JPH04246185A - 脱脂液、脱脂洗浄方法および脱脂洗浄装置 - Google Patents
脱脂液、脱脂洗浄方法および脱脂洗浄装置Info
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- JPH04246185A JPH04246185A JP903791A JP903791A JPH04246185A JP H04246185 A JPH04246185 A JP H04246185A JP 903791 A JP903791 A JP 903791A JP 903791 A JP903791 A JP 903791A JP H04246185 A JPH04246185 A JP H04246185A
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- degreasing
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
における外部記憶装置として使用される磁気ディスク装
置や光ディスク装置などの構成部品を機械加工する過程
で適用される、精密脱脂洗浄方法、脱脂液および脱脂洗
浄装置に関する。
における外部記憶装置として使用される磁気ディスク装
置や光ディスク装置などの構成部品を機械加工する過程
で適用される、精密脱脂洗浄方法、脱脂液および脱脂洗
浄装置に関する。
【0002】近年オゾン層破壊物質として全廃方向とな
ったフロン113 、メチルクロロホルム等の塩素系有
機溶剤以外の方法で、アルミニウム合金およびマグネシ
ウム合金を侵食することなしに脱脂することができ、し
かも脱脂によって離脱した機械切削油を浮上させて効果
的に分離できることが熱望されている。
ったフロン113 、メチルクロロホルム等の塩素系有
機溶剤以外の方法で、アルミニウム合金およびマグネシ
ウム合金を侵食することなしに脱脂することができ、し
かも脱脂によって離脱した機械切削油を浮上させて効果
的に分離できることが熱望されている。
【0003】
【従来の技術】磁気ディスク装置や光ディスク装置の構
成部品は、高速化・軽量化のために、アルミニウム合金
やマグネシウム合金のような軽合金が多く使用される。 これらの軽合金からなる外部記憶装置の構成部品は、超
精密に機械加工するために多量の切削油を噴射しながら
加工されるが、外部記憶装置として組み立てる前には、
完全に脱脂洗浄する必要がある。
成部品は、高速化・軽量化のために、アルミニウム合金
やマグネシウム合金のような軽合金が多く使用される。 これらの軽合金からなる外部記憶装置の構成部品は、超
精密に機械加工するために多量の切削油を噴射しながら
加工されるが、外部記憶装置として組み立てる前には、
完全に脱脂洗浄する必要がある。
【0004】またこれらの構成部品は、切削屑、腐食に
よる塵埃がわずかに発生しても、ヘッドクラッシュ等重
大な障害を引き起こす恐れがあり、サブミクロンの塵埃
発生も許されない。
よる塵埃がわずかに発生しても、ヘッドクラッシュ等重
大な障害を引き起こす恐れがあり、サブミクロンの塵埃
発生も許されない。
【0005】従来から、外部記憶装置に使用される軽合
金の構成部品は、機械加工後の切削油の脱脂にフロン1
13 あるいはメチルクロロホルムが使用され、浸漬あ
るいは蒸気洗浄により脱脂されていた。また、洗浄槽内
で被洗物を静止させた状態で、あるいは上下揺動させな
がら洗浄を行なっていた。
金の構成部品は、機械加工後の切削油の脱脂にフロン1
13 あるいはメチルクロロホルムが使用され、浸漬あ
るいは蒸気洗浄により脱脂されていた。また、洗浄槽内
で被洗物を静止させた状態で、あるいは上下揺動させな
がら洗浄を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】フロン113 あるい
はメチルクロロホルムは、近年オゾン層破壊物質として
、地球規模の環境保護のために世界的に全廃に向かって
いる。このような観点から、各社においても、フロン1
13あるいはメチルクロロホルムによる洗浄以外の代替
