JPH04230342A - βーヒドロキシケトン類の製造法 - Google Patents

βーヒドロキシケトン類の製造法

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JPH04230342A
JPH04230342A JP2414768A JP41476890A JPH04230342A JP H04230342 A JPH04230342 A JP H04230342A JP 2414768 A JP2414768 A JP 2414768A JP 41476890 A JP41476890 A JP 41476890A JP H04230342 A JPH04230342 A JP H04230342A
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ketones
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hydroxyketones
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正志 浅野
Matsuji Itai
板井 松治
Yoshio Yamamoto
吉男 山本
Masahiro Fukui
福井 優博
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、β−ヒドロキシケトン
類の製造法に関する。さらに詳しくは、ホルムアルデヒ
ドまたはパラホルムアルデヒドから発生するホルムアル
デヒドとケトン類とを反応させβ−ヒドロキシケトン類
を製造する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】β−ヒドロキシケトン類は、生理活性物
質や医薬、香料などの中間体として、また脱水すること
により高分子原料のアルケニルケトンを与える出発物質
として知られている。例えば、特公昭57−27,09
6号にはβ−ヒドロキシケトン類例の4−ヒドロキシ−
2−ブタノンが香料の一種である4−(4−ヒドロキシ
フェニル)−2−ブタノンの原料になることが、また特
公昭51−5,437号にはβ−ヒドロキシケトン類が
酸触媒の存在下で容易に脱水されてアルケニルケトン類
となり、このものは光崩壊性合成樹脂の原料となること
が示されている。
【0003】このようなβ−ヒドロキシケトン類は、下
記反応式■に示すごとく、ケトン類とホルムアルデヒド
またはパラホルムアルデヒドから発生するホルムアルデ
ヒドとを縮合反応させることにより得られる。
【0004】
【化7】
【0005】(式中、R3 は直鎖または分岐鎖のアル
キル基、R4 は水素あるいは直鎖または分岐鎖のアル
キル基を示す)
【0006】その製造法として従来より種々試みられて
おり、塩基性触媒の存在下に例えば(イ)アセトンと水
溶液(一般に37%ホルムアルデヒド含有のホルマリン
)下のホルムアルデヒドを縮合反応させて4−ヒドロキ
シ−2−ブタノンを製造する方法(特公昭60−50,
774号、特開昭49−86,315号)、(ロ)メチ
ルエチルケトンと水溶液下のホルムアルデヒドを縮合反
応させて4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノンを
製造する方法(特開昭49−86,315号、GB77
4,934号)および(ハ)メチルエチルケトンとホル
ムアルデヒド発生源であるパラホルムアルデヒドを接触
させ、4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノンを製
造する方法(USP3,009,005号)等が知られ
ている。
【0007】しかしながら、このような従来製造法には
下記の問題がある。すなわち、ホルムアルデヒド源とし
てホルマリン等のホルムアルデヒド水溶液を用いる(イ
)および(ロ)の方法では、該水溶液中に通常縮合反応
を抑制するメタノールが含まれているため反応をコント
ロールすることが困難であり、従ってケトン類同志の縮
