JPH0423461Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0423461Y2 JPH0423461Y2 JP11107388U JP11107388U JPH0423461Y2 JP H0423461 Y2 JPH0423461 Y2 JP H0423461Y2 JP 11107388 U JP11107388 U JP 11107388U JP 11107388 U JP11107388 U JP 11107388U JP H0423461 Y2 JPH0423461 Y2 JP H0423461Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- hot water
- filter
- valve
- boiling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この考案は、コーヒー・サイフオン式の抽出器
にかゝり、特に花かつおや削り節(以下、削り節
類と称する)から多量のだし汁を抽出するのに適
した大容量の抽出器に関する。
にかゝり、特に花かつおや削り節(以下、削り節
類と称する)から多量のだし汁を抽出するのに適
した大容量の抽出器に関する。
<従来の技術>
フラスコと、このフラスコに気密に挿入される
漏斗状体と、この漏斗状体の容器部底に取付けた
濾体とからなるコーヒー用の抽出器は、コーヒ
ー・サイフオンとして知られている。
漏斗状体と、この漏斗状体の容器部底に取付けた
濾体とからなるコーヒー用の抽出器は、コーヒ
ー・サイフオンとして知られている。
近年、コーヒー・サイフオンの原理を応用し、
削り節類からだし汁を抽出する深鍋状の調理用抽
出器が市販されている。この抽出器は、沸騰室を
構成する深鍋状の外容器の内部に、抽出室を構成
する内容器部及びその底の中央から垂下する筒部
よりなる漏斗状体を、その外周を上記外容器に気
密に結合させて収容し、上記漏斗状体の内部には
円盤状の濾体をその周縁部分を上記内容器部の底
に気密に結合させて収容したものである。そし
て、上記の濾体は、多数の透孔を有する笠状の芯
体に、綿ネルその他の濾布を被せてなり、他端が
上記筒部の下端に引掛けられた発条により、この
濾体の周縁は上記内容器部の底に密着している。
削り節類からだし汁を抽出する深鍋状の調理用抽
出器が市販されている。この抽出器は、沸騰室を
構成する深鍋状の外容器の内部に、抽出室を構成
する内容器部及びその底の中央から垂下する筒部
よりなる漏斗状体を、その外周を上記外容器に気
密に結合させて収容し、上記漏斗状体の内部には
円盤状の濾体をその周縁部分を上記内容器部の底
に気密に結合させて収容したものである。そし
て、上記の濾体は、多数の透孔を有する笠状の芯
体に、綿ネルその他の濾布を被せてなり、他端が
上記筒部の下端に引掛けられた発条により、この
濾体の周縁は上記内容器部の底に密着している。
<考案が解決しようとする課題>
上述の従来の調理用だし汁抽出器の場合、沸騰
室内に収容した湯は、沸点に達すると急速度で漏
斗状体内へ上昇するが、その際、濾体の目が小さ
いと、液体流通抵抗が高いために、発条に逆らつ
て濾体を押上げ、濾体の周囲を通つて漏斗状体内
へ移動する。その結果、抽出室の底と濾体との間
に生じた隙間から、往々にして削り節粉等が沸騰
室内へ落下して、抽出されただし汁に混入する。
逆に、濾体の目が粗いと、上昇する熱湯が濾体を
押上げることはないが、抽出されただし汁は清澄
でなくなる。
室内に収容した湯は、沸点に達すると急速度で漏
斗状体内へ上昇するが、その際、濾体の目が小さ
いと、液体流通抵抗が高いために、発条に逆らつ
て濾体を押上げ、濾体の周囲を通つて漏斗状体内
へ移動する。その結果、抽出室の底と濾体との間
に生じた隙間から、往々にして削り節粉等が沸騰
室内へ落下して、抽出されただし汁に混入する。
逆に、濾体の目が粗いと、上昇する熱湯が濾体を
