒸気の除去を加速するためにガスクロ
マトグラフの温度を急上昇させる期間中、GC1(60
)およびGC2(64)を一定の温度(例えば、95℃
)に維持する。
【0034】電源装置(150)などの1つあるいはそ
れ以上の電源装置が系(130)の一部として取り付け
られ、蒸気濃縮器(38)および(40)、GC1(6
0)、GC2(64)、ならびに熱分解器(62)およ
び(70)などの構成要素を加熱するための電力を供給
している。電源装置(150)は、蒸気濃縮器(38)
および(40)の金属管あるいは金属スリーブの両端に
電気的に接続(破線(152)、(154)、(156
)および(158)で示すように)され、1つあるいは
それ以上のマイクロプロセッサーの付いたコンピュータ
ー(160)の調節下にプログラム化されている。そし
て、VC1(38)によって保持された蒸気をVC2(
40)に急速に移し、次いでVC2(40)によって保
持された蒸気をGC1(60)に急速に移すように、こ
の電源装置が金属スリーブを急速かつ精確に加熱する。 電源装置(150)は、GC1(60)およびGC2(
64)を囲む金属管あるいはスリーブにも接続され、こ
れらのガスクロマトグラフを急速に加熱する(例えば、
2〜4秒以内)。コンピューター(160)に調節され
ている他の構成要素としては、2方向高速バルブ(84
)およびVC1(38)およびVC2(40)の間のバ
ルブ(46)、ディスプレーアラームモジュール(16
8)、およびキャリアーガスおよびオゾン(化学発光原
理のNO検出器が用いられる時に、酸化窒素検出器(1
42)に供給される)などの気体の流れを調節する他の
バルブがある。このような系でオゾンを産生する好まし
い方法は、水の電気分解で得られる酸素をオゾン化器に
供給して電気放電によって得ることであり、水の電気分
解から得られる水素がキャリアガス供給装置(48)の
キャリアガスとして使用される)。
【0035】蒸気検出系(30)および(130)を操
作する際分析対象の気体試料の蒸気は最初に気体試料を
蒸気濃縮器(32)に導くことによって濃縮される。第
2の蒸気濃縮器(40)に供給装置(48)から連続的
にシステム中を流れるキャリガスと共に蒸気がトラップ
された後の一定時間で、蒸気濃縮器(40)は、急速に
加熱(例えば、1秒間で250℃に)され、蒸気を放出
して(実質的には分解なし)、これをGC1(60)に
注入させる。蒸気濃縮器(40)の(およびVC1(3
8)からVC2(40)へ蒸気を移動する以前にはVC
1(38)の)加熱を調節することが好ましく、その金
属シースの抵抗をモニターすること(例えば、小さな検
知電流を周期的に加えて、管に生じる電圧降下の測定値
を使用すること)によって、目的の温度が得られるよう
に調節する。また、蒸気濃縮器(40)を加熱する時点
またはその前に、真空ポンプ(54)へ直接入る高温熱
分解器(70)から流出ガスを排気させる位置にバルブ
(84)をセットする。その直後に、GC1(60)を
急速に加熱(例えば、急速に、約2〜3秒で約300℃
の温度に)して、経時的分離方法で蒸気をGC1(60
)から急速に移動させ、中等温度熱分解器(62)を通
過させる。キャリアーガスを含む蒸気が熱分解器(62
)を急速に通過する際、蒸気の中の亜硝酸エステルおよ
びニトラミンは、分解してNOおよびNO2 を生じ、
一方、C−ニトロ化合物(DNT、TNT)のような他
の化合物はそのままの状態で残る。
【0036】気体試料は、中等温度熱分解器(62)か
ら出た後、T型接続装置(108)によって2つの部分
に分けられる。1つはGC2(64)に流れ込む部分で
あって、もう1つは流路(116)および側路(90)
を流れて、酸化窒素検出器(80)または(142)に
入る部分である。流れの分画量は流量調節器(94)を
含むT型接続装置の下流の様々な構成要素の流動抵抗に
よって主に決定される。一般に高い検出応答が流れの速
い分画で得られるので、中等温度熱分解器(62)の流
出ガスは側路(90)の部分から検出される(すなわち
、時間間隔tt1中で)特異的化合物が、一般に間隔t
t2で検出される化合物より少ない量(例えば、蒸気圧
が低いために回収試料中にわずかに存在する)気体試料
中に存在するならば、半分以上が側路に入るように分け
られる。例えば、その流量の70%は側路(90)に直
接導かれ、残りの30%はGC2(64)を通過させる
ことも可能である。
【0037】気体試料は急速に側路(90)を通過する
ので、NOは変化を受けず、低温熱分解器(98)中で
NO2 がNOに還元され、その他の窒素含有化合物は
分解されずにNOまたはNO2 を生じない。(特に、
分解してNOを産生するような化合物が、高温熱分解器
(70)を通過するときに無変化の状態に保たれている
と、強い妨害物質および大きなバックグラウンドのノイ
ズシグナルを生じることはない)。続いて、酸化窒素検
出器(80)または(142)が迅速にNOを検出し、
時間間隔tt1中の特定の時間にシグナルを生じる。こ
