JPH04237494A - 動物細胞固定化用不織布およびその製造方法 - Google Patents

動物細胞固定化用不織布およびその製造方法

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JPH04237494A
JPH04237494A JP3020470A JP2047091A JPH04237494A JP H04237494 A JPH04237494 A JP H04237494A JP 3020470 A JP3020470 A JP 3020470A JP 2047091 A JP2047091 A JP 2047091A JP H04237494 A JPH04237494 A JP H04237494A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
animal cell
fibers
weight
cells
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JP3020470A
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English (en)
Inventor
Noritoshi Kimura
文紀 木村
Shinjiro Mitsuda
満田 伸二郎
Yoshiaki Matsuda
松田 義章
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Japan Vilene Co Ltd
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物細胞固定化用不織
布およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】動物細胞等を培養して、医薬上有用な生
理活性物質を大量に生産することが行われている。培養
に用いる動物細胞には、血球系細胞やガン化細胞のよう
に浮遊して存在する浮遊細胞(付着非依存性細胞:an
chorage  independent  cel
l)と、適当な担体に接着して存在する付着依存性細胞
(anchorage  dependent  ce
ll)とがある。生理活性物質の効率的な生産には浮遊
細胞を使用する方が有利なので、付着依存性細胞を用い
る場合にも、その中から浮遊状態で増殖することのでき
る変異株を選択する技術がある。しかしながら、この技
術を全ての付着依存性細胞に利用することはできないの
で、付着依存性細胞を接着させることのできる適当な担
体が必要となる。
【0003】一方、遺伝子組換え技術によって細胞や微
生物を改良し、生理活性物質を大量生産する技術が実用
化されている。これらの生理活性物質においては、例え
ば、ワクチンや抗生物質などの糖側鎖をもつタンパク質
が、微生物産生物質からは得にくいのに対し、動物細胞
産生物質からは得られるように、微生物産生物質よりも
動物細胞産生物質の方が有用な生理活性物質を得やすい
と考えられるので、動物細胞を用いる場合が多くなるも
のと予想されている。ところが、遺伝子組換えを行った
動物細胞は接着能力が低下する傾向があるので、この点
からも細胞接着性に優れた材料の開発が望まれている。
【0004】付着依存性細胞の固定化用担体としては、
マイクロキャリアが従来から知られており、体積当たり
の比表面積が大きいので、特に工業的規模の培養に適し
ているものとされてきた。しかしながら、この担体は製
法が複雑で高価であるだけでなく、細胞を接着させるこ
とが必ずしも容易ではない。更に、培養槽内での攪拌に
よって生じる剪断力により、細胞が損傷を受けるので、
取扱に注意が必要であった。
【0005】また、各種の基材にコラーゲンをコーティ
ングして調製した固定化用担体も公知であるが、動物細
胞を固定化する前に行うオートクレーブ滅菌処理の際に
、コラーゲン層が流れ落ちたり、コラーゲン自体が変性
してしまうため、接着性が低下するという欠点があった
。オートクレーブ滅菌処理以外の滅菌処理も知られてい
るが、それらは特殊な装置を必要としたり、危険を伴う
ものであるので、一般的に利用できるものではなかった
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、付着依存性細胞を容易に接着させることができ、安