押上げることはないが、抽出されただし汁は清澄
でなくなる。
また、抽出室の内部では、濾体の周囲から入つ
て来た熱湯が削り節等と十分攪拌されることなく
混ざるので、削り節等は団塊状となり、抽出が効
率良く行われ難い。
て来た熱湯が削り節等と十分攪拌されることなく
混ざるので、削り節等は団塊状となり、抽出が効
率良く行われ難い。
更に、削り節等を煮出す適温は90℃前後で、所
要時間は20分乃至1時間であり、煮出す温度が高
いと抽出されただし汁は味成分が劣化し、苦味を
呈するようになる。しかし、上述の従来の調理用
だし汁抽出器では、熱湯を抽出室内に上昇した状
態に維持しようとすると、かなり強い火力を維持
して多量の蒸気を発生させなければならず、その
ために熱湯の温度が上昇直後は90℃程度であつて
も、95℃以上に高まつてしまう。
要時間は20分乃至1時間であり、煮出す温度が高
いと抽出されただし汁は味成分が劣化し、苦味を
呈するようになる。しかし、上述の従来の調理用
だし汁抽出器では、熱湯を抽出室内に上昇した状
態に維持しようとすると、かなり強い火力を維持
して多量の蒸気を発生させなければならず、その
ために熱湯の温度が上昇直後は90℃程度であつて
も、95℃以上に高まつてしまう。
従つて、この考案は、抽出されただし汁に異物
の混入が無く清澄で、抽出の効率が良く、しかも
抽出しただし汁の味が良い抽出器を得ようとする
ものである。
の混入が無く清澄で、抽出の効率が良く、しかも
抽出しただし汁の味が良い抽出器を得ようとする
ものである。
<課題を解決するための手段>
この考案による抽出器は、沸騰室と、その上方
に気密に結合された抽出室とを有し、これら両室
の境界をなしている抽出室底の少なくとも一部
は、濾体によつて形成されている。
に気密に結合された抽出室とを有し、これら両室
の境界をなしている抽出室底の少なくとも一部
は、濾体によつて形成されている。
濾体の中央には、この考案の特徴である逆止弁
が設けられている。この逆止弁は、液体の上昇の
みを許容して下降を阻止するものであり、その弁
室は抽出室内でほぼ水平方向に放射状に開口し、
弁孔は上記濾体の下側に設けた揚湯管内に開口す
る。この揚湯管の下端は、沸騰室底に接近する位
置にまで垂下している。
が設けられている。この逆止弁は、液体の上昇の
みを許容して下降を阻止するものであり、その弁
室は抽出室内でほぼ水平方向に放射状に開口し、
弁孔は上記濾体の下側に設けた揚湯管内に開口す
る。この揚湯管の下端は、沸騰室底に接近する位
置にまで垂下している。
揚湯管の態様としては、上部が拡大して、上記
濾体の周囲で抽出室底に気密に接合されている場
合と、上記逆止弁に結合されてその弁孔にのみ連
通する場合とがある。
濾体の周囲で抽出室底に気密に接合されている場
合と、上記逆止弁に結合されてその弁孔にのみ連
通する場合とがある。
濾体の望ましい形態は、無数の透孔を有する2
枚の支持盤の間に濾紙を挟んだ形である。
枚の支持盤の間に濾紙を挟んだ形である。
逆止弁の望ましい形態は、拡大した頭部とその
下方に垂下する螺桿部とよりなるボルト状の外形
を有し、内部に球形の弁体を収容した弁室を有
し、この弁室は拡大頭部において周囲に向けて放
射状に開口し、弁孔は螺桿部の下端面に開口する
構造である。上記螺桿部は、前記濾体の中央に穿
設した取付孔に挿通され、ナツト状の部材を螺合
することにより濾体を締付ける。このナツト状部
材は、前記揚湯管の上部内面に形成した雌螺条で
ある場合も包含する。
下方に垂下する螺桿部とよりなるボルト状の外形
を有し、内部に球形の弁体を収容した弁室を有
し、この弁室は拡大頭部において周囲に向けて放
射状に開口し、弁孔は螺桿部の下端面に開口する
構造である。上記螺桿部は、前記濾体の中央に穿
設した取付孔に挿通され、ナツト状の部材を螺合
することにより濾体を締付ける。このナツト状部
材は、前記揚湯管の上部内面に形成した雌螺条で
ある場合も包含する。
