JPH04237946A - 電池 - Google Patents
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- JPH04237946A JPH04237946A JP3018383A JP1838391A JPH04237946A JP H04237946 A JPH04237946 A JP H04237946A JP 3018383 A JP3018383 A JP 3018383A JP 1838391 A JP1838391 A JP 1838391A JP H04237946 A JPH04237946 A JP H04237946A
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- battery
- gas vent
- vent hole
- internal pressure
- sealing member
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/342—Non-re-sealable arrangements
- H01M50/3425—Non-re-sealable arrangements in the form of rupturable membranes or weakened parts, e.g. pierced with the aid of a sharp member
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/394—Gas-pervious parts or elements
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池において内部電解
液等の漏出を防止するための構造に関する。
液等の漏出を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラやヘッドフォンステ
レオ等の電子機器の高性能化、小型化には、目覚しいも
のがあり、これらの電子機器の電源となる電池の高容量
化への要求も強まってきている。こうした用途の電池と
しては、マンガン乾電池が従来から用いられており、さ
らに、より大きな容量が得られるものとして、水酸化カ
リウム等のアルカリ電解液を用いたアルカリ電池が多用
されるようになってきている。
レオ等の電子機器の高性能化、小型化には、目覚しいも
のがあり、これらの電子機器の電源となる電池の高容量
化への要求も強まってきている。こうした用途の電池と
しては、マンガン乾電池が従来から用いられており、さ
らに、より大きな容量が得られるものとして、水酸化カ
リウム等のアルカリ電解液を用いたアルカリ電池が多用
されるようになってきている。
【0003】ところで、電池は一般に密閉構造であり、
何らかの原因で電池内圧が上昇することがある。例えば
、アルカリ電池を長期保存した場合に、負極における亜
鉛が腐食して水素ガスが発生し、この水素ガスにより内
圧が上昇することがある。このように内圧が高くなると
、この圧力により密閉構造が破損され、電池としての機
能を失ったり、あるいは周辺の機器にまで損傷を与えて
しまったりすることがある。
何らかの原因で電池内圧が上昇することがある。例えば
、アルカリ電池を長期保存した場合に、負極における亜
鉛が腐食して水素ガスが発生し、この水素ガスにより内
圧が上昇することがある。このように内圧が高くなると
、この圧力により密閉構造が破損され、電池としての機
能を失ったり、あるいは周辺の機器にまで損傷を与えて
しまったりすることがある。
【0004】このようなことを防止するため、従来から
、電池に安全弁となる構成を設け、内圧があまり上昇す
る前にこれを解放するようにすることが知られている。 この構成をアルカリ電池を例にして、図10に基づいて
説明する。
、電池に安全弁となる構成を設け、内圧があまり上昇す
る前にこれを解放するようにすることが知られている。 この構成をアルカリ電池を例にして、図10に基づいて
説明する。
【0005】このアルカリ電池は、円筒側面が外装ラベ
ル用のフィルム51aにより覆われた円筒状の金属缶体
51内に、不織布からなるセパレータ54により分離さ
れて、二酸化マンガンとグラファイトとからなる正極5
2と、粒状亜鉛と水酸化カリウム水溶液、増粘剤等から
なるゲル状の負極53が内蔵されて構成される。なお、
金属缶体51は正極52と一体化されて正極缶を構成す
る。金属缶体51は、図における下部に開口を有し、こ
の開口を封口するためのシール部材56、補強部材57
、板状スプリング58および負極端子59がこの順に組
み込まれて、この開口を覆うとともに負極端子59の外
周端部が金属缶体51により保持されて取り付けられて
いる。シール部材56の中央部には貫通孔56aが形成
されており、この貫通孔56a内に外側から釘状の集電
ピン55が圧入され、その先端が負極53内に突出しそ
の下端55aが板状スプリング58に当接している。 シール部材56は、プラスチックのような樹脂、もしく
はナイロン等から作られており、その一部に安全弁とし
て作用する薄肉部56bが形成されている。このため、
シール部材56により密閉された金属缶体51内の内圧
が上昇した場合には、この薄肉部56bが破れ、内部ガ
スをこの部分を通して外部に逃がし、内圧が異常に高く
なるのを防止する。なお、この内部ガスを逃がすため、
補強部材57、板状スプリング58および負極端子59
には、それぞれガス抜き穴57a,58aおよび59a
が形成されている。
ル用のフィルム51aにより覆われた円筒状の金属缶体
51内に、不織布からなるセパレータ54により分離さ
れて、二酸化マンガンとグラファイトとからなる正極5
2と、粒状亜鉛と水酸化カリウム水溶液、増粘剤等から
なるゲル状の負極53が内蔵されて構成される。なお、
金属缶体51は正極52と一体化されて正極缶を構成す
る。金属缶体51は、図における下部に開口を有し、こ
の開口を封口するためのシール部材56、補強部材57
、板状スプリング58および負極端子59がこの順に組
み込まれて、この開口を覆うとともに負極端子59の外
周端部が金属缶体51により保持されて取り付けられて
いる。シール部材56の中央部には貫通孔56aが形成
されており、この貫通孔56a内に外側から釘状の集電
ピン55が圧入され、その先端が負極53内に突出しそ
の下端55aが板状スプリング58に当接している。 シール部材56は、プラスチックのような樹脂、もしく
はナイロン等から作られており、その一部に安全弁とし
て作用する薄肉部56bが形成されている。このため、
シール部材56により密閉された金属缶体51内の内圧
が上昇した場合には、この薄肉部56bが破れ、内部ガ
スをこの部分を通して外部に逃がし、内圧が異常に高く
なるのを防止する。なお、この内部ガスを逃がすため、
補強部材57、板状スプリング58および負極端子59
には、それぞれガス抜き穴57a,58aおよび59a
が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにプラスチッ
クやナイロン等から作られたシール部材56に薄肉部5
6aを設けることにより、内圧の上昇による電池の破損
を効果的に防止することができるのであるが、このよう
な構造の電池を高温、高湿の条件の下に長期間保存する
と、水分(蒸気)がシール部材の比較的肉厚の薄い部分
においてシール材料自体を通して電池内部に侵入し、そ
の結果電池内圧が高くなって漏液を引き起こすことがあ
るという問題があった。本発明はこのような問題に鑑み
、高温、高湿の条件下での保存においても漏液を生じさ
せることがないような構造の電池を提供することを目的
とする。
クやナイロン等から作られたシール部材56に薄肉部5
6aを設けることにより、内圧の上昇による電池の破損
を効果的に防止することができるのであるが、このよう
な構造の電池を高温、高湿の条件の下に長期間保存する
と、水分(蒸気)がシール部材の比較的肉厚の薄い部分
においてシール材料自体を通して電池内部に侵入し、そ
の結果電池内圧が高くなって漏液を引き起こすことがあ
るという問題があった。本発明はこのような問題に鑑み
、高温、高湿の条件下での保存においても漏液を生じさ
せることがないような構造の電池を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の発明は、正極部材および負極部材を内蔵してい
る電池缶体と、この電池缶体の一端の開口を封口するた
めに取り付けられたシール部材と、前記シール部材より
も前記開口端側に位置してこのシール部材を補強する補
強部材とをそれぞれ具備する電池において、前記シール
部材には前記電池缶体の内圧が高くなったときに破れて
安全弁として作用する薄肉部が形成され、前記補強部材
にはこの薄肉部が破れたときに前記内圧を逃がすガス抜
き穴が形成されており、前記内圧を受けたときに開放さ
れる防水手段が前記ガス抜き穴を閉塞しているものであ
る。
求項1の発明は、正極部材および負極部材を内蔵してい