価で、取扱が容易で、更に簡易なオートクレーブ滅菌処
理が可能な動物細胞固定化用担体を提供することにある
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、本発明に
より、親水性繊維を主体とする構成繊維が親水性樹脂に
よって結合されている不織布であって、動物細胞接着材
料が前記親水性樹脂との混合物の形で含まれていること
を特徴とする、動物細胞固定化用不織布によって達成す
ることができる。
【0008】更に、本発明は、親水性繊維を主体とする
繊維ウェブに、親水性樹脂と動物細胞接着材料とを含む
液体を含浸させ、その含浸ウェブを乾燥することを特徴
とする、動物細胞固定化用不織布の製造方法にも関する
【0009】本発明による不織布の構成繊維は、親水性
繊維を主体とする。ここで「主体とする」とは、不織布
の構成繊維中に親水性繊維が50%以上含まれているこ
とを意味する。
【0010】本発明では、任意の親水性繊維を用いるこ
とができる。親水性繊維としては、例えば、再生セルロ
ース繊維、ポリアミド繊維、タンパク質含有繊維または
天然繊維(例えば、木綿、麻、絹または羊毛)を挙げる
ことができる。更に、疎水性繊維(例えば、ポリエチレ
ン繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維またはウレ
タン繊維)から、任意の親水性付与処理(例えば、紫外
線照射またはプラズマ処理)によって親水性に変性させ
たものも含まれる。この親水性付与処理は任意の段階、
即ち、不織布形成前の繊維や樹脂の段階で実施しても、
または不織布形成後に実施してもよい。
【0011】本発明で用いる親水性繊維の太さも特に制
限されるものではないが、3〜100デニールの太いも
の、特に10〜100デニールのものを用いるのが好ま
しい。動物細胞は一般に10〜20μm程度の大きさで
あり、浮遊状態では球状であるが、担体に付着すると偏
平化する。従って、繊維径が大きいと、細胞が繊維を取
り巻いて偏平化することができるので好ましい。繊維径
が3デニール未満だと、繊維間の隙間が小さくなってし
まい、細胞が不織布内部に入り込めなくなり、細胞の増
殖効率が低下するだけでなく、不織布内部への培養液の
栄養成分や溶存酸素などの供給が困難になるので好まし
くない。逆に、繊維径が100デニールを越えると、不
織布全体の表面積が減少して細胞の付着効率が低下し、
更に、不織布としての加工性も悪化するので好ましくな
い。
【0012】本発明においては、不織布としてニードル
パンチ処理をしたものを用いるのが好ましい。ニードル
パンチ処理により、構成繊維が相互に3次元的に絡み合
うので、細胞が不織布内部に入り込んだ状態で固定化さ
れ易くなり、増殖効率が向上する。なお、本発明で使用
する不織布の繊維密度は0.02〜0.1g/cm3 
、好ましくは0.03〜0.07g/cm3 の範囲に
あることが望ましい。繊維密度が0.02g/cm3 
よりも小さいと形状の保持性がなく、取扱強度が不足し
、一方、0.1g/cm3 よりも大きいと充分な空隙
を不織布内に形成することができないので細胞が不織布
内部へ入り込めず、細胞数が減少するだけでなく、培養
液も充分に行き渡らなくなり、目的とする生理活性物質
の収量が減少する。
【0013】本発明では、不織布のバインダーとして通
常用いられている樹脂のうち、任意の親水性樹脂を用い
ることができる。本発明の不織布に用いるバインダーは
、動物細胞との付着性を阻害しないために親水性である
ことが必要であり、更に、動物細胞を付着した不織布を
培養液で使用するので、水不溶性であることが好ましい
。水溶性樹脂を不織布の構成繊維に含ませた後に、加熱
処理や架橋化によって水不溶性にしてもよい。従って、
本発明で用いることのできる親水性樹脂としては、例え
ば、ポリビニルアルコール、セルロース、でんぷんおよ
びこれらの誘導体を挙げることができる。ポリビニルア
ルコールを用いる場合には、ポリビニルアルコール水溶
液を不織布の構成繊維に含浸させた後に、熱処理(例え
ば、約150℃以上で加熱)するか、細胞に無害の架橋
剤(例えば、ジメチル尿素)を用いて不溶化する。ケン
化度の高いポリビニルアルコールを用いると、その中に
高濃度で含まれる水酸基が、後述する動物細胞接着材料
