JPH04239634A - 耐候性透明積層フィルム - Google Patents

耐候性透明積層フィルム

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JPH04239634A JP3024055A JP2405591A JPH04239634A JP H04239634 A JPH04239634 A JP H04239634A JP 3024055 A JP3024055 A JP 3024055A JP 2405591 A JP2405591 A JP 2405591A JP H04239634 A JPH04239634 A JP H04239634A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候性透明積層フィル
ムに関するものであり、詳しくは、防湿性を兼備したヒ
ートシール可能な耐候性透明積層フィルムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】工業部品の中には、透明性を損なわずし
て紫外線および水分からの保護を必要とするものが少な
くない。例えば、太陽電池には、ガラス板で封止したシ
リコン単結晶やアモルファスシリコンが使用されている
。そして、軽量化や破損防止などの観点から、プラスチ
ックフィルムによる封止方法が検討され、太陽電池の裏
面用の封止フィルムには、既に、フッ素系フィルムとア
ルミ箔との積層フィルムの使用が提案されている。しか
しながら、表面用の封止フィルムには、透明性、耐候性
、防湿性が必要である。
【0003】また、EL素子は、消費電力の少ない面状
発光体としてLCDディスプレイのバックライトや照明
用などに使用されているが、最近では、乗用車のエンブ
レムとしても使用され始めている。しかしながら、EL
素子は、高温多湿の条件下あるいは屋外における紫外線
照射下では比較的短期間に発光輝度が低下するという問
題があり、従って、現在、封止フィルムとして使用され
ているPCTFEフィルムより高度の耐候性と防湿性を
有する透明封止フィルムの出現が切望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは、優
れた耐候性と防湿性とを有し、ヒートシールが可能な透
明積層フィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、フッ素系透明樹脂層とヒートシール可能な透明樹脂
層との間に厚さが100〜5,000Åの透明なケイ素
酸化物薄膜層と所望により他の透明樹脂層とを必要に応
じて透明接着剤層を介して積層配置し、そして、ケイ素
酸化物薄膜層を除く少なくとも1層に紫外線遮断機能を
付与したことを特徴とする耐候性透明積層フィルムに存
する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。先ず、フ
ッ素系透明樹脂層について説明する。本発明においては
、フッ素系透明樹脂としては、ポリフッ化ビニル(PV
F)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ塩化三
フッ化エチレン(PCTFE)又はこれらのコポリマー
若しくは四フッ化エチレンとのコポリマー(PFA、F
EP)等の透明なフッ素系樹脂が使用される。そして、
フッ素系透明樹脂層の厚さは、特に制限はないが、太陽
電池やEL素子の封止用としては10〜300μの範囲
から選択される。フッ素系樹脂は、一般的に表面が濡れ
難く接着剤による他フィルムとの積層は困難とされてい
るが、例えば、表面をプラズマ処理することにより可能
となる。
【0007】次に、ヒートシール可能な透明樹脂層につ
いて説明する。本発明においては、ヒートシール可能な
透明樹脂としては、低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、エチレン−アクリ
ル酸塩共重合体(アイオノマー)等の透明な熱可塑性樹
脂の一般的なものを使用できる。特に、太陽電池やEL
素子の封止用などの高度な防湿用途には、シール面から
の透湿を防ぐ意味から、エチレン−アクリル酸共重合(
EAA)、エチレン−エチルアクリレート(EEA)が
好ましい。
【0008】ヒートシール可能な透明樹脂層は、フィル
ムとして積層してもよいし、また、押出ラミネート法で