る電池缶体と、この電池缶体の一端の開口を封口するた
めに取り付けられたシール部材と、前記シール部材より
も前記開口端側に位置してこのシール部材を補強する補
強部材とをそれぞれ具備する電池において、前記シール
部材には前記電池缶体の内圧が高くなったときに破れて
安全弁として作用する薄肉部が形成され、前記補強部材
にはこの薄肉部が破れたときに前記内圧を逃がすガス抜
き穴が形成されており、前記内圧を受けたときに開放さ
れる防水手段が前記ガス抜き穴を閉塞しているものであ
る。
【0008】また、請求項4の発明は、正極部材および
負極部材を内蔵している電池缶体と、この電池缶体の一
端の開口を封口するために取り付けられたシール部材と
、このシール部材に形成された貫通孔内に外部から圧入
されて前記電池缶体内に突出する集電ピンと、前記シー
ル部材よりも前記開口端側に位置して前記シール部材を
補強する補強部材と、この補強部材よりも前記開口端側
に位置して前記集電ピンの外端に当接し前記集電ピンを
前記電池缶体の内方に押圧する板状スプリングとをそれ
ぞれ具備する電池において、前記シール部材には前記電
池缶体の内圧が高くなったときに破れて安全弁として作
用する薄肉部が形成され、前記補強部材および前記板状
スプリングにはこの薄肉部が破れたときに前記内圧を逃
がすガス抜き穴がそれぞれ形成されており、前記内圧を
受けたときに開放される防水手段が前記板状スプリング
の前記ガス抜き穴を閉塞しているものである。
負極部材を内蔵している電池缶体と、この電池缶体の一
端の開口を封口するために取り付けられたシール部材と
、このシール部材に形成された貫通孔内に外部から圧入
されて前記電池缶体内に突出する集電ピンと、前記シー
ル部材よりも前記開口端側に位置して前記シール部材を
補強する補強部材と、この補強部材よりも前記開口端側
に位置して前記集電ピンの外端に当接し前記集電ピンを
前記電池缶体の内方に押圧する板状スプリングとをそれ
ぞれ具備する電池において、前記シール部材には前記電
池缶体の内圧が高くなったときに破れて安全弁として作
用する薄肉部が形成され、前記補強部材および前記板状
スプリングにはこの薄肉部が破れたときに前記内圧を逃
がすガス抜き穴がそれぞれ形成されており、前記内圧を
受けたときに開放される防水手段が前記板状スプリング
の前記ガス抜き穴を閉塞しているものである。
【0009】上記請求項1及び4における防水手段とし
ては、ガス抜き穴を塞ぐように塗布した樹脂もしくはフ
ィラーを含む樹脂や、ガス抜き穴を電池缶体の開口端側
から覆って取り付けられる円盤部材が好ましい。また、
請求項3または請求項6における防水手段としての円盤
部材と補強部材もしくは板状スプリングとの間に防水剤
を介在させると、防水効果が増して好ましい。
ては、ガス抜き穴を塞ぐように塗布した樹脂もしくはフ
ィラーを含む樹脂や、ガス抜き穴を電池缶体の開口端側
から覆って取り付けられる円盤部材が好ましい。また、
請求項3または請求項6における防水手段としての円盤
部材と補強部材もしくは板状スプリングとの間に防水剤
を介在させると、防水効果が増して好ましい。
【0010】また、請求項7の発明は、正極部材および
負極部材を内蔵している電池缶体と、この電池缶体の一
端の開口を封口するために取り付けられたシール部材と
、このシール部材に形成された貫通孔内に外部から圧入
されて前記電池缶体内に突出する集電ピンと、前記開口
端近傍に位置して前記電池缶体から露出しているととと
もに前記集電ピンに電気的に接続された電極端子とをそ
れぞれ具備する電池において、前記シール部材には前記
電池缶体の内圧が高くなったときに破れて安全弁として
作用する薄肉部が形成され、前記電極端子にはこの薄肉
部が破れたときに前記内圧を逃がすガス抜き穴が形成さ
れており、前記内圧を受けたときに開放される防水手段
が前記ガス抜き穴を閉塞しているものである。
負極部材を内蔵している電池缶体と、この電池缶体の一
端の開口を封口するために取り付けられたシール部材と
、このシール部材に形成された貫通孔内に外部から圧入
されて前記電池缶体内に突出する集電ピンと、前記開口
端近傍に位置して前記電池缶体から露出しているととと
もに前記集電ピンに電気的に接続された電極端子とをそ
れぞれ具備する電池において、前記シール部材には前記
電池缶体の内圧が高くなったときに破れて安全弁として
作用する薄肉部が形成され、前記電極端子にはこの薄肉
部が破れたときに前記内圧を逃がすガス抜き穴が形成さ
れており、前記内圧を受けたときに開放される防水手段
が前記ガス抜き穴を閉塞しているものである。
【0011】防水手段を電極端子に設ける場合には、電
極端子を凸状に電池缶体から露出するように形成し、こ
の凸状部分を構成する円筒部に前記ガス抜き穴を設け、
この円筒部に前記防水手段として防水リングを圧入する
ようにするのが好ましい。この場合は薄肉部が破れ、圧
入された防水リングに内圧が加わると、この防水リング
が円筒部から押し出されてガス抜き穴が開放される。
極端子を凸状に電池缶体から露出するように形成し、こ
の凸状部分を構成する円筒部に前記ガス抜き穴を設け、
この円筒部に前記防水手段として防水リングを圧入する
ようにするのが好ましい。この場合は薄肉部が破れ、圧
入された防水リングに内圧が加わると、この防水リング
が円筒部から押し出されてガス抜き穴が開放される。
【0012】
【作用】上記構成の電池によれば、防水手段は外部から
電池缶体内への水分の侵入を確実に防止し、シール部材
のところまで水分が侵入することがない。このため、高
湿条件下での保存の場合でも缶体内への水分の侵入がな
く、この水分による電池内圧の上昇が起こらないので、
電池内部からの漏液がなくなる。
電池缶体内への水分の侵入を確実に防止し、シール部材
のところまで水分が侵入することがない。このため、高
湿条件下での保存の場合でも缶体内への水分の侵入がな
く、この水分による電池内圧の上昇が起こらないので、
電池内部からの漏液がなくなる。
【0013】また、電池内圧が高くなってシール部材の
薄肉部が破れたときには、この内圧が防水手段に加わる
ことによって、この防水手段がガス抜き穴を閉塞しない
状態になってこのガス抜き穴が開放されるから、電池内
圧は解放される。
薄肉部が破れたときには、この内圧が防水手段に加わる
ことによって、この防水手段がガス抜き穴を閉塞しない
状態になってこのガス抜き穴が開放されるから、電池内
圧は解放される。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。
例について説明する。
【0015】第1の実施例に係る電池はアルカリ電池で
あり、図1及び図2に示すように、上端が閉塞され下端
に開口を有する円筒状の金属缶体1内に、二酸化マンガ
ンとグラファイトとからなる正極2と、粒状亜鉛と水酸
化カリウム水溶液、増粘剤等からなるゲル状の負極3が
内蔵されて構成されている。正極2と負極3とは不織布
からなるセパレータ4により分離されている。金属缶体
1は正極2と一体化されて正極缶を構成する。金属缶体
1の円筒外周面は、熱収縮性を有する塩化ビニールから
なる外装ラベル用のチューブ10によって覆われており
、金属缶体1の上端に正極端子1aが接合されている。
あり、図1及び図2に示すように、上端が閉塞され下端
に開口を有する円筒状の金属缶体1内に、二酸化マンガ
ンとグラファイトとからなる正極2と、粒状亜鉛と水酸
化カリウム水溶液、増粘剤等からなるゲル状の負極3が
内蔵されて構成されている。正極2と負極3とは不織布
からなるセパレータ4により分離されている。金属缶体
1は正極2と一体化されて正極缶を構成する。金属缶体
1の円筒外周面は、熱収縮性を有する塩化ビニールから
なる外装ラベル用のチューブ10によって覆われており
、金属缶体1の上端に正極端子1aが接合されている。
【0016】金属缶体1の開口端11から、図2に詳し
く示すように、内側から順に、金属缶体1の開口を封口
するためのシール部材6、円盤状の補強部材7、円盤状
の板状スプリング8および円盤状のカバー9が組み込ま
れてこの開口端11を覆うとともに、金属缶体1の下端
部1bがかしめられている。この下端部1bによりカバ
ー9の外周端部がシール部材6の端部6gを介して保持
されている。補強部材7は、その中央にある孔がシール
部材6の円筒部6eの周溝6cに嵌入されて取り付けら
れている。また、補強部材7、板状スプリング8および
カバー9は、これらの外周端がシール部材6の外周部6
fの内面側に形成されている周溝6dに嵌め込まれるこ
とによって、シール部材6の外周部6fを介して金属缶
体1により保持されている。また、シール部材6は絶縁
性であるから、カバー9と金属缶体1とは電気的に絶縁
される。カバー9は開口端11において金属缶体1から
露出した状態となって負極端子となる。
く示すように、内側から順に、金属缶体1の開口を封口
するためのシール部材6、円盤状の補強部材7、円盤状
の板状スプリング8および円盤状のカバー9が組み込ま
れてこの開口端11を覆うとともに、金属缶体1の下端
部1bがかしめられている。この下端部1bによりカバ