と水素結合によって結合するので、動物細胞接着材料が
不織布に強固に付着され、従って、動物細胞を安定に固
定化することができるので好ましい。
【0014】本発明では、前記の親水性樹脂に加えて、
特定の動物細胞接着材料を用いる。即ち、前記の親水性
樹脂と特定の動物細胞接着材料との混合物を、不織布用
バインダーとして通常用いられているものと同様の態様
で用いる。本発明で用いる動物細胞接着材料は、絹フィ
ブロイン、骨粉、ゼラチン、コラーゲンおよび二価陽イ
オン生成性塩(特には、二価陽イオン生成性無機塩)か
らなる群から選ばれる。
【0015】絹フィブロインは、オートクレーブ処理程
度の加熱により絹II型配列を取って安定な構造を有す
るポリペプチドとなる。ポリペプチドは、本来的に生体
適合性が高く、しかも、絹フィブロインは、加熱により
安定化するので、本発明の動物細胞接着材料として好ま
しい。
【0016】骨粉は、ヒドロキシアパタイトからなる多
孔体であり、孔の中にはコラーゲンが存在している。従
って、生体適合性が高く、細胞付着性も優れている。ま
た、比重が大きいので、本発明の動物細胞固定化用不織
布全体の比重を調整するために用いることもできる。
【0017】ゼラチンは、コラーゲンが熱変性を受けた
ものであり、細胞付着性に優れている。ゼラチンをそれ
単独で不織布の構成繊維上に単にコーティングしただけ
では、オートクレーブ処理により流れ落ちてしまうが、
本発明ではゼラチンを親水性樹脂との混合物の形で構成
繊維に含ませてあり、ゼラチンが構成繊維に強固に付着
しているので、オートクレーブ処理により流れ落ちてし
まうことがなく、本発明の動物細胞接着材料として用い
ることができる。
【0018】更に、コラーゲンは、動物細胞固定化用担
体において接着材料として従来から使用されているが、
従来はコラーゲンをそれ単独で不織布の構成繊維上に単
にコーティングしただけであったので、オートクレーブ
処理により流れ落ちてしまった。しかしながら、本発明
ではコラーゲンを親水性樹脂との混合物の形で構成繊維
に含ませてあり、コラーゲンが構成繊維に強固に付着し
ているので、オートクレーブ処理により流れ落ちてしま
うことがなく、本発明の動物細胞接着材料として用いる
ことができる。
【0019】二価陽イオン生成性塩(特には、二価陽イ
オン生成性無機塩)とは、水中で陰イオンを放出してそ
れ自体が二価陽イオンとなるものであり、例えば、アル
カリ土類金属(例えば、カルシウムまたはマグネシウム
)の炭酸塩、塩酸塩、硫酸塩またはリン酸塩を挙げるこ
とができる。不織布の表面に二価陽イオンが存在すると
、表面が(−)に帯電している細胞が付着し易くなる。 特に、炭酸カルシウムを使用すると、培養液を中性に保
つ作用も有するので好ましい。
【0020】本発明においては、前記の動物細胞接着材
料を1種類単独で、あるいは2種類以上を組み合わせて
用いることができる。
【0021】本発明の動物細胞固定化用不織布において
は、前記の親水性樹脂と動物細胞接着材料との混合物を
通常のバインダーと同様の態様で用いるので、動物細胞
接着材料は、構成繊維が相互に結合する箇所に存在する
だけでなく、構成繊維の任意の場所に存在することがで
きる。従って、3次元的な網状構造を有する不織布内に
動物細胞接着材料が分散して強固に付着した構造が提供
される。前記の動物細胞接着材料の担持量は特に限定さ
れるものではないが、絹フィブロイン、コラーゲンまた
はゼラチンの場合には1〜10g/m2 の範囲である
のが好ましい。1g/m2 未満であると動物細胞の接
着が不充分になるので好ましくなく、10g/m2 を
越えると担持量の増加に伴う動物細胞数の増加が認めら
れなくなる。骨粉または二価陽イオン生成性塩の担持量
は、10〜200g/m2 の範囲であるのが好ましい
。10g/m2 未満であると動物細胞の接着が不充分
になるので好ましくなく、200g/m2 を越えると
不織布内に安定して担持しておくことが困難になり、し
かも、担持量の増加に伴う動物細胞付着量の増加が認め
られなくなるので好ましくない。
【0022】本発明の不織布に固定化することのできる
動物細胞は、特に限定されるものではないが、例えば、
BHK、L929、CHOなどの遺伝子組換の宿主とし
て用いられる細胞や、IMR−90細胞のような正常細
胞を挙げることができる。
【0023】固定化は、従来の動物細胞固定化用担体と