洗浄方法の開発が進められている。
はメチルクロロホルムは、近年オゾン層破壊物質として
、地球規模の環境保護のために世界的に全廃に向かって
いる。このような観点から、各社においても、フロン1
13あるいはメチルクロロホルムによる洗浄以外の代替
洗浄方法の開発が進められている。
【0007】代替洗浄方法としては、将来的に規制の心
配がなく、また引火の危険がない、水を用いた洗浄プロ
セスを採用することが望まれている。水を用いた洗浄プ
ロセスで重要なのは、前述のような軽合金からなる精密
機械加工部品を侵食することなく、かつ機械切削油の脱
脂能力に優れていることが要求される。
配がなく、また引火の危険がない、水を用いた洗浄プロ
セスを採用することが望まれている。水を用いた洗浄プ
ロセスで重要なのは、前述のような軽合金からなる精密
機械加工部品を侵食することなく、かつ機械切削油の脱
脂能力に優れていることが要求される。
【0008】また脱脂により離脱した機械切削油は、廃
水による環境汚染防止の観点から、脱脂液とは分離して
廃棄処理できるように、脱脂液に混入せずに浮上するこ
とが望まれる。
水による環境汚染防止の観点から、脱脂液とは分離して
廃棄処理できるように、脱脂液に混入せずに浮上するこ
とが望まれる。
【0009】そしてさらに、機械加工部品の盲タップ穴
内部の機械切削油や脱脂液を完全に除去できることが必
要である。
内部の機械切削油や脱脂液を完全に除去できることが必
要である。
【0010】ところが、図6からも明らかなように、前
述の軽合金であるアルミニウム合金は、PHが 9.5
を越えるあたりから侵食され始め、PHの上昇に伴い激
しく侵食されるようになる。一方マグネシウム合金は、
PHが10.6以上では侵食されないが、これを下回る
につれて激しく侵食されるようになる。このように、ア
ルミニウム合金とマグネシウム合金とでは、相反する性
質を有するため、アルミニウム、マグネシウム両合金が
侵食されない水溶性脱脂液を得ることは極めて困難であ
る。
述の軽合金であるアルミニウム合金は、PHが 9.5
を越えるあたりから侵食され始め、PHの上昇に伴い激
しく侵食されるようになる。一方マグネシウム合金は、
PHが10.6以上では侵食されないが、これを下回る
につれて激しく侵食されるようになる。このように、ア
ルミニウム合金とマグネシウム合金とでは、相反する性
質を有するため、アルミニウム、マグネシウム両合金が
侵食されない水溶性脱脂液を得ることは極めて困難であ
る。
【0011】また、アルミニウム合金に対して腐食抑制
作用のあるケイ酸ソーダを使用することも試みたが、ア
ルミニウム、マグネシウム両合金が比較的侵食されにく
いPH10近辺では、ケイ酸コロイドが発生し易い。脱
脂により離脱した機械切削油は、コロイドに捕獲され、
脱脂液中に混入するため、機械切削油を分離して廃棄す
ることが困難となる。
作用のあるケイ酸ソーダを使用することも試みたが、ア
ルミニウム、マグネシウム両合金が比較的侵食されにく
いPH10近辺では、ケイ酸コロイドが発生し易い。脱
脂により離脱した機械切削油は、コロイドに捕獲され、
脱脂液中に混入するため、機械切削油を分離して廃棄す
ることが困難となる。
【0012】さらに、図7に示す如く、盲タップ穴が1
u,1d,1l,1r,1f,1b などのように四方
八方にある部品2においては、各盲タップ穴内部の機械
切削油および脱脂液を確実に除去することが困難である
。
u,1d,1l,1r,1f,1b などのように四方
八方にある部品2においては、各盲タップ穴内部の機械
切削油および脱脂液を確実に除去することが困難である
。
【0013】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、フロンおよびメチルクロロホルム等の塩素系有
機溶剤による洗浄方法以外の方法で、アルミニウム合金
やマグネシウム合金からなる被洗物が侵食を受けること
なく、精密洗浄が確実に行えるようにすること、離脱し
た機械切削油が水溶性脱脂液に混入することなく浮上分
離し、廃水処理が容易に行なえるようにすること、盲タ