ー9の外周端部がシール部材6の端部6gを介して保持
されている。補強部材7は、その中央にある孔がシール
部材6の円筒部6eの周溝6cに嵌入されて取り付けら
れている。また、補強部材7、板状スプリング8および
カバー9は、これらの外周端がシール部材6の外周部6
fの内面側に形成されている周溝6dに嵌め込まれるこ
とによって、シール部材6の外周部6fを介して金属缶
体1により保持されている。また、シール部材6は絶縁
性であるから、カバー9と金属缶体1とは電気的に絶縁
される。カバー9は開口端11において金属缶体1から
露出した状態となって負極端子となる。
【0017】シール部材6は、その中央部に上下に延び
て貫通孔6bが形成されており、この貫通孔6b内に外
側から真鍮製の釘状の集電ピン5が挿入されている。こ
こで、集電ピン5と貫通孔6bとの間に隙間があったの
では、シール部材6による密閉は不可能なので、この挿
入はある程度の締め代を設けた圧入である。この圧入に
対し、金属製の集電ピン5との密着性を良くするように
シール部材6はナイロン66のようなナイロン等から作
られている。これによって、また、シール部材6の外周
部6fは金属缶体1の内周面によく密着して密閉性がよ
くなる。
て貫通孔6bが形成されており、この貫通孔6b内に外
側から真鍮製の釘状の集電ピン5が挿入されている。こ
こで、集電ピン5と貫通孔6bとの間に隙間があったの
では、シール部材6による密閉は不可能なので、この挿
入はある程度の締め代を設けた圧入である。この圧入に
対し、金属製の集電ピン5との密着性を良くするように
シール部材6はナイロン66のようなナイロン等から作
られている。これによって、また、シール部材6の外周
部6fは金属缶体1の内周面によく密着して密閉性がよ
くなる。
【0018】集電ピン5の下端5aは板状スプリング8
を介して負極端子としてのカバー9の外周部で電気的に
接続している。なお、板状スプリング8は外周部がカバ
ー9により保持されるとともに中央部が集電ピン5の下
端5aと当接して下端5a側に凹状に若干変形しており
、板状スプリング8のスプリング力により集電ピン5が
図示の状態で図の上方に押圧力を受けながら保持される
。補強部材7はシール部材6よりもかなり高い強度を有
する材料(例えば、鉄)から作られている。また、板状
スプリングは金属材料から作られている。
を介して負極端子としてのカバー9の外周部で電気的に
接続している。なお、板状スプリング8は外周部がカバ
ー9により保持されるとともに中央部が集電ピン5の下
端5aと当接して下端5a側に凹状に若干変形しており
、板状スプリング8のスプリング力により集電ピン5が
図示の状態で図の上方に押圧力を受けながら保持される
。補強部材7はシール部材6よりもかなり高い強度を有
する材料(例えば、鉄)から作られている。また、板状
スプリングは金属材料から作られている。
【0019】シール部材6には、その一部に安全弁とし
て作用する薄肉部6aがリング状に連続的にあるいは複
数箇所に分かれて断続的に形成されている。このため、
シール部材6により密閉された金属缶体1内の内圧が上
昇した場合には、この薄肉部6aが補強部材7とシール
部材6との間の空間13へ膨張して破れ、内部ガスをこ
の部分を通して外部に逃がし、内圧が異常に高くなるの
を防止する。
て作用する薄肉部6aがリング状に連続的にあるいは複
数箇所に分かれて断続的に形成されている。このため、
シール部材6により密閉された金属缶体1内の内圧が上
昇した場合には、この薄肉部6aが補強部材7とシール
部材6との間の空間13へ膨張して破れ、内部ガスをこ
の部分を通して外部に逃がし、内圧が異常に高くなるの
を防止する。
【0020】この内部ガスを電池缶体1の外部に逃がす
ため、補強部材7、板状スプリング8およびカバー9に
は、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成されて
いる。そして、補強部材7のガス抜き穴7aには、エポ
キシ樹脂が塗布、硬化されて作られた防水部材15が設
けられ、この防水部材15によりこのガス抜き穴7aが
閉塞されている。上記シール部材6の薄肉部6aが破れ
るようなときには、この薄肉部6aを破った内圧を受け
ると防水部材15はガス抜き穴7aから外れて、ガス抜
き穴7aが開放される。そして、電池内圧はガス抜き孔
7a、8a、9aを通して開放される。
ため、補強部材7、板状スプリング8およびカバー9に
は、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成されて
いる。そして、補強部材7のガス抜き穴7aには、エポ
キシ樹脂が塗布、硬化されて作られた防水部材15が設
けられ、この防水部材15によりこのガス抜き穴7aが
閉塞されている。上記シール部材6の薄肉部6aが破れ
るようなときには、この薄肉部6aを破った内圧を受け
ると防水部材15はガス抜き穴7aから外れて、ガス抜
き穴7aが開放される。そして、電池内圧はガス抜き孔
7a、8a、9aを通して開放される。
【0021】但し、この防水部材15は通常は、ガス抜
き穴7aを完全に閉塞しており、このため、外部からの
蒸気等が補強部材7よりも内側に侵入することがなく、
シール部材6の空間13まで達することはない。したが
って、この電池を高温、高湿の条件下で保存しても、蒸
気が金属缶体1の内部にシール部材16を通して侵入す
ることがなく、漏液の発生が防止される。なお、上記防
水部材15の樹脂には、耐久性などの性質改善のために
アルミナのような適当なフィラー(充填剤)が加えられ
ていてもよい。また、防水部材15にはアスファルトな
どを用いてもよい。
き穴7aを完全に閉塞しており、このため、外部からの
蒸気等が補強部材7よりも内側に侵入することがなく、
シール部材6の空間13まで達することはない。したが
って、この電池を高温、高湿の条件下で保存しても、蒸
気が金属缶体1の内部にシール部材16を通して侵入す
ることがなく、漏液の発生が防止される。なお、上記防
水部材15の樹脂には、耐久性などの性質改善のために
アルミナのような適当なフィラー(充填剤)が加えられ
ていてもよい。また、防水部材15にはアスファルトな
どを用いてもよい。
【0022】この防水部材15の効果を確認するため、
図1および図2に示した第1の実施例に係るアルカリ電
池と、ガス抜き穴7aに何も塗布せずこれを開放させた
状態の比較例のアリカリ電池とを、それぞれ100個ず
つ作り、これらを温度60°C、湿度90%RH(相対
湿度)の恒温槽中で100日間保存し、漏液発生率を調
査した。その結果、本実施例に係る電池、すなわち、防
水部材15を設けた電池の漏液発生率は0%であったが
、防水部材15を設けていない比較例の電池の漏液発生
率は27%であった。
図1および図2に示した第1の実施例に係るアルカリ電
池と、ガス抜き穴7aに何も塗布せずこれを開放させた
状態の比較例のアリカリ電池とを、それぞれ100個ず
つ作り、これらを温度60°C、湿度90%RH(相対
湿度)の恒温槽中で100日間保存し、漏液発生率を調
査した。その結果、本実施例に係る電池、すなわち、防
水部材15を設けた電池の漏液発生率は0%であったが
、防水部材15を設けていない比較例の電池の漏液発生
率は27%であった。
【0023】また、シール部材6の薄肉部6aの安全弁
としての効果を確認するため、上記と同様の2種類のア
ルカリ電池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞ
れ2Aの電流で試みに充電した。その結果、両電池とも
全ての薄肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし
、内部発生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9
aを通して外部に安全に解放された。
としての効果を確認するため、上記と同様の2種類のア
ルカリ電池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞ
れ2Aの電流で試みに充電した。その結果、両電池とも
全ての薄肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし
、内部発生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9
aを通して外部に安全に解放された。
【0024】さらに、上記2種類のアルカリ電池をそれ
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、本実施例に係る電池の容量保存率は96
%であるのに対し、ガス抜き穴7aに何も塗布せずこれ
を開放させた状態のままの電池の容量保存率は93%で
あった。
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、本実施例に係る電池の容量保存率は96
%であるのに対し、ガス抜き穴7aに何も塗布せずこれ
を開放させた状態のままの電池の容量保存率は93%で
