JPH04231108A - H形鋼のフランジ拘束冷却方法 - Google Patents
H形鋼のフランジ拘束冷却方法Info
- Publication number
- JPH04231108A JPH04231108A JP2409113A JP40911390A JPH04231108A JP H04231108 A JPH04231108 A JP H04231108A JP 2409113 A JP2409113 A JP 2409113A JP 40911390 A JP40911390 A JP 40911390A JP H04231108 A JPH04231108 A JP H04231108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- web
- cooling
- flanges
- stress
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/02—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
- B21B45/0203—Cooling
- B21B45/0209—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants
- B21B45/0215—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants using liquid coolants, e.g. for sections, for tubes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/14—Guiding, positioning or aligning work
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/08—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
- B21B1/088—H- or I-sections
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用】本発明は、熱間圧延によりH形鋼を製
造する際のフランジの冷却方法、詳しくは、熱間仕上圧
延後の冷却過程でH形鋼のウェブに生ずる波打ち変形や
、H形鋼全体の反りや曲がり変形を防止し、良好な形状
のH形鋼を効率よく製造することができるフランジの冷
却方法に関する。
造する際のフランジの冷却方法、詳しくは、熱間仕上圧
延後の冷却過程でH形鋼のウェブに生ずる波打ち変形や
、H形鋼全体の反りや曲がり変形を防止し、良好な形状
のH形鋼を効率よく製造することができるフランジの冷
却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延により製造されるH形鋼におい
ては、特にフランジ厚に対してウェブ厚が薄い場合、仕
上圧延終了時におけるウェブとフランジの温度差および
仕上圧延終了後のウェブとフランジの冷却速度の差に起
因してウェブに波打ち変形が生じたり、反り曲がり変形
が生ずる。
ては、特にフランジ厚に対してウェブ厚が薄い場合、仕
上圧延終了時におけるウェブとフランジの温度差および
仕上圧延終了後のウェブとフランジの冷却速度の差に起
因してウェブに波打ち変形が生じたり、反り曲がり変形
が生ずる。
【0003】このようなウェブの波打ち変形を防止する
ため、一般にフランジ面に冷却水を噴射してフランジを
ウェブよりも強く冷却する方法が用いられている。また
、H形鋼の走行通路の両側に冷媒で冷却したガイドロー
ラを複数対配設し、走行する熱延H形鋼の左右のフラン
ジ外面にそれぞれガイドローラを軽く接触させて冷却す
る方法も提案されている(特開昭62−161916号
公報)。
ため、一般にフランジ面に冷却水を噴射してフランジを
ウェブよりも強く冷却する方法が用いられている。また
、H形鋼の走行通路の両側に冷媒で冷却したガイドロー
ラを複数対配設し、走行する熱延H形鋼の左右のフラン
ジ外面にそれぞれガイドローラを軽く接触させて冷却す
る方法も提案されている(特開昭62−161916号
公報)。
【0004】これらの方法では、仕上圧延後の冷却過程
におけるウェブの温度低下にフランジの温度低下を追従
させることにより、ウェブとフランジの冷却速度の差に
起因して生ずるウェブの波打ち変形を防止しようとする
のであるが、フランジを強く冷却すると、冷却中にフラ
ンジが収縮し、ウェブに圧縮応力が働いて波打ち変形が
生ずるという問題がある。すなわち、これらの方法では
、特にウェブが薄く、仕上圧延終了時におけるウェブと
フランジの温度差(以下、初期温度差という)が大きい
場合には、強制冷却中にウェブが波打ち変形をおこし、
また、初期温度差による応力を十分に緩和できないため
に、室温まで冷却した後も波打ち変形が残る。さらに、
水により強制冷却する場合は、噴射した水がフランジの
下方部に流れるので冷却が不均一となり易く、冷却中あ
るいは冷却後に反りや曲がり変形が引き起こされる。
におけるウェブの温度低下にフランジの温度低下を追従
させることにより、ウェブとフランジの冷却速度の差に
起因して生ずるウェブの波打ち変形を防止しようとする
のであるが、フランジを強く冷却すると、冷却中にフラ