ップ穴内部の機械切削油や脱脂液を確実に除去可能とす
ることにある。
着目し、フロンおよびメチルクロロホルム等の塩素系有
機溶剤による洗浄方法以外の方法で、アルミニウム合金
やマグネシウム合金からなる被洗物が侵食を受けること
なく、精密洗浄が確実に行えるようにすること、離脱し
た機械切削油が水溶性脱脂液に混入することなく浮上分
離し、廃水処理が容易に行なえるようにすること、盲タ
ップ穴内部の機械切削油や脱脂液を確実に除去可能とす
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明による脱脂
液および脱脂洗浄方法の基本原理を説明する図である。 請求項1は、ピロリン酸塩、四ほう酸塩およびケイ酸ソ
ーダを含有し、かつPHが11.5〜13の範囲の水溶
液からなる脱脂液を特徴とするものである。
液および脱脂洗浄方法の基本原理を説明する図である。 請求項1は、ピロリン酸塩、四ほう酸塩およびケイ酸ソ
ーダを含有し、かつPHが11.5〜13の範囲の水溶
液からなる脱脂液を特徴とするものである。
【0015】請求項2は、前記のピロリン酸塩として、
ピロリン酸ナトリウムを使用し 10g/l以上、四ほ
う酸塩として四ほう酸ナトリウムを使用し 18g/l
以上、ケイ酸ソーダはSiO2として 15g/l以上
の濃度とし、かつPHが11.5〜13の範囲の水溶液
からなる脱脂液を特徴とするものである。
ピロリン酸ナトリウムを使用し 10g/l以上、四ほ
う酸塩として四ほう酸ナトリウムを使用し 18g/l
以上、ケイ酸ソーダはSiO2として 15g/l以上
の濃度とし、かつPHが11.5〜13の範囲の水溶液
からなる脱脂液を特徴とするものである。
【0016】請求項3は、脱脂洗浄方法であり、被洗物
を、地球の重力方向軸(Z軸)と直交する2軸(Xおよ
びY軸)を中心に少なくとも1回転させながら、脱脂ま
たは水洗することを特徴とする。すなわち、図2(a)
に示すように、被洗物2を、地球の重力方向軸(Z軸
)と直交するX軸を中心に回転させ、かつX軸と直交す
るY軸を中心に回転させる。しかも、少なくとも1回転
させる。
を、地球の重力方向軸(Z軸)と直交する2軸(Xおよ
びY軸)を中心に少なくとも1回転させながら、脱脂ま
たは水洗することを特徴とする。すなわち、図2(a)
に示すように、被洗物2を、地球の重力方向軸(Z軸
)と直交するX軸を中心に回転させ、かつX軸と直交す
るY軸を中心に回転させる。しかも、少なくとも1回転
させる。
【0017】請求項4は、請求項3の2軸方向回転方法
を実施する装置であって、脱脂槽または水洗槽内で水平
軸10、11を中心に回転するバスケット受け12、1
3が、一体となって回転できるように連結されている。 そして、両バスケット受け12、13には、少なくとも
2か所にバスケットの支持手段を有しており、バスケッ
ト4の前後左右の外壁には、前記の複数の支持手段に支
持される複数の被支持部5を有している。
を実施する装置であって、脱脂槽または水洗槽内で水平
軸10、11を中心に回転するバスケット受け12、1
3が、一体となって回転できるように連結されている。 そして、両バスケット受け12、13には、少なくとも
2か所にバスケットの支持手段を有しており、バスケッ
ト4の前後左右の外壁には、前記の複数の支持手段に支
持される複数の被支持部5を有している。
【0018】
【作用】請求項1の脱脂液は、ピロリン酸塩、四ほう酸
塩およびケイ酸ソーダを含有する水溶液から成る。四ほ
う酸塩は、ピロリン酸塩の存在のもとに、被洗物に付着
した機械切削油を細分化し、短時間で機械切削油を離脱
する作用がある。
塩およびケイ酸ソーダを含有する水溶液から成る。四ほ
う酸塩は、ピロリン酸塩の存在のもとに、被洗物に付着
した機械切削油を細分化し、短時間で機械切削油を離脱
する作用がある。
【0019】ケイ酸ソーダは、アルミニウム、マグネシ
ウム両合金の腐食抑制のために添加するものであるが、
PHが11.5以下ではケイ酸コロイドが発生し、離脱
した機械切削油がケイ酸コロイドに捕獲され、脱脂液に
混入して分離が困難になるため、PHを11.5以上に