のシグナルによって、目的とする1つあるいはそれ以上
のシグナルの同定が可能となる。シグナルの経時的プロ
ットまたはクロマトグラムは自動的に描かれ、指示のた
めの光またはその他のアラームはシグナルに応じて発せ
られる。
【0038】側路(90)ではなくGC2(64)に導
かれる気体試料の分画は、GC2(64)において選択
的に蒸気を保持しており、これら蒸気はGC2(64)
に入った直後にGC2(64)中で分離をはじめ、移動
し始める。GC2(64)に使われた気体試料分画中の
キャリアーガス、ならびにいかなるNOおよびNO2 
も、GC2(64)および高温熱分解器(70)を急速
に通過して、時間間隔tt1中に真空ポンプ(54)を
通じて排気される。この時間間隔tt1の終点、または
その少し前および通常の操作温度での移動によって分離
可能蒸気がGC2(64)から現れる以前に、バルブ(
84)を切り替えると、高温熱分解器(70)からの流
出ガスが流路(128)を通過して、側路(90)から
の流れと一緒になって、酸化窒素検出器(80)または
(142)に入る。この時間間隔tt2中に、GC2(
64)の加熱によって、GC2(64)から蒸気を経時
的に分離して高温熱分解器(70)に入って、ここを通
過する。その蒸気は急速に高温熱分解器(70)を移動
するので、C−ニトロ化合物のようなある種の窒素含有
化合物は分解してNOを生じる。その直後に、これらの
化合物を示唆する検出シグナルが、NO検出器(80)
および(142)内に生じる。
【0039】上記の各種の操作工程の結果は、第1の時
間間隔tt1中の、ニトラミンおよび亜硝酸エステルと
いう特異的化合物の検出、そして、第2の時間間隔tt
2中のその他の特異的ニトロ化合物(C−ニトロ化合物
)の検出であった。この際の典型的な全検出時間は約1
0秒未満である。気体試料に存在するある種の窒素含有
火薬の蒸気を検出するために作動する好ましい蒸気検出
系(30)および(130)では、ニトログリセリン、
EGDN、PETNおよびRDXは第1の時間間隔中で
検出されることがあり、DNTおよびTNTは第2の時
間間隔中で検出される。第1の流出間隔で分析される各
試料の一部は高温熱分解器を通過しないので、この熱分
解器での分解生成物に関連した妨害およびバックグラウ
ンドノイズは第1の時間流出間隔では避けられる。
【0040】したがって、この発明の蒸気検出系および
方法は、シグナルを時間的にずらす利益を有しており、
その利益は余分な強力な物質を避け、しかも第1の時間
間隔中に検出の感度を改良することによって特異な化合
物の経時的分離を向上させている。
【0041】上記の実施態様は、例示としての目的をも
ち、非限定的であるので、その他の実施例を挙げること
も明らかに容易である。例えば、高温、低温の両熱分解
器からの流出ガスをバルブによって調節することも可能
であって、これらの流出ガスを第2の時間間隔で一緒に
する必要はない。また、別個のNO検出器、または別個
の部屋をもつ二重画室のNO検出器が各流出ガス中のN
Oの検出に用いられれば、バルブ(84)を取り除くこ
ともできる。この発明は、以下の特許請求の範囲によっ
て定義され、この特許請求の範囲に入るすべての実施態
様およびそれらの均等物をも含むもととする。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の好ましい実施態様による蒸気検出系を示
すブロック図である。
【図2】この発明の蒸気検出系で典型的に発生するNO
シグナルを示す略図である。
【図3】図1で示されたようなこの発明の好ましい実施
態様による蒸気検出系のブロック図であって、追加の構
成要素も示した。
【符号の説明】
38  第1の蒸気濃縮器 60  第1のガスクロマトグラフ 70  高温熱分解器 84  バルブ 80  酸化窒素検出器 54  真空ポンプ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  気体試料中の特異的ガスクロマトグラ
    フ分離可能化合物を選択的に検出する装置であって、・
    直列に順番につながった第1のガスクロマトグラフ、第
    1の熱分解器、第2のガスクロマトグラフおよび第2の
    熱分解器、 ・前記特異的化合物の蒸気を含む気体試料を前記第1ガ
    スクロマトグラフに導く手段、 ・第3の熱分解器、 ・前記第1の熱分解器からの流出ガスを受け、前記流出
    ガスの第1および第2の部分をそれぞれ前記第2のガス
    クロマトグラフおよび前記第3の熱分解器に導くための
    分流器、および ・前記第3の熱分解器からの流出ガスおよび前記第2の
    熱分解器からの流出ガスからの前記特異的化合物を検出
    する手段からなる検出装置。
  2. 【請求項2】  前記特異化合物が窒素含有化合物であ
    って、前記検出手段が前記第3の熱分解器に接続した酸
    化窒素検出器を含み、前記装置がさらに(a)前記酸化
    窒素検出器中に部分的な真空を形成する真空ポンプ、お