ンジが収縮し、ウェブに圧縮応力が働いて波打ち変形が
生ずるという問題がある。すなわち、これらの方法では
、特にウェブが薄く、仕上圧延終了時におけるウェブと
フランジの温度差(以下、初期温度差という)が大きい
場合には、強制冷却中にウェブが波打ち変形をおこし、
また、初期温度差による応力を十分に緩和できないため
に、室温まで冷却した後も波打ち変形が残る。さらに、
水により強制冷却する場合は、噴射した水がフランジの
下方部に流れるので冷却が不均一となり易く、冷却中あ
るいは冷却後に反りや曲がり変形が引き起こされる。
【0005】このような問題に対する対策として、U形
、H形、山形などの形鋼を熱間仕上圧延が終了した後拘
束状態とし、その状態で冷却して反りや曲がりを低減す
る方法あるいは装置が提案されている(特開昭54−3
3253 号公報、特開昭62−235423号公報、
特開昭62−235424号公報、特開昭62−235
425号公報など)。また、ウェブ波打ち防止策として
、例えば、水冷開始前に材料の前後端を固定して温度低
下による収縮を拘束する収縮拘束フランジ水冷法が提案
されている(材料とプロセスvol.3(1990)
P.498)。
、H形、山形などの形鋼を熱間仕上圧延が終了した後拘
束状態とし、その状態で冷却して反りや曲がりを低減す
る方法あるいは装置が提案されている(特開昭54−3
3253 号公報、特開昭62−235423号公報、
特開昭62−235424号公報、特開昭62−235
425号公報など)。また、ウェブ波打ち防止策として
、例えば、水冷開始前に材料の前後端を固定して温度低
下による収縮を拘束する収縮拘束フランジ水冷法が提案
されている(材料とプロセスvol.3(1990)
P.498)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の特開昭
54−33253 号公報、特開昭62−235423
号公報、特開昭62−235424号公報および特開昭
62−235425号公報に記載されている技術は、何
れも形鋼を抑えつけて冷却する技術であるため、冷却中
の反り(中間反り)を抑えることは可能であるが、ウェ
ブの波打ち変形を防止することはできず、冷却の仕方に
よっては冷却後の反りが大きくなるという問題がある。
54−33253 号公報、特開昭62−235423
号公報、特開昭62−235424号公報および特開昭
62−235425号公報に記載されている技術は、何
れも形鋼を抑えつけて冷却する技術であるため、冷却中
の反り(中間反り)を抑えることは可能であるが、ウェ
ブの波打ち変形を防止することはできず、冷却の仕方に
よっては冷却後の反りが大きくなるという問題がある。
【0007】また、前記の収縮拘束フランジ水冷法は、
材料の前後端を固定しているので水冷中にウェブに圧縮
応力が発生するのを防止することができるとともに、水
冷によって、初期温度差によるウェブとフランジの熱収
縮量の差を相殺できるだけの塑性伸び変形をフランジに
与えることができ、ウェブの波打ち変形を防止すること
ができるが、前後端を固定されたフレームで拘束しなけ
ればならず、圧延を行いながらこの方法を適用すること
は不可能で、作業能率が悪い。その上、拘束装置への過
負荷を防止するために材料の熱収縮に伴って生ずる引張
力をある限度以内に抑えるような引張制御機構を必要と
するなど、未だ試験段階に止まっており、工業的に有効
な方法とは言えない。
材料の前後端を固定しているので水冷中にウェブに圧縮
応力が発生するのを防止することができるとともに、水
冷によって、初期温度差によるウェブとフランジの熱収
縮量の差を相殺できるだけの塑性伸び変形をフランジに
与えることができ、ウェブの波打ち変形を防止すること
ができるが、前後端を固定されたフレームで拘束しなけ
ればならず、圧延を行いながらこの方法を適用すること
は不可能で、作業能率が悪い。その上、拘束装置への過
負荷を防止するために材料の熱収縮に伴って生ずる引張
力をある限度以内に抑えるような引張制御機構を必要と
するなど、未だ試験段階に止まっており、工業的に有効
な方法とは言えない。
【0008】本発明の課題は、H形鋼の圧延後の冷却過
程におけるウェブの波打ち変形や反り曲がり変形を防止
し、かつ、H形鋼を高い効率で製造できるフランジの冷
却方法を提供することにある。
程におけるウェブの波打ち変形や反り曲がり変形を防止
し、かつ、H形鋼を高い効率で製造できるフランジの冷
却方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために検討を重ねた結果、仕上圧延機から
送り出されるH形鋼のフランジをその両面から挟持し、
その挟持部を仕上圧延機から送り出されるH形鋼の速度
と同じ速度で移動させつつフランジを強制冷却すること
によりウェブの波打ち変形を防止できることを確認した
。本発明はこの知見に基づいてなされたもので、その要
旨は「熱間仕上げ圧延後のH形鋼の両フランジを、それ
ぞれこのH形鋼の長手方向の1箇所以上でフランジの両
面から挟持しつつ仕上げ圧延機とフランジ挟持部との間
、および/またはフランジ挟持部どうしの間でフランジ
を強制冷却することを特徴とするH形鋼のフランジ拘束
冷却方法」にある。
題を解決するために検討を重ねた結果、仕上圧延機から
送り出されるH形鋼のフランジをその両面から挟持し、
その挟持部を仕上圧延機から送り出されるH形鋼の速度