上げ、コロイドが発生しない状態にする。このようにコ
ロイド無形成浴とすることで、離脱した機械切削油が浮
上するようになり、容易に油を分離し除去することがで
きる。
ウム両合金の腐食抑制のために添加するものであるが、
PHが11.5以下ではケイ酸コロイドが発生し、離脱
した機械切削油がケイ酸コロイドに捕獲され、脱脂液に
混入して分離が困難になるため、PHを11.5以上に
上げ、コロイドが発生しない状態にする。このようにコ
ロイド無形成浴とすることで、離脱した機械切削油が浮
上するようになり、容易に油を分離し除去することがで
きる。
【0020】しかし、PHを11.5以上に上昇させる
こと、図6に示すように、アルミニウム合金が侵食され
易い。 このように、PHを11.5以上に上昇させることおよ
びピロリン酸塩を含有することで、アルミニウムおよび
マグネシウム両合金が侵食されやすくなるので、SiO
2の濃度が 15g/l以上となるようケイ酸ソーダを
添加する。これにより、アルミニウム、マグネシウム両
合金は全く侵食されることなく、アルミニウムの耐蝕性
は図1の実線のように向上する。その結果、極めて短時
間で機械切削油を脱脂可能となり、離脱した機械切削油
の浮上、廃液処理も容易に行なうことができる。
こと、図6に示すように、アルミニウム合金が侵食され
易い。 このように、PHを11.5以上に上昇させることおよ
びピロリン酸塩を含有することで、アルミニウムおよび
マグネシウム両合金が侵食されやすくなるので、SiO
2の濃度が 15g/l以上となるようケイ酸ソーダを
添加する。これにより、アルミニウム、マグネシウム両
合金は全く侵食されることなく、アルミニウムの耐蝕性
は図1の実線のように向上する。その結果、極めて短時
間で機械切削油を脱脂可能となり、離脱した機械切削油
の浮上、廃液処理も容易に行なうことができる。
【0021】請求項2のように、ピロリン酸塩としてピ
ロリン酸ナトリウムを使用し 10g/l以上、四ほう
酸塩として四ほう酸ナトリウムを使用し 18g/l以
上、ケイ酸ソーダはSiO2として 15g/l以上の
濃度とすることで、機械切削油の脱脂作用、離脱した機
械切削油の浮上作用およびアルミニウム、マグネシウム
両合金の耐蝕性がより確実となる。
ロリン酸ナトリウムを使用し 10g/l以上、四ほう
酸塩として四ほう酸ナトリウムを使用し 18g/l以
上、ケイ酸ソーダはSiO2として 15g/l以上の
濃度とすることで、機械切削油の脱脂作用、離脱した機
械切削油の浮上作用およびアルミニウム、マグネシウム
両合金の耐蝕性がより確実となる。
【0022】なお、これらの脱脂液の濃度が高すぎると
、コスト高となり、また粘度が高すぎて取り扱いが不便
になる。
、コスト高となり、また粘度が高すぎて取り扱いが不便
になる。
【0023】また図2(a) に示すように、被洗物2
を、地球の重力方向軸(Z軸)と直交する2軸(Xおよ
びY軸)を中心に少なくとも1回転させながら、脱脂液
中または水中で脱脂または水洗すると、被洗物の形状が
複雑であったり、盲タップ穴が四方八方にある場合でも
、盲タップ穴内部の機械切削油や脱脂液を確実に除去す
ることが可能となる。
を、地球の重力方向軸(Z軸)と直交する2軸(Xおよ
びY軸)を中心に少なくとも1回転させながら、脱脂液
中または水中で脱脂または水洗すると、被洗物の形状が
複雑であったり、盲タップ穴が四方八方にある場合でも
、盲タップ穴内部の機械切削油や脱脂液を確実に除去す
ることが可能となる。
【0024】すなわち、脱脂処理の際は、脱脂液よりも
油の方が軽いため、図2(b) のように各盲タップ穴
が上向きとなった際に、該盲タップ穴1u内で、油が離
脱して浮上するので、油が容易に分離除去される。この
際、盲タップ穴1u内には、油の代わりに脱脂液が侵入
置換する。
油の方が軽いため、図2(b) のように各盲タップ穴
が上向きとなった際に、該盲タップ穴1u内で、油が離
脱して浮上するので、油が容易に分離除去される。この
際、盲タップ穴1u内には、油の代わりに脱脂液が侵入
置換する。
【0025】脱脂処理の後に、脱脂液を除去するために