<作用>
上述の沸騰室に適量の水または湯を容れ、抽出
室内に削り節類を容れて、沸騰室の下方から加熱
すると、内部の湯が沸点に近づいたときに、湯は
揚湯管内を上昇し、逆止弁を通過し、その弁室壁
の開口から抽出室内へ放射状に噴出する。この噴
出流により、収容されている削り節類は攪拌さ
れ、上昇してきた湯と混ざり合う。
室内に削り節類を容れて、沸騰室の下方から加熱
すると、内部の湯が沸点に近づいたときに、湯は
揚湯管内を上昇し、逆止弁を通過し、その弁室壁
の開口から抽出室内へ放射状に噴出する。この噴
出流により、収容されている削り節類は攪拌さ
れ、上昇してきた湯と混ざり合う。
引続き沸騰室底を加熱することにより、湯は抽
出室内へ上昇した状態を維持させることができる
が、これに必要な加熱の火力は、濾紙の目の大き
さによつて変つてくる。即ち、濾紙の目が小さけ
れば、弱い火力でも上昇状態を維持できるが、濾
紙の目が大きいと、火力をかなり強めないと上昇
状態を維持できない。湯は上昇した際に抽出室壁
や削り節類などに接触して、85〜90℃程度に冷
え、その後には沸騰室から上昇してくる水蒸気に
よつて加熱されるので、抽出完了時の温度は、濾
紙の目の大きさによつて決まる。濾紙の目が1ミ
クロンのときは85〜90℃、2ミクロンで90℃前
後、4ミクロンで93℃前後、6ミクロンで95℃前
後、10ミクロンで96℃前後になる。従つて、目の
大きさが2ミクロン以下の濾紙を使用すれば、湯
の温度を削り節類からのだし汁の抽出に適した
値、即ち90℃以下に維持することができる。
出室内へ上昇した状態を維持させることができる
が、これに必要な加熱の火力は、濾紙の目の大き
さによつて変つてくる。即ち、濾紙の目が小さけ
れば、弱い火力でも上昇状態を維持できるが、濾
紙の目が大きいと、火力をかなり強めないと上昇
状態を維持できない。湯は上昇した際に抽出室壁
や削り節類などに接触して、85〜90℃程度に冷
え、その後には沸騰室から上昇してくる水蒸気に
よつて加熱されるので、抽出完了時の温度は、濾
紙の目の大きさによつて決まる。濾紙の目が1ミ
クロンのときは85〜90℃、2ミクロンで90℃前
後、4ミクロンで93℃前後、6ミクロンで95℃前
後、10ミクロンで96℃前後になる。従つて、目の
大きさが2ミクロン以下の濾紙を使用すれば、湯
の温度を削り節類からのだし汁の抽出に適した
値、即ち90℃以下に維持することができる。
なお、濾紙の代りに、例えば目の大きさが0.25
ミクロンの限外濾過膜を使用するときは、細菌類
を同時に除くことができる。
ミクロンの限外濾過膜を使用するときは、細菌類
を同時に除くことができる。
上述の湯が上昇した状態で所要時間を経過した
ならば、加熱を停止する。すると、だし汁は逆止
弁を通らずに濾体を透過して沸騰室内へ流下す
る。
ならば、加熱を停止する。すると、だし汁は逆止
弁を通らずに濾体を透過して沸騰室内へ流下す
る。
<実施例>
第1図は、数リツトル程度の比較的少量の抽出
液を得るための抽出期を示す。1は深鍋状の外容
器で、上端に外方へ拡がつた縁2を有する。4は
内容器で、上端に外方へ拡がつた縁6を有し、底
11の中央には短円筒形の浅い凹所12が形成さ
れ、凹所12の中心からは揚湯管5が垂下してい
る。内容器4は外容器1内に納められ、そのとき
縁6は環状パツキング7を挟んで縁2の上に受け
られる。この状態で、揚湯管5の下端は、外容器
1の底に接近している。
液を得るための抽出期を示す。1は深鍋状の外容
器で、上端に外方へ拡がつた縁2を有する。4は
内容器で、上端に外方へ拡がつた縁6を有し、底
11の中央には短円筒形の浅い凹所12が形成さ
れ、凹所12の中心からは揚湯管5が垂下してい
る。内容器4は外容器1内に納められ、そのとき
縁6は環状パツキング7を挟んで縁2の上に受け
られる。この状態で、揚湯管5の下端は、外容器
1の底に接近している。
外容器1の周囲に複数のパチン錠と称される係
止具8,8……が設けられている。係止具8は、