と同じ速度で移動させつつフランジを強制冷却すること
によりウェブの波打ち変形を防止できることを確認した
。本発明はこの知見に基づいてなされたもので、その要
旨は「熱間仕上げ圧延後のH形鋼の両フランジを、それ
ぞれこのH形鋼の長手方向の1箇所以上でフランジの両
面から挟持しつつ仕上げ圧延機とフランジ挟持部との間
、および/またはフランジ挟持部どうしの間でフランジ
を強制冷却することを特徴とするH形鋼のフランジ拘束
冷却方法」にある。
【0010】すなわち、フランジを強制冷却する際にフ
ランジに生じようとする熱収縮を、仕上圧延機やフラン
ジ挟持部における接触圧力にもとずく摩擦力により拘束
することによって、フランジに長手方向の引張応力を発
生させ、塑性伸び歪を生じさせてウェブの波打ち変形を
防止するのである。また、フランジ拘束部AとB、Cと
D(図1参照)の長手方向の挟持力を調整することによ
って、H形鋼の反り曲がり変形を防止することも可能で
ある。
ランジに生じようとする熱収縮を、仕上圧延機やフラン
ジ挟持部における接触圧力にもとずく摩擦力により拘束
することによって、フランジに長手方向の引張応力を発
生させ、塑性伸び歪を生じさせてウェブの波打ち変形を
防止するのである。また、フランジ拘束部AとB、Cと
D(図1参照)の長手方向の挟持力を調整することによ
って、H形鋼の反り曲がり変形を防止することも可能で
ある。
【0011】前記のフランジの挟持方法としては、ガイ
ドシューによる方法およびロールによる方法のいずれで
もよい。なお、後述するように、ガイドシューによる場
合はフランジ挟持部を圧延速度と同じ速度で圧延方向に
移動させることが必要であり、ロールによる場合はその
必要がない。ガイドシューとしては、フランジとの接触
面が平板状の治具、丸形の治具などどのような形状の治
具を用いてもよく、あるいは、ガイドシューによらずロ
ールを用いて挟持してもよい。つまり、フランジ挟持部
において、フランジと挟持具の間の接触圧力にもとづく
摩擦力によりフランジを拘束できるものであれば、いず
れも使用可能である。
ドシューによる方法およびロールによる方法のいずれで
もよい。なお、後述するように、ガイドシューによる場
合はフランジ挟持部を圧延速度と同じ速度で圧延方向に
移動させることが必要であり、ロールによる場合はその
必要がない。ガイドシューとしては、フランジとの接触
面が平板状の治具、丸形の治具などどのような形状の治
具を用いてもよく、あるいは、ガイドシューによらずロ
ールを用いて挟持してもよい。つまり、フランジ挟持部
において、フランジと挟持具の間の接触圧力にもとづく
摩擦力によりフランジを拘束できるものであれば、いず
れも使用可能である。
【0012】前記の圧延速度とは、仕上圧延機の最終端
から送り出されるH形鋼の速度である。
から送り出されるH形鋼の速度である。
【0013】フランジの強制冷却は、水の噴射により行
ってもよいし、他に有効な冷却手段があればそれを用い
てもよい。また、強制冷却を行うフランジの部位は拘束
されている範囲であればよく、1箇所で挟持した場合は
仕上げ圧延機とフランジ挟持部との間で、2箇所以上で
挟持した場合はフランジ挟持部どうしの間、あるいはさ
らに仕上げ圧延機と1段目のフランジ挟持部との間で冷
却する。
ってもよいし、他に有効な冷却手段があればそれを用い
てもよい。また、強制冷却を行うフランジの部位は拘束
されている範囲であればよく、1箇所で挟持した場合は
仕上げ圧延機とフランジ挟持部との間で、2箇所以上で
挟持した場合はフランジ挟持部どうしの間、あるいはさ
らに仕上げ圧延機と1段目のフランジ挟持部との間で冷
却する。
【0014】
【作用】まず、ウェブの波打ち変形の発生機構について
述べる。図2−1の(a) はフランジ厚tf に対し
てウェブ厚tw が薄いH形鋼の断面図である。図2−
1の(b) はこのようなH形鋼の仕上圧延終了時にお
けるフランジとウェブの温度の違いを模式的に示した図
で、ウェブとフランジの熱容量の違いや表面積の差に基
づく放熱量の差によって、仕上圧延終了時にはウェブの
温度がフランジ温度に比べて著しく低下する。なお、図
2−1の(b) において、Wはフランジの幅、H−2
tf はH形鋼の高さ(H)から両方のフランジ厚(2
tf )を差し引いたウェブの長さをあらわす。このよ
うな温度の違いのある状態で仕上圧延を終了したH形鋼
が室温まで冷却されると、ウェブとフランジの温度差は
なくなるが(図2−1の(c))、フランジの方が熱収
縮量が大きいために(図2−1の(d))、H形鋼の長
手方向に生ずる応力はウェブにおいては圧縮応力、フラ
ンジにおいては引張応力となる( 図2−1の(e)
参照。以下、この応力を初期温度差による応力と呼ぶ)
。
述べる。図2−1の(a) はフランジ厚tf に対し
てウェブ厚tw が薄いH形鋼の断面図である。図2−
1の(b) はこのようなH形鋼の仕上圧延終了時にお
けるフランジとウェブの温度の違いを模式的に示した図
で、ウェブとフランジの熱容量の違いや表面積の差に基
づく放熱量の差によって、仕上圧延終了時にはウェブの
温度がフランジ温度に比べて著しく低下する。なお、図
2−1の(b) において、Wはフランジの幅、H−2
tf はH形鋼の高さ(H)から両方のフランジ厚(2
tf )を差し引いたウェブの長さをあらわす。このよ
うな温度の違いのある状態で仕上圧延を終了したH形鋼
が室温まで冷却されると、ウェブとフランジの温度差は