水洗が行われるが、脱脂後の水洗工程では、図2(c)
のように各盲タップ穴が下向きとなった際に、該下向
きの盲タップ穴1d内では、脱脂液の方が水よりも重い
ため、脱脂液が重力で降下し除去される。
水洗が行われるが、脱脂後の水洗工程では、図2(c)
のように各盲タップ穴が下向きとなった際に、該下向
きの盲タップ穴1d内では、脱脂液の方が水よりも重い
ため、脱脂液が重力で降下し除去される。
【0026】なお、この2軸方向回転方法で脱脂する際
には、請求項1、2の脱脂液を用いることが有効である
。
には、請求項1、2の脱脂液を用いることが有効である
。
【0027】請求項3の2軸方向回転方法で脱脂または
脱脂後の洗浄を行なうのに、請求項4のように、脱脂槽
または水洗槽内で水平軸10、11を中心に回転するバ
スケット受け12、13は、少なくとも2か所のバスケ
ット支持手段19、19を有しており、バスケット4の
前後左右の外壁には、前記の複数の支持手段に支持され
る複数の被支持部5、5を有しているため、バスケット
4を取り外し、水平面内で90度回転してバスケット受
け12、13に取付けるだけで、水平方向のX軸、Y軸
を中心とした回転が可能となり、取り扱いも簡便である
。
脱脂後の洗浄を行なうのに、請求項4のように、脱脂槽
または水洗槽内で水平軸10、11を中心に回転するバ
スケット受け12、13は、少なくとも2か所のバスケ
ット支持手段19、19を有しており、バスケット4の
前後左右の外壁には、前記の複数の支持手段に支持され
る複数の被支持部5、5を有しているため、バスケット
4を取り外し、水平面内で90度回転してバスケット受
け12、13に取付けるだけで、水平方向のX軸、Y軸
を中心とした回転が可能となり、取り扱いも簡便である
。
【0028】
【実施例】次に本発明による脱脂液および脱脂洗浄方法
が実際上どのように具体化されるかを実施例で説明する
。まず、脱脂液について説明する。脱脂液は、ピロリン
酸ナトリウム、四ほう酸ナトリウムおよびケイ酸ソーダ
を含む水溶液であるが、ピロリン酸塩としては、ピロリ
ン酸ナトリウムのほか、ピロリン酸カリウムなども使用
可能である。
が実際上どのように具体化されるかを実施例で説明する
。まず、脱脂液について説明する。脱脂液は、ピロリン
酸ナトリウム、四ほう酸ナトリウムおよびケイ酸ソーダ
を含む水溶液であるが、ピロリン酸塩としては、ピロリ
ン酸ナトリウムのほか、ピロリン酸カリウムなども使用
可能である。
【0029】また、四ほう酸塩としては、四ほう酸ナト
リウムのほか、四ほう酸カリウムなども有効である。ケ
イ酸ソーダとしては、メタけい酸ソーダが有効であるが
、1号ケイソウと苛性ソーダを併用することもできる。
リウムのほか、四ほう酸カリウムなども有効である。ケ
イ酸ソーダとしては、メタけい酸ソーダが有効であるが
、1号ケイソウと苛性ソーダを併用することもできる。
【0030】次に、被洗物を、地球の重力方向軸(Z軸
)と直交する2軸(XおよびY軸)を中心に少なくとも
1回転させながら、脱脂または水洗するには、3rpm
以下程度でゆっくり回転させることが有効である。
)と直交する2軸(XおよびY軸)を中心に少なくとも
1回転させながら、脱脂または水洗するには、3rpm
以下程度でゆっくり回転させることが有効である。
【0031】図3、図4は、2軸方向回転機構を脱脂槽
に実施した例であり、図3は平面図、図4は部分断面・
正面図である。図5は、バスケットの斜視図である。
に実施した例であり、図3は平面図、図4は部分断面・
正面図である。図5は、バスケットの斜視図である。
【0032】3は脱脂槽であり、図5に例示するような
バスケット4に被洗物を内蔵した状態で、脱脂液中に浸
漬される。20は超音波発生器である。
バスケット4に被洗物を内蔵した状態で、脱脂液中に浸
漬される。20は超音波発生器である。
【0033】バスケット4は、直方体状をしており、前
後左右の4壁に、被支持部となる支持ピン5が2本ずつ
固設されている。また、上端には、対向する1辺に、取
っ手6が固設されている。
後左右の4壁に、被支持部となる支持ピン5が2本ずつ