    よび(b)前記第2の熱分解器の下流のバルブであって
    、前記バルブによって第2の熱分解器からの流出ガスが
    前記真空ポンプに導かれる第1の位置と、前記バルブに
    よって第2の流出ガスが前記酸化窒素検出器に導かれる
    第2の位置との間で調節可能な前記バルブを含む、請求
    項1記載の装置。
  3. 【請求項3】  前記第1および前記第2の部分からな
    る前記第1の熱分解器からの流出ガス分画を制御する手
    段を含む、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】  前記第1の熱分解器が、前記熱分解器
    から導かれた気体試料を加熱して、気体試料中の第2組
    の前記特異化合物の蒸気を分解させることなく、気体試
    料中の第1組の前記特異化合物が分解するように加熱調
    節可能加熱器を含む、請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】  前記第2の熱分解器が、前記第2の熱
    分解器から導かれた気体試料を加熱して、気体試料中の
    前記第2組の特異的化合物が分解するように加熱調節可
    能加熱器を含む、請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】  前記第1のガスクロマトグラフに気体
    試料を導くための前記手段が、a)出口が該第1ガスク
    ロマトグラフの入口に連通している蒸気濃縮器およびb
    )キャリアーガスを前記蒸気濃縮器に流入させることに
    よって、前記特異的化合物の蒸気を前記蒸気濃縮器から
    放出させて、前記キャリアーガスとともに前記第1のガ
    スクロマトグラフへ急速に流入させる前記蒸気濃縮器を
    急速に加熱する手段を含む、請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】  前記第1および第2のガスクロマトグ
    ラフを異なった時に急速に加熱して、前記ガスクロマト
    グラフの中に含まれる蒸気を経時的にすみやかに分離し
    て、除去する手段をさらに含む、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】  前記特異的化合物が窒素含有化合物で
    あって、しかも前記特異的化合物の前記検出手段がNO
    検出器からなり、更に前記第3の熱分解器が、熱分解器
    を通じて導かれた気体試料中のNO2 ガスをNOガス
    に還元するが、前記気体試料中に含まれるその他の化合
    物からNOガスを発生させない手段を含む、請求項1記
    載の装置。
  9. 【請求項9】  前記第3の熱分解器が銀含有の内表面
    を有する、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】  前記第3の熱分解器が銀で形成され
    た管を有する、請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】  前記第3の熱分解器、前記分流器と
    前記第3の熱分解器の入口との間にある第1の流路、お
    よび前記第3の熱分解器の出口と前記酸化窒素検出器の
    入口との間にある第2の流路を含む側路からなる検出装
    置であって、前記装置が前記バルブの出口に接続され、
    前記第2の流路につながる第3の流路を含む、請求項2
    記載の装置。
  12. 【請求項12】  気体試料中の特異的ガスクロマトグ
    ラフ分離可能化合物を選択的に検出する装置であって、
    ・直列に順番につながった第1のガスクロマトグラフ、
    第1の熱分解器、第2のガスクロマトグラフおよび第2
    の熱分解器、 ・前記特異的化合物の蒸気を含む気体試料を前記第1ガ
    スクロマトグラフに導く手段、 ・前記第1の熱分解器からの流出ガスから第1組の前記
    特異化合物を検出する手段および前記第2の熱分解器か
    らの流出ガスから第2組の前記特異化合物を検出する手
    段、および ・第1の熱分解器から流出ガスを受け、前記流出ガスの
    第1および第2の部分をそれぞれ第2のガスクロマトグ
    ラフおよび第3の熱分解器に導くための分流器からなる
    検出装置。
  13. 【請求項13】  前記第1のガスクロマトグラフに気
    体試料を導くための前記手段が、a)出口が前記第1ガ
    スクロマトグラフの入口に連通している蒸気濃縮器およ
    びb)キャリアーガスを前記蒸気濃縮器に流入させるこ
    とによって、前記蒸気濃縮器内に保持されている前記特
    異的化合物の蒸気を蒸気濃縮器から放出させて、前記キ
    ャリアーガスとともに前記第1のガスクロマトグラフへ
    急速に流入させる前記蒸気濃縮器を急速に加熱する手段
    を含む、請求項12記載の検出装置。