あった。
【0025】以上のように、補強部材7のガス抜き穴7
aに、これを塞ぐように防水部材15を塗布することで
、安全性を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性
を改善することができ、かつ、容量保存性にも優れたア
ルカリ電池を得ることができた。
aに、これを塞ぐように防水部材15を塗布することで
、安全性を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性
を改善することができ、かつ、容量保存性にも優れたア
ルカリ電池を得ることができた。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について、図
3および図4を参照して説明する。なお、これらの図に
示す電池は第1の実施例アルカリ電池とほぼ同様のアル
カリ電池であり、上述の図1、図2に示した電池と同一
部分には同一番号を付けて説明する。
3および図4を参照して説明する。なお、これらの図に
示す電池は第1の実施例アルカリ電池とほぼ同様のアル
カリ電池であり、上述の図1、図2に示した電池と同一
部分には同一番号を付けて説明する。
【0027】図3に示すようにこのアルカリ電池では、
金属缶体1の開口は、シール部材6により封口され、次
に補強部材7が取り付けられてから、図4に示すように
リング状防水円盤12、板状スプリング8およびカバー
9が、この順に開口端11を覆って取り付けられている
。シール部材6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを
逃がすため、補強部材7、板状スプリング8およびカバ
ー9には、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成
されている。
金属缶体1の開口は、シール部材6により封口され、次
に補強部材7が取り付けられてから、図4に示すように
リング状防水円盤12、板状スプリング8およびカバー
9が、この順に開口端11を覆って取り付けられている
。シール部材6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを
逃がすため、補強部材7、板状スプリング8およびカバ
ー9には、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成
されている。
【0028】本実施例の電池はリング状の防水円盤12
が補強部材7と板状スプリング8との間に配設されてい
る点が図1および図2の電池と異なる。この防水円盤1
2は補強部材7のガス抜き穴7aを完全に覆って閉塞す
るように取り付けられており、これにより、外部からの
蒸気等が補強部材7より内側に侵入することを防止して
いる。このため、この電池を高温、高湿の条件下で保存
しても、蒸気がシール部材6の空間13まで達せずに金
属缶体1の内部に侵入することがなく、漏液の発生が防
止される。なお、シール部材6の薄肉部6aが破れるよ
うなときには、この薄肉部6aを破った内圧を受けると
防水円盤12はガス抜き穴7aから離れて、ガス抜き穴
7aが開放される。
が補強部材7と板状スプリング8との間に配設されてい
る点が図1および図2の電池と異なる。この防水円盤1
2は補強部材7のガス抜き穴7aを完全に覆って閉塞す
るように取り付けられており、これにより、外部からの
蒸気等が補強部材7より内側に侵入することを防止して
いる。このため、この電池を高温、高湿の条件下で保存
しても、蒸気がシール部材6の空間13まで達せずに金
属缶体1の内部に侵入することがなく、漏液の発生が防
止される。なお、シール部材6の薄肉部6aが破れるよ
うなときには、この薄肉部6aを破った内圧を受けると
防水円盤12はガス抜き穴7aから離れて、ガス抜き穴
7aが開放される。
【0029】この電池におけるリング状防水円盤12の
効果を確認するため、次のような5種類のアルカリ電池
A,B,C,D,Eを作った。
効果を確認するため、次のような5種類のアルカリ電池
A,B,C,D,Eを作った。
【0030】アルカリ電池A:図3に示す構成で、防水
円盤12として厚さ0.4mmのポリエチレン製のリン
グ状円盤を用い、さらに、補強部材7と防水円盤12と
の間に防水剤としてシリコン油を滴下介在せしめた。ア
ルカリ電池B:図3に示す構成で、防水円盤12として
厚さ30μmのアルミニウム箔製のリング状円盤を用い
、さらに、補強部材7と防水円盤12との間に防水剤と
してシリコン油を滴下介在せしめた。アルカリ電池C:
アルカリ電池Aと同一の構成であるが、防水剤を用いず
につくられた電池。アルカリ電池D:アルカリ電池Bと
同一の構成であるが、防水剤を用いずに作られた電池。 アルカリ電池E:アルカリ電池Cから防水円盤12を取
り外した状態の電池(比較例)。
円盤12として厚さ0.4mmのポリエチレン製のリン
グ状円盤を用い、さらに、補強部材7と防水円盤12と
の間に防水剤としてシリコン油を滴下介在せしめた。ア
ルカリ電池B:図3に示す構成で、防水円盤12として
厚さ30μmのアルミニウム箔製のリング状円盤を用い
、さらに、補強部材7と防水円盤12との間に防水剤と
してシリコン油を滴下介在せしめた。アルカリ電池C:
アルカリ電池Aと同一の構成であるが、防水剤を用いず
につくられた電池。アルカリ電池D:アルカリ電池Bと
同一の構成であるが、防水剤を用いずに作られた電池。 アルカリ電池E:アルカリ電池Cから防水円盤12を取
り外した状態の電池(比較例)。
【0031】次に、上記5種類の電池を用いて以下の3
種類の実験を行った。
種類の実験を行った。
【0032】まず、上記5種類のアリカリ電池を、それ
ぞれ100個ずつ用い、これらを温度60°C、湿度9
0%RHの恒温槽中で120日間保存し、100日経過
時および120日経過時での漏液発生率を調査した。そ
の結果、アルカリ電池AおよびBはともに、120日経
過した場合でも漏液発生率は0%であった。アルカリ電
池Cの場合には、100日経過時での漏液発生率は0%
であったが、120日経過時での漏液発生率は18%で
あった。アルカリ電池Dの場合には、100日経過時で
の漏液発生率は0%であったが、120日経過時での漏
液発生率は22%であった。比較例のアルカリ電池Eの
場合には、100日経過時での漏液発生率は27%であ
り、120日経過時での漏液発生率は84%にもなった
。
ぞれ100個ずつ用い、これらを温度60°C、湿度9
0%RHの恒温槽中で120日間保存し、100日経過
時および120日経過時での漏液発生率を調査した。そ
の結果、アルカリ電池AおよびBはともに、120日経
過した場合でも漏液発生率は0%であった。アルカリ電
池Cの場合には、100日経過時での漏液発生率は0%
であったが、120日経過時での漏液発生率は18%で
あった。アルカリ電池Dの場合には、100日経過時で
の漏液発生率は0%であったが、120日経過時での漏
液発生率は22%であった。比較例のアルカリ電池Eの
場合には、100日経過時での漏液発生率は27%であ
り、120日経過時での漏液発生率は84%にもなった
。
【0033】このことから分かるように、防水円盤12
を用いることにより漏液発生率を大幅に低下させること
ができ、かつ、防水円盤12と補強部材7との間にシリ
コン油のような防水剤を介在させれば、これをさらに低
下させることができる。
を用いることにより漏液発生率を大幅に低下させること
ができ、かつ、防水円盤12と補強部材7との間にシリ
コン油のような防水剤を介在させれば、これをさらに低
下させることができる。
【0034】次に、シール部材6の薄肉部6aの安全弁
としての効果を確認するため、上記5種類のアルカリ電
池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞれ2Aの
電流で試みに充電した。その結果、全電池とも全ての薄
肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし、内部発
生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9aを通し
て外部に安全に解放された。
としての効果を確認するため、上記5種類のアルカリ電
池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞれ2Aの
電流で試みに充電した。その結果、全電池とも全ての薄
肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし、内部発
生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9aを通し
て外部に安全に解放された。
【0035】さらに、上記5種類のアルカリ電池をそれ
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、アルカリ電池A,B,C,D,Eの容量
保存率はそれぞれ97%,96%,96%,96%,9