形成してもよい。そして、ヒートシール可能な透明樹脂
層は、一般には防湿性が差程よくなく、これが厚すぎる
と層断面から水分が浸入し易くなる。従って、ヒートシ
ール可能な透明樹脂層の厚さは、100μ以下の範囲か
ら適宜選択するのが好ましい。
【0009】次に、透明なケイ素酸化物薄膜層について
説明する。透明なケイ素酸化物薄膜層(SO薄膜層)は
、フッ素系透明樹脂層とヒートシール可能な透明樹脂層
との間に位置するように設けられる。具体的には、例え
ば、フッ素系透明樹脂層の表面にSO薄膜層を形成し、
これが外面に位置しないようにフッ素系透明樹脂層とヒ
ートシール可能な透明樹脂層とを積層する。
【0010】また、フッ素系透明樹脂層とヒートシール
可能な透明樹脂層以外の他の透明樹脂層の表面にSO薄
膜層を形成し、これをフッ素系透明樹脂層とヒートシー
ル可能な透明樹脂層との間に位置させて積層してもよい
。そして、上記の他の透明樹脂層としては、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、ナイロン、ポリカーボネート、メチルメタアクリ
レートなどのフィルムが使用され、未延伸、一軸あるい
は二軸延伸されたフィルムのいずれであってもよい。 特に、強度、価格等の点から、二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルムが好適に使用される。
【0011】他の透明樹脂層の表面にSO薄膜層を形成
して使用する場合、SO薄膜層を有する樹脂層は1層だ
けでもよいが、2層以上にすることにより、より高度で
安定した防湿性能が得られる。
【0012】フッ素系透明樹脂層とヒートシール可能な
透明樹脂層との間に設けられたSO薄膜層は、各層によ
って保護される結果、例えば、ヒートシール時に破壊さ
れることもなく、高い防湿性能を安定して発揮し得る。
【0013】SO薄膜層の形成は、一酸化ケイ素、二酸
化ケイ素またはそれらの混合物等を蒸着原料として、真
空蒸着法、スパッタリング法またはイオンプレーティン
グ法のいずれかの方法により行うことができる。その外
にも、蒸着原料としてケイ素、一酸化ケイ素、二酸化ケ
イ素またはそれらの混合物を用い、酸素ガスを供給しな
がら行なう反応蒸着法も採用することができる。
【0014】SO薄膜層の形成に先立って、被蒸着フィ
ルムとの間の接着強度を高めるため、アンカーコート剤
を使用することも可能である。好適なアンカーコート剤
としては、イソシアネート系、ポリエチレンイミン系、
有機チタン系などの接着促進剤およびポリウレタンポリ
エステル系などの接着剤を挙げることができる。また、
アンカーコート剤として、ポリエチレン系、ポリエステ
ル系、ポリアミド系の無溶剤タイプの接着剤を使用して
もよい。
【0015】なお、SO薄膜層は、10重量%以下であ
ればその中に不純物として、カルシウム、マグネシウム
又はそれらの酸化物等が混入していても、目的とする防
湿性能の極端な低下は認められない。
【0016】SO薄膜層の厚さは、100〜5,000
Åの範囲とする必要がある。SO薄膜層の厚さが100
Å未満の場合は防湿性能が不十分であり、また、5,0
00Åを越える場合は、蒸着フィルムにカールが発生し
て問題となったり、SO薄膜層自体に亀裂や剥離が生じ
易いので好ましくない。
【0017】次に、上記の各層の積層方法について説明
する。フッ素系透明樹脂層、ヒートシール可能な透明樹
脂層、SO薄膜層を表面に有する他の透明樹脂層を互い
に積層するには、ウレタン系、アクリル系、ポリエステ
ル系などの透明接着剤を用いるドライラミネート法が好
適に用いられる。また、例えば、SO薄膜層を表面に有
するフッ素系透明樹脂層のSO薄膜層側にヒートシール
可能な透明樹脂層を積層する場合などにおいては、透明
接着剤を使用することなく、押出ラミネート法を採用す
ることもできる。この場合、ヒートシール可能な透明樹
脂層が積層されるSO薄膜層側には、アンカーコート剤
を塗布するのが好ましい。
【0018】本発明の透明積層フィルムは、以上のよう
に構成されるが、全体の厚さは、強度、柔軟性、経済性
などの点から、30〜1,100μの範囲が好ましく、
より好ましくは50〜350μの範囲である。
【0019】また、本発明の積層フィルムは、ケイ素酸
化物薄膜層を除く少なくとも1層に紫外線遮断機能を付
与することが必要である。すなわち、フッ素系透明樹脂
層は、一般には、それ自身優れた耐候性を有して着色劣