レバー9及び掛金10を有し、レバー9を図示の
状態から上方へ起こすと、掛金10が上昇すると
共に自由に廻動できるようになる。その状態で、
掛金10を内容器4の縁6に引掛け、レバー9を
図示状態に倒すと、掛金10は下降して縁6を押
圧し、縁4,6間を気密に保つことができる。
止具8,8……が設けられている。係止具8は、
レバー9及び掛金10を有し、レバー9を図示の
状態から上方へ起こすと、掛金10が上昇すると
共に自由に廻動できるようになる。その状態で、
掛金10を内容器4の縁6に引掛け、レバー9を
図示状態に倒すと、掛金10は下降して縁6を押
圧し、縁4,6間を気密に保つことができる。
14及び15は円板形の支持盤で、第2図に示
すように共に無数の透孔16,16……を有し、
その直径は凹所12の内径より僅かに小さく、周
囲には凹欠部17,17……が形成されている。
支持盤14と15との間には濾紙18が挟持さ
れ、これらの中心孔に挿通したボルト状逆止弁1
9と、これに螺合するナツト20とにより、支持
盤14と濾紙18と支持盤15の3者は、一体に
合体されて、濾体21を構成する。
すように共に無数の透孔16,16……を有し、
その直径は凹所12の内径より僅かに小さく、周
囲には凹欠部17,17……が形成されている。
支持盤14と15との間には濾紙18が挟持さ
れ、これらの中心孔に挿通したボルト状逆止弁1
9と、これに螺合するナツト20とにより、支持
盤14と濾紙18と支持盤15の3者は、一体に
合体されて、濾体21を構成する。
逆止弁19は、頭部22と螺桿部23とで形成
される外殻を有し、頭部22内には弁室24が形
成され、螺桿部23の中心に設けた弁孔25は弁
室24内に開口する。弁室24内では、弁孔25
の開口の周囲に弁座体26が設置され、弁座体2
6の上に鋼球よりなる弁体27が載置される。弁
室24の周壁には、周囲に向けて放射状に開口2
8,28……が穿孔される。
される外殻を有し、頭部22内には弁室24が形
成され、螺桿部23の中心に設けた弁孔25は弁
室24内に開口する。弁室24内では、弁孔25
の開口の周囲に弁座体26が設置され、弁座体2
6の上に鋼球よりなる弁体27が載置される。弁
室24の周壁には、周囲に向けて放射状に開口2
8,28……が穿孔される。
凹所12の縁の上端には、中心へ向けて低い突
起13,13……が、濾体21の凹欠部17,1
7……と同数だけ等間隔で突設されている。凹所
12の底の周辺部分には環状のパツキング29が
置かれる。逆止弁19を取付けた濾体21は、そ
の凹欠部17,17……が突起13,13……に
重なるようにして凹所12内へ押込まれ、次いで
若干回転される。この状態で、濾体21は凹所1
2内に保持され、パツキング29は圧縮された状
態で濾体21と凹所12との間を水密に保つ。そ
の結果、底11及び濾体21から上方の内容器4
内には抽出室33が形成される。また、内容器4
の底11及び濾体21から下方の外容器1内に
は、沸騰室34が形成される。
起13,13……が、濾体21の凹欠部17,1
7……と同数だけ等間隔で突設されている。凹所
12の底の周辺部分には環状のパツキング29が
置かれる。逆止弁19を取付けた濾体21は、そ
の凹欠部17,17……が突起13,13……に
重なるようにして凹所12内へ押込まれ、次いで
若干回転される。この状態で、濾体21は凹所1
2内に保持され、パツキング29は圧縮された状
態で濾体21と凹所12との間を水密に保つ。そ
の結果、底11及び濾体21から上方の内容器4
内には抽出室33が形成される。また、内容器4
の底11及び濾体21から下方の外容器1内に
は、沸騰室34が形成される。
なお、30は蓋であり、31はその取手を示
す。
す。
使用に際しては、沸騰室34内に所定レベルま
で水または熱湯32を入れ、水の場合は火にかけ
て沸騰させる。次に、削り節類を収容した内容器
4を外容器1内に入れ、係止具8を緊締して、両