固設されている。また、上端には、対向する1辺に、取
っ手6が固設されている。
【0034】Lは、液面のレベルであり、このレベルL
に合わせて、オーバーフロー壁7を有しており、その外
側には、分離された油の回収室8がある。脱脂槽3中で
、脱脂液の液面に分離浮上した油は、オーバーフロー壁
7を越え、回収室8を経て、垂直の配管9で回収され、
処理される。
に合わせて、オーバーフロー壁7を有しており、その外
側には、分離された油の回収室8がある。脱脂槽3中で
、脱脂液の液面に分離浮上した油は、オーバーフロー壁
7を越え、回収室8を経て、垂直の配管9で回収され、
処理される。
【0035】脱脂槽3の対向する1組の内壁に、水平の
軸10、11を介して、バスケット受け12、13が回
転可能に支持されており、両バスケット受け12、13
間が、左右両側のフレーム14、15で連結固定されて
いる片方の軸11には、駆動歯車16が同心状に取付け
られ、減速歯車17を介して、モータMの出力歯車18
に連結されている。そのため、バスケット受け12、1
3は、モータMによって、水平軸10、11を中心に連
続回転できる。
軸10、11を介して、バスケット受け12、13が回
転可能に支持されており、両バスケット受け12、13
間が、左右両側のフレーム14、15で連結固定されて
いる片方の軸11には、駆動歯車16が同心状に取付け
られ、減速歯車17を介して、モータMの出力歯車18
に連結されている。そのため、バスケット受け12、1
3は、モータMによって、水平軸10、11を中心に連
続回転できる。
【0036】バスケット受け12、13には、バスケッ
ト外壁の2本の支持ピン5、5と対応する位置に、ピン
受け用の凹部19、19を有しており、両凹部19、1
9中に、バスケット外壁の支持ピン5、5を挿入し、図
示されていない蓋板をスライドさせて、凹部19、19
の上を閉じる。この状態で、モータMによって、バスケ
ット受け12、13を回転させると、バスケット4も、
水平軸10、11を中心に回転する。
ト外壁の2本の支持ピン5、5と対応する位置に、ピン
受け用の凹部19、19を有しており、両凹部19、1
9中に、バスケット外壁の支持ピン5、5を挿入し、図
示されていない蓋板をスライドさせて、凹部19、19
の上を閉じる。この状態で、モータMによって、バスケ
ット受け12、13を回転させると、バスケット4も、
水平軸10、11を中心に回転する。
【0037】バスケット4には被洗物が内蔵され、かつ
バンドで固定されるため、バスケット4が少なくとも1
回転すると、被洗物も水平軸10、11を中心に少なく
とも1回転し、脱脂後の油が盲タップ穴中で浮上して流
れ出し、かつ脱脂液面に浮上して、回収室8側にオーバ
ーフローする。
バンドで固定されるため、バスケット4が少なくとも1
回転すると、被洗物も水平軸10、11を中心に少なく
とも1回転し、脱脂後の油が盲タップ穴中で浮上して流
れ出し、かつ脱脂液面に浮上して、回収室8側にオーバ
ーフローする。
【0038】こうして回転した後に、バスケット4を一
旦バスケット受け12、13から取り外し、水平面内で
90度回転して、他の2辺の支持ピン5、5をバスケッ
ト受け12、13の凹部19、19にはめ込み固定した
状態で、水平軸10、11を中心に少なくとも1回転さ
せる。
旦バスケット受け12、13から取り外し、水平面内で
90度回転して、他の2辺の支持ピン5、5をバスケッ
ト受け12、13の凹部19、19にはめ込み固定した
状態で、水平軸10、11を中心に少なくとも1回転さ
せる。
【0039】このように、90度向きを変えて、2度バ
スケットを回転させることにより、図2で示したX軸を
中心として回転と、Y軸を中心とする回転が行なわれる
。
スケットを回転させることにより、図2で示したX軸を
中心として回転と、Y軸を中心とする回転が行なわれる
。
【0040】最適な実施例は、請求項1、2記載の脱脂
液を用い、図3〜図5の2軸方向回転機構を内蔵した脱
脂槽で脱脂した後、脱脂液を除去するために、シャワー
水洗を行ない、その後水槽に浸漬して洗浄するのが良い