同様に行うことができ、例えば、本発明の動物細胞固定
化用不織布を充填したカラムに動物細胞懸濁液を流すか
、あるいは本発明の動物細胞固定化用不織布を動物細胞
懸濁液に浸漬すればよい。
【0024】本発明の動物細胞固定化用不織布は、例え
ば、親水性繊維を主体とする繊維ウェブに、親水性樹脂
と動物細胞接着材料とを含む液体(特には、水)を含浸
させ、そしてその含浸ウェブを乾燥することによって調
製することができる。含浸工程および乾燥工程は、通常
の不織布製造工程と同様に実施することができる。含浸
工程に用いる液体は、親水性樹脂および動物細胞接着材
料以外に、親水性樹脂用の架橋剤、そして、特に不織布
に強度が要求される場合には、他の繊維接着用樹脂を含
有することができる。また、その液体中における動物細
胞接着材料の濃度は、用いる動物細胞接着材料の種類に
よって適宜決定することができる。更に、乾燥工程では
、動物細胞接着材料の接着機能を低下させないように、
できるだけ低い温度で乾燥することが望ましいが、親水
性樹脂を水不溶性にする場合には、150℃以上の温度
で加熱する必要がある。
【0025】本発明の動物細胞固定化用不織布は、浮遊
型の培養装置または充填型の培養装置において、培養さ
れる動物細胞の担体として使用することができる。浮遊
型の培養装置の場合には、例えば、本発明による動物細
胞固定化用不織布を5mm程度の立方体状や直径6mm
程度の円柱状に裁断し、これを動物細胞懸濁液に浸漬さ
せると動物細胞が固定化される。動物細胞が固定化され
た不織布を攪拌または流動しながら浮遊状態で培養を行
う。一方、充填型の培養装置の場合には、例えば、本発
明による動物細胞固定化用不織布をシート状のままで培
養槽に充填し、これに動物細胞懸濁液を通液させると動
物細胞が固定化される。動物細胞を固定化した後、培養
液を培養槽に通液および循環させて動物細胞を培養する
。いずれの場合も、培養された動物細胞から目的とする
生理活性物質が分泌されるので、これを分離、精製する
ことができる。
【0026】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない
【0027】実施例1 レーヨン繊維ウェブ170g/m2 (平均繊維径=1
5デニール:平均繊維長=76mm)にニードルパンチ
処理(針密度200本/cm2)を施してニードルパン
チフェルトを得た。完全ケン化タイプのポリビニルアル
コール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液50
重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部と2%
絹フィブロイン水溶液20重量部とを含み、蒸留水で全
体を100重量部としたバインダー混合液を用い、ステ
ンレススチールマングルにより、スリット幅1mmで絞
り、前記のニードルパンチフェルトに均一に含浸させた
。150℃で架橋乾燥させて担体(目付=230g/m
2 ;厚み=3.6mm)を得た。
【0028】実施例2 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部と炭
酸カルシウム10重量部とを含み、蒸留水で全体を10
0重量部としたバインダー混合液を用い、前記実施例1
と同様に含浸および架橋乾燥処理を行って担体(目付=
300g/m2 ;厚み=3.0mm)を得た。
【0029】実施例3 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部と豚
骨粉(平均粒径=105〜250μm)10重量部とを
含み、蒸留水で全体を100重量部としたバインダー混
合液を用い、前記実施例1と同様に含浸および架橋乾燥
処理を行って担体(目付=310g/m2 ;厚み=3
.2mm)を得た。
【0030】実施例4 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部とゼ
ラチン(和光純薬)2%水溶液20重量部とを含み、蒸
留水で全体を100重量部としたバインダー混合液を用
い、前記実施例1と同様に含浸および架橋乾燥処理を行
って担体(目付=316g/m2 ;厚み=3.6mm
)を得た。
【0031】実施例5 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部と絹
