JPH04234946A - 発酵乳の製造法 - Google Patents

発酵乳の製造法

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JPH04234946A
JPH04234946A JP2365691A JP2365691A JPH04234946A JP H04234946 A JPH04234946 A JP H04234946A JP 2365691 A JP2365691 A JP 2365691A JP 2365691 A JP2365691 A JP 2365691A JP H04234946 A JPH04234946 A JP H04234946A
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fermented milk
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Hisashi Tsunoda
角田 久志
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San Ei Kagaku Co Ltd
Sanei Kagaku Kogyo KK
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San Ei Kagaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも1種類のフラ
ボノイド配糖体の存在下で乳を含む原料を発酵させるこ
とにより、発酵が促進され、香味のすぐれた発酵乳の製
造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発酵乳は古くから世界中で親しまれてき
たものであり、近年特に栄養学的また生理学的な有用性
が注目されている。そしてその発酵乳を使用した乳酸菌
飲料等の製品もさわやかな風味を呈し、広く愛好されて
いる。しかし発酵乳や乳酸菌飲料等の製品は保存期間中
の品質劣化が激しく、製造後の流通、保存中にもオフフ
レーバーが発生し、発酵直後の良好な香味が失われやす
いという欠点がある。これを防止するために、品質を損
なわない程度の低温での流通、保存、また光や外気をで
きるだけ遮断した容器を用いること等での解決法が現状
であり、品質保持の観点からは十分とはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は良質の
香味をもち、しかも香味劣化の少ない品質の安定した発
酵乳の製造法を確立することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は品質の安定し
た発酵乳の製造法について鋭意研究した結果、アグリコ
ンにケルセチン骨格を有するフラボノイド配糖体の存在
下で乳を含む原料を乳酸発酵させると、発酵が促進され
香味の良好な発酵乳ができ、しかもその良好な香味を長
期間保持できることを見出し、本発明に至ったものであ
る。以下にこの発明を詳しく説明する。
【0005】本発明でいう発酵乳の製造法は、フラボノ
イド配糖体を添加すること以外は従来の方法を使用する
ことができる。すなわち、原料としては牛乳等の獣乳、
豆乳等の植物乳、脱脂乳及びそれらの粉乳からの還元乳
やクリーム等の乳製品、必要に応じてしょ糖等の糖類、
果汁、香料等を使用することができ、特に制限されるも
のではない。これらの原料を適宜選択して調製し、殺菌
処理後、乳酸菌、酵母、その他の微生物を接種して発酵
させて製造する方法である。
【0006】本発明で使用されるフラボノイド配糖体は
、水難溶性のルチン、ケルシトリン、イソケルセチン、
ペルタトシド、ヒペロシドなどの他、これらのフラボノ
イド配糖体の1種又は2種以上の混合物に乳糖又はガラ
クトオリゴ糖及び/又は澱粉質の存在下で、ガラクトー
ス残基転移作用を有する酵素又はグルコース残基転移作
用を有する酵素、もしくはガラクトース残基転移作用を
有する酵素とグルコース残基転移作用を有する酵素との
混合物を作用させることによって得られる水易溶性フラ
ボノイド配糖体があげられる。これらのフラボノイド配
糖体は単品で使用してもよいし、2種以上の混合物で使
用してもよい。水易溶性フラボノイド配糖体は、この発
明の特許出願人が既に特許出願した特開平1−2132
93の水易溶性フラボノノール配糖体の製法、同出願人
が特許出願した水易溶性フラボノール配糖体の製造法(
平成2年特許願179836号)、同じく特許出願した
水溶性フラボノール配糖体(平成2年特許願17983
7号)、同じく特許出願した水易溶性フラボノール配糖