なくなるが(図2−1の(c))、フランジの方が熱収
縮量が大きいために(図2−1の(d))、H形鋼の長
手方向に生ずる応力はウェブにおいては圧縮応力、フラ
ンジにおいては引張応力となる( 図2−1の(e)
参照。以下、この応力を初期温度差による応力と呼ぶ)
。
【0015】また、仕上圧延後の冷却過程において、前
記の放熱量の差、すなわち、ウェブからの放熱量がフラ
ンジからの放熱量に較べて大きいことから、図2−2の
(f)に示すように、ウェブの温度はフランジの温度に
比べて低下の度合いが大きく、ウェブとフランジの温度
差が一時的に増加する(同図において、破線は仕上圧延
終了時の温度をあらわす)。このウェブの温度低下は、
ウェブに引張熱応力を生じさせ、その結果、ウェブに長
手方向の塑性伸び歪みが生じ(図2−2の(g))、温
度が低下して均一状態に近くなると(図2−2の(h)
)、この塑性伸び歪みによってウェブに長手方向の圧縮
応力が発生する(以下、この応力を塑性変形差による応
力と呼ぶ)。図2−2の(i) は前記の熱収縮差(図
2−1の(d))と塑性伸び歪差(塑性変形差)とを合
わせたもので、そのため図2−2の(j) に示すよう
に、ウェブには大きな圧縮応力が、またフランジには大
きな引張応力が生ずる。同図中の破線σcrはウェブの
臨界座屈応力で、ウェブに生ずる圧縮応力がこの値を超
えるとウェブに変形が生ずる。すなわち、熱間圧延終了
後のH形鋼のウェブは、初期温度差による応力や塑性変
形差による応力などが重畳した高い圧縮応力を受け、そ
のためウェブに波打ち変形が生じ、H形鋼としての形状
が損なわれるとともに剛性および強度機能が劣化する。
記の放熱量の差、すなわち、ウェブからの放熱量がフラ
ンジからの放熱量に較べて大きいことから、図2−2の
(f)に示すように、ウェブの温度はフランジの温度に
比べて低下の度合いが大きく、ウェブとフランジの温度
差が一時的に増加する(同図において、破線は仕上圧延
終了時の温度をあらわす)。このウェブの温度低下は、
ウェブに引張熱応力を生じさせ、その結果、ウェブに長
手方向の塑性伸び歪みが生じ(図2−2の(g))、温
度が低下して均一状態に近くなると(図2−2の(h)
)、この塑性伸び歪みによってウェブに長手方向の圧縮
応力が発生する(以下、この応力を塑性変形差による応
力と呼ぶ)。図2−2の(i) は前記の熱収縮差(図
2−1の(d))と塑性伸び歪差(塑性変形差)とを合
わせたもので、そのため図2−2の(j) に示すよう
に、ウェブには大きな圧縮応力が、またフランジには大
きな引張応力が生ずる。同図中の破線σcrはウェブの
臨界座屈応力で、ウェブに生ずる圧縮応力がこの値を超
えるとウェブに変形が生ずる。すなわち、熱間圧延終了
後のH形鋼のウェブは、初期温度差による応力や塑性変
形差による応力などが重畳した高い圧縮応力を受け、そ
のためウェブに波打ち変形が生じ、H形鋼としての形状
が損なわれるとともに剛性および強度機能が劣化する。
【0016】このように、ウェブの波打ち変形にはその
発生機構からみて初期温度差によるものと塑性変形差に
よるものとがある。初期温度差は通常の圧延では 10
0〜200℃に達するが、例えば、H 640mm×
200mm×6/20mmのH形鋼について図2に示し
たモデルにより計算すると、ウェブに発生する圧縮応力
は17〜34 kgf/mm2にもなる。一方、臨界座
屈応力σcrは次の式で表され、上記のH形鋼の場合σ
crは 7.6〜11.4 kgf/mm2程度となる
ので、初期温度差による応力だけで、塑性変形差が生じ
なくてもウェブの波打ち変形が発生することになる。
発生機構からみて初期温度差によるものと塑性変形差に
よるものとがある。初期温度差は通常の圧延では 10
0〜200℃に達するが、例えば、H 640mm×
200mm×6/20mmのH形鋼について図2に示し
たモデルにより計算すると、ウェブに発生する圧縮応力
は17〜34 kgf/mm2にもなる。一方、臨界座
屈応力σcrは次の式で表され、上記のH形鋼の場合σ
crは 7.6〜11.4 kgf/mm2程度となる
ので、初期温度差による応力だけで、塑性変形差が生じ
なくてもウェブの波打ち変形が発生することになる。
【0017】
【数1】
【0018】従って、ウェブの波打ち変形を防止するた
めには、この波打ち変形が発生する前に、すなわち、H
形鋼の温度が低下してウェブに生ずる圧縮応力が臨界座
屈応力σcrを超える前に、ウェブとフランジの熱収縮
量の差を減少させるような塑性伸びをフランジに与えて
、ウェブに作用する圧縮応力を減少させればよい。
めには、この波打ち変形が発生する前に、すなわち、H
形鋼の温度が低下してウェブに生ずる圧縮応力が臨界座
屈応力σcrを超える前に、ウェブとフランジの熱収縮
量の差を減少させるような塑性伸びをフランジに与えて
、ウェブに作用する圧縮応力を減少させればよい。
【0019】フランジに塑性伸びを与えるには、H形鋼
を長手方向に拘束し、フランジを強制冷却することによ
ってフランジに降伏応力を超える引張熱応力を発生させ
ればよい(材料とプロセスvol.3(1990)p.
448参照)。そのために、本発明方法では前記のよう
にフランジを両面から挟持して拘束し、強制冷却するの
である。
を長手方向に拘束し、フランジを強制冷却することによ
ってフランジに降伏応力を超える引張熱応力を発生させ
ればよい(材料とプロセスvol.3(1990)p.