合が起き易く、高沸化合物も生成し易いので反応後の精
製が困難となり、目的生成物の収率が低下するという問
題がある。さらに、ホルムアルデヒド水溶液中の水が大
量の廃水になるという欠点もある。
【0008】一方、パラホルムアルデヒドをホルムアル
デヒドの発生源として用いる(ハ)の方法では、ケトン
類のポリメチロール化が進み目的生成物の収率が低下す
るという難点がある上、連続縮合を行う場合には、通常
入手可能なパラホルムアルデヒドの粒径が1.5〜2m
mであることもあってこれを含むスラリーの供給操作が
難しく、工業的に実施するには不利がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
した従来技術の欠点を解消し、廃水を実質的に生ずるこ
となく、バッチ法および連続法を問わず操作が容易であ
り、かつ副反応を抑え収率良くβ−ヒドロキシケトン類
を製造可能な方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は以下の構成を有する。 (1)塩基性触媒の存在下に、ホルムアルデヒドと一般
式
【0011】
【化8】
【0012】(式中、R1 は炭素数5以下の直鎖また
は分岐鎖のアルキル基、R2 は水素あるいは直鎖また
は分岐鎖のアルキル基を示す)で表されるケトン類とを
後者等モル以上の存在下に縮合反応させて一般式
【00
13】
【化9】
【0014】(式中、R1 およびR2 は上記と同じ
意味である)で表されるβ−ヒドロキシケトン類を製造
する方法において、上記ホルムアルデヒドおよびケトン
類として、パラホルムアルデヒドを熱分解しかくして得
られるホルムアルデヒドガスをケトン類のガスで希釈し
た後凝縮トラップして得られる混合液を用い、かつケト
ン類に対し2%以上溶解度未満の水分を存在させてホル
ムアルデヒドとケトン類の反応を行うことを特徴とする
β−ヒドロキシケトン類の製造法。
【0015】(2)塩基性触媒の存在下に、ホルムアル
デヒドと一般式
【0016】
【化10】
【0017】(式中、R1 は炭素数5以下の直鎖また
は分岐鎖のアルキル基、R2 は水素あるいは直鎖また
は分岐鎖のアルキル基を示す)で表されるケトン類とを
後者等モル以上の存在下に縮合反応させて一般式
【00
18】
【化11】
【0019】(式中、R1 およびR2 は上記と同じ
意味である)で表されるβ−ヒドロキシケトン類を製造
する方法において、上記ホルムアルデヒドおよびケトン
類として、パラホルムアルデヒドをケトン類に溶解して
ホルムアルデヒドを発生させた混合液を用い、かつケト
ン類に対し2%以上溶解度未満の水分を存在させてホル
ムアルデヒドとケトン類の反応を行うことを特徴とする
β−ヒドロキシケトン類の製造法。
【0020】(3)塩基性触媒の存在下に、ホルムアル
デヒドと一般式
【0021】
【化12】
【0022】(式中、R1 は炭素数5以下の直鎖また
は分岐鎖のアルキル基、R2 は水素あるいは直鎖また
は分岐鎖のアルキル基を示す)で表されるケトン類とを
後者等モル以上の存在下に縮合反応させて一般式
【00
23】
【化13】
【0024】(式中、R1 およびR2 は上記と同じ
意味である)で表されるβ−ヒドロキシケトン類を製造
する方法において、パラホルムアルデヒドをケトン類中
で粉砕してホルムアルデヒド易発生性の微細粒子化し、
かくして得られる分散液をホルムアルデヒドの発生源お
よびケトン類として用い、かつケトン類に対し2%以上
溶解度未満の水分を存在させホルムアルデヒドの発生下
にこれとケトン類の反応を行うことを特徴とするβ−ヒ
ドロキシケトン類の製造法。
【0025】本発明は、反応に先立ってあらかじめホル
ムアルデヒドとケトン類の混合液または微細粒子化しホ
ルムアルデヒド易発生性としたパラホルムアルデヒドと
ケトン類の分散液(以下、これらを総称して混合液等と
称することがある)を調製する点に主要な特徴があるが
、かかる調製は以下により行われる。
【0026】すなわち、上記(1)項に示す方法におい
て、混合液の調製は例えば図1に示す装置により好適に
行われる。図1に示す装置において、粒径が一般に1.