化することは少ないが、フッ素系透明樹脂層の積層によ
るのみでは、紫外線の透過防止が十分ではない。そこで
、本発明においては、封止される内部の素子および積層
される各層を紫外線による劣化から保護するため、フッ
素系透明樹脂層、ヒートシール可能な透明樹脂層、接着
剤層のいずれかの1層以上に紫外線吸収剤を添加して紫
外線遮断機能を付与する。
【0020】紫外線遮断機能の付与は、フッ素系透明樹
脂層または封止フィルムとして使用した際に外側層とな
る層に対して行うのが好ましい。そして、使用する紫外
線吸収剤としては、特に制限はなく、ベンゾフェノン系
、ベンゾトリアゾール系などの市販のものが挙げられる
【0021】次に、本発明に係る透明積層フィルムの層
構造の具体例について説明する。図1〜図3は、本発明
に係る透明積層フィルムの層構造例を示す断面略図であ
る。
【0022】図1に示す透明積層フィルムは、SO薄膜
層(2)を表面に有するフッ素系透明樹脂層(1)のS
O薄膜層側に、透明接着剤層(4)を介してヒートシー
ル可能な透明樹脂層(3)を積層した2層構造である。
【0023】図2に示す透明積層フィルムは、図1に示
す透明積層フィルムと異なり、SO薄膜層(2)を表面
に有する透明な中間樹脂層(5)を使用した例である。 すなわち、中間樹脂層(5)のSO薄膜層側に、透明接
着剤層(4)を介してフッ素系透明樹脂層(1)を積層
し、非SO薄膜層側に、透明接着剤層(4)を介してヒ
ートシール可能な透明樹脂層(3)を積層した3層構造
である。
【0024】図3に示す透明積層フィルムは、図2に示
す透明積層フィルムと異なり、SO薄膜層(2)を表面
に有する透明な中間樹脂層(5)及び(6)を使用した
例である。すなわち、中間樹脂層(5)のSO薄膜層側
に、透明接着剤層(4)を介してフッ素系透明樹脂層(
1)を積層し、中間樹脂層(6)の非SO薄膜層側に、
透明接着剤層(4)を介してヒートシール可能な透明樹
脂層(3)を積層する。そして、中間樹脂層(5)の非
SO薄膜層側に、透明接着剤層(4)を介して中間樹脂
層(6)のSO薄膜層側を積層した4層構造である。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により更
に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。また、以
下の諸例において、得られたフィルムの透湿度、透明性
、耐候性の測定方法は次の通りであり、SO薄膜層の厚
さは、水晶式膜厚計によって測定した値である。なお、
以下の諸例において得られた積層フィルムの構成および
物性測定の結果は、表−1及び表−2にまとめて示した
【0026】(1)  透湿度(gr/m2 ・24H
)所定の防湿フィルムから、内寸が100×100mm
の3方シール(シール巾10mm)の袋を作成し、袋中
に300grの乾燥済みの塩化カルシュウムを充填し、
残りの一辺をシールした塩化カルシュウム充填袋を40
℃×90%RHの条件下に静置し、経時的な重量増を追
跡し、経時日数と重量増の傾配から透湿度を求めた。
【0027】(2)  透明性 耐候性テストにかける前のフィルムの全光線透過率を日
本電色工業製の色差計1001DPで測定し、フィルム
の透明性とした。
【0028】(3)  耐候性 フッ素系樹脂層面にスガ試験機製のサンサャインウェザ
オメーターにより5000HR紫外線を照射した後、フ
ィルムの全光線透過率を日本電色工業製の色差系100
1DPで測定し、UV照射前の全光線透過率からの低下
率を耐候性とした。
【0029】実施例1 紫外線遮断能を有する透明なポリフッ化ビニル(PVF
)フィルム(デュポンジャパン製テドラー100BG3
0UT、厚味25μ)の片面に、5×105 Torr
の真空下、電子ビーム加熱方式で純度99.9%の一酸
化ケイ素(SiO)を加熱蒸発させて厚さ1,000Å
のSO薄膜層を形成させた。ウレタン系接着剤を用い、
上記フィルムのSO薄膜層に厚さ50μのエチレンエチ
ルアクリレートの無延伸フィルムを積層し、透明積層フ
ィルムを得た(図1のフィルム構成)。
【0030】実施例2 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートの透明フィルム(
PET)(厚味12μ)の片面に実施例1と同様にして
厚さ1,000ÅのSO薄膜層を形成させた。ウレタン
系接着剤を用い、上記フィルムのSO薄膜層側に実施例