体の製法(平成2年特許願179838号)、同じく特
許出願した水易溶性フラボノール配糖体の改質法(平成
2年特許願179839号)などの方法によるのが有利
である。発酵乳にフラボノイド配糖体を添加する時期に
ついては、乳酸菌等の微生物の接種前の原料に添加して
もよいし、微生物の接種と同時や接種後に添加してもよ
く、その添加時期は特に限定されるものではない。
【0007】フラボノイド配糖体の添加量については発
酵させる原料の組成や濃度によって異なるが、期待され
る効果や香味上の問題から自ずと定まってくるものであ
る。例えば無脂乳固形分10%(w/w)の発酵乳の場
合では、5〜1000ppm程度の添加が好ましい。5
ppm以下の添加では期待される効果は得られず、10
00ppm以上の添加では添加するフラボノイド配糖体
が発酵乳の香味に影響する。本発明の発酵乳の製造法に
よれば、乳を含む原料にフラボノイド配糖体を添加する
ことにより発酵が促進され酸の生成速度が上昇するが、
得られる発酵乳の香味はフラボノイド配糖体無添加の発
酵乳よりもすぐれ、保存期間中の香味の劣化が少なく品
質の安定化がはかれるようになる。
【0008】
【実施例】この発明の効果について以下の参考例、実施
例をもって詳しく説明する。 参考例1 ルチン10gを水2lに分散させ、ナリンギナーゼ製剤
(天野製薬株式会社製、商品名ナリンギナーゼ:“アマ
ノ”)1gを加えて24時間、60°Cで保持した。こ
の系のpHは6であった。これを10°C以下に冷却し
、イソケルセチンからなる析出物6gを得た。この析出
物5gとコーンスターチ30gをpH6.7の0.01
Mリン酸水素二ナトリウム−リン酸二水素ナトリウム緩
衝液5lに加えて均質にし、これにシクロデキストリン
グルカノトランスフェラーゼ製剤(天野製薬株式会社製
、商品名コンチザイム)2mlを加えて55°Cで2時
間保持した。このものを濃縮乾固して、黄色の固形物3
6gを得た(以下、参考例1で得られたフラボノイド配
糖体を配糖体Aと称す)。
【0009】参考例2 参考例1の方法で調製した配糖体A20g、乳糖200
gを0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)100mlに
溶かし、大和化成株式会社製バチルス・サーキュランス
由来のβ−ガラクトシダーゼ(酵素力価20,000単
位)1gを加えて60°Cで4時間撹はんした。反応終
了後混合物を水1lで希釈し、スチレン−ジビニールベ
ンゼン共重合体からなるポーラスポリマー1000ml
を充填したカラムに1時間で通液した。次いでイオン交
換水5lを1.5時間で通液した。次いで、40%(v
/v)メタノール2lを1時間で通液して吸着物を溶出
した。このメタノール液を濃縮乾固して、黄色の固形物
25gを得た(以下、参考例2で得たフラボノイド配糖
体を配糖体Bと称す)。
【0010】実施例1 無脂乳固形分10%(w/w)の還元脱脂乳を100°
Cにて30分間加熱殺菌後、40°Cに冷却し、ルチン
10%(w/w)含有のエタノール溶液を0.1%(v
/v)とラクトバチルス・ブルガリクス(Lactob
acillusbulgaricus)とストレプトコ
ッカス・サーモフィルス(Streptococcus
  thermophilus)の混合スタータを4%
(v/v)添加し40°Cにて培養を行った。対照品と
してルチンを添加しない発酵乳を同様の操作によって調
製した。発酵中の乳酸酸度の変化を経時的に測定した結
果を表1にまとめた。
【0011】
【表1】
【0012】この結果から明らかのとおり、ルチンを添
加したものは無添加のものに比べ発酵が促進され、酸の
生成速度が上昇した。この培養4時間目の発酵乳につい
てルチン無添加の発酵直後のものを対照として香風味の
官能評価を10名のパネラーによって以下の9段階にて
行った。また、この培養4時間目の発酵乳を10°Cに
て保存し、7日目及び15日目に香風味の官能評価を同
様にして行った。その結果を表2に示した。   評価     +4  :  非常に良い    +3  :
  良い    +2  :  少し良い    +1
  :  わずかに良い    0  :  同程度 
 −1  :  わずかに悪い    −2  :  
少し悪い      −3  :  悪い    −4
  :  非常に悪い
【0013】
【表2】
【0014】この結果のとおり、ルチンを添加したもの
は乳酸酸度が高いにもかかわらず、酸臭は少なくマイル
ドな非常に良好な香味を呈しており、保存期間中も無添
加のものに比べて明らかに香味の劣化が少なく、良好な
香味を長く保持することができた。
【0015】実施例2 市販の牛乳に参考例1で得られた配糖体Aを50ppm
とビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidoba
cterium  longum)とラクトバチルス・
アシドフィルス(Lactobacillus  ac
idophilus)とストレプトコッカス・サーモフ
ィルス(Streptococcus  thermo
philus)の混合スタータを2%(v/v)添加し
、35°Cにて培養を行った。発酵中の乳酸酸度の変化
を経時的に測定した結果を表3にまとめた。
【0016】
【表3】
【0017】この結果から明らかのとおり、配糖体Aを
添加したものは無添加のものに比べ発酵が促進され、酸
の生成速度が高くなった。この培養8時間目の発酵乳に
ついて配糖体A無添加の発酵直後のものを対照として香
風味の官能評価を10名のパネラーによって実施例1と
同様に行った。また、この培養8時間目の発酵乳を10
°Cにて保存し、7日目及び15日目に香風味の官能評
価を同様にして行った。その結果を表4に示した。
【0018】
【表4】
【0019】この結果から明らかのとおり、配糖体Aを
添加したものは乳酸酸度が高いにもかかわらず、酸臭は
少なくマイルドな非常に良好な香味を呈しており、保存
期間中も無添加のものに比べて明らかに香味の劣化が少
なく、良好な香味を長く保持することができた。
【0020】実施例3 無脂乳固形分20%(w/w)の還元脱脂乳を100°
Cにて30分間加熱殺菌後、35°Cに冷却し、参考例
2で得られた配糖体Bを100ppmとラクトコッカス
・ラクティス(Lactococcus  lacti
s)のスタータを3%(v/v)添加し、35°Cにて
培養を行った。発酵中の乳酸酸度の変化を経時的に測定
した結果を表5にまとめた。
【0021】
【表5】
【0022】この結果から明らかのとおり、配糖体Bを
添加したものは無添加のものに比べ発酵が促進され、酸
の生成速度が高くなった。この培養24時間目の発酵乳
について配糖体B無添加の発酵直後のものを対照として
香風味の官能評価を10名のパネラーによって実施例1
と同様に行った。また、この培養24時間目の発酵乳を
10°Cにて保存し、7日目及び15日目に香風味の官
能評価を同様にして行った。その結果を表6に示した。
【0023】
【表6】
【0024】この結果から明らかのとおり、配糖体Bを
添加したものは乳酸酸度が高いにもかかわらず、酸臭は
少なくマイルドな非常に良好な香味を呈しており、保存
期間中も無添加のものに比べて明らかに香味の劣化が少
なく、良好な香味を長く保持することができた。
【0025】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、非常に
良好な香味をもち、しかもその香味を長く保持する品質
劣化の少ない発酵乳を製造することができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  乳を含む原料にフラボノイド配糖体を
    添加することを特徴とする発酵乳の製造法。
  2. 【請求項2】  フラボノイド配糖体がルチン、ケルシ
    トリン、イソケルセチン、ペルタトシド、ヒペロシドの
    1種又は2種以上の混合物である請求項1の発酵乳の製
    造法。
  3. 【請求項3】  フラボノイド配糖体がルチン、ケルシ
    トリン、イソケルセチン、ペルタトシド、ヒペロシドの
    1種又は2種以上の混合物に乳糖又はガラクトオリゴ糖
    及び/又は澱粉質の存在下で、糖転移作用を有する酵素
    を作用させることによって得られる水易溶性フラボノイ
    ド配糖体である請求項1の発酵乳の製造法。
  4. 【請求項4】  請求項3の糖転移作用を有する酵素が
    、ガラクトース残基転移作用を有する酵素又はグルコー
    ス残基転移作用を有する酵素、もしくはガラクトース残
    基転移作用を有する酵素とグルコース残基転移作用を有
    する酵素との混合物である請求項1の発酵乳の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09252720A (ja) * 1996-03-22 1997-09-30 Sanei Gen F F I Inc 乳含有食品の品質を保持する方法
JP2009533361A (ja) * 2006-04-13 2009-09-17 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フラボノイドの使用

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