フィブロイン2%水溶液20重量部とゼラチン(和光純
薬)2%水溶液20重量部とを含み、蒸留水で全体を1
00重量部としたバインダー混合液を用い、前記実施例
1と同様に含浸および架橋乾燥処理を行って担体(目付
=229g/m2 ;厚み=3.3mm)を得た。
【0032】実施例6 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部と炭
酸カルシウム10重量部と豚骨粉(平均粒径=105〜
250μm)10重量部とを含み、蒸留水で全体を10
0重量部としたバインダー混合液を用い、前記実施例1
と同様に含浸および架橋乾燥処理を行って担体(目付=
242g/m2 ;厚み=2.6mm)を得た。
【0033】実施例7 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部と絹
フィブロイン2%水溶液20重量部と豚骨粉(平均粒径
=105〜250μm)10重量部と炭酸カルシウム1
0重量部とを含み、蒸留水で全体を100重量部とした
バインダー混合液を用い、前記実施例1と同様に含浸お
よび架橋乾燥処理を行って担体(目付=310g/m2
 ;厚み=2.0mm)を得た。
【0034】実施例8 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部とコ
レーゲン粉末〔ボビン(Bovine):コロダコロイ
ド社(Croda  ColloidsLtd.)〕2
重量部とを含み、蒸留水で全体を100重量部としたバ
インダー混合液を用い、前記実施例1と同様に含浸およ
び架橋乾燥処理を行って担体(目付=250g/m2 
;厚み=3.1mm)を得た。
【0035】比較例1 ポリプロピレン繊維ウェブ170g/m2 (平均繊維
径=15デニール:平均繊維長=76mm)にニードル
パンチ処理(針密度200本/cm2 )を施してニー
ドルパンチフェルトを得た。ポリウレタンエマルジョン
(固形分35%)(メルシー585:東洋ポリマー)3
0重量部とエポキシ系架橋剤(AD−C−70:東洋ポ
リマー)1重量部と2%フィブロイン水溶液20重量部
とを含み、蒸留水で全体を100重量部としたバインダ
ー混合液を用い、ステンレススチールマングルにより、
スリット幅1mmで絞り、前記のニードルパンチフェル
トに均一に含浸させた。150℃で架橋乾燥させて担体
(目付=200g/m2 ;厚み=2.0mm)を得た
【0036】比較例2 前記実施例1に記載の操作を繰り返したが、但し、バイ
ンダー混合液として、完全ケン化タイプのポリビニルア
ルコール(PVA−117H:クラレ)10%水溶液5
0重量部と1,3−ジメチル尿素樹脂0.5重量部とを
含み、蒸留水で全体を100重量部としたバインダー混
合液を用い、前記実施例1と同様に含浸および架橋乾燥
処理を行って担体(目付=290g/m2 ;厚み=3
.2mm)を得た。
【0037】比較例3 前記実施例1に記載のニードルパンチフェルトに、絹フ
ィブロイン2%水溶液を充分に含浸させてから絞った後
、無水エチルアルコールでフィブロインを不溶化処理し
て担体(目付=175g/m2 ;厚み=3mm)を得
た。
【0038】担体評価法 前記実施例1〜実施例8および比較例1〜比較例3で調
製した各不織布担体について、細胞担持能力を以下の方
法で評価した。ガラスシャーレに各被検不織布(15m
m×15mm)を入れ、オートクレーブ内で121℃に
て15分間滅菌処理し、室温に冷却した。目視によりオ
ートクレーブ性を評価した後、各被検不織布を12穴プ
レート(コーニング社製)に移し、BHK細胞懸濁液(
1×105 個/ml)約2mlを添加した。続いて、
37℃のフラン器にて5%の二酸化炭素を含む空気中で
約4時間静置した。次に、DMEM(Dulbecco
’s  Modified  Eagle  Medi
um:GIBCO)培地に、10%牛血清と10%トリ
プトースホスフェートブロスとを添加した培地を入れ、
3日間培養した。各不織布を顕微鏡(200倍)で観察
することにより動物細胞の付着性を評価した後、被検不
織布をトリプシン処理することによって動物細胞を剥が
し、細胞数を血球計算盤で計測した。結果を次の表1に
示す。表1のオートクレーブ性に関して、〇はオートク
レーブによる劣化がほとんどなく、オートクレーブ処理