5〜2mmのパラホルムアルデヒドはホッパー1よりス
クリューフィーダー等の搬送手段を内装した加熱器2に
定量的に供給され、ここで100〜200℃に加熱され
て解重合し、ホルムアルデヒドを発生する。一方、熱分
解器2出口へケトン類タンク5から送られるケトン類が
定量的に供給され、その蒸発ガスで上記ホルムアルデヒ
ドガスが希釈される。希釈混合ガスは次いで凝縮器3に
導かれて凝縮トラップし、受器4に一定モル比の混合液
として得られる。
【0027】次に、(2)項に示す方法において、混合
液はケトン類へ同様なパラホルムアルデヒドを加え、得
られる懸濁液を塩基でpH8〜10に調整した後温度2
0〜50℃で撹拌することにより得られる。すなわち、
上記撹拌によりパラホルムアルデヒドは容易に解重合し
てホルムアルデヒドを発生するからである。なお、上記
pHが8より低い場合には解重合速度が極めて遅くなる
ため、また10より高い場合には発生したホルムアルデ
ヒドとケトン類の縮合反応が始まり、次工程での反応制
御が困難となるので好ましくない。
【0028】また、(3)項に示す方法において、分散
液はケトン類中に同様なパラホルムアルデヒドを加えか
くして得られる懸濁液を循環下に粉砕機にかけることに
よりパラホルムアルデヒドの粒度がホルムアルデヒド易
発生性の100〜500メッシュである分散液を得るこ
とができる。
【0029】前記いづれの項の方法においても、ホルム
アルデヒドまたはパラホルムアルデヒドとケトン類のモ
ル比は1:1〜100 、好ましくは1:5〜50とす
ることが必要である。ケトン類のモル比が1より小さい
場合は、ケトン類のジメチロールやさらにポリメチロー
ル化による高沸物が生成して目的物の収率が低くなるた
め、また該モル比が100を越える場合は装置の容積効
率が低下するため好ましくない。
【0030】(1)項の熱分解法および(2)項の溶解
法を実施する際は、得られる混合液中のホルムアルデヒ
ドの重合を防止するため混合液に対して1〜20%の水
を添加することが好ましい。
【0031】本発明に用いられるパラホルムアルデヒド
は、分解によりホルムアルデヒドを与える能力を有する
限り濃度、粒度等に特に制限はなく、通常市販の純度9
1%品を始め、85%品、95%品等が広く適する。
【0032】以上により調製された混合液等は次いで縮
合反応に賦される。この縮合反応は、例えばバッチ法の
場合は、撹拌機付反応器に混合液等を仕込み加熱後塩基
性触媒を添加することにより開始する。該反応は釜温で
管理でき、反応終了後反応液は中和剤で中和される。ま
た連続法の場合は、混合液等と触媒の混合、接触の均一
化をはかるため反応塔にリングなどの充填物を入れるの
が好ましい。さらに塩基性触媒の混合はオリフィスやベ
ンチュリーを用いて瞬間的に拡散させる方法で行うこと
が好ましい。反応終了後の反応液は同様に中和剤で中和
される。目的とするβ−ヒドロキシケトン類は、上記中
和後単蒸留で過剰のケトン類、水、低沸を留去した後、
精留に賦すことにより高純度で得ることができる。
【0033】縮合反応系には、ケトン類に対し2%以上
でかつ使用するケトン類への溶解度を越えない範囲の水
分を存在させる必要がある。なお、上記溶解度とは、反
応に用いるケトン類への反応温度での溶解度を意味する
。水分が2%より低い場合には、反応は進行するが塩基
性触媒の拡散が悪くなるため高沸の生成が増加し、ホル
ムアルデヒドに対する収率が低下するので好ましくない
。また溶解度以上に水が存在すると反応系が二層になる
ため好ましくない。ここにおける水は、過剰のケトン類
留去時に同時に回収されて次反応での水分となりうるの
で、廃水として系外に排出される量は少ない。
【0034】塩基性触媒は、混合液等の調製時に用いら
れるものと同様なものでよく、通常アルカリ金属の水酸
化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウムなどが使用されるが、その他アルカリ金属の
有機酸塩、炭酸塩、アルカリ土類金属の水酸化物、塩基
性イオン交換樹脂なども有効である。触媒の使用量はホ
ルムアルデヒド1モルに対して1×10−5〜1×10
−2モル、好ましくは1×10−4〜1×10−3モル
である。 触媒量が上記範囲より少ない場合は反応速度が遅くなっ
て実用的でなく、また触媒量が上記範囲より多い場合は
ケトン類同志の縮合により低沸が生成するので好ましく