者の間を気密に結合する。これを再び火にかける
と、熱湯32は、揚湯管5内を上昇し、逆止弁1
9を開いて、開口28,28……から矢印35で
示すように放射状に噴出し、抽出室33内の削り
節類を攪拌しながらこれによく混り合う。そし
て、引続き加熱を継続することにより、熱湯32
は抽出室33内に上昇した状態に置かれ、その温
度は濾紙18の目に応じた温度に保たれる。
で水または熱湯32を入れ、水の場合は火にかけ
て沸騰させる。次に、削り節類を収容した内容器
4を外容器1内に入れ、係止具8を緊締して、両
者の間を気密に結合する。これを再び火にかける
と、熱湯32は、揚湯管5内を上昇し、逆止弁1
9を開いて、開口28,28……から矢印35で
示すように放射状に噴出し、抽出室33内の削り
節類を攪拌しながらこれによく混り合う。そし
て、引続き加熱を継続することにより、熱湯32
は抽出室33内に上昇した状態に置かれ、その温
度は濾紙18の目に応じた温度に保たれる。
所要時間経過したならば火を消す。すると、熱
湯は逆止弁19を通過せずに濾体21を透過し
て、沸騰室1内に落ちる。
湯は逆止弁19を通過せずに濾体21を透過し
て、沸騰室1内に落ちる。
このように、削り節類と熱湯とは攪拌されて良
く混り合うために効率良く抽出が行われ、濾体の
周辺部分と漏斗状体との間に隙間が出来ないため
に削り節粉が抽出液に混入せず、抽出中の温度を
適温に維持できるために高品質の抽出液を得るこ
とができる。
く混り合うために効率良く抽出が行われ、濾体の
周辺部分と漏斗状体との間に隙間が出来ないため
に削り節粉が抽出液に混入せず、抽出中の温度を
適温に維持できるために高品質の抽出液を得るこ
とができる。
第3図は、数10リツトルにも及ぶ多量の抽出液
を得るための大容量の抽出器を示す。炊飯釜を利
用した下部容器41の縁の上には、環状パツキン
グ42が挟んで上部容器43が載置され、下部容
器41の周壁に設けた係止具44,44の掛金4
5,45を、上部容器43の周壁に設けた鉤金具
46,46に引掛けることにより、両容器41,
43は気密に結合される。なお、環状パツキング
42は、上部容器43の底47の周辺部分に設け
た環状溝48内に保持されている。
を得るための大容量の抽出器を示す。炊飯釜を利
用した下部容器41の縁の上には、環状パツキン
グ42が挟んで上部容器43が載置され、下部容
器41の周壁に設けた係止具44,44の掛金4
5,45を、上部容器43の周壁に設けた鉤金具
46,46に引掛けることにより、両容器41,
43は気密に結合される。なお、環状パツキング
42は、上部容器43の底47の周辺部分に設け
た環状溝48内に保持されている。
上部容器43の底47には、窓49が設けら
れ、窓49の周囲部分に下向きに形成した環状溝
50内には、環状パツキング51が保持されてい
る。濾体52は、その周辺が環状パツキング51
に密着するように、環状金具53により下方から
押圧されている。環状金具53の下縁からは周囲
へ向けて切込み54,54をそれぞれ有する耳片
55,55が突出する。底47の窓49の周縁部
分には、蝶番金具56,56によつて螺桿57,
57がそれぞれ起伏可能に設けられている。図示
のように、螺桿57.57をそれぞれ切込54,
54内に位置するように起立させ、これに螺合す
る蝶螺子58,58を緊締することにより、上述
のように濾体52を環状金具53によつて押圧さ
せることができる。
れ、窓49の周囲部分に下向きに形成した環状溝
50内には、環状パツキング51が保持されてい
る。濾体52は、その周辺が環状パツキング51
に密着するように、環状金具53により下方から
押圧されている。環状金具53の下縁からは周囲
へ向けて切込み54,54をそれぞれ有する耳片
55,55が突出する。底47の窓49の周縁部
分には、蝶番金具56,56によつて螺桿57,
57がそれぞれ起伏可能に設けられている。図示
のように、螺桿57.57をそれぞれ切込54,