448参照)。そのために、本発明方法では前記のよう
にフランジを両面から挟持して拘束し、強制冷却するの
である。
【0020】図1は、本発明を実施するための装置の一
例の構成を示す説明図で、図1(a)はこの装置の要部
の平面図、図1(b) は図1(a)のI−I矢視図、
図1(c) はこの装置の一部の拡大断面図で、左右対
称のものの一方のみを示す図である。これらの図におい
て、A、BおよびC、Dは仕上圧延機4を通過したH形
鋼1の両フランジ2をそれぞれ挟持するガイドシューで
、これらのガイドシューはフランジ2を両面から挟持す
るためにいずれも2個で1組であり、AとB、CとDが
対をなすとともに、A、BとC、DとがH形鋼の両方の
フランジの相対する位置に配設されている。この例では
、フランジ2を2箇所で挟持している。
例の構成を示す説明図で、図1(a)はこの装置の要部
の平面図、図1(b) は図1(a)のI−I矢視図、
図1(c) はこの装置の一部の拡大断面図で、左右対
称のものの一方のみを示す図である。これらの図におい
て、A、BおよびC、Dは仕上圧延機4を通過したH形
鋼1の両フランジ2をそれぞれ挟持するガイドシューで
、これらのガイドシューはフランジ2を両面から挟持す
るためにいずれも2個で1組であり、AとB、CとDが
対をなすとともに、A、BとC、DとがH形鋼の両方の
フランジの相対する位置に配設されている。この例では
、フランジ2を2箇所で挟持している。
【0021】ガイドシューは、図1(c) に示すよう
に、2個で1組のうちの一方は油圧シリンダ6を介して
、他方は直接、フレーム5に接続されており、フレーム
5は調節機構8を介して下部フレーム7に固定されてい
る。 調節機構8はH形鋼の寸法が変わり、フランジ2と壁面
9の間の距離が変化してもそれに応じてフレーム5の長
さを調節できる機能を有している。また、下部フレーム
7は壁面9に沿ってH形鋼の長手方向に、かつ、H形鋼
が仕上圧延機から送り出される速度vと同期させた速度
v′で移動できるように構成されている。また、この例
では仕上圧延機4と1段目のガイドシューA、Bおよび
C、Dの間、および1段目と2段目のガイドシューの間
に水を噴射してフランジ2を冷却するためのフランジ冷
却ノズル10が設けられている。
に、2個で1組のうちの一方は油圧シリンダ6を介して
、他方は直接、フレーム5に接続されており、フレーム
5は調節機構8を介して下部フレーム7に固定されてい
る。 調節機構8はH形鋼の寸法が変わり、フランジ2と壁面
9の間の距離が変化してもそれに応じてフレーム5の長
さを調節できる機能を有している。また、下部フレーム
7は壁面9に沿ってH形鋼の長手方向に、かつ、H形鋼
が仕上圧延機から送り出される速度vと同期させた速度
v′で移動できるように構成されている。また、この例
では仕上圧延機4と1段目のガイドシューA、Bおよび
C、Dの間、および1段目と2段目のガイドシューの間
に水を噴射してフランジ2を冷却するためのフランジ冷
却ノズル10が設けられている。
【0022】この装置を用いて本発明方法を実施するに
は、先ず、仕上圧延機を通過したH形鋼1の左右のフラ
ンジ2をその両側面からガイドシューA、BおよびC、
Dで挟持し、油圧シリンダ6により力FA 、FB お
よびFC 、FD で押圧する。フレーム5は調節機構
8を介して下部フレーム7に固定されているので、H形
鋼1の壁面9からの距離がH形鋼1の寸法によって変わ
っても、それに対応してその長さが調節される。この下
部フレーム7をH形鋼1が仕上圧延機4から送り出され
る速度vと同期させた速度v′で圧延方向に移動させな
がらフランジ2に冷却ノズル10から冷却水を噴射し、
フランジ2を強制冷却する。フランジ2は熱収縮しよう
とするので、ガイドシューA、BおよびC、Dとフラン
ジ2の接触面にフランジ2の熱収縮を妨げる方向の摩擦
力(拘束力)μFA 、μFB およびμFC 、μF
D が働く。この拘束力により、フランジ2に生ずる熱
応力は拘束のない場合に較べてより強い引張応力として
作用する。
は、先ず、仕上圧延機を通過したH形鋼1の左右のフラ
ンジ2をその両側面からガイドシューA、BおよびC、
Dで挟持し、油圧シリンダ6により力FA 、FB お
よびFC 、FD で押圧する。フレーム5は調節機構
8を介して下部フレーム7に固定されているので、H形
鋼1の壁面9からの距離がH形鋼1の寸法によって変わ
っても、それに対応してその長さが調節される。この下
部フレーム7をH形鋼1が仕上圧延機4から送り出され
る速度vと同期させた速度v′で圧延方向に移動させな
がらフランジ2に冷却ノズル10から冷却水を噴射し、
フランジ2を強制冷却する。フランジ2は熱収縮しよう
とするので、ガイドシューA、BおよびC、Dとフラン
ジ2の接触面にフランジ2の熱収縮を妨げる方向の摩擦
力(拘束力)μFA 、μFB およびμFC 、μF
D が働く。この拘束力により、フランジ2に生ずる熱
応力は拘束のない場合に較べてより強い引張応力として
作用する。
【0023】図3は本発明方法を適用した場合にH形鋼
に生ずる応力を示す模式図であるが、この図3の(a)
に示すように、強制冷却後のフランジ2の温度は強制
冷却なしの場合(同図中の破線)に較べてΔTだけ低下
する。そして、図3(b) に示すように、強制冷却中
のフランジ2およびウェブ3に生ずる熱応力は、フラン
ジ2においては引張、ウェブ3においては圧縮となるが
、拘束なしの場合(同図中の破線)に比較して前記の摩
擦力に起因するΔσだけ引張応力側に移行し、フランジ
2の発生応力が降伏応力σY を超えるので、フランジ
2に塑性伸びを与えることができる。その結果、フラン
ジ2とウェブ3の熱収縮量の差が緩和され、H形鋼が室
温まで冷却されウェブ3とフランジ2の温度差がない状
態でのウェブ3に生ずる圧縮応力が低減するので、臨界
座屈応力σcrを超えず、ウェブの波打ち変形の発生が
防止される。
に生ずる応力を示す模式図であるが、この図3の(a)
に示すように、強制冷却後のフランジ2の温度は強制
冷却なしの場合(同図中の破線)に較べてΔTだけ低下
する。そして、図3(b) に示すように、強制冷却中
のフランジ2およびウェブ3に生ずる熱応力は、フラン
ジ2においては引張、ウェブ3においては圧縮となるが