3%であった。
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、アルカリ電池A,B,C,D,Eの容量
保存率はそれぞれ97%,96%,96%,96%,9
3%であった。
【0036】以上のように、補強部材7のガス抜き穴7
aを覆って防水円盤12を配設することで、安全性を損
なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善するこ
とができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ電池を
得ることができた。
aを覆って防水円盤12を配設することで、安全性を損
なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善するこ
とができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ電池を
得ることができた。
【0037】次に、本発明の第3の実施例について、図
5を参照して説明する。なお、この図に示す電池は第1
の実施例のアルカリ電池とほぼ同様のアルカリ電池であ
り、上述の図1、図2に示した電池と同一部分には同一
番号を付けてその説明は省略する。
5を参照して説明する。なお、この図に示す電池は第1
の実施例のアルカリ電池とほぼ同様のアルカリ電池であ
り、上述の図1、図2に示した電池と同一部分には同一
番号を付けてその説明は省略する。
【0038】図5に示すように、このアルカリ電池には
、シール部材6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを
逃がすため、補強部材7、板状スプリング8およびカバ
ー9には、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成
されている。
、シール部材6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを
逃がすため、補強部材7、板状スプリング8およびカバ
ー9には、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成
されている。
【0039】本実施例の電池においては、板状スプリン
グ8のガス抜き穴8aに、エポキシ樹脂が塗布、硬化さ
れて作られた防水部材25が設けられており、これによ
り、外部からの蒸気等が板状スプリング8よりも内側に
侵入することを防止している。このため、この電池を高
温、高湿の条件下で保存しても、蒸気がシール部材6の
空間13まで達せずに金属缶体1の内部に侵入すること
がなく、漏液の発生が防止される。なお、シール部材6
の薄肉部6aが破れるようなときには、この薄肉部6a
を破った内圧を受けると防水部材25はガス抜き穴8a
から外れて、ガス抜き穴8aが開放される。
グ8のガス抜き穴8aに、エポキシ樹脂が塗布、硬化さ
れて作られた防水部材25が設けられており、これによ
り、外部からの蒸気等が板状スプリング8よりも内側に
侵入することを防止している。このため、この電池を高
温、高湿の条件下で保存しても、蒸気がシール部材6の
空間13まで達せずに金属缶体1の内部に侵入すること
がなく、漏液の発生が防止される。なお、シール部材6
の薄肉部6aが破れるようなときには、この薄肉部6a
を破った内圧を受けると防水部材25はガス抜き穴8a
から外れて、ガス抜き穴8aが開放される。
【0040】この防水部材25の効果を確認するため、
図5に示した第3の実施例に係るアルカリ電池と、ガス
抜き穴8aに何も塗布せずこれを開放させた状態の比較
例のアリカリ電池とを、それぞれ100個ずつ作り、こ
れらを温度60°C、湿度90%RHの恒温槽中で10
0日間保存し、漏液発生率を調査した。その結果、本実
施例に係る電池、すなわち、防水部材25を設けた電池
の漏液発生率は0%であったが、防水部材25を設けて
いない比較例の電池の漏液発生率は27%であった。
図5に示した第3の実施例に係るアルカリ電池と、ガス
抜き穴8aに何も塗布せずこれを開放させた状態の比較
例のアリカリ電池とを、それぞれ100個ずつ作り、こ
れらを温度60°C、湿度90%RHの恒温槽中で10
0日間保存し、漏液発生率を調査した。その結果、本実
施例に係る電池、すなわち、防水部材25を設けた電池
の漏液発生率は0%であったが、防水部材25を設けて
いない比較例の電池の漏液発生率は27%であった。
【0041】また、シール部材6の薄肉部6aの安全弁
としての効果を確認するため、上記と同様の2種類のア
ルカリ電池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞ
れ2Aの電流で試みに充電した。その結果、両電池とも
全ての薄肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし
、内部発生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9
aを通して外部に安全に解放された。
としての効果を確認するため、上記と同様の2種類のア
ルカリ電池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞ
れ2Aの電流で試みに充電した。その結果、両電池とも
全ての薄肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし
、内部発生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9
aを通して外部に安全に解放された。
【0042】さらに、上記2種類のアルカリ電池をそれ
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、本発明に係る電池の容量保存率は96%
であるのに対し、ガス抜き穴8aに何も塗布せずこれを
開放させた状態のままの電池の容量保存率は93%であ
った。
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、本発明に係る電池の容量保存率は96%
であるのに対し、ガス抜き穴8aに何も塗布せずこれを
開放させた状態のままの電池の容量保存率は93%であ
った。
【0043】以上のように、板状スプリング8のガス抜
き穴8aに、これを閉塞するように防水部材25を形成
することで、安全性を損なうことなく、高温、高湿下で
の耐漏液性を改善することができ、かつ、容量保存性に
も優れたアルカリ電池を得ることができた。
き穴8aに、これを閉塞するように防水部材25を形成
することで、安全性を損なうことなく、高温、高湿下で
の耐漏液性を改善することができ、かつ、容量保存性に
も優れたアルカリ電池を得ることができた。
【0044】次に、本発明の第4の実施例について、図
6および図7を参照して説明する。なお、この図に示す
電池は第1の実施例のアルカリ電池とほぼ同様のアルカ
リ電池であり、上述の図1、図2に示した電池と同一部
分には同一番号を付けてその説明は省略する。
6および図7を参照して説明する。なお、この図に示す
電池は第1の実施例のアルカリ電池とほぼ同様のアルカ
リ電池であり、上述の図1、図2に示した電池と同一部
分には同一番号を付けてその説明は省略する。
【0045】図6に示すように、このアルカリ電池では
、金属缶体1の開口はシール部材6に封口され、次に補
強部材7が取り付けられてから、図7に示すように板状
スプリング8、防水円盤22およびカバー9が、この順
に開口端11を覆って取り付けられている。シール部材
6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを逃がすため、
補強部材7、板状スプリング8およびカバー9には、そ
れぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成されている。
、金属缶体1の開口はシール部材6に封口され、次に補
強部材7が取り付けられてから、図7に示すように板状
スプリング8、防水円盤22およびカバー9が、この順
に開口端11を覆って取り付けられている。シール部材
6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを逃がすため、
補強部材7、板状スプリング8およびカバー9には、そ
れぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成されている。
【0046】本実施例の電池においては、防水円盤22
が板状スプリング8とカバー9との間に、板状スプリン
グ8のガス抜き穴8aを完全に覆って閉塞するように取
り付けられている。これにより、外部からの蒸気等が板
状スプリング8よりも内側に侵入することを防止してい
る。このため、この電池を高温、高湿の条件下で保存し
ても、蒸気がシール部材6の空間13まで達せずに金属
缶体1の内部に侵入することがなく、漏液の発生が防止