54内に位置するように起立させ、これに螺合す
る蝶螺子58,58を緊締することにより、上述
のように濾体52を環状金具53によつて押圧さ
せることができる。
濾体52は、第4図に示すように支持盤59及
び60と、その間に挟まれた濾紙61とを重ねて
構成され、これらはそれぞれ中心孔62,63,
64を有する。支持盤59及び60は、扇形の窓
65,65……を有する不錆鋼製の車輪形円板6
6に不錆鋼製の金網67を溶接してなり、金網6
7が濾紙61に接するように重ねられる。
び60と、その間に挟まれた濾紙61とを重ねて
構成され、これらはそれぞれ中心孔62,63,
64を有する。支持盤59及び60は、扇形の窓
65,65……を有する不錆鋼製の車輪形円板6
6に不錆鋼製の金網67を溶接してなり、金網6
7が濾紙61に接するように重ねられる。
濾体52の中心孔62,63,64には、逆止
弁68が取付けられる。逆止弁68は、円柱形で
周囲に螺条が刻設され、上端にフランジ69を具
えた外殻70を有する、外殻70の上面には弁室
71が凹設されて、球形の弁体72を収容し、外
殻70の下端面には弁室71に通ずる弁孔73が
開口する。フランジ69の上方には、同径の円盤
状の蓋74が、隙間75を隔てて支持されてい
る。外殻70の外周には、揚湯管76の上部に形
成したカツプ状の拡大部77が螺合され、その上
縁とフランジ69との間で、濾体52を挾圧して
いる。
弁68が取付けられる。逆止弁68は、円柱形で
周囲に螺条が刻設され、上端にフランジ69を具
えた外殻70を有する、外殻70の上面には弁室
71が凹設されて、球形の弁体72を収容し、外
殻70の下端面には弁室71に通ずる弁孔73が
開口する。フランジ69の上方には、同径の円盤
状の蓋74が、隙間75を隔てて支持されてい
る。外殻70の外周には、揚湯管76の上部に形
成したカツプ状の拡大部77が螺合され、その上
縁とフランジ69との間で、濾体52を挾圧して
いる。
上述の構造により、底47及び濾体52より下
方の下部容器41内に沸騰室78が形成され、底
47及び濾体より上方の上部容器43内には抽出
室79が形成される。なお80は蓋である。
方の下部容器41内に沸騰室78が形成され、底
47及び濾体より上方の上部容器43内には抽出
室79が形成される。なお80は蓋である。
第3図示の抽出器において、沸騰室78内に水
81を入れ、抽出室79内に削り節を収容して、
下方より加熱する。水81が沸点に達すると、熱
湯は揚湯管76を上昇し、逆止弁68の弁体72
を押上げ、隙間75から周囲へ放射状に噴出して
削り節を攪拌しながら、点線82で示すように抽
出室79内へ移動する。そして、下部容器41を
加熱し続ける間、熱湯は抽出室79内に保持さ
れ、抽出作用が営まれる。加熱を中止すると、抽
出液熱湯は濾体52を透過して沸騰室78内へ落
下する。
81を入れ、抽出室79内に削り節を収容して、
下方より加熱する。水81が沸点に達すると、熱
湯は揚湯管76を上昇し、逆止弁68の弁体72
を押上げ、隙間75から周囲へ放射状に噴出して
削り節を攪拌しながら、点線82で示すように抽
出室79内へ移動する。そして、下部容器41を
加熱し続ける間、熱湯は抽出室79内に保持さ
れ、抽出作用が営まれる。加熱を中止すると、抽
出液熱湯は濾体52を透過して沸騰室78内へ落
下する。
ここで、沸騰室78内で水81が沸点に達した
とき、水蒸気が濾体52を透過して沸騰室78か
ら逃げるために、沸騰室78内の圧力が高まら
ず、従つて熱湯が抽出室79内へ上昇しないので
はないかと危惧されたが、実際には熱湯は抽出室
79内へ上昇した。その理由は、濾体52が水蒸
気によつて湿つて水蒸気が透過しにくくなるこ
と、及び水蒸気の発生量が濾体52を透過する水
蒸気量を十分上廻るためと推測される。
とき、水蒸気が濾体52を透過して沸騰室78か
ら逃げるために、沸騰室78内の圧力が高まら
ず、従つて熱湯が抽出室79内へ上昇しないので