、拘束なしの場合(同図中の破線)に比較して前記の摩
擦力に起因するΔσだけ引張応力側に移行し、フランジ
2の発生応力が降伏応力σY を超えるので、フランジ
2に塑性伸びを与えることができる。その結果、フラン
ジ2とウェブ3の熱収縮量の差が緩和され、H形鋼が室
温まで冷却されウェブ3とフランジ2の温度差がない状
態でのウェブ3に生ずる圧縮応力が低減するので、臨界
座屈応力σcrを超えず、ウェブの波打ち変形の発生が
防止される。
【0024】強制冷却のみによって、拘束を行った場合
と同等の引張熱応力(図3(b) の実線)と塑性伸び
を与えようとすると、フランジ2における引張熱応力の
増加に伴ってウェブ3における圧縮熱応力を図3(b)
の破線の場合よりも増加させ、ウェブ3の圧縮応力が
臨界座屈応力σcrを超えてしまい、強制冷却中にウェ
ブ3の波打ち変形を招くことになる。本発明方法によれ
ば、強制冷却中のウェブ3の圧縮応力を臨界座屈応力σ
crよりも低く抑えつつフランジ2の引張応力を増加さ
せることができるので、強制冷却中ならびにH形鋼が室
温に冷却されるまでの全冷却過程を通してウェブの波打
ち変形を防止することができるのである。
と同等の引張熱応力(図3(b) の実線)と塑性伸び
を与えようとすると、フランジ2における引張熱応力の
増加に伴ってウェブ3における圧縮熱応力を図3(b)
の破線の場合よりも増加させ、ウェブ3の圧縮応力が
臨界座屈応力σcrを超えてしまい、強制冷却中にウェ
ブ3の波打ち変形を招くことになる。本発明方法によれ
ば、強制冷却中のウェブ3の圧縮応力を臨界座屈応力σ
crよりも低く抑えつつフランジ2の引張応力を増加さ
せることができるので、強制冷却中ならびにH形鋼が室
温に冷却されるまでの全冷却過程を通してウェブの波打
ち変形を防止することができるのである。
【0025】強制冷却中のフランジ2に生ずる引張応力
σf は次のようにあらわされる。
σf は次のようにあらわされる。
【0026】
【数2】
【0027】拘束部ですべりが生ずるとσf は小さく
なるが、すべりが生じてもσf がσY を超える条件
は、次式のようになる。
なるが、すべりが生じてもσf がσY を超える条件
は、次式のようになる。
【0028】
【数3】
【0029】図1に示したようなガイドシューでフラン
ジを挟持する装置により本発明方法を実施するにあたっ
ては、ガイドシューによるフランジ拘束箇所は複数箇所
とするのが好ましい。これは、本発明方法を実施する際
前記のように挟持部をH形鋼の移送とともに移動させる
のであるが、所定距離移動させた後拘束を解除してガイ
ドシューをもとの位置に戻し、再度挟持しなおして拘束
冷却を行うことになるので、拘束が1箇所の場合は、ガ
イドシューをもとの位置に戻す間拘束なしで冷却される
ことになるからである。なお、挟持部をH形鋼の進行方
向に移動させるのは、挟持部と仕上圧延機との間でH形
鋼に不必要な圧縮応力を生じさせないためである。
ジを挟持する装置により本発明方法を実施するにあたっ
ては、ガイドシューによるフランジ拘束箇所は複数箇所
とするのが好ましい。これは、本発明方法を実施する際
前記のように挟持部をH形鋼の移送とともに移動させる
のであるが、所定距離移動させた後拘束を解除してガイ
ドシューをもとの位置に戻し、再度挟持しなおして拘束
冷却を行うことになるので、拘束が1箇所の場合は、ガ
イドシューをもとの位置に戻す間拘束なしで冷却される
ことになるからである。なお、挟持部をH形鋼の進行方
向に移動させるのは、挟持部と仕上圧延機との間でH形
鋼に不必要な圧縮応力を生じさせないためである。
【0030】図4は本発明方法を実施するための装置の
他の例の挟持部を示す説明図で、左右対称のものの一方
のみを示す図であるが、この場合は、フランジ2を挟持
するためにガイドシューではなくロールE、Fが用いら
れている。ロールはガイドシューの場合と同様に2個1
組で、そのうちの一方はそのロール軸が油圧シリンダ6
のロッドに接続され、他方はそのロール軸がフレーム(
図示せず)に固定されていて、いずれもH形鋼をそれが
仕上圧延機から送り出される速度vと同期させた速度で
、かつ同じ方向に移動させ得るように構成されている。 この装置を用いる場合は、ロールをH形鋼の進行方向に
移動させる必要はなく、ロールを仕上圧延機の最終ロー
ルの回転に同期させて駆動させればよい。このロールの
回転によって、ガイドシューで拘束した場合と同様の拘
束効果を得ることができる。
他の例の挟持部を示す説明図で、左右対称のものの一方
のみを示す図であるが、この場合は、フランジ2を挟持
するためにガイドシューではなくロールE、Fが用いら
れている。ロールはガイドシューの場合と同様に2個1
組で、そのうちの一方はそのロール軸が油圧シリンダ6
のロッドに接続され、他方はそのロール軸がフレーム(
図示せず)に固定されていて、いずれもH形鋼をそれが
仕上圧延機から送り出される速度vと同期させた速度で
、かつ同じ方向に移動させ得るように構成されている。 この装置を用いる場合は、ロールをH形鋼の進行方向に
移動させる必要はなく、ロールを仕上圧延機の最終ロー
ルの回転に同期させて駆動させればよい。このロールの
回転によって、ガイドシューで拘束した場合と同様の拘
束効果を得ることができる。
【0031】フランジを強制冷却する場合、フランジ面
に噴射した冷却水はフランジの下方に流れるので、フラ
ンジの下方部の方が強く冷却されやすい。このため、熱
応力によって生ずる塑性伸び歪がフランジの下方部で大
きくなり、H形鋼の温度が均一になった状態でH形鋼の
長手方向の下向きに凸の反り曲がりが生ずることがある
。このような変形が生ずる場合も本発明方法は効果的で
ある。すなわち、フランジをガイドシューとの摩擦力で
拘束しているため、フランジの下方部に強制冷却による
大きな引張応力が生ずると、フランジ下方部の挟持部に
すべりが生じ、フランジの上方部、下方部の引張応力を
均一化するように作用するからである。
に噴射した冷却水はフランジの下方に流れるので、フラ
ンジの下方部の方が強く冷却されやすい。このため、熱
応力によって生ずる塑性伸び歪がフランジの下方部で大
きくなり、H形鋼の温度が均一になった状態でH形鋼の