される。なお、シール部材6の薄肉部6aが破れるよう
なときには、この薄肉部6aを破った内圧を受けると防
水円盤22はガス抜き穴8aから離れて、ガス抜き穴8
aが開放される。
が板状スプリング8とカバー9との間に、板状スプリン
グ8のガス抜き穴8aを完全に覆って閉塞するように取
り付けられている。これにより、外部からの蒸気等が板
状スプリング8よりも内側に侵入することを防止してい
る。このため、この電池を高温、高湿の条件下で保存し
ても、蒸気がシール部材6の空間13まで達せずに金属
缶体1の内部に侵入することがなく、漏液の発生が防止
される。なお、シール部材6の薄肉部6aが破れるよう
なときには、この薄肉部6aを破った内圧を受けると防
水円盤22はガス抜き穴8aから離れて、ガス抜き穴8
aが開放される。
【0047】この電池における防水円盤22の効果を確
認するため、次のような5種類のアルカリ電池A´,B
´,C´,D´,E´を作った。 アルカリ電池A´:図6に示す構成で、防水円盤22と
して厚さ0.4mmのポリエチレン製の円盤を用い、さ
らに、板状スプリング8と防水円盤22との間に防水剤
としてシリコン油を滴下して介在せしめた。 アルカリ電池B´:図6に示す構成で、防水円盤22と
して厚さ30μmのアルミニウム箔製の円盤を用い、さ
らに、板状スプリング8と防水円盤22との間に防水剤
としてシリコン油を滴下して介在せしめた。 アルカリ電池C´:アルカリ電池Aと同一の構成である
が、防水剤を用いずにつくられた電池。 アルカリ電池D´:アルカリ電池Bと同一の構成である
が、防水剤を用いずにつくられた電池。 アルカリ電池E´:アルカリ電池C´から防水円盤22
を取り外した状態の電池(比較例)。
認するため、次のような5種類のアルカリ電池A´,B
´,C´,D´,E´を作った。 アルカリ電池A´:図6に示す構成で、防水円盤22と
して厚さ0.4mmのポリエチレン製の円盤を用い、さ
らに、板状スプリング8と防水円盤22との間に防水剤
としてシリコン油を滴下して介在せしめた。 アルカリ電池B´:図6に示す構成で、防水円盤22と
して厚さ30μmのアルミニウム箔製の円盤を用い、さ
らに、板状スプリング8と防水円盤22との間に防水剤
としてシリコン油を滴下して介在せしめた。 アルカリ電池C´:アルカリ電池Aと同一の構成である
が、防水剤を用いずにつくられた電池。 アルカリ電池D´:アルカリ電池Bと同一の構成である
が、防水剤を用いずにつくられた電池。 アルカリ電池E´:アルカリ電池C´から防水円盤22
を取り外した状態の電池(比較例)。
【0048】次に、上記5種類の電池を用いて以下の3
種類の実験を行った。
種類の実験を行った。
【0049】まず、上記5種類のアリカリ電池を、それ
ぞれ100個ずつ用い、これらを温度60°C、湿度9
0%RHの恒温槽中で100日間保存し、80日経過時
および100日経過時での漏液発生率を調査した。その
結果、アルカリ電池A´およびB´はともに、100日
経過した場合でも漏液発生率は0%であった。アルカリ
電池C´の場合には、80日経過時での漏液発生率は0
%であったが、100日経過時での漏液発生率は6%で
あった。アルカリ電池Dの場合には、80日経過時での
漏液発生率は0%であったが、100日経過時での漏液
発生率は8%であった。比較例のアルカリ電池E´の場
合には、80日経過時での漏液発生率は11%であり、
100日経過時での漏液発生率は27%であった。
ぞれ100個ずつ用い、これらを温度60°C、湿度9
0%RHの恒温槽中で100日間保存し、80日経過時
および100日経過時での漏液発生率を調査した。その
結果、アルカリ電池A´およびB´はともに、100日
経過した場合でも漏液発生率は0%であった。アルカリ
電池C´の場合には、80日経過時での漏液発生率は0
%であったが、100日経過時での漏液発生率は6%で
あった。アルカリ電池Dの場合には、80日経過時での
漏液発生率は0%であったが、100日経過時での漏液
発生率は8%であった。比較例のアルカリ電池E´の場
合には、80日経過時での漏液発生率は11%であり、
100日経過時での漏液発生率は27%であった。
【0050】このことから分かるように、防水円盤22
を用いることにより漏液発生率を大幅に低下させること
ができ、かつ、防水円盤22と板状スプリング8との間
にシリコン油のような防水剤を介在させれば、これをさ
らに低下させることができる。
を用いることにより漏液発生率を大幅に低下させること
ができ、かつ、防水円盤22と板状スプリング8との間
にシリコン油のような防水剤を介在させれば、これをさ
らに低下させることができる。
【0051】次に、シール部材6の薄肉部6aの安全弁
としての効果を確認するため、上記5種類のアルカリ電
池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞれ2Aの
電流で試みに充電した。その結果、全電池とも全ての薄
肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし、内部発
生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9aを通し
て外部に安全に解放された。
としての効果を確認するため、上記5種類のアルカリ電
池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞれ2Aの
電流で試みに充電した。その結果、全電池とも全ての薄
肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし、内部発
生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9aを通し
て外部に安全に解放された。
【0052】さらに、上記5種類のアルカリ電池をそれ
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、アルカリ電池A´,B´,C´,D´,
E´の容量保存率はそれぞれ96%,96%,95%,
95%,93%であった。
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、アルカリ電池A´,B´,C´,D´,
E´の容量保存率はそれぞれ96%,96%,95%,
95%,93%であった。
【0053】以上のように、板状スプリング8のガス抜
き穴8aを覆って防水円盤22を配設することで、安全
性を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善
することができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ
電池を得ることができた。
き穴8aを覆って防水円盤22を配設することで、安全
性を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善
することができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ
電池を得ることができた。
【0054】次に、本発明の第5の実施例について、図
8および図9を参照して説明する。なお、この図に示す
電池は第1の実施例のアルカリ電池とほぼ同様のアルカ
リ電池であり、上述の図1、図2に示した電池と同一部
分には同一番号を付けてその説明は省略する。
8および図9を参照して説明する。なお、この図に示す
電池は第1の実施例のアルカリ電池とほぼ同様のアルカ
リ電池であり、上述の図1、図2に示した電池と同一部
分には同一番号を付けてその説明は省略する。
【0055】図8に示すように、このアルカリ電池では
、シール部材6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを
逃がすため、補強部材7、板状スプリング8およびカバ
ー9には、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成
されている。なお、カバー9は凸状であり、この凸状部
分を形成する円筒部9bにガス抜き穴9aが形成されて
いる。
、シール部材6の薄肉部6aが破れたときに内部ガスを
逃がすため、補強部材7、板状スプリング8およびカバ
ー9には、それぞれガス抜き穴7a,8a,9aが形成
されている。なお、カバー9は凸状であり、この凸状部
分を形成する円筒部9bにガス抜き穴9aが形成されて
いる。
【0056】本実施例の電池においては、図9に示す形
状で、プラスチック、ナイロン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、塩化ビニール、テフロン等から作られた防水
リング35がカバー9の円筒部9bの外周に嵌め込まれ
て取り付けられている。この防水リング35は、円筒部
9bとシール部材6の端部6gおよび金属缶体1の下端
部1bとの間の空間に位置するとともに、外装ラベル用
チューブ10の端部10aにより覆われて取り付けられ
ている。この場合、防水リング35の内径は、電池のサ