ない。
【0035】反応温度は、好ましくは30℃以上でかつ
沸騰に至らない温度である必要がある。反応温度が30
℃より低いと、主反応速度が遅くなるのに対し高沸化反
応速度が相対的に大きくなって高沸の生成量が増え、ホ
ルムアルデヒドに対する目的物の収率の低下があるので
好ましくない。また、沸騰が起こると所要のモル比が安
定に保たれなくなるので好ましくない。なお、ここでの
沸騰温度とは、縮合反応系におけるケトン類、ホルムア
ルデヒド、水、その他を含む混合組成または共沸組成下
でのそれであり、その値は大気圧下でケトン類を主成分
とする混合物の場合には使用するケトン類の沸点に依存
し、また加圧下または高沸点成分が多量に存在する場合
には当然ながら上記の場合より高くなる。
【0036】また、縮合反応時間は、反応条件、例えば
モル比、反応温度、触媒の種類と量、水などの第三成分
の含有量および使用するケトンの種類等に応じて一様で
ないが、反応時間が短いほどホルムアルデヒドに対する
目的物の収率は高くなるので、一般に30分以内、特に
10分以内が好ましい。なお、反応時間が長い場合には
、高沸であるケトンのポリメチロール化物が生成し、目
的物であるβ−ヒドロキシケトン類の対ホルムアルデヒ
ド収率および対ケトン収率が低下する。縮合反応終了後
の液に添加する中和剤としては、酢酸、クエン酸、酒石
酸などの有機酸をあげることができる。また硫酸などの
無機塩や酸性イオン交換樹脂なども使用可能である。
【0037】本発明において、縮合反応用原料の1つで
あるケトン類は前記一般式■におけるR1が例えばメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基などの低級アルキル基
、R2がR1 と同一のアルキル基または水素で表され
るものであり、具体的にはアセトン、メチルエチルケト
ン、ジエチルケトン、イソプロピルメチルケトンなどを
あげることができる。これらに対応し本発明により製造
されるβ−ヒドロキシケトン類をあげると次のものを例
示することができる。すなわち、4−ヒドロキシ−2−
ブタノン、4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノン
、1−ヒドロキシ−3−ペンタノン、1−ヒドロキシ−
2−メチル−3−ペンタノン、3,3−ジメチル−4−
ヒドロキシ−2−ブタノン等である。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。なお、各実施例および比較例において、「%」
は収率に係わるものを除き特にことわりのない限り重量
%を意味する。
【0039】実施例1 既述参照の図1に示す装置を用い、分解温度160℃下
に市販のパラホルムアルデヒド(純度91%品、平均粒
径1.5〜2mm)をフィード量30.6g/Hr、ア
セトンをフィード量2240g/Hrで熱分解器に供給
してアセトン−ホルムアルデヒド混合ガスを発生させ、
次いでこれを凝縮トラップしてモル比40の混合液を得
て、これに対アセトン4%の水を混合した。別途、内容
200mLの四つ口フラスコを用意し、これに上記によ
り得られたアセトン−ホルムアルデヒド−水混合液80
gを仕込んで50℃に加熱し、次いでこれに0.5%水
酸化ナトリウム水溶液1.6gを添加して縮合反応を行
った。水酸化ナトリウムとホルムアルデヒドのモル比は
5.7×10−3である。反応は1分で終了し、その後
反応液を40%クエン酸水溶液で中和した。得られた中
和反応液を、エチレングリコールを内部標準物質として
用い下記条件下ガスクロマトグラフィーで分析定量した
。 検出器:FID、カラム:PEG20M  2m、カラ
ム温度:140℃。分析の結果、ホルムアルデヒドの反
応率は99%以上、ホルムアルデヒドに対する4−ヒド
ロキシ−2−ブタノンの収率は96.7%、アセトンに
対する同収率は94.3%であった。また、ジアセトン
アルコールの副生量は4−ヒドロキシ−2−ブタノンに
対し1.7%であった。
【0040】実施例2 0.5%水酸化ナトリウム水溶液1.6gに代え1%水
酸化カリウム水溶液2.5gを用いて水酸化カリウムと
ホルムアルデヒドのモル比を6.5×10−3とする以
外は実施例1と同様にしてアセトンとホルムアルデヒド
の縮合反応、反応液の中和および分析を行った。分析の
結果、ホルムアルデヒドの反応率は99%以上、ホルム