長手方向の下向きに凸の反り曲がりが生ずることがある
。このような変形が生ずる場合も本発明方法は効果的で
ある。すなわち、フランジをガイドシューとの摩擦力で
拘束しているため、フランジの下方部に強制冷却による
大きな引張応力が生ずると、フランジ下方部の挟持部に
すべりが生じ、フランジの上方部、下方部の引張応力を
均一化するように作用するからである。
【0032】あるいは、予めフランジの下方部の押付け
力FB 、FD を上方部の押付け力FA 、FC よ
り小さくしておいてもよい。
力FB 、FD を上方部の押付け力FA 、FC よ
り小さくしておいてもよい。
【0033】本発明方法では、フランジの拘束をガイド
シューやロールによる挟持部での摩擦力を利用して行う
ので、フランジに働く引張力がある限度を超えると挟持
部ですべりが生じ、装置に過負荷が作用する懸念はない
。さらに、フランジを挟持するガイドシューやロールに
加える力をコントロールすることにより、拘束力を制御
することができる。
シューやロールによる挟持部での摩擦力を利用して行う
ので、フランジに働く引張力がある限度を超えると挟持
部ですべりが生じ、装置に過負荷が作用する懸念はない
。さらに、フランジを挟持するガイドシューやロールに
加える力をコントロールすることにより、拘束力を制御
することができる。
【0034】本発明方法は、H形鋼の熱間圧延ラインで
圧延を行いながら適用することができ、特別の拘束冷却
工程を必要としない。従って、作業能率を低下させるこ
となく高能率でH形鋼を製造することができる。
圧延を行いながら適用することができ、特別の拘束冷却
工程を必要としない。従って、作業能率を低下させるこ
となく高能率でH形鋼を製造することができる。
【0035】
【実施例】ロールによる圧下・駆動型のフランジ挟持装
置を仕上圧延機の後方10mの位置(#1ゾーン)と2
0mの位置(#2ゾーン)に配設し、本発明のフランジ
拘束冷却法を適用して製造したH形鋼について、ウェブ
の波打ち変形および反り曲がり変形の調査を行った。な
お、比較のためにフランジを拘束せずに水冷する従来法
についても同様の調査を行った。
置を仕上圧延機の後方10mの位置(#1ゾーン)と2
0mの位置(#2ゾーン)に配設し、本発明のフランジ
拘束冷却法を適用して製造したH形鋼について、ウェブ
の波打ち変形および反り曲がり変形の調査を行った。な
お、比較のためにフランジを拘束せずに水冷する従来法
についても同様の調査を行った。
【0036】用いたロールのロール径はいずれも 30
0mm、ロール押付け力は各ロールとも最大500kg
fである。 仕上圧延機とフランジ挟持部の間および両フランジ挟持
部間には、それぞれ5mの区間を冷却できる強制冷却装
置を設置し、水スプレーによりフランジを冷却した。
0mm、ロール押付け力は各ロールとも最大500kg
fである。 仕上圧延機とフランジ挟持部の間および両フランジ挟持
部間には、それぞれ5mの区間を冷却できる強制冷却装
置を設置し、水スプレーによりフランジを冷却した。
【0037】仕上圧延機出側におけるH形鋼(H 64
0mm× 200mm×6/20mm)の温度は、ウェ
ブが 600℃、フランジが750℃である。
0mm× 200mm×6/20mm)の温度は、ウェ
ブが 600℃、フランジが750℃である。
【0038】調査結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】この表から明らかなように、拘束冷却を行
わず単にフランジを冷却した場合(従来法)は、冷却水
量が少ないNo.3では冷却床でウェブの波打ちが発生
し、冷却水量が多いNo.4では強制冷却中にウェブの
波打ちが発生して冷却後も波打ち変形が残るとともに冷
却床で長手方向の反り曲がりが発生した。これに対し、
本発明方法(No.1およびNo.2)では圧延後の全
過程を通してウェブの波打ちならびに反り曲がりは発生
せず、健全な形状のH形鋼を製造することができた。
わず単にフランジを冷却した場合(従来法)は、冷却水
量が少ないNo.3では冷却床でウェブの波打ちが発生
し、冷却水量が多いNo.4では強制冷却中にウェブの
波打ちが発生して冷却後も波打ち変形が残るとともに冷
却床で長手方向の反り曲がりが発生した。これに対し、
本発明方法(No.1およびNo.2)では圧延後の全
過程を通してウェブの波打ちならびに反り曲がりは発生
せず、健全な形状のH形鋼を製造することができた。
【0041】
【発明の効果】H形鋼の熱間圧延による製造において、
仕上圧延後の冷却の際に本発明方法を適用すれば、ウェ
ブの波打ちや、H形鋼の反り曲がり変形を防止すること
ができる。この方法はオンラインで実施することができ
るので、製造効率を損なうことなく、工業的価値は極め
て大きい。
仕上圧延後の冷却の際に本発明方法を適用すれば、ウェ
ブの波打ちや、H形鋼の反り曲がり変形を防止すること
ができる。この方法はオンラインで実施することができ
るので、製造効率を損なうことなく、工業的価値は極め
て大きい。
図1は、本発明方法を実施するための装置の一例の構成
を示す図である。図2−1及び図2−2は、ウェブの波
打ち発生機構の説明図である。図3は、本発明方法を適
用することによるウェブの波打ち発生防止機構の説明図
である。図4は、本発明方法を実施するための装置の他
の例の構成を示す図である。
を示す図である。図2−1及び図2−2は、ウェブの波
打ち発生機構の説明図である。図3は、本発明方法を適
用することによるウェブの波打ち発生防止機構の説明図
である。図4は、本発明方法を実施するための装置の他
の例の構成を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】熱間仕上げ圧延後のH形鋼の両フランジを
、それぞれこのH形鋼の長手方向の1箇所以上でフラン
ジの両面から挟持しつつ仕上げ圧延機とフランジ挟持部
との間、および/またはフランジ挟持部どうしの間でフ
ランジを強制冷却することを特徴とするH形鋼のフラン