。2軸方向回転方法は、シャワー水洗およびその後の水
槽における浸漬洗浄のいずれにも適用される。なお最後
に、真空乾燥などによって、水分が除去される。
液を用い、図3〜図5の2軸方向回転機構を内蔵した脱
脂槽で脱脂した後、脱脂液を除去するために、シャワー
水洗を行ない、その後水槽に浸漬して洗浄するのが良い
。2軸方向回転方法は、シャワー水洗およびその後の水
槽における浸漬洗浄のいずれにも適用される。なお最後
に、真空乾燥などによって、水分が除去される。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピロリン
酸塩、四ほう酸塩およびケイ酸ソーダを含有し、かつP
Hが11.5〜13の範囲の水溶液を脱脂液として用い
ることで、フロンおよびメチルクロロホルム等の塩素系
有機溶剤を用いることなしに、アルミニウム合金やマグ
ネシウム合金からなる被洗物が侵食を受けることなく、
精密洗浄を確実に行うことができる。
酸塩、四ほう酸塩およびケイ酸ソーダを含有し、かつP
Hが11.5〜13の範囲の水溶液を脱脂液として用い
ることで、フロンおよびメチルクロロホルム等の塩素系
有機溶剤を用いることなしに、アルミニウム合金やマグ
ネシウム合金からなる被洗物が侵食を受けることなく、
精密洗浄を確実に行うことができる。
【0042】また、離脱した機械切削油が水溶性脱脂液
に混入することなく、浮上分離するので、廃油処理を容
易に行うことができる。請求項3、4に記載のように、
被洗物を2軸方向回転することで、盲タップ穴内部の機
械切削油や脱脂液を確実に除去することができる。
に混入することなく、浮上分離するので、廃油処理を容
易に行うことができる。請求項3、4に記載のように、
被洗物を2軸方向回転することで、盲タップ穴内部の機
械切削油や脱脂液を確実に除去することができる。
【図1】本発明による脱脂液の基本原理を説明する図で
ある。
ある。
【図2】(a) は2軸方向回転方法を示す斜視図、
(b)は上向きの盲タップ穴を示す断面図、 (c)は
下向きの盲タップ穴を示す断面図である。
(b)は上向きの盲タップ穴を示す断面図、 (c)は
下向きの盲タップ穴を示す断面図である。
【図3】2軸方向回転機構を脱脂槽に実施した例を示す
平面図である。
平面図である。
【図4】2軸方向回転機構を脱脂槽に実施した例を示す
部分断面・正面図である。
部分断面・正面図である。
【図5】バスケットを例示する斜視図である。
【図6】脱脂液のPHとアルミニウム合金およびマグネ
シウム合金の耐蝕性との関係を示す図である。
シウム合金の耐蝕性との関係を示す図である。
【図7】盲タップ穴を四方八方に有する被洗物を例示す
る斜視図である。
る斜視図である。
1,1u,1d,1l,1r,1f,1b 盲タップ穴
2 被洗物 3 脱脂槽 4 バスケット 5 支持ピン(被支持部) 6 取っ手 L 脱脂液の液面レベル 7 オーバーフロー壁 8 油の回収室 9 配管 10,11 水平の軸 12,13 バスケット受け 14,15 連結フレーム 16 駆動歯車 17 減速歯車 M モータ 18 出力歯車
2 被洗物 3 脱脂槽 4 バスケット 5 支持ピン(被支持部) 6 取っ手 L 脱脂液の液面レベル 7 オーバーフロー壁 8 油の回収室 9 配管 10,11 水平の軸 12,13 バスケット受け 14,15 連結フレーム 16 駆動歯車 17 減速歯車 M モータ 18 出力歯車
Claims (4)
- 【請求項1】 ピロリン酸塩、四ほう酸塩およびケイ
酸ソーダを含有し、かつPHが11.5〜13の範囲の
水溶液からなることをを特徴とする脱脂液。 - 【請求項2】 前記のピロリン酸塩としてピロリン酸
ナトリウムを使用し10g/l以上、四ほう酸塩として
四ほう酸ナトリウムを使用し 18g/l以上、ケイ酸
ソーダはSiO2として 15g/l以上の濃度とし、
かつPHが11.5〜13の範囲の水溶液からなること
を特徴とする請求項1記載の脱脂液。 - 【請求項3】 被洗物を、地球の重力方向軸(Z軸)
と直交する2軸(XおよびY軸)を中心に少なくとも1
回転させながら、脱脂または水洗することを特徴とする