イズにもよるが、カバー9の円筒部9bの外径よりも0
.1〜2.0mm、好ましくは0.3〜1.0mm小さ
く作られ、防水リング35は円筒部9bの外周に圧入さ
れる状態となる。この防水リング35はカバー9のガス
抜き穴9aを完全に覆って取り付けられており、これに
より、外部からの蒸気等がカバー9よりも内側に侵入す
ることを防止している。このため、この電池を高温、高
湿の条件下で保存しても、蒸気がシール部材6の空間1
3まで達せずに金属缶体1の内部に侵入することがなく
、漏液の発生が防止される。シール部材6の薄肉部6a
が破れるようなときには、この薄肉部6aを破った内圧
を受けると防水リング35は外方に押し出されガス抜き
穴9aを閉塞しない状態となって、ガス抜き穴9aが開
放される。
状で、プラスチック、ナイロン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、塩化ビニール、テフロン等から作られた防水
リング35がカバー9の円筒部9bの外周に嵌め込まれ
て取り付けられている。この防水リング35は、円筒部
9bとシール部材6の端部6gおよび金属缶体1の下端
部1bとの間の空間に位置するとともに、外装ラベル用
チューブ10の端部10aにより覆われて取り付けられ
ている。この場合、防水リング35の内径は、電池のサ
イズにもよるが、カバー9の円筒部9bの外径よりも0
.1〜2.0mm、好ましくは0.3〜1.0mm小さ
く作られ、防水リング35は円筒部9bの外周に圧入さ
れる状態となる。この防水リング35はカバー9のガス
抜き穴9aを完全に覆って取り付けられており、これに
より、外部からの蒸気等がカバー9よりも内側に侵入す
ることを防止している。このため、この電池を高温、高
湿の条件下で保存しても、蒸気がシール部材6の空間1
3まで達せずに金属缶体1の内部に侵入することがなく
、漏液の発生が防止される。シール部材6の薄肉部6a
が破れるようなときには、この薄肉部6aを破った内圧
を受けると防水リング35は外方に押し出されガス抜き
穴9aを閉塞しない状態となって、ガス抜き穴9aが開
放される。
【0057】この防水リング35の効果を確認するため
、図8に示した第5の実施例に係るアルカリ電池と、防
水リング35を用いずガス抜き穴9aを開放させた状態
の比較例のアリカリ電池とを、それぞれ100個ずつ作
り、これらを温度60°C、湿度90%RHの恒温槽中
で100日間保存し、漏液発生率を調査した。但し、防
水リング35としては塩化ビニール製のものを用いた。 その結果、本実施例に係る電池、すなわち、防水リング
35を設けた電池の漏液発生率は0%であったが、防水
リング35を設けていない比較例の電池の漏液発生率は
27%であった。
、図8に示した第5の実施例に係るアルカリ電池と、防
水リング35を用いずガス抜き穴9aを開放させた状態
の比較例のアリカリ電池とを、それぞれ100個ずつ作
り、これらを温度60°C、湿度90%RHの恒温槽中
で100日間保存し、漏液発生率を調査した。但し、防
水リング35としては塩化ビニール製のものを用いた。 その結果、本実施例に係る電池、すなわち、防水リング
35を設けた電池の漏液発生率は0%であったが、防水
リング35を設けていない比較例の電池の漏液発生率は
27%であった。
【0058】また、シール部材6の薄肉部6aの安全弁
としての効果を確認するため、上記と同様の2種類のア
ルカリ電池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞ
れ2Aの電流で試みに充電した。その結果、両電池とも
全ての薄肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし
、内部発生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9
aを通して外部に安全に解放された。
としての効果を確認するため、上記と同様の2種類のア
ルカリ電池をそれぞれ10個ずつ作り、これらをそれぞ
れ2Aの電流で試みに充電した。その結果、両電池とも
全ての薄肉部6aが破れて安全弁としての役割を果たし
、内部発生ガスと電解液は各ガス抜き穴7a、8a、9
aを通して外部に安全に解放された。
【0059】さらに、上記2種類のアルカリ電池をそれ
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、本実施例に係る電池の容量保存率は96
%であるのに対し、防水リング35を用いずガス抜き穴
9aを開放させた状態のままの電池の容量保存率は93
%であった。
ぞれ20個ずつ作り、それぞれ10個をまず10オーム
の定抵抗放電を行い、残りの各10個は60°Cで20
日間保存してから10オームの定抵抗放電を行った。こ
の後、20日間の保存後に放電を行った電池の放電容量
の平均値を、保存なしに放電を行った電池の放電容量の
平均値で除することにより、保存後の容量保存率を求め
た。その結果、本実施例に係る電池の容量保存率は96
%であるのに対し、防水リング35を用いずガス抜き穴
9aを開放させた状態のままの電池の容量保存率は93
%であった。
【0060】以上のように、カバー9のガス抜き穴9a
に、これを塞ぐように防水リング35を取り付けること
で、安全性を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液
性を改善することができ、かつ、容量保存性にも優れた
アルカリ電池を得ることができた。
に、これを塞ぐように防水リング35を取り付けること
で、安全性を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液
性を改善することができ、かつ、容量保存性にも優れた
アルカリ電池を得ることができた。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、シール部材に電池缶体の内圧が高くなったとき
に破れて安全弁として作用する薄肉部を形成するととも
に、補強部材にはこの薄肉部が破れたときに内圧を逃が
すガス抜き穴を形成し、このガス抜き穴には、通常はこ
のガス抜き穴を閉塞するとともに薄肉部が破れたときに
はその内圧により開放される防水手段を設けているので
、防水手段が外部からの水分の侵入を確実に防止してシ
ール部材のところまで水分が侵入することがない。した
がって、高湿条件下での保存の場合でも電池缶体内への
水分の侵入がなく、内部からの漏液が抑えられ、安全性
を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善す
ることができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ電
池を得ることができる。
よれば、シール部材に電池缶体の内圧が高くなったとき
に破れて安全弁として作用する薄肉部を形成するととも
に、補強部材にはこの薄肉部が破れたときに内圧を逃が
すガス抜き穴を形成し、このガス抜き穴には、通常はこ
のガス抜き穴を閉塞するとともに薄肉部が破れたときに
はその内圧により開放される防水手段を設けているので
、防水手段が外部からの水分の侵入を確実に防止してシ
ール部材のところまで水分が侵入することがない。した
がって、高湿条件下での保存の場合でも電池缶体内への
水分の侵入がなく、内部からの漏液が抑えられ、安全性
を損なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善す
ることができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ電
池を得ることができる。
【0062】また、請求項4の発明によれば、電池缶体
内へ突出する集電ピンを押圧する板状スプリングに形成
されたガス抜き穴には、このガス抜き穴を通常は閉塞す
るとともにシール部材の薄肉部が破れたときにはその内
圧により開放される防水手段を設けているので、防水手
段が外部からの水分の侵入を確実に防止してシール部材
のところまで水分が侵入することがない。
内へ突出する集電ピンを押圧する板状スプリングに形成
されたガス抜き穴には、このガス抜き穴を通常は閉塞す
るとともにシール部材の薄肉部が破れたときにはその内
圧により開放される防水手段を設けているので、防水手
段が外部からの水分の侵入を確実に防止してシール部材
のところまで水分が侵入することがない。
【0063】また、請求項7の発明によれば、電池缶体
の電極端子に形成されたガス抜き穴には、このガス抜き
穴を通常は閉塞するとともにシール部材の薄肉部が破れ
たときにはその内圧により開放される防水手段を設けて
いるので、防水手段が外部からの水分の侵入を確実に防
止してシール部材のところまで水分が侵入することがな
い。
の電極端子に形成されたガス抜き穴には、このガス抜き
穴を通常は閉塞するとともにシール部材の薄肉部が破れ
たときにはその内圧により開放される防水手段を設けて
いるので、防水手段が外部からの水分の侵入を確実に防
止してシール部材のところまで水分が侵入することがな