アルデヒドに対する4−ヒドロキシ−2−ブタノンの収
率は90.5%、アセトンに対する同収率は88.4%
であった。また、ジアセトンアルコールの副生量は4−
ヒドロキシ−2−ブタノンに対し5.7%であった。
【0041】実施例3 実施例1で調製した水4%を含むアセトン−ホルムアル
デヒド混合液(モル比40)を使用し図2に示す連続反
応装置にて連続縮合反応を行った。すなわち、容積1L
の充填式反応塔8に対して、混合液等のストックタンク
6から送られ50℃に加熱されたアセトン−ホルムアル
デヒド混合液が400g/minの流速で、また塩基性
触媒ストックタンク10から送られる1%水酸化ナトリ
ウムが3.28g/minの流速で拡散器7を経て供給
され、混合下に縮合反応を行った。その際、水酸化ナト
リウムとホルムアルデヒドとのモル比は4.8×10−
3であった。反応は2分で終了し、反応液は次いで冷却
器9で冷却され、さらに中和槽11に送られ、40%ク
エン酸水溶液で中和された。得られた中和反応液を実施
例1と同様にして分析定量した結果、ホルムアルデヒド
の反応率は99%以上、ホルムアルデヒドに対する4−
ヒドロキシ−2−ブタノンの収率は75%、アセトンに
対する同収率は72.5%であった。また、ジアセトン
アルコールの副生量は4−ヒドロキシ−2−ブタノンに
対し3.5%であった。
【0042】実施例4 アセトン362.5g、水11.86g、市販のパラホ
ルムアルデヒド(純度91%品、平均粒径1.5〜2m
m)5.15gを内容1Lのフラスコへ仕込み、さらに
0.1%水酸化ナトリウム水溶液0.4gを添加してp
Hを10に調整した後、40℃で撹拌してパラホルムア
ルデヒドを溶解させ、アセトン−ホルムアルデヒド混合
液を得た。溶解時間は10時間を必要とした。内容20
0mLの四つ口フラスコに、得られたアセトン−ホルム
アルデヒド混合液(モル比40)153gを仕込み、5
0℃に加熱後1%水酸化ナトリウム水溶液0.3gを添
加して縮合反応を行った。水酸化ナトリウムとホルムア
ルデヒドのモル比は1.1×10−3である。反応は4
分で終了し、その後反応液を40%クエン酸水溶液で中
和した。得られた中和反応液を実施例1と同様にして分
析定量した結果、ホルムアルデヒドの反応率は99%以
上、ホルムアルデヒドに対する4−ヒドロキシ−2−ブ
タノンの収率は74%、アセトンに対する同収率は72
.8%であった。また、ジアセトンアルコールの副生量
は4−ヒドロキシ−2−ブタノンに対し3.6%であっ
た。
【0043】実施例5 メチルエチルケトン288g、水39.7g、市販のパ
ラホルムアルデヒド(純度91%品、平均粒径1.5〜
2mm)13.2gを内容積500mLのフラスコへ仕
込みさらに1%水酸化ナトリウム水溶液0.5gを添加
してpHを8に調整した後、40℃で撹拌してパラホル
ムアルデヒドを溶解させ、メチルエチルケトン−ホルム
アルデヒド混合液を得た。溶解時間は10時間を必要と
した。内容積200mLの四つ口フラスコに、得られた
メチルエチルケトン−ホルムアルデヒド混合液(モル比
10)100gを仕込み、50℃に加熱後1%水酸化ナ
トリウム水溶液2.7gを添加して縮合反応を行った。 水酸化ナトリウムとホルムアルデヒドのモル比は5.8
×10−3である。反応は7分で終了し、その後反応液
を40%クエン酸水溶液で中和した。得られた中和反応
液を実施例1と同様にして分析定量した結果、ホルムア
ルデヒドの反応率は99%以上、ホルムアルデヒドに対
する4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノンの収率
は81.2%、メチルエチルケトンに対する同収率は8
0.5%であった。また、副生成物である1−ヒドロキ
シ−3−ペンタノンの収率は6.1%であり、ケトン同
志の縮合副生物は4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブ
タノンに対し0.65%であった。
【0044】実施例6 市販のパラホルムアルデヒド(純度91%品、平均粒径
1.5〜2mm)50.4g、アセトン225.4g、
水164.6gからなる懸濁液を循環式粉砕機にかけて
2時間粉砕を行い、粒度440メッシュパスに微細粒子
化しホルムアルデヒド易発生性としたパラホルムアルデ
ヒドの分散液を調製した後、これにアセトン3496.