ジ拘束冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409113A JPH04231108A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | H形鋼のフランジ拘束冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409113A JPH04231108A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | H形鋼のフランジ拘束冷却方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04231108A true JPH04231108A (ja) | 1992-08-20 |
Family
ID=18518483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2409113A Pending JPH04231108A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | H形鋼のフランジ拘束冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04231108A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102962269A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-03-13 | 丹阳市精密合金厂有限公司 | 小口径冷轧管内表面除油方法 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2409113A patent/JPH04231108A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102962269A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-03-13 | 丹阳市精密合金厂有限公司 | 小口径冷轧管内表面除油方法 |
| CN104148422A (zh) * | 2012-12-20 | 2014-11-19 | 丹阳市精密合金厂有限公司 | 冷轧管内表面除油方法 |
| CN104148423A (zh) * | 2012-12-20 | 2014-11-19 | 丹阳市精密合金厂有限公司 | 镍基耐蚀合金冷轧管内表面除油方法 |
| CN104148421A (zh) * | 2012-12-20 | 2014-11-19 | 丹阳市精密合金厂有限公司 | 环保无污染的冷轧管内表面除油方法 |
| CN104174669A (zh) * | 2012-12-20 | 2014-12-03 | 丹阳市精密合金厂有限公司 | 小口径冷轧管内表面除油方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2307718C2 (ru) | Способ контролируемой правки и охлаждения широкой металлической полосы, преимущественно стальной полосы или стального листа, выходящей из стана горячей прокатки, и устройство для контролируемой правки и охлаждения широкой металлической полосы, преимущественно стальной полосы или стального листа, выходящей из стана горячей прокатки | |
| EP0241919B1 (en) | Method of and apparatus for effecting a thickness-reduction rolling of a hot thin plate material | |
| GB2271071A (en) | Guiding rolled product | |
| KR100878370B1 (ko) | 냉간 압연 시스템 및 냉간 압연 방법 | |
| KR20120063507A (ko) | 열연의 냉각 장치 및 냉각 방법 | |
| JPH04231108A (ja) | H形鋼のフランジ拘束冷却方法 | |
| JP2005095926A (ja) | 連続鋳造熱延設備および連続鋳造熱延方法 | |
| JP3342331B2 (ja) | 熱間圧延設備 | |
| RU2268790C1 (ru) | Способ листовой прокатки и устройство для его реализации | |
| JP3345776B2 (ja) | U形鋼矢板の冷却方法およびその装置 | |
| KR101024587B1 (ko) | 열간압연설비 | |
| JP4760403B2 (ja) | サーマルクラウン制御装置、圧延機及びその圧延機を用いた金属帯の製造方法 | |
| JPH0669605B2 (ja) | 鋳片から金属薄板を直接製造する方法 | |
| JP4720250B2 (ja) | 鋼材の制御圧延方法 | |
| JPH0414173B2 (ja) | ||
| JPH11319945A (ja) | 鋼板の製造方法および装置 | |
| JP3334411B2 (ja) | H形鋼の冷却装置 | |
| JPS60213303A (ja) | ロールの撓みを制御する方法 | |
| JPH10192909A (ja) | 熱間圧延設備及び熱間圧延方法 | |
| JP2002011515A (ja) | 鋼板の製造ライン及び鋼板の製造方法 | |
| JPS60248818A (ja) | 薄肉ウエブh形鋼の製造方法 | |
| JPS63171255A (ja) | 未凝固圧延方法 | |
| JP3356024B2 (ja) | 熱延鋼帯の製造方法 | |
| SU1072931A1 (ru) | Способ гор чей прокатки полосовой стали | |
| JPH09108737A (ja) | H形鋼の残留応力除去方法及びその装置 |