はないかと危惧されたが、実際には熱湯は抽出室
79内へ上昇した。その理由は、濾体52が水蒸
気によつて湿つて水蒸気が透過しにくくなるこ
と、及び水蒸気の発生量が濾体52を透過する水
蒸気量を十分上廻るためと推測される。
第5図に示す実施例は、第3図における逆止弁
68の部分を若干変更したものである。逆止弁6
8は、頭部83及び螺桿部84よりなるボルト状
をなし、頭部83は上面に開口した弁室71が形
成されて球形の弁体72を収容し、螺桿部84に
は弁孔73が縦通する。頭部83の上方には、第
3図に示されている小径の蓋74の代りに、大径
の中央が高まつた笠状の蓋85が、支柱86,8
6……によつて取付けられている。蓋85は全面
にわたつて多数の小孔87,87……を有し、そ
の周縁は、窓49の周縁に隙間88を隔てて対峙
する。隙間88の幅は、小孔87,87……の径
よりも大きい。
68の部分を若干変更したものである。逆止弁6
8は、頭部83及び螺桿部84よりなるボルト状
をなし、頭部83は上面に開口した弁室71が形
成されて球形の弁体72を収容し、螺桿部84に
は弁孔73が縦通する。頭部83の上方には、第
3図に示されている小径の蓋74の代りに、大径
の中央が高まつた笠状の蓋85が、支柱86,8
6……によつて取付けられている。蓋85は全面
にわたつて多数の小孔87,87……を有し、そ
の周縁は、窓49の周縁に隙間88を隔てて対峙
する。隙間88の幅は、小孔87,87……の径
よりも大きい。
上述の弁体68を、第3図示の下部容器41及
び上部容器43に使用するときは、下部容器41
内の水が沸点に達すると、揚湯管76を上昇し逆
止弁68を通過した熱湯は、大部分が点線矢印で
示すように隙間88から上方へ噴出し、効果的に
削り節を攪拌してこれに良く混ぜる。下部容器4
1内の熱湯の大部分が上部容器43内へ上昇した
後も、下部容器41を適度に加熱し続けると、発
生した蒸気が揚湯管76内を上昇して、小孔8
7,87……から一様に噴出する。これによつ
て、上部容器43内の熱湯を加熱し続けると同時
に、削り節の沈降を効果的に防ぐことができるの
で、削り節が沈降して団塊状にならないために、
抽出の効率が一層向上する。
び上部容器43に使用するときは、下部容器41
内の水が沸点に達すると、揚湯管76を上昇し逆
止弁68を通過した熱湯は、大部分が点線矢印で
示すように隙間88から上方へ噴出し、効果的に
削り節を攪拌してこれに良く混ぜる。下部容器4
1内の熱湯の大部分が上部容器43内へ上昇した
後も、下部容器41を適度に加熱し続けると、発
生した蒸気が揚湯管76内を上昇して、小孔8
7,87……から一様に噴出する。これによつ
て、上部容器43内の熱湯を加熱し続けると同時
に、削り節の沈降を効果的に防ぐことができるの
で、削り節が沈降して団塊状にならないために、
抽出の効率が一層向上する。
なお、この考案による抽出器は、削り節類以外
に、例えば、コーヒー、漢方薬等、各種の原料の
熱湯抽出に利用することができる。
に、例えば、コーヒー、漢方薬等、各種の原料の
熱湯抽出に利用することができる。
<考案の効果>
以上のように、この考案によるときは、原料粉
が混入していない抽出液を効率良く抽出すること
ができ、かつ抽出液は適温で行われるために高品
質である。
が混入していない抽出液を効率良く抽出すること
ができ、かつ抽出液は適温で行われるために高品
質である。
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図
は同実施例における漏斗状体の平面図、第3図は
この考案の他の実施例の縦断面図、第4図は同実
−例における濾体の見取図、第5図はこの考案の
更に他の実施例の逆止弁附近の部分縦断面図であ
る。 11……抽出室底、5……揚湯管、14及び1
5……支持盤、16……透孔、18……濾紙、1
9……逆止弁、21……濾体、24……弁室、2
5……弁孔、27……弁体、28……放射状開