  14. 【請求項14】・キャリアーガスならびに第1組および
    第2組の特異的クロマトグラフ分離可能気体化合物の蒸
    気からなる気体試料を第1のガスクロマトグラフに注入
    する工程、 ・分離した蒸気を有する気体試料を第1のガスクロマト
    グラフから除く工程、 ・第2組の蒸気を分解させずに、第1組の蒸気を分解さ
    せるに十分に分離された気体試料を加熱する工程、・第
    1および第2の分画へ加熱気体試料を分別する工程、 ・前記加熱気体試料の第2の分画を第2ののガスクロマ
    トグラフへ導く工程、 ・第1の時間間隔中に前記第1の分画中の第1組の化合
    物を検出する工程、 ・分離蒸気を有する第2の分画を第2のガスクロマトグ
    ラフから除く工程 ・前記第2組の蒸気を分解させるのに十分に分離された
    分画を加熱する工程、ならびに ・第2の時間間隔の間に前記分離された第2の分画中の
    第2組の化合物を検出する工程からなる、特異的ガスク
    ロマトグラフ分離可能化合物を選択的に検出する方法。
  15. 【請求項15】  前記第1組の化合物がニトラミンお
    よび亜硝酸エステルからなり、前記転化工程が、所定の
    温度に保たれた銀含有の気体接触表面の管を通って前記
    第1の分画を通過させる工程によって、前記分離された
    気体試料の加熱の後で、しかも前記第1組の化合物を検
    出する前に第1分画中のNO2 ガスをNOガスに変換
    することを含む請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】  前記転化工程が銀で形成された管を
    通って前記第1の分画を通過させる工程を含む、請求項
    15記載の方法。
  17. 【請求項17】  前記注入工程の前にガスクロマトグ
    ラフ材料を有する管の中で、前記化合物の蒸気を濃縮す
    る工程を含み、前記注入工程が管を通過して前記キャリ
    アーガスを流す間に前記管と前記ガスクロマトグラフ材
    料を急速にかつ精確に加熱する請求項14記載の方法。
  18. 【請求項18】  前記除去工程がそれぞれ前記ガスク
    ロマトグラフを急速にかつ精確に加熱する工程を含む、
    請求項14記載の方法。
  19. 【請求項19】  前記選択的検出法の全工程が合計3
    0秒未満の時間で終了する、請求項14記載の方法。
  20. 【請求項20】  分離された蒸気を有する第2の分画
    が、前記第2の時間間隔中に前記第2のクロマトグラフ
    を急速に加熱することによって前記第2のガスクロマト
    グラフから除かれる、請求項14記載の方法。
  21. 【請求項21】  前記分離された気体試料の前記加熱
    および前記分離された第2分画の加熱が、それぞれ第1
    および第2の熱分解器中で行われ、前記加熱気体試料の
    分離が、前記第1の熱分解器と前記第2のガスクロマト
    グラフとの間に位置する分流器で行われる、請求項14
    記載の方法。
  22. 【請求項22】  前記検出工程が単一のNO検出器中
    で行われ、前記方法が前記第1の時間間隔中に前記銀含
    有管からの排出ガスをNO検出器に通過させる工程、な
    らびに前記第2の時間間隔中に前記銀含有管および第2
    の熱分解器の流出ガスをNO検出器に通過させる工程を
    含む、請求項14記載の方法。
JP3070377A 1990-03-12 1991-03-12 低温側路を用いた高速蒸気検出法、および検出装置 Pending JPH04220558A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US49199490A 1990-03-12 1990-03-12
US07/491,994 1990-03-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04220558A true JPH04220558A (ja) 1992-08-11

Family

ID=23954523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3070377A Pending JPH04220558A (ja) 1990-03-12 1991-03-12 低温側路を用いた高速蒸気検出法、および検出装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0447174B1 (ja)
JP (1) JPH04220558A (ja)
AT (1) ATE134445T1 (ja)
CA (1) CA2037862C (ja)
DE (1) DE69117201T2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5092156A (en) * 1987-07-08 1992-03-03 Thermedics Inc. Vapor collector/desorber with tube bundle and metal foil