4gをさらに加えモル比40のアセトン−パラホルムア
ルデヒド分散液を調製した。内容積200mLの四つ口
フラスコに上記により得られたモル比40の分散液15
3gを仕込み、50℃に加熱後1%水酸化ナトリウム水
溶液0.3gを添加して縮合反応を行った。水酸化ナト
リウムとホルムアルデヒドのモル比は1.5×10−3
である。反応は5分で終了し、その後反応液を40%ク
エン酸水溶液で中和した。得られた中和反応液を実施例
1と同様にして分析定量した結果、ホルムアルデヒドの
反応率は99%以上、ホルムアルデヒドに対する4−ヒ
ドロキシ−2−ブタノンの収率は74%、アセトンに対
する同収率は72.5%であった。また、ジアセトンア
ルコールの副生量は4−ヒドロキシ−2−ブタノンに対
し4.4%であった。
【0045】実施例7 市販のパラホルムアルデヒド(純度91%品、平均粒径
1.5〜2mm)50.4g、メチルエチルケトン33
0.3g、水151.9gからなる懸濁液を循環式粉砕
機にかけて2時間粉砕を行い粒度440メッシュパスに
微細粒子化しホルムアルデヒド易発生性としたパラホル
ムアルデヒドの分散液を調製した後、これにメチルエチ
ルケトン821gをさらに加えモル比10のメチルエチ
ルケトン−パラホルムアルデヒド分散液を調製した。内
容積200mLの四つ口フラスコに上記により得られた
モル比10の分散液126gを仕込み、50℃に加熱後
1%水酸化ナトリウム水溶液2.3gを添加して縮合反
応を行った。水酸化ナトリウムとホルムアルデヒドのモ
ル比は3.8×10−3である。反応は5分で終了し、
その後反応液を40%クエン酸水溶液で中和した。得ら
れた中和反応液を実施例1と同様にして分析定量した結
果、ホルムアルデヒドの反応率は99%以上、ホルムア
ルデヒドに対する4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブ
タノンの収率は82.3%、メチルエチルケトンに対す
る同収率は81%であった。また、副生成物である1−
ヒドロキシ−3−ペンタノンの収率は8%であり、ケト
ン同志の縮合副生物は4−ヒドロキシ−3−メチル−2
−ブタノンに対し0.48%であった。
【0046】実施例8 実施例6で調製したモル比40のアセトン−パラホルム
アルデヒド分散液を出発原料として用い、図2に示す連
続反応装置で連続縮合反応を行った。すなわち、容積2
Lの充填式反応塔8に対し、混合液等のストックタンク
6から送られ50℃に加熱されたアセトン−パラホルム
アルデヒド分散液が380g/minの流速で、また塩
基性触媒ストックタンク10から送られる1%水酸化ナ
トリウム水溶液が1.8g/minの流速で拡散器7を
経て供給され、混合下に縮合反応を行った。その際、水
酸化ナトリウムとホルムアルデヒドのモル比は1.8×
10−3であった。反応は4分で終了し、反応液は次い
で冷却器9で冷却され、さらに中和槽11に送られ、4
0%クエン酸水溶液で中和された。得られた中和反応液
を実施例1と同様にして分析定量した結果、ホルムアル
デヒドの反応率は99%以上、ホルムアルデヒドに対す
る4−ヒドロキシ−2−ブタノンの収率は70%、アセ
トンに対する同収率は69%であった。また、ジアセト
ンアルコールの副生量は4−ヒドロキシ−2−ブタノン
に対し4.4%であった。
【0047】比較例1 内容積200mLの四つ口フラスコにアセトンとホルム
アルデヒドのモル比が40となるようにアセトン72.