口、33……抽出室、34……沸騰室、47……
抽出室底、52……濾体、59及び60……支持
盤、61……濾紙、67……金網、68……逆止
弁、71……弁室、72……弁体、73……弁
孔、75……隙間(放射状開口)、76……揚湯
管、78……沸騰室、79……抽出室。
は同実施例における漏斗状体の平面図、第3図は
この考案の他の実施例の縦断面図、第4図は同実
−例における濾体の見取図、第5図はこの考案の
更に他の実施例の逆止弁附近の部分縦断面図であ
る。 11……抽出室底、5……揚湯管、14及び1
5……支持盤、16……透孔、18……濾紙、1
9……逆止弁、21……濾体、24……弁室、2
5……弁孔、27……弁体、28……放射状開
口、33……抽出室、34……沸騰室、47……
抽出室底、52……濾体、59及び60……支持
盤、61……濾紙、67……金網、68……逆止
弁、71……弁室、72……弁体、73……弁
孔、75……隙間(放射状開口)、76……揚湯
管、78……沸騰室、79……抽出室。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 沸騰室の上方に抽出室を気密に結合し、これ
ら両室の境界をなしている抽出室底の少なくと
も一部を濾体で形成し、この濾体の中央に液体
の上昇のみを許容する逆止弁を設けてその弁室
を上記抽出室内に開口させ、上記逆止弁の下方
に下端が上記沸騰室底に接近している揚湯管を
設け、上記逆止弁の弁孔を上記揚湯管内に開口
させてなる抽出器。 (2) 上記濾体は、2枚の無数の透孔を有する支持
盤の間に濾紙を挟んでなることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載の抽出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11107388U JPH0423461Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1988-08-23 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16773487 | 1987-10-30 | ||
| JP11107388U JPH0423461Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1988-08-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01135040U JPH01135040U (ja) | 1989-09-14 |
| JPH0423461Y2 true JPH0423461Y2 (ja) | 1992-06-01 |
Family
ID=31718826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11107388U Expired JPH0423461Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1988-08-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0423461Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7149597B2 (ja) * | 2019-07-10 | 2022-10-07 | 株式会社大都技研 | 抽出装置 |
-
1988
- 1988-08-23 JP JP11107388U patent/JPH0423461Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01135040U (ja) | 1989-09-14 |
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