い。
【0064】したがって、請求項4および7の発明によ
って高湿条件下での保存の場合でも電池缶体内への水分
の侵入がなく、内部からの漏液が抑えられ、安全性を損
なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善するこ
とができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ電池を
得ることが出来る。
って高湿条件下での保存の場合でも電池缶体内への水分
の侵入がなく、内部からの漏液が抑えられ、安全性を損
なうことなく、高温、高湿下での耐漏液性を改善するこ
とができ、かつ、容量保存性にも優れたアルカリ電池を
得ることが出来る。
【図1】本発明の第1の実施例に係るアルカリ電池を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】図1に示す電池の要部の縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るアルカリ電池の要
部を示す縦断面図である。
部を示す縦断面図である。
【図4】図3に示す電池の構成部品を取り付け順に示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るアルカリ電池の要
部を示す縦断面図である。
部を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係るアルカリ電池の要
部を示す縦断面図である。
部を示す縦断面図である。
【図7】図6に示す電池の構成部品を取り付け順に示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】本発明の第5の実施例に係るアルカリ電池の要
部を示す縦断面図である。
部を示す縦断面図である。
【図9】図8に示す防水リングの斜視図である。
【図10】従来のアルカリ電池の要部を示す縦断面図で
ある。
ある。
1 金属缶体(電池缶体)
2 正極(正極部材)
3 負極(負極部材)
5 集電ピン
5a 焦電ピンの外端
6 シール部材
6a 薄肉部
7 補強部材
8 板状スプリング
9 カバー(電極端子)
7a,8a,9a ガス抜き穴
11 開口端
12 防水円盤(防水手段)
15,25 防水部材(防水手段)
22 防水円盤(防水手段)
35 防水リング(防水手段)
Claims (8)
- 【請求項1】正極部材および負極部材を内蔵している電
池缶体と、この電池缶体の一端の開口を封口するために
取り付けられたシール部材と、前記シール部材よりも前
記開口端側に位置してこのシール部材を補強する補強部
材とをそれぞれ具備する電池において、前記シール部材
には前記電池缶体の内圧が高くなったときに破れて安全
弁として作用する薄肉部が形成され、前記補強部材には
この薄肉部が破れたときに前記内圧を逃がすガス抜き穴
が形成されており、前記内圧を受けたときに開放される
防水手段が前記ガス抜き穴を閉塞していることを特徴と
する電池。 - 【請求項2】前記防水手段が、前記補強部材の前記ガス
抜き穴を塞ぐように塗布された樹脂もしくはフィラーを
含む樹脂である請求項1に記載の電池。 - 【請求項3】前記防水手段が、前記補強部材の前記ガス
抜き穴を前記開口端側から覆って取り付けられる円盤部
材である請求項1に記載の電池。 - 【請求項4】正極部材および負極部材を内蔵している電
池缶体と、この電池缶体の一端の開口を封口するために
取り付けられたシール部材と、このシール部材に形成さ
れた貫通孔内に外部から圧入されて前記電池缶体内に突
出する集電ピンと、前記シール部材よりも前記開口端側
に位置して前記シール部材を補強する補強部材と、この
補強部材よりも前記開口端側に位置して前記集電ピンの
外端に当接し前記集電ピンを前記電池缶体の内方に押圧
する板状スプリングとをそれぞれ具備する電池において
、前記シール部材には前記電池缶体の内圧が高くなった
ときに破れて安全弁として作用する薄肉部が形成され、
前記補強部材および前記板状スプリングにはこの薄肉部
が破れたときに前記内圧を逃がすガス抜き穴がそれぞれ
形成されており、前記内圧を受けたときに開放される防
水手段が前記板状スプリングの前記ガス抜き穴を閉塞し
ていることを特徴とする電池。 - 【請求項5】前記防水手段が、前記板状スプリングの前
記ガス抜き穴を塞ぐように塗布された樹脂もしくはフィ
ラーを含む樹脂である請求項4に記載の電池。 - 【請求項6】前記防水手段が、前記板状スプリングの前
記ガス抜き穴を前記開口端側から覆って取り付けられる
円盤部材である請求項4に記載の電池。 - 【請求項7】正極部材および負極部材を内蔵している電
池缶体と、この電池缶体の一端の開口を封口するために
取り付けられたシール部材と、このシール部材に形成さ
れた貫通孔内に外部から圧入されて前記電池缶体内に突
出する集電ピンと、前記開口端近傍に位置して電池缶体
から露出しているととともに前記集電ピンに電気的に接
続された電極端子とをそれぞれ具備する電池において、
前記シール部材には前記電池缶体の内圧が高くなったと
きに破れて安全弁として作用する薄肉部が形成され、前
記電極端子にはこの薄肉部が破れたときに前記内圧を逃
がすガス抜き穴が形成されており、前記内圧を受けたと
きに開放される防水手段が前記ガス抜き穴を閉塞してい
ることを特徴とする電池。 - 【請求項8】前記電極端子が凸状に前記電池缶体から露
出するように形成され、この凸状部分を構成する円筒部
に前記ガス抜き穴が設けられるとともに、この円筒部に
前記防水手段として防水リングが圧入されている請求項
7に記載の電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03018383A JP3077208B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 電 池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03018383A JP3077208B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 電 池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04237946A true JPH04237946A (ja) | 1992-08-26 |
| JP3077208B2 JP3077208B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=11970194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03018383A Expired - Fee Related JP3077208B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 電 池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3077208B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101441137B1 (ko) * | 2008-06-03 | 2014-09-18 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 및 이를 이용한 전지 팩 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102861596B1 (ko) * | 2020-06-16 | 2025-09-17 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 이차전지 및 이를 포함하는 디바이스 |
| DE102023102288A1 (de) | 2023-01-31 | 2024-08-01 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Batterieanordnung und Fahrzeug |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP03018383A patent/JP3077208B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101441137B1 (ko) * | 2008-06-03 | 2014-09-18 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 및 이를 이용한 전지 팩 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3077208B2 (ja) | 2000-08-14 |
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