6g、ホルマリン(ホルムアルデヒド37%、メタノー
ル8%を含む)2.54gを仕込み、50℃に加熱後0
.5%水酸化ナトリウム水溶液2.0gを添加して縮合
反応を行った。水酸化ナトリウムとホルムアルデヒドの
モル比は8.1×10−3である。反応は3分で終了し
、その後反応液を40%クエン酸水溶液で中和した。 得られた中和反応液を実施例1と同様にして分析定量し
た結果、ホルムアルデヒドの反応率は99%以上でホル
ムアルデヒドに対する4−ヒドロキシ−2−ブタノンの
収率は79.7%、アセトンに対する同収率は75%と
良好であったが、ジアセトンアルコールの副生量は4−
ヒドロキシ−2−ブタノンに対し27.6%と非常に高
い値を示した。
【0048】比較例2 内容積200mLの四つ口フラスコにメチルエチルケト
ンとホルムアルデヒドのモル比が10となるようにメチ
ルエチルケトン71.9g、ホルマリン(ホルムアルデ
ヒド37%、メタノール8%を含む)8.1gを仕込み
、50℃に加熱後0.5%水酸化ナトリウム水溶液2.
0gを添加して縮合反応を行った。水酸化ナトリウムと
ホルムアルデヒドのモル比は3.5×10−3である。 反応は6分で終了し、その後反応液を40%クエン酸水
溶液で中和した。得られた中和反応液を実施例1と同様
にして分析定量した結果、ホルムアルデヒドの反応率は
99%以上であったが、ホルムアルデヒドに対する4−
ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノンの収率は71.
5%、メチルエチルケトンに対する同収率は72.3%
で、ともに対応する実施例5および7に比し大幅に低い
値であった。なお、副生物である1−ヒドロキシ−3−
ペンタノンの収率は5.7%、ケトン同志の縮合副生物
は4−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノンに対し0
.66%で、格別悪化は見られなかった。
【0049】比較例3 内容積200mLの四つ口フラスコにメチルエチルケト
ン144g、市販のパラホルムアルデヒド(純度91%
品、平均粒径1.5〜2mm)6.6gを仕込み、50
℃に加熱後0.5%水酸化ナトリウム水溶液3.0gを
添加して縮合反応を行った。水酸化ナトリウムとホルム
アルデヒドのモル比は3.8×10−3である。反応は
9分で終了し、その後反応液を40%クエン酸水溶液で
中和した。得られた中和反応液を実施例1と同様にして
分析定量した結果、ホルムアルデヒドの反応率は99%
以上であったが、ホルムアルデヒドに対する4−ヒドロ
キシ−3−メチル−2−ブタノンの収率は63.1%、
メチルエチルケトンに対する同収率は65%で、ともに
対応する実施例5および7に比し大幅に低い上、副生物
である1−ヒドロキシ−3−ペンタノンの収率は12.