脱脂洗浄方法。 - 【請求項4】 請求項3の方法を実施する装置であっ
て、脱脂槽または水洗槽内で水平軸(10)(11)を
中心に回転するバスケット受け(12)(13)が、一
体となって回転できるように連結されており、両バスケ
ット受け(12)(13)には、少なくとも2か所にバ
スケットの支持手段(19)(19)を有しており、バ
スケット(4) の前後左右の外壁には、前記の複数の
支持手段に支持される複数の被支持部(5)(5)を有
していること、を特徴とする脱脂洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP903791A JPH04246185A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 脱脂液、脱脂洗浄方法および脱脂洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP903791A JPH04246185A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 脱脂液、脱脂洗浄方法および脱脂洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04246185A true JPH04246185A (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=11709456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP903791A Pending JPH04246185A (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 脱脂液、脱脂洗浄方法および脱脂洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04246185A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04298274A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 超音波洗浄方法 |
| KR20210078990A (ko) * | 2019-12-19 | 2021-06-29 | 전북대학교산학협력단 | 저농도 알칼리 용액에서의 초음파 침지 세척 및 고온 건조에 의한 타이타늄 스크랩 전처리 방법 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5739182A (en) * | 1980-08-14 | 1982-03-04 | Fujitsu Ltd | Degreasing agent for aluminum |
| JPS5773094A (en) * | 1980-08-25 | 1982-05-07 | Hooker Chemicals Plastics Corp | Low temperature low foaming alkaline cleaner composition and method |
| JPS5758475B2 (ja) * | 1979-12-17 | 1982-12-09 | Ingersoll Rand Co | |
| JPS6417538U (ja) * | 1987-07-21 | 1989-01-27 |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP903791A patent/JPH04246185A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5758475B2 (ja) * | 1979-12-17 | 1982-12-09 | Ingersoll Rand Co | |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961008 |