CN115754097B (zh) * 2022-11-11 2025-05-13 清华大学 流体混合物的检测系统和检测方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3996009A (en) * 1975-09-17 1976-12-07 Thermo Electron Corporation Specific compound detection system
US4234315A (en) * 1978-09-29 1980-11-18 Phillips Petroleum Company Gas chromatographic analysis method and apparatus
GB8720586D0 (en) * 1987-09-02 1987-10-07 Vg Instr Group Apparatus & method

Also Published As

Publication number Publication date
ATE134445T1 (de) 1996-03-15
EP0447174B1 (en) 1996-02-21
DE69117201T2 (de) 1996-09-19
EP0447174A2 (en) 1991-09-18
EP0447174A3 (en) 1992-09-16
CA2037862A1 (en) 1991-09-13
DE69117201D1 (de) 1996-03-28
CA2037862C (en) 2002-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5108705A (en) Vapor detection with high speed gas chromatography
US5268302A (en) Selective, high speed detection of vapors with analysis of multiple GC-separated portions
US5123274A (en) Hand-held sample gun for vapor collection
KR100212177B1 (ko) 기체 크로마토 그래피 시스템 및 기체 크로마토 그래피 절차를 수행하는 방법
US5310681A (en) Selective detection with high speed gas chromatography
US5547497A (en) Apparatus for gas chromatography
US5092220A (en) Nitric oxide detection with hydrogen and ozone
US4916313A (en) Method and apparatus for the determination of isotopic composition
US5300758A (en) Vapor detection with high speed gas chromatography
EP0904531B1 (en) Method of explosives detection
US7213443B2 (en) Process and apparatus for providing gas for isotopic ratio analysis
US12416553B2 (en) Thermal desorption preconcentrator adapted for spectroscopic gas analysis
CN110940651B (zh) 一种化学爆炸物的检测方法
JPH04220558A (ja) 低温側路を用いた高速蒸気検出法、および検出装置
EP0459677A2 (en) Selective, high speed detection of vapors with analysis of multiple GC-separated portions
US20090113982A1 (en) Multi-dimensional explosive detector
US20250027918A1 (en) matching of gas chromatography to optical spectral measurements
GB2304189A (en) Preparing samples for analysis
JP5114587B2 (ja) Hplcを用いて材料特性を決定する装置および方法
Poziomek et al. Surface adsorption and retention of TNT vapors
Abdel‐Rehim et al. Effect of ammonia on the response of the nitrogen phosphorus detector (NPD)