が可能であることを、そして×はオートクレーブによる
劣化があり、オートクレーブ処理を行うことができない
ことを示す。また、細胞付着性に関して、〇は動物細胞
が良好に付着していることを、そして×は動物細胞の付
着が悪いことを示す。なお、−は検査を実施しなかった
ことを意味する。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明の動物細胞固定化用不織布におい
ては、動物細胞接着材料を親水性樹脂バインダーと混合
し、親水性繊維を主体とする構成繊維からなる不織布に
そのバインダー混合物を含浸させて構成繊維を結合させ
ると共に、動物細胞接着材料を親水性樹脂によって不織
布構成繊維に強固に付着させてある。
【0041】従って、動物細胞に対して良好な接着性を
有する動物細胞接着材料が、親水性樹脂との混合物の形
で不織布の構成繊維に強固に付着した状態で含まれてい
るので、オートクレーブ滅菌処理によっても流れ落ちる
ことがなく、熱変性も起こしにくい。また、不織布それ
自体もオートクレーブ滅菌処理によって強度劣化を起こ
さない。
【0042】更に、3次元的な網状構造を有する不織布
内に動物細胞接着材料が分散して付着しているので、動
物細胞の付着効率が良く、動物細胞の付着容量も大きい
。このため、低濃度の動物細胞懸濁液から効率よく動物
細胞を付着させることができ、しかも多量の動物細胞を
保持しながら培養することができる。また、本発明の動
物細胞固定化用不織布は、親水性繊維と親水性樹脂とか
ら構成されているので、動物細胞との適合性が良好であ
る。
【0043】本発明による動物細胞固定化用不織布の製
造方法では、動物細胞接着材料を親水性樹脂との混合物
の形でウェブに含浸させるので、動物細胞接着材料を担
持させるための特別の工程を必要とせず、通常の不織布
の製造方法と同様に実施することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  親水性繊維を主体とする構成繊維が親
    水性樹脂によって結合されている不織布であって、動物
    細胞接着材料が前記親水性樹脂との混合物の形で含まれ
    ていることを特徴とする、動物細胞固定化用不織布。
  2. 【請求項2】  親水性繊維を主体とする繊維ウェブに
    、親水性樹脂と動物細胞接着材料とを含む液体を含浸さ
    せ、その含浸ウェブを乾燥することを特徴とする、動物
    細胞固定化用不織布の製造方法。
JP3020470A 1991-01-21 1991-01-21 動物細胞固定化用不織布およびその製造方法 Pending JPH04237494A (ja)

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JP3020470A JPH04237494A (ja) 1991-01-21 1991-01-21 動物細胞固定化用不織布およびその製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06209767A (ja) * 1993-01-16 1994-08-02 Japan Vilene Co Ltd 動物細胞の凍結保存方法及び凍結保存担体
JP2019123955A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 日本バイリーン株式会社 ゼラチン溶液と該ゼラチン溶液からなる紡糸液、および、該紡糸液を用いた繊維集合体の製造方法と該ゼラチン溶液を用いたフィルムならびに複合体の製造方法

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JPH06209767A (ja) * 1993-01-16 1994-08-02 Japan Vilene Co Ltd 動物細胞の凍結保存方法及び凍結保存担体
JP2019123955A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 日本バイリーン株式会社 ゼラチン溶液と該ゼラチン溶液からなる紡糸液、および、該紡糸液を用いた繊維集合体の製造方法と該ゼラチン溶液を用いたフィルムならびに複合体の製造方法

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