1で用いたのと同種のPVFフィルムを積層し、非SO
薄膜層側に実施例1で用いたのと同種のEEAフィルム
を積層し、透明積層フィルムを得た(図2のフィルム構
成)。
【0031】実施例3 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートの透明フィルム(
PET)(厚味12μ)の片面に実施例1と同様にして
厚さ1000ÅのSO薄膜層を形成させた。ウレタン系
接着剤を用い、上記フィルムのSO薄膜層側にポリ塩化
三フッ化エチレン(PCTFE)フィルム(ダイキン工
業製ネオフロンDF−0025、厚味25μ)を積層し
、非SO薄膜層側に実施例1で用いたのと同種のEEA
フィルムを積層し、透明積層フィルムを得た(図2のフ
ィルム構成)。なお、夫々のフィルムの積層に用いたウ
レタン系接着剤にはベンゾトリアゾール系の紫外線吸収
剤を接着剤固形分(ウレタン系接着剤と紫外線吸収剤の
合計量)に対して20wt%添加して積層フィルムに紫
外線遮断能を付与した。
【0032】実施例4 実施例2において、SO薄膜層を有するPETフィルム
をPVFとEEAの間に2枚積層した以外は、実施例2
と同様にして積層フィルムを得た(図3のフィルム構成
)。
【0033】実施例5 実施例1において、SO薄膜層の厚さを100Åとした
以外は、実施例1と同様にして積層フィルムを得た(図
1のフィルム構成)。
【0034】実施例6 実施例2において、SO薄膜層の厚さを100Åとした
以外は、実施例2と同様にして積層フィルムを得た(図
2のフィルム構成)。
【0035】比較例1 実施例1において、紫外線遮断能を有するPVFフィル
ムに代えて紫外線遮断能を有しないPVFフィルム(デ
ュポンジャパン製テドラー100BG30TR、厚味2
5μ)を用い、SO薄膜層の形成を行わなかった以外は
、実施例1と同様にして積層フィルムを得た。
【0036】比較例2 実施例1において、紫外線遮断能を有するPVFフィル
ムに代えて紫外線遮断能を有しないPVFフィルム(比
較例1と同種のもの)を用い、SO薄膜層の厚さを50
Åとした以外は、実施例1と同様にして積層フィルムを
得た(図1のフィルム構成)。
【0037】比較例3 実施例2において、紫外線遮断能を有するPVFフィル
ムに代えて紫外線遮断能を有しないPVFフィルム(比
較例1と同種のもの)を用い、SO薄膜層の厚さを50
Åとした以外は、実施例2と同様にして積層フィルムを
得た(図2のフィルム構成)。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、優れた耐
候性と防湿性とを有し、ヒートシールが可能な透明積層
フィルムが提供され、本発明の耐候性透明積層フィルム
は、特に、太陽電池やEL素子用の保護フィルムとして
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明積層フィルムの層構造例を示
す断面略図である。
【図2】本発明に係る透明積層フィルムの層構造例を示
す断面略図である。
【図3】本発明に係る透明積層フィルムの層構造例を示
す断面略図である。
【符号の説明】
1・・・・・フッ素系透明樹脂層 2・・・・・透明なケイ素酸化物薄膜層3・・・・・ヒ
ートシール可能な透明樹脂層4・・・・・接着剤層 5,6・・・透明な中間樹脂層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フッ素系透明樹脂層とヒートシール可
    能な透明樹脂層との間に厚さが100〜5,000Åの
    透明なケイ素酸化物薄膜層と所望により他の透明樹脂層
    とを必要に応じて透明接着剤層を介して積層配置し、そ
    して、ケイ素酸化物薄膜層を除く少なくとも1層に紫外
    線遮断機能を付与したことを特徴とする耐候性透明積層
    フィルム。
  2. 【請求項2】  ケイ素酸化物薄膜層がフッ素系透明樹
    脂層の表面に形成されていることを特徴とする請求項第
    1項記載の耐候性透明積層フィルム。
  3. 【請求項3】  ケイ素酸化物薄膜層がフッ素系透明樹
    脂層とヒートシール可能な透明樹脂層の間に位置する他
    の透明樹脂層の表面に形成されていることを特徴とする
    請求項第1項記載の耐候性透明積層フィルム。
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