5%、ケトン同志の縮合副生物は4−ヒドロキシ−3−
メチル−2−ブタノンに対し0.8%で、特に前者が高
い値を示した。
【0050】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明はホルムアル
デヒドとケトン類を縮合反応させてβ−ヒドロキシケト
ン類を製造するに当たり、ホルムアルデヒドの供給を縮
合反応の抑制原因となるメタノールを含みかつ廃水問題
が避けられないホルマリンや操作性が困難な上副生物が
生成し易い粒状のパラホルムアルデヒドで行う従来法に
代え、パラホルムアルデヒドの熱分解ガスをケトン類で
希釈、凝縮した混合液、パラホルムアルデヒドをケトン
類に溶解した混合液またはパラホルムアルデヒドをケト
ン類中で微細粒子化した分散液を用いる構成としたもの
であり、これにより廃水を実質的に生ずることなく、容
易な操作で副反応を抑え、収率よくβ−ヒドロキシケト
ン類を製造することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一態様例に適用されるホルムアル
デヒド−ケトン類混合液調製装置の概略フロー図。
【図2】  本発明の実施に好適な連続縮合反応装置の
概略フロー図。
【符号の説明】
1:ホッパー、2:熱分解器、3:凝縮器、4:受器、
5:ケトン類タンク、6:混合液等のストックタンク、
7:拡散器、8:反応塔、9:冷却器、10:塩基性触
媒ストックタンク、11:中和槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩基性触媒の存在下に、ホルムアルデヒド
    と一般式 【化1】 (式中、R1 は炭素数5以下の直鎖または分岐鎖のア
    ルキル基、R2 は水素あるいは直鎖または分岐鎖のア
    ルキル基を示す)で表されるケトン類とを後者等モル以
    上の存在下に縮合反応させて一般式 【化2】 (式中、R1 およびR2 は上記と同じ意味である)
    で表されるβ−ヒドロキシケトン類を製造する方法にお
    いて、上記ホルムアルデヒドおよびケトン類として、パ
    ラホルムアルデヒドを熱分解しかくして得られるホルム
    アルデヒドガスをケトン類のガスで希釈した後凝縮トラ
    ップして得られる混合液を用い、かつケトン類に対し2
    %以上溶解度未満の水分を存在させてホルムアルデヒド
    とケトン類の反応を行うことを特徴とするβ−ヒドロキ
    シケトン類の製造法。
  2. 【請求項2】塩基性触媒の存在下に、ホルムアルデヒド
    と一般式 【化3】 (式中、R1 は炭素数5以下の直鎖または分岐鎖のア
    ルキル基、R2 は水素あるいは直鎖または分岐鎖のア
    ルキル基を示す)で表されるケトン類とを後者等モル以
    上の存在下に縮合反応させて一般式 【化4】 (式中、R1 およびR2 は上記と同じ意味である)
    で表されるβ−ヒドロキシケトン類を製造する方法にお
    いて、上記ホルムアルデヒドおよびケトン類としてパラ
    ホルムアルデヒドをケトン類に溶解してホルムアルデヒ
    ドを発生させた混合液を用い、かつケトン類に対し2%
    以上溶解度未満の水分を存在させてホルムアルデヒドと
    ケトン類の反応を行うことを特徴とするβ−ヒドロキシ
    ケトン類の製造法。
  3. 【請求項3】塩基性触媒の存在下に、ホルムアルデヒド
    と一般式 【化5】 (式中、R1 は炭素数5以下の直鎖または分岐鎖のア
    ルキル基、R2 は水素あるいは直鎖または分岐鎖のア
    ルキル基を示す)で表されるケトン類とを後者等モル以
    上の存在下に縮合反応させて一般式 【化6】 (式中、R1 およびR2 は上記と同じ意味である)
    で表されるβ−ヒドロキシケトン類を製造する方法にお
    いて、パラホルムアルデヒドをケトン類中で粉砕してホ
    ルムアルデヒド易発生性の微細粒子化し、かくして得ら
    れる分散液をホルムアルデヒドの発生源およびケトン類
    として用い、かつケトン類に対し2%以上溶解度未満の
    水分を存在させホルムアルデヒドの発生下にこれとケト
    ン類の反応を行うことを特徴とするβ−ヒドロキシケト
    ン類の製造法。
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